JP2006151543A - シート搬送装置、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な構成で、安定したシート搬送を行う。
【解決手段】 ベルト搬送装置70は、多数の吸気孔が形成された無端ベルト80を有している。ファン90を用いて、無端ベルトの80内側から吸気を行うと共に、吸気によって得られたエアを無端ベルト80の外側から無端ベルト80に向けて排気する。すると、無端ベルト80上に送り込まれてきた用紙は、吸気により無端ベルト80側に向けて引っ張られると共に、排気により無端ベルト80側に向けて付勢される。これにより、無端ベルト80に用紙が吸着されやすくなる。また、無端ベルト80に用紙が吸着されると、吸気量の低下に伴って自動的に排気量が低下するため、用紙上に形成されたトナー像が乱れるのを抑えることができる。
【選択図】 図4
【解決手段】 ベルト搬送装置70は、多数の吸気孔が形成された無端ベルト80を有している。ファン90を用いて、無端ベルトの80内側から吸気を行うと共に、吸気によって得られたエアを無端ベルト80の外側から無端ベルト80に向けて排気する。すると、無端ベルト80上に送り込まれてきた用紙は、吸気により無端ベルト80側に向けて引っ張られると共に、排気により無端ベルト80側に向けて付勢される。これにより、無端ベルト80に用紙が吸着されやすくなる。また、無端ベルト80に用紙が吸着されると、吸気量の低下に伴って自動的に排気量が低下するため、用紙上に形成されたトナー像が乱れるのを抑えることができる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置等に係り、特に、画像形成装置などで用いられ、用紙などのシートを担持して搬送するシート搬送装置等に関する。
電子写真方式を採用した画像形成装置として、感光体ドラムや中間転写ベルト等の像担持体上に形成されたトナー像を用紙に転写する転写装置、用紙に転写されたトナー像を加熱して定着する定着装置を備えたものが知られている。この種の画像形成装置では、転写後の用紙を安定した状態で定着装置まで搬送する目的で、転写装置と定着装置との間に用紙搬送装置が設けられる。
ここで、用紙搬送装置としては、多数の穴開け加工が施された無端ベルトと、この無端ベルトを張架し且つ駆動する複数の支持ロールと、無端ベルトの内側に配設される吸引器とを備えたものが知られている(特許文献1参照。)。この用紙搬送装置では、支持ロールを駆動することによって無端ベルトを回動させ、また、無端ベルトの内側から吸引器によって吸引を行うことで、無端ベルト表面に用紙を吸着・保持し搬送を行っている。
ところで、最近では、用紙の両面に画像を形成することのできる両面画像形成装置が種々提案され、また実用化されている。このような両面画像形成装置としては、例えば定着装置を通過した用紙を表裏反転させて転写装置に再度搬送する反転搬送機構を設けたものが一般的である。この両面画像形成装置では、まず、用紙の片面(表面)に転写装置で表面用のトナー像を転写し、転写された未定着トナー像を定着装置にて定着する。次に、定着後の用紙を、反転搬送機構を介して反転した後に再度転写装置へと搬送する。そして、用紙の他の片面(裏面)に転写装置で裏面用のトナー像を転写し、転写された未定着トナー像を定着装置にて定着した後、機外へと排出する。
ここで、定着装置を通過した用紙は、熱の影響を受けるために、カールが発生しやすい。このため、表面用のトナー像を定着した用紙を転写装置に反転搬送する際には、用紙にカールが生じている可能性がある。特に、用紙としてトレーシングペーパー等の薄紙を使用する場合には、カールが発生しやすいといえる。すると、カールが生じている用紙は、裏面用のトナー像が転写された後、カールしたままの状態で用紙搬送装置に送られてくることになる。このとき、用紙搬送装置では、用紙が無端ベルトから浮き上がってしまうために、用紙を吸着させることが困難になる。その結果、用紙を安定した状態で定着装置へと搬送することができなくなり、結果として用紙ジャムを招くおそれがあった。
かかる問題に対し、上記特許文献1では、無端ベルトの上部であって搬送される用紙と対向する位置に送風器を配設し、送風器から用紙に風を当てることで用紙を無端ベルト側へと付勢することが提案されている。
しかしながら、上記特許文献1では、吸引器と送風器とを別々に設けていることから、吸引ファンと送風ファンとをそれぞれ用意しなければならず、装置の小型化が困難になってしまう。また、吸引ファンと送風ファンとを別々に設けなければならないため、かかるコストも嵩むことになってしまう。
なお、カールは、定着装置を通過した用紙に発生しやすいが、これに限られるものではなく、他の原因で発生することもある。また、何らかの理由で、画像形成前の用紙自体にカールが発生していることもあり得る。
しかしながら、上記特許文献1では、吸引器と送風器とを別々に設けていることから、吸引ファンと送風ファンとをそれぞれ用意しなければならず、装置の小型化が困難になってしまう。また、吸引ファンと送風ファンとを別々に設けなければならないため、かかるコストも嵩むことになってしまう。
なお、カールは、定着装置を通過した用紙に発生しやすいが、これに限られるものではなく、他の原因で発生することもある。また、何らかの理由で、画像形成前の用紙自体にカールが発生していることもあり得る。
