JP2006152523A - かつら用部分品及びかつら - Google Patents

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Abstract

【課題】適度な毛髪の密度を持たせても頭皮への接着力が強く、かつ、違和感が少なくてかつらの一部分を構成することができるかつら用部分品を提供する。
【解決手段】植設孔2a、2b・・・2fが等間隔に形成された毛髪列4A、4B、4Cを複数個形成した毛髪用基板2と、毛髪用基板2の各毛髪列4A、4B、4Cに対応した裏面にほぼ同数の毛髪3が配設されるように、各毛髪列4A、4B、4Cの隣接する植設孔2aと2b、2bと2c・・・2eと2fに配設されたほぼ同数よりなる複数個の毛髪3と、毛髪用基板2の裏面及び毛髪用基板2の裏面に配設された毛髪3に接着剤6を介して固定された保持板7と、各毛髪列4A、4B、4Cに対応した保持板7上に塗布された接着剤9Aとからなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、かつらの一部分を構成するためのかつら用部分品及び該かつら用部分品を用いたかつらに関する。
頭の大部分を補うものとしてかつらが用いられ、頭の一部分を補うものとして増毛用ピースが用いられている。かつらとしては、例えば特許文献1が挙げられ、増毛用ピースとしては、例えば特許文献2及び3が挙げられる。またかつらへの毛髪の植設方法として、例えば特許文献4が挙げられる。
特開2001− 89921号公報 特開2000−239912号公報 特開2002−227022号公報 特開2004−285526号公報
特許文献1は、2個の植設孔を一対とし、これに一本の毛髪をV型に植設している。またV型に植設された植設孔間に通気孔を設けている。従って、一対の植設孔から隣の一対の植設孔のピッチは、植設孔から通気孔の長さの2倍となり、また通気孔はある程度の大きさを必要とするので、一対の隣接する植設孔のピッチもある程度の長さを必要とする。このため、植設孔に一本の毛髪を植設した場合には、毛髪の量の密度が小さくなって全体の毛髪が薄くなるという問題があった。
そこで、一対の植設孔に数本の毛髪を植設することが考えられる。しかし、この場合には、一対の植設孔の裏面に対応した部分が点状に突出することになり、この点状に突出した部分に塗布された接着剤のみが頭皮に接着されるので、接着力が弱くて剥がれ易く、また頭皮に接着させた際に違和感を感じ易くなる。
特許文献2及び3は、あくまでも部分的な増毛として使用するには好適であるが、頭の大部分に使用するには好ましくない。
本発明の第1の課題は、適度な毛髪の密度を持たせても頭皮又は頭に被せるかつらベースへの接着力が強く、かつ、違和感が少なくてかつらの一部分を構成することができるかつら用部分品を提供することにある。
本発明の第2の課題は、短時間に個人にフィットしたかつらを提供することにある。
上記第1の課題を解決するための本発明の請求項1は、植設孔が等間隔に形成された毛髪列を複数個形成した毛髪用基板と、この毛髪用基板の各毛髪列に対応した裏面にほぼ同数の毛髪が配設されるように、前記各毛髪列の隣接する植設孔に配設されたほぼ同数よりなる複数個の毛髪と、前記毛髪用基板の裏面及び前記毛髪用基板の裏面に配設された毛髪に第1の接着剤を介して固定された保持板と、各毛髪列に対応した前記保持板上に少なくとも塗布された第2の接着剤とからなることを特徴とする。
上記第1の課題を解決するための本発明の請求項2は、前記請求項1において、前記各毛髪列間には、前記毛髪用基板から前記第2の接着剤に貫通する複数個の通気孔が形成されていることを特徴とする。
上記第1及び第2の課題を解決するための本発明の請求項3は、伸縮性の薄いフィルムを頭に被せ、請求項1又は2記載の構成よりなるかつら用部分品を頭に被せられた前記フィルムに貼り付けて形成したことを特徴とする。
請求項1又は2によれば、毛髪用基板の各毛髪列の裏面には最初の植設孔から最後の植設孔までほぼ同数の毛髪が均一に一直線に盛り上がって配設されている。これにより、各毛髪列に対応した保持板及び第2の接着剤の部分が均一に一直線に盛り上がった形状となる。この均一に一直線に盛り上がった接着剤が頭皮又は頭に被せるかつらベースに接着されるので、接着力が強く、かつ頭皮に接着させた際における違和感が少なくなる。またはかつら用部分品を接着したかつらベースを頭に被せた際における違和感が少なくなる。
請求項1又は2によれば、伸縮性の薄いフィルムを頭に被せ、請求項1又は2記載の構成よりなるかつら用部分品を頭に被せられた前記フィルムに貼り付けてかつらを形成するので、短時間に個人にフィットしたかつらが得られる。
