JP2006151909A - 内服用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 白色脂肪細胞への脂肪蓄積を抑制する組成物に関するものであり、全身及び/又は局所の過剰な脂肪の蓄積を防ぐことにより肥満を解消し防止する食品に関する。
【解決手段】α−リポ酸とコエンザイムQ10とともに、イソロイシン、ロイシン又はバリンから選ばれる少なくとも1種を含有することにより、脂肪細胞への脂肪蓄積を強く阻害することができる脂肪蓄積抑制剤を提供できる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、白色脂肪細胞への脂肪蓄積を抑制する脂肪蓄積抑制剤に関するものであり、脂肪の蓄積を抑制することにより肥満を改善し予防する内服用組成物、特に飲食品又は医薬品に関する。
近年、生活習慣病が増加傾向にあり、そのうち糖尿病、高血圧症、高脂血症の危険因子として肥満がある。肥満は生活習慣病に限らず様々な疾患の原因となっているとされている。また、脂肪細胞では種々の内分泌因子(アディポサイトカイン)を産生し分泌して、糖や脂質代謝などの生体生理の恒常性維持に重要であることが明らかになりつつあるが、脂肪の過剰な蓄積により脂肪細胞が肥大化すると、このような脂肪細胞による恒常性維持機能が損なわれることが指摘されている。さらに、肥満は体型のバランスを悪くして美容の面から問題となる。
肥満を改善するためには、食欲抑制、消化吸収抑制、脂肪等代謝促進等といった作用を有する医薬品や飲食品が望まれる。これまでに、食欲抑制剤であるマジンドール、脂肪分解促進作用及び脂肪細胞分化促進作用を有するイソフラボン類(特許文献1、2)、脂肪細胞分化抑制作用を有するカロテノイド類(特許文献3)等が知られている。また、体脂肪は脂肪組織に存在する脂肪細胞によって蓄積されるため、脂肪細胞への脂肪の蓄積を抑制することによって、肥満の予防や改善が可能となる。
ところで、α−リポ酸は別名チオクト酸とも呼ばれ補酵素として働く生体内物質である。主な作用としては、インスリンの作用を高めて糖代謝を促す作用や抗酸化作用がある。近年、α−リポ酸がMAPキナーゼ経路を通じて脂肪細胞化誘発性転写因子を調節することにより脂肪細胞の分化を阻害することが報告されている。コエンザイムQ10は、別名補酵素Q10、ユビデカレノンとも呼ばれ補酵素として働く生体内物質である。主な作用としては、抗酸化作用、老化防止作用、代謝促進作用がある。また、代謝性強心剤として臨床的に用いられてもいる。
特許第2829387号公報 特許公報2829388号公報 特開2003-95930号公報 J Biol Chem、Vol.278 、No.37、pp34823-34833
本発明の課題は、効果が高く安全な脂肪蓄積抑制剤を提供することにある。
そこで、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、α−リポ酸とコエンザイムQ10とともに、バリン、ロイシン又はイソロイシンから選ばれる少なくとも一種のアミノ酸を含有する新規な組成物が、脂肪細胞への脂肪蓄積を顕著に抑制することを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明者、かかる知見に基づいて開発されたものである。
すなわち、本発明は、下記(1)〜(6)に掲げる内服用組成物である。
(1)α−リポ酸とコエンザイムQ10とともに、バリン、ロイシン又はイソロイシンから選ばれる少なくとも一種のアミノ酸を含有する内服用組成物、
(2)さらに、塩化カルニチン、カルニチン又はカルニチンの塩から選ばれる少なくとも一種を含有する(1)に記載の内服用組成物、
(3)さらに、ビタミンA類、ビタミンB類、ビタミンC類、ビタミンE類、ビタミンK類、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジン、タウリン、コラーゲン、グルコサミン、アセチルグルコサミン、ヒアルロン酸、イソフラボン、ポリフェノール、ビオチン、ホエーペプチド、ダイズペプチド、ローヤルゼリー、フィトナジオン、メナキノン、メナジオン、メナジオール、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロチン酸、ルチン、エリオシトリン、ヘスペリジン又はそれらの塩から選ばれる少なくとも1種を含有する(1)又は(2)に記載の内服用組成物、
(4)α−リポ酸とコエンザイムQ10とともに、バリン、ロイシン又はイソロイシンから選ばれる少なくとも一種のアミノ酸を含有することを特徴とする脂肪蓄積抑制剤、
(5)さらに、塩化カルニチン、カルニチン又はカルニチンの塩から選ばれる少なくとも一種を含有する(4)に記載の脂肪蓄積抑制剤、
(6)(4)又は(5)に記載の脂肪蓄積抑制剤を含有する医薬品又は飲食品。
