JP2006154437A - 映像表示装置 - Google Patents

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Yoshie Shimizu
佳恵 清水
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Abstract

【課題】 映像を外界の像に重ねて提供する映像表示装置であって、外界の明るさによらず、映像の観察が容易で眼の疲労を招き難いものを提供する。
【解決手段】 映像表示装置(3)に、映像を表示する液晶表示素子(11)、表示素子(11)に照明光を与える光源(12)、表示素子(11)からの映像光(L1)と外界からの光(L2)を重畳して眼(E)に導くハーフミラー(15)、外界からの光を減弱させる液晶シャッター(16)、光源(12)の発光輝度を制御する制御部(21)、シャッター(16)の透過率を制御する制御部(22)、外界の輝度を検出する検出部(26)、検出部(26)の検出結果に基づいて制御部(21,22)を制御して、提供する映像と外界の像の輝度を調節する連動制御部(23)を備える。連動制御部(23)は、外界の輝度によらず、映像の輝度と外界の像の輝度の差が常に一定になるようにする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、外界を観察可能にして、表示した映像を観察される外界の像に重ねて提供する映像表示装置に関する。
頭部に装着されて、または手で保持されて、眼前にて使用される個人用の映像表示装置が普及しつつある。このような映像表示装置は、小型軽量であることが望ましく、小さな表示素子と、その表示素子に表示した映像の拡大虚像を提供する観察光学系とで構成するのが一般的である。また、映像を表す光を外界からの光に重ねて使用者の眼に導き、映像と共に外界をも観察できるようにして、日常生活での使用に適するようにすることが行われている。
映像と共に外界を観察できるようにした装置では、映像が外界の像に重なるため、外界が映像に比べて明るすぎると、映像の観察が困難になる。これを防止するために、特許文献1では、透過する光の量が可変の液晶シャッターを備えて、外界からの光を減弱させることが提案されている。また、特許文献2では、透過型の液晶表示素子に照明光を供給するバックライト光源の発光輝度を、外界の明るさに応じて調節することが提案されている。
特開平7−67055号公報 特開平10−148807号公報
ところが、特許公報1のように、外界からの光を減弱させるのみでは、外界が暗い場合には対応できず、映像が外界に比べて著しく明るくなって眼の疲労を招くという事態が生じ易くなる。また、特許文献2のように、提供する映像の明るさを外界の明るさに応じて調節する方法では、映像を明るくすることには限界があるから、外界が著しく明るい場合には、それに映像の明るさを追随させることができなくなる。また、あまりに映像を明るくしすぎると、眼が疲労し易くなる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、映像を外界の像に重ねて提供する映像表示装置であって、外界の明るさによらず、映像の観察が容易で眼の疲労を招き難いものを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、映像を外界の像に重ねて観察者に提供する映像表示装置は、映像を表示し、表示した映像を表す光量可変の光を供給する映像表示部と、映像表示部からの映像を表す光と外界からの光を重畳して観察者の眼に導いて、外界の像に重ねて映像を提供するコンバイナと、映像表示部からコンバイナまでの映像を表す光の光路上に位置して、提供する映像を拡大する拡大光学系と、コンバイナに至る外界からの光を減弱させ、光を減弱させる度合いが可変の外界光減弱部と、映像表示部を制御して提供する映像の輝度を調節する映像輝度調節部と、外界光減弱部を制御して外界の像の輝度を調節する外界像輝度調節部と、映像輝度調節部と外界像輝度調節部とを連動して制御する連動制御部を備える構成とする。
この映像表示装置では、外界が暗いときには映像を表す光の量を減少させることにより、また、外界が明るいときには映像を表す光の量を増大させたり、外界からの光を減弱させたりすることにより、映像と外界の像の輝度の差を小さくすることが可能である。したがって、外界の明るさによらず映像を観察し易くすることができ、眼の疲労も防止することができる。さらに、連動制御部を備えたことにより、映像の輝度と外界の像の輝度の調節を的確に行うことが可能であり、また、使用者が映像光量制御部と外界光量制御部とに個別に指示を与える必要がなく、使い勝手もよい。
ここで、映像表示部が、表示した映像によって与えられる照明光を変調することにより映像を表す光を生成する変調型映像表示素子と、変調型映像表示素子に与える照明光を発する照明素子より成り、映像輝度調節部が照明素子の発光輝度を制御して提供する映像の輝度を調節するようにすることができる。
