JP2006156290A - 雄コネクタのピン保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ピン部材をコネクタハウジングに容易に圧入できて組立後に位置ずれを起こす虞もなく、もって安価に信頼性を高めることができる雄コネクタのピン保持構造を提供すること。
【解決手段】 雄コネクタ1は、雌コネクタを受け入れるための凹所2aを有して後壁部2bに複数のピン挿入孔2cが穿設された絶縁性のコネクタハウジング2と、L字形状に折曲された帯状金属板からなりピン挿入孔2cに圧入固定された複数本のピン部材3,4とを備えており、各ピン部材3,4にはコンタクト部3a,4aや端子部3b,4bやストッパ部3d,4d等が形成されている。これらのストッパ部3d,4dは後壁部2bの背面に当接している。そして、回路基板10を覆う絶縁性のケーシング13に後壁部2bの背面と対向する櫛歯状の突起部14を設け、各突起部14でストッパ部3d,4dを後方から位置規制するようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、コネクタハウジングに複数本のピン部材を圧入固定して構成され回路基板上に実装される雄コネクタに係り、特に、各ピン部材がL字形状に折曲された帯状金属板からなる雄コネクタのピン保持構造に関する。
この種の雄コネクタは、雌コネクタを受け入れるための凹所を有する絶縁性のコネクタハウジングと、該凹所内にコンタクト部を突出させた複数本のピン部材とを備えている。コネクタハウジングには前記凹所の奥側の後壁部に複数のピン挿入孔が穿設されており、これらのピン挿入孔に該後壁部の背面側から各ピン部材を圧入することによって、コネクタハウジングと各ピン部材とが一体化されている。また、L字形状に折曲された帯状金属板からなる各ピン部材は、一端部がコンタクト部で他端部が端子部となっている。
このように概略構成される雄コネクタは、各ピン部材の端子部を回路基板の配線パターンに半田付けすると共に、コネクタハウジングを該回路基板上に搭載して保持することにより実装されて、前記凹所内で各ピン部材のコンタクト部が該回路基板に対して略平行に配置される。そして、この雄コネクタに雌コネクタを装着する際には、雌コネクタの先端部をコネクタハウジングの凹所内へ差し込み、雌コネクタに埋設されている複数の筒状金具に雄コネクタの各コンタクト部を挿入せしめることによって、対応する筒状金具とピン部材とを電気的に接続するようになっている。また、雌コネクタを雄コネクタから取り外す際には、雌コネクタの先端部をコネクタハウジングの凹所内から引き抜いて、各筒状金具からコンタクト部を離脱せしめるようになっている(例えば、特許文献1参照)。なお、一般的にこの種の雄コネクタには、コンタクト部と端子部との間に幅広部が形成されており、この幅広部をコネクタハウジングの後壁部の背面に当接させることによって、前記凹所内へのコンタクト部の突出量を規定している。
特開2002−42948号公報(第2−6頁、図1)
ところで、前述した従来の雄コネクタでは、ピン挿入孔に対するピン部材の圧入強度が大きくない場合に、雌コネクタを装着する際の挿入力でピン部材のコンタクト部が後方へ押し込まれて位置ずれを起こしやすいため、雌コネクタを確実に装着できない虞があった。また、こうしてコンタクト部が位置ずれを起こすとピン部材の端子部が撓んでしまうので、ピン部材と回路基板とを電気的かつ機械的に接続している半田に過大なストレスが作用し、該半田にクラック等が生じる危険性が高まる。
そこで、雌コネクタや回路基板との接続の信頼性を高めるために、ピン挿入孔に対するピン部材の圧入強度が大きくなるように雄コネクタを設計することが考えられるが、このような設計にすると、ピン部材の圧入作業が煩雑化するため、雄コネクタの組立性が著しく劣化してしまう。しかも、僅かな寸法誤差でピン部材をピン挿入孔に圧入できなくなってしまうため、歩留まりが悪化して雄コネクタのコストアップを余儀なくされることになる。