本発明は、α−リポ酸とコエンザイムQ10とともに、バリン、ロイシン又はイソロイシンから選ばれる少なくとも一種のアミノ酸を含有することにより、脂肪細胞への脂肪蓄積抑制作用が顕著に増強された内服用組成物又は脂肪蓄積抑制剤である。また、α−リポ酸、コエンザイムQ10及びカルニチンとともに、バリン、ロイシン又はイソロイシンから選ばれる少なくとも一種のアミノ酸を含有することにより、更に脂肪蓄積効果が抑制することができる。本発明では、主として内服用組成物として適用することで高い効果を奏することができ、安全性が高いことから飲食品や医薬品として用いるのが好適である。
本発明の内服用組成物又は脂肪蓄積抑制剤は、脂肪蓄積を抑制することによって肥満を改善し、糖尿病、高血圧症、高脂血症といった生活習慣病や動脈硬化等の様々な疾患を予防することができる。また、全身的又は局所的な肥満を改善することによって、美容上の問題を解消するとともに、肥満に伴う血行不良や代謝低下を改善して肌の調子を整え健康な肌を維持することに役立つ。
(I)内服用組成物
本発明の内服用組成物は、医薬品、医薬部外品、飲食品などに幅広く利用することができるが、より具体的には例えば、医薬品、医薬部外品、飲食品(特定保健用食品、栄養機能食品、老人用食品、特別用途食品、機能性食品、健康補助食品、サプリメント、健康食品、飲料、製菓、菓子など)等として利用できる。
本発明の内服用組成物は、抗肥満剤、肥満の予防又は治療剤、肥満改善剤、脂肪蓄積が抑制される旨の表示ある飲食品、脂肪が気になる人の生活改善する旨の表示がある飲食品、脂肪のとりすぎが気になる人のための飲食品である旨の表示がある飲食品、脂肪を燃焼させる旨の表示がある飲食品に用いるのが好適である。
本発明の内服用組成物に用いるα−リポ酸は、公知化合物である。本発明の内服用組成物を例えばヒトに適用する場合には、α−リポ酸の通常成人(体重50kg)における1日摂取量が10〜300mg、好ましくは20〜150mg、より好ましくは30〜100mg、特に好ましくは30〜80mgとなるように内服用組成物の服用方法や処方を適宜設定することができる。内服用組成物中のα−リポ酸の含有量は、製剤の形態によって適宜調整することができるが、好ましくは0.001〜50重量%、より好ましくは0.01〜20重量%、特に好ましくは0.01〜10重量%程度である。また、本発明の内服用組成物においてα−リポ酸は、バリン、ロイシン及びイソロイシン総量1重量部に対して、0.01重量部〜50重量部、好ましくは0.01〜20重量部、さらに好ましくは0.05〜10重量部、特に好ましくは0.1〜5重量部である。
本発明の内服用組成物に用いるコエンザイムQ10は、公知化合物である。本発明の内服用組成物を例えばヒトに適用する場合には、コエンザイムQ10の通常成人(体重50kg)における1日摂取量が10〜300mg、好ましくは20〜150mg、より好ましくは30〜100mg、特に好ましくは30〜80mgとなるように内服用組成物の服用方法や処方を適宜設定することができる。内服用組成物中のコエンザイムQ10の含有量は、製剤の形態によって適宜調整することができるが、好ましくは0.001〜50重量%、より好ましくは0.01〜20重量%、特に好ましくは0.01〜10重量%程度である。また、本発明の内服用組成物においてコエンザイムQ10は、α−リポ酸1重量部に対して、好ましくは0.01重量部〜100重量部、より好ましくは0.05〜50重量部、さらに好ましくは0.1〜10重量部、特に好ましくは0.2〜5重量部である。また、本発明の内服用組成物においてコエンザイムQ10は、バリン、ロイシン及びイソロイシン総量1重量部に対して、0.001重量部〜100重量部、好ましくは0.01〜50重量部、さらに好ましくは0.05〜10重量部、特に好ましくは0.1〜5重量部である。
本発明の内服用組成物はバリン、ロイシン又はイソロイシンから選ばれる少なくとも一種のアミノ酸を含有することを特徴とする。これらのアミノ酸はすべて公知の化合物である。本発明の内服用組成物を例えばヒトに適用する場合には、バリンの通常成人(体重50kg)における1日摂取量が10〜1000mg、好ましくは50〜1000mg、より好ましくは100〜800mg、特に好ましくは300〜800mgとなるように内服用組成物の服用方法や処方を適宜設定することができる。内服用組成物中のバリンの含有量は、製剤の形態によって適宜調整することができるが、好ましくは0.001〜50重量%、より好ましくは0.001〜20重量%、さらに好ましくは0.01〜10重量%、特に好ましくは0.01〜5重量%程度である。
