JP2006152976A - 高圧燃料ポンプ - Google Patents

高圧燃料ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2006152976A
JP2006152976A JP2004348065A JP2004348065A JP2006152976A JP 2006152976 A JP2006152976 A JP 2006152976A JP 2004348065 A JP2004348065 A JP 2004348065A JP 2004348065 A JP2004348065 A JP 2004348065A JP 2006152976 A JP2006152976 A JP 2006152976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
pressure
pump
chamber
cam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2004348065A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nunokawa
剛史 布川
Satoshi Tsusaka
智 津坂
Shinya Yamaguchi
真也 山口
Masayoshi Tanuma
正義 田沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikki Co Ltd
Original Assignee
Nikki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikki Co Ltd filed Critical Nikki Co Ltd
Priority to JP2004348065A priority Critical patent/JP2006152976A/ja
Publication of JP2006152976A publication Critical patent/JP2006152976A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 液化ガス燃料を送出するプランジャ式の高圧燃料ポンプについて、シリンダ孔外側開口部からの燃料漏出を防止する膜部材に過剰な負荷がかからないようにして装置の耐久性を確保しながら燃料の大気への漏洩を確実に防止する。
【解決手段】 燃料室21Aにシリンダ孔22を貫通したプランジャ23の先端部を挿入しカム24の回転により基端部を押圧されたプランジャ23がシリンダ孔22内を往復摺動して液化ガスを圧送する高圧燃料ポンプ2Aにおいて、シリンダ孔22外側開口部側にベローズ26を配設してプランジャ23基端部を含む燃料室21A側とカム24を有する駆動機構側とを気・液密状態に区画したものにおいて、シリンダ孔22に設けた燃料溜室27を真空ポンプ30Aを配設した燃料回収路28で燃料タンクに接続し、電子制御ユニット50で燃料溜室27内と大気圧とが等圧となるように真空ポンプ30Aを駆動制御するものとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は高圧燃料ポンプに関し、殊にLPGやDMEなどガソリンに比べて気化しやすい液化ガス燃料を液体のままインジェクタに送りエンジンに供給する液化ガス燃料供給装置に用いる高圧燃料ポンプに関する。
燃料タンク内のDMEやLPG、或いはCNGなどの液化ガス燃料をポンプで高圧化して液体のままインジェクタからエンジンの吸気管路に噴射する液化ガス燃料供給装置は、例えば特開2003−120443号公報に記載されているように広く知られている。
上記公報記載の液化ガス燃料供給装置は、図7の配置図に示すように燃料タンク10に配置された低圧燃料ポンプ10aで加圧した燃料を、燃料供給管路9Aを通ってエンジン1側に配設された高圧燃料ポンプ2Eで更に高圧にしてインジェクタ8に送るものとしている。
