JP2006148757A - 電波レンズアンテナ装置及びその装置の受信調整方法 - Google Patents
電波レンズアンテナ装置及びその装置の受信調整方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006148757A JP2006148757A JP2004338789A JP2004338789A JP2006148757A JP 2006148757 A JP2006148757 A JP 2006148757A JP 2004338789 A JP2004338789 A JP 2004338789A JP 2004338789 A JP2004338789 A JP 2004338789A JP 2006148757 A JP2006148757 A JP 2006148757A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radio wave
- lens
- mast
- primary radiator
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】通信相手の静止衛星の方位が不明なときにも、一次放射器の位置調整を簡易に行うことができ、また、電波反射板を地面に対して水平向き、垂直向きのどちらに向けても使用することができる電波レンズアンテナ装置を提供する。
【解決手段】半球状のルーネベルグレンズ2と、そのレンズ2の球の二分断面に設ける電波反射板3と、レンズの焦点部に配置する一次放射器4と、レンズの表面に沿うように湾曲させたマスト6を含む一次放射器の保持具5とを備えさせ、マストに一次放射器4を予め所定の仰角をもつように位置決めして固定する。さらに、電波反射板3の裏側にレンズ中心を支点にして回転可能なアーム10を設け、そのアーム10の外端部にマスト6を、アーム10を中心にして回転できるように取り付けて電波レンズアンテナ装置1Bを構成した。
【選択図】図6
【解決手段】半球状のルーネベルグレンズ2と、そのレンズ2の球の二分断面に設ける電波反射板3と、レンズの焦点部に配置する一次放射器4と、レンズの表面に沿うように湾曲させたマスト6を含む一次放射器の保持具5とを備えさせ、マストに一次放射器4を予め所定の仰角をもつように位置決めして固定する。さらに、電波反射板3の裏側にレンズ中心を支点にして回転可能なアーム10を設け、そのアーム10の外端部にマスト6を、アーム10を中心にして回転できるように取り付けて電波レンズアンテナ装置1Bを構成した。
【選択図】図6
Description
この発明は、複数の静止衛星からの電波を受信したり、各静止衛星に向けて電波を送信したりするのに用いるルーネベルグレンズを使用した電波レンズアンテナ装置とそのアンテナ装置の受信調整方法に関する。
ルーネベルグレンズを使用した電波レンズアンテナ装置の従来技術としては、たとえば、下記特許文献1、2に示されるものなどがある。
特許文献1は、誘電体で形成される半球状のルーネベルグレンズと、そのレンズの球の二分断面に設けるレンズ径よりも大サイズの電波反射板と、レンズの焦点部に配置する一次放射器と、その一次放射器の保持具とを組み合わせた電波レンズアンテナ装置を、電波反射板を地面に対して略垂直にして設置し、そのときに、一次放射器を静止衛星からの電波の焦点に簡易に位置決めするためのいくつかの方法を開示している。
また、特許文献2は、特許文献1のアンテナ装置と同様の要素を組み合わせた電波レンズアンテナ装置と、このアンテナ装置の電波反射板を地面に対して水平向きに配置するときに、一次放射器を静止衛星からの電波の焦点に簡易に位置決めする方法を開示している。
しかしながら、特許文献1が開示している方法は、電波反射板を地面に対して水平に配置する場合には一次放射器の簡易位置決めができず、対応できる範囲が制限される。
また、特許文献2は、電波反射板を地面に対して水平に配置する場合の一次放射器の位置決め方法を開示しているが、同文献の方法は、通信相手の静止衛星の方位が事前に判明していることが調整の条件となる。その方位が不明な状況下で複数の静止衛星からの電波を受信しようとすると、調整、設定がかなり複雑になり、効率的なアンテナ設置が望めない。
特開2004−320750号公報
特開2004−180342号公報
通信相手の静止衛星の方位が不明な状況で電波レンズアンテナ装置を設置する要求は少なからず出てくると考えられ、そのような場合にも、簡易な位置決め調整で複数の静止衛星からの電波を受信できるようにすることが望まれる。
