JP2006156262A - 燃料電池システム - Google Patents

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JP2006156262A JP2004347918A JP2004347918A JP2006156262A JP 2006156262 A JP2006156262 A JP 2006156262A JP 2004347918 A JP2004347918 A JP 2004347918A JP 2004347918 A JP2004347918 A JP 2004347918A JP 2006156262 A JP2006156262 A JP 2006156262A
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敬一 広瀬
Kenji Kato
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Abstract

【課題】 循環電磁弁の状態を簡易に検知する。
【解決手段】 外気導入電磁弁28を開放し、循環電磁弁26を閉止した時から所定時間経過した後の、燃料ガスの圧力(三次圧センサ出力)が負圧(大気圧未満)となっていないことを連続して所定回数判定したことを連続して所定回数判定したとき、循環電磁弁26が異常と判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池システムにかかり、より詳細には、燃料ガスが流入される燃料室と、該酸化ガスが流入される酸化ガス室とを電解質層を介して隣接させ、燃料ガスと酸化ガスとの反応により発電する燃料電池を備えた燃料電池システムに関する。
従来、電解質層である高分子電解質膜を使用した燃料電池では、電解質膜を挟んで両側に燃料室及び酸素室が存在し、燃料室における燃料ガスが燃料極を介し、或いは、酸素室における酸化ガス(主として外気)が酸素極を介し、イオン化し、そのイオンを、電解質膜を介して取り出して電力を得ている。
上記燃料室の燃料ガス排出口は、燃料室に燃料ガスを供給する燃料ガス供給流路に接続された循環流路に接続され、循環流路には循環ポンプが設けられている。燃料室の燃料ガスは、酸化ガスと反応した後、循環ポンプにより吸引され、燃料ガス排出口を介して循環流路に排出され、更に循環ポンプにより燃料ガス供給流路に流入し、燃料室に再度流入される。
ところで、上記燃料電池から電力を得る必要のないときは、燃料室における燃料ガスを酸化ガスに置換して、上記イオン化を停止させている。このように燃料ガスを酸化ガスに置換する際に、燃料室に、燃料ガスと酸化ガスとが緩和的に混在すると、燃料室内において局部電池状態が発生し、燃料極の一部に異常燃焼が発生して、燃料極の耐久性を著しく悪化させてしまう。よって、燃料ガスが瞬時に酸化ガスと置換されることが望まれる。
そこで、本出願人は、上記循環流路を循環電磁弁で閉じると共に上記循環ポンプを稼動させ続け、燃料ガスが供給される燃料室内や、この燃料室に燃料ガスを供給・流入する供給流入路内を負圧にし、燃料室内や供給流入路内が所定の負圧状態となった場合に、外気導入用の電磁弁を開き、外気を、供給流入路を介して燃料室に導入する装置を提案している。このように、燃料室内や供給流入路内が所定の負圧状態となった場合に、外気導入用の電磁弁を開き、外気を、供給流入路を介して燃料室に導入するので、外気が所定の負圧状態となった燃料室内や供給流入路内に瞬時に導入し、燃料ガスを酸化ガスと瞬時に置換することができる。
特開2002−324564
しかしながら、上記装置では、循環電磁弁が正常に動作することが前提である。従って、仮に、循環電磁弁が正常に動作しなかった場合、即ち、循環流路の径が十分に閉じなかった場合、燃料室内や供給流入路内が所定の負圧状態にならない。また、仮に、燃料室内や供給流入路内が所定の負圧状態となったとしても、外気が、供給流入路や燃料室ばかりではなく、循環流路に燃料ガスの循環時の向きと逆向きに導入される。従って、燃料室の燃料ガスが、循環流路に排出されにくくなり、この結果、燃料室に燃料ガスと酸化ガスとが緩和的に混在することになる。よって、上記のように、燃料極の耐久性を悪化させてしまう。従って、循環電磁弁が正常に動作するか検知する必要がある。この場合、センサ等を設けて循環電磁弁が正常に動作するか検知することは、システムが煩雑となって妥当ではない。
本発明は、上記事実に鑑み成されたもので、開閉弁の状態を簡易に検知することの可能な燃料電池システムを提供することを目的とする。
以上のような課題を解決する本発明は、以下のような構成を有する。
(1) 燃料ガスが流入される燃料室と、該酸化ガスが流入される酸化ガス室とを電解質層を介して隣接させ、燃料ガスと酸化ガスとの反応により発電する燃料電池と、
前記燃料室に燃料ガスを供給する供給手段と、
前記燃料室の燃料ガスを強制的に吸引する吸引手段と、
前記吸引手段により吸引された燃料ガスが、前記供給手段に循環され又は外部に排出されるように選択的に切換える切換手段と、