図5(A)は、ガソリン直噴エンジンに一般的に用いられる高圧燃料ポンプの断面図を示しているが、プランジャを往復摺動させて燃料を圧送する容積型の高圧燃料ポンプは、図5(B)に示すようにプランジャ23と本体20を貫通したシリンダ孔22との隙間を燃料が通過する構造となっている。しかし、この隙間を通過するガソリンは大気圧力まで減圧されているため、一般的に用いられる往復動用の油圧シールによりある程度密閉することが可能であり、図5(C)に示すようにシリンダ孔下部を拡大して設けた燃料溜室27に接続した燃料回収路28で漏洩するガソリンの殆どを燃料タンクに回収することが可能である。
これに対し、ガソリンと比べて常温で高い蒸気圧力を有するとともに粘度の低いDMEやLPG、或いはCNGなどの液化ガス燃料を圧送しようとする場合、シリンダ孔22とプランジャ23との隙間を通過する燃料の量が多量となってしまうため、この高圧燃料ポンプをそのまま適用することはできない。
そこで、例えば特開平10―318123号公報に記載され図6に示されるように、シリンダ孔22およびプランジャ23基端部を含めた燃料室21A側とプランジャ23を往復駆動させるカム24を有する駆動機構側(大気側)とを、上下に伸縮性を備えた膜部材としてのベローズ26などで気・液密状態で区画してなる高圧燃料ポンプを用いることで、シリンダ孔22とプランジャ23との隙間を通過した燃料が大気側に漏れることを回避しようとする試みがなされている。
ところが、ベローズ26の内側にはシリンダ孔22とプランジャ23との隙間を通過した燃料の蒸気圧力が常にかかるため、膜内外において比較的大きな圧力差が常に生じることになり、殊に、DME,LPG,CNGなどのガソリン代替燃料の蒸気圧力は常温でも1MPaを超え、しかも高温になるほど更に上昇することから、エンジン近傍に配設され耐圧性が通常100kPa程度の膜部材を通常用いる高圧燃料ポンプにあっては、ベローズ26部分の耐久性が問題となりやすい。また、ベローズ26に破損が生じた場合には燃料が一気にエンジン側に流出して火災・爆発の危険性を伴うことになる。
特開2003−120443号公報 特開平10―318123号公報
本発明は、上記のような問題点を解決しようとするものであり、液化ガス燃料を高圧にしてエンジンに供給する液化ガス燃料供給装置に用いる高圧燃料ポンプについて、シリンダ孔外側開口部およびプランジャ基端部を含む燃料室側とカムが配設された駆動機構側とを区画する膜部材に、過剰な負荷がかからないものとして装置の耐久性を確保しながら燃料が燃料ポンプ外に漏洩することを確実に回避できるようにすることを課題とする。
そこで、本発明は、燃料通路の吸込側および吐出側にそれぞれ逆止弁を備え、この二つの逆止弁間に形成される燃料室にシリンダ孔を貫通したプランジャの先端部を挿入して、カムの回転により基端部を押圧されたプランジャがシリンダ孔内を往復摺動することで燃料室内に導入した液化ガス燃料を圧送するものとした高圧燃料ポンプにおいて、
シリンダ孔外側開口部側に、プランジャの摺動方向に伸縮可能な膜部材が配設されてプランジャ基端部を含む燃料室側とカムを有する駆動機構側とが気・液密状態に区画され、シリンダ孔の一部を拡大して設けられた燃料溜室と燃料タンクとが燃料回収路で接続されており、
この燃料回収路に燃料溜室内の燃料を吸引して燃料タンク側に送出する真空ポンプが配設されており、所定の制御手段が真空ポンプ上流側の燃料圧力を検知することで燃料溜室内と大気圧とが略等しい圧力となるように真空ポンプを駆動制御するものとする。
このような構成とすることにより、エンジン近傍に配設され高温に曝されることで膜部材内側の燃料圧力が上昇して膜部材の耐久性低下を招きやすい高圧燃料ポンプにおいて、制御装置が真空ポンプで燃料溜室の圧力を大気圧と同等に調整することで、これに連通する膜部材内側の燃料圧力も大気圧とほぼ同等に調節されることから、膜部材への負荷が軽減されてその耐久性が良好なものとなり、燃料の大気への漏洩を長期間に亘って防止することができる。
また、燃料溜室内の燃料を吸引する真空ポンプを配設する代わりに、シリンダ孔の外側開口部側にプランジャ基端部を内装した膜部材およびカムを有する駆動機構を内装してなるカム室を形成するケーシングを、内外を気・液密状態に区画して設け、制御手段で駆動制御されるポンプ手段でカム室に所定の流体を導入して内部を昇圧するものとしても、同様に膜部材への負荷を軽減することができる。そしてこの場合、カム室内部に他の空間に連通させる配管を接続し、これにカム室内の圧力を燃料タンク内圧力と略同等に調圧する調圧手段を設ければ、さらに膜部材への負荷が軽いものとなる。