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、ピン部材をコネクタハウジングに容易に圧入できて組立後に位置ずれを起こす虞もなく、もって安価に信頼性を高めることができる雄コネクタのピン保持構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、雌コネクタを受け入れるための凹所を有して該凹所の奥側の後壁部に複数のピン挿入孔が穿設されている絶縁性のコネクタハウジングと、L字形状に折曲された帯状金属板からなり前記ピン挿入孔に圧入して前記コネクタハウジングに固定された複数本のピン部材とを備え、少なくとも一部が絶縁性のケーシングで覆われる回路基板上に実装された雄コネクタにおいて、前記ピン部材が、前記後壁部から前記回路基板と略平行に前記凹所内へ突出して前記雌コネクタに対し挿抜可能なコンタクト部と、前記回路基板に半田付けされて該回路基板上に起立する端子部と、該端子部と前記コンタクト部とを連結して一部が幅広なストッパ部となっている中間部とからなり、かつ、前記ケーシングに前記後壁部の背面と対向する突起部を設け、前記ストッパ部を前記後壁部の背面と前記突起部との間に挟み込むというピン保持構造にした。
このように雄コネクタの各ピン部材のストッパ部をコネクタハウジングの後壁部の背面とケーシングの突起部との間に挟み込んでおけば、雌コネクタを装着する際の挿入力でコンタクト部が後方へ押し込まれても、ストッパ部が突起部に位置規制されるためピン部材が位置ずれを起こすことはなく、それゆえ雌コネクタの装着に支障をきたす虞がなくなる。また、雌コネクタを取り外す際の抜去力でピン部材が前方へ引っ張られたときには、ストッパ部がコネクタハウジングの後壁部の背面に当接して位置規制されるため、やはりピン部材の位置ずれは回避できる。つまり、ピン挿入孔に対するピン部材の圧入強度を特に大きく設定しなくても、雌コネクタの着脱時にピン部材が位置ずれを起こす虞がないので、組立時にピン部材をコネクタハウジングに容易に圧入することができ、雄コネクタの組立性や歩留まりが良好となる。しかも、こうしてピン部材の位置ずれが防止できる構造にしてあると、その端子部が撓む虞がなくなるため、該端子部の半田付け箇所に過大なストレスが作用しなくなって半田接続の信頼性が向上する。
上記の構成において、複数本の前記ピン部材がその幅方向に所定の間隔を存して配設されている場合、前記ケーシングに前記突起部を櫛歯状に突設して、前記コネクタハウジングの前記後壁部の背面と前記各突起部との間に相異なる前記ピン部材の前記ストッパ部を一括して挟み込むようにすれば、突起部の数が減らせるため、ケーシングの形状を複雑化する必要がなくなる。特に、高さ寸法が異なる2種類のピン部材がそれぞれ複数本ずつ幅方向に所定の間隔を存して配設されている場合には、一方の種類の隣接する2本のピン部材のストッパ部と、他方の種類の隣接する2本のピン部材のストッパ部とを一括して、コネクタハウジングの後壁部の背面とケーシングの各突起部との間に挟み込むようにすることで、4本のピン部材のストッパ部を1個の突起部で後方から一括して位置規制できるようになるため、突起部の数を大幅に減らすことができて好ましい。
なお、このように複数本のピン部材がその幅方向に所定の間隔を存して配設されている場合には、コネクタハウジングの後壁部に、幅方向に隣接するピン部材のストッパ部どうしの間に位置する仕切り部を突設しておくことが好ましい。これにより、ストッパ部が側方へ変位したときに仕切り部に当接させて位置規制できるので、各ピン部材の幅方向のガタを確実に防止することができる。
また、上記の構成において、前記コネクタハウジングの前記後壁部に、その背面から突出して前記ストッパ部を板厚方向に挟持する複数のせり出し部を設けると共に、対をなす前記せり出し部の対向面の一部で前記ピン挿入孔に対して幅方向にずれた箇所に圧潰可能な凸部を設けておけば、組立時にピン部材のコンタクト部を凸部の干渉を受けずにピン挿入孔へ容易に圧入できると共に、該コンタクト部の圧入がほぼ完了した時点で、対をなすせり出し部の間へ圧入されるストッパ部によって凸部を若干押し潰すことができるので、組立性を損なわずに圧入強度を高めることが可能となる。
本発明による雄コネクタのピン保持構造は、雄コネクタの各ピン部材に形成したストッパ部をコネクタハウジングの後壁部の背面とケーシングの突起部との間に挟み込むというものなので、ピン挿入孔に対するピン部材の圧入強度を特に大きく設定しなくても、雌コネクタの着脱時にピン部材が位置ずれを起こす虞がない。したがって、雌コネクタの装着不良を回避できると共に、雄コネクタの組立時にピン部材をコネクタハウジングに容易に圧入することができて組立性や歩留まりが良好となる。また、こうしてピン部材の位置ずれを防止できる構造にしてあるため、ピン部材の端子部の撓みに起因する半田接続不良も回避できる。それゆえ、コストアップを伴わずに雄コネクタの信頼性を大幅に高めることが可能となる。