本発明の脂肪蓄積抑制剤を例えばヒトに適用する場合には、ロイシンの通常成人(体重50kg)における1日摂取量が10〜3000mg、好ましくは100〜2000mg、より好ましくは300〜1500mg、さらに好ましくは500〜1200mgとなるように内服用組成物の服用方法や処方を適宜設定することができる。内服用組成物中のロイシンの含有量は、製剤の形態によって適宜調整することができるが、好ましくは0.001〜50重量%、より好ましくは0.001〜20重量%、さらに好ましくは0.01〜10重量%、特に好ましくは0.01〜5重量%程度である。
本発明の脂肪蓄積抑制剤を例えばヒトに適用する場合には、イソロイシンの通常成人(体重50kg)における1日摂取量が10〜1000mg、好ましくは50〜1000mg、より好ましくは100〜800mg、特に好ましくは300〜800mgとなるように内服用組成物の服用方法や処方を適宜設定することができる。内服用組成物中のイソロイシンの含有量は、製剤の形態によって適宜調整することができるが、好ましくは0.001〜50重量%、より好ましくは0.001〜20重量%、さらに好ましくは0.01〜10重量%、特に好ましくは0.01〜5重量%程度である。
また本発明の内服用組成物では、バリン、ロイシン又はイソロイシンから選ばれるアミノ酸を二種組み合わせて用いることができ、三種すべてを共に含有してもよい。これらのアミノ酸を組み合わせて用いる場合には、バリンとロイシンとイソロイシンの重量比は、1重量部:0.5〜5重量部:0.5〜5重量部とするのが好ましく、1重量部:1〜3重量部:1〜2重量部とするのがより好ましい。
本発明の内服用組成物では、さらに塩化カルニチン、カルニチン又はカルニチンの塩から選ばれる少なくとも一種を含有することによって、脂肪蓄積抑制作用をより向上させることができる。カルニチンの塩としては、酒石酸塩、フマル酸、塩酸塩塩等が代表的な例として挙げられる。本発明にさらに塩化カルニチン、カルニチン又はカルニチンの塩から選ばれる少なくとも一種を含有する場合には、その総量が、α−リポ酸1重量部に対して、好ましくは0.01重量部〜50重量部、より好ましくは0.01〜20重量部、さらに好ましくは0.05〜10重量部、特に好ましくは0.1〜5重量部程度で含有する。また、コエンザイムQ10の1重量部に対して、好ましくは0.01重量部〜50重量部、より好ましくは0.01〜20重量部、さらに好ましくは0.05〜10重量部、特に好ましくは0.1〜5重量部程度で含有する。さらに、バリン、ロイシン及びイソロイシン総量1重量部に対して、好ましくは0.001重量部〜100重量部、より好ましくは0.01〜50重量部、さらに好ましくは0.05〜10重量部、特に好ましくは0.1〜5重量部程度で含有する。
本発明の内服用組成物では、α−リポ酸とコエンザイムQ10とともに、バリン、ロイシン又はイソロイシンから選ばれる少なくとも一種のアミノ酸を含有することによって脂肪細胞への脂肪蓄積が顕著に抑制されているが、ビタミンA類、ビタミンB類、ビタミンC類、ビタミンE類、ビタミンK類、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジン、タウリン、コラーゲン、グルコサミン、アセチルグルコサミン、ヒアルロン酸、イソフラボン、ポリフェノール、ビオチン、ホエーペプチド、ダイズペプチド、ローヤルゼリー、フィトナジオン、メナキノン、メナジオン、メナジオール、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロチン酸、ルチン、エリオシトリン、ヘスペリジン又はそれらの塩から選ばれる少なくとも1種をさらに含有すると、さらに脂肪燃焼を促進、また、エネルギー代謝を改善して効果的なエネルギー交換を行えることと相まって、肥満改善のために総合的により優れた内服用組成物となる。中でも好ましくは、ビタミンA類、ビタミンB類、ビタミンC類、ビタミンE類、ビタミンK類、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、システイン、シスチン、アスパラギン酸、タウリン、コラーゲン、グルコサミン、アセチルグルコサミン、ヒアルロン酸、イソフラボン、ポリフェノール、ビオチン、ホエーペプチド、ローヤルゼリー、γ−オリザノール又はそれらの塩から選ばれる少なくとも1種である。
ここで、ビタミンA類としては、レチナール、レチノール、レチノイン酸、カロチン、デヒドロレチナール、リコピンなどが例示でき、ビタミンB類としては、ビスチアミン、チアミンジスルフィド、チアミンジセチル硫酸エステル塩、ベンフォチアミン、プロスルチアミン、フルスルチアミン、ビスベンチアミン、シコチアミン、オクトチアミン、アリチアミン、チアミンプロピルジスルフィド、チアミンテトラヒドロフルフリルジスルフィド、ジセチアミン、ビスブチアミン、ビスイブチアミン、チアミンモノホスフェートジスルフィド、チアミンピロリン酸、シコチアミン、チアミンエチルジスルフィド、チアミンプロピルジスルフィド、リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン、ピリドキサール、ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、メチルコバラミン、デオキシアデノコバラミン、葉酸、テトラヒドロ葉酸、ジヒドロ葉酸、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチニックアルコール、パントテン酸、パンテノール、ビオチン、コリン、イノシトールなどが例示でき、ビタミンC類としては、アスコルビン酸、エリソルビン酸などが例示でき、ビタミンD類としては、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロタキステロールなどが例示でき、ビタミンE類としては、トコフェロールおよびその誘導体、ユビキノン誘導体などが例示でき、ポリフェノールとしては、プロアントシアニン、アントシアニン、緑茶ポリフェノールなどが例示できる。
本発明の内服用組成物に用いるこれらの化合物の含有量は、一概に規定できないが、通常、各々0.01〜30%、好ましくは0.05〜15%、さらに好ましくは0.1〜10%、特に好ましくは0.5〜10%程度で用いることができる。
本発明の内服用組成物には、必要に応じて種々の成分を組み合わせることができる。このような成分の種類は特に制限されず、例えば、抗炎症成分、細胞賦活成分、生薬成分、上記した以外のアミノ糖やビタミン類、ミネラルなどが例示できる。本発明において好適な生薬成分としてを例示すれば、次のような成分が例示できる。
生薬成分:カミツレ、ケイヒ、葛根湯、マオウ、ナンテンジツ、オウヒ、オンジ、カンゾウ、キョウニン、シャゼンジ、シャゼンソウ、セキサン、セネガ、トコン、バイモ、アセンヤク、ウイキョウ、オウゴン、カロニン、ケイヒ、ゴオウ、ゴミン、サイシン、シオン、ジャコウ、シャジン、ショウキョウ、ソウハクヒ、ソヨウ、チクセツニンジン、チンピ、ニンジン、バクモンドウ、ハンゲなど。
また本発明の内服用組成物は、上記成分の他に、組成物の用途あるいは剤形に応じて、食品、医薬部外品、医薬品に通常使用される成分を適宜配合しても良い。配合できる成分としては、特に制限されないが、例えば、賦形剤、滑沢剤、崩壊剤、結合剤、防腐・抗菌剤、pH調整剤、キレート剤、抗酸化剤、清涼化剤の他、コーティング剤、可溶化剤又は溶解補助剤、崩壊補助剤、安定化剤、懸濁化剤、流動化剤、乳化剤、増粘剤、粘稠化剤、緩衝剤、消泡剤、発泡剤、溶剤、等張化剤、香料、着色剤、分散剤、吸着剤、湿潤剤、防湿剤、帯電防止剤、甘味料、酸味料、食物繊維、果汁粉末、有機酸、旨味成分、フレーバー、糖質、蛋白質などが挙げられる。
本発明の内服用組成物の製剤形態としては特に制限がなく、液剤や、粉末剤、カプセル剤、錠剤、顆粒剤、ゼリー剤等任意の製剤形態とできる。摂取しやすい液剤や飲料、用時溶解粉末剤、カプセル剤、顆粒剤、チュアブル錠、速溶解錠、速崩壊錠などの錠剤が好ましい形態である。特に好ましい形態としては、液剤、カプセル剤、チュアブル錠、顆粒剤である。
これらの製剤の製造においては、当該技術分野で慣用の方法をそのまま、又は適宜応用して用いればよい。例えば、錠剤は、当該技術分野で慣用の造粒法(例えば、押し出し造粒法、粉砕造粒法、乾式圧密造粒法、流動層造粒法、転動造粒法、高速攪拌造粒法など)、打錠法(例えば、湿式打錠法、直接打錠法など)などを目的に応じて適宜組み合わせて製造できる。また、液剤は、例えば、水(精製水など)や植物油(オリーブ油、大豆油、ごま油、綿実油など)などの基剤および界面活性剤などの添加剤を用いて、前記成分を溶解又は懸濁させ、当該技術分野で慣用の方法により製造できる。
(II)脂肪蓄積抑制剤
本発明の脂肪蓄積抑制剤は、医薬品、医薬部外品、化粧品、飲食品、試薬、医薬品等原料などに幅広く利用することができるが、代表的には医薬品、医薬部外品、化粧品、飲食品として用いられる。本発明は、内用組成物(経口又は非経口)としても、外用組成物としても用いることができるが、内服用組成物(経口の内用組成物)として用いるのが効果発現の点から好ましい。内服用組成物としては例えば、医薬品、医薬部外品、飲食品(特定保健用食品、栄養機能食品、老人用食品、特別用途食品、機能性食品、健康補助食品、サプリメント、健康食品、飲料、製菓、菓子など)等として利用できる。
本発明の脂肪蓄積抑制剤は、抗肥満剤、肥満の予防又は治療剤、肥満改善剤、脂肪蓄積が抑制される旨の表示ある飲食品、脂肪が気になる人の生活改善する旨の表示がある飲食品、脂肪のとりすぎが気になる人のための飲食品である旨の表示がある飲食品、脂肪を燃焼させる旨の表示がある飲食品に用いるのが好適である。
