JP2006150053A - カプセル型超音波診断装置 - Google Patents

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英明 木内
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Abstract

【課題】エコー信号及びモータの回転位置信号を良好に送信可能で、簡易で且つ組込み性が向上可能で小型なカプセル本体を備えたカプセル型超音波診断装置を実現する。
【解決手段】カプセル型超音波診断装置1は、超音波パルスを生体組織に対して送波し、この生体組織から反射される超音波パルスを受波してエコー信号を得る超音波振動子21と、この超音波振動子21を回転させるモータ部44と、このモータ部44の回転位置を検知する回転位置検知部としてカップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43と磁気センサ45とで構成されているエンコーダ46とを有し、超音波振動子21が得たエコー信号にエンコーダ46からのエンコーダ信号を重畳して送信する、体内に導入可能なカプセル本体2と、このカプセル本体2から送信された重畳信号を受信し、この受信した重畳信号を信号処理して超音波断層画像を生成する超音波観測装置3と、を具備して構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体内において、超音波振動子から超音波パルスを生体組織に対して送波し、生体組織から反射される超音波パルスを受波して得たエコー信号を信号処理して超音波断層画像を生成するカプセル型超音波診断装置に関する。
従来、超音波診断装置は、広く用いられている。超音波診断装置は、例えば、超音波内視鏡と超音波観測装置とを有して構成されている。前記超音波内視鏡は、体腔内に挿入可能な挿入部の先端に超音波振動子を有している。前記超音波観測装置は、前記超音波内視鏡の超音波振動子から超音波パルスを生体組織に対して送波し、生体組織から反射される超音波パルスを受波して得たエコー信号を信号処理して超音波断層画像を構築し、モニタに画像表示させている。
このような従来の超音波診断装置では、得られた超音波断層画像に対応する被検体の位置を把握できるようにする必要があるため、前記超音波振動子の位置と受信したエコー信号との関係を正確に取得することが重要となる。このとき、前記超音波振動子の位置がずれると画像にずれが生じてしまうため、前記超音波振動子の位置を正確に検出してずれを補正する必要がある。
このため、前記従来の超音波診断装置は、例えば、特開平5−168635号公報や特開平8−19538号公報に記載されているように前記超音波振動子の位置を検出するために、超音波振動子を回転させるモータにエンコーダ等の回転位置検知部を設け、この回転位置検知部により検出された前記モータの回転位置信号と、実際の超音波振動子の位置(走査している位置)とが一致するように補正して正確な位置情報を有する超音波断層画像を得るものが提案されている。
前記特開平5−168635号公報や特開平8−19538号公報に記載の超音波診断装置は、前記超音波振動子により得られたエコー信号及び前記回転位置検知部により検出された前記モータの回転位置信号を信号線により前記超音波観測装置に伝達している。
ところで、最近、カプセル型医療装置は、使用される状況になって来ている。カプセル型医療装置は、カプセル本体を備えている。カプセル本体は、被験者が飲み込み易いように形成されている。カプセル本体は、患者の口腔から飲み込まれることにより体腔内に送り込まれる。カプセル本体は、小腸近傍等、細長な挿入部を有する内視鏡でも到達が困難であった体腔内深部へ容易に到達して観察・診断もしくは処置等の医療行為が可能である。
このような従来のカプセル型医療装置の中には、カプセル型超音波診断装置がある。このカプセル型超音波診断装置は、前記カプセル本体内に前記超音波振動子を設けている。
従って、前記従来のカプセル型超音波診断装置は、前記カプセル本体が患者の口腔から飲み込まれることにより体腔内に送り込まれ、通常の超音波内視鏡の挿入部が挿入困難な部位において、超音波断層画像を取得可能である。
特開平5−168635号公報 特開平8−19538号公報
前記従来のカプセル型超音波診断装置は、前記超音波振動子で得られたエコー信号を前記超音波観測装置へ無線送信するように構成すると、前記回転位置検知部からの回転位置信号を前記超音波観測装置へ無線通信する必要がある。
この場合、カプセル型超音波診断装置は、前記エコー信号と前記回転位置信号との2種類の信号を無線通信するために、無線通信手段を2つ設けて前記エコー信号と前記回転位置信号とを別々のラインで無線送信するか、又は前記無線通信手段を1つ設けて前記エコー信号と前記回転位置信号とを1つのラインで随時切り換えて無線送信するという方法が考えられる。
しかしながら、前者の方法では、無線通信手段が複雑化する上に組み込み難く、更にこのような無線通信手段を組み込むと大型化し、結果としてカプセル本体が大型化して飲み込み難くなる。また、後者の方法では、無線通信手段が干渉して前記エコー信号と前記回転位置信号とが混信してしまい、無線通信が困難となってしまう虞れも生じる。
また、前記従来のカプセル型超音波診断装置は、カプセル本体と超音波観測装置とをケーブルにより接続して構成すると、このケーブル内に挿通配設される信号線が前記エコー信号と前記回転位置信号との2種類の信号を送信するために別々に必要となり、例えばエコー信号線1本、エンコーダ信号線8本合計9本必要となる。
このため、前記従来のカプセル型超音波診断装置は、前記カプセル本体と前記超音波観測装置とを前記ケーブルにより接続して構成するとこのケーブルが太くなってしまう。
さらに、前記従来のカプセル型超音波診断装置は、ケーブルを細くすると、このケーブル内に多数の信号線が挿通配設されるので、これら挿通配設される信号線を可能な限り細くする必要がある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、エコー信号及びモータの回転位置信号を良好に送信可能で、簡易で且つ組込み性が向上可能で小型なカプセル本体を備えたカプセル型超音波診断装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明の一態様によるカプセル型超音波診断装置は、超音波パルスを生体組織に対して送波し、この生体組織から反射される超音波パルスを受波してエコー信号を得る超音波振動子と、この超音波振動子を回転させるモータと、このモータの回転位置を検知する回転位置検知部とを有し、前記超音波振動子が得たエコー信号に前記回転位置検知部からの回転位置信号を重畳して送信する、体内に導入可能なカプセル本体と、前記カプセル本体から送信された重畳信号を受信し、この受信した重畳信号を信号処理して超音波断層画像を生成する超音波観測装置と、を具備している。
本発明のカプセル型超音波診断装置は、エコー信号及びモータの回転位置信号を良好に送信可能で、簡易で且つ組込み性が向上可能で小型なカプセル本体を備えることができるという効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1ないし図12は本発明の実施例1に係わり、図1は実施例1のカプセル型超音波診断装置を示す全体構成図、図2は図1の超音波部の構成を示す概略説明図、図3は図1の回転駆動部の回路構成を示すブロック図、図4は図1のカプセル側信号処理部の回路構成を示すブロック図、図5は図1の装置側信号処理部の回路構成を示すブロック図、図6は図4のカプセル側信号処理部により信号処理して得られたエコー信号の波形を示すグラフ、図7は図3のエンコーダ信号発生部から出力されるエンコーダ信号(Z相信号)の波形を示すグラフ、図8は図7のエンコーダ信号(Z相信号)に対して幅整形されたエンコーダ信号(Z相信号)の波形を示すグラフ、図9は図6のエコー信号に図8のエンコーダ信号(Z相信号)を加算して重畳した重畳エコー信号の波形を示すグラフ、図10は図5の装置側信号処理部が復調信号(重畳エコー信号)に対してレベル分割処理を施す際のグラフ、図11は図10の復調信号(重畳エコー信号)から取り出されたエコー信号の波形を示すグラフ、図12は図10の復調(重畳エコー信号)から取り出されたエンコーダ信号(Z相信号)の波形を示すグラフである。
図1に示すように本発明の実施例1のカプセル型超音波診断装置1は、カプセル本体2と、体外に設けた超音波観測装置3とを有して構成されている。
前記カプセル本体2は、患者の口腔から飲み込まれることにより体腔内に送り込まれ、前記超音波観測装置3と通信して体腔内の目的部位において超音波を送受波して超音波画像を得るように構成している。
前記カプセル本体2は、超音波部11と、カプセル側信号処理部12と、カプセル内電源部13と、カプセル側制御部14と、カプセル側送信部15と、カプセル側アンテナ16とを有して構成されている。
