JP2006151196A - アームレスト装置 - Google Patents

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Nobuyuki Ichinose
信之 一瀬
Atsushi Hiroshige
敦 広重
Yoichiro Higuchi
陽一郎 樋口
Misao Nomura
操 野村
Akihisa Hirasawa
彰久 平澤
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Abstract

【課題】 車体側に設けたアームレストの状態を、該アームレストに対応するシートの状態に応じて変化させることができるアームレスト装置を得る。
【解決手段】 アームレスト装置10では、第3列シート12の使用状態では、アームレスト部材20のアームレスト部22を使用位置にし、アーム載せ面25が使用可能に露出してアームレストAを構成する。第3列シート12のシートバック12Aが前倒しされて該シート12が不使用状態である格納状態になると、シート格納センサ58は第3列シート12が格納状態に移行したことに応じた信号をアームレストECU56に出力する。アームレストECU56は、モータ52を駆動してアームレスト部材20を矢印B方向に回動し、アームレスト部22のアーム載せ面25をデッキサイドトリム14内に格納する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等の車両の車体に設けられシートから独立したアームレスト装置に関する。
フロントベンチシートのシートバックを前倒しさせる際に、該フロントベンチシートの左右中央部に配置したアームレストを自動的に収納位置に移動させ、該アームレストがシートバックの前倒に伴ってシフトレバーに干渉しないようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、スライドドアに対する収容位置と突出位置とを取り得るアームレストを該スライドドアに設け、スライドドアがドア開口部を開閉するために車体に対しスライドする際にアームレストを自動的に収容位置に移動する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
実開平2−71037号公報 実開平1−95446号公報 実開平6−955号公報 実開昭63−103451号公報
しかしながら、上記の如き従来の技術では、シートのシートバック前倒動作に応じて該シートに設けたアームレストが格納され、又はスライドドアの開閉動作に応じて該スライドドアに設けたアームレストが格納されるだけであり、シートの動作に応じて車体側に設けたアームレストを格納することができなかった。
本発明は、上記事実を考慮して、車体側に設けたアームレストの状態を、該アームレストに対応するシートの状態に応じて変化させることができるアームレスト装置を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係るアームレスト装置は、着座可能な使用状態と着座不能な不使用状態とを選択的に取り得るシートの側方に該シートとは独立して設けられ、前記シートの側方でアーム載せ面を前記シートの着座乗員が使用可能に露出させる使用位置と前記アーム載せ面を車体側から隠す格納位置とを取り得るアームレスト部材と、前記シートが前記使用状態から不使用状態に移行する際又は移行した後に所定の信号を出力するシート状態検出手段と、前記シート状態検出手段から前記所定の信号が入力された場合に、前記アームレスト部材の位置を前記使用位置から格納位置に切り替えるアームレスト位置切替手段と、を備えている。
請求項1記載のアームレスト装置では、シート状態検出手段からアームレスト位置切替手段に所定の信号が入力されると、該アームレスト位置切替手段は、アームレスト部材の位置を使用位置から格納位置に切り替える。すなわち、シートが使用状態から不使用状態にされると、アームレスト部材が自動的に格納される。これにより、例えば、シートを折り畳んだり、格納したり、取り外したりして該シート設置空間を荷室として使用する際に、アームレスト部材における使用面であるアーム載せ面が汚れたり傷付いたりすることが防止される。なお、格納位置に位置するアームレスト部材のアーム載せ面は、例えば、車体側部材や本アームレスト装置の被覆部材に覆われたり、車室とは仕切られた空間に向けられて、車室側から隠されている。
このように、請求項1記載のアームレスト装置では、車体側に設けたアームレスト部材の状態を、該アームレスト部材に対応するシートの状態に応じて変化させることができる。なお、アームレスト位置切替手段は、シート状態検出手段又は他の検出手段からシートが不使用状態から使用状態に移行する際又は移行した後に別途所定の信号が入力されると、アームレスト部材の位置を格納位置から使用位置へ自動的に切り替えるように構成されることが望ましい。
請求項2記載の発明に係るアームレスト装置は、請求項1記載のアームレスト装置において、前記アームレスト部材が使用位置と格納位置との間を移動するのに要する空間を、前記シートが使用状態と不使用状態との間を移行するのに要する空間の外側に配置した。