発明の実施の形態を図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係る雄コネクタの斜視図、図2は該雄コネクタを回路基板上に実装した状態を示す断面図、図3は該雄コネクタの正面図、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図、図5は該雄コネクタのコネクタハウジングの正面図、図6は該コネクタハウジングの背面図、図7は図6のVII部拡大図、図8は該コネクタハウジングの側面図、図9は該コネクタハウジングの上面図である。
これらの図に示す雄コネクタ1は、絶縁性のコネクタハウジング2と、L字形状に折曲された8本の第1のピン部材3と、同じくL字形状に折曲された8本の第2のピン部材4とによって構成されている。図2に示すように、この雄コネクタ1は回路基板10上に実装され、各ピン部材3,4の下端部が回路基板10の配線パターンのランド部11,12に半田付けされる。回路基板10の大部分は絶縁性のケーシング13によって覆われるが、このケーシング13にはコネクタハウジング2の背面側に配置される板状の突起部14が櫛歯状に突設されており、これらの突起部14が第1のピン部材3群の間および第2のピン部材4群の間に位置するようになっている(図4参照)。なお、図示は省略するが、回路基板10はケーシング13に直接もしくは任意部材を介して位置決めされた状態で保持されている。
雄コネクタ1の詳細な構成について説明すると、コネクタハウジング2には図2の矢印F方向から差し込まれる雌コネクタ(図示せず)を受け入れるための凹所2aが形成されている。凹所2aの前端(図2の右端)は開口端となっており、凹所2aの奥側の後壁部2bには上下に2列、計16個(上列に8個と下列に8個)のピン挿入孔2cが穿設されている。上列と下列のピン挿入孔2cの隣接間隔や大きさは同等であり、上列のピン挿入孔2cには第1のピン部材3が圧入固定され、下列のピン挿入孔2cには第2のピン部材4が圧入固定される。また、上列のピン挿入孔2cと下列のピン挿入孔2cは上下に重なり合う位置に穿設されている。
コネクタハウジング2の後壁部2bの背面には、各ピン部材3,4の板厚よりも僅かに広い間隙5を存して対向する横梁状のせり出し部2d,2eが上下に一対ずつ突設されていると共に、対をなすせり出し部2d,2eどうしを上下方向に橋絡するように幅狭な仕切り部2fが等間隔に突設されている。上側のせり出し部2d,2eは、その間隙5が上列のピン挿入孔2cと同じ高さ位置になるように設定されており、このうち一方のせり出し部2eには他方のせり出し部2dとの対向面にドーム形状の小さな凸部2gが複数箇所に形成されている(図7参照)。同様に、下側のせり出し部2d,2eは、その間隙5が下列のピン挿入孔2cと同じ高さ位置になるように設定されており、このうち一方のせり出し部2eには他方のせり出し部2dとの対向面にドーム形状の小さな凸部2gが複数箇所に形成されている。なお、凸部2gはピン挿入孔2cに対して幅方向にずれた箇所に形成されており、後述するように、各ピン部材3,4を間隙5内へ圧入する過程で凸部2gは若干圧潰されるようになっている。また、仕切り部2fは幅方向に隣接するピン挿入孔2c,2cの中間地点に形成されている。
第1および第2のピン部材3,4はいずれも帯状金属板からなり、図2に示すように、高さ寸法は第1のピン部材3が第2のピン部材4よりも大きいが、幅寸法は両者同等である。第1のピン部材3は、上列のピン挿入孔2cを貫通して凹所2a内へ突出するコンタクト部3aと、ランド部11に半田付けされて回路基板10上に起立する端子部3bと、これらコンタクト部3aと端子部3bとを連結する中間部3cとからなり、中間部3cの一部にピン挿入孔2cよりも幅広なストッパ部3dが形成されている。また、コンタクト部3aと中間部3cは回路基板10に対して略平行に配置され、ストッパ部3dは後壁部2bの背面に当接している。同様に、第2のピン部材4は、下列のピン挿入孔2cを貫通して凹所2a内へ突出するコンタクト部4aと、ランド部12に半田付けされて回路基板10上に起立する端子部4bと、これらコンタクト部4aと端子部4bとを連結する中間部4cとからなり、中間部4cの一部にピン挿入孔2cよりも幅広なストッパ部4dが形成されている。また、コンタクト部4aと中間部4cは回路基板10に対して略平行に配置され、ストッパ部4dは後壁部2bの背面に当接している。なお、各ピン部材3,4のコンタクト部3a,4aは前記雌コネクタに対して挿抜可能となっている。
