JP2006150449A - アルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ - Google Patents

アルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】加工性に優れ、530〜560℃のろう付け温度でアルミニウム合金鋳物のろう付けが可能となるとともに、接合後のフィレットとろう付けの対象となるアルミニウム合金との電位差を小さくし、ろう付け後に接触腐食を起き難いろう材ワイヤを提供する。
【解決手段】Al−Si系合金材とCu材のクラッド材から構築された中空の鞘と、当該鞘内に充填されたフッ化セシウムを含むフッ化物系非腐食性フラックス粉末とで構成する。さらに接合後のフィレットの自然電極電位を下げるZnを含ませる。
鞘を構築するクラッド材は、Si含有量が5〜15質量%のAl−Si系合金板と、鞘全体の質量に対するCuの質量が22〜37質量%に相当するCu板から構成し、接合後のフィレットの自然電極電位を下げるZnを前記Al−Si系合金板かCu板の何れかに含ませておくことが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、アルミニウム合金をろう付けする際に用いるろう材ワイヤであって、アルミニウム合金製の鞘の中にフラックスを充填したアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤに関する。
一般に、鋳物製品等にはアルミニウム−珪素系の合金(Al−Si系合金)が用いられている。このAl−Si系合金は、純アルミニウムに比べて融点が低く、鋳型によって複雑な形状の部品製作が可能なため、例えば、ピストン,シリンダーヘッド等の用途に用いられている。また、灰色系の発色を活かして建築パネル等の用途等にも使用されている。
これらの用途に用いるに当っても、複数の鋳物部品を組合せて接合して使用している。そして、アルミニウム合金鋳物部品の接合方法としても種々の手段があるが、接合面が複雑であったり気密性を必要としたりする場合には、ろう付け法が重用されている。
アルミニウム材のろう付け法としては、フッ化カリウム系非腐食性フラックス(通称「ノコロック」(登録商標名))とAl−Si系ろう材を用いる方法が広く知られている。
この「ノコロック」はKFとAlF3の共晶組成を有するフラックスを使用しており、その共晶点は560〜570℃である。また、ろう材として用いるJIS A4045やA4047のAl−Si系合金の融点は577℃である。このため、上記ろう付け法では、ろう材の融点よりも約30℃高い600℃程度まで加熱してろう付けを行っている。
この加熱により、融解したフッ化カリウム系フラックスによってアルミニウム材表面の酸化皮膜が溶解除去されるとともに、ろう材との濡れ性が極めて良くなり、融解されたろう材の流動拡散が助長される。接合部同士の接する部分へ流動したろう材がすみ肉(フィレット)を形成して被ろう付け部材を接合する。
ところが、被ろう付け材がアルミニウム合金鋳物部品の場合、接合の対象部材がろう材と同じ系統のAl−Si系合金である場合が多い。このため、フッ化カリウム系フラックスを用いた際のろう付け温度600℃では、接合対象の部品そのものが融解して製品形状を保てなくなる等の問題が生じてくる。
このろう付け温度の問題は、ろう付け温度をアルミニウム合金の融点よりも低くすることで解決できるので、従来から、ろう材の低融点化、及びフラックスの低融点化の対策が講じられている。
フラックスに関しては、フッ化カリウム系フラックスよりも融点の低いフッ化セシウム系の非腐食性フラックスが開発されている。
一方、低融点ろう材としては融点が480℃前後のZn−Al系合金が古くから知られている。しかしながら、Al−Si系合金に比べてろうの流動性が悪く、フィレットの耐食性の劣ることから、近年では、融点520〜550℃のAl−Cu系合金ろう材の開発が報告されている。
また、ろう付け接合部へのフラックスとろう材の供給方式として、作業効率改善のためにフラックスを内包又は含有したろう材ワイヤが提案されている。
例えば、非特許文献1で、ろう付け用アルミニウム合金材(JIS A4047)を鞘にして、その芯に「ノコロック」フラックス或いはフッ化セシウム系非腐食性フラックスを充填したコアードワイヤが提案されている。
