JP2006153078A - 磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置 - Google Patents

磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置 Download PDF

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達夫 毛塚
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義博 八木
Kazunori Yamada
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Abstract

【課題】
主に、自動変速機の変速操作装置のシフトレバーを操作する際、操作力をアシストして、操作感を向上させるアシスト装置に用いられて、トルクを磁歪として捉えて電気的信号に変換する磁歪式トルクセンサのトルク検出精度を向上させることが出来る磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置を提供する。
【解決手段】
インプットレバー部材27には、軸部材26のトルクセンサ本体24aを挟んで両側に位置する入力側一端部26aと、出力側一端部26bとの熱容量が略同一となるように、入力側と出力側との温度差を減少させる温度勾配低減手段としての熱マスとなる部分が、インプットレバー部材27の肉厚を追加して一定の厚さ寸法d2とすることにより構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トルクを伝達する際に、トルクを検出して、アシスト駆動を行う磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置に関し、特に、自動変速機の変速操作装置のシフトレバーを操作する際、操作トルクを磁歪として捉えて電気的信号に変換する磁歪式トルクセンサのトルク検出精度を向上させることが出来る磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置に関する。
従来、図9乃至図12に示すように、自動変速機の変速操作装置に用いられるアシスト装置1には、磁歪式トルクセンサ装置2が用いられているものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
このような磁歪式トルクセンサ装置2は、主に前記変速操作装置のシフトレバーと、前記自動変速機との間に介在されるアシスト装置1に設けられるもので、操作トルクによる捻れを磁歪として捉えて、電気的信号に変換するトルクセンサ装置2の軸部材5が、このアシスト装置1のケース部材3に、貫通された状態で、一対のボールベアリング部材4,4を介して、回動自在に支持されている。
この軸部材5の一端部5aには、図10及び図11に示すような金属製の板状のインプットレバー部材7が、ナット部材8によって締結固定されている。このインプットレバー部材7には、前記シフトレバーから延設されるロッド部材16が、ピローボール6を介して連結されている。
また、この軸部材5の一端部5aと反対側に位置する他端部5bには、前記自動変速機と、連結ピン部材11に接続されるリンケージ部材17を介して連結される金属製の板状のアウトプットレバー部材9が、ナット部材10によって締結固定されている。
そして、この軸部材5の略中央位置には、トルクセンサ装置2のセンサ本体2aが設けられていて、前記インプットレバー部材7を介して、アウトプットレバー部材9に伝達される操作トルクを、この軸部材5の捻れによって生じる磁歪として、このトルクセンサ本体2aが捉えて、電気的信号にこのトルクセンサ装置2が変換するように構成されている。
更に、前記軸部材5には、このトルクセンサ装置2と前記アウトプットレバー部材9との間に、金属製のウォームホイル部材12が固着されている。
このウォームホイル部材12は、駆動アクチュエータとしての駆動モータ14の軸部14aに設けられたウォームギヤ部材13と噛合されていて、前記トルクセンサ装置2が接続された回路基板15上の制御部からの出力信号に応じて、この駆動モータ14が回転駆動し、アシスト駆動力として、前記軸部材14aへ伝達されることによって、前記変速レンジ操作の操作力がアシストされるように構成されている。
なお、軸部材5外周面に作られた磁気異方性部分の透磁率に従った電気信号を取り出すためのコイルに、軸部材5に生じる温度勾配を検出するための電気回路を追加し、温度による透磁率の変化分を電気回路で差し引くように構成されているもの等も知られている(例えば、特許文献2,特許文献3等参照)。
特開2003−301942号公報 特許第2564049号公報 特開平10−153502号公報
しかしながら、図9に示すような従来の磁歪式トルクセンサ装置2を用いたアシスト装置1では、前記トルクセンサ本体2aを挟んで、軸部材5の両側に位置する入力側と、出力側との熱容量が相違する。ここで、熱容量とは、部材の材質(単位重量当たりの熱容量)と重量とによって、概略決定されるものである。
すなわち、前記軸部材5の一端部側5aの入力側に設けられた前記インプットレバー部材7の熱容量よりも、この軸部材5の他端部側5bの出力側に設けられるアウトプットレバー部材9とアシスト用の前記ウォームホイル部材12とを合わせた熱容量の方が大きくなってしまう。
また、熱の伝わり易さは、軸部材5や前記インプットレバー部材7、前記アウトプットレバー部材9及び前記ウォームホイル部材12が外気に直に接触している面積や、これらの軸部材5等を覆う保温カバー等の熱伝導度、金属の熱伝導度、及び詳細には、前記保温カバー部材の有無により生じる周囲の空気の流動性等によって、概略決定されるものである。
