JP2006149617A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 主基板から演出制御基板へのコマンド信号の伝送路上にてコマンド信号のビットパターンが変化しても、遊技者に失望感を与える事態を招くことのない遊技機を提供する。
【解決手段】 CPU451は、変動パターン特指定コマンドの分類と、RAM455に設定された特別図柄19aの判定結果とが許容されたもの以外であれば、「はずれ」に対応付けられた変動パターンにて特別図柄19aを変動表示し、「はずれ」を示す組み合わせの特別図柄19aをディスプレイ19に停止表示する(S500〜S520)。そして、初回インターバル指定コマンドを受信すれば、「はずれ」から「通常当たり」に昇格する演出を実行したのち、大当たり演出を実行し、更に、大当たり遊技終了時に確率変動開始コマンドを受信すれば、「通常当たり」から「確変当たり」に昇格する演出を実行する(S525〜S540、S550、S555)。
【選択図】図8

Description

本発明は、演出パターンを示すコマンドと、大当たり、もしくは、はずれを示すコマンドとを送信する主基板と、主基板から送信されたコマンドに従って、演出を実行したのち、大当たり、もしくは、はずれを報知する演出制御基板とを備える遊技機に関する。
近年、遊技球の入賞に伴って、複数の図柄を変動表示したのち、図柄を停止表示し、停止表示した図柄の組み合わせによって、大当たりやはずれを遊技者に報知する形態のパチンコ遊技機が主流となっている。
ここで、このようなパチンコ遊技機では、一般的に、当該パチンコ遊技機に具備された主基板が、遊技球の入賞タイミングに基づいて、停止表示すべき図柄の組み合わせ(つまり、大当たり、もしくは、はずれ)を抽選すると共に、この組み合わせに対応付けられた複数種類の図柄の変動パターンのうちのいずれかを抽選する。そして、主基板が、抽選で得た図柄の組み合わせを示す図柄指定コマンドと、変動パターンを示す変動パターン指定コマンドとを当該パチンコ遊技機に具備された演出制御基板にそれぞれ送信し、演出制御基板が、受信した変動パターン指定コマンドが示す変動パターンにて、図柄を変動表示したのち、受信した図柄指定コマンドが示す組み合わせにて、図柄を停止表示することが行われている(例えば、特許文献1を参照。)。
尚、図柄の変動パターンの中には、大当たりにしか対応付けられていない変動パターン(例えば、特別なキャラクタなどを表示するプレミアムリーチや、同一種類の図柄が揃った状態で図柄を変動表示する全回転リーチなど)が含まれており、このような変動パターンを発生することによって、必ず大当たりが発生する旨を遊技者に予告することも行われている。
特開2004−242965号公報(段落[0013]〜[0325]、図1,5,7,23)
ところで、上述した従来のパチンコ遊技機では、主基板から演出制御基板へのコマンド信号の伝送路上にて、主基板から送信されたコマンド信号にノイズが重畳し、主基板から送信したコマンド信号とは異なるビットパターンのコマンド信号が演出制御基板に受信されてしまうことがあった。
このため、従来のパチンコ遊技機では、これに起因して、主基板からの送信時には、はずれに対応付けられた変動パターンを示す変動パターン指定コマンドであったにも関わらず、演出制御基板の受信時には、大当たりにしか対応付けられていない変動パターンを示す変動パターン指定コマンドに変化してしまう事態が発生する可能性がある。そして、この場合、大当たりが発生するという喜びを遊技者に抱かせたにも関わらず、はずれが発生してしまうため、遊技者に大きな失望感を与え、遊技の興趣を大いに損ねてしまうことが考えられる。
そこで、本発明は、主基板から演出制御基板へのコマンド信号の伝送路上にてコマンド信号のビットパターンが変化しても、遊技者に失望感を与える事態を招くことのない遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1記載の発明は、大当たり、もしくは、はずれを抽選する第1の抽選を実行すると共に、該第1の抽選結果に対応付けられた複数種類の演出パターンのうちのいずれかを抽選する第2の抽選を実行する一方、第1の抽選結果を示す第1のコマンドと、第2の抽選結果を示す第2のコマンドとを送信する主基板と、該主基板から送信される各種コマンドを受信する受信手段と、該受信手段にて受信された第2のコマンドが示す演出パターンにて演出を実行したのち、該受信手段にて受信された第1のコマンドが示す抽選結果を遊技者に報知する演出実行手段とを備える演出制御基板とを具備した遊技機において、演出制御基板は、はずれに対応付けられた演出パターンのうちのいずれかを実行したのち、遊技者にはずれを報知する特定演出実行手段と、受信手段にて受信された第2のコマンドが示す演出パターンに対応付けられた第1の抽選結果と、受信手段にて受信された第1のコマンドが示す第1の抽選結果との組み合わせが許容されたもの以外である場合に、演出実行手段に代えて、特定演出実行手段を作動させる第1の作動手段とを備えることを特徴とする。
この遊技機では、主基板が、第1の抽選と第2の抽選とを実行し、第1のコマンドと第2のコマンドとを送信する。そして、演出制御基板の受信手段が、これらコマンドを受信し、演出制御基板の演出実行手段が、受信手段にて受信された第2のコマンドが示す演出パターンにて演出を実行したのち、該受信手段にて受信された第1のコマンドが示す抽選結果を遊技者に報知する。但し、受信手段にて受信された第2のコマンドが示す演出パターンに対応付けられた第1の抽選結果と、受信手段にて受信された第1のコマンドが示す第1の抽選結果との組み合わせが許容されたもの以外である場合には、第1の作動手段が、演出実行手段に代えて、特定演出実行手段を作動させる。そして、特定演出実行手段が、はずれに対応付けられた演出パターンのうちのいずれかを実行したのち、遊技者にはずれを報知する。
つまり、この遊技機では、主基板から演出制御基板へのコマンド信号の伝送路上にてコマンド信号のビットパターンが変化し、第2のコマンドが示す演出パターンに対応付けられた第1の抽選結果と、第1のコマンドが示す第1の抽選結果との組み合わせが許容されたもの以外となった場合には、はずれに対応付けられた演出パターンのうちのいずれかが実行され、遊技者にはずれが報知される。
即ち、本発明によれば、第1のコマンドもしくは第2のコマンドのうちの少なくとも一方が変化し、その組み合わせが許容されたもの以外となってしまった場合には、たとえ第2のコマンドが示す演出パターンが大当たりにのみ対応付けられたものであっても、演出実行手段が作動せず、この演出パターンにて演出が実行されないため、遊技者に間違った期待感を与えることがなく、演出の後にはずれが報知されても、遊技者に失望感を与えることがない。
尚、「第2のコマンドが示す演出パターンに対応付けられた第1の抽選結果と、第1のコマンドが示す第1の抽選結果との組み合わせが許容されたもの」とは、大当たりと、大当たりに対応付けられた変動パターンとの組み合わせや、はずれと、はずれに対応付けられた変動パターンとの組み合わせといったように、第1の抽選結果と第2の抽選結果との間で矛盾が生じない組み合わせを意味する。
又、本発明では、第1の作動手段が、第2のコマンドが示す演出パターンに対応付けられた第1の抽選結果と、第1のコマンドが示す第1の抽選結果との組み合わせが許容されたものであるか否かを判定する。