請求項2記載のアームレスト装置では、アームレスト部材が使用位置と格納位置との間の如何なる位置に位置していても、シートはアームレスト部材に干渉することなく使用状態と不使用状態との移行を行うことができる。すなわち、シートの使用状態と不使用状態との間の状態移行を行うためにアームレスト部材の位置を使用位置から格納位置へ切り替える構成ではなく、アームレスト部材自体の保護等のために、シートが不使用状態にあるときにアームレスト部材を格納するようになっている。
請求項3記載の発明に係るアームレスト装置は、請求項2記載のアームレスト装置において、前記アームレスト部材は、前記シートの側方に位置する車体側壁に配置されており、前記使用位置では、車体前後方向に沿って延びる一端部を前記車体側壁に設けた開口部の下縁に沿わせて、車室に露出した前記アーム載せ面を上に向け、前記格納位置では、前記車体前後方向に沿って延びる一端部を前記開口部の上縁に沿わせて、前記アーム載せ面を前記車体側壁の内側に向ける。
請求項3記載のアームレスト装置では、使用位置に位置するアームレスト部材は、アームレスト部材が車体前後方向に沿って延びる一端部を車体側壁の開口部の下縁に沿わせると、アーム載せ面が車室に露出されつつ上を向き、シートの乗員はアーム載せ面に腕を載せることができる。一方、格納位置に位置するアームレスト部材は、上記一端部を開口部の上縁に沿わせることで、アーム載せ面を車体側壁の内側に向ける。すなわち、格納位置に位置するアームレスト部材のアーム載せ面は、車室側に露出せず、汚れたり傷付いたりすることがない。車体側壁にアームレスト部材が配置されるため、アームレスト位置切替手段を車体側壁内に配置することができる。また、アームレスト部材がシートの使用状態と不使用状態との状態移行に干渉することがない構成が実現される。
なお、アームレスト部材が車体側壁に配置されるとは、アームレスト部材が、実質的に、車体側壁からシート側(車幅方向内側)に突出しないことを満たせば足りる。
請求項4記載の発明に係るアームレスト装置は、請求項3記載のアームレスト装置において、前記アームレスト部材は、車体前後方向に沿う所定の回動軸廻りに回動することで前記使用位置から格納位置へ切り替えられるようになっており、前記アームレスト位置切替手段は、前記アームレスト部材を前記回動軸廻りに駆動する駆動装置を含む。
請求項4記載のアームレスト装置では、シート状態検出手段からアームレスト位置切替手段に所定の信号が入力されると、アームレスト位置切替手段の駆動装置が作動してアームレスト部材を車体前後方向に沿う回動軸廻りに回動する。すると、アームレスト部材は、車体前後方向に沿って延びる一端部を開口部の下縁に沿わせる使用位置から、該一端部を開口部の上縁に沿わせる格納位置に切り替えられる。
請求項5記載の発明に係るアームレスト装置は、シート側方に位置する車体側壁の内部に配置され該車体側壁における前記シート側の壁部に設けた開口部から露出可能であるアームレスト部材を、車体前後方向に沿う軸線廻りに回動可能に支持し、前記アームレスト部材が、前記軸線廻りの回動によって、車体前後方向に沿って延びる一端部を前記開口部の下縁に沿わせて前記アーム載せ面を上に向ける使用位置と、前記アーム載せ面を前記車体側壁の内側に向ける格納位置とを取り得るようにした。
請求項5記載のアームレスト装置では、使用位置に位置するアームレスト部材は、車体前後方向に沿って延びる一端部を開口部の下縁に沿わせることで、アーム載せ面を上向きにしており、シート乗員はアーム載せ面に腕を載せることができる。このアームレスト部材は、車体前後方向に沿う軸線廻りに回動されて格納位置に至ると、アーム載せ面を車体側壁の内側に向ける。したがって、車体側壁に設けた開口部は、下縁が上縁よりも車幅方向内側(シート側)に位置するように、上下縁の車幅方向位置がオフセットしている。
ここで、格納位置に位置するアームレスト部材のアーム載せ面は、上記の通り車体側壁の内側を向くため、シートが設置されている車室側に露出せず、汚れたり傷付いたりすることが防止される。また、シートが使用状態と不使用状態とを取り得る構成に適用された場合に、アームレスト部材がシートの使用状態と不使用状態との状態移行に干渉することがない。なお、アームレスト部材が車体側壁に配置されるとは、アームレスト部材が、実質的に、車体側壁からシート側(車幅方向内側)に突出しないことを満たせば足りる。
請求項6記載の発明に係るアームレスト装置は、請求項5記載のアームレスト装置において、前記アームレスト部材が前記使用位置に位置するときに、該アームレスト部材の回動軸心部分と前記開口部の上縁との間を閉止する閉止部を該アームレストに設けた。
請求項6記載のアームレスト装置では、アームレスト部材が使用位置に位置するときには、上記の通り下縁が上縁よりもシート側にオフセットしている開口部は、下縁からアームレスト部材の回動軸線までの部分がアームレスト部材によって閉止されると共に、上縁からアームレスト部材の回動軸線までの部分が閉止部材によって閉止される。
請求項7記載の発明に係るアームレスト装置は、請求項5又は請求項6記載のアームレスト装置において、前記アームレスト部材は、前記格納位置に位置するときに前記前後方向に沿って延びる一端部を前記開口部の上縁に一致させる。