前記超音波部11は、超音波を送波し、反射してきた超音波エコーを受波する超音波振動子21を有している。この超音波部11は、前記超音波振動子21を回転駆動するモータ等の回転駆動部22が設けられている。尚、前記回転駆動部22には、後述するようにエンコーダ等の回転位置検知部を備え、この回転位置検知部により検出した回転位置信号を超音波観測装置3に送信するようになっている。また、前記超音波部11は、図示しないが超音波振動子21の周囲が流動パラフィン等の超音波伝達媒体で満たされるようになっている。
前記カプセル側信号処理部12は、前記超音波部11の超音波振動子21からのエコー信号を信号処理して前記カプセル側制御部14へ出力するようになっている。尚、このカプセル側信号処理部12は、後述するようにエコー信号に対してアナログ圧縮処理を行うようになっている。
前記カプセル側制御部14は、前記超音波部11の超音波振動子21を駆動するための超音波駆動信号を出力してこの超音波振動子21を駆動し、前記カプセル側信号処理部12を介して超音波振動子21からのエコー信号を読み出すようになっている。
そして、前記カプセル本体2は、前記回転駆動部22が超音波振動子21を前記カプセル本体2の長手中心軸に対して垂直な方向であるラジアル方向に回転駆動するようになっている。即ち、カプセル本体2は、長手中心軸に対して垂直な向きの超音波断層画像を得るラジアル走査が行われるようになっている。
前記カプセル内電源部13は、前記カプセル側制御部14を介して前記カプセル本体2内の各部へ電源電力を供給するバッテリを有して構成されている。
前記カプセル側送信部15は、前記カプセル側制御部14を介して、例えば前記カプセル側信号処理部12からのエコー信号を所定の周波数の搬送波(キャリア信号)により変調し、前記カプセル側アンテナ16から電波として発信するようになっている。
一方、前記超音波観測装置3は、装置側アンテナ31と、装置側受信部32と、装置側信号処理部33と、装置側制御部34と、画像処理部35と、モニタ36と、操作入力部37と、装置内電源部38とを有して構成されている。
前記装置側アンテナ31は、前記カプセル本体2と無線通信を行うようになっている。前記装置側受信部32は、前記装置側アンテナ31により受信した前記カプセル本体2からの電波の搬送波(キャリア信号)を選択的に抽出し、検波等してエコー信号を復調して前記装置側信号処理部33へ出力するようになっている。
前記装置側信号処理部33は、前記装置側受信部32からのエコー信号を信号処理して前記装置側制御部34へ出力するようになっている。
前記画像処理部35は、前記装置側制御部34を介して入力されるエコー信号を画像処理して標準的な映像信号を生成するようになっている。この画像処理部35は、生成した映像信号を前記モニタ36に出力してこのモニタ36の表示画面に前記カプセル本体2からの超音波画像を表示するようになっている。
前記装置側制御部34は、キーボードやマウス等の操作入力部37が接続されており、この操作入力部37から入力される操作情報に基づき、前記画像処理部35を制御して操作者の所望するような画像処理を施すようになっている。また、前記装置側制御部34は、前記カプセル本体2により圧縮処理されて伝送されたエコー信号を伸張処理するようになっている。
前記装置内電源部38は、前記装置側制御部34を介して商用電源からの電源電力を各構成部等へ供給するように構成されている。尚、装置内電源部38は、図示しないバッテリを有して構成されていてもよい。
次に、図2を参照して前記超音波部11の詳細構成を説明する。
図2に示すように前記超音波部11は、前記超音波振動子21が例えば、フレキシブルシャフト等の振動子シャフト41により回転可能に前記回転駆動部22に接続されている。
前記回転駆動部22は、スリップリング42と、カップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43と、モータ部44とを有して構成されている。尚、前記モータ部44は、後述するようにモータ48とモータ駆動部49とにより構成されている。
前記振動子シャフト41は、前記スリップリング42に設けられた例えば、図示しないボールベアリングによって回転可能に支持されており、前記モータ部44の回転軸44aと前記振動子シャフト41とは前記カップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43により機械的に連結固定されている。
従って、前記モータ部44の回転軸44a及び前記振動子シャフト41が一体固定されているので、前記回転軸44aが回転することによって、このカップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43が回転するとともに振動子シャフト41も回転するようになっている。
前記カップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43は、前記モータ部44の回転軸44aの回転駆動を振動子シャフト41に伝達する外周面所定位置に回転量を検出するための磁気相を設けている。このカップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43の周囲には、前記磁気相の磁界の変化を検出して電気信号に変換する磁気センサ45が配置されている。
これらカップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43と磁気センサ45とで、回転位置検知部であるエンコーダ46を構成している。
前記カップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43は、図示しないが例えば、中心に貫通孔を形成した円柱状で、着磁可能な磁性体で形成されており、回転することによって磁気が変化するように外周面に着磁が施されている。
前記カップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43には、Z相用の着磁を施したZ相着磁部(不図示)及び、A相用の着磁を施したA相着磁部(不図示)が設けられている。
ここで、Z相用の着磁とは、カップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43の一回転に対して磁気センサ45が1パルスを発生する着磁である。一方、A相用の着磁とは、カップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43が一回転する間に磁気センサ45が数十から数百パルスを発生する着磁である。
前記磁気センサ45には、前記Z相着磁部の検出を行うZ相検出部(不図示)及び、前記A相着磁部の検出を行うA相検出部(不図示)が設けられている。前記Z相検出部では、カップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43の回転の際に、前記Z相着磁部の磁気を検出して、Z相の検出結果である電気信号を出力するようになっている。一方、前記A相検出部では、カップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43の回転の際に、前記A相着磁部の磁気を検出して、A相の検出結果である電気信号を出力するようになっている。
これら電気信号は、前記カップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43に伝達され、このカップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43でエンコーダ信号に変換される。
変換されたエンコーダ信号は、同軸ケーブル47aを挿通する信号線(不図示)を介して前記カプセル側信号処理部12へ伝達されるようになっている。
また、前記超音波振動子21は、入出力用の信号線21a,21bがスリップリング42の金属ブラシ42a,42bを経てスリップリング42の信号線42c,42dと電気的に導通しており、これら信号線42c,42dが同軸ケーブル47bを挿通して前記カプセル側制御部14及び前記カプセル側信号処理部12に電気的に接続されている。
これにより、前記超音波振動子21は、前記カプセル側制御部14からの超音波駆動信号を伝達されて駆動し、超音波を送受波して得たエコー信号を前記カプセル側信号処理部12へ伝達するようになっている。
次に、図3を参照して前記回転駆動部22の回路構成を説明する。
図3に示すように前記回転駆動部22は、前記カップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43内にエンコーダ信号発生部43aを備えている。また、モータ部44は、モータ48と、このモータ48を制御駆動するモータ駆動部49とを備えている。
前記エンコーダ信号発生部43aは、前記磁気センサ45からの電気信号をエンコーダ信号に変換し、この変換したエンコーダ信号をモータ部44のモータ駆動部49に出力するようになっている。
尚、本実施例では、エンコーダ信号としてZ相信号のみを出力するようになっている。
前記モータ駆動部49は、前記エンコーダ信号発生部43aからのエンコーダ信号としてZ相信号に基づき、前記モータ48を制御駆動するようになっている。