さらに、このポンプ手段をオイルポンプとするとともに、カム室に導入する流体をエンジンオイルとして配管でエンジン側からカム室内に導入するものとすれば、導入されたエンジンオイルがカムの潤滑油としても作用することになって、潤滑油追加の必要なく長期間に亘って高圧燃料ポンプの円滑な作動を維持することができる。
一方、これと異なり、このポンプ手段をコンプレッサとするとともに、カム室に導入する流体を圧縮空気として配管でカム室内に導入するものとしても、膜部材への負荷を軽減することができるが、この場合、作動流体にエンジンオイルを用いる場合と異なり、エンジンの熱をカム室内に導入することによる燃料圧力の上昇を招く心配がないものとなる。そして、この場合、流体を導入する配管がカム室とエンジン内部の空間とを接続するものとして、エンジン内部の空気を圧縮空気にして導入し、調圧手段を備えた配管がエンジン内部の空間に接続されて、余剰分の圧縮空気がエンジン内部に戻されるものとすれば、コンプレッサ部品内に異物が侵入することによるトラブルを回避でき、且つ圧縮空気を排出しないことで作動音の低減およびカム室内に存在するオイルミスト等の成分が大気中に排出しないものとすることができる。
さらにまた、上述したポンプ手段を、エンジンを駆動源として作動するものとすれば充分な駆動力を発揮させることができるが、カム室内に圧縮空気を導入する高圧ポンプにあっては、ポンプ手段をカム室に収装または付設される小型の空気ポンプとして、カムの回転により駆動されて圧縮空気をカム室内に導入するものとすれば、燃料供給装置全体のコンパクト化が容易となる。
加えて、上述した高圧燃料ポンプにおいて、カム室と他の空間とを連通する配管に遮断弁を設け、膜部材が破損した場合にこれを検知した制御手段が遮断弁を閉鎖するものとすれば、多量の燃料が一気にエンジン側に流出して炎上・爆発が生じる危険を回避することができる。
シリンダ孔外側開口部およびプランジャ基端部を含む燃料室側とカムを有する駆動機構側とを区画する膜部材の内外圧力差を最小とする本発明により、膜部材に過剰な負荷がかからないものとして装置の耐久性を確保することができ、燃料が燃料ポンプ外に漏洩することを長期間に亘って確実に回避できるものである。
図面を参照して本発明の実施の形態を説明すると、第一の実施の形態に係る高圧燃料ポンプ2Aの縦断面図を示す図1を参照して、高圧燃料ポンプ2Aは図示しない燃料タンクからエンジンに向かう燃料通路の吐出側および吸込側にそれぞれ逆止弁25a,25bを備え、この二つの逆止弁25a,25b間に形成される燃料室21Aに、本体20A外側から燃料室21Aを貫通して穿設したシリンダ孔22に摺動自在に配設されたプランジャ23が、その先端部を挿入している。
プランジャ23の基端部側には、回転することで間欠的にこれを押圧するエンジンのクランクシャフトに接続された図示しないシャフトの先端に固定したカム24が当接して高圧燃料ポンプ2Aを駆動させる駆動機構が配設されており、プランジャ23がカム24の回転によりシリンダ孔22内を往復摺動することで燃料室21A内に導入した液化ガス燃料をインジェクタに向かって圧送するようになっている。
そして、本体20Aのシリンダ孔22外側開口部側には、プランジャ23の摺動方向に伸縮可能な膜部材としてのベローズ26が、この開口部およびプランジャ23基端部側を覆って配設されており、燃料室21A側を駆動機構側(大気側)に対し気・液密状態にして区画している。即ち、燃料室21A内の液体燃料がシリンダ孔22内周壁とプランジャ23の外周壁との隙間を通って、シリンダ22外側開口部から漏出してもこれが大気に放出されないようになっている。
また、シリンダ孔22は、その外側開口部寄りの中途部分が内径を拡大されて燃料溜室27を形成しており、これが図示しない燃料タンクと燃料回収路28で接続されている。さらに、この燃料回収路28には燃料溜室27内の燃料を吸引して燃料タンク側に送出する真空ポンプ30Aが配設されており、真空ポンプ30A上流側には燃料圧力を検知する圧力センサ51が配置され、その出力信号を検知した制御手段としての電子制御ユニット50が、燃料溜室27内と大気圧とが略等しい圧力となるように真空ポンプ30Aを駆動制御するようになっている。
