JP2006155948A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者の加齢に伴う視機能の低下を考慮し、利用者が初めて使用したときと略同等の視力を得るように明るさを制御する。
【解決手段】この照明装置は、光源2、光源点灯装置3、通電検出部5、経過時間タイマ60、記憶部61、照度制御装置62を備え、電源ACと接続している。
先ず、利用者の操作により電源ACと通電状態になり、通電検出部5が上記通電状態を検出した後、経過時間タイマ60は、光源点灯装置3が初めて電源ACと通電してからの経過時間の計時を開始する。続いて、照度制御装置62は、経過時間タイマ60から上記経過時間を読み出す。照度制御装置62は、記憶部61に格納されている補正用テーブルを用いて上記経過時間における調光比を決定し、上記調光比に基づく調光信号を光源点灯装置3に出力する。光源点灯装置3は、上記調光信号に基づいて光源2に供給する電力の大きさを調整し、光源2を点灯させる。
【選択図】図1
【解決手段】この照明装置は、光源2、光源点灯装置3、通電検出部5、経過時間タイマ60、記憶部61、照度制御装置62を備え、電源ACと接続している。
先ず、利用者の操作により電源ACと通電状態になり、通電検出部5が上記通電状態を検出した後、経過時間タイマ60は、光源点灯装置3が初めて電源ACと通電してからの経過時間の計時を開始する。続いて、照度制御装置62は、経過時間タイマ60から上記経過時間を読み出す。照度制御装置62は、記憶部61に格納されている補正用テーブルを用いて上記経過時間における調光比を決定し、上記調光比に基づく調光信号を光源点灯装置3に出力する。光源点灯装置3は、上記調光信号に基づいて光源2に供給する電力の大きさを調整し、光源2を点灯させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、光源の光出力を制御可能とする照明装置に関するものである。
従来、この種の照明装置は、光源に供給する電力を一定に保つことにより、光源の光出力を一定に保っている。また、特許文献1には、図12に示すような、点灯時間に伴って光束が低下する放電灯(蛍光灯)70を光源として用いた場合に、上記放電灯70の点灯時間に伴って照度(放電灯70の光出力)が低下せずに一定に保つように、放電灯70に供給する電力を調整する照明装置7が開示されている。
また、特許文献2には、蛍光灯の光束低下を補償する方式により蛍光灯が寿命時間に達したことを報知する点灯装置が開示されている。
ところで、人間は加齢に伴いさまざまな機能低下が生じる。その中でも視覚系は、他の機能に比べて比較的早期に低下が生じることが知られている。具体的には、水晶体の黄変化による透過率の低下等が要因となり、高齢者は若年者に比べて目に入射した光の網膜に達するまでの光量の減衰率が高くなる。よって、目に入射した光による情報量は加齢に伴い確実に低下する。
非特許文献1には、ある年齢に対して各視力を得るために必要な指標と背景との間の輝度対比と、背景輝度との関係を表した等視力曲線の作成方法を示し、例えば読書作業時における視認性評価の検討について記載されている。
また、非特許文献2には、図13に示すような、高齢者のための作業別・領域別推奨照度について記載されている。図13より、1室1灯方式による居室の場合、高齢者のための全般照明は、若年者のための全般照明に対して1.5倍の明るさを必要としていることがわかる。
特開2001−15276号公報(第4頁−第6頁及び第1図)
特開2004−259533号公報(第8頁−第9頁及び第2図)
岩井、加齢の影響を加味した視認性評価方法−年齢別等視力曲線の作成−、照学誌、82−11、pp921−925、1998
横田、高齢者配慮の住宅照明の考え方、松下電工技報、No.55、p8−13、1996
しかしながら、上記従来の照明装置は、人間の加齢に伴う視機能の低下を考慮せず、照度を一定に保つように制御している。これにより、利用者は、加齢に伴い、視覚によって得られる情報量が少なくなってしまうという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、利用者の加齢に伴う視機能の低下を考慮し、利用者が初めて使用したときと略同等の視力を得るように明るさを制御することができる照明装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、光源と、前記光源に供給する電力を調整して前記光源の光出力を制御する点灯手段と、前記点灯手段が初めて電源と通電してからの経過時間を計時する経過時間計時手段と、予め利用者の加齢による視機能の低下を補償するように決められた比率に応じて前記光出力が前記経過時間に伴って上がるように前記電力の調整を前記点灯手段に指示する照度制御手段とを備えることを特徴とする。