前記燃料ガスの圧力を検出する検出手段と、
前記吸引手段により吸引された燃料ガスが、前記供給手段に循環する状態から、外部に排出されるように、前記切換手段を制御したときから所定時間経過した後に検出された燃料ガスの圧力に基づいて、前記切換手段の状態を判断する判断手段と、
を備えた燃料電池システム。
(2) 前記判断手段により前記切換手段が通常の動作状態でないと判断された場合に、前記切換手段が通常の動作状態でないことを報知する報知手段を更に備えたことを特徴とする上記(1)に記載の燃料電池システム。
(3) 燃料ガスが流入される燃料室と、該酸化ガスが流入される酸化ガス室と、を反応膜を介して隣接させ、燃料ガスと酸化ガスとの反応により発電する燃料電池と、
前記燃料室に接続され、燃料ガスを供給するための第1の供給路と、
前記第1の供給路に接続され、前記燃料電池内の燃料ガスの経路及び第1の供給路内に残留した燃料ガスを置換する置換ガスを供給するための第2の供給路と、
前記第2の供給路が接続される前記第1の供給路の上流側に位置して、前記第1の供給路を開閉する第1の開閉弁と、
前記第2の供給路を開閉する第2の開閉弁と、
前記第2の供給路の前記第2の開閉弁が設けられた位置よりも下流側に一端が接続され、前記燃料室に他端が接続され、前記燃料室の燃料ガスを、前記第2の供給路及び前記第1の供給路を介して前記燃料室に循環するための循環路と、
前記循環路に設けられ、前記燃料室の燃料ガスを、前記第2の供給路及び前記第1の供給路を介して前記燃料室に循環させる循環ポンプと、
前記循環路と前記第2の供給路との間に配置され、前記循環路を開閉する第3の開閉弁と、
前記循環路における前記第3の開閉弁と前記循環ポンプとの間に接続され、前記燃料ガスを外部に排出するための排出路と、
前記排出路を開閉する第4の開閉弁と、
前記燃焼室又は前記燃焼室の上流側の圧力を検出する検出手段と、
前記第1の開閉弁、前記第2の開閉弁、及び前記第3の開閉弁が閉止すると共に前記第4の開閉弁が開放するように制御すると共に、該制御したときから所定時間経過した後に検出された圧力に基づいて、前記第3の開閉弁の状態を判断する判断手段と、
を備えた燃料電池システム。
(4) 前記判断手段により前記第3の開閉弁が通常の動作状態でないと判断された場合に、前記第3の開閉弁が通常の動作状態でないことを報知する報知手段を更に備えたことを特徴とする上記(3)に記載の燃料電池システム。
請求項1に記載の発明によれば、検出手段により検出された燃料ガスの圧力に基づいて、切換手段弁の状態を判断し、切換手段を直接検査するのではないので、簡易に判断することができる。
即ち、本発明にかかる燃料電池は、燃料ガスが流入される燃料室と、該酸化ガス室と、を反応膜を介して隣接させ、燃料ガスと酸化ガスとの反応による電力を出力する。この燃料室には、供給手段から、燃料ガスが供給される。また、燃料室の燃料ガスは吸引手段により強制的に吸引される。切換手段は、吸引手段により吸引された燃料ガスが、供給手段に循環され又は外部に排出されるように選択的に切換える。ここで、吸引手段により吸引された燃料ガスが、供給手段に循環する状態から、外部に排出されるように、切換手段を制御した場合、切換手段が正常に動作すると、燃焼ガスの圧力は減少し、吸引手段は燃料室の燃料ガスを強制的に吸引するので、燃焼ガスの圧力は減少し、負圧になる。
しかし、吸引手段により吸引された燃料ガスが、供給手段に循環する状態から、外部に排出されるように、切換手段を制御しても、切換手段が正常に動作しないと、燃料室の燃料ガスは吸引手段により強制的に吸引されても、吸引された燃料ガスは供給手段に循環して、継続して負圧になることはない。よって、切換手段を制御したときから所定時間経過した後の検出手段により検出された燃料ガスの圧力に基づいて、切換手段の状態を判断することができる。
そこで、本発明は、吸引手段により吸引された燃料ガスが、供給手段に循環する状態から、外部に排出されるように、切換手段を制御したときから所定時間経過した後の検出手段により検出された燃料ガスの圧力に基づいて、切換手段の状態を判断する。
請求項2に記載の発明によれば、切換手段弁が通常の動作状態でないと判断された場合に、切換手段が通常の動作状態でないことを報知するので、利用者等に注意を促すことができる。
請求項3に記載の発明によれば、検出手段により検出された燃料ガスの圧力に基づいて、第3の開閉弁を判断し、切換手段を直接検査するのではないので、簡易に判断することができる。
即ち、燃料室には第1の供給路が接続され、燃料ガスが供給される。第1の供給路には、第2の供給路が接続され、後述するように、燃料ガスに置換される置換ガスが供給される。なお、第2の供給路が接続される第1の供給路の上流側には、第1の開閉弁が設けられ、第1の供給路を開閉する。また、第2の供給路は、第2の開閉弁により開閉される。