本発明は、かかる技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、簡易な構成で、安定したシート搬送を行うことにある。
また他の目的は、カールしたシートや種々のサイズのシートを吸着して搬送することにある。
また他の目的は、カールしたシートや種々のサイズのシートを吸着して搬送することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用されるシート搬送装置は、シートの搬送面に多数の穿孔が形成され且つ回転駆動される無端ベルトと、無端ベルトの内側からエアを吸気し且つ吸気されたエアを無端ベルトの外側から無端ベルトに向けて排気する吸排気部とを備えている。
ここで、吸排気部は、回転可能に配設されるファンと、無端ベルトの内側からファンまでエアを導く第1のダクトと、ファンから無端ベルトの外側であって無端ベルトのシートの搬送面に対向する位置までエアを導く第2のダクトとを備えることを特徴とすることができる。また、吸排気部は、ファンから送風されたエアの一部を第2のダクトに導くことなく外部に排出する排気口をさらに備えることを特徴とすることができる。さらに、無端ベルトは、シートの搬送方向に直交する方向の略中央部に配設されることを特徴とすることができる。そして、無端ベルトのシートの搬送方向に直交する方向の長さが、搬送可能な最小サイズのシートの搬送方向に直交する方向の長さよりも小さく設定されることを特徴とすることができる。
また、他の観点から捉えると、本発明が適用されるシート搬送装置は、シートを搬送するシート搬送手段と、エアの吸引によってシート搬送手段にシートを吸着させる吸引手段と、吸引手段によって吸引されたエアをシートの吸着面とは逆の面に吹き付ける吹き付け手段とを含んでいる。
ここで、吸引手段によるエアの吸引位置と吹き付け手段によるエアの吹き付け位置とが、無端ベルトを挟んで対向していることを特徴とすることができる。
ここで、吸引手段によるエアの吸引位置と吹き付け手段によるエアの吹き付け位置とが、無端ベルトを挟んで対向していることを特徴とすることができる。
さらに、他の観点から捉えると、本発明が適用されるシート搬送装置は、シートを搬送するシート搬送手段と、シート搬送手段によって搬送されるシートの搬送面とは反対の面にエアを吹き付ける吹き付け手段とを含み、吹き付け手段は、シート搬送手段によってシートが搬送されていないときにはエアを強く吹き付け、シート搬送手段によってシートが搬送されているときにはエアを弱く吹き付けるように作用することを特徴としている。
ここで、エアの吸引によってシート搬送手段にシートを吸着させる吸引手段をさらに含み、吹き付け手段は、吸引手段によってシートが吸着されているときにはエアを弱く吹き付け、吸引手段によってシートが吸着されていないときにはエアを強く吹き付けるように作用することを特徴とすることができる。この場合にまた、吹き付け手段は、吸引手段によって吸引されたエアを吹き付けることを特徴とすることができる。
また、本発明が適用される画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、像担持体上に形成されたトナー像をシートに静電転写する転写部と、トナー像が転写された記録材を搬送する搬送機構と、搬送機構によって搬送された記録材上のトナー像を定着する定着部とを含み、搬送機構は、シートの搬送面に多数の穿孔が形成される無端ベルトと、無端ベルトの内側からエアを吸気し且つ吸気されたエアを無端ベルトの外側から無端ベルトに向けて排気する吸排気部とを備えることを特徴としている。
この画像形成装置においては、定着部によりトナー像が定着された記録材を表裏反転して転写部に向けて搬送する反転搬送機構をさらに含むことを特徴とすることができる。また、搬送機構には、シート搬送方向に直交する方向のシート中央部を基準位置とするセンターレジストトレーション方式にてシートが供給され、搬送機構の無端ベルトは、シート中央部に対応する位置に配設されることを特徴とすることができる。
本発明によれば、シートを吸引する際に得られたエアをシートに吹き付けることにより、簡易な構成で、安定したシート搬送を行うことができる。
また、本発明によれば、シートの有無に応じてシートに吹き付けるエアの量を調整することにより、簡易な構成で、安定したシート搬送を行うことができる。
また、本発明によれば、シートの有無に応じてシートに吹き付けるエアの量を調整することにより、簡易な構成で、安定したシート搬送を行うことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置の概要を示す図である。この画像形成装置は、本体1内に、例えば電子写真方式にて各色成分トナー像が形成される複数(本実施の形態では四つ)の画像形成ユニット10(具体的には10K,10Y,10M,10C)、各画像形成ユニット10で形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)保持させる中間転写ベルト20を備えている。また、画像形成装置は、中間転写ベルト20に転写された重ね画像を用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写装置30、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着装置50を備えている。