この構成では、経過時間に伴い光源の光出力を徐々に上げることができるので、利用者の加齢に伴う視機能の低下を考慮し、利用者が初めて使用したときと略同等の視力を得るように明るさを制御することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記比率が、10年あたり1.29〜2.35倍であることを特徴とする。この構成では、利用者の加齢に伴う視機能の低下を考慮し、利用者が略同一の視力を得ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記比率が、10年あたり1.08〜1.15倍であることを特徴とする。この構成では、利用者の加齢に伴う視機能の低下を考慮し、利用者が住宅内の一般行為に必要な視力を得るように明るさを制御することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記電源による前記点灯手段への給電時間を前記光源の点灯時間として計時する点灯時間計時手段を備え、前記照度制御手段が、前記点灯時間に伴う前記光源の光束低下を抑制するように前記電力の調整を前記点灯手段に指示することを特徴とする。この構成では、光源の光束低下を抑制するように光源に供給する電力を制御することができるので、光源の寿命末期における光出力の低下を防止することができる。
本発明によれば、利用者の加齢に伴う視機能の低下を考慮し、利用者が初めて使用したときと略同等の視力を得るように明るさを制御することができる。
(実施形態1)
先ず、実施形態1の基本的な構成について図1〜3を用いて説明する。実施形態1の照明装置1は、図1に示すように、光源2、光源点灯装置3、通電検出部5、経過時間タイマ60、記憶部61、照度制御装置62を備え、電源ACと接続している。照明装置1は、例えば住宅用の場合、読書用スタンド、全般照明用器具等の照明器具であり、実施形態1では読書用スタンドである。利用者は、部屋の大きさ等を考慮して上記照明器具1を選択する。なお、電源ACは、例えば商用電源等であり、通電検出部5を介して光源点灯装置3に電力を供給している。
先ず、実施形態1の基本的な構成について図1〜3を用いて説明する。実施形態1の照明装置1は、図1に示すように、光源2、光源点灯装置3、通電検出部5、経過時間タイマ60、記憶部61、照度制御装置62を備え、電源ACと接続している。照明装置1は、例えば住宅用の場合、読書用スタンド、全般照明用器具等の照明器具であり、実施形態1では読書用スタンドである。利用者は、部屋の大きさ等を考慮して上記照明器具1を選択する。なお、電源ACは、例えば商用電源等であり、通電検出部5を介して光源点灯装置3に電力を供給している。
光源2は、例えばハロゲン電球、白熱電球、放電灯(蛍光灯)等があり、光源点灯装置3と接続し、上記光源点灯装置3から供給される電力に基づいて点灯する。上記光源2は、利用者にとって必要な明るさ、利用者の年齢等に応じて選択される。なお、ハロゲン電球等は、点灯時間に伴う光束低下が小さい。これに対して、放電灯等は、点灯時間に伴う光束低下が大きい。実施形態1では、光源2としてハロゲン電球等を用いている。
光源点灯装置3は、光源2、及び通電検出部5を介して電源ACと接続し、利用者の操作により電源ACと通電状態になる。光源点灯装置3は、後述する照度制御装置62からの調光信号に基づいて、電源ACから供給された電力を、光源2に供給する電力の大きさを調整して光源2の光出力を制御している。つまり、光源2に対して調光制御を行っている。具体的には、光源2がハロゲン電球又は白熱灯である場合、光源点灯装置3は、トライアックを含み、照度制御装置62から電源周波数に同期したPWM(Pulse Width Modulation)信号を調光信号として入力し、上記調光信号に基づいて上記トライアックをスイッチングすることにより、光源2に供給する電力の大きさを調整して光源2の光出力を制御している。また、光源2が放電灯(蛍光灯)である場合、光源点灯装置3は、インバータ回路を含み、照度制御装置62からの調光信号に基づいて、インバータ回路の動作周波数を変化させることにより、光源2に供給する電力の大きさを調整して光源2の光出力を制御している。
通電検出部5は、光源点灯装置3と電源ACとの間に設けられ、経過時間タイマ60と接続し、電源ACと光源点灯装置3とが通電しているか否かを検出し、検出信号を経過時間タイマ60に出力する。