この発明はその要求に応えて一次放射器の位置調整を簡易化した電波レンズアンテナ装置と、その装置の受信調整方向を提供することを課題としている。また、電波反射板を地面に対して水平向き、垂直向きのどちらに向けても使用できるようにして量産効果や経済効果を併せて高めることも課題としている。
上記の課題を解決するため、この発明においては、下記に列挙する電波レンズアンテナ装置と受信調整方法を提供する。
(1)半球状のルーネベルグレンズと、そのレンズの球の二分断面に設けるレンズ径よりも大サイズの電波反射板と、レンズの焦点部に配置する一次放射器と、マストを含む一次放射器の保持具とを有し、前記電波反射板を地面に対して略水平にして設置する電波レンズアンテナ装置であって、前記一次放射器を前記マストに固定し、このマストを、レンズと同心かつ、レンズよりも大径の円軌道に沿って水平移動可能となした電波レンズアンテナ装置。
(2)前記円軌道を溝又はレールで構成して電波反射板上に設けた電波レンズアンテナ装置。
(3)半球状のルーネベルグレンズと、そのレンズの球の二分断面に設けるレンズ径よりも大サイズの電波反射板と、レンズの焦点部に配置する一次放射器と、レンズの表面に沿うように湾曲させたマストを含む一次放射器の保持具とを有し、前記電波反射板を地面に対して略水平又は略垂直に設置する電波レンズアンテナ装置であって、前記マストに一次放射器を固定し、さらに、前記電波反射板の裏側にレンズ中心を支点にして回転可能なアームを設け、電波反射板の外周に突出したそのアームの外端部にアームを中心にして回転可能に前記マストを取り付けた電波レンズアンテナ装置。
(4)前記マストに固定した一次放射器を中心にしてその一次放射器の周りを旋回できる第2のマストを備え、その第2のマストに2番目以降の静止衛星からの電波を受ける1個以上の一次放射器が予め位置決めして取り付けられている前記(1)〜(3)の電波レンズアンテナ装置。
(2)前記円軌道を溝又はレールで構成して電波反射板上に設けた電波レンズアンテナ装置。
(3)半球状のルーネベルグレンズと、そのレンズの球の二分断面に設けるレンズ径よりも大サイズの電波反射板と、レンズの焦点部に配置する一次放射器と、レンズの表面に沿うように湾曲させたマストを含む一次放射器の保持具とを有し、前記電波反射板を地面に対して略水平又は略垂直に設置する電波レンズアンテナ装置であって、前記マストに一次放射器を固定し、さらに、前記電波反射板の裏側にレンズ中心を支点にして回転可能なアームを設け、電波反射板の外周に突出したそのアームの外端部にアームを中心にして回転可能に前記マストを取り付けた電波レンズアンテナ装置。
(4)前記マストに固定した一次放射器を中心にしてその一次放射器の周りを旋回できる第2のマストを備え、その第2のマストに2番目以降の静止衛星からの電波を受ける1個以上の一次放射器が予め位置決めして取り付けられている前記(1)〜(3)の電波レンズアンテナ装置。
(5)上記(3)に記載の電波レンズアンテナ装置の受信調整方法であって、電波反射板を水平配置にする場合にはレンズ中心を支点にして前記アームを回転させ、また、電波反射板を地面に対して垂直配置にする場合には垂直姿勢にして固定した前記アームを中心にしてマストを回転させ、その回転によりマストに固定した一次放射器を水平面内で移動させて静止衛星からの電波の焦点に位置決めする調整方法。
(6)上記(4)に記載の電波レンズアンテナ装置の受信調整方法であって、(5)の方法でマストに固定した一次放射器を静止衛星からの電波の焦点に位置決めした後、位置決めされたマスト上の一次放射器周りに第2のマストを旋回させ、第2のマスト上の一次放射器を2番目以降の静止衛星からの電波の焦点に一括して移動させる受信調整方法。
なお、この発明で言うマストは、片持ち支持のポールであり、両持ち支持のアームは含まない。
(6)上記(4)に記載の電波レンズアンテナ装置の受信調整方法であって、(5)の方法でマストに固定した一次放射器を静止衛星からの電波の焦点に位置決めした後、位置決めされたマスト上の一次放射器周りに第2のマストを旋回させ、第2のマスト上の一次放射器を2番目以降の静止衛星からの電波の焦点に一括して移動させる受信調整方法。
なお、この発明で言うマストは、片持ち支持のポールであり、両持ち支持のアームは含まない。