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置の概要を示す図である。この画像形成装置は、本体1内に、例えば電子写真方式にて各色成分トナー像が形成される複数(本実施の形態では四つ)の画像形成ユニット10(具体的には10K,10Y,10M,10C)、各画像形成ユニット10で形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)保持させる中間転写ベルト20を備えている。また、画像形成装置は、中間転写ベルト20に転写された重ね画像を用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写装置30、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着装置50を備えている。
ここで、各色成分の画像形成ユニット10は、感光体ドラム11、この感光体ドラム11を所定の電位に帯電する帯電装置12を備えている。また画像形成ユニット10は、帯電された感光体ドラム11に静電潜像を書き込むレーザ露光装置13、各色成分トナーが収容されて感光体ドラム11上の静電潜像を現像する現像装置14を有している。さらに、画像形成ユニット10は、感光体ドラム11上に担持されたトナー像を中間転写ベルト20に転写する一次転写ロール15、一次転写後の感光体ドラム11上の残留物を除去するドラムクリーナ16を具備している。
現像装置14では、トナーおよびキャリアを有する所謂二成分現像剤(以下、現像剤という)を用いた二成分現像方式が採用されている。また、本実施の形態に係る各現像装置14では、所定のタイミングで新たな現像剤を現像装置14内に供給し、その結果余剰となった現像剤を廃現像剤として外部に排出する所謂トリクル方式を採用している。これにより、長期間の使用に伴って劣化したキャリアを除去することができ、現像性能を確保することが可能となっている。このため、画像形成ユニット10の上部には、各画像形成ユニット10K,11Y,11M,11Cに対して各色の現像剤を供給するための現像剤カートリッジ17(具体的には17K,17Y,17M,17C)が配設されている。
中間転写ベルト20は、複数(本実施の形態では六つ)の支持ロール21〜26に掛け渡されている。ここで、支持ロール21は中間転写ベルト20の駆動ロールである。支持ロール22、23、26は従動ロールとして用いられる。支持ロール24は中間転写ベルト20の搬送方向に略直交する方向の蛇行を規制する補正ロール(ステアリングロール:軸方向一端部を支点として傾動自在に配設される)である。支持ロール25は後述する二次転写装置30のバックアップロールである。そして、駆動ロール21を挟んだ中間転写ベルト20には、二次転写後の中間転写ベルト20上の残留物を除去するベルトクリーナ27が配設されている。中間転写ベルト20は、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂または各種ゴムにカーボンブラック等の導電剤を適当量含有させたものから構成される。
転写部としての二次転写装置30は、像担持体としての中間転写ベルト20のトナー像担持面側に圧接配置される二次転写ロール31と、中間転写ベルト20の裏面側に配置されて二次転写ロール31の対向電極をなすバックアップロール25とを備えている。さらに、二次転写装置30は、バックアップロール25にトナーの帯電極性と同極性の二次転写バイアスを印加する給電ロール32が当接配置されている。なお、本実施の形態では、中間転写ベルト20が像担持体として機能するが、感光体ドラム11に形成されるトナー像を直接用紙Pに転写するタイプの画像形成装置においては、感光体ドラム11が像担持体として機能することになる。また、その場合には、一次転写ロール15が転写部として機能する。
また、用紙搬送系は、シートとしての用紙Pを収容する用紙トレイ40、この用紙トレイ40に集積された用紙Pを所定のタイミングで取り出して搬送経路44に搬送するピックアップロール41、ピックアップロール41にて繰り出された用紙Pを搬送する搬送ロール42を備えている。また、搬送ロール42の用紙搬送方向下流側には、所定のタイミングで二次転写装置30に用紙Pを送り込むためのレジストレーションロール(レジロール)43が配設されている。また、二次転写装置30よりも用紙搬送方向下流側の搬送経路44には、二次転写後の用紙Pを定着装置50まで搬送するためのシート搬送装置(搬送機構)としてベルト搬送装置70が設けられている。なお、ベルト搬送装置70の詳細については後述する。
さらに、定着部としての定着装置50は、内部に加熱源を有し、回転可能に配設される加熱ロール51を備えている。また、定着装置50は、加熱ロール51に圧接配置され、加熱ロール51に従動回転する加圧ロール52を備えている。ここで、加熱ロール51は図示しない温度調整部によって所定の温度範囲となるように制御されている。
定着装置50よりも用紙搬送方向下流側には、用紙Pを上部側に向けて搬送する排出経路45が設けられている。この排出経路45には、複数の搬送ロール46が配設されている。そして、この排出経路45よりも下流側であって本体1の上部には、画像形成済みの用紙Pが排出される排紙トレイ2が設けられている。