また、前記エンコーダ信号発生部43aは、エンコーダ信号(Z相信号)を前記カプセル側信号処理部12へ出力するようになっている。
本実施例では、前記カプセル側信号処理部12において、前記超音波振動子21からのエコー信号に前記エンコーダ信号発生部43aからのエンコーダ信号(Z相信号)を加算して重畳するようにしている。
次に、図4を参照して前記カプセル側信号処理部12の回路構成を説明する。
図4に示すようにカプセル側信号処理部12は、アンプ51と、フィルタ52と、圧縮処理部53と、幅整形部54と、加算回路55とを有して構成されている。
前記アンプ51は、前記超音波部11の前記超音波振動子21からのエコー信号を増幅するようになっている。
前記フィルタ52は、高周波域及び低周波域の周波数信号を除去するBPF( Band-Pass Filter )により形成されている。前記フィルタ52は、前記アンプ51により増幅された前記エコー信号に対して高周波域及び低周波域の周波数信号を除去してそれ以外の周波数成分を取り出すようになっている。
前記圧縮処理部53は、前記フィルタ52により取り出された信号をアナログ圧縮処理するようになっている。本実施例では、アナログ圧縮処理として対数圧縮処理を行うようになっている。
これにより、前記圧縮処理部53は、非常に微弱な信号が含まれるエコー信号を対数圧縮することにより、取りこぼすことなくアナログ処理することが可能となる。
尚、超音波観測装置3は、前記装置側信号処理部33により信号処理した信号を前記装置側制御部34によりアナログ伸張処理して前記画像処理部35へ出力するようになっている。
前記幅整形部54は、前記エンコーダ信号発生部43aからのエンコーダ信号(Z相信号)に対して幅整形処理を行うようになっている。これにより、エンコーダ信号は、前記超音波振動子21からのエコー信号に加算し易くなる。
前記加算回路55は、前記幅整形部54により幅整形処理されたエンコーダ信号(Z相信号)を前記超音波振動子21からのエコー信号に加算処理するようになっている。
これにより、超音波振動子21からのエコー信号は、エンコーダ46からのエンコーダ信号を重畳されて前記カプセル側制御部14を介して前記カプセル側送信部15により変調等送信処理されて前記カプセル側アンテナ16から前記超音波観測装置3へ送信される。
前記超音波観測装置3は、前記装置側受信部32により復調等受信処理して前記装置側信号処理部33によりエコー信号とエンコーダ信号とを分離処理するようになっている。
本実施例では、クランプ回路を用いて復調信号(重畳エコー信号)からエコー信号及びエンコーダ信号を分離するレベル分割方式を用いるようにしている。
次に、図5を参照して前記装置側信号処理部33の回路構成を説明する。
図5に示すように装置側信号処理部33は、第1クランプ回路61aと、エコー用A/D変換器62と、S/P変換器63と、第2クランプ回路61bと、波形整形部64と、パルス発生部66とを有して構成されている。
前記第1クランプ回路61aは、前記装置側受信部32からの復調信号(重畳エコー信号)に対してエコー信号をクランプ(スライス)して取り出すようになっている。
前記エコー用A/D変換器62は、前記第1クランプ回路61aにより取り出されたエコー信号をデジタル信号に変換するようになっている。
前記S/P変換器63は、前記エコー用A/D変換器62によりデジタル変換されたシリアル信号をパラレル信号に変換する、シリアル−パラレル変換処理を行うようになっている。
これにより、前記装置側信号処理部33は、前記装置側受信部32からの復調信号(重畳エコー信号)から取り出したエコー信号を前記装置側制御部34を介して前記画像処理部35へ出力できる。
前記第2クランプ回路61bは、前記装置側受信部32からの復調信号(重畳エコー信号)に対してエンコーダ信号をクランプ(スライス)して取り出すようになっている。
前記波形整形部64は、入力された信号の波形を元の矩形波に整形する波形整形処理を行うようになっている。これにより、エンコーダ信号は、元のZ相信号に戻るようになっている。
また、波形整形部64以降は2つに分岐され、一方は装置側制御部34へ、他方は前記パルス発生部66へエンコーダ信号が出力される。
前記パルス発生部66は、一般的なFG(ファンクション・ジェネレータ)であり、本実施例では、波形整形されたZ相信号に基づき、パルスを発生して矩形波のA相信号を生成するようになっている。
これにより、前記装置側信号処理部33は、前記装置側受信部32からの復調信号(重畳エコー信号)から取り出したエンコーダ信号からZ相信号及びA相信号を得て、前記装置側制御部34を介して前記画像処理部35へ出力できる。
そして、前記画像処理部35は、前記装置側信号処理部33からのエンコーダ信号に同期してエコー信号を画像処理することで、超音波画像を得ることができる。
このように構成されている実施例1のカプセル型超音波診断装置1の作用を図6〜図12を参照して説明する。尚、図6〜図12に示すグラフは、時間に対する信号強度を示す波形である。
前記カプセル型超音波診断装置1は、被験者によりカプセル本体2が飲み込まれて超音波観測が行われる。前記カプセル型超音波診断装置1は、体腔内において前記カプセル本体2がカプセル内電源部13を電力供給状態にすると、超音波観測を開始する。
前記カプセル本体2は、前記カプセル側制御部14から超音波駆動信号を出力されて超音波振動子21を駆動し、目的部位に対して超音波パルスを送受波する。と同時に、カプセル本体2は、超音波部11の回転駆動部22が駆動して超音波振動子21を回転駆動する。
ここで、前記回転駆動部22は、モータ部44のモータ駆動部49の制御によりモータ48が駆動され、このモータ48の回転がカップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43を介して振動子シャフト41に伝達されて前記超音波部11を回転させる。
同時に、前記回転駆動部22は、磁気センサ45によりカップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43の磁気相の磁界の変化を検出し電気信号を出力する。
この電気信号は、前記カップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43の前記エンコーダ信号発生部43aによりエンコーダ信号に変換される。
本実施例では、上述したようにエンコーダ信号として前記エンコーダ信号発生部43aから図7に示すZ相信号が出力される。
エンコーダ信号発生部43aは、Z相信号を前記モータ駆動部49へフィードバックする。同時にエンコーダ信号発生部43aは、Z相信号を前記カプセル側信号処理部12へ出力する。
一方、前記超音波部11は、入力用の信号線42c,金属ブラシ42a,信号線21aを介して前記カプセル側制御部14からの超音波駆動信号を伝達されて駆動し、超音波を送受波して目的部位からのエコー信号を得る。このエコー信号は、出力用の信号線21b,金属ブラシ42b,信号線42dを介して前記カプセル側信号処理部12へ出力される。
これにより、カプセル本体2は、超音波振動子21が超音波パルスを送受波してラジアル走査を行い、生体組織からのエコー信号を得る。
このエコー信号は、カプセル側信号処理部12により信号処理されてカプセル側制御部14を介してカプセル側送信部15により所定の周波数の搬送波(キャリア信号)により変調され、前記カプセル側アンテナ16から電波として発信される。
ここで、カプセル側信号処理部12は、エコー信号に対して前記アンプ51により増幅し、前記フィルタ52により高周波域及び低周波域の周波数信号を除去し、前記圧縮処理部53にて対数圧縮処理を行い、図6に示すような波形を得る。
これにより、カプセル本体2は、非常に微弱な信号が含まれるエコー信号を対数圧縮することにより、取りこぼすことなくアナログ処理が行え、超音波観測装置3へリアルタイムに伝送することが可能となる。
また、カプセル側信号処理部12は、前記幅整形部54によりエンコーダ信号(Z相信号)に対して幅整形処理を行い、図8に示すような波形を得る。
そして、カプセル側信号処理部12は、前記加算回路55によりエンコーダ信号(Z相信号)を前記超音波振動子21からのエコー信号に加算処理し、図9に示すような重畳エコー信号を得る。
そして、エンコーダ信号(Z相信号)を重畳された重畳エコー信号は、前記カプセル側制御部14を介して前記カプセル側送信部15により変調等送信処理されて前記カプセル側アンテナ16から前記超音波観測装置3へ送信される。
前記超音波観測装置3は、前記カプセル本体2からの電波を前記装置側アンテナ31から受信して前記装置側受信部32により復調等受信処理して前記装置側信号処理部33へ復調信号(重畳エコー信号)を出力する。
前記装置側信号処理部33は、図10に示すように復調信号(重畳エコー信号)に対して前記第1クランプ回路61aによりエコー信号をクランプ(スライス)して取り出し図11に示すようなエコー信号の波形を得る。
そして、前記装置側信号処理部33は、取り出したエコー信号を前記エコー用A/D変換器62によりデジタル信号に変換し、前記S/P変換器63によりデジタル変換されたシリアル信号をパラレル信号に変換して前記装置側制御部34に出力する。