また特許文献1では、アルミニウム材又はその合金(JIS A1000系)を鞘にして、「ノコロック」フラックス或いはフッ化セシウム系非腐食性フラックスに銅,珪素,亜鉛等の金属粉末を所定の比率で混合し、前記鞘の芯に充填したろう材ワイヤが提案されている。
さらに、特許文献2には、Al−Cu−Si三元合金組成を得るための各金属粉末とフッ化セシウム含有フッ化物系非腐食性フラックス粉末をアルミニウム缶に封入し、真空下で400℃に加熱してプレスした固形物を押出して線材化したフラックス含有アルミニウム合金ろう材を製造することが記載されている。
「工業材料」,日刊工業新聞社出版,2003年6月号(Vol.51,No.6)p.90‐91 米国特許第5418072号明細書 特開平8−164492号公報
しかしながら、非特許文献1で提案されたろう材ワイヤも、ろう材として融点が577℃のA4047合金が使用されているために、ろう付け温度は600℃程度である。このため融点が600℃よりも低いアルミニウム合金鋳物のろう付けには使用できない。
また、特許文献1で提案されたろう付けワイヤでは、鞘に充填する金属粉末として銅を選べば融点が550℃前後の合金組成となり、570℃程度の温度でのろう付けが可能になるが、融点が570℃よりも低い鋳物のろう付けには使用できない。より広範囲の鋳物合金に適用させるためには、銅と珪素等の複数金属の混合粉末を充填して融点がより低くなったろう材とする必要がある。しかも、複数の金属粉末を混合して充填しようとすると、粒度分布や比重の違いによって均一な混合状態での充填は非常に難しい。また、充填する金属粉末は微細であり表面積の総和が非常に大きいため、ろう付け性を阻害する酸化物を非常に多く付随するものになっている。このため、良好なろう付け性を得るには、多量のフラックスの使用が必要になって製造コストを増大させる要因にもなる。
さらに、特許文献2で提案された線材化フラックス含有アルミニウム合金ろう材は、ろう材の融点が530℃前後と低いために550℃前後の温度でのろう付けが可能である。しかし、製造工程に難があるとともに、フラックスを含有した粉末成形ワイヤは成形性が悪く、リング状等、鋳物の接合部位に沿った形状への曲げ加工を、同文献に記載の実施例からもわかるように400℃といった高温下で行う必要があり、製造コストの上昇を招いている。
上記のように、従来のろう材においては、Al−Si系合金鋳物をろう付け接合する際には、結果としてろう材の融点が低いAl−Cu−Si三元系の合金を形成する元素配合組成にできたとしても、生産性の向上が図れず、また製造コストの高いものになるばかりでなく、加工性が低いために使い勝手が良くないといった問題がある。
さらに、ろう材として融点が低いAl−Cu−Si三元共晶組成を形成する金属・合金を組み合わせたものを用いると、ろう付け後のフィレットもAl−Cu−Si三元共晶組成となってしまう。
この三元共晶組成はCuを比較的多量に含むため、ろう付け対象のアルミニウム合金に比べて電気化学的に貴になる。このため、腐食環境下等の使用環境によっては、フィレットとアルミニウム合金との間の電位差による接触腐食が起き、ろう付け対象となるアルミニウム合金が選択的に腐食されるおそれがある。
これは、ろう付け後に腐食環境に曝されるような、例えば配管等の継手接合に上記ろう材ワイヤを用いると、接触腐食を起こすおそれがあることを意味している。
本発明は、このような問題を解消すべく案出されたものであり、加工性に優れ、530〜560℃のろう付け温度でアルミニウム合金鋳物のろう付けが可能となるとともに、接合後のフィレットとろう付けの対象となるアルミニウム合金との電位差を小さくし、ろう付け後に接触腐食を起き難いろう材ワイヤを提供することを目的とする。
本発明のアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤは、その目的を達成するため、Al−Si系合金材とCu材のクラッド材から構築された中空の鞘と、当該鞘内に充填されたフッ化セシウムを含むフッ化物系非腐食性フラックス粉末とからなることを特徴とする。
鞘を構築するクラッド材は、Si含有量が5〜15質量%のAl−Si系合金板と、鞘全体の質量に対するCuの質量が22〜37質量%に相当するCu板から構成されていることが好ましい。
本発明のアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤは、また、鞘を構築するクラッド材が溶融されて形成されたAl−Si−Cu系合金に対して0.3〜2.3質量%に相当するZnが含まれたものが好ましい。Znは、鞘を構築するAl−Si系合金板,Cu板あるいは鞘内に充填されたフラックス粉末のいずれに含まれていてもよいし、前記の2種又は全てに含まれていてもよい。
