JP2006154638A - 再生装置、画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 携帯用のオーディオデータ再生装置とされて省電力のために表示部の表示が所定操作に応じてのみ行われる場合において、表示の迅速化を図る。
【解決手段】 所要のグループ単位によりオーディオデータの管理が可能とされ、各グループに1枚の画像データを対応づけて記録することが可能とされている。このとき、再生中のオーディオデータについてグループチェンジが発生し表示すべき画像データが確定されたことに応じ、該画像データの表示のための準備処理を開始するものとすれば、表示をオンとする操作が行われた時点で表示準備処理を開始する従来よりも表示の迅速化を図ることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、オーディオデータと、オーディオデータに対応づけられた少なくとも画像データとが記録される記録媒体についての少なくとも再生が可能な再生装置と、画像表示方法に関する。
オーディオデータについて、近年では記録媒体の大記録容量化や音声圧縮技術の進歩により、1つの記録媒体に大量のデータを収録可能となっている。例えば、ハードディスク等に対しては数千、数万曲、またCDやMD等でもアルバム数十枚分のオーディオデータを収録可能となっている。
そして、このように大量のオーディオデータが収録可能であることに対応して、オーディオデータをトラック単位のみではなく、複数のトラックを含むグループ単位によっても管理できるようにしているものがある。このグループ管理により、グループごとの再生、またはグループをジャンプしてのオーディオデータの検索及び再生が可能となり、ユーザの使い勝手の向上が図られている。
また、記録媒体に対しては、オーディオデータに関連する情報として、トラックネームや上記したグループのネーム情報等のテキストデータと共に、画像データを記録可能としているものもある。そして、一般的にこのような画像データは、1グループに1枚を対応づけるようにされている。例えば、1グループが或るアルバム1枚分のオーディオデータによって構成される場合は、そのアルバムのジャケット写真等をそのグループと対応づけて記録するようにされる。そして、そのグループのオーディオデータの再生時には、このように対応づけられた画像データを表示するといったことが行われている。
ここで、オーディオデータの再生装置として、特にポータブルタイプのものは、上記のようなオーディオデータに対応づけられた画像データを、装置本体に設けられたLCD等の表示手段に表示するのが一般的となっている。
但しこの際、ポータブルタイプのものは電池駆動とされることから、より長時間の再生を可能とする目的で各種の省電力化のための工夫が凝らされている。その1つとして、上記のように本体側に設けられたLCD等のディスプレイでの画面表示は、ユーザの所定操作に応じてのみ行い、不要な画面表示は行わないように構成したものがある。また、これと共に、画面表示を行った際は、所定時間経過後に自動的にLCDをオフとする制御を行うことで、消費電力を削減するようにされている。
具体的に、このような再生装置では、本体側に設けられた再生ボタン、曲飛ばしボタン、表示ONボタン等の操作に応じてのみLCDをオンとして画像表示を行い、リモートコントローラ側からの再生や曲飛ばし操作に応じてはLCDはオンとしないといった制御が行われる。すなわち、換言すれば、ユーザは本体側の所定ボタンを操作することで、例えば再生中のオーディオデータに対応する画像データやトラックネーム、グループネーム等の必要な情報を参照することができるようにされている。
そして、このようにLCDでの必要な情報の表示が行われた後には、所定時間の経過後、自動的にLCDがオフとされることで、無駄な消費電力の削減が図られているものである。
なお、以下の特許文献には、再生装置の表示手段に対してオーディオデータと関連するテキストデータを表示する技術について記載されている。
特開平11−154386号公報
ところで、音楽再生装置において、特にポータブルタイプのものでは、再生中のオーディオデータに付随して表示させるべきデータとして、これまではトラックネームやグループネーム(アルバム名)等のテキストデータが主流とされてきた。
このことで、従来、トラックチェンジや上記したようなグループチェンジに対応して情報の表示内容を切り替えるとした場合、新たに表示すべきデータの表示のための処理は、LCDの表示をオンとする操作が行われてから開始すればよいものとされていた。つまり、テキストデータのように比較的データサイズの小さなものの表示処理については、このようにLCDのオン操作に応じてから開始したとしても、その表示までに要する時間としては比較的短いものとすることが可能とされていたものである。
しかしながら、上述のようにしてオーディオデータに対応づけられた画像データを表示するとした場合に、上記のような従来の手法を採用したのでは、その表示までに要する時間はより長時間となってしまう。
つまり、上記した従来の手法をそのまま画像データの表示に適用した場合、表示をオンとする操作が行われてから画面表示が行われるまでに要する時間は、テキストデータのみとされる場合よりも相当に長時間となり、これによって操作が行われてから実際に画面表示が行われるまでの時間としても長時間に及び、表示レスポンスが悪化することになってしまう。
そこで、本発明では以上のような問題点に鑑み、再生装置として以下のように構成することとした。
つまり、オーディオデータと、上記オーディオデータに対応づけられた画像データとが少なくとも記録される記録媒体についての、少なくとも再生が可能な再生装置として、先ず、少なくとも上記画像データについての表示を行う表示手段を備える。
また、操作入力を行う操作入力手段を備える。
その上で、上記操作入力手段からの所定の操作入力に応じて上記表示手段の表示をオンとするように制御を行うと共に、上記表示手段の表示がオンとされてから所定時間経過後に上記表示手段の表示をオフとするように制御を行う表示制御処理と、上記表示手段において表示されるべき上記画像データを上記オーディオデータの再生状況に応じて切り替えるべき状態となることに応じ、この表示されるべき画像データの表示にあたって必要な所定の処理を開始するように制御を行う表示準備処理とを実行する制御手段を備えるようにしたものである。
また、本発明では画像表示方法として以下のようにすることとした。