このように構成される雄コネクタ1を組み立てる際には、コネクタハウジング2の後壁部2bに穿設されている上下2列のピン挿入孔2cに背面側から第1および第2のピン部材3,4を圧入固定する。すなわち、まず下列のピン挿入孔2c群に第2のピン部材4を圧入してストッパ部4dを後壁部2bの背面に当接させることにより、コンタクト部4aが凹所2a内へ必要量だけ突出し、かつ、ストッパ部4dが下側のせり出し部2d,2eに挟持された状態となるので、第2のピン部材4はコネクタハウジング2に位置決め固定される。次に、上列のピン挿入孔2c群に第1のピン部材3を圧入してストッパ部3dを後壁部2bの背面に当接させることにより、コンタクト部3aが凹所2a内へ必要量だけ突出し、かつ、ストッパ部3dが上側のせり出し部2d,2eに挟持された状態となるので、第1のピン部材3はコネクタハウジング2に位置決め固定される。そして、この雄コネクタ1を回路基板10上の所定位置に位置決め突起15で位置決めして搭載し、各ピン部材3,4の端子部3b,4bをランド11,12に半田付けした後、回路基板10の大部分を覆うケーシング13を取り付ける。これにより、ケーシング13の櫛歯状の突起部14が第1のピン部材3群の間および第2のピン部材4群の間に配置されるため、各ピン部材3,4のストッパ部3d,4dは後壁部2bの背面と各突起部14との間に挟み込まれる(図2および図4参照)。なお、上列のピン挿入孔2cと下列のピン挿入孔2cが上下に重なり合う位置に穿設されていることから、各ピン部材3,4のストッパ部3d,4dも上下に重なり合っており、それゆえ上列で隣接する第1のピン部材3,3の各ストッパ部3dおよび下列で隣接する第2のピン部材4,4の各ストッパ部4dを1個の突起部14で後方から一括して位置規制できるようになっている。また、コネクタハウジング2は位置決め突起15によって回路基板10との相対位置が決まり、回路基板10とケーシング13の相対位置も前述したように決まっているので、後壁部2bと突起部14の相対位置も定まったものとなり、突起部14とストッパ部4dとが当接することを防止でき、また少ない隙間とすることができる。
上述したように本実施形態例に係る雄コネクタ1は、第1および第2のピン部材3,4のストッパ部3d,4dをコネクタハウジング2の後壁部2bの背面とケーシング13の突起部14との間に挟み込んでいるので、雌コネクタを装着する際の挿入力でコンタクト部3a,4aが後方へ押し込まれても、ストッパ部3d,4dが突起部14に位置規制されるため、ピン部材3,4が位置ずれを起こすことはなく、それゆえ雌コネクタの装着に支障をきたす虞がない。また、雌コネクタを取り外す際の抜去力でピン部材3,4が前方へ引っ張られたときには、ストッパ部3d,4dがコネクタハウジング2の後壁部2bに位置規制されるため、やはりピン部材3,4の位置ずれは回避できる。つまり、ピン挿入孔2cに対するピン部材3,4の圧入強度を特に大きく設定しなくても、雌コネクタの着脱時にピン部材3,4が位置ずれを起こす虞がないので、組立時にピン部材3,4をコネクタハウジング2に容易に圧入することができ、雄コネクタの組立性や歩留まりが良好となる。また、こうして第1および第2のピン部材3,4の位置ずれを防止できる構造にしてあると、端子部3b,4bが撓む虞がなくなるため、端子部3d,4dの半田付け箇所に過大なストレスが作用しなくなり、半田接続の信頼性も向上する。
また、本実施形態例に係る雄コネクタ1では、コネクタハウジング2の後壁部2bの背面に突設したせり出し部2eに、ピン挿入孔2cに対して幅方向にずれた箇所で間隙5を狭める凸部2gが形成してあるので、組立時に第1および第2のピン部材3,4のコンタクト部3a,4aを凸部2gの干渉を受けずにピン挿入孔2cへ容易に圧入できると共に、コンタクト部3a,4aの圧入がほぼ完了した時点で、対をなすせり出し部2d,2eの間へ圧入されるストッパ部3d,4dによって凸部2gを若干押し潰すことができる。したがって、この雄コネクタ1は組立性を損なわずに圧入強度を高めることができる。