このため、外気温度が変化すると、前記トルクセンサ本体2aを中心とした入力側と、出力側との熱容量の相違により、操作トルクを検出する為の2ヵ所の磁気異方性部分に温度差が生じてしまい、操作トルクの検出精度が低下してしまう虞があった。
また、軸部材5に生じる温度勾配を検出するための軸部材5外周面に作られた磁気異方性部分の透磁率に従った電気信号を取り出すコイルと電気回路とを追加し、温度による透磁率の変化分を電気回路で差し引くように構成するものでは、これらのコイルと電気回路とが別途必要となり、部品点数が増大してしまうと共に、軸部材5に装着する部品が追加されることにより軸部材5の長手方向寸法も増大してしまうといった問題もあった。このため、前記軸部材5に装着される部品数は、少ない方が望ましい。
本発明は、かかる課題を解決するためなされたもので、部品点数の増大を抑制して、トルクの検出精度を向上させることができる磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため本発明の請求項1に係る磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置は、トルクが入力される入力側一端部と、該トルクを出力させる出力側他端部との間に介在されて、該入力側一端部から、トルクが出力側他端部に伝達される際に、該トルクによって発生する磁歪を検出するトルクセンサ本体を有し、該トルクセンサ本体で検出した磁歪を電気的信号に変換することにより、駆動アクチュエータのアシスト駆動によって、前記入力側一端部への力をアシストする磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置であって、前記トルクセンサ本体を挟んで両側に位置する入力側と、出力側との熱容量を略同一として、該入力側と出力側との温度差を減少させる温度勾配低減手段を設けた磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置を特徴としている。
また、請求項2記載のものでは、前記温度勾配低減手段は、入力側或いは出力側の少なくとも何れか一方に、熱マスとなる部分を追加することにより形成される請求項1記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置を特徴としている。
更に、請求項3に記載されたものは、前記温度勾配低減手段は、入力側に設けられるインプットレバー部材或いは出力側に設けられるアウトプットレバー部材のうち、少なくとも何れか一方に、熱マスとなる部分を一体に形成してなる請求項1又は2記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置を特徴としている。
そして、請求項4に記載されたものは、前記熱マスとなる部分が追加された入力側に設けられるインプットレバー部材或いは出力側に設けられるアウトプットレバー部材は、反対側の熱マスとなる部材と同一重量を有するように構成される請求項3記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置を特徴としている。
また、請求項5に記載されたものは、前記温度勾配低減手段は、入力側に設けられるインプットレバー部材或いは出力側に設けられるアウトプットレバー部材のうち、少なくとも何れか一方を覆うことにより保温する保温カバー部材を有する請求項1乃至4のうち、少なくとも何れか一項記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置を特徴としている。
また、請求項6に記載されたものは、前記保温カバー部材には、前記インプットレバー部材又はアウトプットレバー部材との間を離し置きするように当接される突起部が突設形成されている請求項5記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置を特徴としている。
更に、請求項7に記載されたものは、前記熱マスとして、前記インプットレバー部材又はアウトプットレバー部材の外側面に、膨出形成される膨出部の端面に、前記突起部を当接させて、前記保温カバー部材を支持する請求項6記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置を特徴としている。
そして、請求項8に記載されたものは、前記保温カバー部材は、発泡ポリエチレン製の合成樹脂製材料によって構成されている請求項5乃至7のうち何れか一項記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置を特徴としている。
また、請求項9に記載されたものは、前記温度勾配低減手段は、入力側或いは出力側の少なくとも何れか一方に設けられたトルクアシストギヤ部材と、前記トルクセンサ本体を挟んで略対称位置に設けられて、該トルクアシストギヤ部材と略同等の熱容量のカウンタバランス部材を有する請求項1乃至8のうち、少なくとも何れか一項記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置を特徴としている。
更に、請求項10に記載されたものは、前記温度勾配低減手段は、前記入力側或いは出力側の少なくとも何れか一方に設けられたトルクアシストギヤ部材の少なくとも一部を樹脂製材料によって構成することにより、該トルクアシストギヤ部材が設けられている側の熱容量を減少させてなる請求項1乃至9のうち、少なくとも何れか一項記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置を特徴としている。