すなわち、本発明の画像表示方法は、オーディオデータと、上記オーディオデータに対応づけられた画像データとが少なくとも記録される記録媒体についての、少なくとも再生が可能とされ、少なくとも上記画像データについての表示を行う表示手段と、操作入力を行う操作入力手段とを備える再生装置における画像表示方法であり、先ずは、上記操作入力手段からの所定の操作入力に応じて上記表示手段の表示をオンとするように制御を行うと共に、上記表示手段の表示がオンとされてから所定時間経過後に上記表示手段の表示をオフとするように制御を行う表示制御手順を備える。
そして、上記表示手段において表示されるべき上記画像データを上記オーディオデータの再生状況に応じて切り替えるべき状態となることに応じ、この表示されるべき画像データの表示にあたって必要な所定の処理を開始するように制御を行う表示準備手順を備えているものである。
上記構成によれば、本発明の再生装置としては、表示をオンとするための操作入力に応じてのみ、表示手段における少なくとも画像データの表示が行われ、さらに表示手段における表示が行われた所定時間経過後には、自動的に表示手段の表示がオフとなるように制御される。つまり、これによって従来の構成と同様に、無駄な画面表示が抑制されて装置の省電力化が図られるものとなっている。
その上で、本発明では、例えば再生中のオーディオデータのグループが切り替わる等、オーディオデータの再生状況に応じて表示すべき画像データを切り替えるべき状態となることで、画像データについての表示のために必要な所定の準備処理が開始される。つまり、このような本発明によれば、実際に表示をオンとするための操作が行われるのに先立って、画像データの表示のために必要な準備処理が開始されるものである。
このようにして本発明によれば、実際に表示をオンとする操作が行われる前に、画像データの表示のために必要な準備処理が開始されるので、実際に表示をオンとする操作が行われてから実行すべき処理を軽減することができ、その分表示までに要する時間を短縮化することができる。
これによって、画面表示のレスポンスが良好なユーザインタフェースを実現することができる。
以下、発明を実施するための最良の形態について説明していく。
図1は、本発明における実施の形態としての再生装置の内部構成について示すブロック図である。
先ず、この図に示される本実施の形態の再生装置としては、例えば図示するディスク90を記録媒体として装填することにより、この記録媒体に記録されているオーディオデータ(音楽データ)の再生を行うことのできる、携帯用のオーディオプレーヤとして機能するものである。
また、記録媒体に対しては、オーディオデータと共に、例えばオーディオデータの各トラックごとのトラックネームやグループネーム等のテキストデータ、及び画像データも記録可能とされ、再生装置としてはこれらテキストデータや画像データを表示部38に表示することが可能に構成される。
図1において、先ずCPU30は、装置全体の制御部として機能し、オーディオデータの再生動作や画像表示動作などのための制御、ユーザー操作の検知、動作状態の遷移処理、外部機器との通信制御などを行う。CPU30はバス50を介して各部とデータや制御情報のやりとりを行う。
ここで、特に実施の形態の再生装置は、上記もしているように携帯用のオーディオプレーヤとされたことに対応して、先に説明したような省電力機能を備えるようにされている。すなわち、表示部38での画面表示は、装置本体側に設けられた操作キー44のうちの所定キーからの操作入力が行われたときにのみ行うようにし、リモートコントローラ側からの操作入力に応じては表示部38のオフ状態を維持するようにされる。
また、これと共に、表示部38をオンとして画面表示を行った以降は、所定時間経過後に表示部38を自動的にオフとし、これによって消費電力の削減を図るようにされるものである。
この場合のCPU30としては、このような省電力機能実現のための処理も実行するようにされている。
RAM31は、CPU30が演算のワーク領域として用いたり、動作中の情報の記憶に用いる。
ROM32は、CPU30が実行するプログラムや各種処理係数などが記憶される。
不揮発性メモリ33(NV−RAMやフラッシュROM)は、各種係数、設定情報、その他電源オフ時にも保持しておくべき情報の記憶に用いられる。
メディアドライブ部34は、CPU30の制御に基づいて、ディスク90、例えばミニディスク方式の光ディスク(又は光磁気ディスク)に対する記録再生を行う。このため、ディスク90に記録すべきデータについての記録フォーマットへのエンコード部、ディスク90からの再生データのデコード部、記録再生ヘッド、サーボ機構、スピンドルモータ機構などを備える。
バッファメモリ35は、例えばSD−RAMにより構成され、メディアドライブ部34によりディスク90から読み出されたデータのバッファリングが行われる。また、ディスク90に対するデータの記録が可能とされる場合、このバッファメモリ35では、メディアドライブ部34に転送してディスク90に記録させるデータのバッファリングも行われるものとなる。
また、ディスク90に記録された管理情報、即ちデータの記録再生動作のために必要なディスク90の物理情報、エリア情報、記録されたデータファイル情報などは、ディスク90が装填された際に、CPU30の指示によってメディアドライブ部34によって読み出される(システムリード)。このシステムリードによって読み出された管理情報はバッファメモリ35の一部領域に格納され、CPU30が参照できるようにされる。なおCPU30は、バッファメモリ35に格納した管理情報をRAM31に取り込んで参照するようにしてもよい。
またこの場合、ディスク90に記録された画像データ、トラックネーム・グループネーム等のテキストデータについても、システムリード時にこのバッファメモリ35の一部領域を利用してバッファリングするようにされる。
メモリインターフェース36は、バッファメモリ35に格納されるデータの転送処理やバッファメモリ内の書込/読出アドレスの制御処理を行う。
圧縮エンコード/デコード部37は、例えばATRACなどの圧縮方式でオーディオデータの圧縮エンコードや圧縮に対するデコードを行う。
圧縮エンコード/デコード部37でデコード処理されることで例えばリニアPCMデータとされたオーディオデータは、D/A変換器46でアナログオーディオ信号に変換され、ヘッドホンアンプ47に供給される。ヘッドホンアンプ47では、増幅処理、インピーダンス調整処理などを行い、オーディオ信号をヘッドホン端子48に供給する。
これにより、このヘッドホン端子48に対して接続されたヘッドホンにおいて再生音声が出力されることになる。
