JP2006149013A - ステッピングモータ駆動装置およびステッピングモータ駆動方法 - Google Patents

ステッピングモータ駆動装置およびステッピングモータ駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 回転速度にかかわらずリップル電流を小さくする。
【解決手段】 モータコイル1に流れる電流を制御するためのパワーMOSFET2a〜2dを設け、モータコイル1に流れる電流を検出する電流検出素子3を設け、目標電流値およびコイル電流検出値に基づいて供給時間に応じた供給時間信号を生成する供給時間信号生成手段10を設け、指令速度信号に基づいて回生時間に応じた回生時間信号を生成する回生時間信号生成手段22を設け、50%デューティの基本PWM信号、供給時間信号および回生時間信号に基づいてパワーMOSFET2a〜2dの制御信号を生成する制御信号生成手段23を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明はプリンタ、複写機、ロボットなどに用いられるステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動装置およびステッピングモータ駆動方法に関するものである。
図3は従来の3相の独立巻線を有するステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動装置を示す図で、U相部のみを示しており、V相部、W相部の構成はU相部の構成と同様であるから、V相部、W相部の図示を省略している。図に示すように、モータコイル1と電源との間にパワーMOSFET(U1H、U2H)2a、2bが設けられ、モータコイル1とグランドとの間にパワーMOSFET(U1L、U2L)2c、2dが設けられ、パワーMOSFET2a〜2dはHブリッジ型に接続されており、パワーMOSFET2a〜2dはモータコイル1に流れる電流を制御するためのHブリッジ型のスイッチング素子を構成している。モータコイル1と直列にモータコイル1に流れる電流を検出する電流検出素子(電流検出手段)3が設けられ、電流検出素子3として0〜5V出力信号の電流センサが用いられている。また、回転速度指令に応じたパルス列を出力する回転速度指令手段5が設けられ、ステップ分割数を出力するマイクロステップ設定手段6が設けられ、回転方向を指令する回転方向指令手段7が設けられ、パルス列、ステップ分割数および回転方向に基づいて励磁パターンデータを生成する励磁パターンデータ生成手段4が設けられ、励磁パターンデータに基づいて目標電流値を算出する目標電流値算出手段8が設けられ、電流検出素子3の出力であるアナログのコイル電流検出値をデジタルのコイル電流検出値に変換するA/D変換手段9が設けられ、目標電流値およびコイル電流検出値に基づいてモータ供給電流(説明後述)が流れる時間すなわち供給時間に応じた供給時間信号を生成する供給時間信号生成手段10が設けられ、予め定められたモータ回生電流(説明後述)が流れる時間すなわち回生時間に応じた回生時間信号を生成する回生時間信号生成手段14が設けられ、基本PWM信号、供給時間信号、回生時間信号に基づいてパワーMOSFET2a〜2dの制御信号を生成する制御信号生成手段11が設けられ、制御信号生成手段11から出力された制御信号をパワーMOSFET2a〜2dがスイッチングできるレベルにするドライブ部13a、13bが設けられている。そして、励磁パターンデータ生成手段4、目標電流値算出手段8、A/D変換手段9、供給時間信号生成手段10、制御信号生成手段11および回生時間信号生成手段14は制御IC(ASIC)12によって構成されている。
図4は図3に示したステッピングモータ駆動装置のパワーMOSFET部を示す詳細図である。そして、パワーMOSFET2a、2dがオンで、パワーMOSFET2b、2cがオフのときには、線aで示すようにモータ供給電流が流れる。また、パワーMOSFET2a〜2dがオフのときには、線bで示すようにモータ回生電流が流れる。また、パワーMOSFET2aがオンで、パワーMOSFET2b〜2dがオフのときには、線cで示すようにモータ還流電流が流れる。
図5は図3に示したステッピングモータ駆動装置のコイル電流制御の一例を示すグラフである。このコイル電流制御においては、パワーMOSFET2aを常にオンとし、また基本PWM信号がオンになったときパワーMOSFET2dをオンにし、オンになった時点から供給時間信号に応じた供給時間が経過したとき、パワーMOSFET2dをオフにする。また、パワーMOSFET2b、2cを常にオフとする。この場合、パワーMOSFET2a、2dがオンになったときには、モータ供給電流が流れ、コイル電流が増加する。つぎに、供給時間が経過して、パワーMOSFET2dがオフになると、モータ還流電流が流れ、コイル電流がなだらかに減少する。つぎに、前回パワーMOSFET2dがオンになった時点から一定時間経過して、パワーMOSFET2dがオンになると、モータ供給電流が流れ、コイル電流が増加する。つぎに、供給時間が経過して、パワーMOSFET2dがオフになると、モータ還流電流が流れ、コイル電流がなだらかに減少する。このような電流制御をスローディケイ(SLOW DECAY)という。