経過時間タイマ60は、記憶部61、照度制御装置62とともにマイコン6により構成されている。経過時間タイマ60は、通電検出部5と接続し、上記通電検出部5から上記検出信号を入力した後、光源点灯装置3が初めて電源ACと通電してからの経過時間を計時する。上記経過時間は、言い換えると利用者が照明装置1を初めて使用してからの時間である。よって、経過時間タイマ60は、上記通電がなくなったとしても経過時間を計時し続け、光源2を交換する場合であっても、それまでに計時していた経過時間をリセットすることはない。上記より、経過時間タイマ60は専用の電源を内蔵している。
記憶部61は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)等の不揮発性メモリであり、照度制御装置62と接続し、上記照度制御装置62で用いる補正用テーブルを格納している。上記補正用テーブルは、上記経過時間と補正用の調光比とを対応付けたテーブルである。上記調光比は、光源2の光出力が経過時間毎に後述する予め利用者の加齢による視機能の低下を補償するように決められた比率になるように設定されている。
照度制御装置62は、光源点灯装置3、経過時間タイマ60及び記憶部61と接続している。照度制御装置62は、経過時間タイマ60から経過時間を読み出し、後述する予め利用者の加齢による視機能の低下を補償するように決められた比率に応じて、光源2の光出力が上記経過時間に伴って上がるように、光源2に供給する電力の調整を光源点灯装置3に指示している。具体的には、照度制御装置62は、経過時間タイマ60から経過時間を読み出した後、記憶部61に格納されている補正用テーブルを用いて上記経過時間における調光比を決定し、上記調光比に基づく調光信号を生成して光源点灯装置3に出力する。上記調光信号は、例えば矩形波信号(PWM信号)、アナログ信号等である。一例として、調光信号を矩形波信号とした場合、矩形波信号のデューティー比により調光比を表している。
次に、上記比率の設定方法について説明する。先ず、非特許文献1に基づいて作成した利用者の年齢に対する等視力曲線を図2に示す。図2は、輝度対比0.8のときに視力1.0を得るための背景輝度を算出し、上記背景輝度から照度を求めてプロットしたものである。なお、背景を反射率ρが80%の完全拡散面と仮定し、照度を背景輝度にπ/ρを乗じて求めている。図2より、利用者が同じ視力を得るために必要な照度は、利用者の加齢とともに増加していることがわかる。上記より、照度(光出力)を一定にする制御を行うのではなく、経過時間に伴って照度が上がるように制御を行う必要がある。
図2の結果に基づいて算出された照度増分比を表1に示す。なお、照明装置1の寿命が約10年である場合が多いので、10年間を単位としている。表1より、利用者が65歳以下であれば、10年間で照度を約1.29〜2.35倍に上げれば、利用者の視力が略同じになることがわかる。
上記より、利用者の加齢に応じた視覚特性を考慮し、実施形態1において、上記比率を、10年あたり1.29〜2.35倍のいずれかに設定している。補正用テーブルの各経過時間に対する調光比は、上記比率になるように設定されている。
上記比率を1.29倍又は2.35倍にしたときの、照明装置1の使用を開始してからの経過時間(照明装置1の使用時間)と、光源2の光出力比との関係を図3に示す。上記光出力比は、照明装置1の寿命末期における光源2の光出力に対する比率を表している。図3に示すように、初期に光源2を調光点灯させておき、徐々に光出力比を上げていき、照明装置1の寿命末期に光源2を全点灯(定格点灯)に近付けるように、光源2に供給する電力の大きさを制御すればよい。
次に、実施形態1の照明装置1の動作について図4を用いて説明する。先ず、利用者の操作により電源AC(図1参照)と通電状態になり、通電検出部5(図1参照)は上記通電状態を検出する(S1)。上記通電状態の検出後、経過時間タイマ60(図1参照)は、初期設定処理を行い、光源点灯装置3が初めて電源ACと通電してからの経過時間の計時を開始する(S2)。続いて、照度制御装置62(図1参照)は、経過時間タイマ60から上記経過時間を読み出す(S3)。照度制御装置62は、記憶部61(図1参照)に格納されている補正用テーブルを用いて上記経過時間における調光比を決定し(S4)、上記調光比に基づく調光信号を光源点灯装置3(図1参照)に出力する(S5)。光源点灯装置3は、上記調光信号に基づいて光源2(図1参照)に供給する電力の大きさを調整し、光源2を点灯させる(S6)。以後、予め決められた時間間隔で(S3)〜(S6)の動作を繰り返す。なお、利用者が照明装置1を再度使用する場合、(S2)の動作を行わず、(S1)、(S3)〜(S6)の動作を行う。