一次放射器の仰角は、アンテナ設置点の緯度、経度と通信相手の静止衛星の位置から予め計算して求めることができるので、一次放射器を、計算した仰角となる姿勢にしてマストに予め固定しておく。その後、電波反射板を、地面に対して水平又は垂直となる姿勢にし、この状態で静止衛星を臨む方向(日本の場合には南)に向けて地上や屋上などの設置点にアンテナ装置を据え付ける。この段階では通信相手の静止衛星の方位がはっきりせず、同衛星からの電波を受ける一次放射器が電波の焦点から外れている。
そこで、電波反射板を水平向きにしたアンテナ装置については、一次放射器を固定しているマスト(これはレンズの表面に沿って湾曲したものが好ましい)をレンズと同心の円軌道に沿って移動させる。これによりマストに固定した一次放射器がレンズの表面に沿って水平移動(電波反射板に対して平行移動)する。その移動経路の途中に通信相手の静止衛星からの電波の焦点があるので、テレビ画面上に表示される受信感度数値を見ながらマストを焦点まで移動させて調整を完了する。
マストの移動は、円軌道を溝やレールで形成し、その溝やレールをガイドにしてマストを案内する方法、レンズ中心に回転支点を有するアームにマストを固定してアームを回転させる方法のどちらで行ってもよい。どちらの方法も、マストがレンズと同心の円軌道上を水平移動する。
電波反射板を垂直向きにしたアンテナ装置については、電波反射板の裏側に設けたアームを垂直姿勢にして固定し、そのアームに取り付けたマストをアームを中心にして回転させる。この場合のマストは、レンズの表面に沿って湾曲しており、このマストの回転によってマストに予め固定した仰角調整済みの一次放射器が水平面内を移動し、この場合も移動の途中に目的の静止衛星からの電波の焦点があるため、テレビ画面上に表示される受信感度数値を見ながら方位のずれを簡易に調整することができる。
また、レンズ中心を支点にして回転可能なアームを設け、そのアームの外端部にアームを中心にして回転可能にマストを取り付けた電波レンズアンテナ装置は、電波反射板を水平、垂直のどちらに向けても使用することができ、アンテナ装置の型式を統一して量産効果や経済効果を併せて高めることもできる。
このほか、マストに固定した一次放射器を中心にして旋回できる第2のマストを設け、その第2のマストに2番目以降の静止衛星からの電波を受ける1個以上の一次放射器を予め位置決めして取り付けた電波レンズアンテナ装置は、2番目以降の静止衛星に対応させた一次放射器の位置調整を一括して行うことができ(その理由は後述する)、複数の静止衛星に対応させる場合の受信調整も簡単になる。
図1〜図4に、この発明の電波レンズアンテナ装置の実施形態を示す。この電波レンズアンテナ装置1Aは、誘電体で形成される半球状のルーネベルグレンズ(以下単にレンズと言う)2と、レンズの球の二等分断面に設けるレンズ2の径よりも大サイズの電波反射板3と、通信相手の静止衛星からの電波の焦点に配置する一次放射器4と、この一次放射器を定位置に保持する保持具5を組み合わせて構成されている。
レンズ2は、図示していないが表面を半球状の保護カバーで覆っている。
電波反射板3は、電波が到来する側の面の面積を反対側の面の面積に比べて相対的に広くすることにより、コンパクトにすることができる。例示の電波反射板3は、楕円形にして電波到来側とは反対側に偏った位置にレンズ2を取り付けているが、電波反射板3の形状は楕円形に限定されない。
保持具5は、一次放射器4を固定するマスト6と、受信調整のために一次放射器4の位置(方位)を調整する機構を含んでいる。一次放射器4は、アンテナ設置点の緯度、経度と通信相手の静止衛星の位置から仰角を予め計算して求め、計算した仰角を持つように位置と向きを調整してマスト6に予め固定しておく。マスト6は、そのマスト6上で一次放射器4の位置を調整したときに、レンズの表面から一次放射器4までの距離が変化しないものが好ましく、図のようにレンズ2の表面に沿って平行に湾曲させたマストであればその要求に応えられる。
保持具5に含ませた一次放射器用の方位の調整機構は、レンズ2と同心かつ、レンズ2の径よりも大径の円軌道7に沿ってマスト6を移動させるものを設けている。図1の電波レンズアンテナ装置1Aに採用した円軌道7は、電波反射板3上に設けられている。この円軌道7は、図3に示す溝7aで形成されるもの、図4に示すレール7bで形成されるものを問わない。マスト6には、円軌道7に係合させるスライド部6aを設け、このスライド部6aを円軌道7で案内してマスト6をレンズ2の表面に沿って移動させる。
このように構成した電波レンズアンテナ装置1Aは、電波反射板3を地面に対して略平行となる姿勢にして地上や屋上などに設置する。このとき、マスト6に固定した一次放射器4は、仰角は既に通信相手の静止衛星に合うように調整されているが、方位角は衛星の