また、図6は図3に示したステッピングモータ駆動装置の他のコイル電流制御の一例を示すグラフである。このコイル電流制御においては、基本PWM信号がオンになったときパワーMOSFET2a、2dをオンとし、オンになった時点から供給時間信号に応じた供給時間が経過したとき、パワーMOSFET2a、2dをオフにする。また、パワーMOSFET2b、2cを常にオフとする。この場合、パワーMOSFET2a、2dがオンになったときには、モータ供給電流が流れ、コイル電流が増加する。つぎに、供給時間が経過して、パワーMOSFET2a、2dがオフになると、モータ回生電流が流れ、コイル電流が上記のスローディケイより大きく減少する。つぎに、前回パワーMOSFET2a、2dがオンになった時点から一定時間経過して、パワーMOSFET2a、2dがオンになると、モータ供給電流が流れ、コイル電流がまた増加する。つぎに、供給時間が経過して、パワーMOSFET2a、2dがまたオフになると、モータ回生電流が流れ、コイル電流が上記のスローディケイより大きく減少する。このような電流制御をファーストディケイ(FAST DECAY)という。
また、図7は図3に示したステッピングモータ駆動装置の他のコイル電流制御の一例を示すグラフである。このコイル電流制御においては、供給時間信号に応じた供給時間が経過したとき、パワーMOSFET2aをオフとし、パワーMOSFET2aがオフになった時点から回生時間信号に応じた回生時間が経過したとき、パワーMOSFET2aをオンにする。また、基本PWM信号がオンになったときパワーMOSFET2dをオンとし、オンになった時点から供給時間信号に応じた供給時間が経過したとき、パワーMOSFET2dをオフにする。また、パワーMOSFET2b、2cを常にオフとする。この場合、パワーMOSFET2a、2dがオンになったときには、モータ供給電流が流れ、コイル電流が増加する。つぎに、供給時間が経過して、パワーMOSFET2a、2dがオフになると、モータ回生電流が流れ、コイル電流が減少する。つぎに、パワーMOSFET2a、2dがオフになった時点から回生時間が経過して、パワーMOSFET2aがオンになると、モータ還流電流が流れ、コイル電流がなだらかに減少する。つぎに、前回パワーMOSFET2dがオンになった時点から一定時間経過して、パワーMOSFET2dがオンになると、モータ供給電流が流れ、コイル電流が増加する。つぎに、供給時間が経過して、パワーMOSFET2a、2dがオフになると、モータ回生電流が流れ、コイル電流が減少する。つぎに、パワーMOSFET2a、2dがオフになった時点から回生時間が経過して、パワーMOSFET2aがオンになると、モータ還流電流が流れ、コイル電流がなだらかに減少する。このような電流制御をミックスディケイ(MIX DECAY)という。
そして、スローディケイはリップル電流が非常に小さいが、高速回転になるとコイル電流が膨らんでしまい、脱調に至る振動が発生してしまう。また、ファーストディケイは高速回転になってもコイル電流が膨らむことはなく、脱調することはないが、低速回転では電流リップルが大きくなり、振動が大きくなってしまう。そこで、スローディケイ、ファーストディケイの長所を得るために、ミックスディケイが採用されることが多い。
なお、この種の従来技術について記載されている文献としては、特許文献1を挙げることができる。
特開2002−281788号公報
しかし、ミックスディケイを(特に離散化処理制御に)採用したときには、モータ還流電流が流れる時間が一定であるから、ある回転速度ではコイル電流の歪が大きくなって、リップル電流が大きくなることがある。このため、ステッピングモータの回転速度によっては、モータ振動が増加し、高速回転応答性が低下し、マイクロステップのステップ角度制度が低下する。
また、それぞれの回転速度に適したモータ還流電流(またはモータ回生電流)が流れる時間を求めるのに、コイル電流の上限値と下限値とを用いたときには、アナログ制御ではコイル電流のサンプリング周期を非常に短くすることができるのに対して、離散化処理制御では長い周期でしかコイル電流をサンプリングすることができないから、離散化処理制御ではモータ還流電流(またはモータ回生電流)が流れる時間を求める手段を設けることが困難である。