本発明のかつら用部分品の一実施の形態を図1乃至図4により説明する。図1はかつら用部分品1を示す。このかつら用部分品1は、図2(a)に示す毛髪用基板2と図2(b)に示す毛髪3とを有している。毛髪用基板2は、例えば皮膚アレルギーのないポリウレタン系のフィルムよりなっている。毛髪用基板2の大きさは、例えば短辺20〜30mm、長辺40〜60mmの矩形形状で、その厚さは20〜50μmとなっている。また毛髪用基板2には、3つの毛髪列4A、4B、4Cにそれぞれ植設孔2a、2b・・・2fが等間隔、例えば3〜5mmのピッチPで形成されている。
毛髪3は、植設孔2a、2b・・・2fのピッチPと同じピッチPでU型に加熱して癖折りされている。毛髪3の素材は、人毛であっても人工毛であってもよい。
次に毛髪用基板2への毛髪3の植設を図2乃至図4により説明する。毛髪用基板2の毛髪列4A、4B、4Cの隣接する植設孔、2aと2b、2bと2c、2cと2d・・・にそれぞれ同数で複数本の毛髪3を植設する。図3は3本の毛髪3を植設した場合を示す。従って、本実施の形態の場合には、植設孔2a及び2fには3本の毛髪3が挿入され、植設孔2b〜2eにはそれぞれ6本の毛髪3が挿入される。
今、1例として、植設孔2aと2bに3本の毛髪3を植設する場合を図4により説明する。毛髪用基板2の表面側より植設孔2aと2bにそれぞれ毛髪挿入用ガイド5、5を挿入し、毛髪挿入用ガイド5、5の毛挿入側より毛髪3の端部を挿入する。そして、毛髪3を毛髪挿入用ガイド5、5に十分挿入した後に毛髪挿入用ガイド5、5を取外し、毛髪3の折り曲げ底部3aを毛髪用基板2の裏面に密着させる。この毛髪3の植設は、他の植設孔2bと2c、2cと2d、2dと2e、2eと2f等にも同様にして行う。これにより、毛髪用基板2の裏面には、最初の植設孔2aから最後の植設孔2fまで同数(3本)の毛髪3が配設されたことになり、毛髪列4A、4B、4Cに対応した毛髪用基板2の裏面は毛髪3が均一に一直線に盛り上がる。
なお、上記実施の形態においては、図2(b)及び図4に示すように、癖折りして折り曲げ底部3aを形成した毛髪3を植設した場合について説明した。本実施の形態は毛髪3を癖折りしなく、〔従来の技術〕の項で上げた特許文献4のような方法で毛髪3を毛髪用基板2に植設した後、毛髪用基板2の裏面側の毛髪3部分を加熱して癖折りしてもよい。
次に図1に示すように、毛髪用基板2の裏面に接着剤6をスプレーで塗布した後に保持板7を接着するか、または接着剤6付の保持板7を接着する。接着剤6としては、例えば皮膚アレルギーのないポリウレタン系を用いる。保持板7は、毛髪用基板2と同材料で、該毛髪用基板2より薄い例えば10〜20μmのフィルムを用いる。これにより、保持板7は各毛髪列4A、4B、4Cに対応した部分が毛髪3によって盛り上がり、毛髪列4Aと4B、4Bと4C間は凹形状となる。保持板7を接着剤6を介して毛髪用基板2に貼り付ける場合、保持板7に張力を加えた状態で貼り付けてもよい。これにより、貼り付けた後における保持板7の収縮によって毛髪用基板2の表面が丸みとなり、実際に頭皮への取付けに好ましい形状となる。
次に図1(b)(c)に示すように、毛髪列4Aと4B、4Bと4C間に通気孔8を設ける。最後に、盛り上がった毛髪列4A、4B、4Cの保持板7上に接着剤9Aを塗布し、また保持板7の周辺にも接着剤9Bを塗布し、接着剤9A、9B上にそれぞれ剥離シート10A、10Bを貼り付ける。これにより、かつら用部分品1が形成される。
かつら用部分品1を頭皮に貼り付ける時は、剥離シート10A、10Bを剥がし、接着剤9A、9Bを頭側にして毛髪用基板2を頭皮に押し付ける。これにより、かつら用部分品1は頭皮に貼り付けられる。
かつら用部分品1としては、前もって毛髪3の長さLが異なるものを3〜5種類準備しておく。例えば長さLが長い5cmのもの、中位長さ3cmのもの、短い1〜2cmのものを準備する。そして、かつら用部分品1を接着する頭の部分に応じた毛髪3の長さLのかつら用部分品1を頭皮に貼り付ける。例えば、前頭部分には長さLが長いかつら用部分品1を貼り付け、頭部の周辺及び後頭部分には長さLが短いかつら用部分品1を貼り付け、前頭部分と後頭部分との間の部分には長さLが中位長さのかつら用部分品1を貼り付ける。
前記したように、毛髪用基板2の各毛髪列4A、4B、4Cの裏面には最初の植設孔2aから最後の植設孔2fまで同数の毛髪3が均一に一直線に盛り上がって配設されている。これにより、各毛髪列4A、4B、4Cに対応した保持板7及び接着剤9Aの部分が均一に一直線に盛り上がった形状となる。この均一に一直線に盛り上がった接着剤9Aが頭皮に接着されるので、接着力が強く、かつ頭皮に接着させた際における違和感が少なくなる。