また、映像表示部が映像を表す光を自ら発する自発光型映像表示素子より成り、映像輝度調節部が自発光型映像表示素子の発光輝度を制御して提供する映像の輝度を調節するようにすることも可能である。
外界光減弱部は液晶シャッターで構成することができる。
連動制御部が、提供する映像の輝度が所定輝度に達するまでは、映像輝度調節部を制御して提供する映像の輝度を調節し、提供する映像の輝度が所定輝度に達したときは、外界像輝度調節部を制御して界の像の輝度を調節するようにするとよい。このようにすると、明るすぎる映像により眼が疲労するのを防止することが容易になり、映像表示部の電力消費を抑えることもできる。
また、外界の輝度を検出する外界輝度検出部を備え、連動制御部が、外界輝度検出部によって検出された外界の輝度に基づいて、映像輝度調節部と外界像輝度調節部とを制御するようにするとよい。このようにすると、提供する映像と外界の像の輝度が外界の明るさに応じて自動的に調節されることになり、使用者が指示を与える必要がなくなる。
外界の像の輝度に対する提供する映像の輝度の比が100分の1以上かつ100以下になるように、連動制御部が映像輝度調節部と外界像輝度調節部とを制御するようにするとよい。輝度比をこのような範囲に保つことで、映像の観察し易さが確保される。
本発明の映像表示装置では、提供する映像の輝度と外界の像の輝度の双方を調節することができるため、外界の明るさによらず映像を観察し易くすることができ、眼の疲労も防止される。しかも、映像の輝度の調節と外界の像の輝度の調節を連動して行うので、それらの調節を的確に行うことが可能であり、また、輝度の調節のために使用者が与えるべき指示も少なくてすむ。特に、外界の輝度を検出し、検出した輝度に基づいて映像と外界の像の輝度の調節を行う構成では、輝度の調節が自動的になされて、一層使い勝手のよい装置となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。第1の実施形態の映像表示装置1の構成を図1に模式的に示す。映像表示装置1は、液晶表示素子11、光源12、集光レンズ13、接眼光学系14、ハーフミラー15、および液晶シャッター16を備えている。
液晶表示素子11は、映像信号に基づいて映像を表示して、与えられる照明光を表示した映像によって変調することにより映像を表す光とする変調型の映像表示素子である。ここでは、液晶表示素子11として、照明光を透過させつつ変調する透過型のものを採用している。
光源12は発光ダイオードより成り、液晶表示素子11に与える照明光を発する。集光レンズ13は、光源12からの照明光を略平行光束として液晶表示素子11に導く。接眼光学系14はレンズより成り、液晶表示素子11からの映像を表す光L1を使用者(観察者)の眼Eに導いて、液晶表示素子11が表示した映像の拡大虚像を提供する。
ハーフミラー15は、接眼光学系14を経た液晶表示素子11からの映像を表す光L1を反射して眼Eに導くとともに、外界からの光L2を透過させて眼Eに導く。ハーフミラー15は、映像を表す光(以下、映像光という)L1と外界からの光(以下、外界光という)L2を重畳するコンバイナとして機能し、観察者の眼Eには、外界の像に重ねて映像が提供される。
なお、ここでは液晶表示素子11を透過型としているが、照明光を反射しつつ変調する反射型を採用することも可能である。また、ここでは接眼光学系14としてレンズを採用しているが、レンズ以外の光学的パワーを有する素子、例えば凹面ミラー、回折格子等を用いて接眼光学系を構成してもよい。
提供する映像はモノクロームとすることも、カラーとすることも可能である。モノクロームの映像を提供する場合は、光源12として単色光を発する発光ダイオードを用いればよい。カラーの映像を提供する場合は、光源12としてそれぞれ赤色光、緑色光、青色光を発する3種の発光ダイオードを用いるとともに、液晶表示素子11の各画素に赤色光、緑色光、青色光を選択的に透過させるカラーフィルターを備えればよい。
液晶シャッター16は外界光L2を透過させて、ハーフミラー15に導く。液晶シャッター16の透過率は、印加電圧に依存し、印加電圧を変えることで調節することができる。液晶シャッター16としては、偏光板とTN液晶や強誘電液晶を組み合わせたもの、あるいはゲストホスト液晶等を用いることができる。
映像表示装置1はこのほか、光源輝度制御部21、シャッター制御部22、連動制御部23および操作部24を備えている。光源輝度制御部21は、光源12の発光輝度を制御する。眼Eに提供する映像の輝度は、映像光L1の量に依存し、映像光の量は液晶表示素子11に与える照明光の量に依存するから、光源輝度制御部21が光源12の発光輝度を制御することで、映像の輝度を調節することができる。