このように構成された本発明の請求項1に係るものは、前記温度勾配低減手段によって、前記トルクセンサ本体を挟んで両側に位置する入力側と、出力側との熱容量及び熱の伝わりやすさが略同一となることにより、該入力側と出力側との温度差が減少される。
このため、外気温度が変化しても、前記トルクセンサ本体を中心とした入力側と、出力側との熱勾配が生じにくく、トルクを検出する為の2ヵ所の磁気異方性部分に温度差が生じることなく、トルクの検出精度を高水準に維持出来る。
また、請求項2記載のものは、前記入力側或いは出力側の少なくとも何れか一方に熱マスが追加されることにより、入力側と出力側との温度差が減少する。
更に、請求項3記載のものは、入力側に設けられるインプットレバー部材或いは出力側に設けられるアウトプットレバー部材のうち、少なくとも何れか一方に、一体に形成された熱マスとなる部分によって、入力側と出力側との温度差が減少する。
このため、部品点数を増大させることなく、操作トルクの検出精度を高水準に維持出来る。
また、請求項4に記載されたものは、前記熱マスとなる部分が追加された入力側に設けられるインプットレバー部材若しくは、出力側に設けられるアウトプットレバー部材の重量を、反対側の例えば、アシストギヤ部材等の熱マスとなる部材の有する重量と同一重量(同一材質の場合或いは、単位重量当たりの熱容量が同一である場合を含む)とすることにより、容易に熱マスを入力側及び出力側で略同一とすることができる。
このため、熱マスの設計を容易に行うことが出来る。
そして、請求項5に記載されたものは、保温カバー部材が、入力側に設けられるインプットレバー部材或いは出力側に設けられるアウトプットレバー部材のうち、少なくとも何れか一方を覆うことにより保温して、前記トルクセンサ本体を中心とした入力側と、出力側との熱容量を略同一として、該入力側と出力側との温度差を減少させることができる。
このため、更に、回動部分の重さを増大させることなく、外気温度が変化しても、前記トルクセンサ本体を中心とした入力側と、出力側との熱容量が相違しないため、操作トルクの検出精度を高水準に維持出来る。
また、請求項6に記載されたものは、前記保温カバー部材に突設形成された突起部によって、前記インプットレバー部材又はアウトプットレバー部材との間が離し置きされるように当接されて、これらの保温カバー部材と前記インプットレバー部材との間に、更に、空気層が介在することになり、保温効率を増大させることができる。
そして、請求項7に記載されたものは、前記突起部が、前記熱マスとして、前記インプットレバー部材又はアウトプットレバー部材の外側面に、膨出形成される膨出部の端面に、当接されて、前記保温カバー部材が支持される。
このため、例えば、前記保温カバー部材の外側面部略中央位置での支持剛性が向上するので、面内外方向の厚みを減少させても、ベコ付き感をなくすことが出来、軸部材の軸延設方向に必要とされるアシスト装置全体の寸法を減少させることが出来る。
また、請求項8に記載されたものは、前記保温カバー部材が、発泡ポリエチレン製の合成樹脂製材料によって構成されている。
このため、発泡していないポリエチレン製のものに比して、軽量であると共に、熱伝導性が低く、車室内のエアコンによる熱風又は冷風が直接、当接することによる急激な温度変化が抑制される。
そして、請求項9に記載されたものは、前記トルクアシストギヤ部材と略同等の熱容量を有するカウンタバランス部材が、入力側或いは出力側の少なくとも何れか一方に設けられたトルクアシストギヤ部材と、前記トルクセンサ本体を挟んで略対称位置に設けられているので、前記トルクセンサ本体を挟んで両側に位置する入力側と、出力側との熱容量が略同一となることにより、該入力側と出力側との温度差が減少される。
更に、請求項10に記載されたものでは、前記トルクアシストギヤ部材の少なくとも一部が樹脂製材料によって構成されているので、該トルクアシストギヤ部材が、前記トルクセンサ本体を挟んで、入力側又は、出力側のうち一方に設けられている場合でも、全て金属製材料によって構成されているトルクアシストギヤを設けたものに比して、熱容量の増大分を、減少させて、該入力側と出力側との温度差が拡大しないように抑制させることが出来る。
以下、発明を実施するための最良の形態を図1乃至図8を参照しつつ、説明する。なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成から説明すると、この実施の形態の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置は、図2に示すように、車両20の自動変速機21の変速操作装置22には、車室内に突設されてシフトレバー22aが設けられていて、主に車両20の前,後方向に沿って回動可能に支持されることにより、変速レンジ操作に応じて、ドライブレンジ等の各ポジションレンジに切り換え可能となるように構成されている。
この自動変速機21の変速機本体21aと、前記変速操作装置22との間には、磁歪式トルクセンサ24が用いられたアシスト装置23が介在されて設けられている。
このアシスト装置23は、図1に示すように、主に、筐体ケース25に設けられた磁歪式トルクセンサ24と、この磁歪式トルクセンサ24の円筒形状のトルクセンサ本体24a内部を貫通する丸棒状の軸部材26とを有している。
この軸部材26は、前記筐体ケース25を貫通して、入力側一端部26a及び出力側他端部26bをこの筐体ケース25から突出させて、一対のボールベアリング部材4,4によって回転可能となるように軸支されている。
また、この軸部材26の入力側一端部26aには、金属製のインプットレバー部材27が、ナット部材8によって締結固定されている。このインプットレバー部材27には、前記シフトレバー22a下端22bが、連結ピン部材28等を介して連結されている。