以上、実施形態1によれば、照明装置1の使用を開始してからの経過時間に伴い、光源2の光出力を徐々に上げることができるので、利用者の加齢に伴う視機能の低下を考慮し、利用者が初めて使用したときと略同一の視力を得るように明るさを制御することができる。
(実施形態2)
実施形態2の照明装置1は、全般照明用器具であり、図1に示すように、実施形態1の照明装置1と同様に光源2、光源点灯装置3、通電検出部5、経過時間タイマ60、記憶部61、照度制御装置62を備えているが、実施形態1の照明装置1にはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態2の照明装置1は、全般照明用器具であり、図1に示すように、実施形態1の照明装置1と同様に光源2、光源点灯装置3、通電検出部5、経過時間タイマ60、記憶部61、照度制御装置62を備えているが、実施形態1の照明装置1にはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態2では、光源2の光出力に対する予め利用者の加齢による視機能の低下を補償するように決められた比率が実施形態1の比率と異なっている。非特許文献2によると、若年者を20〜30代、高齢者を60〜70代とした場合に、高齢者は若年者の1.5倍の照度を必要としている(図13参照)。10年間の照度増分比に換算すると、照度増分比は、1.08〜1.15倍になる。具体的には、若年者を20代とし高齢者を70代とした場合では1.08になり、若年者を30代とし高齢者を60代とした場合では1.15になる。なお、照明装置1の平均寿命が約10年であるので、10年間を単位としている。
上記より、実施形態2において、上記比率を、10年あたり1.08〜1.15倍のいずれかに設定している。補正用テーブルの各経過時間に対する調光比は、上記比率になるように設定されている。記憶部61は、上記比率に基づいた補正用テーブルを格納している。
上記比率を1.08倍又は1.15倍にしたときの、照明装置1の使用を開始してからの経過時間と、光源2の光出力比との関係を図5に示す。上記光出力比は照明装置1の寿命末期における光源2の光出力に対する比率を表している。図5に示すように、初期に光源2を調光点灯させておき、徐々に光出力比を上げていき、照明装置1の寿命末期に光源2を全点灯に近付けるように、光源2に供給する電力の大きさを制御すればよい。
なお、実施形態2の照明装置1の動作は、実施形態1の照明装置1の動作と同様である(図4参照)。
以上、実施形態2によれば、利用者の加齢に伴う視機能の低下を考慮し、利用者が住宅内の一般行為に必要な視力を得るように明るさを制御することができる。
(実施形態3)
実施形態3の照明装置1は、読書用スタンドであり、図6に示すように、実施形態1の照明装置1(図1参照)と同様に光源2、光源点灯装置3、通電検出部5(すべて図1参照)、経過時間タイマ60を備えているが、実施形態1の照明装置1にはない以下に記載の特徴部分がある。なお、図6のA及びBは、図1のA及びBで通電検出部5及び光源点灯装置3と接続している。また、実施形態3では、光源2として蛍光灯を用いている。
実施形態3の照明装置1は、読書用スタンドであり、図6に示すように、実施形態1の照明装置1(図1参照)と同様に光源2、光源点灯装置3、通電検出部5(すべて図1参照)、経過時間タイマ60を備えているが、実施形態1の照明装置1にはない以下に記載の特徴部分がある。なお、図6のA及びBは、図1のA及びBで通電検出部5及び光源点灯装置3と接続している。また、実施形態3では、光源2として蛍光灯を用いている。
実施形態3の照明装置1は、点灯時間タイマ63を備えている。点灯時間タイマ63は、マイコン6により構成され、通電検出部5(図1参照)、記憶部61及び照度制御装置62と接続し、通電検出部5から通電の検出信号を入力する。上記点灯時間タイマ63は、上記検出信号の大きさが予め決められた大きさより大きくなっている期間を、電源ACによる光源点灯装置3(図1参照)への給電時間とし、上記給電時間を光源2(図1参照)の点灯時間として計時している。上記点灯時間は、言い換えると光源2の使用時間である。これにより、光源2の点灯及び消灯が比較的短時間で繰り返されるような使用形態であっても、光源2の点灯時間を正確に計時することができる。また、点灯時間タイマ63は、計時した点灯時間を記憶部61に記憶する。なお、光源2を交換する場合、点灯時間タイマ63は計時していた点灯時間をリセットする。
また、実施形態3の記憶部61は、点灯時間タイマ63と接続し、上記点灯時間を記憶するとともに、点灯時間と補正用の調光比とを対応付けた補正用テーブルを格納している。なお、実施形態3の記憶部61は、上記以外の点において、実施形態1の記憶部61(図1参照)と同様である。