なお、図示はしていないが、例えばライン入力、マイクロホン入力、デジタルオーディオ入力などの入力系が設けられてアナログオーディオ信号又はデジタルオーディオデータが入力される場合、入力されたオーディオ信号は例えばデジタルオーディオデータ形態で圧縮エンコード/デコード部37に供給され、圧縮エンコードされるようにする。そして圧縮エンコードされたデータがバッファメモリ35を介してメディアドライブ部34に転送され、ディスク90に記録されるようにすることで、オーディオ録音機能を実現することができる。
また、例えばパーソナルコンピュータ等と接続され、オーディオデータがダウンロードされる場合に、該データを圧縮エンコード/デコード部37で圧縮エンコード処理を行う場合もある。
USBインターフェース39は、USB端子17を介して接続されるパーソナルコンピュータ等の機器との間のデータ転送処理を行う。
シリアルインターフェース40は、後述する表示部38との間のデータ入出力処理を行う。
A/Dポート41は、図示する操作キー44を介して行われた各種ユーザー操作を検出し、A/D変換値を操作情報としてCPU30に供給する。
また、リモコン端子45は、例えばヘッドホンがリモートコントローラ付きとされる場合におけるリモコン端子部分であり、接続されたヘッドホンに設けられたリモートコントローラからの操作情報がA/Dポート41によって検出され、所定の値としてCPU30に伝えられる。
シリアルインターフェース42は、CPU30が指示する表示データをリモコン端子45からリモートコントローラに供給する。この場合、上記のようにヘッドホンに設けられたリモートコントローラには表示部が形成されていることが想定されており、その表示部においては、上記のようにシリアルインターフェース42を介してCPU30から供給される表示制御情報に基づく表示動作が行われる。
DSPインターフェース43は、CPU30、USBインターフェース39等のバス50上の各部と圧縮エンコード/デコード部37でのデータや制御情報の転送を行う。
表示部38には、表示デバイスとして例えばLCD(Liquid Crystal Display)が備えられると共に、このLCD上に表示すべき画像、テキスト、キャラクタ等を形成する表示画像処理部と、表示画像に基づいてLCDを駆動する表示駆動回路が設けられる。
これによって、ユーザに対する各種の情報提示を行うようにされる。
次の図2、図3は、図1に示したディスク90が採用するファイルシステムの概要について説明するための図である。
先ず、図2に示されるようにして、ディスク90においては、トラックインデックスファイルとオーディオデータファイルとがFATファイルシステムにより管理される。
オーディオデータファイルは、実際のオーディオデータとしてのトラックや各種フリンジ情報などが含まれ、それらの実データがトラックインデックスファイル内の管理情報によって管理される。
トラックインデックスファイルによる管理構造については後述するが、多数のオーディオデータとしてのトラックが、1又は複数のグループに分けられて管理される。グループとは、例えばアルバム毎、アーティスト毎、或いはユーザー設定などの区分となる。
図3は、上記のようなトラックインデックスファイルによって管理されるオーディオデータの管理形態を示している。
先ず、図2の説明からも理解されるように、この場合のオーディオデータファイルは、複数のオーディオデータが1つのファイルとして納められたものであり、FATシステムでオーディオデータファイルを見ると、巨大なファイルに見える。オーディオデータファイルは、その内部がパーツとして区切られ、オーディオデータは、パーツの集合として扱われる。
基本的には、オーディオデータファイルにおいて実際のオーディオデータとしてのトラックや、各種フリンジデータ(付加的な情報)が記録される。そしてこのオーディオデータファイルのデータが、上述もしたように管理情報としてのトラックインデックスファイルによって管理されるものとなる。
図3において、トラックインデックスファイルには、プレイオーダーテーブル、トラックインフォメーションテーブル、ネームテーブル、グループインフォメーションテーブル、パーツインフォメーションテーブルが設けられる。
プレイオーダテーブルは、デフォルトで定義されたトラックの再生順序を示すテーブルである。プレイオーダテーブルは、例えばトラックナンバTNOとして、TNO1から最大TNO2047までが管理される。つまり最大2047トラックの再生順序が管理される。各トラックナンバTNOについては、トラックインフォメーションテーブルに対するリンク情報が記述されている。
図示していないが、このプレイオーダーテーブルとは別に、再生順序をユーザーが定義したプログラムドプレイオーダテーブルも設けられる。
グループインフォメーションテーブルには、グループに関する情報が記述されている。グループとは、連続したトラックナンバを持つ1 つ以上のトラックの集合、または連続したプログラムドトラックナンバを持つ1 つ以上のトラックの集合である。例えばディスクに収録された大量の楽曲をアルバム単位で分けたい場合などにグループによる管理が活用される。グループは最大255グループまで登録可能である。
グループインフォメーションテーブルは、各グループのグループディスクリプタ(GPD0、GPD1、GPD2・・・・)が記述されている。グループディスクリプタGPDには、そのグループが開始されるトラックナンバと、終了トラックのナンバとが「From」「to」として記述されている。またグループタイプ、グループに対応するフリンジデータなどのリンク情報などが記述される。
例えば図3の例では、プレイオーダーテーブルにおけるトラックTNO2,TNO3,TNO4が1つのグループであるとしたときに、このグループの情報が、グループインフォメーションテーブルのグループディスクリプタGPD0によって管理されている状態を示している。この場合グループディスクリプタGPD0の「From」「to」によってトラックTNO2、TNO4が示されることになる。
トラックインフォメーションテーブルには、各トラック(各曲)に関する情報が記述される。トラックインフォメーションテーブルは、各トラック毎に対応づけられるトラックディスクリプタ(TKD0、TKD1・・・)からなる。各トラックディスクリプタTKDには、符号化方式、著作権管理情報、コンテンツの復号鍵情報、その楽曲が開始するエントリとなるパーツナンバへのポインタ情報、アーチストネーム、タイトルネーム、元曲順情報、録音時間情報等が記述されている。アーチストネーム、タイトルネームは、ネームそのものではなく、ネームテーブルへのポインタ情報が記述されている。符号化方式は、コーデックの方式を示すもので、復号情報となる。