本発明では、上記第2供給路の第2開閉弁が設けられた位置よりも下流側に一端が接続され、燃料室に他端が接続された循環路が設けられ、燃料室の燃料ガスを、第2の供給路及び第1の供給路を介して燃料室に循環する役割を有する。この循環路には循環ポンプが設けられ、燃料室の燃料ガスを、第2の供給路及び前記第1の供給路を介して燃料室に循環させる。循環路と第2の供給路との間には、第3の開閉弁が配置され、循環路を開閉する。循環路における第3の開閉弁と循環ポンプとの間には排出路が設けられ、燃料ガスを外部に排出する。なお、排出路は、第4の開閉弁により開閉される。上記燃料電池から電力を出力させたい場合には、第1の開閉弁を開放して、第1の供給路を介して上記燃料室に燃料ガスを供給し、この燃料ガスと反応可能ガスとの反応により、電力が出力される。燃料室の燃焼ガスは、循環ポンプにより循環路を介して、第2の供給路及び第1の供給路を介して燃料室に循環させる。
一方、上記燃料電池から電力を出力させる必要がなくなると、燃料ガスを上記置換ガスに置換させたいが、ゆっくり置換させると上記のように、燃料室が劣化する。
そこで、本願発明は、燃料ガスを上記置換ガスに瞬時に置換させるため、次のように処理する。
まず、第1の開閉弁、第3の開閉弁を閉止すると共に、第4の開閉弁を開放する。循環ポンプが稼動し続けると、燃料室や供給手段内の燃焼ガスが、排出路を介して排出される。第1の開閉弁、第3の開閉弁を閉止し続けているので、燃料室や供給手段内が負圧になる。そこで、次に、第2の開閉弁を開放する。これにより、負圧になっている燃料室や供給手段内に、置換ガスが第2の供給路を介して導入され、燃料ガスを上記置換ガスに瞬時に置換させることができる。
以上のように、燃料ガスを上記置換ガスに瞬時に置換させることができるのは、第3の開閉弁が正常に動作することを前提にしている。第3の開閉弁が正常に動作しないと、循環ポンプからの燃料ガスが、排出路ばかりでなく、燃料室や供給手段内に循環する。よって、燃料室や供給手段内を負圧にすることができなくなるからである。よって、第3の開閉弁が正常に動作するかしないかが重要となる。ここで、上記のように、第3の開閉弁が正常に動作すると燃料ガスが負圧になるのに対し、第3の開閉弁が正常に動作しないと、燃料ガスが負圧にならない。従って、燃料ガスの圧力に基づいて、第3の開閉弁の状態を判断することができる。
そこで、本発明の判断手段は、前記第1の開閉弁、前記第2の開閉弁、及び前記第3の開閉弁が閉止すると共に前記第4の開閉弁が開放するように制御すると共に、該制御したときから所定時間経過した後の前記検出手段の圧力に基づいて、前記第3の開閉弁の状態を判断する。
このように本発明によれば、検出手段により検出された燃料ガスの圧力に基づいて、第3の開閉弁の状態を判断し、第3の開閉弁を直接検査するのではないので、簡易に判断することができる。
請求項4に記載の発明によれば、第3の開閉弁が通常の動作状態でないと判断された場合に、第3の開閉弁が通常の動作状態でないことを報知するので、利用者等に注意を促すことができる。
次にこの発明の好適実施形態について説明する。この実施形態は、電気自動車に搭載される燃料電池システムである。図1は、この発明の燃料電池システムの構成を示すブロック図である。図1に示されているように、この燃料電池システム1は燃料電池スタック100、水素貯蔵タンク11を含む燃料供給系10、空気供給系12、水供給系50、負荷系7とに大略構成される。
この燃料電池スタック100の構成について説明する。燃料電池スタック100は、燃料電池単位セル15と燃料電池セパレータ13とを交互に積層して構成されている。図2は、燃料電池用セパレータ13を示す全体正面図、図3は、燃料電池セパレータ13で構成された燃料電池スタック100の部分断面平面図(図2におけるA‐A断面図)、図4は、同じく部分断面側面図(図2及び図3におけるB−B断面図)、図5は、燃料電池セパレータ13の部分断面側面図(図2及び図3におけるC−C断面図)、図6は、燃料電池用セパレータ13の全体背面図である。
セパレータ13は、単位セル15の電極に接触して電流を外部に取り出すための集電部材3、4と、各集電部材3、4の周端部に外装される枠体8、9とを備えている。集電板である集電部材3、4は金属で構成されている。構成金属は、導電性と耐食性を備えた金属で、例えば、ステンレス、ニッケル合金、チタン合金等に耐蝕導電処理を施したもの等が挙げられる。
集電部材3は、単位セル15の燃料極に接触し、集電部材4は酸素極に接触する。集電部材3には、プレス加工によって、突出形成された複数の凸状部32が形成されている。
凸状部32は、板材の長辺に沿って短辺方向へ向けて、等間隔で配列されている。長辺に沿って(図2における横方向)配置された凸状部32の間に形成された溝によって、凸状部32の間には水素流路301が形成され、凸状部32の裏側に形成された溝33によって、水素流路302が形成されている。この凸状部32の頂点部分の面は、燃料極が接触する当接部321となっている。集電部材3が網体であるため、当接部321が接触する部分においても、網目(図示せず)を介して、燃料極は燃料ガスを供給することができる。また、水素流路301と水素流路302の間も、網目を介して、水素ガスが相互に流通可能となる。