同時に、前記装置側信号処理部33は、図10に示すように復調信号(重畳エコー信号)に対して前記第2クランプ回路61bによりエンコーダ信号をクランプ(スライス)して取り出し図12に示すようなエンコーダ信号(Z相信号)の波形を得る。
そして、前記装置側信号処理部33は、取り出したエンコーダ信号に対して前記波形整形部64により入力された信号の波形を元の矩形波に整形する波形整形処理する。
更に、前記装置側信号処理部33は、波形整形したエンコーダ信号を一方はZ相信号として装置側制御部34へ、他方は前記パルス発生部66へ出力する。
前記パルス発生部66は、波形整形されたZ相信号に基づき、パルスを発生して矩形波のA相信号を生成し、このA相信号を前記装置側制御部34に出力する。
これにより、前記装置側信号処理部33は、前記装置側受信部32からの復調信号(重畳エコー信号)から取り出したエンコーダ信号からZ相信号及びA相信号を得て、前記装置側制御部34を介して前記画像処理部35へ出力できる。
そして、前記画像処理部35は、前記装置側信号処理部33からのエンコーダ信号に同期してエコー信号を画像処理することで、超音波画像を得る。
前記装置側制御部34は、前記装置側信号処理部33により信号処理したエコー信号をアナログ伸張処理して前記画像処理部35へ出力すると共に、前記装置側信号処理部33からのエンコーダ信号としてZ相信号及びA相信号を前記画像処理部35へ出力する。
更に、前記装置側制御部34は、前記操作入力部37から入力される操作情報に基づき、前記画像処理部35を制御して操作者の所望するような画像処理を施す。
前記画像処理部35は、前記装置側制御部34を介して入力される前記Z相信号及びA相信号に基づき、これらZ相信号及びA相信号に同期するようにエコー信号を画像処理して標準的な映像信号を生成し、この生成した映像信号を前記モニタ36に出力してこの表示画面に前記カプセル本体2からの超音波画像を表示させる。
この結果、実施例1のカプセル型超音波診断装置1は、前記カプセル本体2からエコー信号と共に、エンコーダ信号を1本の送信ラインにより前記超音波観測装置3へ送信できるので、無線機能を簡略化でき、その分カプセル本体2を小型化できる。
また、実施例1のカプセル型超音波診断装置1は、前記カプセル本体2においてエコー信号にエンコーダ信号を重畳した重畳エコー信号を送信し、前記超音波観測装置3において復調信号(重畳エコー信号)からエコー信号及びエンコーダ信号を分離するのでこれらエコー信号及びエンコーダ信号が混線することがない。
従って、実施例1のカプセル型超音波診断装置1は、エコー信号及びモータ48の回転位置信号を良好に送信可能で、簡易で且つ組込み性が向上可能で小型なカプセル本体2を得ることができる。
図13ないし図18は本発明の実施例2に係わり、図13は実施例2のカプセル型超音波診断装置を示す全体構成図、図14は図13の回転駆動部の回路構成を示すブロック図、図15は図13のカプセル側信号処理部の回路構成を示すブロック図、図16は図13の装置側信号処理部の回路構成を示すブロック図、図17は図15のカプセル側信号処理部から出力される重畳エコー信号の波形を示すグラフ、図18は図16の装置側信号処理部が復調信号(重畳エコー信号)に対して周波数分割処理を施す際のグラフである。
上記実施例1は超音波観測装置3にてクランプ回路を用いてエコー信号及びエンコーダ信号を分離するレベル分割方式を用いるように構成しているが、実施例2は超音波観測装置3にてフィルタ用いてエコー信号及びエンコーダ信号を分離する周波数分割方式を用いるように構成する。それ以外の構成は上記実施例1とほぼ同様なので、同じ構成には同じ符号を付して説明を省略する。
図13に示すように実施例2のカプセル型超音波診断装置1Bは、回転駆動部22Bを有する超音波部11B及びカプセル側信号処理部12Bを設けたカプセル本体2Bと、装置側信号処理部33Bを設けた超音波観測装置3Bとを備えて構成されている。
先ず、前記超音波部11Bの前記回転駆動部22Bを説明する。
図14に示すように前記超音波部11Bの前記回転駆動部22Bは、前記カップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43内にエンコーダ信号発生部43bを備えている。
前記エンコーダ信号発生部43bは、前記磁気センサ45からの電気信号を変換し、エンコーダ信号としてZ相信号及びA相信号を前記モータ駆動部49及び前記カプセル側信号処理部12Bへ出力するようになっている。
本実施例では、前記カプセル側信号処理部12Bにおいて、前記超音波振動子21からのエコー信号に前記エンコーダ信号発生部43aからのエンコーダ信号(Z相信号及びA相信号)を加算して重畳するようにしている。
次に、図15を参照して前記カプセル側信号処理部12Bの回路構成を説明する。
図15に示すように前記カプセル側信号処理部12Bは、幅整形部54B及び加算回路55Bを有している。
前記幅整形部54Bは、前記エンコーダ信号発生部43bからのエンコーダ信号(Z相信号及びA相信号)に対して幅整形処理を行うようになっている。これにより、エンコーダ信号(Z相信号及びA相信号)は、前記超音波振動子21からのエコー信号に加算し易くなる。
前記加算回路55Bは、前記幅整形部54Bにより幅整形処理されたエンコーダ信号(Z相信号及びA相信号)を前記超音波振動子21からのエコー信号に加算処理するようになっている。
これにより、超音波振動子21からのエコー信号は、エンコーダ46からのエンコーダ信号(Z相信号及びA相信号)を重畳されて前記カプセル側制御部14を介して前記カプセル側送信部15により変調等送信処理されて前記カプセル側アンテナ16から前記超音波観測装置3Bへ送信される。
前記超音波観測装置3Bは、前記装置側受信部32により復調等受信処理して前記装置側信号処理部33Bによりエコー信号とエンコーダ信号とを分離処理するようになっている。
本実施例では、フィルタを用いてエコー信号及びエンコーダ信号を分離する周波数分割方式を用いるようにしている。
次に、図16を参照して前記装置側信号処理部33Bの回路構成を説明する。
図16に示すように装置側信号処理部33Bは、第1フィルタ67aと、第2フィルタ67bと、第3フィルタ67cとを有している。
前記第1フィルタ67aは、前記装置側受信部32からの復調信号に対してフィルタ処理を施してエコー信号を取り出し、前記エコー用A/D変換器62に出力するようになっている。
前記第2フィルタ67bは、前記装置側受信部32からの復調信号(重畳エコー信号)に対してフィルタ処理を施してエンコーダ信号としてZ相信号を取り出し、波形整形部64に出力するようになっている。
前記第3フィルタ67cは、前記装置側受信部32からの復調信号(重畳エコー信号)に対してフィルタ処理を施してエンコーダ信号としてA相信号を取り出し、波形整形部64に出力するようになっている。
これにより、前記装置側信号処理部33Bは、前記装置側受信部32からの復調信号(重畳エコー信号)からエコー信号と、エンコーダ信号としてZ相信号及びA相信号を得て、前記装置側制御部34を介して前記画像処理部35へ出力できる。
そして、前記画像処理部35は、前記装置側信号処理部33からのエンコーダ信号に同期してエコー信号を画像処理することで、超音波画像を得ることができる。
このように構成されている実施例2のカプセル型超音波診断装置1Bの作用を図17及び図18を参照して説明する。尚、図17及び図18に示すグラフは、周波数に対する信号レベルを示す波形である。
前記カプセル型超音波診断装置1Bは、上記実施例1と同様に被験者によりカプセル本体2Bが飲み込まれて超音波観測が行われる。前記カプセル型超音波診断装置1Bは、体腔内において前記カプセル本体2Bがカプセル内電源部13を電力供給状態にすると、超音波観測を開始する。
前記カプセル本体2Bは、前記カプセル側制御部14から超音波駆動信号を出力されて超音波振動子21を駆動し、目的部位に対して超音波パルスを送受波する。と同時に、カプセル本体2Bは、超音波部11Bの回転駆動部22Bが駆動して超音波振動子21を回転駆動する。
ここで、前記回転駆動部22Bは、モータ部44のモータ駆動部49の制御によりモータ48が駆動され、このモータ48の回転がカップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43を介して振動子シャフト41に伝達されて前記超音波部11Bを回転させる。
同時に、前記回転駆動部22Bは、磁気センサ45によりカップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43の磁気相の磁界の変化を検出し電気信号を出力する。
この電気信号は、前記カップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43の前記エンコーダ信号発生部43bによりエンコーダ信号に変換される。
本実施例では、上述したようにエンコーダ信号として前記エンコーダ信号発生部43bからZ相信号及びA相信号が出力される。