ネームテーブルは、ネームの実体となる文字を表すためのテーブルである。ネームテーブルは、複数のネームスロット(NS0,NS1・・・)からなる。各ネームスロットNSは、ネームを示す各ポインタからリンクされて呼び出される。ネームを呼び出すポインタは、トラックインフォメーションテーブルのアーチストネームやトラックネーム、アルバムネーム、グループインフォメーションテーブルのグループネーム等がある。また、各ネームスロットNSは、複数から呼び出されることが可能である。
各ネームスロットNSは、文字情報であるネームデータと、この文字情報の属性であるネームタイプ(トラックネーム、アルバムネーム、グループネーム等の別)と、リンク先とからなる。1つのネームスロットで収まらないような長いネームは、複数のネームスロットに分割して記述することが可能である。そして、1つのネームスロットで収まらない場合には、それに続くネームが記述されたネームスロットへのリンク先が記述される。
パーツインフォメーションテーブルには、パーツナンバから実際の楽曲の位置をアクセスするポインタが記述されている。パーツとは、1トラック(楽曲)の全部、または1トラックを分割した各パーツである。
パーツインフォメーションテーブルは、各パーツ毎のパーツディスクリプタ(PTD0、PTD1・・・)からなる。パーツディスクリプタPTDのエントリは、トラックインフォメーションテーブルのトラックディスクリプタTKD、或いはグループインフォメーションテーブルのグループディスクリプタGPDにより指し示される。
各パーツディスクリプタPTDは、「From」「to」のポインタによりオーディオデータファイル上のそのパーツの先頭のアドレスと、そのパーツの終了のアドレスが示される。また「Link」によって、そのパーツに続くパーツを管理するパーツディスクリプタが示される。
なお、パーツナンバのポインタ情報、ネームテーブルのポインタ情報、オーディオファイルの位置を示すポインタ情報として用いるアドレスとしては、ファイルのバイトオフセット、FATのクラスタナンバ、記録媒体として用いられるディスクの物理アドレス等を用いることができる。
上記説明によるオーディオデータの管理形態では、トラックインフォメーションファイル(TIF)におけるプレイオーダテーブルを起点として必要な情報が読み出される。
具体的には、一例としてプレイオーダーテーブルにおけるトラックTNO2を挙げると、このトラックTNO2については、トラックインフォメーションテーブルのリンク先の或るトラックディスクリプタ(図の例ではTDP1)が読み出され、このトラックディスクリプタTDP1から、符号化方式、著作権管理情報、コンテンツの復号鍵情報、その楽曲が開始するパーツナンバへのポインタ情報、アーチストネームおよびタイトルネームのポインタ、元曲順情報、録音時間情報等が読み出される。
トラックインフォメーションテーブルのトラックディスクリプタTKD1から読み出されたパーツナンバの情報から、パーツインフォメーションテーブルの或るパーツディスクリプタ(図の例ではPTD0)にリンクされる。そして、このパーツインフォメーションテーブルにおいてリンクされたパーツディスクリプタPTD0から、そのトラックの開始位置から終了位置(From/To)のオーディオデータファイルがアクセスされる。
オーディオデータファイルのパーツインフォメーションテーブルで指定される位置のパーツのデータがアクセスされたら、その位置から、オーディオデータの再生が開始される。このとき、トラックインフォメーションテーブルのトラックディスクリプタTKDxから読み出された符号化方式に基づいて復号化が行われる。オーディオデータが暗号化されている場合には、トラックディスクリプタTKDxから読み出された鍵情報が使われる。
また図には示していないが、例えばトラックナンバTNO2が複数のパーツからなる場合、最初のパーツを管理するパーツディスクリプタPTD0に、リンク先のパーツディスクリプタPTDxが記述されており、このリンク先にしたがって、パーツディスクリプタが順に読み出される。そしてパーツディスクリプタPTDxに示されたオーディオデータファイル上におけるパーツ位置(From/To)がアクセスされる。
また、トラックインフォメーションテーブルのトラックディスクリプタTKD1から読み出されたアーチストネームやタイトルネームのポインタにより指し示される位置にあるネームテーブルのネームスロット(図の例ではNS2)が呼び出され、そのネームスロットNS2から、トラックTNO2のネームデータが読み出される。
グループについての情報は、グループインフォメーションテーブルによって管理される。上記のように、グループディスクリプタGPD0によってトラックTNO2,TNO3,TNO4が1つのグループに管理される場合、このグループに対応したフリンジ情報として、画像(例えばジャケット写真)やテキストデータ等をオーディオデータファイルに記録することができる。
この場合、グループディスクリプタGPD0におけるフリンジ情報のポインタ(GP Fringe)によって、或るパーツディスクリプタ(図の例ではPTD1)が示される。
そしてパーツディスクリプタPTD1において、フリンジ情報としてのパーツ位置(From/To)が記され、これによってオーディオデータファイル内でのアドレスが示されている。つまりオーディオデータファイルでは、この「From」「To」で示されるパーツ位置に、例えばアルバムのジャケット画像としての実際の画像データが記録されている。
ここで、実施の形態においては、このような管理形態により、トラック単位によるオーディオデータをアルバムごとやユーザ設定に基づく任意のグループごとに管理することが可能とされている。
そして、これら1つのグループに対して、1枚の画像データを対応づけて記録し、これをそのグループの再生時に表示部38上に表示することが可能とされている。
具体的に、この場合の画像データの表示としては、先にも述べたしたように本体側の操作キー44のうちの所定の操作キーによる操作入力に応じて、再生中のオーディオデータが属するとされるグループに対応づけられた画像データを表示部38上に表示するようにされている。