また、本実施形態例に係る雄コネクタ1では、上列で隣接する第1のピン部材3,3の各ストッパ部3dおよび下列で隣接する第2のピン部材4,4の各ストッパ部4dを、1個の突起部14で後方から一括して位置規制できるようになっているため、ピン部材3,4の総数が16個であるのに対し突起部14の数は7個で済み、よってケーシング13の形状を特に複雑化する必要はない。
また、本実施形態例に係る雄コネクタ1では、コネクタハウジング2の後壁部2bの背面に突設した仕切り部2fが、第1および第2のピン部材3,4のストッパ部3d,4dの側面に近接して配置されており、この仕切り部2fによってストッパ部3d,4dの側方への変位を位置規制できるので、各ピン部材3,4の幅方向のガタを確実に防止することができる。
なお、以上説明した実施形態例では、上下2列にピン部材3,4が配設されているが、ピン部材が1列の場合にも本発明は適用可能である。
本発明の実施形態例に係る雄コネクタの斜視図である。 該雄コネクタを回路基板上に実装した状態を示す断面図である。 該雄コネクタの正面図である。 図3のIV−IV線線に沿う断面図である。 該雄コネクタのコネクタハウジングの正面図である。 該コネクタハウジングの背面図である。 図6のVII部拡大図である。 該コネクタハウジングの側面図である。 該コネクタハウジングの上面図である。
符号の説明
1 雄コネクタ
2 コネクタハウジング
2a 凹所
2b 後壁部
2c ピン挿入孔
2d,2e せり出し部
2f 仕切り部
2g 凸部
3,4 ピン部材
3a,4a コンタクト部
3b,4b 端子部
3c,4c 中間部
3d,4d ストッパ部
10 回路基板
13 ケーシング
14 突起部
15 位置決め突起

Claims (5)

  1. 雌コネクタを受け入れるための凹所を有して該凹所の奥側の後壁部に複数のピン挿入孔が穿設されている絶縁性のコネクタハウジングと、L字形状に折曲された帯状金属板からなり前記ピン挿入孔に圧入して前記コネクタハウジングに固定された複数本のピン部材とを備え、少なくとも一部が絶縁性のケーシングで覆われる回路基板上に実装された雄コネクタであって、
    前記ピン部材が、前記後壁部から前記回路基板と略平行に前記凹所内へ突出して前記雌コネクタに対し挿抜可能なコンタクト部と、前記回路基板に半田付けされて該回路基板上に起立する端子部と、該端子部と前記コンタクト部とを連結して一部が幅広なストッパ部となっている中間部とからなり、かつ、前記ケーシングに前記後壁部の背面と対向する突起部を設け、前記ストッパ部を前記後壁部の背面と前記突起部との間に挟み込んだことを特徴とする雄コネクタのピン保持構造。
  2. 請求項1の記載において、複数本の前記ピン部材がその幅方向に所定の間隔を存して配設されていると共に、前記ケーシングに前記突起部が櫛歯状に突設されており、前記コネクタハウジングの前記後壁部の背面と前記各突起部との間に相異なる前記ピン部材の前記ストッパ部を一括して挟み込んだことを特徴とする雄コネクタのピン保持構造。
  3. 請求項2の記載において、高さ寸法が異なる2種類の前記ピン部材がそれぞれ複数本ずつ幅方向に所定の間隔を存して配設されており、一方の種類の隣接する2本の前記ピン部材の前記ストッパ部と、他方の種類の隣接する2本の前記ピン部材の前記ストッパ部とを一括して、前記後壁部の背面と前記各突起部との間に挟み込んだことを特徴とする雄コネクタのピン保持構造。
  4. 請求項2または3の記載において、前記コネクタハウジングの前記後壁部に、幅方向に隣接する前記ピン部材の前記ストッパ部どうしの間に位置する仕切り部を突設したことを特徴とする雄コネクタのピン保持構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項の記載において、前記コネクタハウジングの前記後壁部に、その背面から突出して前記ストッパ部を板厚方向に挟持する複数のせり出し部を設けると共に、対をなす前記せり出し部の対向面の一部で前記ピン挿入孔に対して幅方向にずれた箇所に圧潰可能な凸部を設けたことを特徴とする雄コネクタのピン保持構造。
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