本発明の脂肪蓄積抑制剤に用いるα−リポ酸は、公知化合物である。本発明の脂肪蓄積抑制剤を例えばヒトに適用する場合には、α−リポ酸の通常成人(体重50kg)における1日摂取量が10〜300mg、好ましくは20〜150mg、より好ましくは30〜100mg、特に好ましくは30〜80mgとなるように適用する。本発明の脂肪蓄積抑制剤を、例えば内服用組成物とする場合には、製剤の形態によって適宜調整することができるが、内服用組成物中のα−リポ酸の含有量を例示すれば、好ましくは0.001〜50重量%、より好ましくは0.01〜20重量%、特に好ましくは0.01〜10重量%程度である。本発明の脂肪蓄積抑制剤に用いるα−リポ酸は、バリン、ロイシン及びイソロイシン総量1重量部に対して、0.01重量部〜50重量部、好ましくは0.01〜20重量部、さらに好ましくは0.05〜10重量部、特に好ましくは0.1〜5重量部である。
本発明の脂肪蓄積抑制剤に用いるコエンザイムQ10は、公知化合物である。本発明の脂肪蓄積抑制剤を例えばヒトに適用する場合には、コエンザイムQ10の通常成人(体重50kg)における1日摂取量が10〜300mg、好ましくは20〜150mg、より好ましくは30〜100mg、特に好ましくは30〜80mgとなるように適用する。本発明の脂肪蓄積抑制剤を例えば、内服用組成物とする場合には、製剤の形態によって適宜調整することができるが、内服用組成物中のコエンザイムQ10の含有量を例示すれば、好ましくは0.001〜50重量%、より好ましくは0.01〜20重量%、特に好ましくは0.01〜10重量%程度である。本発明の脂肪蓄積抑制剤に用いるコエンザイムQ10は、α−リポ酸1重量部に対して、好ましくは0.01重量部〜100重量部、より好ましくは0.05〜50重量部、さらに好ましくは0.1〜10重量部、特に好ましくは0.2〜5重量部である。本発明の脂肪蓄積抑制剤に用いるコエンザイムQ10は、バリン、ロイシン及びイソロイシン総量1重量部に対して、0.001重量部〜100重量部、好ましくは0.01〜50重量部、さらに好ましくは0.05〜10重量部、特に好ましくは0.1〜5重量部である。
本発明の脂肪蓄積抑制剤は、バリン、ロイシン又はイソロイシンから選ばれる少なくとも一種のアミノ酸を含有することを特徴とする。これらのアミノ酸はすべて公知の化合物である。
本発明の脂肪蓄積抑制剤を例えばヒトに適用する場合には、バリンの通常成人(体重50kg)における1日摂取量が10〜1000mg、好ましくは50〜1000mg、より好ましくは100〜800mg、特に好ましくは300〜800mgとなるように適用する。本発明の脂肪蓄積抑制剤を例えば内服用組成物とする場合には、製剤の形態によって適宜調整することができるが、内服用組成物中のバリンの含有量を例示すれば、好ましくは0.001〜50重量%、より好ましくは0.001〜20重量%、さらに好ましくは0.01〜10重量%、特に好ましくは0.01〜5重量%程度である。
本発明の脂肪蓄積抑制剤を例えばヒトに適用する場合には、ロイシンの通常成人(体重50kg)における1日摂取量が10〜3000mg、好ましくは100〜2000mg、より好ましくは300〜1500mg、さらに好ましくは500〜1200mgとなるように適用する。本発明の脂肪蓄積抑制剤を例えば内服用組成物とする場合には、製剤の形態によって適宜調整することができるが、内服用組成物中のロイシンの含有量を例示すれば、好ましくは0.001〜50重量%、より好ましくは0.001〜20重量%、さらに好ましくは0.01〜10重量%、特に好ましくは0.01〜5重量%程度である。
本発明の脂肪蓄積抑制剤を例えばヒトに適用する場合には、イソロイシンの通常成人(体重50kg)における1日摂取量が10〜1000mg、好ましくは50〜1000mg、より好ましくは100〜800mg、特に好ましくは300〜800mgとなるように適用する。本発明の脂肪蓄積抑制剤を例えば内服用組成物とする場合には、製剤の形態によって適宜調整することができるが、内服用組成物中のイソロイシンの含有量を例示すれば、好ましくは0.001〜50重量%、より好ましくは0.001〜20重量%、さらに好ましくは0.01〜10重量%、特に好ましくは0.01〜5重量%程度である。
また本発明の脂肪蓄積抑制剤では、バリン、ロイシン又はイソロイシンから選ばれるアミノ酸を二種組み合わせて用いることができ、三種すべてを共に含有してもよい。これらのアミノ酸を組み合わせて用いる場合には、バリンとロイシンとイソロイシンの重量比は、1重量部:0.5〜5重量部:0.5〜5重量部とするのが好ましく、1重量部:1〜3重量部:1〜2重量部とするのがより好ましい。