エンコーダ信号発生部43bは、Z相信号及びA相信号を前記モータ駆動部49へフィードバックする。同時にエンコーダ信号発生部43bは、Z相信号及びA相信号を前記カプセル側信号処理部12Bへ出力する。
一方、前記超音波部11Bは、上記実施例1で説明したのと同様に、前記カプセル側制御部14からの超音波駆動信号を伝達されて駆動し、超音波を送受波して目的部位からのエコー信号を得て前記カプセル側信号処理部12Bへ出力する。
これにより、カプセル本体2Bは、超音波振動子21が超音波パルスを送受波してラジアル走査を行い、生体組織からのエコー信号を得る。
このエコー信号は、カプセル側信号処理部12Bにより信号処理されてカプセル側制御部14を介してカプセル側送信部15により所定の周波数の搬送波(キャリア信号)により変調され、前記カプセル側アンテナ16から電波として発信される。
ここで、カプセル側信号処理部12Bは、エコー信号に対して前記アンプ51により増幅し、前記フィルタ52により高周波域の周波数信号を除去し、前記圧縮処理部53にて対数圧縮処理を行う。
これにより、カプセル本体2Bは、非常に微弱な信号が含まれるエコー信号を対数圧縮することにより、取りこぼすことなくアナログ処理が行え、超音波観測装置3Bへリアルタイムに伝送することが可能となる。
また、カプセル側信号処理部12Bは、前記幅整形部54によりエンコーダ信号(Z相信号及びA相信号)に対して幅整形処理を行う。
そして、カプセル側信号処理部12Bは、前記加算回路55によりエンコーダ信号(Z相信号及びA相信号)を前記超音波振動子21からのエコー信号に加算処理し、図17に示すような重畳エコー信号を得る。
そして、エンコーダ信号(Z相信号及びA相信号)を重畳された重畳エコー信号は、前記カプセル側制御部14を介して前記カプセル側送信部15により変調等送信処理されて前記カプセル側アンテナ16から前記超音波観測装置3Bへ送信される。
前記超音波観測装置3Bは、前記カプセル本体2Bからの電波を前記装置側アンテナ31から受信して前記装置側受信部32により復調等受信処理して前記装置側信号処理部33Bへ出力する。
前記装置側信号処理部33Bは、復調信号(重畳エコー信号)に対して周波数分割処理として図18に示すように前記第1フィルタ67aによりフィルタ処理を施してエコー信号を、前記第2フィルタ67bによりエンコーダ信号のZ相信号を、前記第3フィルタ67cによりエンコーダ信号のA相信号を取り出す。
そして、前記装置側信号処理部33Bは、取り出したエコー信号を前記エコー用A/D変換器62によりデジタル信号に変換し、前記S/P変換器63によりデジタル変換されたシリアル信号をパラレル信号に変換して前記装置側制御部34に出力する。
同時に、前記装置側信号処理部33Bは、波形整形部64によりZ相信号を波形整形処理して前記装置側制御部34に出力すると共に、波形整形部64によりA相信号を波形整形処理して前記装置側制御部34に出力する。
これにより、前記装置側信号処理部33Bは、前記装置側受信部32からの復調信号からZ相信号及びA相信号を得て、前記装置側制御部34を介して前記画像処理部35へ出力できる。
そして、前記画像処理部35は、上記実施例1で説明したのと同様に前記装置側信号処理部33からのZ相信号及びA相信号に同期してエコー信号を画像処理することで、超音波画像信号を得て、前記カプセル本体2Bからの超音波画像をモニタ36に表示させる。
この結果、カプセル本体2Bは、エンコーダ信号(A相,Z相)が複数であっても1つの信号ラインにより超音波観測装置3Bに伝送することができる。
従って、実施例2のカプセル型超音波診断装置1Bは、上記実施例1と同様な効果を得ることに加え、無線機能を複雑にすることなく、複数のエンコーダ信号(A相,Z相)を伝送することができる。
図19ないし図23は本発明の実施例3に係わり、図19は実施例3のカプセル型超音波診断装置を示す全体構成図、図20は図19の超音波部の構成を示す概略説明図、図21は図19の回転駆動部の回路構成を示すブロック図、図22は図19のカプセル側信号処理部の回路構成を示すブロック図、図23は図22のカプセル側信号処理部から出力される重畳エコー信号の波形を示すグラフである。
上記実施例1,2はカップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43と磁気センサ45とで、エンコーダ46を構成し、エンコーダ信号発生部によりエンコーダ信号を発生させてこのエンコーダ信号を加算回路によりエコー信号に加算することでエコー信号に重畳するように構成しているが、実施例3は超音波振動子21にコイルを設けると共に、超音波振動子の周囲に磁石を配置することによりエンコーダを構成し、エンコーダ信号をエコー信号に重畳するように構成する。それ以外の構成は上記実施例1とほぼ同様なので、同じ構成には同じ符号を付して説明を省略する。
図19に示すように実施例3のカプセル型超音波診断装置1Cは、回転駆動部22Cを有する超音波部11C及びカプセル側信号処理部12Cを設けたカプセル本体2Cと、装置側信号処理部33Cを設けた超音波観測装置3Cとを備えて構成されている。
先ず、図20を参照して前記超音波部11Cの詳細構成を説明する。
図20に示すように前記超音波部11Cは、前記超音波振動子21が前記振動子シャフト41により回転可能に前記回転駆動部22Cに接続されている。
前記回転駆動部22Cは、スリップリング42と、カップリング43Cと、モータ部44とを有して構成されている。
前記振動子シャフト41は、前記スリップリング42に設けられた例えば、図示しないボールベアリングによって回転可能に支持されており、前記モータ部44の回転軸44aと前記振動子シャフト41とは前記カップリング43Cにより機械的に連結固定されている。
従って、前記モータ部44の回転軸44a及び前記振動子シャフト41が一体固定されているので、前記回転軸44aが回転することによって、このカップリング43Cが回転するとともに振動子シャフト41も回転するようになっている。
前記超音波振動子21に接続されている前記信号線21a,21bには、並列にコイル71が接続されている。このコイル71の周囲には、磁石72が固定配置されている。これらコイル71と磁石72と、エンコーダ46Cを構成している。
前記コイル71は、前記超音波振動子21が回転することで前記磁石72に対して回転してこの磁石72により誘導起電力を受け、電流を発生しエンコーダ信号を生成するようになっている。
これにより、前記超音波部11Cは、エンコーダ信号を得ることができ、このエンコーダ信号を前記エコー信号に重畳することができる。
このエンコーダ信号は、前記超音波振動子21からのエコー信号に重畳され、前記信号線21b、前記金属ブラシ42bを経て前記信号線42dを介してカプセル側信号処理部12Cに伝達されるようになっている。
また、このエンコーダ信号を重畳された重畳エコー信号は、前記回転駆動部22Cに伝達されてエンコーダ信号をフィードバックされるようになっている。
次に、前記超音波部11Cの前記回転駆動部22Cを説明する。
図21に示すように前記超音波部11Cの前記回転駆動部22Cは、前記カップリング43C内にフィルタ73を備えている。
前記フィルタ73は、前記エンコーダ信号が重畳された重畳エコー信号から前記エンコーダ信号を取り出し、モータ部44のモータ駆動部49Cへ出力するようになっている。
前記モータ駆動部49Cは、前記フィルタ73からのエンコーダ信号に基づき、前記モータ48を制御駆動するようになっている。
尚、前記モータ駆動部49Cは、前記エンコーダ信号を速度に比例したアナログ電圧に変換するF/V(Frequency to Voltage)モータドライブである。
次に、図22を参照して前記カプセル側信号処理部12Cの回路構成を説明する。
図22に示すようにカプセル側信号処理部12Cは、アンプ51Cと、フィルタ52Cと、圧縮処理部53Cとを有して構成されている。
前記アンプ51Cは、前記超音波部11Cの前記超音波振動子21からの重畳エコー信号を増幅するようになっている。
前記フィルタ52Cは、高周波域の周波数信号を除去するBPFにより形成されている。前記フィルタ52Cは、前記アンプ51Cにより増幅された前記重畳エコー信号に対して高周波域の周波数信号を除去してそれ以外の周波数成分を取り出すようになっている。
前記圧縮処理部53Cは、前記フィルタ52Cにより取り出された信号をアナログ圧縮処理として対数圧縮処理するようになっている。
これにより、前記圧縮処理部53は、非常に微弱な信号が含まれる重畳エコー信号を対数圧縮することにより、取りこぼすことなくアナログ処理することが可能となる。
尚、超音波観測装置3Cは、前記装置側信号処理部33Cにより信号処理した信号を前記装置側制御部34によりアナログ伸張処理して前記画像処理部35へ出力するようになっている。
前記超音波観測装置3Cは、前記装置側受信部32により復調等受信処理して前記装置側信号処理部33Cによりエコー信号とエンコーダ信号とを分離処理するようになっている。本実施例では、上記実施例1で説明したレベル分割方式又は実施例2で説明した周波数分割方式のどちらを用いてもよい。尚、前記装置側信号処理部33Cの構成は、説明を省略する。