また、このような操作に応じて行われる実際の画面表示として、実施の形態では、画像データのみを表示するのではなく、画像データと共に、再生中のオーディオデータのトラックネームやグループネーム、アーティストネーム等といった、再生中のオーディオデータに関連する所定のテキストデータの情報も併せて表示するようにされている。
その具体例としては、例えば図4に示すものとなる。
なお、以下において、このように操作に応じて表示部38に表示すべきものとなる、再生中のオーディオデータに関連する画像データ及びテキストデータを含む情報のことを、「再生データ関連情報」と呼ぶこととする。
ところで、このような再生データ関連情報の表示時においては、システムリードによってディスク90の装填時等にバッファメモリ35にバッファリングされたデータのうちから、再生中のオーディオデータと対応づけられた所定のテキストデータと画像データとを読み出してこれを表示部38に転送するという動作が行われることになる。
そして、このような表示部38に対するデータ転送にあたり、実施の形態の再生装置としては、再生データ関連情報として転送すべき画像データ及びテキストデータについてパケット化処理を施すものとされる。
すなわち、この場合は比較的データサイズが大きなものとなる画像データが含まれることから、これに対応させて表示部38へ転送すべき再生データ関連情報についてはパケット化処理を施すようにされているものである。
ここで、これまでで説明してきた再生装置の動作を踏まえると、再生中のオーディオデータについての再生データ関連情報が表示されるに至るまでには、先ず、バッファメモリ35にバッファリングされている該当する画像データ及びテキストデータについてのパケット化処理が行われることになる。その上で、パケット化されたこれら画像データとテキストデータとによる再生データ関連情報を、順次表示部38に転送することで画面表示が行われることになる。
しかしながら、この場合、パケット化処理を行うとすると、当然のことながらパケットデータ生成のために、必要なデータをパケットデータ生成のための所要の記憶領域にコピーする処理を伴うことになる。そして、この場合のパケット処理の対象としては、画像データが含まれることで、上記のコピー処理は比較的重い処理を要することになる。つまり、これによって、この場合の再生データ関連情報についてのパケット化処理には、比較的長時間を要するものとなってしまう。
そして、これによると、例えば従来の如く実際に操作に応じて表示を行うべき状態となってから、上記のような表示のために必要なパケット化処理・転送処理による表示処理を開始したのでは、操作から実際に画面表示が行われるまでに要する時間としてもその分長くなってしまう。つまり、その分、ユーザ操作から画面表示までのレスポンスが悪化するものとなる。
そこで実施の形態では、次の図5に示されるような動作を行うことによって、表示レスポンスの向上を図るものとしている。
なお、この図5においては、図1に示した再生装置における表示系の構成のみを抽出して示している。
先ずは、図5(a)において、実施の形態としての再生データ関連情報の表示動作についての前提条件について説明しておく。
先ず、上述もしたように、ディスク90の装填に応じては、システムリードによって、バッファメモリ35に対して管理情報、画像データ、テキストデータ等の必要な情報がバッファリングされる。バッファメモリ35には、これらシステムリードにより読み出されたデータがバッファリングされるべき領域として、図示する読み出しデータバッファ領域35aが確保されている。
そして、この読み出しデータバッファ領域35aにおいて、特に画像データやテキストデータについては、CPU30が実行する所定タスクにより、再生中のグループチェンジやトラックチェンジに応じて必要な情報がディスク90から読み出され、順次データ内容が更新されるようになっている。
また、バッファメモリ35において、図示するパケットデータ生成領域35bは、上記したように再生データ関連情報の表示部38への転送の際に、画像データとテキストデータとによるパケットデータを生成するための領域として確保されるものである。
上記したシステムリードが行われたことで、バッファメモリ35における読み出しデータバッファ領域35aに対しては、例えば次の図5(b)に示されるようにして、所要の画像データとテキストデータとがバッファリングされた状態が得られる。
ここで、このようなシステムリード後、再生を指示するための操作が行われる等して、オーディオデータについての再生が開始されたとする。
そして、さらに、このように再生が開始された以降において、再生中であったグループ内のすべてのオーディオデータの再生が終了して、別のグループに属するオーディオデータについての再生が開始されたとする。或いは、ユーザ操作によって、再生中のオーディオデータについてのグループを切り替えるための操作が行われ、別のグループについての再生が開始されたとする。
このように、或るグループから他のグループへの再生の切り替えを、ここではグループチェンジと呼ぶ。そして、このようなグループチェンジの発生に応じては、表示部38に表示すべき再生データ関連情報としても、切り替え後のグループに対応させた内容に切り替えるべき状態となる。
但しこの場合、先に説明したように実施の形態の再生装置では、従来で行われていたように、ユーザの意図的な操作に応じてのみ表示部38の表示をオンとするようにされているものである。従って、このようなグループチェンジの発生を以て、直ちに再生データ関連情報の表示を行う必要はないものである。
しかし、実施の形態としては、このようなグループチェンジの発生に応じて、再生データ関連情報の表示のための準備処理を前もって実行しておくものとしている。すなわち、これによって、以降に表示をオンとするための操作が行われた際に実行すべき準備処理を軽減することができるようにし、これによってユーザ操作が行われてから再生データ関連情報の表示が行われるまでの時間の短縮化を図るものである。
ここで、実施の形態において、再生データ関連情報として表示すべきデータは、上記もしたようにテキストデータと画像データとによるものである。従って、上記のようにして表示の迅速化を図るのであれば、グループチェンジの発生のタイミングで画像データとテキストデータとによるパケットデータの生成までを行っておくことも考えられる。
但し、実施の形態では、上記もしているように省電力化のために画面表示は装置側の操作キー44における所定操作に応じてのみ行うように構成されている。すなわち、これを換言すれば、グループチェンジがあったとしても、ユーザの意図的な操作がない場合には当該グループについての再生データ関連情報の表示が行われないまま次のグループチェンジを迎える可能性もあるものであり、従ってこの場合に表示すべきデータ全てについて準備処理を行ってしまっては、その分無駄な処理負担が増大する結果となる。