鞘を構築するAl−Si系合金板又はCu板に含ませておく場合には、クラッド材を構成するAl−Si系合金板として0.5〜3.0質量%のZnを含むものを用いることが好ましいし、同じくCu板として0.8〜10.6質量%のZnを含むものを用いてもよい。
鞘内に充填されたフラックス粉末中に含ませておく場合には、鞘を構築するクラッド材が溶融されて形成されたAl−Si−Cu系合金に対して0.3〜2.3質量%に相当するZnをフッ化物系非腐食性フラックス粉末中に含ませておくことが好ましい。粉末形態に限らず、顆粒状や線状でもよい。KZnF3なる形態で添加してもよい。
本発明では、ろう材ワイヤを構成するろう材として、Al−Si系合金材とCu材のクラッド材を用いている。このため、両材料の質量比を調整することにより、容易に525〜530℃程度の溶融点を有する合金組成を作り出すことができる。
ろう材の融点を下げることができた結果、低融点フラックスの使用と相俟って550℃程度でのろう付け可能となり、アルミニウム合金鋳物、特にAl−Si系合金鋳物も低いろう付け温度で容易にろう付けできる。また、鞘をクラッド材で構築しているために軟質な状態で加工でき、接合部位に沿った所望形状のろう材が安価に提供される。さらに、ろう材ワイヤ中にZnを含ませているので、ろう付け後にZnを含むフィレットが形成されてAl−Cu−Si三元共晶組成よりも卑となり、ろう付け対象のアルミニウム合金の電位に近づくことで、フィレットにおける接触腐食の発生を防ぐことができる。
これらを総合すると、本発明ろう材ワイヤの提供により、アルミニウム合金部材のろう付け作業が、生産性よく低コストで行え、しかも、接合後のフィレットとろう付けの対象となるアルミニウム合金との電位差を小さくし、接触腐食の起き難いろう付け部を提供できる。
本発明者等は、低融点化と加工性の向上、さらにはろう付け後のフィレットによる接触腐食の抑制を念頭においてアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤの改良策を検討してきた。
その結果、フラックスの低融点化に関してはフッ化セシウムを含むフッ化物系非腐食性フラックスを用いる技術が採用される。この点に関しては、後記で詳しく説明する。
ろう材の低融点化に関しては、Al−Cu−Siの三元共晶組成が融点525℃を有することを最大限に活用することが有効である。しかしながら、Al−Cu−Si三元共晶合金は塑性加工性が極めて悪い。そこで、ろう付け加熱された時点でAl−Cu−Si三元共晶合金を作り出すように、三つの成分をAl−Si系合金材とCu材で別々に供給することにした。そして供給手段としてクラッド法を採用した。
さらに、ろう付け後のフィレットとろう付け対象アルミニウム合金との電位差低減策として、フィレット形成合金であるAl−Cu−Si三元共晶組成にさらにZnを含ませる手法を採用した。この点も、後記で詳しく説明する。
まず、ろう合金の基本組成として、Al−Cu−Si三元共晶組成を用いる。
前記したように、Al−Cu−Si三元共晶合金は塑性加工性が極めて悪いために、ろう材ワイヤの鞘に形作ることが困難になるばかりでなく、ワイヤを構成することができたとしても、その後に接合品部位に沿った形状への曲げ加工も行い難い。そこで、Al−Cu−Si三元共晶組成になるような比率で組み合わせたAl−Si系合金材とCu材のクラッド材を用いたものである。
ろう付け加熱時にAl−Si系合金とCuを反応(共融)させて融点が525℃のAl−Cu−Si三元共晶ろうを生成させることができる。この結果、530〜560℃の低い温度範囲で容易にろう付けできる。
また両素材をクラッド材にすることにより、通常表面に形成され、ろう付けを阻害する酸化皮膜量を少なくすることができ、充填するフラックス量も少なくすることができる。
さらに、クラッド材を構成するAl−Si系合金材及びCu材はともに良好な塑性加工性を有している。クラッド材にした後にあっても良好な塑性加工性を維持しているので、通常のワイヤ製造設備を用いて鞘への成形加工及び中へのフラックス充填が容易に行えるばかりでなく、被ろう付け体の接合部形状に合わせた曲げ加工が容易に行える。そして、自動トーチろう付け装置を使用する場合にも、連続的な供給が問題なく行える。