更に、この軸部材26の出力側他端部26bには、前記自動変速機21と、連結ピン部材11に接続されるリンケージ部材17を介して連結される金属製の板状のアウトプットレバー部材9が、ナット部材10によって締結固定されている。
そして、この軸部材26の略中央位置で、前記トルクセンサ本体24aに収容される部分には、磁気異方性部29が形成されている。
この磁気異方性部29は、略中央の環状溝部29aを挟んで、両側に離し置きされた2ヵ所の被検出部29b,29bによって、軸部材26が、操作トルクによって捻れることで生じる歪みによる透磁率の変化(磁歪)を、前記トルクセンサ本体24aの樹脂ハウジング部材24cの各対向位置に各々環状を呈するように設けられたコイル部24b,24bで検出するように構成されている。
また、これらのトルクセンサ本体24aの樹脂ハウジング部材24c等は、金属製の磁気シールドカバー部材24dによって覆われると共に、前記コイル部24b,24bに接続されるコネクタ部24eを介して、前記筐体ケース25の内壁部25aに添着されて、制御部15aが設けられた回路基板15に、接続ケーブル部材30及び基板側コネクタ部31が用いられて接続されている。
そして、この回路基板15の表面側の筐体ケース25の開口部25bには、ケース蓋体25cが、ビス部材25dによって開閉可能に装着されると共に、この回路基板15の裏面側には、接点部15bが設けられている。
また、この回路基板15に設けられた制御部15aには、図2に示すように、駆動アクチュエータとしての駆動モータ14が接続されている。
この駆動モータ14には、軸部14aにウォームギヤ部材13が設けられていると共に、前記軸部材26の磁歪式トルクセンサ24と、前記アウトプットレバー部材9との間に、金属製のベース部32aを介して固着されたウォームホイル部材32の一部を構成する樹脂製の歯部32bが、このウォームギヤ部材13に噛合されている。
更に、このウォームホイル部材32には、前記接点部15bと摺接されるブラシ部32cが設けられていて、前記軸部材26の回動により、この接点部15bの各接点と接続及び切断されることにより、電気的に導通及び非導通状態となるように構成されている。
そして、このアシスト装置23では、前記シフトレバー22aから前記自動変速機21に伝達される操作トルクを、入力側一端部から入力して、該自動変速機に出力側他端部から出力させる際、該操作トルクによって発生する軸部材26の捻れを前記2ヵ所の被検出部29b,29bの磁歪として、前記コイル部24b,24bが検出して電気的信号に変換することにより、このトルクセンサ本体24aから前記回路基板15の制御部15aに送られる。
制御部15aでは、この電気的信号が増幅されて、前記駆動モータ14が回転駆動されることにより、駆動力が前記ウォームギヤ部材13及びウォームホイル部材32を介して、前記軸部材26に伝達することにより、アシスト駆動されて、前記変速レンジ操作に必要とされる操作力を低減させて、操作感を向上させるように構成されている。
この実施の形態の実施例1では、図1及び、図3乃至図5に示すように、前記インプットレバー部材27には、前記軸部材26のトルクセンサ本体24aを挟んで両側に位置する入力側一端部26aと、出力側一端部26bとの熱容量及び熱の伝わりやすさが略同一となるように、入力側と出力側との温度差を減少させる温度勾配低減手段としての熱マスとなる部分が、インプットレバー部材27に追加されている。
すなわち、このインプットレバー部材27は、図3乃至図5中実線で示されるように、従来の図10及び図11に示したインプットレバー部材7(図3乃至図5中二点鎖線部分に相当)の厚さ寸法d1に比して、肉厚の厚さ寸法d2を有することにより、熱マスとして、一定の厚みが追加されたレバー本体27aを有している。
また、このレバー本体27aに、前記軸部材26の入力側一端部26aが挿通される挿通孔27bが開口形成されると共に、前記連結ピン部材28が、挿通孔27bから一定距離離間されて、前記磁歪式トルクセンサ24に設けられた回路基板15方向へ向けて立設されている。
更に、この実施例1のレバー本体27aでは、図3に示すように、前記レバー本体27aから下方に向けて延設される延設部27cが、熱マスの一部として一体に設けられている。
また、この実施例1の延設部27cには、更に、前記磁歪式トルクセンサ24に設けられた回路基板15方向へ向けて、膨出された膨出部27dが、熱マスの一部として一体に設けられている。
そして、この実施例1では、更に、前記温度勾配低減手段の1つとして、図1に示すように、入力側に設けられるインプットレバー部材27を覆うことにより保温する樹脂製の保温カバー部材33が設けられている。
この実施例1の保温カバー部材33は、前記インプットレバー部材27に外側方から嵌着されて装着されている。
次に、この実施例の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置の作用について説明する。
この実施の形態のアシスト装置1では、図2に示す前記変速操作装置22のシフトレバー22aが操作されると、前記連結ピン部材28を介して、操作トルクが、前記インプットレバー部材27から、前記軸部材26の入力側一端部26aに伝達される。
この操作トルクは、この軸部材26の入力側一端部26aと反対側に位置する出力側他端部26bに伝達されて、前記アウトプットレバー部材9及び図2に示すリンケージ部材17を介して、前記自動変速機21のシフトポジションを変更させる際、前記磁歪式トルクセンサ装置24によって、検出される。