請求項7記載のアームレスト装置では、格納位置に位置するアームレスト部材は、アーム載せ面を車体側壁の内側に向けつつ、開口部の上縁からアームレスト部材の回動軸線までの部分を閉止している。この構成では、アームレスト部材を最小限の回動で使用位置から格納位置へ移動することができる。
請求項8記載の発明に係るアームレスト装置は、請求項7記載のアームレスト装置において、前記アームレスト部材が前記格納位置に位置するときに、該アームレスト部材の回動軸心部分と前記開口部の下縁との間を閉止する別の閉止部を該アームレストに設けた。
請求項8記載のアームレスト装置では、アームレスト部材が格納位置に位置するときには、上記の通り下縁が上縁よりもシート側にオフセットしている開口部は、下縁からアームレスト部材の回動軸線までの部分が別の閉止部材によって閉止されると共に、上縁からアームレスト部材の回動軸線までの部分がアームレスト部材によって閉止される。
請求項9記載の発明に係るアームレスト装置は、請求項5乃至請求項8の何れか1項記載のアームレスト装置において、前記シートが前記使用状態から不使用状態に移行する際又は移行した後に所定の信号を出力するシート状態検出手段と、前記シート状態検出手段から前記所定の信号が入力された場合に、前記アームレスト部材の位置を前記使用位置から格納位置に切り替えるアームレスト状態切替手段と、をさらに備えた。
請求項9記載のアームレスト装置では、シート状態検出手段からアームレスト位置切替手段に所定の信号が入力されると、該アームレスト位置切替手段は、アームレスト部材の位置を使用位置から格納位置に切り替える。すなわち、シートが使用状態から不使用状態に移行すると、アームレスト部材が自動的に格納される。これにより、例えば、シートを折り畳んだり、格納したり、取り外したりして該シート設置空間を荷室として使用する際に、アームレスト部材が汚れたり傷付いたりすることが防止される。
このように、請求項9記載のアームレスト装置では、車体側に設けたアームレスト部材の状態を、該アームレスト部材に対応するシートの状態に応じて変化させることができる。なお、アームレスト位置切替手段は、シート状態検出手段又は他の検出手段からシートが不使用状態から使用状態に移行する際又は移行した後に別途所定の信号が入力されると、アームレスト部材の位置を格納位置から使用位置へ自動的に切り替えるように構成されることが望ましい。
以上説明したように本発明に係るアームレスト装置は、車体側に設けたアームレストの状態を、該アームレストに対応するシートの状態に応じて変化させることができるという優れた効果を有する。
本発明の実施の形態に係るアームレスト装置10について、図1乃至図8に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、及び矢印INは、それぞれアームレスト装置10が適用される自動車Sの前方向(進行方向)、上方向、及び車幅方向の内側方向を示している。
図1には、アームレスト装置10の概略全体構成が車体を切り欠いて見た斜視図にて示されている。この図に示される如く、アームレスト装置10は、自動車Sの第3列シート12に着座した乗員用の車幅方向外側のアームレストAを形成する構成とされている。第3列シート12は、可倒式のシートバック12Aを備えており、シートバック12Aをシートクッション12B上に倒すことによって、格納されて荷室を拡大するようになっている。
すなわち、自動車Sの第3列シート12は、シートバック12Aを起こしてシートクッション12Bに着座可能な使用状態(図1の実線参照)と、シートバック12Aをシートクッション12B上に倒す不使用状態である格納状態(図1の想像線参照)とを選択的に取り得る構成とされている。この実施形態では、格納状態の第3列シート12は、床下に格納される、換言すればシートバック12Aの背面が荷室の床面を構成するようになっている。また、図1に示される如く、アームレストAは、第3列シート12とは独立して、車体側に設けられている。この実施形態では、デッキサイドトリム14に設けられている。以下、具体的に説明する。
図1に示される如く、アームレスト装置10では、デッキサイドトリム14を構成する第3列シート12側の壁部16に、開口部18が設けられている。開口部18は、第3列シート12側及び上側を共に向くように、側壁16Aと上壁16Bとに跨るように形成されている。したがって、図2にも示される如く、開口部18の下縁18Aは、上縁18Bよりも第3列シート12側に位置している。また、開口部18は、その前端が壁部16の前壁16Cにまで亘って形成されており、前向きにも開口している。さらに、開口部18は、その下縁18Aの前部が前壁16Cに倣って車幅方向外側に向かうように湾曲すると共に、その上縁18Bの前部が前壁16Cに倣って下方に向かうように湾曲しており、下縁18Aと上縁18Bとは、共通の前端18Cを有している。
そして、アームレスト装置10は、デッキサイドトリム14内に配設されたアームレスト部材20を備えている。以下、アームレスト部材20について説明するが、上下、車幅方向内外(左右)等の方向を用いて説明する場合は、基本的に図1及び図4に示す使用状態での方向を示すものとする。