ここで、上述の遊技機では、たとえ第1の抽選結果が大当たりであっても、第2のコマンドが示す演出パターンに対応付けられた第1の抽選結果と、第1のコマンドが示す第1の抽選結果との組み合わせが許容されたもの以外であれば、はずれが報知された状態で大当たり遊技が実行されてしまう。この場合、遊技者がはずれであると認識したにも関わらず、大当たり遊技が実行されるため、遊技者に得した気分を与えることができる。
しかしながら、その反面、遊技機が異常であるという印象を遊技者に与え、遊技を継続する意志を損ねてしまうことも考えられる。
そこで、第1の抽選結果が大当たりである場合に、大当たりに起因して実行する大当たり遊技の演出に関連した大当たり演出コマンドを第1のコマンド及び第2のコマンドの送信後に送信するように主基板が設定されている場合には、演出制御基板は、請求項2記載のように構成されていることが望ましい。
即ち、特定演出実行手段の作動時に、受信手段にて大当たり演出コマンドが受信されると、特定演出実行手段に、はずれに代えて大当たりを報知させる大当たり報知手段を演出制御基板に備えれば、はずれから大当たりに昇格したように見せかけることができ、ひいては、遊技機が異常であるという印象を遊技者に与えてしまうことを防止できる。
尚、大当たり報知手段は、大当たり遊技のインターバル中やラウンド中、大当たり遊技の終了時に特定演出実行手段にはずれに代えて大当たりを報知させると良い。
但し、大当たりが、大当たり遊技終了後の遊技の態様を通常状態にする通常当たりと、遊技者にとって有利な状態にする有利当たりとからなる場合には、請求項3記載のように、大当たり報知手段が特定演出実行手段に報知させる大当たりは、通常当たりからなっていることが望ましい。
即ち、第1の抽選結果が通常当たりであるにも関わらず、有利当たりである旨を報知して遊技者を喜ばせたにも関わらず、遊技の態様が遊技者にとって有利な遊技状態へ移行せずに、遊技者に失望感を与えたり、遊技機が異常であるという印象を遊技者に与えてしまうことを防止できる。
ここで、上述の遊技機では、たとえ第1の抽選結果が有利当たりであっても、通常当たりが報知された状態で遊技の態様が遊技者にとって有利な状態に移行してしまう。この場合、遊技者が通常当たりであると認識したにも関わらず、遊技の態様が遊技者にとって有利な状態に移行してしまうため、遊技者に得した気分を抱かせることができる。
しかしながら、その反面、遊技機が異常であるという印象を遊技者に与えてしまうことも考えられる。
そこで、第1の抽選結果が有利当たりの場合に、遊技の態様が遊技者にとって有利な状態である旨を示す演出に関連した有利演出コマンドを大当たり遊技終了に伴って送信するように主基板が設定されている場合には、演出制御基板は、請求項4記載のように構成されていることが望ましい。
即ち、大当たり報知手段が作動した場合における大当たり遊技の終了に伴い、受信手段にて有利演出コマンドが受信されると、特定演出実行手段に、通常当たりに代えて有利当たりを報知させる有利当たり報知手段を演出制御基板に備えれば、通常当たりから有利当たりに昇格したように見せかけることができる。そして、遊技機が異常であるという印象を遊技者に与えてしまうことを防止できる。
尚、有利当たり報知手段は、大当たり遊技のインターバル中やラウンド中、大当たり遊技の終了時に特定演出実行手段に通常当たりに代えて有利当たりを報知させると良い。
又、「大当たり遊技の終了に伴い」とは、大当たり遊技中でも良いし、大当たり遊技の終了時でも良いし、大当たり遊技終了後でも良い。
ところで、主基板から第1のコマンド及び第2のコマンドを送信したにも関わらず、ノイズなどの影響で、これらコマンドのうちの少なくとも一方が演出制御基板に受信されない事態が発生することも考えられる。この場合、これに対処するためにエラーを発生して、遊技を中断させることが考えられるが、遊技機が異常であるという印象を遊技者に与えてしまうことが考えられる。
そこで、演出実行手段が第1の抽選結果を報知すべき報知タイミングを示すタイミングコマンドを第1のコマンド及び第2のコマンドの送信後に送信するように主基板が設定されている場合には、演出制御基板は、請求項5記載のように構成されていることが望ましい。
即ち、受信手段にてタイミングコマンドが受信されるまでに、第1のコマンド及び第2のコマンドのうちの少なくとも一方が受信手段にて未受信であった場合に、特定演出実行手段を作動させる第2の作動手段を演出制御基板に備えれば、エラーを発生して遊技を中断させることなく、遊技を継続させることができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
まず、図1は、本発明に係るパチンコ遊技機1の正面図である。
図1に示すように、パチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」ともいう。)1は、遊技機島に固定される外枠3と、開閉自在に外枠3に軸支された内枠5とを備える。
そして、内枠5には、遊技を演出するために点灯させる3つの内枠ランプ7と、遊技者が遊技球を投入する遊技盤9と、遊技盤9の前面をガラスで覆う金枠11と、遊技者が遊技盤9上への遊技球の投入操作を行うためのハンドル13と、当該パチンコ機1から払い出される遊技球(貸球及び賞球)を貯留する上受け皿15と、上受け皿15が遊技球を貯留しきれなくなるなどして、上受け皿15から排出される遊技球を貯留する下受け皿17とが設けられている。
又、遊技盤9上には、LCD(Liquid Crystal Display)からなり、1〜9の数字やキャラクタ(本実施形態では、狼男、フランケン、ドラキュラ、魔女、ミイラ男)を要素とした3つの特別図柄19aや、遊技に関わる各種画像(図示せず)を表示するためのディスプレイ19と、特別図柄19aの変動表示が保留されていることを遊技者に示す4つの特別図柄保留ランプ21と、特別図柄19aの変動表示を開始させるために遊技者が遊技球を投入する始動入賞装置23と、「大当たり」の発生時に実行する大当たり遊技の際に、遊技者が遊技球を投入する大入賞装置25とが設けられている。尚、特別図柄19aはそれぞれ、ディスプレイ19に図中横方向に並んで表示される。又、始動入賞装置23は、所謂、チューリップ式からなり、図中左右方向にそれぞれ傾倒動作して当該始動入賞装置23の入賞口への入り口を拡大する1対の可動片23aを備える。又、大入賞装置25は、図中手前方向に傾倒動作して当該大入賞装置25の入賞口(以下、「大入賞口」という。)を開放する開閉板25aを備える。
更に、遊技盤9上には、7セグメントLEDからなり、1桁の数字からなる普通図柄(図示せず)を表示する普通図柄表示装置27と、普通図柄の変動表示が保留されていることを遊技者に示す4つの普通図柄保留ランプ29と、遊技を演出するために点灯させる1対の遊技盤ランプ31と、遊技球の通過を検出する1対の始動ゲート33とが設けられている。
次に、図2は、パチンコ機1における制御系統の一部の構成を示す構成ブロック図である。
図2に示すように、パチンコ機1には、CPU371やROM373、RAM375、PIO(パラレル入出力ポート)377、CTC(カウンタ・タイマ回路)379を内蔵したマイクロコンピュータ(以下、単に「マイコン」という。)37aや、入出力インターフェイス(以下、「入出力I/F」という。)37bなどを搭載し、当該パチンコ機1を統括制御する主基板37が具備されている。尚、マイコン37aは、RAM375とそれ以外の構成要素(つまり、CPU371、ROM373、PIO377、CTC379)とに別々に電力を供給可能に構成されている。
そして、この主基板37に、各種基板や各種装置を接続して、当該パチンコ機1の制御系統が構築されている。
即ち、主基板37には、まず、始動ゲート33に設けられ、遊技球が始動ゲート33を通過したことを検出するゲートスイッチ(以下、「ゲートSW」という。)33aと、始動入賞装置23に設けられ、始動入賞装置23の始動口に遊技球が投入されたことを検出するスタートスイッチ(以下、「スタートSW」という。)23bと、同じく始動入賞装置23に設けられ、始動入賞装置23の可動片23aを駆動するソレノイド23cとが接続されている。
又、主基板37には、大入賞装置25に設けられ、大入賞口における特定領域に遊技球が投入されたことを検出する特定領域スイッチ(以下、「特定領域SW」という。)25bと、同じく大入賞装置25に設けられ、大入賞口における特定領域とは別の一般領域に遊技球が投入されたことを検出するカウントスイッチ(以下、「カウントSW」という。)25cと、同じく大入賞装置25に設けられ、大入賞装置25の開閉板25aを駆動するソレノイド25dとが接続されている。
又、主基板37には、上受け皿15及び下受け皿17への遊技球の払出を行う払出装置39に設けられ、上受け皿15及び下受け皿17へ払い出す遊技球(補給球)が不足していることを検出する補給球不足スイッチ(以下、「補給球不足SW」という。)39aと、同じく払出装置39に設けられ、下受け皿17が満杯になっていることを検出するオーバーフロースイッチ(以下、「オーバーフローSW」という。)39bと、主基板37のマイコン37aと同様に構成されたマイコン(図示せず)などを搭載し、払出装置39を制御する払出制御基板41とが接続されている。
又、主基板37には、CPU(図示せず)や、ROM(図示せず)、RAM(図示せず)、ドライバ回路(図示せず)などを搭載し、内枠ランプ7や遊技盤ランプ31、特別図柄保留ランプ21、普通図柄保留ランプ29を点灯する電飾制御基板43と、CPU451や、ROM453、RAM455、PIO457、CTC459、画像制御IC461、音声制御IC463などを搭載し、ディスプレイ19に特別図柄19aや遊技に関わる各種画像を表示したり、普通図柄表示装置27に普通図柄を表示したり、当該パチンコ機1に設置されたスピーカ47を介して声や効果音、音楽などの音声を出力する演出制御基板45とが接続されている。尚、演出制御基板45における画像制御IC461は、CPU451がディスプレイ21に画像を表示するためのICであり、又、音声制御IC463は、CPU451がスピーカ47から音声を出力するためのICである。
更に、主基板37には、パチンコ機1の外部から供給される交流電力(本実施形態ではAC24V)を複数種類の直流電力(本実施形態では、DC+5V、DC+12V、DC+24V、DC+32V)に変換し、上述の各種基板や各種装置などへ供給する電源基板49が接続されている。尚、電源基板49には、パチンコ機1の電源がOFFされたのちもマイコン37aのRAM375と、払出制御基板41のマイコンのRAMとが記憶内容を保持し続けられるように、これらRAMに直流電力を20時間以上供給できる電気二重層コンデンサ(図示せず)が搭載されている。又、その一方で、必要に応じてこれらRAMの記憶内容を初期化できるように、押しボタンからなるクリアスイッチ(クリアSW)49aも搭載されている。
以上のように構成されたパチンコ機1の制御系統では、主基板37のマイコン37aに内蔵されたCPU371が、ROM373に記憶されたプログラムに従って各種処理を実行し、PIO377及び入出力I/F37bを介して上述の各種基板や各種装置に各種コマンドを出力する一方、これら各種基板や各種装置が、CPU371からの各種コマンドに従って各種処理や各種動作を行い、パチンコ機1の各部を制御する。
ここで、マイコン37aのCPU371が実行する各種処理について説明する。但し、CPU371が実行する各種処理は、周知のパチンコ機の主基板にて実行される各種処理と同様であるため、ここでは主な処理のみを説明する。
まず、図3は、CPU371が実行するメインルーチンの流れを示すフローチャートである。尚、本処理は、パチンコ機1に電源が投入され、マイコン37aが起動した直後から実行される。
図3に示すように、本処理では、まず、RAM375のスタック領域の先頭アドレスをCPU371のスタックポインタに設定する(S10)。続いて、割込を禁止に設定したのち(S15)、割込モードの設定を行う(S20)。尚、この際、CPU371は、CPU371の特定のレジスタ(本実施形態では、インタラプトレジスタ)に設定された値を上位ビット、PIO377やCTC379といったマイコン37aの内蔵デバイスが出力する割込ベクタを下位ビット(但し、本実施形態では、最下位ビットは0)としたアドレスを各種割込処理の先頭アドレスとする割込モードを設定する。つまり、これにより、CPU371は、各内蔵デバイスからの割込要求に対応可能となる。
そして、RAM375へのアクセスを許可したのち(S25)、クリアSW49aがON(押下)されているか否かを判定する(S30)。尚、この際、CPU371は、クリアSW49aがONされることによって生じるクリア信号を一定時間(本実施形態では、1秒間)以上入力された場合に、クリアSW49aがONされていると判定する。
ここで、クリアSW49aがONされていると判定した場合には(Yes:S30)、後述のS55へ直ちに移行する。一方、ONされていないと判定した場合(つまり、OFFされていると判定した場合)には(No:S30)、前回の電源OFF時における遊技状態を示すデータがRAM375にバックアップされているか否かを確認し(S35)、バックアップされていない場合には(No:S35)、後述のS55へ直ちに移行する。
一方、バックアップされている場合には(Yes:S35)、バックアップされているデータが正常なものであるか否かを示す数値であるチェックサムをバックアップされているデータに基づいて算出したのち(S40)、チェックサムが正常なものであるか否かを判定する(S45)。尚、この際、CPU371は、算出したチェックサムとRAM375に格納されているチェックサムとが一致した場合に、チェックサムが正常なものであると判定する。
ここで、チェックサムが正常なものであると判定した場合には(Yes:S45)、バックアップされたデータに基づいて、前回の電源OFF時における遊技状態を復帰させる周知の遊技状態復帰処理を実行する(S50)。
一方、S45にて、チェックサムが正常なものでないと判定した場合には(No:S45)、RAM375の記憶内容をクリアしたのち(S55)、後述の各種乱数値や各種処理に用いるデータの初期値をRAM375に設定して、RAM375を初期化する(S60)。
そして、CTC379にタイマ割込の周期(本実施形態では、4ms)を設定したのち(S65)、割込を許可に設定し(S70)、これ以降、予め設定されたループ処理を繰り返し実行する(S75)。
このループ処理では、割込を再度禁止に設定して、特別図柄19aを制御するためにRAM375に設けられている各種制御乱数値を更新したのち、割込を再度許可に設定する。但し、ここでは、予め定められた各種制御乱数値を更新する場合には、「大当たり」か否かを決定するための当否乱数値の初期値や、リーチを発生するか否かを決定するためのリーチ発生乱数値、特別図柄19aの変動パターンを決定するための変動パターン乱数値、「はずれ」を示す特別図柄19aの組み合わせを決定するためのはずれ特図乱数値、後述の「確変当たり」であるか否かを決定するための確変決定用乱数値といった一部の制御用乱数値のみを更新する。