すなわち、図1に示す前記一対のボールベアリング4,4によって回動自在に支持された軸部材26が、インプットレバー部材27からの入力を、アウトプットレバー部材9へ、操作トルクを伝達する際に、発生する捻れが、前記磁気異方性部に設けられた2ヵ所の被検出部29b,29bの磁歪として、前記コイル部24b,24bが検出して電気的信号に変換する。
この電気的信号は、このトルクセンサ本体24aから、前記コネクタ部24eを介して、接続ケーブル部材30及び基板側コネクタ部31及び、前記筐体ケース25の内壁部25aに添着されて、制御部15aが設けられた回路基板15に送られる。
この回路基板15の制御部15aでは、この電気的信号が増幅されて、前記駆動モータ14が回転駆動されることにより、駆動力を前記ウォームギヤ部材13及びウォームホイル部材32を介して、前記軸部材26に伝達することにより、アシスト駆動されて、前記変速レンジ操作に必要とされる操作力を低減させて、操作感を向上させることが出来る。
この実施例1のアシスト装置23では、前記インプットレバー部材27が、図3乃至図5中実線で示されるように、従来の図10及び図11に示したインプットレバー部材7(図3乃至図5中二点鎖線部分に相当)の厚さ寸法d1に比して、肉厚の厚さ寸法d2を有することにより、熱マスとして、一定の厚みが追加されたレバー本体27aを、入力側一端部26aに設けている。
このため、前記トルクセンサ本体24aを挟んで両側に位置する入力側と、出力側との熱容量が略同一となることにより、この入力側と出力側との温度差が減少される。
従って、外気温度が変化しても、前記トルクセンサ本体24aを中心とした入力側と、出力側との熱勾配が生じにくく、操作トルクを検出する為の2ヵ所の被検出部29b,29bが設けられた磁気異方性部29では、温度差が生じることなく、操作トルクの検出精度を高水準に維持出来る。
更に、この実施例1では、前記インプットレバー部材27に一体となるように熱マスとなる部分が追加されている。このため、他の電子回路部品等の部品点数を増大させることなく、操作トルクの検出精度を高水準に維持出来る。
しかも、この実施例1では、前記保温カバー部材33によって、入力側に設けられるインプットレバー部材27が覆われることにより保温されて、前記トルクセンサ本体24aを中心とした入力側と、出力側との熱容量に加えて、熱の伝わりやすさも略同等となり、更に、入力側と出力側との温度差を減少させることができる。
更に、この保温カバー部材33は、金属製の熱マスを増大させるための部品に比して、樹脂製材料等によって構成することにより、比重を少なく設定することができる。このため、更に、回動部分の重さを増大させることなく、しかも、回路部品数とコストを増大させることなく、外気温度が変化しても、前記トルクセンサ本体22aを中心とした入力側と、出力側との熱容量が相違しないため、操作トルクの検出精度を高水準に維持出来る。
また、この実施例1では、図1に示すように、前記トルクアシストギヤ部材としてのウォームホイル部材32の歯部32bの一部が、樹脂製材料によって構成されているので、このウォームホイル部材32が、前記トルクセンサ本体24aを挟んで、出力側の一方に設けられている場合でも、全て金属製材料によって構成されているウォームホイル部材32を設けたものに比して、熱容量の増大分を、減少させて、入力側と出力側との温度差が拡大しないように抑制させることが出来る。
更に、この実施例1では、前記保温カバー部材33は、前記インプットレバー部材27に外側方から嵌着されて装着されているので、前記インプットレバー部材27の保護が兼ねられていると共に、装脱着性が良好である。
また、この実施例1では、図1中に示されるように、前記連結ピン部材28が、挿通孔27bから一定距離離間されて、前記磁歪式トルクセンサ24に設けられた回路基板15方向へ向けて立設されている。
このため、図6に示すように、シフトレバー22を前記インプットレバー部材27の内側位置に連結出来、軸部材26の軸延設方向を増大させるような部品の追加が抑制されて、前記熱マスの追加によって、インプットレバー部材27の厚みが増大しても、図12に示すように、前記シフトレバーから延設されるロッド部材16の連結位置によって、前記軸部材5の軸延設方向に必要とされるアシスト装置1全体の車幅方向寸法W1に比して、この実施例1のアシスト装置23では、図1中に示されるように、少ない車幅方向寸法W2に設定出来、車載状態でのスペース効率を良好なものとすることができる。
しかも、この実施例1では、図3に示すように、前記インプットレバー部材27の前記レバー本体27aから下方に向けて延設される延設部27cが、熱マスの一部として一体に設けられている。
また、この実施例1の延設部27cには、更に、前記磁歪式トルクセンサ24に設けられた回路基板15方向へ向けて、膨出された膨出部27dが、熱マスの一部として一体に設けられている。
従って、入力側と出力側との温度差を減少させるように、インプットレバー部材27に熱マスを一体に追加するものでも、厚み方向の増加寸法が抑制されて、更にスペース効率が良好である。
更に、この実施例1のインプットレバー部材27の重量は、約124gで、同一材質で構成されるアウトプットレバー部材9の重量の約62gと、ウォームホイル部材32の重量の約62gを合わせた重量と同一重量になるように設定されている。
このように、前記熱マスとなる部分が追加された入力側に設けられるインプットレバー部材27の重量が、反対側の熱マスとなるアウトプットレバー部材9及びウォームホイル部材32の重量の合計と同一重量とすることにより、容易に熱マスを入力側及び出力側で略同一とすることができる。
このため、熱マスの設計を容易に行うことが出来る。