図4に示される如く、アームレスト部材20は、アームレスト部22を備えている。アームレスト部22は、平板状に形成されており、平面視では、車幅方向外側の縁部22Bが車体前後方向に沿う直線状に形成されると共に、車幅方向内側の縁部22Aが開口部18の下縁に略一致する(前部が湾曲し、後部が車体前後方向に沿う直線状である)形状に形成されている。アームレスト部22の後縁22Cは、車幅方向に沿う直線状に形成されている。アームレスト部22の前部には、貫通孔であるカップホルダ24が設けられている。
図1及び図2に示される如く、アームレスト部22は、その縁部22Aを開口部18の下縁18Aに略一致させた(沿わせた)状態で、そのアーム載せ面25を上に向けつつ車室内に露出させるようになっている。このときのアームレスト部材20又はアームレスト部22の位置を使用位置ということとする。すなわち、使用位置に位置するアームレスト部22は、アーム載せ面25を車室に露出させつつ上向きにし、アームレストAを構成するようになっている。換言すれば、アームレストA(の機能を果たすもの)は、使用位置に位置しているアームレスト部22又はそのアーム載せ面25である。使用位置に位置するアームレスト部22は、平面視で開口部18を閉止するようになっている。
図4に示される如く、アームレスト部材20は、アームレスト部22の縁部22B近傍に配置され車体前後方向に沿う回動軸26を備えている。回動軸26は、アームレスト部22の前後に突出しており、それぞれデッキサイドトリム内に配設された図示しない軸受部に回動可能に軸支されている。これにより、アームレスト部材20は、車体前後方向に沿う軸線である回動軸26廻りに回動可能とされている。
そして、アームレスト部材20は、使用位置から図4に示す矢印B方向に所定角度(本実施形態では略90°)だけ回動すると、図3に示される如く、アームレスト部22の縁部22Aを開口部18の上縁18Bに略一致させる(沿わせる)ようになっている。この状態では、アーム載せ面25がデッキサイドトリム14内を向いて車室側(第3列シート12側)には露出しない構成である。このときのアームレスト部材20又はアームレスト部22の位置を格納位置ということとする。格納位置に位置するアームレスト部22は、車室内からの側面視で開口部18を閉止するようになっている。一方、アームレスト部材20は、格納位置から図4に示す矢印Bとは反対向きの矢印C方向に上記所定角度だけ回動すると、使用位置に復帰する構成とされている。
また、アームレスト部材20は、本発明における「他の閉止部材」としての格納時床板部28を備えている。格納時床板部28は、アームレスト部22の縁部22Bから下向きに立設されており、その下端に位置する縁部28Aの形状が開口部18の下縁の形状に略一致する(前部が湾曲し、後部が車体前後方向に沿う直線状である)ように形成されている。これにより、格納時床板部28は、アームレスト部材20が使用位置に位置するときには、図2に示される如くデッキサイドトリム14内に位置し、アームレスト部材20が格納位置に移動すると図3に示される如く平面視で開口部18を閉止するようになっている。
さらに、アームレスト部材20は、使用時隔壁30を備えている。使用時隔壁30は、アームレスト部22の縁部22Bの前部から上向きに突設されており、その上縁30Aが開口部18の上縁18Bにおける湾曲した前部に対応している。この使用時隔壁30は、アームレスト部材20が使用位置に位置するときに、開口部18の前部(上縁18Bが湾曲している範囲)を、車室内からの側面視で閉止する構成である。
この使用時隔壁30の後には、スライドシャッタ32が隣接して設けられている。スライドシャッタ32は、比較的薄い平板状に形成されており、格納時床板部28に形成されたシャッタ格納溝34に対し進退可能とされている。スライドシャッタ32は、シャッタ格納溝34から退出して使用時隔壁30の後側に並ぶ状態では、図2に示される如く上端を上縁18Bに突き当てることで、図5に示される如く車室内からの側面視で開口部18の後部(使用時隔壁30が開閉する残余の部分)を閉止するようになっている。一方、スライドシャッタ32は、シャッタ格納溝34に入り込んだ状態では、図6に示される如く開口部18の後部を開放するようになっている。
図2及び図4に示される如く、スライドシャッタ32の車幅方向外側には、収納ポケットPが設けられている。収納ポケットPは、略半円筒状の収納ポケット形成部材36が回動軸26に同軸的に取り付けられて形成されている。アームレスト部材20の前部には、球殻状に形成され格納時床板部28の縁部28Aの前部と使用時隔壁30の上縁とを架け渡して固定された球殻部38が設けられており、アームレスト部材20の後端部には回動軸26と同軸的な円板部40がアームレスト部22、格納時床板部28の各後端に固定されている。
収納ポケット形成部材36は、前端が球殻部38の後端に固定されると共に後端が円板部40の前面周縁部に固定されている。収納ポケット形成部材36は、その内半径が格納時床板部28の縁部28A(湾曲した前部を除く)から回動軸26までの距離に略対応しており、該格納時床板部部28の縁部28Aに固定された部分が周方向の基端とされている。これにより、収納ポケット形成部材36は、上記の通り、スライドシャッタ32の車幅方向外側のデッキサイドトリム14内に、略半円柱状空間である収納ポケットPを形成している。