また、本実施の形態では、両面モード選択時に、定着装置50で片面定着済みの用紙Pを反転させて再度二次転写装置30へと戻す用紙反転搬送機構(反転搬送機構)60が設けられている。この用紙反転搬送機構60は、定着装置50からの排出経路45に対して下方に分岐する分岐経路61を設け、この分岐経路61にはさらに下方に向かって反転経路62を延設すると共に、この反転経路62からレジロール43手前の搬送経路44へと戻る戻し経路63を連通接続したものである。そして、これらの経路には必要に応じて適宜数の搬送ロール64が設けられている。また、定着装置50の出口側には、定着後の用紙Pの搬送方向を排出経路45または分岐経路61に切り替えるゲート65が設けられ、分岐経路61と戻し経路63との分岐点には反転前後の用紙Pの搬送方向を切り替えるゲート66が設けられている。さらに、反転経路62には、正逆回転可能に配設されるスイッチバックロール67が取り付けられている。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の基本的な作像プロセスについて説明する。図示しない画像読取装置(IIT)や図示しないパーソナルコンピュータ(PC)等から出力される画像データは、図1に示すような画像形成装置に入力される。画像形成装置では、図示しない画像処理装置(IPS)にて所定の画像処理が施された後、画像形成ユニット10等によって作像作業が実行される。画像処理装置(IPS)では、入力された反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等の各種画像編集等の所定の画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色の色材階調データに変換され、レーザ露光装置13に出力される。
レーザ露光装置13では、入力された色材階調データに応じて、例えば半導体レーザから出射された露光ビームを画像形成ユニット10K,10Y,10M,10Cの各々の感光体ドラム11に照射している。画像形成ユニット10K,10Y,10M,10Cの感光体ドラム11では、帯電装置12によって表面が帯電された後、このレーザ露光装置13によって表面が走査露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット10K,10Y,10M,10Cの現像装置14にて、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像として現像される。
画像形成ユニット10K,10Y,10M,10Cの感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、各感光体ドラム11と中間転写ベルト20とが当接する一次転写部にて、中間転写ベルト20上に転写される。より具体的には、一次転写部において、一次転写ロール15にて中間転写ベルト20の基材に対しトナーの帯電極性と逆極性の電圧を付加され、未定着トナー像が中間転写ベルト20の表面に順次重ね合わせられて一次転写が行われる。このようにして一次転写された未定着トナー像は、中間転写ベルト20の回転に伴って二次転写装置30に搬送される。
一方、用紙搬送系では、画像形成のタイミングに合わせてピックアップロール41が回転し、用紙トレイ40から用紙Pが供給される。ピックアップロール41により供給された用紙Pは、搬送ロール42により搬送経路44を搬送され、二次転写装置30に到達する。二次転写装置30に到達する前に、用紙Pはレジロール43によって一旦停止され、前述のようにしてトナー像が担持された中間転写ベルト20の移動タイミングに合わせてレジロール43が回転することで、用紙Pの位置とトナー像の位置との位置合わせがなされる。
二次転写装置30では、中間転写ベルト20を介して、二次転写ロール31がバックアップロール25に押圧される。このとき、タイミングを合わせて搬送された用紙Pは、中間転写ベルト20と二次転写ロール31との間に挟み込まれる。このとき、給電ロール32にトナーの帯電極性と同極性の電圧(本実施の形態では負極性)が印加されると、二次転写ロール31を対向電極とする転写電界が形成される。そして、中間転写ベルト20上に担持された未定着トナー像は、二次転写ロール31とバックアップロール25とによって押圧される二次転写位置にて、用紙Pに静電転写される。
その後、トナー像が静電転写された用紙Pは、中間転写ベルト20から剥離された後、ベルト搬送装置70によって定着装置50まで搬送される。定着装置50に搬送された用紙P上の未定着トナー像は、定着装置50によって熱および圧力で定着処理を受けることで用紙P上に定着される。その後、定着画像が形成された用紙Pがゲート65によって排出経路45側へ向けられ、用紙Pは排紙トレイ2に排出される。一方、用紙Pへの転写が終了した後、中間転写ベルト20上に残った残留トナーは、中間転写ベルト20の回動に伴ってベルトクリーナ27との対向部まで搬送され、ベルトクリーナ27によって中間転写ベルト20上から除去される。