上記のようにクラッド材として用いる際、共晶ろうを生成しやすくするためには前記クラッド材を構成するAl−Si系合金板はSi含有量が5〜15質量%のもので、Al−Si系合金板とCu板の比率は鞘全体の質量に対するCuの質量が22〜37質量%に相当するように板厚調整することが好ましい。Si、及び/又はCuの量が、これらの数値範囲を外れると、生成するろう組成とAl−Cu−Si三元共晶組成(Cu;26.7質量%,Si;5.3質量%)との差が大きくなりすぎ、530〜560℃の温度範囲でのろう付けが困難になる。
Si含有量が5〜15質量%のAl−Si系合金材としては、JIS A4343,A4045,A4047,4N43,4N45等が使用できる。
鞘の質量に対するCu材の質量22〜37質量%は、Cuの比重が8.9、Al−Si系合金の比重が2.7であるから、鞘の断面積に対するCu材の断面積の割合(管成形前の板状鞘素材のクラッド率)を8〜15%にすることで満足できる。
なお、Cu材をクラッドした鞘の断面形状は、図1に示すような四つの形態が想定されるが、いずれでも構わない。クラッド率に関する条件を満たしていればよい。鞘形状への管成形も、通常の方法で変形加工される。
次に、ろう付け後のフィレットとろう付け対象アルミニウム合金との電位差低減策について説明する。
ところで、A.S.M.「Metal Handbook」8th.Ed.,Vol.1(1948),p.159によると、99.95%のAlは−0.85Vの自然電極電位を有し、CuAl2の金属間化合物は−0.73V,4%CuのAl固溶体は−0.69Vの自然電極電位を有している。また、1100,3003,6061のアルミニウム合金或いはCu含有量の少ないAC4Cの鋳造用アルミニウム合金では−0.83V程度の自然電極電位を有している。さらに、Cuを4.5質量%程度含有し、Zn含有量が極微量な2014のアルミニウム合金では、−0.70V程度の自然電極電位を有している。
なお、この自然電極電位は、25℃の(53g/lNaCl+3g/lH22)水溶液中、0.1Nカルメル・スケールで測定したものである。
溶融したときにAl−Cu−Si三元系の合金を形成するろう材を使用すると接触腐食が起きやすい原因が、形成されたフィレットが多量のCuを含むようになるため、ろう付け対象のアルミニウム合金との電気化学的な電位差が大きくなることにある。
そこで、本発明は、ろう付け時に形成されるフィレットの自然電極電位をろう付け対象のアルミニウム合金の自然電極電位に近づけるべく、Znを使用したものである。
例えば、4.5質量%程度のCuを含む2024のアルミニウム合金に1質量%程度のZnを含有させるとその自然電極電位は−0.80V程度となって、Zn含有量が極微量な2014のアルミニウム合金と比較して、その自然電極電位はろう付け対象アルミニウム合金の自然電極電位に近づいている。
すなわち、ろう付け時に形成されるフィレットにZnを含ませることにより、ろう付け対象アルミニウム合金との電位差を小さくすることができ、その結果として接触腐食を防ぐことができるようになったものである。
一般的にろう付け対象となるアルミニウム合金がAC4Cや3003等の電位を考慮すると、形成されるフィレットに含ませるZn量としては、Al−Cu−Si三元合金組成に対して0.3〜2.3質量%とすることが好ましい。
フィレットに含ませるZn量が0.3質量%に満たないほどに少ないと電位差を小さくする効果が期待できない。逆に、多量のZnを含ませるとフィレットが卑になり過ぎて、腐食環境下ではフィレットの方が選択的に腐食されるようになる。被ろう付けアルミニウム合金自体よりも形成されるフィレットの方を卑にしてフィレットを積極的に腐食させる使用態様もあるが、フィレットに含ませるZn量が2.3質量%を超えるほどに多くなると、フィレットの腐食が激しくなり、使用環境によってはろう付け接合部が剥れてしまうこともある。
形成されるフィレットにZnを含ませる方法としては、ろう材ワイヤの鞘を構築するクラッド材のAl−Si合金板又はCu板、或いはその両者に合金成分として含ませることができる。鞘を構成する金属中に含ませるのではなく、後述する非腐食性フラックスの中に粉末状、顆粒状で混ぜ込んでおいてもよい。線状で鞘内に挿入しておいてもよい。また、KZnF3等の化合物形態で添加してもよい。さらには、鞘材を構成する金属板及び鞘内に充填する非腐食性フラックスの双方に含ませておいてもよい。
5〜15質量%のSiを含有するAl−Si系合金板に含ませる場合には、当該合金板の質量に対して0.5〜3.0質量%のZnとすることが好ましい。
また、Cu板に含ませる場合には、当該板材の質量に対して0.8〜10.6質量%のZnとすることが好ましい。