本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、回転速度にかかわらずリップル電流が小さいステッピングモータ駆動装置、ステッピングモータ駆動方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明においては、独立巻線を有するステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動装置において、モータコイルに流れる電流を制御するためのスイッチング素子と、上記モータコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、上記電流検出手段の出力であるコイル電流検出値に基づいて上記スイッチング素子を制御するスイッチング素子制御手段とを設け、上記スイッチング素子制御手段により、上記コイル電流検出値と目標電流値とに応じた供給時間が経過するまで上記モータコイルにモータ供給電流を流し、上記供給時間が経過した後は上記モータ供給電流を流し始めてから所定時間が経過するまで上記モータコイルにモータ還流電流を流し、上記所定時間が経過したときは指令速度に応じた回生時間が経過するまで上記モータコイルにモータ回生電流を流し、上記回生時間が経過した後は上記モータ回生電流を流し始めてから所定時間が経過するまで上記モータコイルにモータ還流電流を流すように上記スイッチング素子を制御する。
この場合、上記スイッチング素子制御手段に、上記目標電流値および上記コイル電流検出値に基づいて上記供給時間に応じた供給時間信号を生成する供給時間信号生成手段と、指令速度信号に基づいて上記回生時間に応じた回生時間信号を生成する回生時間信号生成手段と、50%デューティの基本PWM信号、上記供給時間信号および上記回生時間信号に基づいて上記スイッチング素子の制御信号を生成する制御信号生成手段とを設ける。
これらの場合、上記スイッチング素子制御手段として離散化処理を行なうものを用いる。
また、モータコイルに流れる電流を制御するためのスイッチング素子と、上記モータコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、上記電流検出手段の出力であるコイル電流検出値に基づいて上記スイッチング素子を制御するスイッチング素子制御手段とを具備し、独立巻線を有するステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動装置により上記ステッピングモータを駆動する方法において、上記スイッチング素子制御手段により上記スイッチング素子を制御して、上記コイル電流検出値と目標電流値とに応じた供給時間が経過するまで上記モータコイルにモータ供給電流を流し、上記供給時間が経過した後は上記モータ供給電流を流し始めてから所定時間が経過するまで上記モータコイルにモータ還流電流を流し、上記所定時間が経過したときは指令速度に応じた回生時間が経過するまで上記モータコイルにモータ回生電流を流し、上記回生時間が経過した後は上記モータ回生電流を流し始めてから所定時間が経過するまで上記モータコイルにモータ還流電流を流す。
本発明に係るステッピングモータ駆動装置、ステッピングモータ駆動方法においては、指令速度に応じた回生時間が経過するまでモータ回生電流を流すから、回転速度にかかわらずリップル電流が小さい。
また、スイッチング素子制御手段に、目標電流値およびコイル電流検出値に基づいて供給時間に応じた供給時間信号を生成する供給時間信号生成手段と、指令速度信号に基づいて回生時間に応じた回生時間信号を生成する回生時間信号生成手段と、50%デューティの基本PWM信号、供給時間信号および回生時間信号に基づいてスイッチング素子の制御信号を生成する制御信号生成手段とを設けたときには、50%デューティの基本PWM信号に基づいてスイッチング素子を制御するから、安定なPWM周波数を持つ制御信号を生成することができるので、振動現象が生ずるのを防止することができる。
また、スイッチング素子制御手段として離散化処理を行なうものを用いたときには、部品点数が少なくなるから、安価に製造することができるとともに、指令速度に応じて回生時間を求めるから、回生時間を求める手段を設けることが容易である。
図1は本発明に係るステッピングモータ駆動装置、すなわち3相の独立巻線を有するステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動装置を示す図で、U相部のみを示しており、V相部、W相部の構成はU相部の構成と同様であるから、V相部、W相部の図示を省略している。図に示すように、回転速度指令手段5からのパルス列をカウントすることにより指令速度信号を生成する指令速度信号生成手段21が設けられ、指令速度信号に基づいてモータ回生電流を流す時間すなわち回生時間に応じた回生時間信号を生成する回生時間信号生成手段22が設けられ、回生時間信号生成手段22は速度指令と回生時間との関係を示す回生時間データテーブルを有しており、回生時間データテーブルにより指令速度信号から回生時間信号を生成する。