実施形態3の照度制御装置62は、点灯時間タイマ63と接続し、経過時間タイマ60により計時された経過時間、及び点灯時間タイマ63により計時された点灯時間を読み出した後、記憶部61に格納されている補正用テーブルを用いて調光比を決定し、上記調光比に基づく調光信号を生成して光源点灯装置3に出力する。
ところで、光源2が蛍光灯である場合、光源2(図1参照)の光束は、図7に示すように、上記点灯時間に伴って低下し、寿命末期において約80%程度になる。従って、光源2の寿命による光束低下を考慮しながら照度(光源2の光出力)を徐々に上げるために、光源2に供給する電力の大きさを制御する必要がある。
上記より、実施形態3の照度制御装置62(図6参照)は、予め利用者の加齢による視機能の低下を補償するように決められた比率に応じて、光源2(図1参照)の光出力が上記経過時間に伴って上がるように、かつ、上記点灯時間に伴う光源2の光束低下を抑制するように光源2に供給する電力の大きさの調整を光源点灯装置3(図1参照)に指示している。なお、実施形態3の照度制御装置62は、上記以外の点において、実施形態1の照度制御装置62(図1参照)と同様である。
図8は、照明装置1(図6参照)の寿命までのうちの一部の期間において、照明装置1の使用を開始してからの経過時間と、光源2(図1参照)の光出力比、及びその光出力比を実現するために必要な光源2に供給する電力比との関係を示している。実線は光出力比を、点線は供給電力比を表している。上記光出力比は、照明装置1の寿命末期における光源2の光出力に対する比率を表し、上記供給電力比は、光源2の光束低下がない場合の照明装置1の寿命末期における光源2に供給する電力に対する比率を表している。図8に示すように、初期に光源2を調光点灯させておき、徐々に光出力比を上げていき、照明装置1の寿命末期に光源2を全点灯に近付けるように、光源2に供給する電力の大きさを制御すればよい。また、光源2の交換直後は、光源2の光束低下が小さくなるので、供給電力比は一旦、交換直前より小さくなる。なお、図8は、照明装置1の使用を開始してから連続して光源2を点灯させた場合としている。よって、上記経過時間は光源2の点灯時間と同じになる。
次に、実施形態3の照明装置1の動作について図9を用いて説明する。なお、図9のDは、図4のDとつながっている。先ず、実施形態1の(S1),(S2)(図4参照)と同様の動作を行う(S1),(S2)。このとき、点灯時間タイマ63(図6参照)は、初期設定処理を行う。続いて、照度制御装置62(図6参照)は、経過時間タイマ60(図6参照)から経過時間を、記憶部61(図6参照)から点灯時間を読み出す(S3)。照度制御装置62は、記憶部61に格納されている補正用テーブルを用いて上記経過時間及び点灯時間における調光比を決定する(S4)。その後、実施形態1の(S5),(S6)(図4参照)と同様の動作を行う(S5),(S6)。次に、点灯時間タイマ63は今回の点灯時間を計時する(S7)。続いて、照度制御装置62は、これまでの点灯時間に今回の点灯時間を加えたものを新たな点灯時間として記憶部61に書き込む(S8)。以後、予め決められた時間間隔で(S3)〜(S8)の動作を行い、照度制御装置62による記憶部61からの点灯時間の読み出し、調光制御、記憶部61への点灯時間の書き込みを繰り返す。なお、利用者が照明装置1を再度使用する場合、実施形態1と同様に(S2)の動作を行わず、(S1)、(S3)〜(S8)の動作を行う。
以上、実施形態3によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができるとともに、光源2の光束低下を抑制するように光源2に供給する電力を制御することができるので、光源2の寿命末期における光出力の低下を防止することができる。
(実施形態4)
実施形態4の照明装置1は、全般照明用器具であり、図6に示すように、実施形態3の照明装置1と同様に光源2、光源点灯装置3、通電検出部5(すべて図1参照)、経過時間タイマ60、記憶部61、照度制御装置62、点灯時間タイマ63を備えているが、実施形態3の照明装置1にはない以下に記載の特徴部分がある。なお、実施形態4では、光源2として蛍光灯を用いている。
実施形態4の照明装置1は、全般照明用器具であり、図6に示すように、実施形態3の照明装置1と同様に光源2、光源点灯装置3、通電検出部5(すべて図1参照)、経過時間タイマ60、記憶部61、照度制御装置62、点灯時間タイマ63を備えているが、実施形態3の照明装置1にはない以下に記載の特徴部分がある。なお、実施形態4では、光源2として蛍光灯を用いている。