そして、スライドシャッタ32は、アームレスト部材20が使用位置に位置するときに乗員に操作されて上下にスライド(シャッタ格納溝34に対し進退)し、収納ポケットPを開閉するようになっている。シャッタ格納溝34に対する進退に伴って、スライドシャッタ32は、前端32Aが使用時隔壁30の後端30Bに摺動すると共に、後端32Bが円板部40に摺動する構成である。なお、円板部40の半径は、回動軸26からアームレスト部22の縁部22A(湾曲した前部を除く)までの距離に対応しており、かつ収納ポケット形成部材36の外半径に略一致している。
さらに、図3に示される如く、アームレスト部材20は、格納位置に位置する状態でアームレスト部22と格納時床板部28との間に収納空間を形成するシャッタ部材42を備えている。シャッタ部材42は、比較的薄肉の略4分の1円筒状に形成されており、収納ポケット形成部材36に周方向に沿って形成されたシャッタ格納溝44に対し進退可能、すなわち収納ポケット形成部材36の周方向に沿う往復動が可能とされている。シャッタ格納溝44は、アームレスト部22が格納位置に位置する状態で、格納時床板部28の縁部28Aに対する車幅方向内側で上向きに開口するようになっている。
シャッタ部材42は、シャッタ格納溝44から退出して周方向端部42Aをアームレスト部22に突き当てる状態では、図3及び図7に示される如くアームレスト部22と格納時床板部28との間に収納空間Rを形成する構成である。一方、シャッタ部材42は、シャッタ格納溝44に入り込むと、図8に示される如く収納空間Rを開放するようになっている。なお、アームレスト部22と格納時床板部28との前部間には、球殻状に形成された球殻部46が架け渡されて固定されており、シャッタ部材42は、シャッタ格納溝44に対する進退に伴って、前端42Bを球殻部46の後端46Aに摺動させると共に、後端42Cを円板部40に摺動させるようになっている。
なお、以上説明したアームレスト部材20が、広義には本発明における「アームレスト部材」に相当するが、狭義には、アームレスト部22が本発明における「アームレスト部材」に相当する。
また、図1に示される如く、アームレスト装置10は、アームレスト部材20の位置を使用位置と格納位置とに選択的に切り替えるアームレスト位置切替手段としてのアームレスト切替装置50を備えている。アームレスト切替装置50は、駆動装置としてのモータ52を備えており、モータ52は正逆回転可能な電気モータとされている。図4にも示される如く、モータ52の出力軸52Aは、回転伝達機構(歯車列等)54を介して回動軸26に回転伝達可能に連結されている。モータ52は、正転してアームレスト部材20を矢印B方向に回動し、逆転してアームレスト部材20を矢印C方向に回動する構成とされている。
このモータ52は、制御装置としてのアームレストECU56に電気的に接続されており、アームレストECU56の指令に基づいて、正転、逆転、又は停止するようになっている。また、アームレストECU56にはシート状態検出手段としてのシート格納センサ58を備えている。シート格納センサ58は、シートクッション12Bの近傍の所定位置に配置され、該所定位置でのシートバック12Aの有無に応じた信号、又は有無状態の切り替わりに応じた信号をアームレストECU56に出力するようになっている。シート格納センサ58は、近接センサや圧力センサ等のセンサで構成することができ、センサに代えてスイッチにて構成しても良い。
そして、シート格納センサ58からの信号に基づいて第3列シート12が格納状態であると判断したアームレストECU56は、モータ52に正転指令を出力して該モータ52を正転させるようになっている。一方、シート格納センサ58からの信号に基づいて第3列シート12が使用状態であると判断したアームレストECU56は、モータ52に逆転指令を出力して該モータ52を逆転させるようになっている。また、アームレストECU56には、アームレスト部材20が格納位置又は使用位置に至ったことに対応する信号(モータ52の電流でも良く、図示しないリミットスイッチ等の出力でも良い)が入力されるようになっており、該信号が入力されるとモータ52を停止するようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
上記構成のアームレスト装置10では、第3列シート12の使用状態にあるときには,図1、図2、及び図5に示される如く、アームレスト部材20が使用位置に位置している。したがって、アームレスト部22の縁部22Aが開口部18の下縁18Aに沿って位置し、アーム載せ面25が上を向いて開口部18から露出している。これにより、アームレストAが形成され、第3列シート12の乗員はアーム載せ面25に腕を載せることができる。また、図6に示される如く、この状態では、使用時隔壁30の上縁30A及びスライドシャッタ32の上端が開口部18の上縁18Bに沿って位置しており、該開口部18は、アームレスト部22、使用時隔壁30、及びスライドシャッタ32にて閉塞されている。第3列シート12の乗員は、スライドシャッタ32を下方に移動して収納ポケットPの開口を開放することで該収納ポケットPに小物類を収納することができ、小物類を収納した収納ポケットPの開口をスライドシャッタ32にて閉塞することもできる。