集電部材3の両端部には、流通孔35が形成され、セパレータ13を積層した場合に、この流通孔35によって水素供給路が構成される。
集電部材4は、矩形の板材から成り、プレス加工によって、複数の凸状部42が形成されている。凸状部42は、板材の短辺に平行に直線状に連続して形成されており、等間隔で配置されている。凸状部42の間には、溝が形成されて、空気が流通する空気流路40が形成されている。この凸状部42の頂点部分の面は、酸素極が接触する当接部421となっている。また、凸状部42の裏側は溝状の中空部41となっており、中空部41の両端は、閉鎖されている。
以上のような集電部材3、4は、各凸状部32と凸状部42が外側となるように重ね合わされて固定される。このとき、集電部材3の裏側面34と空気流路40の裏側面403が当接した状態となり、相互に通電可能な状態となる。また、空気流路40は、図3及び図5に示されているように、単位セル15に重ね合わされ、溝の開口部400を閉鎖することにより、管状の流路が構成され、空気流路40の内壁の一部が酸素極で構成される。この空気流路40から、単位セル15の酸素極に酸素と水が供給される。酸素極に供給される酸素は、空気流路40を通過する空気中に含有される酸素である。
空気流路40の一端側開口部は、空気と水が流入する導入口43となり、他端の開口部は、空気と水が流出する導出口44となっている。この導入口43から導出口44までの空気流路40及びその集合体が、固体電解質膜に酸素を供給する酸素室(空気室)として機能する。以上のような構成において、空気流路40と中空部41は、交互に平行に配置され、相互に側壁47を挟んで隣接した構成となっている。
集電部材3、4には、枠体8、9がそれぞれ重ねられる。図2に示されているように、集電部材3に重ねられる枠体8は、凸状部32を収納する窓81が、中央に形成されている。また、両端部近傍には、集電部材3の流通孔35に合致する位置に孔83が形成されており、この孔83と窓81との間には、集電部材3に接触する側の平面に凹部が形成され、水素流通経路84が設けられている。また、集電部材3に接触する面に対して、反対側の平面には、輪郭が窓81に沿って形成された凹部が形成され、単位セル15が収納される収納部82が設けられている。この収納部82に収納された単位セル15の燃料極表面と、水素流路301、302と、窓81とによって、燃料室30が画成される。このように、燃料室は、燃料極に隣接して設けられ、酸素室は酸素極に隣接して設けられている。
集電部材4に重ねられる枠体9は、枠体8と同じ大きさに構成され、中央には、凸状部42を収納する窓91が形成されている。また、両端部近傍には、枠体8の孔83に合致する位置に孔93が形成されている。枠体8の集電部材4が重ねられる側の面には、枠体8の対向する一対の長辺に沿って溝が形成され、集電部材3、4に重ねることによって、空気流通路94、95が構成される構造となっている。空気流通路94の一端は、枠体8の長辺側の端面に形成された開口941に接続され、他端は空気流路40の導入口43に接続されている。
上流側の空気流通路94は、開口941側から空気流路40側へ向けて横断面積が漸減するように、端部内壁がテーパー面942となっており、後述する空気マニホールド54から噴射される霧状水の取り入れを容易としている。一方、下流側の空気流通路95の一端は、空気流路40の導出口44に接続され、他端は、枠体8の長辺側端面に形成された開口951に接続されている。空気流通路95は、開口951側から空気流路40側へ向けて横断面積が漸減するように、端部内壁がテーパー面952となっている。燃料電池スタック100が傾いた際にも、このテーパー面952によって、水の排出が維持される。また、枠体9の、集電部材4に接触する面に対して、反対側の平面には、輪郭が窓91に沿って形成された凹部が形成され、単位セル15が収納される収納部92が設けられている。
図7は単位セル15の拡大断面図である。単位セル15は、固体高分子電解質膜15aと、該固体高分子電解質膜15aの両側面にそれぞれ重ねられた酸化剤極である酸素極15bと燃料極15cとを備えていて、固体高分子電解質膜15aは、酸素極15bと燃料極15cとで挟持されている。固体高分子電解質膜15aは、収納部82、92に合致した大きさに形成され、酸素極15bと燃料極15cは、窓91、81に合致した大きさに形成されている。単位セル15の厚さは、枠体8、9や集電部材3、4の厚さに比べると極めて薄いので、図面では、一体の部材として表示している。
空気流路40の内壁には、親水性処理が施されている。内壁表面と水の接触角が40°以下、好ましくは30°以下となるように表面処理が施されているとよい。処理方法としては、親水処理剤を、表面に塗布する方法が取られる。塗布される処理剤としては、ポリアクリルアミド、ポリウレタン系樹脂、酸化チタン(Ti O2)等が挙げられる。