次に、図4は、CPU371が実行する割込処理の流れを示すフローチャートである。尚、本処理は、割込許可時に、CTC379からCPU371に割込信号(タイマ割込)が入力された際に実行される。
図4に示すように、本処理では、まず、割込を禁止に設定したのち(S100)、CPU371における各種レジスタの内容をRAM375のスタック領域へ退避させる(S105)。そして、予め設定された入力処理を実行する(S110)。
この入力処理では、PIO377の入力ポートからゲートSW33a、スタートSW23b、特定領域SW25b、カウントSW25c、補給球不足SW39a、オーバーフローSW39bの状態(ON/OFF)を読み込み、RAM375に格納する。
このように入力処理を実行し終えると、予め設定されたエラー処理を実行する(S115)。
このエラー処理では、RAM375に格納した各種スイッチの状態を確認し、これらスイッチの状態が当該パチンコ機1の異常(例えば、各種スイッチの断線や短絡、補給球の不足、下受け皿17の満杯など)を示しているか否かを判定する。そして、異常を示していると判定した場合には、それに応じたエラーを発生するエラーコマンドを作成し、RAM375に格納する。一方、異常から正常に復帰していることを示していると判定した場合には、発生しているエラーを解除するエラー解除コマンドを作成し、RAM375に格納する。
例えば、RAM375に格納したオーバーフローSW39bの状態を確認し、このスイッチの状態が変化しているか否かを判定し、「下受け皿17が満杯でない状態」から「下受け皿17が満杯の状態」へと変化していると判定した場合には、賞球の払出の停止を払出制御基板41に指示する払出停止指定コマンドを作成し、RAM375に格納する。
一方、「下受け皿17が満杯の状態」から「下受け皿17が満杯でない状態」へと変化していると判定した場合には、賞球の払出を払出制御基板41に許可する払出作動指定コマンドを作成し、RAM375に格納する。
又、「下受け皿17が満杯でない状態」であると判定した場合には、直ちにエラー処理を実行し終え、予め設定された賞球処理を実行する(S120)。
この賞球処理では、スタートSW23b、特定領域SW25b、カウントSW25cのうちのいずれかが遊技球を検出しているか否かを判定する。但し、CPU371は、スタートSW23b、特定領域SW25b、カウントSW25cが2割込分連続してOFFしたのち、2割込分連続してONしている場合に、これらスイッチが遊技球を検出したと判定する。
そして、これらスイッチが遊技球を検出していると判定した場合には、それに応じた数の賞球の払出を払出制御基板41に指示する賞球数指定コマンドを作成し、RAM375に格納する。
このように賞球処理を実行し終えると、予め設定された普通図柄動作処理を実行する(S125)。
この普通図柄動作処理では、まず、停止表示すべき普通図柄を決定するためにRAM375に設定した普図乱数値を更新したのち、RAM375に格納したゲートSW33aの状態を確認し、ゲートSW33aが遊技球を検出しているか否かを判定する。但し、CPU371は、ゲートSW33aが2割込分連続してOFFしたのち、2割込分連続してONした場合に、ゲートSW33aが遊技球を検出したと判定する。
そして、遊技球を検出していると判定し、且つ、RAM375に設定した普図作動保留球数(初期値=0)が上限値(本実施形態では、上限値=4)に達していなければ、普図作動保留球数を1だけ加算すると共に、更新した普図乱数値を読み込み、普通図柄を変動表示させるための保留球としてRAM375に格納する。
続いて、RAM375に設定された普通図柄の状態(初期設定時では、「待機中」)を確認する。
ここで、普通図柄が「待機中」である旨が設定されていて、普図作動保留球数が0でなければ、普図作動保留球数を1だけ減算すると共に、RAM375に格納した順序にて、RAM375から普図乱数値を1つ取り出し、この普図乱数値が「当たり」に該当するか否かを判定する。そして、この普通図柄の判定結果をRAM375に設定すると共に、停止表示すべき普通図柄と普通図柄の変動パターンとをRAM375に設定し、RAM375に設定した変動パターンを演出制御基板45に指示する変動パターン普指定コマンドを作成し、RAM375に格納する。そして、RAM375に普通図柄が「変動中」である旨を設定し、本処理を終了する。
又、普通図柄が「変動中」である旨が設定されていて、且つ、変動パターンに応じた変動時間が経過している場合には、RAM375に設定した停止表示すべき普通図柄を演出制御基板45に指示する図柄停止普指定コマンドを作成し、RAM375に格納する。そして、RAM375に普通図柄が「確定中」である旨を設定し、本処理を終了する。
又、普通図柄が「確定中」である旨が設定されていて、且つ、一定時間が経過している場合には、RAM375に設定した普通図柄の判定結果を確認し、判定結果が「当たり」であれば、RAM375に普通図柄が「当たり中」である旨を設定し、本処理を終了する一方、「はずれ」であれば、RAM375に普通図柄が「待機中」である旨を設定し、本処理を終了する。
このように普通図柄動作処理を実行し終えると、予め設定された普通電動役物動作処理を実行する(S130)。
この普通電動役物動作処理では、まず、RAM375に設定された普通図柄の状態を確認する。
そして、普通図柄の状態が「当たり中」である旨が設定されていない場合には、本処理を終了する一方、普通図柄の状態が「当たり中」である旨が設定されている場合には、始動入賞装置23のソレノイド23cを作動させて、可動片23aを傾倒動作させ、始動入賞装置23の入賞口への入り口を拡大する。
又、ソレノイド23cを作動させている状態で、スタートSW23bの遊技球の検出回数が予め指定された回数に達していたり、ソレノイド23cの作動時間が予め指定された最大作動時間に達している場合には、ソレノイド23cの作動を停止すると共に、RAM375に普通図柄が「待機中」である旨を設定して、本処理を終了する。
このように普通電動役物動作処理を実行し終えると、予め設定された特別図柄動作処理を実行する(S135)。
この特別図柄動作処理では、まず、RAM375に設定した全ての制御乱数値を更新したのち、RAM375に格納したスタートSW23bの状態を確認し、スタートSW23bが遊技球を検出しているか否かを判定する(つまり、遊技球が入賞したか否かを判定する。)。但し、CPU371は、スタートSW23bが2割込分連続してOFFしたのち、2割込分連続してONした場合に、スタートSW23bが遊技球を検出したと判定する。
そして、遊技球を検出していると判定し、且つ、RAM375に設定した特図作動保留球数(初期値=0)が上限値(本実施形態では、上限値=4)に達していなければ、特図作動保留球数を1だけ加算すると共に、更新した全ての制御乱数値を読み込み、読み込んだ全ての制御乱数値を1組として、特別図柄19aを変動表示させるための保留球としてRAM375に格納する。
続いて、RAM375に設定された特別図柄19aの状態(初期設定時では、「待機中」)を確認する。