高圧燃料ポンプ2Aは以上のような構成であり、シリンダ孔22外側開口部から漏出した液体燃料が温度上昇などにより高圧化してベローズ26の内外圧力差が大きくなり始めた場合、ベローズ26内側に連通している燃料溜室27の燃料圧力を圧力センサ51で検出した電子制御ユニット50が、真空ポンプ30Aを駆動制御して燃料圧力の過剰な上昇を防止し、ベローズ26内の圧力上昇を防止することにより、ベローズ26に過剰な負荷が加わることを回避できるものである。
図2は本発明の第二の実施の形態に係る高圧燃料ポンプの縦断面図を示しており、シリンダ孔22の中途の燃料溜室27および燃料回収路28の真空ポンプ30Aを配設する代わりに、シリンダ孔22外側開口部側に、プランジャ23基端部側を内装したベローズ26およびカム24を有する駆動機構を収装して内部を気・液密状態に区画してなるカム室21Bを、ケーシング20Cを配設することにより設けたものである。そして、カム室21Bと図示しないエンジンのオイルパンを接続する配管29が設けられ、これに電子制御ユニット50で駆動制御されるポンプ手段としてのオイルポンプ30Bが配設されて、エンジンの潤滑油をカム室21Bに導入して内部を昇圧するようになっている。
また、カム室21Bと図示しないエンジン内の空間(ヘッドまたはクランク室などの空気部分)とを連通させる配管31が設けられ、これに所定のバネ圧に設定された逆止弁25cが設けられており、カム室21B内の圧力を燃料タンク内圧力と略同等に調圧する調圧手段として作用するようになっている。このような構成とすることで、図1の高圧燃料ポンプ2Aと同様にベローズ26の内外に過大な圧力差が生じることを防止して、ベローズ26に過剰な負荷が加わることを回避することができる。
尚、配管31の逆止弁25c上流側には、電子制御ユニット50により開閉制御される遮断弁52が配設されており、例えば燃料回収路28に設置した圧力センサ51が検出した燃料圧力の急な低下などによりベローズ26が破損したことを電子制御ユニット50が検知することで、遮断弁52を閉鎖するようになっている。これにより、多量の燃料が一気にエンジン側に流出することによる炎上・爆発の心配がないものとなる。
図3は、本発明の第三の実施の形態に係る高圧燃料ポンプ2Cの縦断面図を示すものであり、図2の高圧燃料ポンプ2Bにおいてエンジンのオイルパンに接続された配管29の代わりに、図示しないエンジン内空間(ヘッドまたはクランク室などの空気部分)に接続された配管32を設け、この配管32に電子制御ユニット50で駆動するコンプレッサ30Cを配設するとともに、その下流に逆止弁25dを設けたものである。
また、カム室21B底部側には潤滑油がカム24の高さまで満たされており、配管32がカム室21B底部から上方に延設されてカム室21B上部の空気部分で開口し、コンプレッサ30Cの駆動によりカム室21Bの上部側に圧縮空気を導入してカム室21Bを昇圧するようになっている。さらに、配管31はエンジン内空間に接続されて余剰分の圧縮空気をエンジン内に戻すようになっており、上記同様に所定のバネ圧に設定された逆止弁25cでカム室21B内の圧力を燃料タンク内圧力と略同等に調圧している。
このように、コンプレッサ30Cでカム室21Bに圧縮空気を導入することにより、上記同様にベローズ26の内外に過大な圧力差が生じることを防止して、ベローズ26に過剰な負荷が加わることを回避することができるものであるが、本実施の形態においては、エンジンの熱を受けたエンジンオイルをカム室21Bに導入するものではないため、エンジンオイルの熱でベローズ26内の燃料温度を過剰に上昇させる心配がない。また、圧縮空気に用いる空気をエンジン内部空間であるヘッドまたはクランク室から導入するようにしたため、圧縮空気中に異物が含まれることが殆どなく、コンプレッサ30C内に異物が侵入することによる作動不良を発生させる心配がないものとなる。さらに、余剰空気を再度エンジン内部に戻すことは作動音の抑制に有効であり、且つ、カム室21B内のオイルミスト等の成分を大気中に放出してしまうこともない。