図1に想像線にして示す如く第3列シート12のシートバック12Aを前倒し、該第3列シート12を床下に格納する格納状態にすると、シート格納センサ58からアームレストECU56に、第3列シート12が格納されたことに対応する信号(シートバック12Aを検出したことに対応する信号等)が入力される。これにより、第3列シート12が格納状態であると判断したアームレストECU56は、モータ52に正転指令を出力し、該モータ52を正転する。すると、このモータ52の駆動力が回動軸26に伝達され、図7に示される如く、アームレスト部材20が回動軸26と共に該回動軸26の軸線廻りに矢印B方向に回動する。
アームレスト部材20が矢印B方向に所定角度(略90°)だけ回動すると、アームレストECU56はモータ52を停止する。これにより、アームレスト部材20は格納位置で停止、保持され、図3に示される如くアームレスト部22の縁部22Aが開口部18の上縁18Bに沿って位置することで、アーム載せ面25はデッキサイドトリム14内を向き車室(拡大された荷室)に露出することがない。そして、この状態では、格納時床板部28の縁部28A(収納ポケット形成部材36の基端)が開口部18の下縁18Aに沿って位置しており、開口部18は、アームレスト部22及び格納時床板部28(収納ポケット形成部材36の基端)にて閉塞されている。このアームレスト部22と格納時床板部28との間には、シャッタ部材42にて荷室と仕切られる収納空間Rが形成されており、収納空間Rは、図8に示される如く該シャッタ部材42を操作することで開閉、すなわち小物類の出し入れが可能とされている。
第3列シート12のシートバック12Aを引き起こして該第3列シート12を使用状態に移行させると、シート格納センサ58からアームレストECU56に、第3列シート12が使用状態に移行したことに対応する信号(シートバック12Aの非検出に対応する信号等)が入力される。これにより、第3列シート12が使用状態であると判断したアームレストECU56は、モータ52に逆転指令を出力し、該モータ52を逆転する。すると、このモータ52の駆動力が回動軸26に伝達され、アームレスト部材20が回動軸26と共に該回動軸26の軸線廻りに矢印C方向に回動する。
アームレスト部材20が矢印C方向に所定角度(略90°)だけ回動すると、アームレストECU56はモータ52を停止する。これにより、アームレスト部材20は使用位置で停止、保持され、アーム載せ面25が車室(荷室から復帰した客室)に露出しつつ上を向くアームレストAの形成状態となる。
ここで、アームレスト装置10では、第3列シート12の使用状態から格納状態への移行を検出するシート格納センサ58と、シート格納センサ58から入力する第3列シート12の格納に対応する信号に基づいてモータ52を正転するアームレストECU56を設けたため、第3列シート12を格納状態にしたときに、アームレスト部材20の位置を自動的に格納位置に切り替えることができる。これにより、第3列シート12が格納されて拡大された荷室にアーム載せ面25が露出する(アームレストAが形成される)ことがなく、アーム載せ面の汚れが防止される。特に、アームレスト装置10では、上記の通り第3列シート12が格納状態から使用状態に移行した際に、アームレスト部材20が自動的に使用位置に切り替えられるため、便利である。
また、アームレスト装置10では、デッキサイドトリム14内に位置するアームレスト部材20は、アームレスト部22の縁部22Aを開口部18の下縁18Aに沿わせて使用位置を取り、該アームレスト部22の縁部22Aを開口部18の上縁18Bに沿わせて格納位置を取る構成であるため、車体側のデッキサイドトリム14内に第3列シートの上記状態移行の軌跡に干渉することなく、アームレスト部材20(アームレスト部22)が使用位置と格納位置とを取り得る構成が実現されている。特に、回動軸26廻りの回動によってアームレスト部材20が使用位置と格納位置とを切り替える構成であるため、該使用位置と格納位置と(の切替途中を含む)でアームレスト部材20がデッキサイドトリム14内で占める空間が殆ど変化しない。換言すれば、アームレスト部材20は、デッキサイドトリム内の他の部品等にも干渉することなく、使用位置と格納位置とを取り得る構成が実現されている。
さらに、アームレスト部材20は、アームレスト部22が使用位置に位置するときに上縁30Aを開口部18の上縁18Bに沿わせる使用時隔壁30と、アームレスト部22が使用位置に位置するときに使用時隔壁30の後方で上端を上縁18Bに突き当て可能なスライドシャッタ32とを備えるため、使用位置に位置して開口部18を内側から閉止することができる。また、アームレスト部材20は、アームレスト部22が格納位置に位置するときに縁部28Aを開口部18の下縁18Aに沿わせる格納時床板部28を備えるため、格納位置に位置して開口部18を内側から閉止することができる。すなわち、開口部18から露出しつつデッキサイドトリム14内で回動するアームレスト部22を設けた構成において、開口部18におけるアームレスト部22が閉塞する部分以外の部分をも確実に閉止することができる。特に、アームレスト部材20が格納位置に位置するとき、すなわち第3列シート12の格納状態では、乗員の腕がアームレストAにアクセスするための開口部18がシャッタ部材42にて外側から閉止される(開口部18の存在が隠される)ため、上記の通り拡大された荷室の見栄えが向上する。さらに、このシャッタ部材42にて開閉される収納空間Rが形成されるため、便利である。