このように構成されている実施例3のカプセル型超音波診断装置1Cの作用を図23を参照して説明する。尚、図23に示すグラフは、時間に対する信号強度を示す波形である。
前記カプセル型超音波診断装置1Cは、上記実施例1と同様に被験者によりカプセル本体2Cが飲み込まれて超音波観測が行われる。前記カプセル型超音波診断装置1Cは、体腔内において前記カプセル本体2Cがカプセル内電源部13を電力供給状態にすると、超音波観測を開始する。
前記カプセル本体2Cは、前記カプセル側制御部14から超音波駆動信号を出力されて超音波振動子21を駆動し、目的部位に対して超音波パルスを送受波する。と同時に、カプセル本体2Cは、超音波部11Cの回転駆動部22Cが駆動して超音波振動子21を回転駆動する。
ここで、前記回転駆動部22Cは、モータ部44のモータ駆動部49の制御によりモータ48が駆動され、このモータ48の回転がカップリング43Cを介して振動子シャフト41に伝達されて前記超音波部11Cを回転させる。
前記超音波部11Cは、上記実施例1で説明したのと同様に、前記カプセル側制御部14からの超音波駆動信号を伝達されて駆動し、超音波を送受波して目的部位からのエコー信号を得る。
ここで、前記超音波部11Cは、前記超音波振動子21が回転することで前記コイル71が前記磁石72に対して回転してこの磁石72により誘導起電力を受け、電流を発生しエンコーダ信号を生成する。
このエンコーダ信号は、図23に示すように前記超音波振動子21からのエコー信号に重畳され、前記信号線21b、前記金属ブラシ42bを経て前記信号線42dを介してカプセル側信号処理部12Cに伝達される。
これにより、前記超音波部11Cは、エンコーダ信号を得ることができ、このエンコーダ信号を前記エコー信号に重畳することができる。
また、この重畳エコー信号は、前記回転駆動部22Cに出力される。
前記回転駆動部22Cは、前記フィルタ73により重畳エコー信号から前記エンコーダ信号を取り出し、モータ部44のモータ駆動部49Cへ出力してフィードバックされ前記モータ駆動部49Cは、前記フィルタ73からのエンコーダ信号に基づき、前記モータ48を制御駆動する。
また、この重畳エコー信号は、カプセル側信号処理部12Cにより信号処理されてカプセル側制御部14を介してカプセル側送信部15により所定の周波数の搬送波(キャリア信号)により変調され、前記カプセル側アンテナ16から電波として発信される。
ここで、カプセル側信号処理部12Cは、重畳エコー信号に対して前記アンプ51により増幅し、前記フィルタ52により高周波域の周波数信号を除去し、前記圧縮処理部53にて対数圧縮処理を行う。
これにより、カプセル本体2Cは、非常に微弱な信号が含まれる重畳エコー信号を対数圧縮することにより、取りこぼすことなくアナログ処理が行え、超音波観測装置3Cへリアルタイムに伝送することが可能となる。
そして、重畳エコー信号は、前記カプセル側制御部14を介して前記カプセル側送信部15により変調等送信処理されて前記カプセル側アンテナ16から前記超音波観測装置3Cへ送信される。
前記超音波観測装置3Cは、前記カプセル本体2Cからの電波を前記装置側アンテナ31から受信して前記装置側受信部32により復調等受信処理して前記装置側信号処理部33Cへ出力する。
前記装置側信号処理部33Cは、復調信号(重畳エコー信号)に対して上記実施例1で説明したのと同様なレベル分割方式又は上記実施例2で説明した周波数分割方式のどちらかにより復調信号(重畳エコー信号)からエコー信号とエンコーダ信号とを分離処理して前記装置側制御部34を介して前記画像処理部35へ出力する。
そして、前記画像処理部35は、上記実施例1で説明したのと同様に前記装置側信号処理部33からのZ相信号及びA相信号に同期してエコー信号を画像処理することで、超音波画像信号を得て、前記カプセル本体2Cからの超音波画像をモニタ36に表示させる。
この結果、カプセル本体2Cは、エンコーダ信号発生用の磁気センサ45を設けることなく、コイル71及び磁石72のみでエンコーダ46Cを構成してエンコーダ信号を発生することができる。
従って、実施例3のカプセル型超音波診断装置1Cは、上記実施例1,2と同様な効果を得ることに加え、電源を必要としないので消費電力を低減でき、更に組込み性を向上することができる。
図24ないし図34は本発明の実施例4に係わり、図24は実施例4のカプセル型超音波診断装置を示す全体構成図、図25は図24のカプセル型超音波診断装置の回路構成を示すブロック図、図26は図25の回転駆動部の回路構成を示すブロック図、図27は図25のカプセル側信号処理部の回路構成を示すブロック図、図28は図25の装置側信号処理部の回路構成を示すブロック図、図29は図24のカプセル本体を内視鏡挿入部の先端部に取り付けた際の様子を示す説明図、図30は図29の内視鏡挿入部を体腔内に挿入してカプセル本体による超音波観測を行っている際の様子を示す説明図、図31は変形例のカプセル型超音波診断装置の回路構成を示すブロック図、図32は図31の回転駆動部の回路構成を示すブロック図、図33は図31のカプセル側信号処理部の回路構成を示すブロック図、図34は図31の装置側信号処理部の回路構成を示すブロック図である。
上記実施例1〜3は、エコー信号にエンコーダ信号を重畳させた重畳エコー信号をカプセル本体から超音波観測装置へ無線送信するように構成しているが、実施例4は、カプセル本体と超音波観測装置とが紐部材により接続されて有線により重畳エコー信号を送信するように構成する。それ以外の構成は上記実施例1とほぼ同様なので、同じ構成には同じ符号を付して説明を省略する。
図24に示すように実施例4のカプセル型超音波診断装置1Dは、カプセル本体2Dと超音波観測装置3Dとを紐部材としてケーブル80により接続して構成している。前記ケーブル80は、硬質な材料で形成されており、後述するように押し引きすることにより、前記カプセル本体2を進退させることが可能となっている(図29及び図30参照)。
前記カプセル本体2Dは、略管状のカプセル本体部81と、端部を半球状に形成した本体カバー82及び振動子カバー83とが一体的に構成されている。前記カプセル本体部81の一端部側には、前記本体カバー82が水密に固定配置され、他端部側には前記振動子カバー83が水密に固定配置されている。前記カプセル本体部81の中央部には、中央部太径孔81a及び中央部細径孔81bを備えた中央貫通孔が形成されている。前記中央部細径孔81bには、Oリング84が配置されている。このOリング84は、振動子シャフト41の外周面及びこの中央部細径孔81bの内周面に密着して液密を確保するとともに、前記振動子シャフト41を軸支している。
前記振動子カバー83と前記カプセル本体部81と、前記Oリング84とで形成される内部空間には、例えば流動パラフィン、水、カルボキシメチルセルロース水溶液等の超音波伝達媒体85が封止されている。一方、前記中央部太径孔81aには、スリップリング42、エンコーダ46及びモータ部44が配置固定されている。
前記カプセル本体部81から前記振動子カバー83側に突出する前記振動子シャフト41の先端部には、振動子保持部材86により保持されて超音波振動子21が配置されている。前記振動子シャフト41は、前記スリップリング42に設けられた例えば、ボールベアリングによってカプセル本体2Dの長手中心軸と略同心で回転可能に支持されている。このことによって、前記超音波振動子21は、カプセル本体2D内の長手中心軸上に配設されて回転することにより、前記長手中心軸に対して垂直な方向であるラジアル方向に超音波パルスを出射し、体腔内をラジアル走査する。
前記カプセル本体部81と前記本体カバー82とで形成される内部空間には、前記モータ部44の他端部、出力回転軸87aを備えた回転方向反転機構部87及び回転錘88が配置されている。前記モータ部44の他端側端面には、前記回転方向反転機構部87が設けられている。この回転方向反転機構部87には、前記モータ部44の回転軸44aの回転力を反転させて前記出力回転軸87aに所望のトルクを伝達する図示しない例えば歯車列が設けられている。なお、前記回転軸44aと前記振動子シャフト41とは機械的に一体に構成されている。
前記回転錘88は、前記出力回転軸87aに配置されるステンレス鋼など剛性の高い材質で筒状に形成した回転部89と、この回転部89の外周面に接着等の手段によって固設される例えば鉛やタングステンなど比重の大きな部材で管状に形成した錘90とで構成されている。
前記回転方向反転機構部87の出力回転軸87aには、前記回転部89が取り付けられている。具体的には、前記回転部89は、中央部に形成されている貫通孔89aに前記出力回転軸87aが配置された状態で、例えば図示しないねじによってねじ止めされ、前記出力回転軸87aに一体固定されている。このことによって、前記回転錘88は、回転可能に配置されている。
また、前記本体カバー82の後端部には、前記ケーブル80が延出されており、このケーブル80を挿通する後述の電源線、重畳信号線が前記カプセル本体部81に設けられた回路基板91に接続されている。この回路基板91には、後述のカプセル側信号処理部12D、カプセル側制御部14等が設けられている。尚、前記モータ駆動部49と前記モータ部44と前記エンコーダ46とは、回転駆動部22Dを構成している。