また、用紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着装置50を通過した用紙Pの先端がゲート65によって分岐経路61に進入し、分岐経路61を搬送された後にゲート66によって反転経路62に進入する。反転経路62において、用紙Pはスイッチバックロール67によって一旦奥側に向けて搬送された後、用紙Pの後端がゲート66を抜けた直後のタイミングで一旦停止し、その後所定のタイミングでスイッチバックロール67を逆回転させることにより今度は逆方向に向けて搬送される。その際、用紙Pはゲート66によって戻し経路63に進入する。戻し経路63を搬送される用紙Pは、搬送ロール64によって搬送経路44へと戻される。このとき、用紙Pは最初に搬送経路44にあったときとは異なり、表裏が反転された状態となっている。そして、今度は用紙Pの裏面に未定着トナー像が静電転写され、定着装置50によって定着された後、排出経路45を介して排紙トレイ2に排出される。
次に、上述したベルト搬送装置70について詳細に説明する。図2は、ベルト搬送装置70の斜視図を示している。図2に示すように、ベルト搬送装置70は、用紙Pを搬送するための無端ベルト80を備えた搬送ユニット71と、この無端ベルト80の内側からエアの吸入を行うと共に吸気動作によって吸い込まれたエアをこの無端ベルト80の上部側から排出する吸排気ユニット72とを有している。なお、本実施の形態では、ベルト搬送装置70自体が吸排気部として機能するようになっている。
ここで、図3は、搬送ユニット71を図2とは逆側から見た斜視図を示している。図2および図3に示すように、搬送ユニット71は、用紙搬送方向に直交する方向に延びる搬送ハウジング81と、この搬送ハウジング81の用紙搬送方向両端部側に用紙搬送方向に直交するように取り付けられる二本のロール軸82,83とを備えている。そして、これら二本のロール軸82,83に上述した無端ベルト80が掛け渡されている。この無端ベルト80には、無数の吸気孔(穿孔)80aが形成されている。また、本実施の形態では、ロール軸82がギア82a等によって回転駆動されるようになっており、これによって無端ベルト80を回転させるようになっている。
また、本実施の形態では、無端ベルト80が一本だけ配設されており、その配設位置は搬送ハウジング81の用紙搬送方向に直交する方向の略中央部となっている。なお、この理由については後述する。そして、無端ベルト80に隣接する搬送ハウジング81の上面には、用紙搬送方向に沿って複数(本例では6本)のリブ84が形成されている。
また、本実施の形態では、無端ベルト80が一本だけ配設されており、その配設位置は搬送ハウジング81の用紙搬送方向に直交する方向の略中央部となっている。なお、この理由については後述する。そして、無端ベルト80に隣接する搬送ハウジング81の上面には、用紙搬送方向に沿って複数(本例では6本)のリブ84が形成されている。
また、図4は、図2に示すベルト搬送装置70のIV-IV断面図である。図2から図4に示すように、搬送ハウジング81のうち無端ベルト80の取り付け位置の内側には、上部に向けて開口する開口部85が形成されている。また、搬送ハウジング81の内部には、開口部85に連通接続される連通口(第1のダクト)86が形成されており、搬送ハウジング81の用紙に直交する方向の片側端部(画像形成装置から見て奥側)には、連通口86を吸排気ユニット72に接続するための接続口87が設けられている。
一方、吸排気ユニット72は、ファン90と、このファン90が収容される吸排気ハウジング91とを有している。ここで、吸排気ハウジング91は、ファン90を収容するための収容部91aと、ファン90により吸引されたエアを導くためのダクト部(第2のダクト)91bとを備えている。
ここで、収容部91aには、接続口87と接続するための開口92が形成されており、逆側には排気口としての排出口93が形成されている。ファン90は、開口92および接続口87を介して開口部85からエアの吸引が行えるように配置される。そして、ファン90は、例えば搬送されてくる用紙Pの種類に応じて、高速モード、低速モードで回転するようになっている。
また、ダクト部91bは、ファン90による送風方向の下流側の収容部91aから上部へと延び、さらに水平方向に延びた後に下側に向けて延びるように配設されている。そして、その端部には、下側に向けて開口する排気口94が形成されている。この排気口94は、無端ベルト80の真上に位置するように配置されている。つまり、本実施の形態では、開口部85すなわちエアの吸引位置と排気口94すなわちエアの吹き付け位置とが、無端ベルト80を挟んで対向配置されていることになる。
なお、本実施の形態では、無端ベルト80、搬送ハウジング81、二本のロール軸82,83等によってシート搬送手段が構成されている。また、搬送ユニット71およびファン90等によって吸引手段が構成され、吸排気ユニット72等によって吹き付け手段が構成されている。
ここで、収容部91aには、接続口87と接続するための開口92が形成されており、逆側には排気口としての排出口93が形成されている。ファン90は、開口92および接続口87を介して開口部85からエアの吸引が行えるように配置される。そして、ファン90は、例えば搬送されてくる用紙Pの種類に応じて、高速モード、低速モードで回転するようになっている。
また、ダクト部91bは、ファン90による送風方向の下流側の収容部91aから上部へと延び、さらに水平方向に延びた後に下側に向けて延びるように配設されている。そして、その端部には、下側に向けて開口する排気口94が形成されている。この排気口94は、無端ベルト80の真上に位置するように配置されている。つまり、本実施の形態では、開口部85すなわちエアの吸引位置と排気口94すなわちエアの吹き付け位置とが、無端ベルト80を挟んで対向配置されていることになる。