図4は本発明の第四の実施の形態に係る高圧燃料ポンプ2Dの縦断面図を示すものであり、図3の高圧燃料ポンプ2Cにおけるコンプレッサ30Cの代わりに、ケーシング20Cを下方に延長したケーシング20Dとすることにより拡大されたカム室21Cの底部側において、プランジャ23基端部の対向位置にプランジャ40cの先端部をカム24に当接させカム室21C底部に延出した配管32の逆止弁25e下流側に逆止弁25fを配設することで形成された空気室40a内にシリンダ孔40bを貫通して基端部を挿入し、バネ40dで上方に付勢されたプランジャ40cをカム24の回転で上下に往復摺動させることで空気室40a内に導入した空気をカム室21C内に圧送する小型の空気ポンプ40を備えたものである。
このような構成としても、上記同様にベローズ26の内外に大きな圧力差が生じることを防止して、ベローズ26に過剰な負荷が加わることを回避することができるが、本実施の形態においては、カム室21C内を昇圧させるためのポンプが小型化されてカム室21C内に収装されたことで装置全体をコンパクトなものとすることができ、エンジンルーム内の設計の自由度を高めることができる。また、この空気ポンプ40は電子制御ユニット50に駆動制御される必要がなく高圧燃料ポンプ2Dの作動に同調して作動するものであり、構成が極めて簡易なものとなる。
本発明の第一の実施の形態を示す縦断面図。 本発明の第二の実施の形態を示す縦断面図。 本発明の第三の実施の形態を示す縦断面図。 本発明の第四の実施の形態を示す縦断面図。 (A),(B),(C)は、従来の高圧燃料ポンプの構成および動作を示す縦断面図。 他の従来の高圧燃料ポンプの構成を示す縦断面図。 高圧燃料ポンプが配置された液化ガス燃料供給装置の配置図。
符号の説明
2A,2B,2C,2D 高圧燃料ポンプ、 20A,20B 本体、 20C,20D ケーシング、 21A 燃料室、 21B,21C カム室、 22 シリンダ孔、 23 プランジャ、 24 カム、 25a,25b,25c,25d,25e,25f 逆止弁、 26 ベローズ、 27 燃料溜室、 28 燃料回収路、 29,31,32 配管、 30A 真空ポンプ、 30B オイルポンプ、 30C コンプレッサ、 40 空気ポンプ、 50 電子制御ユニット、 51 圧力センサ、 52 遮断弁

Claims (9)

  1. 燃料通路の吸込側および吐出側にそれぞれ逆止弁を備え、該二つの逆止弁間に形成される燃料室にシリンダ孔を貫通したプランジャの先端部を挿入して、カムの回転により基端部を押圧された前記プランジャが前記シリンダ孔内を往復摺動することで前記燃料室内に導入した液化ガス燃料を圧送するものとした高圧燃料ポンプにおいて、
    前記シリンダ孔外側開口部側に、前記プランジャの摺動方向に伸縮可能な膜部材が配設されて前記プランジャ基端部を含む燃料室側と前記カムを有する駆動機構側とが気・液密状態に区画され、前記シリンダ孔の一部を拡大して設けられた燃料溜室と燃料タンクとが燃料回収路で接続されており、
    該燃料回収路に前記燃料溜室内の燃料を吸引して燃料タンク側に送出する真空ポンプが配設されて、所定の制御手段が該真空ポンプ上流側の燃料圧力を検知することで前記燃料溜室内と大気圧とが略等しい圧力となるように前記真空ポンプを駆動制御するものとされている、
    ことを特徴とする高圧燃料ポンプ。
  2. 燃料通路の吸込側および吐出側にそれぞれ逆止弁を備え、該二つの逆止弁間に形成される燃料室にシリンダ孔を貫通したプランジャの先端部を挿入して、カムの回転により基端部を押圧された前記プランジャが前記シリンダ孔内を往復摺動することで前記燃料室内に導入した液化ガス燃料を圧送するものとした高圧燃料ポンプにおいて、
    前記シリンダ孔外側開口部側に、前記プランジャの摺動方向に伸縮可能な膜部材が配設されて前記プランジャ基端部を含む燃料室側と前記カムを有する駆動機構側とが気・液密状態に区画され、前記シリンダ孔内と燃料タンクとが燃料回収路で接続されており、