図7は、この発明の実施の形態の実施例2の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置を示すものである。なお、前記従来例,実施の形態及び実施例1と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、図7を参照しつつ構成から説明すると、この実施例2の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置123では、軸部材26の入力側一端部26aに、ナット部材8を用いて固定されるインプットレバー部材127には、前記軸部材26のトルクセンサ本体24aを挟んで両側に位置する入力側一端部26aと、出力側一端部26bとの熱容量が略同一となるように、入力側と出力側との温度差を減少させる温度勾配低減手段としての熱マスとなる部分が追加されている。
すなわち、このインプットレバー部材127には、前記磁歪式トルクセンサ24に設けられた回路基板15側と反対側の外側方へ向けて、膨出された膨出部127aが、熱マスの一部として一体に設けられている。
また、前記温度勾配低減手段の1つとして、図7に示すように、入力側に設けられるインプットレバー部材127を覆うことにより保温する樹脂製の保温カバー部材133が設けられていて、熱の伝わり易さの調整が行われている。
この実施例2の保温カバー部材133には、前記インプットレバー部材127に対して、一定間隔を置いて装着されるように、複数の突起部133a,133b,133b及び133cが突設されている。
このうち、前記突起部133aは、前記ピローボール6のナット部材108によって締結固定された軸部6aの端面6bに当接されている。
また、前記突起部133b,133bは、前記膨出部127aの端面127bに各々当接されている。
更に、前記突起部133cは、前記軸部材26の入力側一端部26aの端面26dに当接されている。
次に、この実施例2の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置123の作用について説明する。
このように構成された実施例2のアシスト装置123では、前記実施例1の作用効果に加えて、更に、図7に示すように、前記保温カバー部材133の各突起部133a〜133cが、前記各端面6b,127b,26dに各々当接して、樹脂製の保温カバー部材133を前記インプットレバー部材127から一定間隔離間するように離し置きされるので、これらの保温カバー部材133と前記インプットレバー部材127との間に、更に、空気層が介在することになり、保温効率を増大させることができ、熱の伝わりやすさが調整されている。
また、この図7に示す前記インプットレバー部材127の保温カバー部材133を発泡ポリエチレン材料等の合成樹脂製材料によって構成することにより、発泡していないポリエチレン製のものに比して、気泡が混在している分、軽量であると共に、熱伝導性が低く、車室内のエアコンによる熱風又は冷風が直接、当接することによる急激な温度変化が抑制される。
しかも、この実施例2では、熱マスとしての膨出部127aが、前記インプットレバー部材127のうち、前記磁歪式トルクセンサ24に設けられた回路基板15側と反対側の外側方へ向けて膨出されていて、この膨出部127aの端面127bに前記突起部133b,133bが当接されて支持されている。
このため、前記保温カバー部材133の外側面部略中央位置での支持剛性が向上するので、面内外方向の厚みを減少させても、ベコ付き感をなくすことが出来、この点においても、軸部材26の軸延設方向に必要とされるアシスト装置123全体の寸法を減少させることが出来る。
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態及び実施例1と略同様であるので、説明を省略する。
図8は、この発明の実施の形態の実施例3の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置を示すものである。なお、前記従来例,実施の形態及び実施例1,2と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、構成について、図8を参照しつつ説明すると、この実施例3の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置223では、前記図1に示す実施例1の軸部材26に比して、入力側一端部226aが、長尺となるように形成された軸部材226が用いられている。
この軸部材226の入力側一端部226aには、ナット部材8を用いて固定されるインプットレバー部材7と、前記トルクセンサ本体24aとの間には、前記軸部材226のトルクセンサ本体24aを挟んで両側に位置する入力側一端部226aと、出力側一端部226bとの熱容量が略同一となるように、入力側と出力側との温度差を減少させる温度勾配低減手段としての熱マスとなるカウンタバランス部材232が追加されている。
すなわち、この実施例3では、図8に示すように、入力側一端部226aのインプットレバー部材7と、前記トルクセンサ本体24aとの間に、温度勾配低減手段としてのカウンタバランス部材232が固定されている。
このカウンタバランス部材232は、前記端部出力側他端部223bに設けられたトルクアシストギヤ部材32に対して、前記トルクセンサ本体24aを挟んで略対称位置となるように、中心の溝部29aから略等距離L1,L1に設けられて構成されている。
このカウンタバランス部材232は、前記トルクアシストギヤ部材32の金属製のベース部32aと略同等の熱容量を有するように略同一形状を呈している。
次に、この実施例3の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置223の作用について説明する。