図10は、照明装置1(図6参照)の寿命までのうちの一部の期間において、照明装置1の使用を開始してからの経過時間と、光源2(図1参照)の光出力比、及びその光出力比を実現するために必要な光源2に供給する電力比との関係を示している。実線は光出力比を、点線は供給電力比を表している。上記光出力比は、照明装置1の寿命末期における光源2の光出力に対する比率を表し、供給電力比は、光源2の光束低下がない場合の照明装置1の寿命末期における光源2に供給する電力に対する比率を表している。図10に示すように、初期に光源2を調光点灯させておき、徐々に光出力比を上げていき、照明装置1の寿命末期に光源2を全点灯に近付けるように、光源2に供給する電力の大きさを制御すればよい。また、光源2の交換直後は、光源2の光束低下が小さくなるので、供給電力比は一旦、交換直前より小さくなる。なお、図10は、照明装置1の使用を開始してから連続して光源2を点灯させた場合としている。よって、上記経過時間は光源2の点灯時間と同じになる。
なお、実施形態4の照明装置1の動作は、実施形態3の照明装置1と同様である(図9参照)。
以上、実施形態4によれば、利用者の加齢に伴う視機能の低下を考慮し、利用者が住宅内の一般行為に必要な視力を得るように明るさを制御することができる。また、光源2の光束低下を抑制するように光源2に供給する電力を制御することができるので、光源2の寿命末期における光出力の低下を防止することができる。
(実施形態5)
実施形態5の照明装置1は、実施形態1の照明装置1(図1参照)と同様に光源2、光源点灯装置3、通電検出部5(すべて図1参照)を備えているが、実施形態1の照明装置1にはない以下に記載の特徴部分がある。実施形態5の照明装置1は、図11に示すように、年齢入力部4を備えている。なお、図11のA及びBは、図1のA及びBで通電検出部5及び光源点灯装置3と接続している。
実施形態5の照明装置1は、実施形態1の照明装置1(図1参照)と同様に光源2、光源点灯装置3、通電検出部5(すべて図1参照)を備えているが、実施形態1の照明装置1にはない以下に記載の特徴部分がある。実施形態5の照明装置1は、図11に示すように、年齢入力部4を備えている。なお、図11のA及びBは、図1のA及びBで通電検出部5及び光源点灯装置3と接続している。
年齢入力部4は、例えば、0〜9に対応する複数のキー、年齢に対応する複数のボタン等であり、照度制御装置62と接続し、利用者により自分の年齢が入力されるものである。利用者により入力された年齢情報は、照度制御装置62に出力される。
実施形態5の経過時間タイマ60は、通電検出部5から検出信号を入力し、照度制御装置62から上記年齢情報を入力した後、利用者が年齢を入力してからの経過時間を計時する。なお、経過時間の計時の開始は、限定されるものではなく、検出信号の有無に関わらず、年齢情報を入力した後であってもよい。逆に、年齢情報の入力の有無に関わらず、検出信号を入力した後であってもよい。また、実施形態5の経過時間タイマ60は、上記以外の点において、実施形態1の経過時間タイマ60(図1参照)と同様である。
実施形態5の記憶部61は、後述する利用者の年齢情報を記憶するとともに、年齢毎に補正用テーブルを格納している。なお、実施形態5の記憶部61は、上記以外の点において、実施形態1の記憶部61(図1参照)と同様である。
実施形態5の照度制御装置62は、上記年齢入力部4から利用者の年齢情報を入力して記憶部61に記憶させる。また、照度制御装置62は、経過時間タイマ60から経過時間を読み出し、年齢入力部4から入力された年齢毎に予め決められた比率に応じて、光源2の光出力が上記経過時間に伴って上がるように、光源2に供給する電力の調整を光源点灯装置3に指示している。具体的には、照度制御装置62は、経過時間タイマ60から経過時間を読み出した後、記憶部61に格納されている利用者の年齢に対応する補正用テーブルを用いて上記経過時間における調光比を決定し、上記調光比に基づく調光信号を生成して光源点灯装置3に出力する。なお、実施形態5においても実施形態1と同様に、上記比率を、10年あたり1.29〜2.35倍のいずれかに設定している。なお、実施形態5の照度制御装置62は、上記以外の点において、実施形態1の照度制御装置62(図1参照)と同様である。
次に、実施形態5の照明装置1の動作について説明する。先ず、実施形態1の(S1)(図4参照)と同様の動作を行う(S1)。次に、利用者が照明装置1を初めて使用する場合、年齢入力部4より利用者の年齢が入力され、照度制御装置62は、上記年齢情報を入力して記憶部61に記憶させる(S2)。通電状態の検出及び年齢情報の入力後、経過時間タイマ60は、初期設定処理を行い、利用者の年齢が入力されてからの経過時間の計時を開始する(S3)。続いて、照度制御装置62は、経過時間タイマ60から上記経過時間を読み出す(S4)。照度制御装置62は、記憶部61に格納されている上記年齢に対応する補正用テーブルを用いて上記経過時間における調光比を決定する(S5)。その後、実施形態1の(S5),(S6)(図4参照)と同様の動作を行って光源2を点灯させる(S6)。以後、予め決められた時間間隔で(S3)〜(S6)の動作を繰り返す。なお、利用者が照明装置1を再度使用する場合、(S2)の動作を行わず、(S1)、(S3)〜(S6)の動作を行う。