以上のように構成された枠体8、9によって集電部材3、4を保持してセパレータ13が構成され、セパレータ13と単位セル15を交互に積層して、燃料電池スタック100が構成される。図8は燃料電池スタック100の部分平面図である。燃料電池スタック100の上面には、多数の導入口43が開口し、この導入口43に、後述するように、空気マニホールド54から空気が流入するとともに、空気マニホールド54内で、水噴射手段であるノズル55から噴射された水が同時に流入する。導入口43から流入した空気と水は、潜熱冷却により集電部材3、4を冷却する。
次に、図1に示されている燃料電池システムの構成について説明する。
燃料供給系10の構成について、説明する。燃料ガスボンベである水素貯蔵タンク11には、燃料ガス供給流路201A、201Bを介して燃料電池スタック100のガス取入口201BINに接続されている。燃料ガス供給流路201Aには、水素元電磁弁18、一次センサS0、レギュレータ19、二次圧センサS1、並列接続された水素起動電磁弁20及び水素調圧弁21、ガス供給弁22、三次圧センサS2が順に設けられ、この燃料ガス供給流路201Aは、燃料ガス供給流路201Bに接続している。燃料ガス供給流路201Bには、リリーフ弁31が設けられ、燃料ガス供給流路201Bは、燃料電池スタック100の上記ガス取入口201BINに接続されている。第1の供給路は、燃料ガス供給流路201Bで構成される。燃料電池スタック100のガス排出口202OUTには、ガス排出流路202の一端が接続され、その他端は、レベルセンサS11が取り付けられたトラップ24に接続されている。トラップ24には、循環流路204の一端と、ガス導出路203の一端がそれぞれ接続されている。ガス導出路203の他端は、減圧排出路205に接続され、最終的には後述する空気排出路124に接続されている。ガス導出路203には、排気電磁弁27が設けられている。
循環流路204の他端は、外気流入路206に接続されている。循環流路204には、循環ポンプ25と、循環電磁弁26が設けられており、循環ポンプ25と循環電磁弁26の間には、減圧排出路205の一端が接続されている。減圧排出路205の他端は、空気排出路124に開口し、減圧排出路205には、減圧電磁弁23が設けられている。外気流入路206の他端は、外部に開口し、開口側からフィルタ29、外気導入電磁弁28の順に設けられている。
燃料ガス供給流路201、ガス排出流路202、循環流路204、外気導入電磁弁28により、ガスの循環経路が形成される。
次に空気供給系12について説明する。空気供給系12は、空気導入路123と、空気マニホールド54と、空気排出路124とを備えている。空気導入路123には、フィルタ121、外気温度センサS6、空気ファン122、ヒータH、空気入口温度センサS5、空気マニホールド54の順で流入方向に沿って設けられている。空気マニホールド54内には、冷却水を噴射するノズル55が設けられている。空気マニホールド54は、燃料電池スタック100の導入口43に空気を分割して流入させる。
空気排出路124は、燃料電池スタック100の導出口44に接続され、導出口44から流出した空気を合流させ、外部へ導流する。空気排出路124には、熱交換を促進するファンが取り付けられた凝縮器51及び凝縮器排気温センサS10が設けられ、続いてフィルタ125が接続されている。凝縮器51は、空気と水分を分離する。また、ノズル55から供給された水も、ここで、回収される。空気排出路124には、排気温度センサS9が設けられ、燃料電池スタック100の温度が間接的に検出される。
次に、水供給系について説明する。水供給系50は、貯水手段である水タンク53と、凝縮器51で回収した水を水タンク53へ導く導水路52と、水タンク53の水をノズル55へ導く給水路56とを有する。導水路52には、回収ポンプ62が設けられている。給水路56には、フィルタ64、水供給手段である供給ポンプ61、水供給電磁弁63が順に設けられている。給水路56には、外気取入路54が接続され、該導入路54には、外気取入電磁弁65が設けられている。水タンク53には、水温センサS7と、貯水量検出手段であるタンク水位センサS8が設けられている。凝縮器51と、導水路52と、回収ポンプ62とによって、水回収手段が構成される。
水回収手段は、これに加えて、燃料電池スタック100の下側に設けられ、ノズル55から噴射された水や、燃料電池スタック100の生成水等を受ける水受回収手段としての水受トレーに溜まった水を回収する構成を加えてもよく、凝縮器51が設けられていない場合には、水受トレーにより水の回収が行われる。また、凝縮器51や水受トレー等を、水タンク53よりも、鉛直方向において、上方に配置することにより、水の回収を重力により行う構成とすることが可能となる。この場合には、回収ポンプ62は不要となるが、切換手段による水の回収動作を制御するために、回収ポンプの代りに電磁開閉弁を設ける。
燃料電池スタック100には、負荷系7が接続されており、燃料電池スタック100で出力される電力は、この負荷系7に供給される。燃料電池スタック100の電極は、配線71を介してリレー72、72に接続され、さらに、リレー72、72は、インバータ73を介してモータ74に接続されている。また、インバータ73には、出力制御装置75を介して補助電源76が接続されている。