ここで、特別図柄19aが「待機中」である旨が設定されていて、特図作動保留球数が0でなければ、特図作動保留球数を1だけ減算すると共に、RAM375に格納した順序にて、RAM375から各種制御乱数値を1組取り出し、各種制御乱数値のうちの当否乱数値が「大当たり」に該当するか否かを判定する(つまり、遊技球の入賞結果が「大当たり」であるか否かを判定する。)。尚、この際、RAM375に設定した現在の遊技の態様を確認し、現在の遊技の態様が大当たりの発生率を通常よりも高く設定された「高確率状態(つまり、確率変動状態)」であれば、それに応じた確率にて、「大当たり」であるか否かを判定する一方、大当たりの発生率を通常どおりに設定された「低確率状態(つまり、通常状態)」であれば、それに応じた確率にて、「大当たり」であるか否かを判定する。
そして、この特別図柄19aの判定結果をRAM375に設定すると共に、他の各種制御用乱数値にも基づいて、停止表示すべき特別図柄19aと、特別図柄19aの変動パターンとをRAM375に設定し、RAM375に設定した停止表示すべき特別図柄19aを演出制御基板45に指示する図柄特指定コマンドと、RAM375に設定した変動パターンを演出制御基板45に指示する変動パターン特指定コマンドとを作成し、RAM375に格納する。尚、本実施形態では、図柄特指定コマンドとして、ディスプレイ19に表示する3つの特別図柄19aのうち、ディスプレイ19における向かって左側に停止表示する特別図柄19aを指定する左図柄特指定コマンドと、中央に停止表示する特別図柄19aを指定する中図柄特指定コマンドと、右側に停止表示する特別図柄19aを指定する右図柄特指定コマンドとを作成する。又、ROM373には、複数種類の特別図柄19aの変動パターンが「大当たり」と、「はずれ」とにそれぞれ対応付けて予め設定されており、これら変動パターンの中には、特別なキャラクタなどを表示するプレミアムリーチや、同一種類の特別図柄19aを揃えた状態で特別図柄19aを変動表示する全回転リーチといった「大当たり」にのみ対応付けられた変動パターンが設定されている。
そして、RAM375に特別図柄19aが「変動中」である旨を設定し、本処理を終了する。
又、特別図柄19aが「変動中」である旨が設定されていて、且つ、変動パターンに応じた変動時間が経過している場合には、図柄特指定コマンドにて指示した特別図柄19aにて特別図柄19aの停止表示を演出制御基板45に指示する全図柄停止特指定コマンドを作成し、RAM375に格納する。そして、RAM375に特別図柄19aが「確定中」である旨を設定し、本処理を終了する。
又、特別図柄19aが「確定中」である旨が設定されていて、且つ、一定時間が経過している場合には、RAM375に設定した特別図柄19aの判定結果を確認し、判定結果が「大当たり」であれば、RAM375に特別図柄19aが「大当たり中」である旨を設定して、本処理を終了する一方、「はずれ」であれば、RAM375に特別図柄19aが「待機中」である旨を設定して、本処理を終了する。
このように特別図柄動作処理を実行し終えると、予め設定された特別電動役物動作処理を実行する(S140)。
この特別電動役物動作処理では、まず、RAM375に設定された特別図柄19aの状態を確認する。
そして、特別図柄19aが「大当たり中」である旨が設定されていない場合には、本処理を終了する一方、「大当たり中」である旨が設定されている場合には、RAM375に設定された大当たり遊技の状態(初期設定時では、「開始時」)を確認する。
ここで、大当たり遊技が「開始時」である旨が設定されている場合には、RAM375に大当たり遊技が「初回インターバル中」である旨を設定して、大当たり遊技の初回インターバル画面の表示を演出制御基板45に指示する初回インターバル指定コマンドを作成し、RAM375に格納して、本処理を終了する。
又、大当たり遊技が「初回インターバル中」である旨が設定されていて、且つ、初回インターバル画面の表示時間が経過している場合には、大入賞装置25のソレノイド25dを作動させて、開閉板25aを傾倒動作させ、大入賞口を開放すると共に、RAM375に大当たり遊技が「大入賞口の開放中」である旨を設定し、本処理を終了する。
又、大当たり遊技が「大入賞口の開放中」である旨が設定され、大入賞口への遊技球の入賞数が予め指定された数(本実施形態では10個)に達したか、もしくは予め指定された最大開放時間が経過した場合には、ソレノイド25dの作動を停止して、大入賞口を閉鎖すると共に、RAM375に大当たり遊技が「大入賞口の閉鎖中」である旨を設定し、本処理を終了する。
又、大当たり遊技が「大入賞口の閉鎖中」である旨が設定されていて、大当たり遊技が最終ラウンドではなく、特定領域SW25bが遊技球を検出していて、予め指定された閉鎖時間が経過している場合には、ソレノイド25dを再度作動させて大入賞口を再度開放し、RAM375に大当たり遊技が「大入賞口の開放中」である旨を設定すると共に、次のラウンド画面の表示を演出制御基板45に指示するラウンド指定コマンドを作成して、RAM375に格納し、本処理を終了する。一方、大当たり遊技が最終ラウンドであったり、最終ラウンドでなくても特定領域SW25bが遊技球を未検出で、閉鎖時間が経過している場合には、RAM375に大当たり遊技が「終了インターバル中」である旨を設定して、大当たり遊技の終了インターバル画面の表示を演出制御基板45に指示する終了インターバル指定コマンドを作成し、RAM375に格納して、本処理を終了する。
又、大当たり遊技が「終了インターバル中」である旨が設定されていて、予め指定された終了インターバル画面の表示時間が経過している場合には、RAM375に特別図柄19aが「待機中」である旨を設定する。そして、RAM375に設定された特別図柄19aの抽選結果が、大当たり遊技終了後の遊技の態様を「高確率状態」に設定する「大当たり」である「確変当たり」であるか否かを確認し、「確変当たり」であれば、RAM375に現在の遊技の態様が「高確率状態」である旨を設定すると共に、確率変動用の背景画像の表示を演出制御基板45に指示する確率変動開始コマンドをRAM375に格納して、本処理を終了する。
このように特別電動役物動作処理を実行し終えると、予め設定されたランプ処理を実行する(S145)。
このランプ処理では、RAM375から普図作動保留球数を読み込み、これに応じた普通図柄保留ランプ29の点灯数を電飾制御基板43に指示する点灯数普指定コマンドを作成し、RAM375に格納する。
又、RAM375から特図作動保留球数を読み込み、これに応じた特別図柄保留ランプ21の点灯数を電飾制御基板43に指示する点灯数特指定コマンドを作成し、RAM375に格納する。
更に、RAM375に設定された特別図柄19aの状態が「変動中」に移行している場合には、RAM375に設定した特別図柄19aの変動パターンを確認し、変動パターンの内容に応じた内枠ランプ7及び遊技盤ランプ31の点灯パターンを電飾制御基板43に指示する点灯パターン指定コマンドを作成し、RAM375に格納する。
このようにランプ処理を実行し終えると、予め設定された情報出力処理を実行する(S150)。
この情報出力処理では、特別図柄19aを変動させたことを示す変動情報や、「大当たり」の発生を示す大当たり情報などを作成し、当該パチンコ機1に接続された呼出ランプ(図示せず)へ出力する。
このように情報出力処理を実行し終えると、予め設定された出力処理を実行する(S155)。
この出力処理では、上述した各種処理にてRAM375に格納した各種コマンドを取り出し、取り出した各種コマンドをストローブ信号と共に該当する基板へ出力する。
このように出力処理を実行し終えると、スタック領域に退避させていた各種レジスタの内容を復帰させ(S160)、割込を許可に設定したのち(S165)、上述のメインルーチンへ復帰する。