このように、本実施形態に係るアームレスト装置10では、車体側に設けたアームレスト部材20の状態を、該アームレスト部材20に対応する第3列シート12の状態に応じて変化させることができる。なお、この実施形態では、アームレスト部材20は、第3列シート12の使用状態と格納状態との間の移行軌跡の外側に配置されており、第3列シート12を格納する格納状態に移行するためにアームレスト部材20を格納位置に移動する構成ではなく、上記の通り車体側に設けたアームレスト部22の汚れ防止、見栄え向上、利便性向上等のために、第3列シート12の格納状態に移行時にアームレスト部材20を格納位置に切り替えるようにしている。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。なお、上記第1の実施形態と基本的に同一の部品・部分については上記第1の実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図9には、第2の実施形態に係るアームレスト装置60が斜視図にて示されている。この図に示される如く、アームレスト装置60は、自動車の左右のデッキサイドトリム14にそれぞれアームレスト部材20が対称に設けられて構成されており、一方のアームレスト部材20の収納空間R内には固縛ネット(カーゴネット)62が収納されている。固縛ネット62は、左右に長いネット状部材であり、その長手方向一端が格納時床板部28に固定されており、通常は、例えば折り畳み状態や巻き取り状態で収納空間Rに収納される構成である。
他方のアームレスト部材20の格納時床板部28における収納空間R側には、固縛ネット62の長手方向他端に設けられたフック部64を係止(引掛け)可能なフック係止部66が設けられている。そして、上記一方のアームレスト部材20の収納空間Rから引き出した固縛ネット62のフック部64を、他方のアームレスト部材20のフック係止部66に係止することで、左右に展開された固縛ネット62の左右両端が拘束される構成である。この状態で固縛ネット62は、荷室(前倒しされたシートバック12A上)に載置された荷物を覆って保持する(固縛する)ことができる。
アームレスト装置60の他の構成は、アームレスト装置10の対応する構成と同様である。したがって、第2の実施形態に係るアームレスト装置60においても、第1の実施形態に係るアームレスト装置10と同様の効果を得ることができる。以上の説明では固縛ネット62を設けた例を示したが、例えば、固縛ネット62に代えて、左右の格納時床板部28間に布材をハンモック状に掛け渡すことで、荷室の床上にさらにハンモック上の荷物置き場を形成するようにしても良い。
なお、上記各実施形態では、第3列シート12の状態に応じて自動的にアームレスト部材20の使用位置と格納位置とを切り替える例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、乗員が手元スイッチを操作することでモータ52を作動してアームレスト部材20の使用位置と格納位置とを切り替える構成としても良く、手動操作にてアームレスト部材20の使用位置と格納位置とを切り替える構成としても良い。
また、本発明のアームレスト部材は、上記各実施形態のアームレスト部材20には限定されず、例えば、スライドシャッタ32に代えて、使用時隔壁30を後端(円板部40)まで延設したり、シャッタ部材42に代えて、該シャッタ部材42と同様の形状を有しアームレスト部22に固定された格納時蓋部材を設けたりしても良い。
さらに、上記各実施形態では、アームレスト部材20がデッキサイドトリム14内に配設された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、スライドドアのドアトリム内にアームレスト部材20を配設しても良い。この構成でも、アームレスト部材20の位置がスライドドアの開閉動作に伴って他の部分に干渉することがない。また、本発明に係るアームレスト装置は第3列シート12に適用されることには限られず、例えば、第2列シート等に適用しても良い。
また、第3列シート12は、シートバック12Aが分割可倒式に構成されても良い。この場合、左右のアームレスト部材20は、それぞれ対応するシート格納センサ58の出力信号に基づいて制御される(アームレストECU56は共通でも可)ことが望ましい。