Al−Si系合金板及びCu板の双方に含ませる場合には、或いは非腐食性フラックス中に含ませる場合には、形成されるAl−Cu−Si三元合金組成に対して0.3〜2.3質量%Znになるように調整される。
次に、鞘内に充填されるフッ化物系非腐食性フラックスについて説明する。
充填されるフラックスとしては、融点が低く、非腐食性に優れたものが用いられる。ろう付け後のフラックス残渣除去工程を省略するためには、フッ化物系非腐食性フラックス粉末を用いることが必要である。また、フラックスの融点をAl−Cu−Si三元共晶ろう合金の融点525℃以下に下げるためには、フッ化セシウム(CsF)を含有させることが必須となる。
フッ化物系非腐食性フラックスの化合物形態としては、KAlF4,K2AlF5,K3AlF6,AlF3,KF,CsF等があるが、従来と同様にその混合物が使用される。
フッ化物系非腐食性フラックス中に占めるフッ化セシウム(CsF)の割合は、コスト的には少ないほど有利であるが、10モル%に満たないとフラックスの融点を下げる効果が十分ではない。530〜560℃でのろう付けが困難になる。したがって、フッ化物系非腐食性フラックス中のフッ化セシウム(CsF)の割合は10モル%以上とすることが好ましい。
鞘内部へのフラックスの充填方法としては通常の方法が採用される。
本発明のアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤは、酸化皮膜の少ないクラッド鞘を用いているために、充填したフラックス量が少量でもろう付けが可能である。
ろう材ワイヤの質量に対するフラックスの質量、いわゆる充填率は、特に規定する必要はなく、従来のコアードワイヤの充填率と同程度の10〜40%であれば十分である。
上記のように、フッ化セシウムを含有させて融点を下げたフッ化物系非腐食性フラックスを内包し、Al−Si系合金材とCu材のクラッド材を鞘とするアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤを加熱すると、まず、融点の低いフッ化物系非腐食性フラックスが440〜510℃の温度で溶融し、鞘及び被ろう付け体接合部の酸化皮膜を除去する。さらに加熱してAl−Cu−Si三元共晶温度である525℃を超えると鞘であるAl−Si系合金とCuが反応(共融)してAl−Cu−Si三元共晶合金ろうが生成し、溶融したろうがろう付け温度530〜560℃で被ろう付け体接合部に流動して良好なろう付けがなされることになる。
そして、本発明アルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤを用いてろう付けすると、ろう付け加熱されてフィレットが形成された段階で、フィレット中にZnが含まれているため、当該フィレット部の自然電極電位が被ろう付け部材であるアルミニウム合金の自然電極電位に近づいているため、ろう付け接合部分を腐食環境下に曝しても、自然電極電位の差に基づく選択的な腐食が抑制される。
なお、本発明アルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ中のZn添加の効果はそれだけでなく、フィレット形成合金であるAl−Cu−Si三元共晶組成の融点を低下させることも可能である。
実施例1;
鞘としてのAl−Si系合金材とCu材のクラッド率を種々変更したろう付けワイヤを実際に作製し、ろう付け試験した例を示す。
Al−Si系合金材とCu材のクラッド鞘材の作製
厚さ10mmのJIS A4045板の2枚の間に、表1に示す厚さのCu板を挟んで先端を溶接して固定し、300℃に加熱して厚さ2mmまでクラッド圧延した。次いで、中間焼鈍,冷間圧延,最終焼鈍を施して、厚さ0.1mmのクラッド鞘材を作製した。
この鞘材の断面を観察して測定したCuのクラッド率と、それを基に計算した鞘材質量に対するCuの質量の割合を表1に併せて示す。
なお、No.1及び2の鞘材は、鞘材質量に対するCuの質量が本発明範囲の22〜37質量%の範囲にあるものである。そして、No.3の鞘材は、鞘材質量に対するCuの質量が本発明範囲より少なく、No.4の鞘材は、鞘材質量に対するCuの質量が本発明範囲より多いものである。さらに、従来例の鞘材(No.5)として、Cu板を挟まない板厚20mmのJIS A4045板から上記と同じ製板工程で厚さ0.1mmの鞘材を作製した。
Figure 2006150449
ろう材ワイヤの作製