なお、本実施の形態では、無端ベルト80、搬送ハウジング81、二本のロール軸82,83等によってシート搬送手段が構成されている。また、搬送ユニット71およびファン90等によって吸引手段が構成され、吸排気ユニット72等によって吹き付け手段が構成されている。
次に、搬送ユニット71において、搬送ハウジング81の用紙搬送方向に直交する方向の略中央部に無端ベルト80を配設した理由について説明する。
図5は、搬送ユニット71と搬送されてくる用紙Pとの関係を示した図である。本実施の形態に係る画像形成装置では、用紙Pの搬送方向中央位置を用紙搬送の基準とする所謂センターレジ(センターレジストレーション)基準方式が採用されている。従って、用紙Pの搬送方向中央位置は、用紙Pのサイズやフィード方向(ロングエンドフィード、ショートエンドフィード)とは無関係に同一位置になる。また、本実施の形態では、無端ベルト80の搬送方向に直交する方向の長さ(幅)Wが、この画像形成装置で使用可能な最小の用紙Pの幅(例えばA6サイズやはがきサイズ)と略同一に設定されている。これにより、使用可能な用紙P(図中には許容される最大サイズの用紙P1、最小サイズの用紙P2を例示する)であれば、いかなるサイズのものであっても、必ず無端ベルト80上を通過し、且つ、用紙Pによって無端ベルト80の上面が覆われることになる。
つまり、本実施の形態では、センターレジ基準方式を採用しているために、複数の無端ベルトを配設する必要がなく、一本の無端ベルト80で十分なのである。
図5は、搬送ユニット71と搬送されてくる用紙Pとの関係を示した図である。本実施の形態に係る画像形成装置では、用紙Pの搬送方向中央位置を用紙搬送の基準とする所謂センターレジ(センターレジストレーション)基準方式が採用されている。従って、用紙Pの搬送方向中央位置は、用紙Pのサイズやフィード方向(ロングエンドフィード、ショートエンドフィード)とは無関係に同一位置になる。また、本実施の形態では、無端ベルト80の搬送方向に直交する方向の長さ(幅)Wが、この画像形成装置で使用可能な最小の用紙Pの幅(例えばA6サイズやはがきサイズ)と略同一に設定されている。これにより、使用可能な用紙P(図中には許容される最大サイズの用紙P1、最小サイズの用紙P2を例示する)であれば、いかなるサイズのものであっても、必ず無端ベルト80上を通過し、且つ、用紙Pによって無端ベルト80の上面が覆われることになる。
つまり、本実施の形態では、センターレジ基準方式を採用しているために、複数の無端ベルトを配設する必要がなく、一本の無端ベルト80で十分なのである。
次に、図2〜図5を参照しながら、本実施の形態に係るベルト搬送装置70の動作について説明する。
画像形成が開始されると、ロール軸82が回転駆動され、これに伴って無端ベルト80が回動を開始する。また、ファン90が駆動され、これに伴って搬送ハウジング81に設けられた開口部85からエアの吸引が行われる。開口部85からエアが吸引されると、その上部の無端ベルト80に設けられた吸気孔80aからエアが吸引される。また、開口部85から吸引されたエアは、ファン90によってファン90の後方に送られ、一部は排出口93より排出され、他はダクト部91bを介して送られていく。そして、ダクト部91bを通ってきたエアは排気口94から排出され、無端ベルト80の上面に吹き付けられる。
画像形成が開始されると、ロール軸82が回転駆動され、これに伴って無端ベルト80が回動を開始する。また、ファン90が駆動され、これに伴って搬送ハウジング81に設けられた開口部85からエアの吸引が行われる。開口部85からエアが吸引されると、その上部の無端ベルト80に設けられた吸気孔80aからエアが吸引される。また、開口部85から吸引されたエアは、ファン90によってファン90の後方に送られ、一部は排出口93より排出され、他はダクト部91bを介して送られていく。そして、ダクト部91bを通ってきたエアは排気口94から排出され、無端ベルト80の上面に吹き付けられる。
このように、用紙Pが搬送されていない状態では、エアが、ベルト搬送装置70内を循環するように流れる。ただし、吸排気ハウジング91には排出口93が設けられていることから、吸引されたエアのすべてが吹き付けに使われるわけではない。このように排出口93を設けることにより、エアの吸引量よりも吹き付け量を少なくすることができる。なお、例えば排出口93に開口面積を変えることのできるシャッタを取り付け、搬送されてくる用紙の種類やサイズ等に応じて、排出口93を介して外部に逃がすエアの量を可変することも有効である。
この状態で、二次転写装置30(図1参照)から用紙Pが搬入されると、用紙Pは、無端ベルト80側からエアによる吸引力を受け、また、排気口94側からエアによる無端ベルト80側への押し付け力を受ける。これにより、用紙Pの裏面(トナー像を担持していない側の面)が吸気孔80aからの吸引によって無端ベルト80に吸い付けられる。そして、無端ベルト80の回動によって、用紙Pは無端ベルト80に吸着された状態で搬送されていく。そして、搬送された用紙Pは、ロール軸82によって張架される部位においてエアによる吸引力を受けなくなるために無端ベルト80より剥離され、定着装置50(図1参照)に向けて搬送される。