この負荷系7には、燃料電池スタック100の出力電圧を検出する電圧センサS4と、同じく出力電流を検出する電流センサS3が設けられている。
図9に示すように、燃料電池システム1の制御系は、各センサS0〜S11の検出値が入力され、レギュレータ19、各電磁弁18、20、22〜24、26〜28、63、65、各ポンプ25、62、61、ノズル55、ファン122、ヒータH、インバータ73、出力制御装置75を制御する制御装置(ECU)200を備えている。この制御装置200には、図示しないイグニッションスイッチが接続され、モータ74の駆動や停止の指示信号が入力される。
次に、本実施の形態における、循環電磁弁26の状態を検知する原理を説明する。
イグニッションスイッチがオフ、或は、定常発電状態において車両若しくは燃料電池自体に何らかの不具合が検知され停止動作に入った場合、燃料電池システムは、停止動作に入り、まず、定常発電運転の際に動作していた水素元電磁弁18、ガス供給弁22、循環電磁弁26、排気電磁弁27を閉じ、減圧電磁弁23を開放する。これにより、図10(A)に示すように、ガス供給弁22で端22P、減圧電磁弁23で端28P、循環電磁弁26で端26Pが形成され、これらと燃料ガス供給流路201A、201B、燃料室、ガス排出流路202で定まる空間が、減圧電磁弁23の位置23Pを介して外部に開放される。次に、循環ポンプ25の吸引動作を利用して、燃料電池スタック100内の水素系の圧力を減圧させる。
上記のように弁18、22、26、27を閉じ、弁23を開放する前(時刻t0前)は、図11及び図12(B)に示すように、三次圧センサS2の出力値Kは高圧Phであったものが、上記のように時刻t0で上記のように弁を弁18、22、26、27を閉じ、弁23を開放すると、端22P、28P、26Pと燃料ガス供給流路201A、201B、燃料室、ガス排出流路202で定まる空間が、減圧電磁弁23の位置23Pを介して外部に開放されるので、急激に減少する。三次圧センサS2の出力値Kは、時刻t0から所定時間T経過した時刻t1で大気圧に対応する出力値P0に到達し、更に減少を継続し、時刻tで、燃料電池スタック100および燃料ガス供給流路201B内の体積容量を置換できる程度の圧力(出力値P)まで減圧に達する。三次圧センサS2の出力値Kが出力値Pまで減圧されると、外気導入電磁弁28を開放する。このように、外気導入電磁弁28を開放すると、負圧化した燃料電池スタック100内に瞬間的に空気が流入し、燃料電池スタック100内の燃料室の燃料ガスが瞬間的に外気に置換される。これにより、図11に示すように、燃料電池の出力電流Mは、時刻tを経過すると、時間経過に対して指数関数的に下降する。
このような制御動作によって、負圧化した燃料電池スタック100内に瞬間的に空気を導入させることにより、本出願人は、水素と外気とが偏在することで生じる劣化反応の素過程を抑制することに成功している。このような停止時の連動制御を停止時劣化対策という。
なお、時刻t0で、弁18、22、26、27を閉じ、弁23を開放すると、循環ポンプ25に負荷がかかり、図11及び図12(A)に示すように、循環ポンプ25の駆動電流Lは瞬間的に大きく脈動し、ほぼ一定値となる。
しかしながら、この停止時劣化対策制御の際、循環電磁弁26が正常に動作しない、即ち、閉止しない場合は、図10(B)に示すように、端22P、28Pと燃料ガス供給流路201A、201B、燃料室、ガス排出流路202、更には循環電磁弁26の位置26Pを介して循環空間が形成されると共に、この空間は、減圧電磁弁23の位置23Pを介して外部に開放される。
このような場合、上記のように弁18、22、27を閉じ、弁23を開放する前は、図11及び図13(B)に示すように、三次圧センサS2の出力値Kは高圧Phであったものが、上記のように時刻t0で弁18、22、27を閉じ、弁23を開放すると、上記空間が、減圧電磁弁23の位置23Pを介して外部に開放されるので、急激に減少する。しかし、上記のように循環空間が形成されかつ外部にも開放されるため、三次圧センサS2の出力値Kは、時刻t0から所定時間T経過した時刻t1を経過し、大気圧に対応する出力値P0に到達しても、その後は、減少を継続せず、大気圧のままで維持され、負圧にはならない。なぜなら、循環ポンプ25により吸引されても燃料ガスは循環され、減少されないからである。
以上説明したように、循環電磁弁26が正常に動作すると、図11及び図12(B)に示すように、上記時刻t0から所定時間T経過した時刻t1で、三次圧センサS2の出力値Kは、大気圧に対応する出力値P0に到達し、更に減少を継続するのに対し、循環電磁弁26が正常に動作しないと、図13(B)に示すように、上記時刻t0から所定時間T経過した時刻t1した後、三次圧センサS2の出力値Kは、大気圧に対応する出力値P0に到達するが、出力値P0を下回ることはない。よって、三次圧センサS2の出力値K(燃料ガスの圧力(燃料室や燃料ガス供給路内の燃料ガスの圧力))から、循環電磁弁26が正常に動作したかしないかを判断することができる。これにより、循環電磁弁26の異常の早期発見と、これに起因する燃料電池の危険予知が行える。