また、高精度の50%デューティの基本PWM信号を生成するとともに、基本PWM信号、供給時間信号および回生時間信号に基づいてパワーMOSFET2a〜2dの制御信号を生成する制御信号生成手段23が設けられている。そして、制御信号生成手段23は、基本PWM信号がオフとなったときにパワーMOSFET2aをオフとし、オフとなった時点から回生時間信号に応じた回生時間が経過した後にパワーMOSFET2aをオンにする制御信号を出力し、また基本PWM信号がオンとなったときにパワーMOSFET2dをオンとし、オンとなった時点から供給時間信号に応じた供給時間が経過した後にパワーMOSFET2dをオフにする制御信号を出力し、さらにパワーMOSFET2b、2cを常にオフにする制御信号を出力する。すなわち、制御信号生成手段23は、供給時間信号に応じた供給時間が経過するまでパワーMOSFET2a、2dをオンにしかつパワーMOSFET2b、2cをオフにする制御信号を出力し、供給時間が経過した後はパワーMOSFET2a、2dがオンになった時点から所定時間が経過するまでパワーMOSFET2aをオンにしかつパワーMOSFET2b〜2dをオフにする制御信号を出力し、所定時間が経過した後は回生時間が経過するまでパワーMOSFET2a〜2dをオフにする制御信号を出力し、回生時間が経過した後はパワーMOSFET2aがオフになった時点から所定時間が経過するまでパワーMOSFET2aをオンにしかつパワーMOSFET2b〜2dをオフにする制御信号を出力し、所定時間が経過した後は供給時間信号に応じた供給時間が経過するまでパワーMOSFET2a、2dをオンにしかつパワーMOSFET2b、2cをオフにする制御信号を出力し、以下同様の制御信号を出力する。そして、励磁パターンデータ生成手段4、目標電流値算出手段8、A/D変換手段9、供給時間信号生成手段10、指令速度信号生成手段21、回生時間信号生成手段22、制御信号生成手段23によりスイッチング素子制御手段が構成され、スイッチング素子制御手段は、コイル電流検出値と目標電流値とに応じた供給時間が経過するまでモータコイル1にモータ供給電流を流し、供給時間が経過した後はモータ供給電流を流し始めてから所定時間が経過するまでモータコイル1にモータ還流電流を流し、所定時間が経過したときは指令速度に応じた回生時間が経過するまでモータコイル1にモータ回生電流を流し、回生時間が経過した後はモータ回生電流を流し始めてから所定時間が経過するまでモータコイル1にモータ還流電流を流すようにパワーMOSFET2a〜2dを制御する。また、スイッチング素子制御手段は離散化処理を行なう制御IC(ASIC)24によって構成されている。
つぎに、図1に示したステッピングモータ駆動装置の動作すなわち本発明に係るステッピングモータ駆動方法を図2により説明する。まず、制御信号生成手段23がパワーMOSFET2a、2dをオンにしかつパワーMOSFET2b、2cをオフにする制御信号を出力すると、モータコイル1にモータ供給電流が流れ、コイル電流が増加する。つぎに、供給時間信号に応じた供給時間が経過すると、制御信号生成手段23がパワーMOSFET2aをオンにしかつパワーMOSFET2b〜2dをオフにする制御信号を出力するので、モータコイル1にモータ還流電流が流れ、コイル電流がゆるやかに減少する。つぎに、パワーMOSFET2a、2dがオンになった時点から所定時間が経過したとき、制御信号生成手段23がパワーMOSFET2a〜2dをオフにする制御信号を出力するので、モータコイル1にモータ回生電流が流れ、コイル電流が減少する。つぎに、パワーMOSFET2a〜2dをオフにした時点から回生時間が経過したとき、制御信号生成手段23がパワーMOSFET2aをオンにしかつパワーMOSFET2b〜2dをオフにする制御信号を出力するので、モータコイル1にモータ還流電流が流れ、コイル電流がゆるやかに減少する。つぎに、パワーMOSFET2a〜2dをオフにした時点から所定時間が経過したとき、制御信号生成手段23がパワーMOSFET2a、2dをオンにしかつパワーMOSFET2b、2cをオフにする制御信号を出力するので、モータコイル1にモータ供給電流が流れ、コイル電流が増加する。以下、同様にコイル電流が制御される。
このようなステッピングモータ駆動装置、ステッピングモータ駆動方法においては、指令速度に応じた回生時間が経過するまでモータコイル1にモータ回生電流が流れるから、指令速度(駆動パターン)に応じてモータ還流電流が流れる時間が変動するので、回転速度にかかわらずコイル電流の歪が小さくなり、リップル電流が小さくなる。このため、ステッピングモータの回転速度にかかわらずモータ振動が減少し、高速回転応答性が向上し、マイクロステップのステップ角度制度が向上する。また、50%デューティの基本PWM信号に基づいて制御信号生成手段23がパワーMOSFET2a〜2dの制御信号を出力するから、安定なPWM周波数を持つ制御信号を生成することができるので、振動現象が生ずるのを防止することができる。また、スイッチング素子制御手段の全てが離散化処理を行なう制御IC24によって構成されているから、部品点数が少なくなり、安価に製造することができる。また、指令速度に応じて回生時間を求めるから、離散化処理制御では長い周期でしかコイル電流をサンプリングすることができないとしても、回生時間を求める手段すなわち回生時間信号生成手段22を設けることが容易である。