表1に示した5種の鞘材を幅10mm,長さ20mmで切断し、外径1mmの鋼製丸棒に二〜三重に巻付けて、肉厚0.3mm,長さ20mmのろう材ワイヤの鞘を作製した。この鞘の一端をペンチで閉じておき、これにフッ化セシウムを48モル%含むK−Cs−Al−F系のフッ化物系非腐食性フラックス(第一稀元素工業株式会社製;商品名「CF−2」)粉末を約30mg充填した後、他端を閉じてろう材ワイヤとした。
なお、フラックスの充填率は、No.1〜4の鞘材では29〜32質量%であり、No.5の鞘材では36質量%であった。
ろう付け試験
厚さ1mm,幅25mm,長さ55mmのJIS−A3003アルミニウム合金板を下板とし、厚さ1mm,幅25mm,長さ25mmのJIS−A3003アルミニウム合金板を縦板とした逆T字型ろう付け試験片を組付け、下板と縦板の交線の片側に前記ろう材ワイヤをセットした。この組付け体を窒素ガス雰囲気炉中で550℃まで昇温速度50℃/分で加熱し、550℃で3分間保持した後、約100℃/分で室温まで冷却した。
ろう付け性評価
ろう付け性は、逆T字型試験片の外観を肉眼及び実体顕微鏡で観察するとともに、接合箇所中央部断面を光学顕微鏡で観察することにより下地の侵食状態を調べた。
接合部の外観評価は、ろう材ワイヤセット側及び反対側のいずれも十分な大きさのフィレットが形成されたものを○,ろう材ワイヤセット側に鞘材の一部が残存又は反対側のフィレットが小さいものを△,ろうが全く生成しなかったものを×,とした。
また、下地の侵食状態は、溶融したろうによるエロージョン(すなわち下地の融解)の最大深さを測定し、最大深さが0.1mm以下のものを◎,最大深さが0.1〜0.3mmのものを○,最大深さが0.3〜0.5mmのものを△,最大深さが0.5mm以上のものを×,とした。
その評価結果を表2に示す。
Figure 2006150449
表2の結果からもわかるように、本発明例であるNo.1,2の鞘材のろう付けワイヤを使用してろう付けしたものにあっては、ろう材ワイヤセット側、反対側のいずれも良好にろう付けされている。ろう材ワイヤセット側に生じた下地の侵食も0.3mm以下であった。
これに対して、比較例である、Cuの比率が少ないNo.3の鞘材のろう付けワイヤを使用してろう付けしたものにあっては、ろう材ワイヤセット側に鞘材が多量に残存し、反対側に流動したろうは少なかった。また、Cuの比率が多いNo.4の鞘材のろう付けワイヤを使用してろう付けしたものにあっては、ろう材ワイヤセット側の下地が激しく侵食されていた。これは、鞘材に対するCuの比率が37質量%を超えると、ろう材ワイヤのCuが余剰となり、接合すべき下地のアルミニウム合金と反応(共融)してAl−Cu−Si三元共晶を生成していき、結果として下地に激しい侵食(エロージョン=融解)が生じたものと推測される。
なお、Cuを含まない従来の鞘材であるNo.5のろう付けワイヤを使用してろう付けしたものにあっては、溶融したフラックスのしみだしは見られたものの、ろう材ワイヤがそのままの形状で残存し、ろうは生成していなかった。
実施例2;
鞘としてのAl−Si系合金材とCu材のクラッド材について、Al−Si系合金材のZn含有量を種々変更したろう付けワイヤを実際に作製し、実際にろう付けした後の耐食性を評価した例を示す。
Al−Si−Zn合金材とCu材のクラッド鞘材の作製
JIS 4N43合金をベースにZn含有量を種々変更した厚さ10mmの板2枚の間に、厚さ2mmのCu板を挟んで先端を溶接して固定し、300℃に加熱して厚さ2mmまでクラッド圧延した。次いで、中間焼鈍,冷間圧延,最終焼鈍を施して、厚さ0.1mmのクラッド鞘材を作製した。
A4N43合金に添加したZn量、及び鞘材合金に占めるZnの割合を表3に併せて示す。
ろう材ワイヤの作製
表3に示した8種の鞘材を幅10mm,長さ20mmで切断し、外径1mmの鋼製丸棒に二〜三重に巻付けて、肉厚0.3mm,長さ20mmのろう材ワイヤの鞘を作製した。この鞘に実施例1で用いたフラックスを同様に充填してろう材ワイヤとした。
なお、フラックスの充填率は、約30質量%であった。
ろう付け試験
厚さ3mm,幅25mm,長さ55mmのJIS−AC4Cアルミニウム合金鋳造板を下板とし、厚さ3mm,幅25mm,長さ55mmのJIS−AC4Cアルミニウム合金鋳造板を縦板とした逆T字型ろう付け試験片を組付け、下板と縦板の交線の片側に前記ろう材ワイヤをセットした。この組付け体を窒素ガス雰囲気炉中で550℃まで昇温速度50℃/分で加熱し、550℃で3分間保持した後、約100℃/分で室温まで冷却してろう付けを行った。