なお、循環ポンプ25が正常に動作する場合には、図11、図12(A)、及び図13(A)に示すように、循環ポンプ25の駆動電流Lは瞬間的に大きく脈動するので、この駆動電流Lの状態から、循環ポンプ25の状態(正常、異常)を判断することができる。
次に、循環電磁弁26の状態の検知処理を、図14に示す、循環電磁弁の状態検知処理プログラムのフローチャートを参照して具体的に説明する。
上記のように、上記のように弁18、22、26、27が閉じ、弁23が開放するように制御し、循環ポンプ25の駆動電流Lから、循環ポンプ25が正常であると判断できた場合に、循環電磁弁の状態検知処理プログラムがスタートし、弁18、22、26、27が閉じ、弁23が開放するように制御した時刻t0から所定時間T経過したか否か判断し、上記時刻t0から所定時間T経過した時刻t1となった場合には、ステップ502で、本プログラムで使用する変数K、Cを0に初期化する。なお、本プログラムでは、循環電磁弁26の状態を複数回判定するものであり、Cは、この判定回数をカウントするための変数である。また、本プログラムでは、循環電磁弁26の状態が異常と判定されても、連続して所定回数異常と判定されたときに、循環電磁弁26の状態が異常であると最終的に結論するものであり、Kは、循環電磁弁26の状態が異常と連続判定された回数をカウントするための変数である。
ステップ504で、変数Cを1インクリメントし、ステップ506で、三次圧センサS2の出力値を取り込み、ステップ508で、三次圧センサS2の出力値が大気圧に対応する出力値P0未満となったか否かを判断する。
三次圧センサS2の出力値が大気圧に対応する出力値P0未満となったと判断された場合には、循環電磁弁26が正常に動作したと判断でき、ステップ510で、変数Kを0に初期化して、ステップ516で、変数Cが、予定される総判定回数C0となったか否かを判断する。
変数Cが、予定される総判定回数C0でない場合には、ステップ504に戻って、以上の処理(ステップ504〜516)を繰り返す。
一方、ステップ508で、三次圧センサS2の出力値が大気圧に対応する出力値P0未満と判断された場合には、循環電磁弁26が正常に動作していないと判断でき、循環電磁弁26が正常に動作していないことを連続してカウントするため、ステップ514で、変数Kを1インクリメントし、ステップ516で、変数Kが所定値Knとなったか否かを判断する。変数Kが所定値Knとなっていない場合には、循環電磁弁26が正常に動作していないことを連続して所定値カウントしていないので、ステップ516に進む。
しかし、変数Kが所定値Knとなった場合には、循環電磁弁26が正常に動作していないことを連続して所定値カウントしたので、ステップ518で、水素と空気との接触を避けるため安全に水素をスタックに閉じ込めた異常停止モードを実行して、安全に燃料電池を停止する。これにより燃料室における燃料ガスと酸化ガスとの接触による発電を回避することができ、燃料極の劣化を抑制することができる。
なお、上記ステップ516で、変数Cが、予定される総判定回数C0となった場合には、循環電磁弁26の状態を総判定回数C0判定する内に、循環電磁弁26が正常に動作していないことを連続して所定値カウントしていないので、循環電磁弁26の状態は正常であると判定することができるので、本プログラムを終了する。
以上説明したように本実施の形態では、循環電磁弁26を開放させた場合の三次圧力センサの出力値に基づいて、循環電磁弁26の状態を判断しているので、循環電磁弁26の状態を簡易に判断することができる。
また、本実施の形態では、循環電磁弁26の状態の判定処理を、停止時の連動制御を停止時劣化対策(負圧化した燃料電池スタック100内に瞬間的に空気を導入させる)と共に実行しているので、停止時劣化対策は、耐久性課題克服と補記不具合を検知できる非常に有効なシステム停止制御手法とすることができる。
更に、前述した実施形態では、異常を検知した場合には、上記異常停止モードを実行すると共に、警告表示するようにしてもよい。これにより利用者等に注意を促すことができる。
この発明の燃料電池システム1を示すブロック図である。 燃料電池スタックの構成を示す単電池の全体正面図である。 燃料電池スタックの部分断面平面図(A‐A断面図)である。 燃料電池スタックの部分断面側面図(B‐B断面図)である。 燃料電池セパレータの部分断面側面図(C‐C断面図)である。 燃料電池スタックを構成する単電池の全体背面図である。 単位セルの断面図である。 燃料電池スタックの部分平面図である。 燃料電池システムの制御系のブロック図である。 (A)は、循環電磁弁が正常に動作した場合の燃料ガスが存在する空間を、(B)は、循環電磁弁が正常に動作しなかった場合の燃料ガスが存在する空間を示す概念図である。 循環電磁弁が正常に動作した場合の燃料電子スタックの出力電流(M)、三次圧センサの出力電流(K)、及び循環ポンプの駆動電流(L)を示すグラフである。 循環電磁弁が正常に動作した場合の、(A)は循環ポンプの駆動電流L、(B)は、三次圧センサの出力電流(K)を示すグラフである。 循環電磁弁が正常に動作しなかった場合の、(A)は循環ポンプの駆動電流Lを示すグラフであり、(B)は、三次圧センサの出力電流(K)を、循環電磁弁が正常に動作しなかった場合の三次圧センサの出力電流(点線)と対比させて示すグラフである。 燃料電池システムの循環電磁弁の状態検知処理プログラムを示すフローチャートである。