本発明の第1の実施形態に係るアームレスト装置の概略全体構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るアームレスト装置の使用状態の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るアームレスト装置の格納状態の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るアームレスト装置を構成するアームレスト部材を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るアームレスト装置の使用状態の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るアームレスト装置の使用状態における収納ポケットを示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るアームレスト装置の格納位置と使用位置との切り替え過程を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るアームレスト装置の格納状態における収納空間を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るアームレスト装置の概略全体構成を示す斜視図である。
符号の説明
10 アームレスト装置
12 第3列シート(シート)
14 デッキサイドトリム(車体側壁)
16 壁部
18 開口部
18A 下縁
18B 上縁
20 アームレスト部材
22 アームレスト部(アームレスト部材)
25 アーム載せ面
26 回動軸
28 格納時床板部(他の閉止部材)
30 使用時隔壁(閉止部材)
32 スライドシャッタ(閉止部材)
50 アームレスト切替装置(アームレスト位置切替手段)
52 モータ(アームレスト位置切替手段、駆動装置)
56 ECUアームレスト(アームレスト位置切替手段)
58 シート格納センサ(シート状態検出手段)

Claims (9)

  1. 着座可能な使用状態と着座不能な不使用状態とを選択的に取り得るシートの側方に該シートとは独立して設けられ、前記シートの側方でアーム載せ面を前記シートの着座乗員が使用可能に露出させる使用位置と前記アーム載せ面を車体側から隠す格納位置とを取り得るアームレスト部材と、
    前記シートが前記使用状態から不使用状態に移行する際又は移行した後に所定の信号を出力するシート状態検出手段と、
    前記シート状態検出手段から前記所定の信号が入力された場合に、前記アームレスト部材の位置を前記使用位置から格納位置に切り替えるアームレスト位置切替手段と、
    を備えたアームレスト装置。
  2. 前記アームレスト部材が使用位置と格納位置との間を移動するのに要する空間を、前記シートが使用状態と不使用状態との間を移行するのに要する空間の外側に配置した請求項1記載のアームレスト装置。
  3. 前記アームレスト部材は、
    前記シートの側方に位置する車体側壁に配置されており、
    前記使用位置では、車体前後方向に沿って延びる一端部を前記車体側壁に設けた開口部の下縁に沿わせて、車室に露出した前記アーム載せ面を上に向け、
    前記格納位置では、前記車体前後方向に沿って延びる一端部を前記開口部の上縁に沿わせて、前記アーム載せ面を前記車体側壁の内側に向ける、
    請求項2記載のアームレスト装置。
  4. 前記アームレスト部材は、車体前後方向に沿って延びる所定の回動軸廻りに回動することで前記使用位置から格納位置へ切り替えられるようになっており、
    前記アームレスト位置切替手段は、前記アームレスト部材を前記回動軸廻りに駆動する駆動装置を含む、
    請求項3記載のアームレスト装置。
  5. シート側方に位置する車体側壁の内部に配置され該車体側壁における前記シート側の壁部に設けた開口部から露出可能であるアームレスト部材を、車体前後方向に沿う軸線廻りに回動可能に支持し、
    前記アームレスト部材が、前記軸線廻りの回動によって、車体前後方向に沿って延びる一端部を前記開口部の下縁に沿わせて前記アーム載せ面を上に向ける使用位置と、前記アーム載せ面を前記車体側壁の内側に向ける格納位置とを取り得るようにしたアームレスト装置。
  6. 前記アームレスト部材が前記使用位置に位置するときに、該アームレスト部材の回動軸心部分と前記開口部の上縁との間を閉止する閉止部を該アームレストに設けた、請求項5記載のアームレスト装置。
  7. 前記アームレスト部材は、前記格納位置に位置するときに前記前後方向に沿って延びる一端部を前記開口部の上縁に一致させる、請求項5又は請求項6記載のアームレスト装置。
  8. 前記アームレスト部材が前記格納位置に位置するときに、該アームレスト部材の回動軸心部分と前記開口部の下縁との間を閉止する別の閉止部を該アームレストに設けた、請求項7記載のアームレスト装置。
  9. 前記シートが前記使用状態から不使用状態に移行する際又は移行した後に所定の信号を出力するシート状態検出手段と、
    前記シート状態検出手段から前記所定の信号が入力された場合に、前記アームレスト部材の位置を前記使用位置から格納位置に切り替えるアームレスト状態切替手段と、
    をさらに備えた請求項5乃至請求項8の何れか1項記載のアームレスト装置。
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