以下、演出制御基板45のCPU451が実行する各種処理のうち、本発明に係る処理について説明する。
まず、図5は、CPU451が実行する割込処理の流れを示すフローチャートである。尚、本処理は、主基板37からCPU451にストローブ信号が入力された際に実行される。
図5に示すように、本処理では、まず、割込を禁止に設定したのち(S200)、CPU451における各種レジスタの内容をRAM455のスタック領域へ退避させる(S205)。そして、主基板37から出力されているコマンドをRAM455に格納したのち(S210)、スタック領域に退避させていた各種レジスタの内容を復帰させると共に(S215)、割込を許可に設定して(S220)、後述のメインルーチンへ復帰する。
ここで、図6は、CPU451が実行するメインルーチンの流れを示すフローチャートである。尚、本処理は繰り返し実行される。
図6に示すように、本処理では、まず、RAM455に変動パターン特指定コマンドが格納されているか否かを確認する(S300)。ここで、変動パターン特指定コマンドが格納されていない場合には(No:S300)、RAM455に全図柄停止特指定コマンドが格納されているか否かを確認し(S305)、全図柄停止特指定コマンドが格納されていない場合には(No:S305)、S300に戻る一方、格納されている場合には(Yes:S305)、後述のS340に直ちに移行する。
一方、S300にて、変動パターン特指定コマンドが格納されている場合には(Yes:S300)、RAM455に図柄特指定コマンドが格納されているか否かを確認する(S310)。但し、本実施形態では、左図柄特指定コマンド、中図柄特指定コマンド、右図柄特指定コマンドが全てRAM455に格納されている場合に、図柄特指定コマンドが格納されていると判定する。
そして、図柄特指定コマンドが格納されていない場合には(No:S310)、RAM455に全図柄停止特指定コマンドが格納されているか否かを確認し(S315)、全図柄停止特指定コマンドが格納されていない場合には(No:S315)、S310に戻る一方、格納されている場合には(Yes:S315)、後述のS340に直ちに移行する。
一方、S310にて、図柄特指定コマンドが格納されている場合には(Yes:S310)、予め設定された当否判定処理を実行する(S320)。
この当否判定処理では、図柄特指定コマンドが指定する停止表示すべき特別図柄19aが「大当たり」に該当するものか「はずれ」に該当するものであるのかを判定する。より具体的には、ROM453には、主基板37から出力されるコマンドと、このコマンドが示す演出内容(つまり、演出制御基板45が実行すべき演出の内容)とを対応付けたコマンドテーブルが設定されており、CPU451は、このコマンドテーブルを参照することにより、停止表示すべき特別図柄19aが「大当たり」に該当するものか否かを判定する。そして、この特別図柄19aの判定結果をRAM455に設定する。
尚、本実施形態では、表1に示すようなコマンドテーブルが設定されている。
即ち、表1に示すように、本実施形態のコマンドテーブルでは、主基板37から演出制御基板45に出力される2バイトのコマンドのビットパターンに対して、特別図柄19aの変動パターンの内容や停止表示すべき特別図柄19aの種類などが対応付けられている。そして、CPU451は、左図柄特指定コマンドが示す特別図柄19aの種類と、中図柄特指定コマンドが示す特別図柄19aの種類と、右図柄特指定コマンドが示す特別図柄19aの種類とをこのコマンドテーブルで確認し、これらのコマンドが全て同一種類の特別図柄19aを指定している場合には、停止表示すべき特別図柄19aが「大当たり」に該当するものであると判定し、少なくとも1つのコマンドが他のコマンドと異なる種類の特別図柄19aを指定している場合には、停止表示すべき特別図柄19aが「はずれ」に該当するものであると判定する。
このように当否判定処理を実行し終えると、予め設定された組み合わせ判定処理を実行する(S325)。
この組み合わせ判定処理では、まず、変動パターン特指定コマンドが示す変動パターンが「大当たり」に対応付けられたものであるか否かを判定する。より具体的には、ROM453には、変動パターン特指定コマンドを「大当たり」もしくは「はずれ」に分類した分類テーブルが設定されており、CPU451は、この分類テーブルを参照することにより、「大当たり」に対応付けられたものであるのか否かを判定する。
尚、本実施形態では、表2に示すような分類テーブルが設定されている。
即ち、表2に示すように、本実施形態の分類テーブルでは、「はずれ」に対応付けられた変動パターン特指定コマンドのビットパターンに対して、「はずれ」が分類として対応付けられ、又、「大当たり」に対応付けられた変動パターン特指定コマンドのビットパターンに対して、「大当たり」が分類として対応付けられている。
更に、この組み合わせ判定処理では、変動パターン特指定コマンドの分類と、RAM455に設定された特別図柄19aの判定結果とが許容されたものであるか否かを判定する。より具体的には、ROM453には、変動パターン特指定コマンドが示す変動パターンの分類と、特別図柄19aの判定結果との組み合わせと、この組み合わせが許容されるものであるか否かを示す判定結果とを対応づけた組み合わせテーブルが設定されており、CPU451は、この組み合わせテーブルを参照することにより、変動パターン特指定コマンドの分類と、RAM455に設定された特別図柄19aの判定結果とが許容されたものであるか否かを判定する。
尚、本実施形態では、表3に示すような組み合わせテーブルが設定されている。
即ち、表3に示すように、本実施形態の組み合わせテーブルでは、変動パターン特指定コマンドが「はずれ」に分類されたものであり、特別図柄19aの判定結果が「はずれ」である組み合わせや、変動パターン特指定コマンドが「大当たり」に分類されたものであり、特別図柄19aの判定結果が「大当たり」である組み合わせに対して、この組み合わせが許容されるものであることを示す「正」が対応付けられ、又、変動パターン特指定コマンドが「はずれ」に分類されたものであり、特別図柄19aの判定結果が「大当たり」である組み合わせや、変動パターン特指定コマンドが「大当たり」に分類されたものであり、特別図柄19aの判定結果が「はずれ」である組み合わせに対して、この組み合わせが許容されるもの以外であることを示す「否」が対応付けられている。つまり、「大当たり」と、「大当たり」に対応付けられた変動パターンとの組み合わせや、「はずれ」と、「はずれ」に対応付けられた変動パターンとの組み合わせといったように、特別図柄19aの判定結果と変動パターンとの間で矛盾が生じないように組み合わせテーブルは設定されている。
そして、この組み合わせの判定を終了すると、この組み合わせの判定結果をRAM455に設定する。
このように組み合わせ判定処理を実行し終えると、RAM455に設定された組み合わせの判定結果が「正」であるか否かを確認し(S330)、「正」であれば(Yes:S330)、後述の第1変動処理を実行して(S335)、本処理を終了する一方、「否」であれば(No:S330)、後述の第2変動処理を実行して(S340)、本処理を終了する。
ここで、図7は、第1変動処理の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、第1変動処理では、演出制御基板45のCPU451が、まず、RAM455に格納された変動パターン特指定コマンドを取り出して(S400)、この変動パターン特指定コマンドが示す変動パターンにて特別図柄19aを変動表示する(S405)。
