JP2006150532A - 把持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ガラス基板等の薄板状ワークを把持して搬送を行う把持装置において、複数のワークを搬送するのにサイクルタイムを短くすることのできる把持装置を提供する。
【解決手段】 ベースに固定された2本のフォーク2と、ベースの左右に固定した2個の位置決めシリンダ3と、フォークの根本に固定されたクランプシリンダ4と、クランプシリンダに連結されるとともにフォーク先端でガイドされた連結棒6と、位置決めシリンダおよび連結棒に固定された2対のクランプ部材8と、クランプシリンダの動作を規制するストローク規制部材10をピストン先端に固定したストッパシリンダ5より構成される把持装置であり、クランプシリンダのストロークをストローク規制部材が規制するとともに、ストッパシリンダの動きにより把持位置を2箇所に制限した把持装置を構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ベースに固定された2本のフォーク2と、ベースの左右に固定した2個の位置決めシリンダ3と、フォークの根本に固定されたクランプシリンダ4と、クランプシリンダに連結されるとともにフォーク先端でガイドされた連結棒6と、位置決めシリンダおよび連結棒に固定された2対のクランプ部材8と、クランプシリンダの動作を規制するストローク規制部材10をピストン先端に固定したストッパシリンダ5より構成される把持装置であり、クランプシリンダのストロークをストローク規制部材が規制するとともに、ストッパシリンダの動きにより把持位置を2箇所に制限した把持装置を構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、液晶やPDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)のパネル等の薄板を把持し、搬送を行う把持装置に関するものである。
液晶やPDPパネルの製造工程において、薄板状のガラス基板を各処理工程に搬送するためにガラス基板を保持してロボットにより搬送を行う方法が一般的に行われている。
また、薄板状のガラス基板を保持する方法として、吸着による方法をはじめとして様々な方法があるが、ガラス基板の処理する面にキズやゴミが付けにくいことからガラス基板の端面を把持して搬送する方法がとられることが多い。
従来例として特許文献1に示されるように、ワークの対向する2組の2辺を可動アームで挟み、位置決めを行うとともに搬送を行うロボット用把持装置があるが、この方法だと寸法が決まったワークしかクランプおよび位置決めができない。
種類の違うワークを複数流すラインにおいては、把持装置を複数用意し、ワークが変わるごとに把持装置を交換して搬送しているが、把持装置を交換する時間がかかるためサイクルタイムが長くなるという問題がある。
1方向だけを位置決めする搬送においては、ストロークを長く設定した把持装置を用いる事があるが、ワークがガラス基板などの壊れやすい材質であるため、シリンダでクランプする場合でもスピードを遅くして衝撃がワークにかからないようにしているため、ストロークが長いとクランプまでの時間が長くなり、サイクルタイムが長くなってしまうという問題がある。
特開平5−154431号公報(請求項1 図3)
本発明は、ガラス基板等の薄板状ワークを把持して搬送を行う把持装置において、複数のワークを搬送するのにサイクルタイムを短くすることのできる把持装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記した課題を解決する手段として、搬送用ロボットに取付けてワークをクランプし搬送を行う把持装置において、ベースに固定された2本のフォークと、ベースの左右に固定した2個の位置決めシリンダと、フォークの根本に固定されたクランプシリンダと、クランプシリンダに連結されるとともにフォーク先端でガイドされた連結棒と、位置決めシリンダおよび連結棒に固定された2対のクランプ部材と、クランプシリンダの動作を規制するストローク規制部材をピストン先端に固定したストッパシリンダより構成される把持装置であり、上記クランプシリンダのストロークをストローク規制部材が規制するとともに、ストッパシリンダの動きにより把持位置を2箇所に制限した事を特徴とする把持装置を構成する。
また、位置決めを確実に行うためにクランプシリンダの推力を、位置決めシリンダおよびストッパシリンダよりも少なくする。
また、ワークの大きさがはじめの設定の2種類と変わったときに段取り替えにより対応するために連結部材の位置を調整できるようにする。
ベースに固定された2本のフォークの先端側およびベース側の2対のクランプ部材がワークをクランプするときに、ストッパシリンダに固定されたストローク規制部材と連結棒に固定された連結部材によりクランプシリンダのストロークが規制されるとともにストッパシリンダの前進側および後退側の2位置で先端側クランプ部材が動作することで、大きさの違う2種類のワークを少ないストロークでクランプできる。
また、上記構成の位置決めシリンダおよびストッパシリンダが、クランプシリンダよりも推力を大きくすることにより、位置決めシリンダ側で確実に位置決めされる。
また、連結部材の位置を調整できるようにすることで、ワークの大きさがはじめの設定の2種類と変わったときに段取り替えにより対応する事ができるようになった。
本発明の把持装置は、ガラス基板等の薄板状ワークを把持して搬送を行う把持装置において、複数のワークを搬送するのにサイクルタイムを短くすることのできる把持装置を提供することを実現する。
図1に示すように本実施例の把持装置は、ベース1に2本のフォーク2が固定されており、ベース1の左右にはクランプシリンダ4が固定されている。クランプシリンダ4のピストンにはクランプ部材8が固定されている。
また、ベース1に固定されているフォーク2の延長上にクランプシリンダ4が固定されており、クランプシリンダのピストンには連結棒6が固定されている。連結棒はフォーク2の中を貫通し、フォーク先端に設けられたガイド7に摺動自在に連結している。本実施例ではリニアガイドベアリングを使用しているが、フォーク2と連結棒6が摺動自在に連結されていればリニアブッシュ等の他のガイドでもよい。