そこで、実施の形態としては、処理負担の比較的重い画像データについてのみ事前の準備処理を行っておくものとし、テキストデータについては実際に表示をオンとするための操作が検出されてから後に行うものとしている。
これによって、グループチェンジ後のオーディオデータについて表示オン操作が行われなかった場合には、テキストデータについての処理は行われない分、無駄な処理負担が軽減されて省電力化を図ることができるようになる。
なおかつ、この場合にも、処理時間を比較的多く要する画像データの準備処理は行われるものであることから、実際に表示をオンとする操作が行われた場合もその分迅速な表示を行うことができる。
ところで、上記した動作によると、この場合において行われるべきパケット化処理としては、画像データとテキストデータとについて分けて実行する必要があることになるが、実施の形態では、これに対応させて画像データについては完全にパケット化処理を行うものとはせず、画像データのパケット生成領域35bへのコピー処理と、パケットデータに付すべきコマンドやヘッダを生成する処理までを行っておくものとしている。すなわち、これによって後の表示オン操作に応じては、読み出しデータバッファ領域35aから読み出されたテキストデータを追加して、再生データ関連情報のパケットデータとして即座に表示部38に転送可能な状態を作り出しておくようにするものである。
なお、以降において、このようにしてグループチェンジの発生に応じて画像データのみについて行われるパケットデータ生成のための準備処理を、「準パケット化処理」と呼ぶこととする。
続いて、図5(c)では、このようにして画像データについての準パケット化処理が実行された後の動作について説明する。
先ず、このように画像データについての準パケット化処理が終了した後において、表示部38の表示をオンとするための操作が行われたとすると、図示するようにして読み出しデータバッファ領域35a内に保持されている、再生中のグループ(オーディオデータ)に応じた該当するテキストデータが読み出される。
そして、このパケットデータ生成領域35bにおいて、既に準パケット化処理済みの画像データと、このように読み出されたテキストデータとによるパケットデータが生成され、このパケットデータが順次表示部38に転送される。
これによって、表示部38上に再生データ関連情報の表示が行われることになる。
ここで、上記の実施の形態としての動作による再生データ関連情報の表示動作と、従来において行われていた表示動作を踏襲した場合の動作とを、次の図6により比較してみる。
なお、図6においては、或るグループに属するオーディオデータについて再生データ関連情報の表示が行われた以降において、グループチェンジの発生、及び表示部38のLCDをオンとするための操作に応じて、新たな再生データ関連情報が表示されるまでの動作を時点t1〜t6までの時間経過によって示している。
先ず、図6(a)は、テキストデータの表示のみを想定していた従来の表示動作を、実施の形態の場合のような再生データ関連情報(画像データ+テキストデータ)の表示に適用した場合での表示動作を示している。
先ず、時点t1は、再生中のオーディオデータについての再生データ関連情報の表示が行われた時点を示している。すなわち、この再生中のオーディオデータの属するグループに対応づけられた画像データと、グループネーム、アーティストネーム、トラックネーム等のテキストデータが再生データ関連情報として表示部38上に表示された時点を示している。
ここで、従来の携帯用の再生装置においても行われていたように、LCDの表示は所定時間後に自動的にオフとなるように制御が行われる。従って、時点t1から所定時間経過後の時点t2では、図示するようにして表示部38のLCDは自動的にオフとされ、これによって再生データ関連情報の表示が終了する。
先にも述べたように、このような表示オフ制御によって装置の省電力化を図るようにされている。
さらに、このようにLCDが自動的にオフとされた後、時点t3においてグループチェンジが発生したとする。これによっては、表示をオンとするための操作に応じて表示されるべき画像データが確定されることになる。
但し、情報の表示は、省電力化のためにLCDをオンとする操作に応じて行うようにされるものである。このことから、従来の表示動作を踏襲した場合では、図示するようにして、次の時点t4にてLCDをオンとするための操作が行われたことに応じて、再生データ関連情報の表示にあたって必要な表示準備処理を開始するようにされる。
具体的に、図1に示した再生装置の構成とされる場合は、先ずは読み出しデータバッファ領域35aから該当する画像データ及びテキストデータを読み出し、これらをパケットデータ生成領域35bにてパケット化する処理が行われる。そして、このように生成されたパケットデータを、表示部38に対して順次転送する処理が行われることになる。
このようにして、LCDをオンとする操作の検出後に表示準備処理が開始されることになる従来の手法において、再生データ関連情報がLCD上に表示される時点は、図中の時点t6であるとする。
これに対し、図6(b)に示される実施の形態の場合では、上記した時点t3のグループチェンジの発生に応じて、再生データ関連情報の表示準備処理が開始されることになる。つまり、先の図5(c)にて説明したように、読み出しデータバッファ領域35aに保持されている該当する画像データについての準パケット化処理が実行されるものである。
そして、次の時点t4において、実際にLCDをオンとする操作が行われたことに応じては、読み出しデータバッファ領域35aからの該当するテキストデータの読み出しが実行されると共に、このテキストデータと既に生成済みの準パケット化データとによるパケットデータの生成が行われる。さらに、このように生成されたパケットデータを、順次表示部38に転送する処理が実行される。
この場合、実施の形態では、上記のようにして時点t3のグループチェンジに応じて、表示されるべき画像データについての準パケット化処理が既に実行された状態にある。このことから、時点t4におけるLCDオン操作に応じて実行されるパケットデータの生成処理としては、この準パケット化処理済みの画像データに対して該当するテキストデータを追加するといった、比較的軽い処理とすることができる。