以上の説明より、ベルト搬送装置70に用紙Pがないときには、排気口94から排出されるエアの量が多くなり、エアが強く吹き付けられることが理解される。また、ベルト搬送装置70に用紙Pがあるときには、排気口94から排出されるエアの量が少なくなり、エアが弱く吹き付けられることが理解される。そして、このエアの吹き付けの強さは、用紙Pが無端ベルト80に吸着されているか否かによって変動することも理解される。つまり、吸着によってエアの吸引量が減少し、その結果、エアの吹き付け量も減少するということである。
本実施の形態に係る画像形成装置では、上述したように、用紙反転搬送機構60を用いて用紙Pの両面に画像を形成することが可能となっている。ここで、片面に画像が形成された状態の用紙Pは、定着装置50から受ける熱によってカールしている可能性がある。従来のベルト搬送装置では、無端ベルトにカールした用紙Pを吸着して搬送するのは困難であった。
図6は、本実施の形態に係るベルト搬送装置70に、カールした用紙Pが送り込まれてきた状態を示している。なお、図6において、矢印はエアの流れを示している。このベルト搬送装置70では、上述したように、用紙Pが無端ベルト80側にエアによって吸引されると共に、用紙Pが無端ベルト80側にエアで押し付けられるようになっている。このため、カールした用紙Pであっても、無端ベルト80に吸着させることが可能になり、ジャム等を招くことなく、安定して用紙Pの搬送を行うことができる。
そして、本実施の形態では、ベルト搬送装置70を上述したように構成したことから、無端ベルト80の内側へのエアの吸引と無端ベルト80の外部へのエアの吹き付けとを同一のファン90を用いて行うことができるようになっているため、装置の小型化、簡易化を図ることが可能である。
そして、本実施の形態では、ベルト搬送装置70を上述したように構成したことから、無端ベルト80の内側へのエアの吸引と無端ベルト80の外部へのエアの吹き付けとを同一のファン90を用いて行うことができるようになっているため、装置の小型化、簡易化を図ることが可能である。
そして、本実施の形態では、上述したようなベルト搬送装置70の構成をとることにより、用紙Pの無端ベルト80への吸着度に応じて、排気口94から排出されるエアの量すなわち用紙Pに対するエアの吹き付け量が自動的に調整されるという利点がある。以下、このことについて具体的に説明する。
例えば、用紙Pの先端が無端ベルト80の上部にさしかかった状態、あるいは、カール等によって用紙Pが無端ベルト80から浮き上がっている状態では、用紙Pが無端ベルト80に密着していないため、無端ベルト80の吸気孔80aからのエアの吸入量は多くなる。これに伴い、排気口94から無端ベルト80の上面に供給されるエアの排出量は多めになる。このため、用紙Pには、無端ベルト80側に押し付けようとするエアの力が大きくかかることになる。
例えば、用紙Pの先端が無端ベルト80の上部にさしかかった状態、あるいは、カール等によって用紙Pが無端ベルト80から浮き上がっている状態では、用紙Pが無端ベルト80に密着していないため、無端ベルト80の吸気孔80aからのエアの吸入量は多くなる。これに伴い、排気口94から無端ベルト80の上面に供給されるエアの排出量は多めになる。このため、用紙Pには、無端ベルト80側に押し付けようとするエアの力が大きくかかることになる。
一方、このような吸引動作や吹き付け動作によって用紙Pが無端ベルト80に吸着されると、用紙Pが無端ベルト80に密着し、その結果無端ベルト80の吸気孔80aからのエアの吸入量は少なくなる。これに伴い、排気口94から無端ベルト80の上面に供給されるエアの排出量は少なめになる。このため、用紙Pには、無端ベルト80側へと押し付けようとするエアの力が小さくなる。ただし、この段階では、用紙Pが無端ベルト80に吸着されており、既に押し付ける力は不要となっているため、吹き付けるエア量が減少することによる問題は生じない。また、搬送される用紙Pの上側には、未定着のトナー像が載っているため、吹き付けるエア量を大きくしすぎると、静電気力で用紙Pに付着している未定着トナー像を乱してしまうおそれもある。本実施の形態では、用紙Pが無端ベルト80に吸着された状態では自動的に吹き付けるエア量が減少するため、このような不具合を防止することができる。
なお、本実施の形態では、用紙Pの搬送方向に直交する方向略中央部に一本だけ無端ベルト80を配設する例について説明を行ったが、これに限られるものではなく、複数本の無端ベルトが設けられていてもよい。また、センターレジ方式に限定されるものではなく、コーナーレジ方式にも対応することが可能である。
1…本体、2…排紙トレイ、10(10K,10Y,10M,10C)…画像形成ユニット、11…感光体ドラム、12…帯電装置、13…レーザ露光装置、14…現像装置、15…一次転写ロール、20…中間転写ベルト、25…バックアップロール、30…二次転写装置、31…二次転写ロール、40…用紙トレイ、50…定着装置、60…用紙反転搬送機構、70…ベルト搬送装置、71…搬送ユニット、72…吸排気ユニット、80…無端ベルト、80a…吸気孔、81…搬送ハウジング、82…ロール軸、83…ロール軸、90…ファン、91…吸排気ハウジング
Claims (13)
- シートの搬送面に多数の穿孔が形成され且つ回転駆動される無端ベルトと、
前記無端ベルトの内側からエアを吸気し且つ吸気されたエアを当該無端ベルトの外側から当該無端ベルトに向けて排気する吸排気部と
を備えたシート搬送装置。 - 前記吸排気部は、
回転可能に配設されるファンと、
前記無端ベルトの内側から前記ファンまでエアを導く第1のダクトと、