本発明では、さらに塩化カルニチン、カルニチン又はカルニチンの塩から選ばれる少なくとも一種を含有することによって、脂肪蓄積抑制作用をより向上させることができる。カルニチンの塩としては、酒石酸塩、フマル酸、塩酸塩塩等が代表的な例として挙げられる。塩化カルニチン、カルニチン又はカルニチンの塩から選ばれる少なくとも一種を用いる場合には、これらの総量が、α−リポ酸1重量部に対して、好ましくは0.01重量部〜50重量部、より好ましくは0.01〜20重量部、さらに好ましくは0.05〜10重量部、特に好ましくは0.1〜5重量部程度で含有する。また、コエンザイムQ10の1重量部に対して、好ましくは0.01重量部〜50重量部、より好ましくは0.01〜20重量部、さらに好ましくは0.05〜10重量部、特に好ましくは0.1〜5重量部程度で含有する。さらに、バリン、ロイシン及びイソロイシン総量1重量部に対して、好ましくは0.001重量部〜100重量部、より好ましくは0.01〜50重量部、さらに好ましくは0.05〜10重量部、特に好ましくは0.1〜5重量部程度で含有する。
本発明の脂肪蓄積抑制剤では、α−リポ酸とコエンザイムQ10とともに、バリン、ロイシン又はイソロイシンから選ばれる少なくとも一種のアミノ酸を含有することによって脂肪細胞への脂肪蓄積が顕著に抑制されているが、さらに、ビタミンA類、ビタミンB類、ビタミンC類、ビタミンE類、ビタミンK類、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジン、タウリン、コラーゲン、グルコサミン、アセチルグルコサミン、ヒアルロン酸、イソフラボン、ポリフェノール、ビオチン、ホエーペプチド、ダイズペプチド、ローヤルゼリー、フィトナジオン、メナキノン、メナジオン、メナジオール、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロチン酸、ルチン、エリオシトリン、ヘスペリジン又はそれらの塩から選ばれる少なくとも1種をさらに含有すると、これらの化合物が脂肪燃焼を促進、また、エネルギー代謝を改善して効果的なエネルギー交換をおこなえることと相まって、肥満改善のために総合的により優れた効果が得られる。中でも好ましくは、ビタミンA類、ビタミンB類、ビタミンC類、ビタミンE類、ビタミンK類、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、システイン、シスチン、アスパラギン酸、タウリン、コラーゲン、グルコサミン、アセチルグルコサミン、ヒアルロン酸、イソフラボン、ポリフェノール、ビオチン、ホエーペプチド、ローヤルゼリー、γ−オリザノール又はそれらの塩から選ばれる少なくとも1種である。
ここで、ビタミンA類としては、レチナール、レチノール、レチノイン酸、カロチン、デヒドロレチナール、リコピンなどが例示でき、ビタミンB類としては、ビスチアミン、チアミンジスルフィド、チアミンジセチル硫酸エステル塩、ベンフォチアミン、プロスルチアミン、フルスルチアミン、ビスベンチアミン、シコチアミン、オクトチアミン、アリチアミン、チアミンプロピルジスルフィド、チアミンテトラヒドロフルフリルジスルフィド、ジセチアミン、ビスブチアミン、ビスイブチアミン、チアミンモノホスフェートジスルフィド、チアミンピロリン酸、シコチアミン、チアミンエチルジスルフィド、チアミンプロピルジスルフィド、リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン、ピリドキサール、ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、メチルコバラミン、デオキシアデノコバラミン、葉酸、テトラヒドロ葉酸、ジヒドロ葉酸、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチニックアルコール、パントテン酸、パンテノール、ビオチン、コリン、イノシトールなどが例示でき、ビタミンC類としては、アスコルビン酸、エリソルビン酸などが例示でき、ビタミンD類としては、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロタキステロールなどが例示でき、ビタミンE類としては、トコフェロールおよびその誘導体、ユビキノン誘導体などが例示でき、ポリフェノールとしては、プロアントシアニン、アントシアニン、緑茶ポリフェノールなどが例示できる。
本発明の脂肪蓄積抑制剤に用いるこれらの化合物の含有量は、一概に規定できないが、通常、各々0.01〜30%、好ましくは0.05〜15%、さらに好ましくは0.1〜10%、特に好ましくは0.5〜10%程度で用いることができる。
本発明の脂肪蓄積抑制剤には、必要に応じて種々の成分を組み合わせることができる。このような成分の種類は特に制限されず、例えば、抗炎症成分、細胞賦活成分、生薬成分、上記した以外のアミノ糖やビタミン類、ミネラルなどが例示できる。本発明において好適な生薬成分としてを例示すれば、次のような成分が例示できる。
生薬成分:カミツレ、ケイヒ、葛根湯、マオウ、ナンテンジツ、オウヒ、オンジ、カンゾウ、キョウニン、シャゼンジ、シャゼンソウ、セキサン、セネガ、トコン、バイモ、アセンヤク、ウイキョウ、オウゴン、カロニン、ケイヒ、ゴオウ、ゴミン、サイシン、シオン、ジャコウ、シャジン、ショウキョウ、ソウハクヒ、ソヨウ、チクセツニンジン、チンピ、ニンジン、バクモンドウ、ハンゲなど。