このように構成された実施例3のアシスト装置223では、前記実施例1及び実施例2の作用効果に加えて、更に、図8に示すように、前記ウォームホイル部材32の金属製のベース部32aと略同等の熱容量を有するカウンタバランス部材232が、入力側一端部226aに設けられて、前記ウォームホイル部材32と、前記トルクセンサ本体24aを挟んで略対称位置に設けられている。
このため、前記トルクセンサ本体24aを挟んで両側に位置する入力側と、出力側との熱容量が略同一となることにより、これらの入力側と出力側との温度差が減少される。
更に、前記ウォームホイル部材32の一部である歯部32bが樹脂製材料によって構成されているので、ウォームホイル部材32が、前記トルクセンサ本体24aを挟んで、入力側又は、出力側のうち一方に設けられている場合でも、全て金属製材料によって構成されているトルクアシストギヤを設けたものに比して、このウォームホイル部材32のうち、ベース部32と同一熱マスとなるように構成されるカウンタバランス部材232の大きさ及び重さを小さく設定することが出来、重量低減効果を2倍とすることができる。
更に、この実施例3の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置223では、前記実施例1,2の作用効果に加えて、更に、前記カウンタバランス部材232によって、入力側一端部226aと、出力側一端部226bとの熱容量が略同一となるように構成されていると共に、対称位置に固定されることにより、熱の伝わりやすさも、入力側と出力側とで略一致している。
このため、アシスト装置223の車載レイアウトに応じて、前記軸部材226中心の溝部29aからの距離L2,L3が相違していたり、或いは、リンケージの設計上の設定で、前記インプットレバー部材7と、アウトプットレバー部材9との形状が相違して、熱マスが完全に同一とならない場合でも、入力側と出力側との温度差を減少させて、温度勾配の発生を抑制させることが出来る。
他の構成及び作用効果については、前記実施の形態,実施例1及び実施例2と同一乃至均等であるので、説明を省略する。
以上、この発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置では、インプットレバー部材27,127等側に、熱マスを追加するものを示して説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、前記アウトプットレバー部材9側に、このアウトプットレバー部材に一体に又は別体で、熱マスを追加する等、前記トルクセンサ本体を挟んで両側に位置する入力側と、出力側との熱容量を略同一として、該入力側と出力側との温度差を減少させる温度勾配低減手段であるならば、形状、数量及び材質が特に限定されるものではない。
また、前記実施の形態の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置は、自動車のシフトレバー装置に適用されたものを例示して説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、アシスト式のステアリング装置や、或いは電動アシスト自転車等、入力側一端部から、トルクが出力側他端部に伝達される際に、トルクによって発生する磁歪を検出して、アシスト駆動するものであるならば、どのような磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置に用いてもよい。
本発明の実施の形態の実施例1に係る磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置で、要部の構成を説明する図2中A−A線に沿った位置での断面図である。 実施例1の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置で、変速操作装置のシフトレバーから自動変速機に至るまでの連結構造を説明する模式的な車両の側面視図である。 実施例1の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置で、インプットレバー部材の側面図である。 実施例1の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置で、インプットレバー部材の平面図である。 実施例1の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置で、図3中B−B線位置でのインプットレバーの断面図である。 実施例1の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置のレイアウトを模式的に示す平面図である。 本発明の実施の形態の実施例2に係る磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置で、要部の構成を説明する図1に相当する部分での断面図である。 本発明の実施の形態の実施例3に係る磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置で、要部の構成を説明する図1に相当する部分での断面図である。 従来例の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置で、要部の構成を説明する図1に相当する部分での断面図である。 従来例の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置で、インプットレバー部材の側面図である。 従来例の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置で、図10中C−C線位置でのインプットレバーの断面図である。 従来例の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置のレイアウトを模式的に示す平面図である。