また、連結棒6の先端にはクランプ部材8と対向する位置にクランプ部材7を配置し、固定してある。
連結棒6のクランプシリンダ側には連結部材11が調整可能に固定されており、ストッパシリンダ5のピストンに固定されたストローク規制部材10とかみ合わされており、ストッパシリンダ5はベース1に固定されている。
ストローク規制部材10は、ストッパシリンダ5のスライド方向と垂直に溝が形成されており、溝と連結部材11の隙間がワークをクランプするストロークに設定されている。
連結部材11は連結棒に割り締めで固定しているが、調整可能であれば他の方法でもよい。
次に動作について説明する。
2種類のワークの搬送を行う場合に、大きなワークを搬送するときにはストッパシリンダ5を前進させ、小さなワークをクランプする場合にはシリンダ5を後退させる。
位置決めシリンダ3は後退させ、クランプシリンダ4は前進させて待機している。
各工程で処理を行ったワークの上方より把持装置を下げていき、クランプ部材に設けられているクランプ部がワークの位置にきたら停止させる。
次に、位置決めシリンダ3を前進させてからクランプシリンダを後退させワークをクランプする。このとき位置決めシリンダ3はクランプシリンダ4よりも推力を大きく設定されているので、位置決めシリンダ3にならってワークが位置決めされる。
よって、次の工程に搬送するために把持装置を上昇させ、次工程の設定位置に搬送を行った時にもワークの位置決めはされている。
大きなワークを搬送した後に小さなワークを搬送する時にはストッパシリンダの位置を前進または後退に切換える事によりサイクルタイムを伸ばす要因である把持装置の交換をなくす事ができ、把持装置を複数用意する必要も無いのでコストも少なく製造する事ができる。
上記構成は、加工機へワーク供給排出を行う把持装置に関するものであるが、組み立て工程や洗浄工程などの把持装置に対しても有効である。
1 ベース
2 フォーク
3 位置決めシリンダ
4 クランプシリンダ
5 ストッパシリンダ
6 連結棒
7 クランプ部材
8 クランプ部材
9 ガイド
10 ストローク規制部材
11 連結部材
12 ワーク
2 フォーク
3 位置決めシリンダ
4 クランプシリンダ
5 ストッパシリンダ
6 連結棒
7 クランプ部材
8 クランプ部材
9 ガイド
10 ストローク規制部材
11 連結部材
12 ワーク
Claims (3)
- 搬送用ロボットに取付けてワークをクランプし、搬送を行う把持装置において、ベースに固定された2本のフォークと、ベースの左右に固定した2個の位置決めシリンダと、フォークの根本に固定されたクランプシリンダと、クランプシリンダに連結されるとともにフォーク先端でガイドされた連結棒と、位置決めシリンダおよび連結棒に固定された2対のクランプ部材と、クランプシリンダの動作を規制するストローク規制部材をピストン先端に固定したストッパシリンダより構成される把持装置であり、上記クランプシリンダのストロークをストローク規制部材が規制するとともに、ストッパシリンダの動きにより把持位置を2箇所に制限した事を特徴とする把持装置。
- クランプシリンダの推力が位置決めシリンダおよびストッパシリンダよりも小さい事を特徴とする請求項1の把持装置。
- 連結部材が連結棒に対して調整可能に固定できる事を特徴とする請求項2の把持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004347119A JP2006150532A (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | 把持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004347119A JP2006150532A (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | 把持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006150532A true JP2006150532A (ja) | 2006-06-15 |
Family
ID=36629414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004347119A Pending JP2006150532A (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | 把持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006150532A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010247288A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Ihi Corp | 長ストロークロボットハンド |
CN102674007A (zh) * | 2012-04-27 | 2012-09-19 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 液晶面板搬运方法及搬运装置 |
CN105773650A (zh) * | 2016-04-30 | 2016-07-20 | 徐志勇 | 一种精度高的自动取料机械手 |
CN106379741A (zh) * | 2016-12-02 | 2017-02-08 | 无锡特恒科技有限公司 | 薄板抓取装置 |
CN109148347A (zh) * | 2018-08-22 | 2019-01-04 | 重庆市嘉凌新科技有限公司 | 芯片加工接送料装置 |
-
2004
- 2004-11-30 JP JP2004347119A patent/JP2006150532A/ja active Pending
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