    前記シリンダ孔の外側開口部側に前記プランジャ基端部を内装した膜部材および前記カムを有する駆動機構を内装してなるカム室を形成するケーシングが、内外を気・液密状態に区画して設けられており、所定の制御手段で駆動制御されるポンプ手段で前記カム室に所定の流体を導入して内部を昇圧するものとされている、ことを特徴とする高圧燃料ポンプ。
  3. 請求項2に記載した高圧燃料ポンプにおいて、前記カム室は他の空間に連通させる配管が接続されており、該配管に前記カム室内の圧力を燃料タンク内圧力と略同等に調圧する調圧手段を備えている、ことを特徴とする高圧燃料ポンプ。
  4. 前記ポンプ手段はオイルポンプであり、前記カム室に導入する流体がエンジンオイルであって配管でエンジン側から前記カム室内に導入するものとされている、請求項2または3に記載した高圧燃料ポンプ。
  5. 前記ポンプ手段はコンプレッサであり、前記カム室に導入する流体が圧縮空気であって配管で前記カム室内に導入するものとされている、請求項2または3に記載した高圧燃料ポンプ。
  6. 請求項5に記載した高圧燃料ポンプにおいて、前記流体を導入する配管がカム室とエンジン内部の空間とを接続するものであってエンジン内部の空気を前記圧縮空気にして導入し、前記調圧手段を備えた配管が前記エンジン内部の空間に接続されており、余剰分の圧縮空気をエンジン内に戻すことを特徴とする高圧燃料ポンプ。
  7. 前記ポンプ手段は前記エンジンを駆動源として利用するものである、請求項4,5または6に記載した高圧燃料ポンプ。
  8. 前記ポンプ手段は前記カム室に収装または付設される小型の空気ポンプであって前記カムの回転により駆動されて圧縮空気をカム室内に導入するものとされている、請求項5または6に記載した高圧燃料ポンプ。
  9. 前記カム室と他の空間と連通する配管に遮断弁が設けられており、前記膜部材が破損した場合に該破損の発生を検知した前記制御手段が、前記遮断弁を閉鎖するものとされている、請求項3,4,5,6または7に記載した高圧燃料ポンプ。
JP2004348065A 2004-12-01 2004-12-01 高圧燃料ポンプ Ceased JP2006152976A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004348065A JP2006152976A (ja) 2004-12-01 2004-12-01 高圧燃料ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004348065A JP2006152976A (ja) 2004-12-01 2004-12-01 高圧燃料ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006152976A true JP2006152976A (ja) 2006-06-15

Family

ID=36631553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004348065A Ceased JP2006152976A (ja) 2004-12-01 2004-12-01 高圧燃料ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006152976A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100861754B1 (ko) * 2007-07-10 2008-10-06 자동차부품연구원 차량의 고압 연료펌프용 누설 dme 연료의 재순환 장치
JP2011512472A (ja) * 2007-08-21 2011-04-21 コリア インスティチュート オブ マシナリー アンド マテリアルズ Lpg自動車用非接触式容積型燃料ポンプ
JP2011512471A (ja) * 2007-08-21 2011-04-21 コリア インスティチュート オブ マシナリー アンド マテリアルズ 潤滑剤隔離構造を有するlpg自動車用非接触式容積型燃料ポンプ
FR2961561A1 (fr) * 2010-06-22 2011-12-23 Bosch Gmbh Robert Pompe a piston
