JP2006155466A - 文書処理装置、方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 入力データの文書情報を抽出し、文書情報を上位層で保存または変換内部の中間データで保持することによって、出力データの文書情報に入力データのものを引き継ぐこと。
【解決手段】 電子データを入力し、編集を行った後にユーザー指定のデータフォーマットに変換する際に、入力データから文書情報を抽出し、文書情報を上位のマネージャー層で管理し、出力データに入力データの文書情報を渡すことを特徴とする。
【選択図】 図4
【解決手段】 電子データを入力し、編集を行った後にユーザー指定のデータフォーマットに変換する際に、入力データから文書情報を抽出し、文書情報を上位のマネージャー層で管理し、出力データに入力データの文書情報を渡すことを特徴とする。
【選択図】 図4
Description
本発明は、電子データのファイル変換システムに関し、特にPDF(Portable Document Format)やPS(PostScript)あるいはSVG(Scalable Vector Graphics)、TIFF(Tagged Image File Format)といった電子データの入力を受け付け、それら入力されたデータを編集し、電子データとして変換する文書処理装置、方法、プログラム、及び記憶媒体に関する。
従来、ユーザーからPDFやPSやSVGあるいはTIFF形式のデータによる入力し、それらを必要に応じて編集し、ユーザーが指定したファイルフォーマットへ変換するシステムが提供されている。
また、PCから送信されたPDFファイルに含まれるオブジェクトを順次受信し、受信されたオブジェクトに対して、オブジェクト単位でデータサイズを小さくするための所定の圧縮処理を施して、圧縮処理が施されたオブジェクトを保存することが行なわれている。(特許文献1)
特開2004−202755公報
このようなシステムにおいては、入力データの文書情報(例を図6で示す)が出力データの文書情報へ引き継がれていない状態が存在する。よって、ユーザーとしては出力された電子データの文書情報が一部削除または新規に上書きされており、入力データのオリジナリティが失われていた(例を図7で示す)。
本発明は、入力データの文書情報を抽出し、文書情報を上位層で保存または変換内部の中間データで保持することによって、出力データの文書情報に入力データのものを引き継ぐことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の文書処理方法は、電子データを入力し、編集を行った後にユーザー指定のデータフォーマットに変換する文書処理方法において、入力データから文書情報を抽出するステップと、文書情報を上位のマネージャー層で管理するステップと、出力データに入力データの文書情報を渡すステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の文書処理装置は、電子データを入力し、編集を行った後にユーザー指定のデータフォーマットに変換する文書処理装置において、入力データから文書情報を抽出する手段と、文書情報を上位のマネージャー層で管理する手段と、出力データに入力データの文書情報を渡す手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の文書処理方法は、電子データを入力し、編集を行った後にユーザー指定のデータフォーマットに変換する文書処理方法において、入力データから文書情報を抽出するステップと、文書情報を中間データに格納するステップと、出力データに中間データの文書情報をコピーするステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の文書処理装置は、電子データを入力し、編集を行った後にユーザー指定のデータフォーマットに変換する文書処理装置において、入力データから文書情報を抽出する手段と、文書情報を中間データに格納する手段と、出力データに中間データの文書情報をコピーする手段とを有することを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、ファイルフォーマットの変換後も入力データの文書情報を変更せずに引き継ぐことが可能となる。よって、変換後においても、オリジナルデータとの差異を小さくすることができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、データ変換処理を行うソフトウェアがインストールされたパソコン及びサーバーの概略構成を示すブロック図である。図1において、1はCPU、即ち中央処理装置であり、本装置全体の制御及び演算処理を行う。2はRAM、即ちランダムアクセスメモリであり、処理毎にそれぞれのプログラム及びデータがロードされ、実行される領域である。3はROM、即ち読み出し専用メモリであり、システム制御プログラムや、フォントデータなどの記憶領域である。4はKBC、即ちキーボード制御部であり、キーボード5(KB)からのキー入力によりデータを受け取りCPU1へ伝達する。6はPRTC、即ちプリンタ制御部であり、プリンタ装置7(PRT)を制御するためのものである。プリンタ装置7は、レーザービームプリンタ、インクジェットプリンタなどである。8はCRTC、即ちディスプレイ制御部であり、ディスプレイ装置9(CRT)への表示制御を行う。10はDKC、即ちディスク制御部であり、データ伝送などの制御を行うものである。11はFD(フロピーディスク装置)あるいはHD(ハードディスク装置)あるいはCD(CDROM)などの外部記憶装置であり、プログラム及びデータを記憶させておき、実行時必要に応じて参照またはRAM2へロードする。12はシステムバスであり、上述の構成要素間におけるデータ転送の通路となるべきものである。