本実施の形態は、かつら用部分品1は頭の大部分に貼り付ける場合のみでなく、特許文献2及び3のように部分的に貼り付ける場合にも適用できる。また本実施の形態はかつら用部分品1の一部が劣化した場合に、その部分のみを貼り変える場合にも適用できる。
また本実施の形態においては、3つの毛髪列4A、4B、4Cで各毛髪列4A、4B、4Cに6個の植設孔2a、2b・・・2fを形成した場合について説明したが、毛髪列4A、4B、4Cの数及び植設孔2a、2b・・・2fの数は特に限定されるものではない。また各毛髪列4A、4B、4Cの隣接する植設孔2aと2b、2bと2c、2cと2d、2dと2e、2eと2fにそれぞれ3本の毛髪3を配設したが、その毛髪3の数は限定されるものではなく、例えば3〜5本であってもよい。
次に本発明のかつらの一実施の形態を図1及び図5により説明する。図5に示すように、伸縮性を有し多数の孔が形成された薄いフィルム20を頭21に密着して被せる。そして、図1に示すように形成されたかつら用部分品1をフィルム20に貼り付ける。この場合、前記したように、例えば、前頭部分には長さLが長いかつら用部分品1を貼り付け、頭部の周辺及び後頭部分には長さLが短いかつら用部分品1を貼り付け、前頭部分と後頭部分との間の部分には長さLが中位長さのかつら用部分品1を貼り付ける。
このように、個人の頭21にフィルム20を密着させ、これにかつら用部分品1を貼り付けてかつらを形成するので、短時間にその個人にフィットしたかつらが得られる。特に、かかるかつらを理髪店で製作してもらうと、整髪と同時に好みの髪型にその場で即座にできる。また多数の孔が形成されたフィルム20を用いると、フィルム20の孔にかつら用部分品1の通気孔8が合い、頭21のむれが防止される。
また前記したように、かつら用部分品1は、毛髪用基板2の各毛髪列4A、4B、4Cの裏面には最初の植設孔2aから最後の植設孔2fまで同数の毛髪3が均一に一直線に盛り上がって配設されている。これにより、各毛髪列4A、4B、4Cに対応した保持板7及び接着剤9Aの部分が均一に一直線に盛り上がった形状となる。この均一に一直線に盛り上がった接着剤9Aがフィルム20に接着されるので、接着力が強く、かつかつらを頭21に接着させた際における違和感が少なくなる。
本発明のかつら用部分品の一実施の形態を示し、(a)は(c)のA−A線断面説明図、(b)は(c)のB−B線断面説明図、(c)は平面説明図である。 (a)は毛髪用基板の平面図、(b)は毛髪の正面図である。 毛髪を毛髪用基板に植設した状態の毛髪列における断面説明図である。 毛髪の植設方法の一例を示す断面説明図である。 本発明のかつらの一実施の形態を示す説明図である。
符号の説明
1 かつら用部分品
2 毛髪用基板
2a、2b・・・2f 植設孔
3 毛髪
4A、4B、4C 毛髪列
5 毛髪挿入用ガイド
6 接着剤
7 保持板
8 通気孔
9A、9B 接着剤
10A、10B 剥離シート
20 フィルム
21 頭

Claims (3)

  1. 植設孔が等間隔に形成された毛髪列を複数個形成した毛髪用基板と、この毛髪用基板の各毛髪列に対応した裏面にほぼ同数の毛髪が配設されるように、前記各毛髪列の隣接する植設孔に配設されたほぼ同数よりなる複数個の毛髪と、前記毛髪用基板の裏面及び前記毛髪用基板の裏面に配設された毛髪に第1の接着剤を介して固定された保持板と、各毛髪列に対応した前記保持板上に少なくとも塗布された第2の接着剤とからなることを特徴とするかつら用部分品。
  2. 前記各毛髪列間には、前記毛髪用基板から前記第2の接着剤に貫通する複数個の通気孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載のかつら用部分品。
  3. 伸縮性の薄いフィルムを頭に被せ、請求項1又は2記載の構成よりなるかつら用部分品を頭に被せられた前記フィルムに貼り付けて形成したことを特徴とするかつら。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015158019A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 株式会社アートネイチャー かつら、かつらの製造方法及び毛髪セット

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