次に、図25を参照してカプセル型超音波診断装置1Dの回路構成を説明する。
前記カプセル本体2Dは、前記超音波振動子21及び前記回転駆動部22Dを有する超音波部11Dと、カプセル側信号処理部12Dと、カプセル側制御部14とを有して構成されている。また、前記超音波観測装置3Dは、装置側信号処理部33Dと、装置側制御部34と、画像処理部35と、モニタ36と、操作入力部37と、装置内電源部38とを有して構成されている。
前記ケーブル80には、前記超音波観測装置3Dの装置内電源部38から前記カプセル本体2Dに電源電力を伝達する電源線80aと、前記カプセル本体2Dから前記超音波観測装置3Dの装置側信号処理部33Dに重畳エコー信号を送信するための重畳信号線80bとが挿通配設されている。
尚、前記カプセル本体2Dの前記カプセル側信号処理部12D、前記回転駆動部22D及び前記超音波観測装置3Dの装置側信号処理部33Dは、上記実施例1で説明したのと同様な構成である。
すなわち、前記回転駆動部22Dは、図26に示すように前記モータ駆動部49が前記エンコーダ信号発生部43aからのエンコーダ信号としてZ相信号に基づき、前記モータ部44を制御駆動するとともに、前記エンコーダ信号発生部43aがエンコーダ信号(Z相信号)を前記カプセル側信号処理部12Dへ出力する。
また、前記カプセル側信号処理部12Dは、図27に示すように前記幅整形部54が前記エンコーダ信号発生部43aからのエンコーダ信号(Z相信号)に対して幅整形処理を行うとともに、前記加算回路55が幅整形処理されたエンコーダ信号(Z相信号)を前記超音波振動子21からのエコー信号に加算処理する。
これにより、超音波振動子21からのエコー信号は、エンコーダ46からのエンコーダ信号を重畳された重畳エコー信号が前記カプセル側制御部14を介して前記ケーブル80の前記重畳信号線80bにより前記超音波観測装置3Dへ送信される。
前記超音波観測装置3Dの装置側信号処理部33Dは、図28に示すように第1,第2クランプ回路61a,61bによるレベル分割方式により、前記ケーブル80の前記重畳信号線80bを介して受信したカプセル本体2Dからの重畳エコー信号からエコー信号及びエンコーダ信号を分離するとともに、分離したエンコーダ信号からZ相信号及びA相信号を得る。
このように構成されている実施例4のカプセル型超音波診断装置1Dの作用を説明する。前記カプセル型超音波診断装置1Dは、被験者によりカプセル本体2Dが飲み込まれることにより、このカプセル本体2Dが体腔内に送り込まれる。前記カプセル本体2Dは、前記ケーブル80を押し引きすることにより、体腔内で進退されると同時に、超音波観測が行われる。
或いは、カプセル型超音波診断装置1Dは、図29及び図30に示すように前記カプセル本体2Dが内視鏡挿入部101の先端部101aに設けた円柱状バルーン102内に収納されて体腔内へ挿入される。前記カプセル本体2Dは、前記ケーブル80が前記内視鏡挿入部101の処置具挿通用チャンネル103内に挿通配設される。尚、前記内視鏡挿入部101は、側視型であるが、直視型或いは斜視型でもよい。
前記円柱状バルーン102は、前記内視鏡挿入部101の処置具挿通用チャンネル103を介して体外から供給された超音波伝達媒体85により満たされると、この円柱状バルーン102が長手軸方向に細長く膨張され、前記超音波伝達媒体85中を前記カプセル本体2Dが進退可能になっている。
前記カプセル本体2Dは、前記ケーブル80を押し引きすることにより、円柱状バルーン102内において進退されることで、体腔内で進退されると同時に、超音波観測が行われる。
先ず、カプセル本体2Dは、ケーブル80が押し出されることにより、体腔内管路の深部側へ進むとともに、超音波観測装置3Dから電源電力が供給され体腔内をラジアル走査する。カプセル本体2Dは、超音波部11Dの回転駆動部22Dが駆動して超音波振動子21を回転駆動する。
前記回転駆動部22Dは、前記モータ駆動部49が前記エンコーダ信号発生部43aからのエンコーダ信号としてZ相信号に基づき、前記モータ部44を制御駆動する。前記回転駆動部22Dは、前記モータ48が駆動され、このモータ48の回転がカップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43を介して振動子シャフト41に伝達されて前記超音波振動子21を回転させる。
同時に、前記回転駆動部22Dは、磁気センサ45によりカップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43の磁気相の磁界の変化を検出し電気信号を出力する。この電気信号は、前記カップリング兼エンコーダ用磁気ドラム43の前記エンコーダ信号発生部43aによりエンコーダ信号に変換される。エンコーダ信号発生部43aは、Z相信号を前記モータ駆動部49へフィードバックする。同時にエンコーダ信号発生部43aは、Z相信号を前記カプセル側信号処理部12へ出力する。
カプセル本体2Dは、振動子シャフト41が回転して超音波振動子21が回転状態になるとともに、回転方向反転機構部87の出力回転軸87aが回転軸44aと逆方向に回転されて、この出力回転軸87aに一体な回転錘88が超音波振動子21の回転方向と逆方向に回転状態になる。
このとき、カプセル本体2Dでは、超音波振動子21が回転されることによって、長手中心軸に対して回転させようとする慣性力が発生する一方で、回転方向反転機構部87の出力回転軸87aの回転によって回転錘88が回転されることによって、長手中心軸に対して超音波振動子21の回転方向とは逆方向に回転して、慣性力と逆方向で同等の大きさの慣性力を発生する。このことによって、カプセル本体2Dは、回転状態になることが防止される。
また、前記カプセル本体2Dは、前記カプセル側制御部14からスリップリング42等を介して超音波駆動信号を出力されて超音波振動子21を駆動する。超音波振動子21は、回転しながら超音波パルスを生体組織に対して送波し、生体組織から反射される超音波パルスを受波してエコー信号を得る。これにより、カプセル本体2Dは、体腔内をラジアル走査する。
超音波振動子21から得られたエコー信号は、スリップリング42等を介して前記カプセル側信号処理部12Dに伝達され、信号処理される。前記カプセル側信号処理部12Dは、前記幅整形部54によりエンコーダ信号(Z相信号)に対して幅整形処理を行い、前記加算回路55によりエンコーダ信号(Z相信号)を前記超音波振動子21からのエコー信号に加算処理し、重畳エコー信号を得る。エンコーダ信号(Z相信号)を重畳された重畳エコー信号は、前記ケーブル80の重畳信号線80bを介して前記超音波観測装置3へ送信される。
前記超音波観測装置3Dは、前記装置側信号処理部33Dが前記カプセル本体2Dからの重畳エコー信号を受信し、この重畳エコー信号から前記第1クランプ回路61aがエコー信号を、前記第2クランプ回路61bがエンコーダ信号(Z相信号)を得る。
以降、実施例1で説明したのと同様に、前記装置側信号処理部33Dは、得られたZ相信号を波形整形した後、パルス発生部66によりA相信号を生成してZ相信号及びA相信号を得て、前記装置側制御部34を介して前記画像処理部35へ出力する。
また、前記装置側信号処理部33Dは、得られたエコー信号を信号処理して前記装置側制御部34を介して前記画像処理部35へ出力する。前記画像処理部35は、前記装置側信号処理部33Dからのエンコーダ信号に同期してエコー信号を画像処理することにより超音波画像信号を得て、超音波断層画像をモニタ36に表示させる。
カプセル型超音波診断装置1Dは、カプセル本体2Dが円柱状バルーン102の先端に到達した後、ケーブル80が引かれてカプセル本体2Dが内視鏡挿入部101の先端部に引き戻される。尚、カプセル型超音波診断装置1Dは、カプセル本体2Dの戻りのときも、ラジアル走査を行って超音波断層画像を得るようにしてもよい。また、カプセル型超音波診断装置1Dは、十分に超音波断層画像を得られるまで、カプセル本体2Dを何回でも進退させて、ラジアル走査を行い、超音波断層画像を得るようにしてもよい。
超音波断層画像を得た後、カプセル型超音波診断装置1Dは、図示しない吸引装置により処置具挿通用チャンネル103を介してチャンネル開口103aから円柱状バルーン102内の超音波伝達媒体85を吸引して体外へ排出され、円柱状バルーン102が縮められる。カプセル型超音波診断装置1Dは、内視鏡挿入部101が体腔内から抜き去られ、超音波観測が終了する。
この結果、実施例4のカプセル型超音波診断装置1は、エコー信号にエンコーダ信号を重畳させることにより、前記カプセル本体2Dからエコー信号と共にエンコーダ信号を1本の送信ラインとして重畳信号線80bを用いて前記超音波観測装置3Dへ送信できる。このため、実施例4のカプセル型超音波診断装置1は、従来超音波信号用とエンコーダ信号用とで別々に必要であった信号線(エコー信号線1本、エンコーダ信号線8本合計9本)を1本に減らすことができる。
したがって、実施例4のカプセル型超音波診断装置1Dは、信号線の本数が減るので、カプセル本体2Dと超音波観測装置3Dとを接続している前記ケーブル80を細く形成でき、ケーブル80の原価を低減できる。また、実施例4のカプセル型超音波診断装置1Dは、信号線の本数が減るので、信号線端を基板やコネクタ等に接続する作業工数が短縮できる。