また本発明の脂肪蓄積抑制剤は、上記成分の他に、組成物の用途あるいは剤形に応じて、食品、医薬部外品、医薬品に通常使用される成分を適宜配合しても良い。配合できる成分としては、特に制限されないが、例えば、賦形剤、滑沢剤、崩壊剤、結合剤、防腐・抗菌剤、pH調整剤、キレート剤、抗酸化剤、清涼化剤の他、コーティング剤、可溶化剤又は溶解補助剤、崩壊補助剤、安定化剤、懸濁化剤、流動化剤、乳化剤、増粘剤、粘稠化剤、緩衝剤、消泡剤、発泡剤、溶剤、等張化剤、香料、着色剤、分散剤、吸着剤、湿潤剤、防湿剤、帯電防止剤、甘味料、酸味料、食物繊維、果汁粉末、有機酸、旨味成分、フレーバー、糖質、蛋白質などが挙げられる。
本発明の脂肪蓄積抑制剤の製剤形態としては特に制限がなく、液剤や、粉末剤、カプセル剤、錠剤、顆粒剤、半固形剤、クリーム剤、乳剤、ゲル剤、ゼリー剤等任意の製剤形態とできる。本発明の脂肪蓄積抑制効果は、経口適用した場合に効果的であるので内服用組成物が好ましいが、内服用組成物である場合には、摂取しやすい液剤や飲料、用時溶解粉末剤、カプセル剤、顆粒剤、チュアブル錠、速溶解錠、速崩壊錠などの錠剤が好ましい形態である。特に好ましい形態としては、液剤、カプセル剤、チュアブル錠、顆粒剤である。
これらの製剤の製造においては、当該技術分野で慣用の方法をそのまま、又は適宜応用して用いればよい。例えば、錠剤は、当該技術分野で慣用の造粒法(例えば、押し出し造粒法、粉砕造粒法、乾式圧密造粒法、流動層造粒法、転動造粒法、高速攪拌造粒法など)、打錠法(例えば、湿式打錠法、直接打錠法など)などを目的に応じて適宜組み合わせて製造できる。また、液剤は、例えば、水(精製水など)や植物油(オリーブ油、大豆油、ごま油、綿実油など)などの基剤および界面活性剤などの添加剤を用いて、前記成分を溶解又は懸濁させ、当該技術分野で慣用の方法により製造できる。
(III)α−リポ酸とコエンザイムQ10とともに、バリン、ロイシン又はイソロイシンから選ばれる少なくとも一種のアミノ酸を併用する方法
また、本発明はα−リポ酸とコエンザイムQ10とともに、バリン、ロイシン又はイソロイシンから選ばれる少なくとも一種のアミノ酸を併用することによる、脂肪細胞への脂肪蓄積を抑制する方法をも包含する。本発明の方法において、α−リポ酸、コエンザイムQ10、バリン、ロイシン、イソロイシンの種類やその配合量などは、前記脂肪蓄積抑制剤で用いたものと同様である。また、α−リポ酸と、コエンザイムQ10、バリン、ロイシン、イソロイシンを併用する方法については、同一組成物中に含有させても良いが、別組成物中に含有しているものをほぼ同時に又は相前後して服用することでも達成することができ、組成物の製剤形態に応じて、1日あたり1回から数回に分けて常法により摂取することができる。
以下に、試験例及び実施例に基づいて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
増殖用培地(10%牛胎児血清含有DMEM)にラット由来白色脂肪前駆細胞を3X10Cells/mlとなるよう調製し、24穴プレートに1mlずつ播種した。5%CO2存在下37℃で24時間培養後、分化誘導用培地(増殖用培地にインスリンを10μg/ml、デキサメタゾンを2.5μMとなるよう添加したもの)1mlに培地を交換し、さらに48時間培養した。培地を除去後、増殖用培地1mlを添加した。被験薬は、終濃度の50倍濃度となるよう蒸留水にて調製し、20μlを添加した(被験薬終濃度100μg/ml)。対照群(被験薬無添加群)は、蒸留水20μl添加群とした。
72時間培養後、オイルレッドO染色による細胞内脂肪量の定量を行った。具体的には、培養液を除去し、500μlのPBSにて各WELLを洗浄後、細胞固定液500μlを添加し、室温で15分放置することにより細胞を固定した。固定後、蒸留水500μlで各WELLを洗浄し、オイルレッドO染色液500μlを分注した。室温で15分静置した後、各WELLを蒸留水で3回以上、水が透明になるまで洗浄した。乾燥後、色素抽出液500μlを加えて色素を溶出し、抽出液の吸光度(540nm)を測定した。
被験薬添加群の吸光度の対照群の吸光度に対する割合を百分率で求め、脂肪蓄積率(%)とした。得られた各資料の脂肪蓄積率を表1に示す。
Figure 2006151909
表には示さないが、いずれの試験例においても72時間培養後の細胞数がほぼ同じであったが、α−リポ酸とコエンザイムQ10とともに、バリン、ロイシン又はイソロイシンから選ばれる少なくとも一種のアミノ酸を含有すると、白色脂肪細胞中の脂肪量が大幅に減少しており、脂肪細胞への脂肪蓄積が顕著に抑制されたことが示された。また、バリン、ロイシン及びイソロイシンを組み合わせて含有すると、より抑制効果が高まることが確認された。さらに、カルニチンを組み合わせて含有することによって脂肪蓄積抑制効果が向上した。