続いて、RAM455から図柄特指定コマンド(左図柄特指定コマンド、中図柄特指定コマンド、右図柄特指定コマンド)を取り出し(S410)、図柄特指定コマンドが示す特別図柄19aの画像データをROM453から取得し、RAM455に格納する(S415)。
そして、RAM455に全図柄停止特指定コマンドが格納されているか否かを確認し(S420)、格納されていない場合には(No:S420)、変動パターン特指定コマンドが示す変動パターンの変動時間が経過したか否かを確認し(S425)、変動時間が経過していなければ(No:S425)、S420に戻る一方、変動時間が経過していれば(Yes:S425)、エラーが発生した旨を遊技者に示すエラー画像をディスプレイ19に表示するエラー処理を実行し、本処理を終了する。
一方、S420にて、全図柄停止特指定コマンドが格納されている場合には(Yes:S420)、RAM455に格納された特別図柄19aの画像データに基づいて、ディスプレイ19に特別図柄19aを停止表示する(S435)。
そして、RAM455に初回インターバル指定コマンドが格納されているか否かを確認し(S440)、初回インターバル指定コマンドが格納されていなければ(No:S440)、本処理を直ちに終了する一方、格納されていれば(Yes:S440)、予め設定された大当たり演出処理を実行する(S445)。
尚、この大当たり演出では、終了インターバル指定コマンドを受信するまで、ラウンド指定コマンドが示すラウンド画面の表示を実行する。
そして、終了インターバル指定コマンドを受信し、大当たり演出処理を終了すると、RAM455に確率変動開始コマンドが格納されているか否かを確認し(S450)、格納されていない場合には(No:S450)、通常の背景画像を表示して(S455)、本処理を終了する一方、格納されている場合には(Yes:S450)、確率変動用の背景画像を表示して(S460)、本処理を終了する。
ここで、図8は、第2変動処理の流れを示すフローチャートである。
図8に示すように、第2変動処理では、まず、RAM455に確保されたコマンド格納領域をクリアして(S500)、格納されたコマンドを破棄したのち、「はずれ」に対応付けられた変動パターンにて特別図柄19aを変動表示する(S505)。
そして、「はずれ」を示す組み合わせの特別図柄19aの画像データをROM453から取得し、RAM455に格納し(S510)、変動時間が経過したか否かを確認する(S515)。
ここで、変動時間が経過していなければ(No:S515)、変動時間が経過するまで待機したのち、変動時間が経過した際に(Yes:S515)、RAM455に格納された特別図柄19aの画像データに基づいて、ディスプレイ19に特別図柄19aを停止表示する(S520)。
そして、RAM455に初回インターバル指定コマンドが格納されているか否かを確認し(S525)、初回インターバル指定コマンドが格納されていなければ(No:S525)、本処理を直ちに終了する一方、格納されていれば(Yes:S525)、予め設定された通常当たり昇格処理を実行する(S530)。
尚、この通常当たり昇格処理では、特別図柄19aを再度変動表示したのち、「通常当たり」を示す組み合わせの特別図柄19aの画像データをROM453から取得する。そして、取得した画像データに基づいて、ディスプレイ19に特別図柄19aを停止表示することで、「はずれ」から「通常当たり」に昇格する演出を実行する。
そして、上述のS445及びS450と同様の処理を実行したのち(S535及びS540)、RAM455に確率変動開始コマンドが格納されていない場合には(No:S540)、S455と同様に、通常の背景画像を表示して(S545)、本処理を終了する。
一方、RAM455に確率変動開始コマンドが格納されている場合には(Yes:S540)、予め設定された確変当たり昇格処理を実行する(S550)。
尚、この確変当たり昇格処理では、特別図柄19aを再度変動表示したのち、「確変当たり」を示す組み合わせの特別図柄19aの画像データをROM453から取得する。そして、取得した画像データに基づいて、ディスプレイ19に特別図柄19aを停止表示することで、「通常当たり」から「確変当たり」に昇格する演出を実行する。
そして、S460と同様に、確率変動用の背景画像を表示して(S555)、本処理を終了する。
以上のように構成された本実施形態のパチンコ機1では、主基板37から演出制御基板45へのコマンド信号の伝送路上にてコマンド信号のビットパターンが変化し、変動パターン特指定コマンドの分類と、図柄特指定コマンドが示す特別図柄19aの判定結果との組み合わせが許容されたもの以外となってしまった場合に、演出制御基板45のCPU451は、たとえ変動パターン特指定コマンドが示す変動パターンが「大当たり」にのみ対応付けられたものであっても、この変動パターンにて特別図柄19aを変動表示せずに、「はずれ」に対応付けられた変動パターンにて特別図柄19aを変動表示するため、遊技者に間違った期待感を与えることがなく、変動表示の後に「はずれ」が表示されても、遊技者に失望感を与えることがない。
又、演出制御基板45のCPU451は、変動パターン特指定コマンドの分類と、図柄特指定コマンドが示す特別図柄19aの判定結果との組み合わせが許容されたもの以外となり、「はずれ」を表示しても、初回インターバル指定コマンドを受信すると、「通常当たり」を表示するため、特別図柄19aの判定結果が「大当たり」であるにも関わらず、「はずれ」を表示してしまっても、「はずれ」から「通常当たり」に昇格したように見せかけることができる。これにより、「はずれ」が表示されているにも関わらず、大当たり遊技に移行してしまうことを防止でき、ひいては、パチンコ機1が異常であるという印象を遊技者に与えてしまうことを防止できる。
又、演出制御基板45のCPU451は、「確変当たり」ではなく、「通常当たり」を表示することにより、「確変当たり」を表示して遊技者を喜ばせたにも関わらず、遊技の態様が「高確率状態」へと移行せずに、遊技者に失望感を与えたり、パチンコ機1が異常であるという印象を遊技者に与えてしまうことを防止できる。
又、演出制御基板45のCPU451は、「通常当たり」を表示しても、確率変動開始コマンドを受信すると、「確変当たり」を表示するため、特別図柄19aの判定結果が「確変当たり」であるにも関わらず、「通常当たり」を表示してしまっても、「通常当たり」から「確変当たり」に昇格したように見せかけることができる。これにより、「通常当たり」が表示されているにも関わらず、遊技の態様が「高確率状態」に移行してしまうことを防止でき、ひいては、パチンコ機1が異常であるという印象を遊技者に与えてしまうことを防止できる。
又、演出制御基板45のCPU451は、特別図柄19aを停止表示すべきタイミングを示す全図柄特指定コマンドを演出制御基板45が受信するまでに、図柄特指定コマンド及び変動パターン特指定コマンドのうちの少なくとも一方が演出制御基板45にて未受信であった場合に、「はずれ」に対応付けられた変動パターンにて、特別図柄19aを変動表示したのち、「はずれ」を表示するため、パチンコ機1が異常であるという印象を遊技者に与えることがなく、又、遊技を中断させることなく、遊技を継続させることができる。