シャッター制御部22は、液晶シャッター16の印加電圧の制御を介して液晶シャッター16の透過率を制御する。外界の像の輝度は、液晶シャッター16を透過する外界光L2の量に依存するから、シャッター制御部22が液晶シャッター16の透過率を制御することで、外界の像の輝度を調節することができる。
連動制御部23は、光源輝度制御部21とシャッター制御部22とを連動して制御して、提供する映像と外界の像の輝度を調節する。操作部24は、使用者によって操作されるダイヤル式またはスライド式の操作部材を含み、操作部材の操作量(回転量または移動量)を連動制御部23に伝達する。連動制御部23は、操作部材の操作量に応じて提供する映像の輝度を設定する。したがって、使用者は、操作部24を介して、映像の輝度を指定することができる。
使用者は、提供される映像の輝度と外界の像の輝度の差が大きいときには、操作部24を操作して、映像の輝度を変えて、輝度差を小さくすることができる。これにより、外界が暗いときでも明るいときでも、映像を観察することが容易になり、また、眼の疲労も招き難くなる。
ただし、外界がきわめて明るいとき、それに応じて映像の輝度を高めると、映像は観察し易くなるものの、眼は疲労し易くなる。これを防止するために、連動制御部23は、提供する映像の輝度に上限を設けておき、操作部24の操作により上限値を超える輝度が指定されたときは、映像の輝度を上限値に保ったまま、液晶シャッター16の透過率を低下させて、外界の像の輝度を低下させる。これで、映像と外界の像の輝度差が小さくなって、映像の観察が容易になり、眼の疲労も防止される。
使用者によって指定された映像の輝度と、液晶シャッター16の透過率と、提供する映像および外界の像の輝度の関係を図2に模式的に示す。図2において、線Tが液晶シャッター16の透過率、線B1が映像の輝度、線B2が外界の像の輝度である。使用者は、映像と外界の像の双方が観察し易くなるように映像の輝度を指定するから、外界の像の輝度B2があまり高くないときは、外界の像の輝度B2が高くなるにつれて映像の輝度B1も高くなる。この状況では、連動制御部23は、液晶シャッター16の透過率Tを最大にしておく。
映像の輝度B1が上限値に達しても映像が観察し難いとき、使用者は、操作部24を介してより高い映像の輝度B1を指定するが、連動制御部23は、映像の輝度B1を上限値に保ったままで、液晶シャッター16の透過率Tを低下させる。使用者は、外界の像の輝度B2が低下して映像の輝度B1との差が小さくなり、映像の観察が容易になった時点で映像の輝度の指定をやめる。したがって、外界がきわめて明るいときには、映像の輝度B1と外界の像の輝度B2はそれぞれ概ね一定に保たれる。
つまり、連動制御部23は、使用者によって指定された映像の輝度B1が上限値以下のとき(外界があまり明るくないとき)には、液晶シャッター16の透過率Tを一定に保って映像の輝度B1を調節する制御を行い、使用者によって指定された映像の輝度B1が上限値を超える(外界がきわめて明るいとき)には、映像の輝度B1を一定に保って液晶シャッター16の透過率Tを調節する制御を行う。
眼の疲労を抑える観点からは、映像の輝度は50〜100cd/m2と範囲にとどめるのが好ましく、最高でも200cd/m2程度とするのが好ましい。そこで、本実施形態の映像表示装置1では、映像の輝度の上限値を200cd/m2程度にしている。また、液晶シャッター16の透過率の可変範囲を0から1までとしており、外界の像の輝度はいくらでも下げることが可能である。これで、外界の像の輝度が200cd/m2程度以下の比較的暗い室内から、外界の像の輝度が2000cd/m2を超えるきわめて明るい晴天時の屋外まで対応することができる。
第2の実施形態の映像表示装置2の構成を図3に模式的に示す。映像表示装置2は、上記の映像表示装置1を修飾して、液晶表示素子11に代えてEL(エレクトロルミネセンス)表示素子17を備えるとともに、光源輝度制御部21に代えて表示輝度制御部25を備えたものである。他の構成は映像表示装置1と同様である。
EL表示素子11は、映像を表す光を自ら発する自発光型の映像表示素子である。表示輝度制御部25は、EL表示素子11の発光輝度を制御して、眼Eに提供する映像の輝度を調節する。連動制御部23は、シャッター制御部22と表示輝度制御部25とを連動して制御して、提供する映像と外界の像の輝度を調節する。連動制御部23による映像と外界の像の輝度の調節の方法は、第1の実施形態で述べたとおりである。
第3の実施形態の映像表示装置3の構成を図4に模式的に示す。映像表示装置3は、第1の実施形態の映像表示装置1を修飾して、操作部24に代えて外界輝度検出部26を備えたものである。
外界輝度検出部26は外界の輝度を検出して、検出結果を連動制御部23に出力する。連動制御部23は、外界輝度検出部26が検出した外界の輝度に基づいて、光源輝度制御部21とシャッター制御部22とを制御して、提供する映像と外界の像の輝度を調節する。