ろう付け接合体の腐食試験
上記の方法でろう付けされた逆T字型試験体を、何ら処理することなくそのまま腐食環境下に曝して腐食状況を観察する腐食試験を行った。
腐食試験方法としては、噴霧→乾燥→湿潤を繰り返すCCT試験法を採用した。JASO規格のM609−91に準拠し、5%NaCl水溶液噴霧(35℃×2h)→乾燥(60℃×4h)→湿潤(湿度95%以上、50℃×2h)を1サイクルとしたものを200サイクル繰り返す腐食試験を行った。
この腐食試験を行った後、被ろう付けアルミニウム合金板自体及びろう付け時に形成されたフィレット部の腐食状況を目視観察した。
その結果を表3に併せて示す。
なお表3中、◎は腐食が認められなかったもの,○は僅かに腐食が認められたもの,×は著しい腐食が認められたことを現している。
Figure 2006150449
表3に示す結果からもわかるように、クラッド材を構成するAl−Si系合金中に0.5〜3.0質量%の、すなわち、ろう材となるAl−Cu−Si系合金に対して0.3〜2.3質量%のZnを含有させると、接合されたアルミニウム合金部材及び形成されたフィレット部とも、腐食は進行していなかった。ただし、Zn量が多かったNo.17ではフィレット部に僅かに腐食が起こっていた。
これに対して、比較例であるNo.11では、被ろう付け体であるアルミニウム合金そのものに、No.18では形成されたフィレットに腐食が進行していた。
これは、ろう合金にZnを添加することにより、形成されたAl−Cu−Si系フィレット中にZnを含ませ、フィレットの自然電極電位を被ろう付け体であるAC4Cアルミニウム合金の自然電極電位に近づけることができ、その結果、両者間に接触腐食の進行を抑制することができたことを現している。
No.11,18で所期の目的が達成できなかった理由は、No.11ではZn添加量が少なかったためにフィレットの自然電極電位を下げる効果が現れなかったからであり、No.18ではZn添加量が多すぎたためにフィレットの自然電極電位を下げ過ぎ、AC4Cアルミニウム合金よりも卑になったため、フィレット部の接触腐食が進行した、と理解することができる。
Al−Si系合金材とCu材のクラッド材による鞘の断面形状を説明する図

Claims (8)

  1. Al−Si系合金材とCu材のクラッド材から構築された中空の鞘と、当該鞘内に充填されたフッ化セシウムを含むフッ化物系非腐食性フラックス粉末とからなることを特徴とするアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ。
  2. 鞘を構築するクラッド材は、Si含有量が5〜15質量%のAl−Si系合金板と、鞘全体の質量に対するCuの質量が22〜37質量%に相当するCu板から構成されている請求項1に記載のアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ。
  3. 鞘を構築するクラッド材が溶融されて形成されたAl−Si−Cu系合金に対して0.3〜2.3質量%に相当するZnが含まれたものである請求項1又は2に記載のアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ。
  4. クラッド材を構成するAl−Si系合金板が0.5〜3.0質量%のZnを含むものである請求項3に記載のアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ。
  5. クラッド材を構成するCu板が0.8〜10.6質量%のZnを含むものである請求項3又は4に記載のアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ。
  6. 鞘を構築するクラッド材が溶融されて形成されたAl−Si−Cu系合金に対して0.3〜2.3質量%に相当するZnがフッ化物系非腐食性フラックス粉末中に添加されている請求項3に記載のアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ。
  7. Znが粉末状態で添加されている請求項6に記載のアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ。
  8. ZnがKZnF3なる形態で添加されている請求項6に記載のアルミニウム合金ろう付け用ろう材ワイヤ。
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