このことから、実施の形態において、LCDオン操作に応じて再生データ関連情報の表示が行われる時点は、先の従来の場合の時点t6よりも早い、例えば時点t5とすることができる。つまり、その分、従来の手法を踏襲した場合よりも表示の迅速化が図られるものである。
このようにして実施の形態の再生装置によれば、グループチェンジの発生に応じて再生データ関連情報として表示すべき画像データについての準パケット化処理までを実行しておくようにしたことから、実際にLCDをオンとする操作が行われて再生データ関連情報を表示すべき状態となってから実行すべき処理をその分軽減することができる。そして、これにより、操作から実際に表示が行われるまでに要する時間を有効に短縮化することができる。
このように、操作から実際に表示が行われるまでに要する時間の短縮化が図られることで、表示までの間にユーザを待たせる時間も少なくでき、表示レスポンスの早い良好なユーザインタフェースを実現できる。
また、実施の形態では、グループチェンジに応じて実行する処理は、上述のようにして画像データについての準パケット化処理までとしたことで、当該グループの再生中にLCDオン操作が行われなかった場合における無効な処理を最小限に抑えることができる。
つまり、これによれば、実際にLCDオン操作が行われなかった場合には、テキストデータについての読み出し、及びテキストデータを追加してのパケットデータの生成処理は行わずに済むものとなり、その分無効な処理を削減することができる。そして、このように無効な処理の削減が図られれば、装置の消費電力の削減も図られるものとなる。
また、これらの説明より、実施の形態の動作によれば、実際に表示をオンとするための操作があった場合には表示の迅速化が図られるという効果と、操作が行われなかった場合には無効な処理を最小限に抑えることができるという2つの効果を、効率的に両立することができるということになる。
図7は、これまでに説明した実施の形態としての動作を実現するために実行されるべき処理動作について示したフローチャートである。
なお、この図に示す処理動作は、図1に示したCPU30が例えばROM32等に格納されるプログラムに基づいて実行するものである。
また、この図では、CPU30が実行するタスクのうち、実施の形態としての表示動作に係るタスクのみについて示すものであり、ディスク90からバッファメモリ35(読み出しデータバッファ領域35a)への画像データ及びテキストデータのバッファリングについては、CPU30の別タスクにより並行して行われるものである。
図7において、先ずステップS101では、グループチェンジの発生を待機するようにされる。
そして、グループチェンジが発生したとして肯定結果が得られた場合は、ステップS102において、読み出しデータバッファ領域35a内に保持される該当する画像データについての準パケット化処理を実行するようにされる。
つまり、読み出しデータバッファ領域35a内に保持される画像データのうちの、現在再生中のオーディオデータが属するグループに対応づけられた画像データについて、パケットデータ生成領域35bをワーク領域として準パケット化処理を実行する。これによって、パケットデータ生成領域35b内において、準パケット化データが生成される。
なお、読み出しデータバッファ領域35aとしては、必ずしもディスク90に記録される画像データのすべてをバッファリングできる容量が確保されているものではない。つまりは、グループチェンジが発生した際、必ずしも該当する画像データが読み出しデータバッファ領域35a内に保持されている保証はない。
但し、このようにグループチェンジの際に該当する画像データが読み出しデータバッファ領域35a内に存在していない場合としても、上記したCPU30の別タスクにより、グループチェンジに応じて該当する画像データのディスク90からの読み出し、及び読み出しデータバッファ領域35aへのバッファリングが並行して行われる。
そして、この図に示す処理動作(タスク)としては、読み出しデータバッファ領域35a内に該当する画像データが既に保持されているか否かの判別を、上記別タスクによって立てられるフラグの有無によって判別するようにされる。
すなわち、この場合における上記ステップS102の処理の実際としては、先ずはこのようなフラグによって読み出しデータバッファ領域35a内に該当する画像データがバッファリングされたことを確認した後に、該画像データについての準パケット化処理を実行するようにされるものとなる。
続くステップS103においては、LCDオン操作が行われたか否かについての判別処理を実行する。すなわち、再生装置の本体側に備えられた操作キー(図1に示した操作キー44)による所定操作が行われたか否かについての判別処理を実行するようにされる。
ステップS103において、上記操作キー44を介した所定操作が行われず、LCDをオンとするための処理が行われていないとして否定結果が得られた場合は、ステップS104に処理を進めて、グループチェンジが発生したか否かについての判別処理を実行するようにされる。そして、このステップS104において、グループチェンジが発生していないとして否定結果が得られた場合には、上記ステップS103に戻り、再びLCDオン操作の有無を判別するようにされる。つまり、これらステップS103→ステップS104→S103のループ処理により、LCDオン操作とグループチェンジの発生との何れかを待機するようにされているものである。
ステップS104において、グループチェンジが発生したとして肯定結果が得られた場合は、ステップS102に戻るようにされる。つまり、これによってチェンジ後の新たなグループに対応づけられた画像データについての準パケット化処理が実行されることになる。
また、上記したステップS103において、LCDオン操作が行われたとして肯定結果が得られた場合は、以下のステップS105以降の処理を実行する。
先ず、ステップS105においては、読み出しデータバッファ領域35aから該当するテキストデータを読み出す処理を実行するようにされる。つまり、現在再生中のオーディオデータが属するグループについてのグループネームの情報、及び再生中のオーディオデータのトラックネームやアーティストネームの情報等、再生データ関連情報として表示されるべき必要なテキストデータの読み出しを実行するものである。
なお、テキストデータについても、先の画像データの場合と同様に読み出しデータバッファ領域35aに対しては別タスクによりバッファリングされるものである。従って、このステップS105の処理としても、この別タスクによるフラグに基づき、該当するテキストデータが読み出しデータバッファ領域35a内に存在することを確認した上で実行するようにされる。