検出された外界の輝度と、液晶シャッター16の透過率と、提供する映像および外界の像の輝度の関係を図5に模式的に示す。図5において、線Tが液晶シャッター16の透過率、線B1が映像の輝度、線B2が外界の像の輝度である。連動制御部23は、検出された外界の輝度から、ハーフミラー15を介して提供する外界の像の輝度を求め、外界の像の輝度に応じて提供する映像の輝度を設定する。その際、連動制御部23は、映像の輝度と外界の像の輝度の差が常に一定になるようにする。
ただし、前述のように、提供する映像の輝度に上限を設けておき、検出された外界の輝度に対応する映像の輝度が上限値を超える場合は、映像の輝度を上限値に保ったまま、液晶シャッター16の透過率を低下させて、外界の像の輝度を低下させる。映像表示装置3でも提供する映像の輝度の上限値は200cd/m2程度である。
映像表示装置3では、提供する映像と外界の像の輝度が自動的に設定されるため、輝度の設定に関して使用者は何も操作を行う必要がない。したがって、映像が観察し易く、眼の疲労が防止される上に、一層使い勝手のよい装置となる。なお、外界輝度検出部26を備えて、その検出結果に基づいて映像と外界の像の輝度を調整することは、第2の実施形態の映像表示装置2のように、自発光型の映像表示素子を採用する構成にも適用することができる。
第4の実施形態の映像表示装置4の光学構成を図6に模式的に示す。映像表示装置4は、透過型の液晶表示素子11、光源12、集光レンズ13、液晶シャッター16を有する。これらの構成および機能は第1の実施形態の映像表示装置1と同様である。
映像表示装置4は、このほか、2つの透明板18a、18bと体積位相型のホログラフィック素子19を備えている。透明板18a、18bは同じ材料で作成されており、両者の屈折率は等しい。透明板18aの前面(眼Eから遠い方の表面)は、上端部と下端部を除いて後面と平行である。透明板18aの前面の下端部は、下端に近いほど後面に近づく傾斜面とされており、透明板18aの下端部はくさび状となっている。また、透明板18aの前面の上端部は他の部位よりも前方に突出している。
ホログラフィック素子19は、透明板18aの傾斜面に貼り付けられている。透明板18bは、ホログラフィック素子19を間に挟んで、透明板18aの傾斜面に接合されている。透明板18aの上端部を除く部位と透明板18bとは、単一の平行平板を構成している。
液晶表示素子11、光源12および集光レンズ13は筐体10に収容されており、筐体10は透明板18aの上端部に取り付けられている。
液晶表示素子11からの映像光L1は、透明板18aの上端面から透明板18aの内部に入る。透明板18aの前面および後面に対する映像光L1の入射角は臨界角を超えるように設定されており、透明板18aの内部に入った映像光L1は、前面と後面で全反射されながら下端に向かって進み、ホログラフィック素子19に達する。
ホログラフィック素子19は、映像光L1を回折反射して眼Eに導いて、映像の拡大虚像を提供するように設定されている。すなわち、映像表示装置4においては、ホログラフィック素子19が接眼光学系14を成している。ホログラフィック素子19の光学的パワーは非軸対称であり、収差の少ない良好な映像を提供することができる。
一般にホログラフィック素子は、波長選択性が高く、10〜20nm程度の波長幅の光のみに回折を生じさせ、他の波長の光には作用しないから、外界光L2はほとんど全てホログラフィック素子19を透過して、眼Eに達する。したがって、ホログラフィック素子19を介して外界を観察することが可能であり、映像は外界の像に重なって観察される。ホログラフィック素子19はコンバイナとしても機能することになる。
映像表示装置4は、第1の実施形態の映像表示装置1(図1参照)と同様に、光源12の発光輝度を制御する光源輝度制御部21、液晶シャッター16の透過率を制御するシャッター制御部22、光源輝度制御部21とシャッター制御部22を制御して提供する映像と外界の像の輝度を調節する連動制御部23、映像の輝度の指定のために使用者によって操作される操作部24を備えている。連動制御部23による映像と外界の像の輝度の調節の方法は、第1の実施形態と同様である。
第5の実施形態の映像表示装置5の光学構成を図7に模式的に示す。映像表示装置5は、上記の映像表示装置4を修飾して、透明板18bの下端面に光センサー27を備えるとともに、ホログラフィック素子19が外界光L2のうち映像に重なる部位の一部を反射するようにしたものである。ホログラフィック素子19によって反射された外界光L2は、透明板18bの前面と後面で全反射されながら下端に向かって進み、光センサー27に達する。光センサー27は、液晶表示素子11による映像の表示がオフになる期間に動作するよう制御され、外界光L2のみを検出する。