符号の説明
1 燃料電池システム
11 水素貯蔵タンク(供給手段)
100 燃料電池スタック(燃料電池)
201A、201B 燃料ガス供給流路(第1の供給路、供給手段)
22 ガス供給弁(第1の開閉弁)
206 外気流入路(第2の供給路)
28 外気導入電磁弁(第2の開閉弁)
204 循環流路(循環路)
25 循環ポンプ(吸引手段)
202 ガス排出流路(吸引手段)
26 循環電磁弁(第3の開閉弁、切換手段)
205 減圧排出路(排出路)
23 減圧電磁弁(第4の開閉弁)
S2 三次圧センサ(検出手段)
200 制御装置(判断手段)

Claims (4)

  1. 燃料ガスが流入される燃料室と、酸化ガスが流入される酸化ガス室とを電解質層を介して隣接させ、燃料ガスと酸化ガスとの反応により発電する燃料電池と、
    前記燃料室に燃料ガスを供給する供給手段と、
    前記燃料室の燃料ガスを強制的に吸引する吸引手段と、
    前記吸引手段により吸引された燃料ガスが、前記供給手段に循環され又は外部に排出されるように選択的に切換える切換手段と、
    前記燃料ガスの圧力を検出する検出手段と、
    前記吸引手段により吸引された燃料ガスが、前記供給手段に循環する状態から、外部に排出されるように、前記切換手段を制御したときから所定時間経過した後に検出された燃料ガスの圧力に基づいて、前記切換手段の状態を判断する判断手段と、
    を備えた燃料電池システム。
  2. 前記判断手段により前記切換手段が通常の動作状態でないと判断された場合に、前記切換手段が通常の動作状態でないことを報知する報知手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 燃料ガスが流入される燃料室と、該酸化ガスが流入される酸化ガス室と、を反応膜を介して隣接させ、燃料ガスと酸化ガスとの反応により発電する燃料電池と、
    前記燃料室に接続され、燃料ガスを供給するための第1の供給路と、
    前記第1の供給路に接続され、前記燃料電池内の燃料ガスの経路及び第1の供給路内に残留した燃料ガスを置換する置換ガスを供給するための第2の供給路と、
    前記第2の供給路が接続される前記第1の供給路の上流側に位置して、前記第1の供給路を開閉する第1の開閉弁と、
    前記第2の供給路を開閉する第2の開閉弁と、
    前記第2の供給路の前記第2の開閉弁が設けられた位置よりも下流側に一端が接続され、前記燃料室に他端が接続され、前記燃料室の燃料ガスを、前記第2の供給路及び前記第1の供給路を介して前記燃料室に循環するための循環路と、
    前記循環路に設けられ、前記燃料室の燃料ガスを、前記第2の供給路及び前記第1の供給路を介して前記燃料室に循環させる循環ポンプと、
    前記循環路と前記第2の供給路との間に配置され、前記循環路を開閉する第3の開閉弁と、
    前記循環路における前記第3の開閉弁と前記循環ポンプとの間に接続され、前記燃料ガスを外部に排出するための排出路と、
    前記排出路を開閉する第4の開閉弁と、
    前記燃焼室又は前記燃焼室の上流側の圧力を検出する検出手段と、
    前記第1の開閉弁、前記第2の開閉弁、及び前記第3の開閉弁が閉止すると共に前記第4の開閉弁が開放するように制御すると共に、該制御したときから所定時間経過した後に検出された圧力に基づいて、前記第3の開閉弁の状態を判断する判断手段と、
    を備えた燃料電池システム。
  4. 前記判断手段により前記第3の開閉弁が通常の動作状態でないと判断された場合に、前記第3の開閉弁が通常の動作状態でないことを報知する報知手段を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載の燃料電池システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006185705A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Equos Research Co Ltd 燃料電池システム及び燃料電池システムにおける開放弁の故障判定方法
JP2006210086A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Equos Research Co Ltd 燃料電池システム及びその運転方法

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