続くステップS106においては、準パケット化データと上記のようにして読み出したテキストデータとによりパケットデータを生成し、これを表示部38に対して順次転送する処理を実行する。
これにより、続くステップS107において、表示部38のLCD上には、上記した画像データとテキストデータとにより構成される再生データ関連情報としての画面表示が行われるものとなる。
なお、本発明としては、これまでに説明した実施の形態の内容に限定されるべきものではない。
例えば、実施の形態において、記録媒体としてはリムーバブルメディアを例示したが、例えばハードディスクドライブ等、再生装置に内蔵される記録媒体とされてもよい。
また、記録媒体としてはディスク状のものに関わらず、例えば半導体メモリ装置等のディスク状以外の記録媒体とされた場合にも本発明は有効に適用できる。
また、実施の形態では、記録媒体に対して記録されたオーディオデータのグループ単位で画像データが対応づけられる場合を例示したが、トラック単位で画像データが対応づけられる場合としても本発明は有効に適用することができる。なお、このようにしてトラック単位により画像データが対応づけられる場合には、トラックチェンジごとに画像データの準パケット化処理を実行するものとすればよい。
さらには、表示をオンとするための操作に応じて画像データと共にテキストデータも表示するものとしたが、画像データのみを表示するとした場合にも本発明は好適に適用することができる。
本発明における実施の形態としての再生装置の内部構成について示したブロック図である。 記録媒体に記録されるオーディオデータの管理形態の一例について概念的に示した図である。 同じく、記録媒体に記録されるオーディオデータの管理形態の一例について概念的に示した図である。 表示手段に表示されるべき再生データ関連情報の表示例を示した図である。 実施の形態としての動作について説明するための図である。 従来の表示動作を踏襲した場合の表示動作と、実施の形態としての表示動作とを比較するための図である。 実施の形態としての表示動作を実現するために実行されるべき処理動作について示したフローチャートである。
符号の説明
30 CPU、31 RAM、32 ROM、33 不揮発性メモリ(NV−RAM又はフラッシュROM)、34 メディアドライブ部、35 バッファメモリ、35a 読み出しデータバッファ領域、35b パケットデータ生成領域、36 メモリインターフェース、37 圧縮エンコード/デコード部、38 表示部、39 USBインターフェース、40、42 シリアルインターフェース、41 A/Dポート、43 DSPインターフェース、44 操作キー、45 リモコン端子、46 D/A変換器、47 ヘッドホンアンプ、48 ヘッドホン端子、50 バス、90 ディスク

Claims (5)

  1. オーディオデータと、上記オーディオデータに対応づけられた画像データとが少なくとも記録される記録媒体についての、少なくとも再生が可能な再生装置として、
    少なくとも上記画像データについての表示を行う表示手段と、
    操作入力を行う操作入力手段とを備えると共に、
    上記操作入力手段からの所定の操作入力に応じて上記表示手段の表示をオンとするように制御を行うと共に、上記表示手段の表示がオンとされてから所定時間経過後に上記表示手段の表示をオフとするように制御を行う表示制御処理と、
    上記表示手段において表示されるべき上記画像データを上記オーディオデータの再生状況に応じて切り替えるべき状態となることに応じ、この表示されるべき画像データの表示にあたって必要な所定の処理を開始するように制御を行う表示準備処理と、を実行する制御手段を備える、
    ことを特徴とする再生装置。
  2. 上記表示手段に対しては、表示されるべきデータをパケット化して転送するように構成されると共に、
    上記制御手段における上記表示準備処理では、
    上記所定の処理として、上記画像データについてのパケット化のための処理を開始するようにされる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 上記記録媒体には、さらにオーディオデータと対応づけられたテキストデータも記録されて、上記表示手段は、上記画像データと共に上記テキストデータについても表示するように構成されると共に、
    上記制御手段における上記表示準備処理では、
    上記テキストデータについては、上記操作入力手段からの上記所定の操作入力が行われて上記表示手段の表示をオンとすべき状態となったことに応じて、上記パケット化のための処理によって生成した画像データと共にパケット化して上記表示手段に対して転送するようにされる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の再生装置。
  4. 上記オーディオデータは複数のオーディオトラックから成るようにされ、上記画像データは、1又は複数の上記オーディオトラックを含むものとされるグループごとに対応づけられて記録されていると共に、
    上記制御手段における上記表示準備処理では、
    再生中のオーディオデータについての上記グループが切り替わることに応じて、切り替え後のグループに対応づけられた画像データについて上記表示のために必要な所定の処理を開始するように制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  5. オーディオデータと、上記オーディオデータに対応づけられた画像データとが少なくとも記録される記録媒体についての、少なくとも再生が可能とされ、少なくとも上記画像データについての表示を行う表示手段と、操作入力を行う操作入力手段とを備える再生装置における画像表示方法であって、
    上記操作入力手段からの所定の操作入力に応じて上記表示手段の表示をオンとするように制御を行うと共に、上記表示手段の表示がオンとされてから所定時間経過後に上記表示手段の表示をオフとするように制御を行う表示制御手順と、
    上記表示手段において表示されるべき上記画像データを上記オーディオデータの再生状況に応じて切り替えるべき状態となることに応じ、この表示されるべき画像データの表示にあたって必要な所定の処理を開始するように制御を行う表示準備手順と、
    を備えていることを特徴とする画像表示方法。
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