以下に製剤実施例を挙げる。
実施例1
下記の重量部となるように各成分を秤量し、常法に従い錠剤(チュアブル錠、1錠600mg)製造した。この製剤は、一日2錠服用した。
α−リポ酸 15重量部
コエンザイムQ10 50重量部
L−バリン 12重量部
L−ロイシン 20重量部
L−イソロイシン 10重量部
ホエーペプチド 16重量部
マンニトール 808重量部
スクラロース 10重量部
無水クエン酸 150重量部
トウモロコシ澱粉 100重量部
ステアリン酸マグネシウム 8重量部
香料 1重量部
実施例2
下記の重量部となるように常法に従い顆粒剤(1包中1000mg)を製造した。この顆粒剤は、一日2包服用した。
α−リポ酸 35mg
コエンザイムQ10 15mg
L−バリン 18mg
L−ロイシン 30mg
L−イソロイシン 15mg
コラーゲン 100mg
イソフラボン 27mg
スクラロース 5mg
マンニトール 450mg
結晶セルロース 305mg
実施例3
50mlあたり以下の処方となるように、常法に従いドリンク剤(50ml)を製造した。このドリンク剤は、一日50mlを服用した。
可溶化α−リポ酸 50mg
可溶化コエンザイムQ10 50mg
L−バリン 18mg
L−ロイシン 30mg
L−イソロイシン 15mg
ローヤルゼリー 10mg
塩酸グルコサミン 20mg
果糖ブドウ糖液糖 5g
グラニュー糖 3g
クエン酸 430mg
クエン酸三ナトリウム 130mg
スクラロース 2mg
実施例4
50mlあたり以下の処方となるように、常法に従いドリンク剤(50ml)を製造した。このドリンク剤は、一日50mlを服用した。
可溶化α−リポ酸 50mg
可溶化コエンザイムQ10 50mg
L−バリン 12mg
L−ロイシン 20mg
L−イソロイシン 10mg
ダイズペプチド 50mg
ハチミツ 5g
果糖ブドウ糖液糖 2g
DL−リンゴ酸 430mg
クエン酸三ナトリウム 130mg
スクラロース 3mg
実施例5
1カプセルあたり以下の処方となるように常法に従いカプセル剤を製造した。このカプセル剤は、一日2カプセルを服用した。
α−リポ酸 15mg
コエンザイムQ10 15mg
L−バリン 6mg
L−ロイシン 10mg
L−イソロイシン 5mg
L−アスコルビン酸 30mg
L−シスチン 6mg
ビオチン 30μg
コラーゲン 7mg
ヒアルロン酸ナトリウム 2mg
α−トコフェロール 15mg
大豆イソフラボン 10mg
月見草油 155mg
ミツロウ 12mg
ショ糖脂肪酸エステル 12mg
カプセル皮膜 160mg
実施例6
1カプセルあたり以下の処方となるように常法に従いカプセル剤を製造した。このカプセル剤は、一日2カプセルを服用した。
α−リポ酸 20mg
コエンザイムQ10 20mg
L−バリン 6mg
L−ロイシン 10mg
L−イソロイシン 5mg
L−カルニチン酒石酸塩 22mg
ビタミンB2 3mg
ビタミンB6 3mg
月見草油 190mg
ミツロウ 12mg
ショ糖脂肪酸エステル 12mg
カプセル皮膜 160mg

Claims (6)

  1. α−リポ酸とコエンザイムQ10とともに、バリン、ロイシン又はイソロイシンから選ばれる少なくとも一種のアミノ酸を含有する内服用組成物。
  2. さらに、塩化カルニチン、カルニチン又はカルニチンの塩から選ばれる少なくとも一種を含有する請求項1に記載の内服用組成物。
  3. さらに、ビタミンA類、ビタミンB類、ビタミンC類、ビタミンE類、ビタミンK類、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジン、タウリン、コラーゲン、グルコサミン、アセチルグルコサミン、ヒアルロン酸、イソフラボン、ポリフェノール、ビオチン、ホエーペプチド、ダイズペプチド、ローヤルゼリー、フィトナジオン、メナキノン、メナジオン、メナジオール、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロチン酸、ルチン、エリオシトリン、ヘスペリジン又はそれらの塩から選ばれる少なくとも1種を含有する請求項1又は2に記載の内服用組成物。
  4. α−リポ酸とコエンザイムQ10とともに、バリン、ロイシン又はイソロイシンから選ばれる少なくとも一種のアミノ酸を含有することを特徴とする脂肪蓄積抑制剤。
  5. さらに、塩化カルニチン、カルニチン又はカルニチンの塩から選ばれる少なくとも一種を含有する請求項4に記載の脂肪蓄積抑制剤。
  6. 請求項4又は5に記載の脂肪蓄積抑制剤を含有する医薬品又は飲食品。
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