尚、本実施形態では、主基板37が本発明における主基板に相当する。
そして、本実施形態では、CPU371が実行する割込処理のS135が本発明における第1の抽選及び第2の抽選に相当し、図柄特指定コマンドが本発明における第1のコマンドに相当し、変動パターン特指定コマンドが本発明における第2のコマンドに相当する。
又、本実施形態では、演出制御基板45が本発明における演出制御基板に相当する。
そして、本実施形態では、CPU451が実行する割込処理が本発明における受信手段に相当し、CPU451が実行するメインルーチンのS335(第1変動処理)が本発明における演出実行手段に相当する。
又、本実施形態では、CPU451が実行する第2変動処理のS505〜S520が本発明における特定演出実行手段に相当し、CPU451が実行するメインルーチンのS320〜S330が本発明における第1の作動手段に相当する。
又、本実施形態では、初回インターバル指定コマンドが本発明における大当たり演出コマンドに相当し、CPU451が実行する第2変動処理のS525及びS530が本発明における大当たり報知手段に相当する。
又、本実施形態では、確率変動開始コマンドが本発明における有利演出コマンドに相当し、CPU451が実行する第2変動処理のS540及びS550が本発明における有利当たり報知手段に相当する。
更に、本実施形態では、CPU451が実行するメインルーチンのS300及びS305、S310及びS315が本発明における第2の作動手段に相当する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、演出制御基板45に特別図柄19aを表示させたが、主基板35に表示装置を接続し、この表示装置にディスプレイ19に表示する特別図柄19aと異なる態様の特別図柄を表示するように主基板35が構成されていても良い。
又、上記実施形態では、電飾制御基板43と演出制御基板45とが主基板35に直接接続されていたが、中継基板を介して、主基板35に接続されていても良い。
又、上記実施形態では、本発明をパチンコ遊技機に適用したが、例えば、アレパチ(登録商標)などの他の形態の遊技機に適用しても勿論良い。
本発明に係るパチンコ1の正面図である。 パチンコ機1における制御系統の一部の構成を示す構成ブロック図である。 CPU371が実行するメインルーチンの流れを示すフローチャートである。 CPU371が実行する割込処理の流れを示すフローチャートである。 CPU451が実行する割込処理の流れを示すフローチャートである。 CPU451が実行するメインルーチンの流れを示すフローチャートである。 CPU451が実行する第1変動処理の流れを示すフローチャートである。 CPU451が実行する第2変動処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1…パチンコ機、3…外枠、5…内枠、7…内枠ランプ、9…遊技盤、11…金枠、13…ハンドル、15…上受け皿、17…下受け皿、19…ディスプレイ、19a…特別図柄、21…特別図柄保留ランプ、23…始動入賞装置、23a…可動片、23b…スタートSW、23c,25d…ソレノイド、25…大入賞装置、25a…開閉板、25b…特定領域SW、25c…カウントSW、27…普通図柄表示装置、29…普通図柄保留ランプ、31…遊技盤ランプ、33…始動ゲート、33a…ゲートSW、37…主基板、37a…マイコン、37b…入出力I/F、39…払出装置、39a…補給球不足SW、39b…オーバーフローSW、41…払出制御基板、43…電飾制御基板、45…演出制御基板、47…スピーカ、49…電源基板、49a…クリアSW、371,451…CPU、373,453…ROM、375,455…RAM、377,457…PIO、379,459…CTC、461…画像制御IC、463…音声制御IC。

Claims (5)

  1. 大当たり、もしくは、はずれを抽選する第1の抽選を実行すると共に、該第1の抽選結果に対応付けられた複数種類の演出パターンのうちのいずれかを抽選する第2の抽選を実行する一方、前記第1の抽選結果を示す第1のコマンドと、前記第2の抽選結果を示す第2のコマンドとを送信する主基板と、
    該主基板から送信される各種コマンドを受信する受信手段と、該受信手段にて受信された前記第2のコマンドが示す前記演出パターンにて演出を実行したのち、該受信手段にて受信された前記第1のコマンドが示す抽選結果を遊技者に報知する演出実行手段とを備える演出制御基板と、
    を具備した遊技機において、
    前記演出制御基板は、
    はずれに対応付けられた前記演出パターンのうちのいずれかを実行したのち、遊技者にはずれを報知する特定演出実行手段と、
    前記受信手段にて受信された前記第2のコマンドが示す前記演出パターンに対応付けられた前記第1の抽選結果と、前記受信手段にて受信された前記第1のコマンドが示す前記第1の抽選結果との組み合わせが許容されたもの以外である場合に、前記演出実行手段に代えて、前記特定演出実行手段を作動させる第1の作動手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記主基板は、
    前記第1の抽選結果が大当たりである場合に、大当たりに起因して実行する大当たり遊技の演出に関連した大当たり演出コマンドを前記第1のコマンド及び前記第2のコマンドの送信後に送信し、
    前記演出制御基板は、
    前記特定演出実行手段の作動時に、前記受信手段にて前記大当たり演出コマンドが受信されると、前記特定演出実行手段に、はずれに代えて大当たりを報知させる大当たり報知手段を備えることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記大当たりは、前記大当たり遊技終了後の遊技の態様を通常状態にする通常当たりと、遊技者にとって有利な状態にする有利当たりとからなり、
    前記大当たり報知手段が前記特定演出実行手段に報知させる大当たりは、通常当たりからなることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記主基板は、
    前記第1の抽選結果が前記有利当たりの場合に、遊技の態様が遊技者にとって有利な状態である旨を示す演出に関連した有利演出コマンドを前記大当たり遊技終了に伴って送信し、
    前記演出制御基板は、
    前記大当たり報知手段が作動した場合における前記大当たり遊技の終了に伴い、前記受信手段にて前記有利演出コマンドが受信されると、前記特定演出実行手段に、前記通常当たりに代えて前記有利当たりを報知させる有利当たり報知手段を備えることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 前記主基板は、
    前記演出実行手段が前記第1の抽選結果を報知すべき報知タイミングを示すタイミングコマンドを前記第1のコマンド及び前記第2のコマンドの送信後に送信し、
    前記演出制御基板は、
    前記受信手段にて該タイミングコマンドが受信されるまでに、前記第1のコマンド及び前記第2のコマンドのうちの少なくとも一方が前記受信手段にて未受信であった場合に、前記特定演出実行手段を作動させる第2の作動手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか記載の遊技機。
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