前記ファンから前記無端ベルトの外側であって当該無端ベルトのシートの搬送面に対向する位置までエアを導く第2のダクトと
を備えることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。 - 前記吸排気部は、前記ファンから送風されたエアの一部を前記第2のダクトに導くことなく外部に排出する排気口をさらに備えることを特徴とする請求項2記載のシート搬送装置。
- 前記無端ベルトは、シートの搬送方向に直交する方向の略中央部に配設されることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
- 前記無端ベルトのシートの搬送方向に直交する方向の長さが、搬送可能な最小サイズのシートの搬送方向に直交する方向の長さよりも小さく設定されることを特徴とする請求項4記載のシート搬送装置。
- シートを搬送するシート搬送手段と、
エアの吸引によって前記シート搬送手段にシートを吸着させる吸引手段と、
前記吸引手段によって吸引されたエアを前記シートの吸着面とは逆の面に吹き付ける吹き付け手段と
を含むシート搬送装置。 - 前記吸引手段によるエアの吸引位置と前記吹き付け手段によるエアの吹き付け位置とが、前記無端ベルトを挟んで対向していることを特徴とする請求項6記載のシート搬送装置。
- シートを搬送するシート搬送手段と、
前記シート搬送手段によって搬送されるシートの搬送面とは反対の面にエアを吹き付ける吹き付け手段とを含み、
前記吹き付け手段は、前記シート搬送手段によってシートが搬送されていないときにはエアを強く吹き付け、当該シート搬送手段によってシートが搬送されているときにはエアを弱く吹き付けるように作用することを特徴とするシート搬送装置。 - エアの吸引によって前記シート搬送手段にシートを吸着させる吸引手段をさらに含み、
前記吹き付け手段は、前記吸引手段によって前記シートが吸着されているときにはエアを弱く吹き付け、当該吸引手段によってシートが吸着されていないときにはエアを強く吹き付けるように作用することを特徴とする請求項8記載のシート搬送装置。 - 前記吹き付け手段は、前記吸引手段によって吸引されたエアを吹き付けることを特徴とする請求項9記載のシート搬送装置。
- トナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体上に形成されたトナー像をシートに静電転写する転写部と、
前記トナー像が転写された記録材を搬送する搬送機構と、
前記搬送機構によって搬送された記録材上のトナー像を定着する定着部とを含み、
前記搬送機構は、
前記シートの搬送面に多数の穿孔が形成される無端ベルトと、
前記無端ベルトの内側からエアを吸気し且つ吸気されたエアを当該無端ベルトの外側から当該無端ベルトに向けて排気する吸排気部と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記定着部により前記トナー像が定着された前記記録材を表裏反転して前記転写部に向けて搬送する反転搬送機構をさらに含むことを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
- 前記搬送機構には、前記シート搬送方向に直交する方向のシート中央部を基準位置とするセンターレジストトレーション方式にてシートが供給され、
前記搬送機構の前記無端ベルトは、前記シート中央部に対応する位置に配設されることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
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JP2004341542A JP2006151543A (ja) | 2004-11-26 | 2004-11-26 | シート搬送装置、画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007261704A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Ricoh Elemex Corp | 用紙搬送装置、用紙後処理装置、及び画像形成装置 |
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US8380114B2 (en) | 2009-03-12 | 2013-02-19 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus and method |
JP2017193423A (ja) * | 2016-04-21 | 2017-10-26 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
US10880448B2 (en) | 2019-03-22 | 2020-12-29 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image reading device and image forming apparatus |
-
2004
- 2004-11-26 JP JP2004341542A patent/JP2006151543A/ja active Pending
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