本装置は、基本I/O(入出力)プログラム、OS(オペレーティングシステム)、及び以下に説明するアプリケーションをCPU1が実行することにより動作する。
基本I/OプログラムはROM3に記憶されており、OSはHD11に書き込まれている。そして本装置の電源がONにされたとき、基本I/Oプログラム中のIPL(イニシャルプログラムローディング)機能によりHD11からOSがRAM2に読み込まれ、OSの動作が開始される。
図2は本発明にかかる図4および5の処理を行う際のROM3のメモリマップを示した図である。基本I/Oプログラムは、ROM3内のシステム起動プログラムによりRAM2に読み込まれる。また、外部記憶装置11としてのフロッピー(登録商標)ディスク装置、あるいはCD−ROMからアプリケーションプログラム及び関連データは、それらが一旦ハードディスク装置へインストールした状態で電源がオンされたときに、ハードディスク装置からRAM2にロードすることにより、実行することが可能となる。なお、ハードディスク装置へインストールせずに、直接フロッピー(登録商標)ディスク装置、或いはCD−ROMからRAM2にロードして実行することも可能である。なお、ファイルサーバーFSでは、電子ドキュメントデータ及び出力印刷機のデバイス情報が関連データの領域に形成されている。
次に図3のファイル変換モジュールの構成図について説明する。上位にあるモジュールマネージャーは、入力された電子データを、中間言語形式(中間データ)に変換する。この中間データを異なるファイルフォーマットの電子データに展開する。図3において、モジュールマネージャーは、PDFやPSといった電子データを受け取り、ユーザー指示命令に応じたドキュメントの展開処理をマネージメントするところである。簡単な例で説明すると、あるPDFファイルが入力され、TIFF形式の出力を指示する命令であったとする。このときモジュールマネージャーは、まずドキュメントのすべてのページに対してインタープリターにより解析を行い、中間データを生成する。そして中間データ編集モジュールによって、中間データでユーザーが指定した編集処理(拡大・縮小など)を行う。すべてのデータについて編集された中間データを作成したら、次はデータフォーマット変換部を起動し、中間データ1からユーザーが指定したファイルフォーマットに変換する処理を行う。モジュールマネージャーは、これらの一連の処理をマネージメントする。
図4は本実施の形態1における入力データのファイルフォーマット変換における一連の処理プログラムを示したフローチャートである。
ステップS401では、モジュールマネージャーが入力された電子ドキュメントを読み込み、インタープリターへ渡す。次にステップS402へ進み、インタープリターが入力ドキュメントを解釈し、ステップS403へ進む。ステップS403では、インタープリター内部でドキュメントを解釈しながらドキュメントの文書情報を抽出する。次にステップS404へ進み、抽出した文書情報をインタープリター内部のコールバック関数を用いて、上位のモジュールマネージャーに返す。次にステップS405へ進み、モジュールマネージャーがコールバック関数によって返された文書情報を保持する。次にステップS406へ進み、インタープリットしたドキュメントを、中間データに変換する。ここでいう中間データとは、図形であればベクトルレベルのデータ(たとえば輪郭データ)であり、文字等のフォントに関しては展開前の文字コードとサイズのみを保持している。よって、このような形式で表現されている状態であるので、拡大縮小等の編集処理に向いている。次にステップS407へ進み、拡大縮小といった編集処理を中間コードに対して行う。次にステップS408へ進み、データフォーマット変換部において、中間データをユーザーが指定したデータフォーマットへ変換する。次にステップS409へ進み、上位のモジュールマネージャーが保持していた入力データの文書情報をデータフォーマット変換部へ渡す。次にステップS410へ進み、モジュールマネージャーから渡された文書情報を、出力データの文書情報へコピーする。次にステップS411へ進み、ユーザーが指定したデータフォーマットに変換した出力データを作成する処理を行い、一連の処理を終了する。
(実施の形態2)
図5は本実施の形態2における入力データのファイルフォーマット変換における一連の処理プログラムを示したフローチャートである。
図5は本実施の形態2における入力データのファイルフォーマット変換における一連の処理プログラムを示したフローチャートである。
ステップS501では、モジュールマネージャーが入力された電子ドキュメントを読み込み、インタープリターへ渡す。次にステップS502へ進み、インタープリターが入力ドキュメントを解釈し、ステップS503へ進む。ステップS503では、インタープリター内部でドキュメントを解釈しながらドキュメントの文書情報を抽出する。次にステップS504へ進み、インタープリットしたドキュメントを、中間データに変換する。ここでいう中間データとは、図形であればベクトルレベルのデータ(たとえば輪郭データ)であり、文字等のフォントに関しては展開前の文字コードとサイズのみを保持している。よって、このような形式で表現されている状態であるので、拡大縮小等の編集処理に向いている。次にステップS505へ進み、インタープリター部で抽出した文書情報を中間データがもつ文書情報へコピーし、格納する。次にステップS506へ進み、拡大縮小といった編集処理を中間コードに対して行う。次にステップS507へ進み、データフォーマット変換部において、中間データをユーザーが指定したデータフォーマットへ変換する。次にステップS508へ進み、中間データが持つ文書情報を出力データの文書情報へコピーする。次にステップS509へ進み、ユーザーが指定したデータフォーマットに変換した出力データを作成する処理を行い、一連の処理を終了する。
Claims (20)