符号の説明
21 自動変速機
22 変速操作装置
22a シフトレバー
23,123,223
アシスト装置
24 磁歪式トルクセンサ
24a トルクセンサ本体
26,226 軸部材
26a,226a
入力側一端部(入力側)
26b,226b
出力側他端部(他端部)
27,127 インプットレバー部材
熱マス
27a レバー本体(一部)
27c 延設部
27d,127a 膨出部
29 磁気異方性部
32 ウォームホイール部材(トルクアシストギヤ部材)
32a (金属製)ベース部
32b (樹脂製)歯部
33,133 保温カバー部材(温度勾配低減手段の一つ)
232 カウンタバランス部材

Claims (10)

  1. トルクが入力される入力側一端部と、該トルクを出力させる出力側他端部との間に介在されて、該入力側一端部から、トルクが出力側他端部に伝達される際に、該トルクによって発生する磁歪を検出するトルクセンサ本体を有し、該トルクセンサ本体で検出した磁歪を電気的信号に変換することにより、駆動アクチュエータのアシスト駆動によって、前記入力側一端部への力をアシストする磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置であって、
    前記トルクセンサ本体を挟んで両側に位置する入力側と、出力側との熱容量を略同一として、該入力側と出力側との温度差を減少させる温度勾配低減手段を設けたことを特徴とする磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置。
  2. 前記温度勾配低減手段は、入力側或いは出力側の少なくとも何れか一方に、熱マスとなる部分を追加することにより形成されることを特徴とする請求項1記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置。
  3. 前記温度勾配低減手段は、入力側に設けられるインプットレバー部材或いは出力側に設けられるアウトプットレバー部材のうち、少なくとも何れか一方に、熱マスとなる部分を一体に形成してなることを特徴とする請求項1又は2記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置。
  4. 前記熱マスとなる部分が追加された入力側に設けられるインプットレバー部材或いは出力側に設けられるアウトプットレバー部材は、反対側の熱マスとなる部材と同一重量を有するように構成されることを特徴とする請求項3記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置。
  5. 前記温度勾配低減手段は、入力側に設けられるインプットレバー部材或いは出力側に設けられるアウトプットレバー部材のうち、少なくとも何れか一方を覆うことにより保温する保温カバー部材を有することを特徴とする請求項1乃至4のうち、少なくとも何れか一項記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置。
  6. 前記保温カバー部材には、前記インプットレバー部材又はアウトプットレバー部材との間を離し置きするように当接される突起部が突設形成されていることを特徴とする請求項5記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置。
  7. 前記熱マスとして、前記インプットレバー部材又はアウトプットレバー部材の外側面に、膨出形成される膨出部の端面に、前記突起部を当接させて、前記保温カバー部材を支持することを特徴とする請求項6記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置。
  8. 前記保温カバー部材は、発泡ポリエチレン製の合成樹脂製材料によって構成されていることを特徴とする請求項5乃至7のうち何れか一項記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置。
  9. 前記温度勾配低減手段は、入力側或いは出力側の少なくとも何れか一方に設けられたトルクアシストギヤ部材と、前記トルクセンサ本体を挟んで略対称位置に設けられて、該トルクアシストギヤ部材と略同等の熱容量のカウンタバランス部材を有することを特徴とする請求項1乃至8のうち、少なくとも何れか一項記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置。
  10. 前記温度勾配低減手段は、前記入力側或いは出力側の少なくとも何れか一方に設けられたトルクアシストギヤ部材の少なくとも一部を樹脂製材料によって構成することにより、該トルクアシストギヤ部材が設けられている側の熱容量を減少させてなることを特徴とする請求項1乃至9のうち、少なくとも何れか一項記載の磁歪式トルクセンサを用いたアシスト装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008053594A1 (fr) * 2006-10-31 2008-05-08 Mitsuba Corporation Dispositif de commande de puissance
JP2008132964A (ja) * 2006-10-31 2008-06-12 Mitsuba Corp パワーステアリング装置

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