CN101294532B (zh) * 2007-04-27 2012-10-10 曼柴油机欧洲股份公司 燃料泵
KR101375200B1 (ko) 2006-12-22 2014-03-18 만 디젤 앤 터보 에스이 연료 펌프

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101375200B1 (ko) 2006-12-22 2014-03-18 만 디젤 앤 터보 에스이 연료 펌프
CN101294532B (zh) * 2007-04-27 2012-10-10 曼柴油机欧洲股份公司 燃料泵
KR100861754B1 (ko) * 2007-07-10 2008-10-06 자동차부품연구원 차량의 고압 연료펌프용 누설 dme 연료의 재순환 장치
JP2011512472A (ja) * 2007-08-21 2011-04-21 コリア インスティチュート オブ マシナリー アンド マテリアルズ Lpg自動車用非接触式容積型燃料ポンプ
JP2011512471A (ja) * 2007-08-21 2011-04-21 コリア インスティチュート オブ マシナリー アンド マテリアルズ 潤滑剤隔離構造を有するlpg自動車用非接触式容積型燃料ポンプ
FR2961561A1 (fr) * 2010-06-22 2011-12-23 Bosch Gmbh Robert Pompe a piston
CN102297119A (zh) * 2010-06-22 2011-12-28 罗伯特·博世有限公司 活塞泵
GB2481524A (en) * 2010-06-22 2011-12-28 Bosch Gmbh Robert Piston pump with bellows

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4415929B2 (ja) 高圧燃料供給ポンプ
JP3787508B2 (ja) 高圧燃料供給ポンプ
US8973556B2 (en) Fuel system for an internal combustion engine
JP5937681B2 (ja) 燃料システムからの燃料漏れを減少させる燃料システム及び方法
JP6135437B2 (ja) 高圧燃料ポンプ
US10941741B2 (en) High-pressure fuel supply pump
JP2001041125A (ja) ピエゾインジェクタ
US20170298886A1 (en) High pressure fuel pump
JP2009293597A (ja) 燃料ポンプ
JP2010007521A (ja) 燃料噴射ポンプ
JP2006152976A (ja) 高圧燃料ポンプ
JP2002332931A (ja) 圧力制限装置並びにこのような圧力制限装置を備えた燃料系
JP4887421B2 (ja) 高圧ガソリン燃料噴射用供給ポンプ
JP2006161817A (ja) 高圧燃料供給ポンプ
JP6849892B2 (ja) ピストンポンプ装置
KR100815155B1 (ko) 가스연료차량용 연료공급장치
JP4552834B2 (ja) 燃料噴射装置
CN108779766B (zh) 具有流体阻尼器的高压泵
JP6932278B1 (ja) 封入特性の向上した燃料ポンプ
US9599078B2 (en) Fuel supply device
JP2010196687A (ja) 高圧ポンプ
JP2008248713A (ja) 液化ガスエンジンの燃料噴射装置
JP2020128700A (ja) 高圧燃料ポンプ
WO2023209949A1 (ja) 燃料ポンプ
CN111684152B (zh) 用于低温燃料的燃料输送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090924

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091027

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20100223