- 電子データを入力し、編集を行った後にユーザー指定のデータフォーマットに変換する文書処理方法において、入力データから文書情報を抽出するステップと、文書情報を上位のマネージャー層で管理するステップと、出力データに入力データの文書情報を渡すステップを有することを特徴とする文書処理方法。
- 前記入力データから文書情報を抽出するステップとは、入力データを上位のマネージャー層で受け取るステップと入力データを入力データフォーマットに応じたインタープリターで解釈するステップと解釈時に入力データの文書情報を抽出するステップを有することを特徴とする請求項1記載の文書処理方法。
- 前記文書情報を上位のマネージャー層で管理するステップとは、抽出された入力データの文書情報のみをインタープリター部から上位のマネージャー層へ返すステップと返された文書情報を保存するステップを有することを特徴とする請求項2記載の文書処理方法。
- 前記出力データに入力データの文書情報を渡すステップとは、ドキュメントを中間データに変換するステップと中間データを編集するステップと編集後の中間データをユーザー指定のデータフォーマットへ変換するステップと上位のマネージャー層が保持していた文書情報を出力データにコピーするステップと出力データを文書フォーマットとして作成するステップを有することを特徴とする請求項1記載の文書処理方法。
- 電子データを入力し、編集を行った後にユーザー指定のデータフォーマットに変換する文書処理装置において、入力データから文書情報を抽出する手段と、文書情報を上位のマネージャー層で管理する手段と、出力データに入力データの文書情報を渡す手段を有することを特徴とする文書処理装置。
- 前記入力データから文書情報を抽出する手段とは、入力データを上位のマネージャー層で受け取る手段と、入力データを入力データフォーマットに応じたインタープリターで解釈する手段と、解釈時に入力データの文書情報を抽出する手段を有することを特徴とする請求項5記載の文書処理装置。
- 前記文書情報を上位のマネージャー層で管理する手段とは、抽出された入力データの文書情報のみをインタープリター部から上位のマネージャー層へ返す手段と返された文書情報を保存する手段を有することを特徴とする請求項6記載の文書処理装置。
- 前記出力データに入力データの文書情報を渡す手段とは、ドキュメントを中間データに変換する手段と、中間データを編集する手段と編集後の中間データをユーザー指定のデータフォーマットへ変換する手段と、上位のマネージャー層が保持していた文書情報を出力データにコピーする手段と、出力データを文書フォーマットとして作成する手段を有することを特徴とする請求項5記載の文書処理装置。
- 請求項1乃至4記載の文書処理方法を実現するコンピュータ読み取り可能なプログラム。
- 請求項1乃至4記載の文書処理方法を実現するコンピュータ読み取り可能なプログラムを記憶する記憶媒体。
- 電子データを入力し、編集を行った後にユーザー指定のデータフォーマットに変換する文書処理方法において、入力データから文書情報を抽出するステップと、文書情報を中間データに格納するステップと、出力データに中間データの文書情報をコピーするステップとを有することを特徴とする文書処理方法。
- 前記入力データから文書情報を抽出するステップとは、入力データを上位のマネージャー層で受け取るステップと入力データを入力データフォーマットに応じたインタープリターで解釈するステップと解釈時に入力データの文書情報を抽出するステップを有することを特徴とする請求項11記載の文書処理方法。
- 前記文書情報を中間データに格納するステップとは、入力データから中間データを生成するステップと、前記抽出された入力データの文書情報のみを中間データの文書情報にコピーするステップを有することを特徴とする請求項12記載の文書処理方法。
- 前記出力データに中間データの文書情報をコピーするステップとは、中間データを編集するステップと編集後の中間データをユーザー指定のデータフォーマットへ変換するステップと、中間データが格納している文書情報を出力データにコピーするステップと、出力データを文書フォーマットとして作成するステップとを有することを特徴とする請求項11記載の文書処理方法。
- 電子データを入力し、編集を行った後にユーザー指定のデータフォーマットに変換する文書処理装置において、入力データから文書情報を抽出する手段と、文書情報を中間データに格納する手段と、出力データに中間データの文書情報をコピーする手段とを有することを特徴とする文書処理装置。
- 前記入力データから文書情報を抽出する手段とは、入力データを上位のマネージャー層で受け取る手段と入力データを入力データフォーマットに応じたインタープリターで解釈する手段と解釈時に入力データの文書情報を抽出する手段を有することを特徴とする請求項15記載の文書処理装置。
- 前記文書情報を中間データに格納する手段とは、入力データから中間データを生成する手段と、前記抽出された入力データの文書情報のみを中間データの文書情報にコピーする手段とを有することを特徴とする請求項16記載の文書処理装置。
- 出力データに中間データの文書情報をコピーする手段とは、中間データを編集する手段と編集後の中間データをユーザー指定のデータフォーマットへ変換する手段と、中間データが格納している文書情報を出力データにコピーする手段と、出力データを文書フォーマットとして作成する手段とを有することを特徴とする請求項15記載の文書処理装置。
- 請求項11乃至14記載の文書処理方法を実現するコンピュータ読み取り可能なプログラム。
- 請求項11乃至14記載の文書処理方法を実現するコンピュータ読み取り可能なプログラムを記憶する記憶媒体。
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JP2004348348A JP2006155466A (ja) | 2004-12-01 | 2004-12-01 | 文書処理装置、方法、プログラム、及び記憶媒体 |
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