なお、上述実施の形態においては、3相のステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動装置、ステッピングモータ駆動方法について説明したが、他のステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動装置、ステッピングモータ駆動方法にも本発明を適用できることは明らかである。
本発明に係るステッピングモータ駆動装置を示す図である。 図1に示したステッピングモータ駆動装置の動作を説明するためのグラフである。 従来のステッピングモータ駆動装置を示す図である。 図3に示したステッピングモータ駆動装置のスイッチング素子部を示す詳細図である。 図3に示したステッピングモータ駆動装置のコイル電流制御の一例を示すグラフである。 図3に示したステッピングモータ駆動装置のコイル電流制御の他の一例を示すグラフである。 図3に示したステッピングモータ駆動装置のコイル電流制御の他の一例を示すグラフである。
符号の説明
1…モータコイル
2a〜2d…パワーMOSFET
3…電流検出素子
8…目標電流値算出手段
10…供給時間信号生成手段
21…指令速度信号生成手段
22…回生時間信号生成手段
23…制御信号生成手段

Claims (4)

  1. 独立巻線を有するステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動装置において、モータコイルに流れる電流を制御するためのスイッチング素子と、上記モータコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、上記電流検出手段の出力であるコイル電流検出値に基づいて上記スイッチング素子を制御するスイッチング素子制御手段とを具備し、上記スイッチング素子制御手段は、上記コイル電流検出値と目標電流値とに応じた供給時間が経過するまで上記モータコイルにモータ供給電流を流し、上記供給時間が経過した後は上記モータ供給電流を流し始めてから所定時間が経過するまで上記モータコイルにモータ還流電流を流し、上記所定時間が経過したときは指令速度に応じた回生時間が経過するまで上記モータコイルにモータ回生電流を流し、上記回生時間が経過した後は上記モータ回生電流を流し始めてから所定時間が経過するまで上記モータコイルにモータ還流電流を流すように上記スイッチング素子を制御することを特徴とするステッピングモータ駆動装置。
  2. 上記スイッチング素子制御手段が、上記目標電流値および上記コイル電流検出値に基づいて上記供給時間に応じた供給時間信号を生成する供給時間信号生成手段と、指令速度信号に基づいて上記回生時間に応じた回生時間信号を生成する回生時間信号生成手段と、50%デューティの基本PWM信号、上記供給時間信号および上記回生時間信号に基づいて上記スイッチング素子の制御信号を生成する制御信号生成手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ駆動装置。
  3. 上記スイッチング素子制御手段が離散化処理を行なうことを特徴とする請求項1または2に記載のステッピングモータ駆動装置。
  4. モータコイルに流れる電流を制御するためのスイッチング素子と、上記モータコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、上記電流検出手段の出力であるコイル電流検出値に基づいて上記スイッチング素子を制御するスイッチング素子制御手段とを具備し、独立巻線を有するステッピングモータを駆動するステッピングモータ駆動装置により上記ステッピングモータを駆動する方法において、上記スイッチング素子制御手段により上記スイッチング素子を制御して、上記コイル電流検出値と目標電流値とに応じた供給時間が経過するまで上記モータコイルにモータ供給電流を流し、上記供給時間が経過した後は上記モータ供給電流を流し始めてから所定時間が経過するまで上記モータコイルにモータ還流電流を流し、上記所定時間が経過したときは指令速度に応じた回生時間が経過するまで上記モータコイルにモータ回生電流を流し、上記回生時間が経過した後は上記モータ回生電流を流し始めてから所定時間が経過するまで上記モータコイルにモータ還流電流を流すことを特徴とするステッピングモータ駆動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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