以上、実施形態5によれば、利用者の年齢に応じて光源2の光出力の比率を設定することができるので、より利用者が初めて使用したときと同等の視力を得るように明るさを制御することができる。
なお、実施形態5の変形例として、上記予め利用者の加齢による視機能の低下を補償するように決められた比率を、10年あたり1.08〜1.15倍のいずれかに設定してもよい。このようにすると、利用者の加齢に伴う視機能の低下を考慮し、利用者が住宅内の一般行為に必要な視力を得るように明るさを制御することができる。
また、実施形態5の他の変形例として、照度制御装置は、予め利用者の加齢による視機能の低下を補償するように決められた比率に応じて、光源の光出力が上記経過時間に伴って上がるように、かつ、上記点灯時間に伴う光源の光束低下を抑制するように光源への電力の大きさの調整を光源点灯装置3に指示してもよい。このようにすると、光源の光束低下を抑制するように光源に供給する電力を制御することができるので、光源の寿命末期における光出力の低下を防止することができる。
1 照明装置
2 光源
3 光源点灯装置
5 通電検出部
60 経過時間タイマ
61 記憶部
62 照度制御装置
63 点灯時間タイマ
AC 電源
2 光源
3 光源点灯装置
5 通電検出部
60 経過時間タイマ
61 記憶部
62 照度制御装置
63 点灯時間タイマ
AC 電源
Claims (4)
- 光源と、
前記光源に供給する電力を調整して前記光源の光出力を制御する点灯手段と、
前記点灯手段が初めて電源と通電してからの経過時間を計時する経過時間計時手段と、
予め利用者の加齢による視機能の低下を補償するように決められた比率に応じて前記光出力が前記経過時間に伴って上がるように前記電力の調整を前記点灯手段に指示する照度制御手段と
を備えることを特徴とする照明装置。 - 前記比率が、10年あたり1.29〜2.35倍であることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 前記比率が、10年あたり1.08〜1.15倍であることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 前記電源による前記点灯手段への給電時間を前記光源の点灯時間として計時する点灯時間計時手段を備え、
前記照度制御手段が、前記点灯時間に伴う前記光源の光束低下を抑制するように前記電力の調整を前記点灯手段に指示する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004341077A JP2006155948A (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004341077A JP2006155948A (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | 照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006155948A true JP2006155948A (ja) | 2006-06-15 |
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ID=36633997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004341077A Withdrawn JP2006155948A (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | 照明装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006155948A (ja) |
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-
2004
- 2004-11-25 JP JP2004341077A patent/JP2006155948A/ja not_active Withdrawn
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