さらに、実施例4のカプセル型超音波診断装置1Dは、信号線の本数が減るので、ケーブル80の太さを変えない場合は、それぞれの信号線を従来よりも太くすることができ、信号線の電気抵抗を下げることができる。また、実施例4のカプセル型超音波診断装置1Dは、内視鏡挿入部101を用いることなく単独で使用する場合、前記ケーブル80が細くなることで、患者の口や鼻からケーブル80が出ていることにより感じる違和感を軽減することができる。
尚、前記カプセル型超音波診断装置1Dは、超音波観測装置3Dにてクランプ回路を用いてエコー信号及びエンコーダ信号を分離するレベル分割方式を用いるように構成しているが、上記実施例2と同様に超音波観測装置3Dにてフィルタを用いてエコー信号及びエンコーダ信号を分離する周波数分割方式を用いて構成してもよい。
図31に示すようにカプセル型超音波診断装置1Eは、回転駆動部22Eを有する超音波部11E及びカプセル側信号処理部12Eを設けたカプセル本体2Eと、装置側信号処理部33Eを設けた超音波観測装置3Eとを備えて構成されている。また、カプセル本体2Eと超音波観測装置3Eとを接続しているケーブル80には、前記電源線80a及び前記重畳信号線80bとが挿通配設されている。
尚、前記カプセル本体2Eの前記カプセル側信号処理部12E、前記回転駆動部22E及び前記超音波観測装置3Eの装置側信号処理部33Eは、上記実施例2で説明したのと同様な構成である。
すなわち、前記回転駆動部22Eは、図32に示すように前記エンコーダ信号発生部43bがエンコーダ信号としてZ相信号及びA相信号を生成し、前記モータ駆動部49及び前記カプセル側信号処理部12Eへ出力する。
また、前記カプセル側信号処理部12Eは、図33に示すように幅整形部54Bが前記エンコーダ信号発生部43bからのエンコーダ信号(Z相信号及びA相信号)に対して幅整形処理し、加算回路55Bが前記幅整形部54Bにより幅整形処理されたエンコーダ信号(Z相信号及びA相信号)を前記超音波振動子21からのエコー信号に加算処理する。これにより、超音波振動子21からのエコー信号は、エンコーダ46からのエンコーダ信号(Z相信号及びA相信号)を重畳されて前記カプセル側制御部14を介して前記ケーブル80の前記重畳信号線80bにより前記超音波観測装置3Eへ送信される。
前記超音波観測装置3Eは、前記装置側信号処理部33Eが前記カプセル本体2Eからの重畳エコー信号を受信し、この重畳エコー信号から前記第1フィルタ67aがエコー信号を、前記第2フィルタ67bがZ相信号を、前記第3フィルタ67cがA相信号を得る。これにより、前記装置側信号処理部33Eは、実施例2で説明したのと同様に、重畳エコー信号からエコー信号と、エンコーダ信号としてZ相信号及びA相信号を得て、前記装置側制御部34を介して前記画像処理部35へ出力できる。前記画像処理部35は、前記装置側信号処理部33からのエンコーダ信号に同期してエコー信号を画像処理することで、超音波画像を得ることができる。
この結果、本変形例のカプセル型超音波診断装置1Eは、エンコーダ信号(A相,Z相)が複数であっても1つの信号ラインとして重畳信号線80bによりカプセル本体2Eから超音波観測装置3Eに伝送することができる。従って、本変形例のカプセル型超音波診断装置1Eは、前記カプセル型超音波診断装置1Dと同様な効果を得ることに加え、回転に同期したA相信号が得られるので、得られたエコー信号を正確に分割することができ、安定した超音波断層画像を構築することが可能である。
尚、カプセル本体と超音波観測装置とをケーブル80により接続して構成したカプセル型超音波診断装置は、図示しないが実施例3で説明したように超音波振動子21の周囲に磁石を配置することによりエンコーダを構成し、エンコーダ信号をエコー信号に重畳するように構成しても構わない。また、カプセル本体と超音波観測装置とをケーブル80により接続して構成したカプセル型超音波診断装置は、図示しないが前記重畳信号線80bを光ケーブルとして構成してもよい。
また、本発明は、以上述べた実施例のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
本発明のカプセル型超音波診断装置は、エコー信号及びモータの回転位置信号を良好に送信可能で、簡易で且つ組込み性が向上可能で小型なカプセル本体を可能としたことにより、体腔内の超音波観測を行う場合に適している。
実施例1のカプセル型超音波診断装置を示す説明図である。 図1の超音波部の構成を示す概略説明図である。 図1の回転駆動部の回路構成を示すブロック図である。 図1のカプセル側信号処理部の回路構成を示すブロック図である。 図1の装置側信号処理部の回路構成を示すブロック図である。 図4のカプセル側信号処理部により信号処理して得られたエコー信号の波形を示すグラフである。 図3のエンコーダ信号発生部から出力されるエンコーダ信号(Z相信号)の波形を示すグラフである。 図7のエンコーダ信号(Z相信号)に対して幅整形されたエンコーダ信号(Z相信号)の波形を示すグラフである。 図6のエコー信号に図8のエンコーダ信号(Z相信号)を加算して重畳した重畳エコー信号の波形を示すグラフである。 図5の装置側信号処理部が復調信号(重畳エコー信号)に対してレベル分割処理を施す際のグラフである。 図10の復調信号(重畳エコー信号)から取り出されたエコー信号の波形を示すグラフである。 図10の復調(重畳エコー信号)から取り出されたエンコーダ信号(Z相信号)の波形を示すグラフである。 実施例2のカプセル型超音波診断装置を示す全体構成図である。 図13の回転駆動部の回路構成を示すブロック図である。 図13のカプセル側信号処理部の回路構成を示すブロック図である。 図13の装置側信号処理部の回路構成を示すブロック図である。 図15のカプセル側信号処理部から出力される重畳エコー信号の波形を示すグラフである。 図16の装置側信号処理部が復調信号(重畳エコー信号)に対して周波数分割処理を施す際のグラフである。 実施例3のカプセル型超音波診断装置を示す全体構成図である。 図19の超音波部の構成を示す概略説明図である。 図19の回転駆動部の回路構成を示すブロック図である。 図19のカプセル側信号処理部の回路構成を示すブロック図である。 図22のカプセル側信号処理部から出力される重畳エコー信号の波形を示 実施例4のカプセル型超音波診断装置を示す全体構成図である。 図24のカプセル型超音波診断装置の回路構成を示すブロック図である。 図25の回転駆動部の回路構成を示すブロック図である。 図25のカプセル側信号処理部の回路構成を示すブロック図である。 図25の装置側信号処理部の回路構成を示すブロック図である。 図24のカプセル本体を内視鏡挿入部の先端部に取り付けた際の様子を示す説明図である。 図29の内視鏡挿入部を体腔内に挿入してカプセル本体による超音波観測を行っている際の様子を示す説明図である。 変形例のカプセル型超音波診断装置の回路構成を示すブロック図である。 図31の回転駆動部の回路構成を示すブロック図である。 図31のカプセル側信号処理部の回路構成を示すブロック図である。 図31の装置側信号処理部の回路構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 カプセル型超音波診断装置
2 カプセル本体
3 超音波観測装置
11 超音波部
12 カプセル側信号処理部
21 超音波振動子
22 回転駆動部
33 装置側信号処理部
43a エンコーダ信号発生部
44 モータ部
46 エンコーダ
48 モータ
55 加算回路
61a 第1クランプ回路
61b 第2クランプ回路

Claims (3)

  1. 超音波パルスを生体組織に対して送波し、この生体組織から反射される超音波パルスを受波してエコー信号を得る超音波振動子と、この超音波振動子を回転させるモータと、このモータの回転位置を検知する回転位置検知部とを有し、前記超音波振動子が得たエコー信号に前記回転位置検知部からの回転位置信号を重畳して送信する、体内に導入可能なカプセル本体と、
    前記カプセル本体から送信された重畳信号を受信し、この受信した重畳信号を信号処理して超音波断層画像を生成する超音波観測装置と、
    を具備したことを特徴とするカプセル型超音波診断装置。
  2. 前記カプセル本体は、前記超音波振動子が得たエコー信号に前記回転位置検知部からの回転位置信号を重畳するための重畳手段を有し、
    前記超音波観測装置は、前記カプセル本体から送信された重畳信号を受信し、この受信した重畳信号からエコー信号と回転位置検知信号とを分離する分離手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のカプセル型超音波診断装置。
  3. 前記超音波観測装置は、無線通信又は、有線通信により前記カプセル本体から送信された重畳信号を受信することを特徴とする請求項1又は2に記載のカプセル型超音波診断装置。
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