映像表示装置5は、操作部24に代えて外界輝度検出部26(図4参照)を備えており、映像表示装置5における映像と外界の像の輝度を調節するための構成は、第3の実施形態の映像表示装置3のものと同様である。光センサー27は受光量を表す信号を外界輝度検出部26に出力し、外界輝度検出部26は光センサー27の出力に基づいて外界の輝度を検出する。連動制御部23による映像と外界の像の輝度の調節の方法は、第3の実施形態と同様である。
なお、第3の実施形態および本実施形態の映像表示装置3、5では、提供する映像の輝度と外界の像の輝度の差を一定にするようにしているが、両像の輝度差を必ずしも一定にする必要はない。一般に、重なり合った2つの像の輝度比が100:1程度以下であれば、両像共に良好に観察することができる。したがって、外界の像の輝度に対する映像の輝度の比を1/100から100までの範囲に設定すればよい。使用者が映像の輝度を指定する第1、第2、第4の実施形態の映像表示装置1、2、4では、映像と外界の輝度の比は概ねこの範囲内に収まることになる。
第1の実施形態の映像表示装置の構成を模式的に示す図。 第1の実施形態の映像表示装置における使用者によって指定された映像の輝度と、液晶シャッターの透過率と、提供する映像および外界の像の輝度の関係を模式的に示す図。 第2の実施形態の映像表示装置の構成を模式的に示す図。 第3の実施形態の映像表示装置の構成を模式的に示す図。 第3の実施形態の映像表示装置における検出された外界の輝度と、液晶シャッターの透過率と、提供する映像および外界の像の輝度の関係を模式的に示す図。 第4の実施形態の映像表示装置の光学構成を模式的に示す図。 第5の実施形態の映像表示装置の光学構成を模式的に示す図。
符号の説明
1〜5 映像表示装置
11 液晶表示素子
12 光源
13 集光レンズ
14 接眼光学系
15 ハーフミラー
16 液晶シャッター
17 EL表示素子
18a、18b 透明板
19 ホログラフィック素子
21 光源輝度制御部
22 シャッター制御部
23 連動制御部
24 操作部
25 表示輝度制御部
26 外界輝度検出部
27 光センサー

Claims (7)

  1. 映像を外界の像に重ねて観察者に提供する映像表示装置であって、
    映像を表示し、表示した映像を表す光量可変の光を供給する映像表示部と、
    映像表示部からの映像を表す光と外界からの光を重畳して観察者の眼に導いて、外界の像に重ねて映像を提供するコンバイナと、
    映像表示部からコンバイナまでの映像を表す光の光路上に位置して、提供する映像を拡大する拡大光学系と、
    コンバイナに至る外界からの光を減弱させ、光を減弱させる度合いが可変の外界光減弱部と、
    映像表示部を制御して提供する映像の輝度を調節する映像輝度調節部と、
    外界光減弱部を制御して外界の像の輝度を調節する外界像輝度調節部と、
    映像輝度調節部と外界像輝度調節部とを連動して制御する連動制御部
    を備えることを特徴とする映像表示装置。
  2. 映像表示部が、表示した映像によって与えられる照明光を変調することにより映像を表す光を生成する変調型映像表示素子と、変調型映像表示素子に与える照明光を発する照明素子より成り、
    映像輝度調節部が照明素子の発光輝度を制御して提供する映像の輝度を調節することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 映像表示部が映像を表す光を自ら発する自発光型映像表示素子より成り、
    映像輝度調節部が自発光型映像表示素子の発光輝度を制御して提供する映像の輝度を調節することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  4. 外界光減弱部が液晶シャッターから成ることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  5. 連動制御部が、提供する映像の輝度が所定輝度に達するまでは、映像輝度調節部を制御して提供する映像の輝度を調節し、提供する映像の輝度が所定輝度に達したときは、外界像輝度調節部を制御して外界の像の輝度を調節することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  6. 外界の輝度を検出する外界輝度検出部を備え、
    連動制御部が、外界輝度検出部によって検出された外界の輝度に基づいて、映像輝度調節部と外界像輝度調節部とを制御することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  7. 外界の像の輝度に対する提供する映像の輝度の比が100分の1以上かつ100以下になるように、連動制御部が映像輝度調節部と外界像輝度調節部とを制御することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
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