方向がわからないために未調整の状況になっている。そこで、マスト6を円軌道7に沿って移動させ、テレビ画面上に表示される受信感度数値が最大となる地点を見つける。その受信感度最大の地点が通信相手の静止衛星からの電波の焦点であるので、そこにマスト6を締め付けナット8やクランプネジ9などの固定具を用いて固定する。
方向がわからないために未調整の状況になっている。そこで、マスト6を円軌道7に沿って移動させ、テレビ画面上に表示される受信感度数値が最大となる地点を見つける。その受信感度最大の地点が通信相手の静止衛星からの電波の焦点であるので、そこにマスト6を締め付けナット8やクランプネジ9などの固定具を用いて固定する。
図5〜図7は、第2実施形態の電波レンズアンテナ装置である。この電波レンズアンテナ装置1Bは、保持具5が図1のアンテナ装置と異なる。保持具5以外の要素は、図1のアンテナ装置と同じであるので、ここでの説明は相違点のみの説明にとどめる。
第2実施形態の電波レンズアンテナ装置1Bに採用した保持具5は、電波反射板3の裏側にレンズ中心を支点にして回転可能なアーム10を設け、電波反射板3の外周に突出したそのアーム10の外端部にマスト6を取り付けている。
マスト6は、レンズ2の表面に沿って湾曲させたものを採用している。また、このマスト6は、アーム10を軸にして回転できるようにアーム10に取り付けている。なお、図には示していないが、マスト6には、そのマスト6を回転の各位置でアーム10に固定する固定手段を、また、アーム10にはそのアーム10を回転の各位置で電波反射板3に固定する固定手段をそれぞれ伴わせている。
このように構成した第2実施形態の電波レンズアンテナ装置1Bは、電波反射板3を地面に対して略水平に配置して使用する要求と、略垂直に配置して使用する要求の双方に応えることができる。これにより、アンテナ装置の型式を1種類に統合して量産性の向上やコスト低減を図ることが可能になり、設置の自由度を高めることも可能になる。
この電波レンズアンテナ装置1Bを、電波反射板3を図6に示すように地面に対して略水平に配置して使用する場合の受信調整(一次放射器4の方位調整)は、マスト6を起立姿勢にしてアーム10に固定し、この状態下で、アーム10を回転させて行う。アーム10を回転させると、マスト6に固定した一次放射器4がレンズ2の表面に沿って水平移動する(レンズ2を地球の北半球と見立てた場合、一次放射器4は緯線上を移動する)。その移動の途中に一次放射器4は通信相手の静止衛星からの電波の焦点を通るので、テレビ画面上に表示される受信感度数値を見ながらマストを移動させて一次放射器4を電波の焦点に位置決めすることができる。
次に、電波レンズアンテナ装置1Bを、図7に示すように電波反射板3を地面に対して略垂直に配置して使用する場合の受信調整は、アーム10を垂直になった位置で電波反射板3に固定し、この状態下で、アーム10を軸にしてマスト6を回転させて行う。この場合も、マスト6に固定した一次放射器4がレンズ2の表面に沿って水平移動し、その移動の途中に一次放射器4が通信相手の静止衛星からの電波の焦点を通る。従って、テレビ画面上に表示される受信感度数値を見ながらマストを移動させて一次放射器4を電波の焦点に位置決めすることができる。
図8〜図10は、一次放射器を複数の静止衛星に対応させて複数設ける場合にも受信調整の簡易化が図れるようにしたものである。この電波レンズアンテナ装置1Cは、第2実施形態の電波レンズアンテナ装置1Bと同一構造のアンテナ装置に、第2のマスト11と、その第2のマスト11に取り付ける第2以降の一次放射器4−2〜4−n(マスト6に取り付ける一次放射器を4−1とする)を追設して構成される。
第2のマスト11は、回転ジョイント12を介して一次放射器4−1に連結しており、一次放射器4−1を中心にしてその周りを旋回することができる。
n個の静止衛星に対応させたn個の一次放射器4−1〜4−nは、アンテナ設置点の緯度、経度と衛星位置から相対位置を予め計算して求め、2番目以降の静止衛星に対応させる一次放射器4−2〜4−nを、計算した相対位置が保たれるように予め第2のマスト11に位置決めして取り付けておく。次に、電波反射板3を水平配置にして使用する場合には、アーム10を、また、電波反射板3を垂直配置にして使用する場合にはマスト6をそれぞれ回転させ、マスト6に位置決めして取り付けた一次放射器4−1を通信相手の静止衛星からの電波の焦点に位置決めする。
一次放射器4−1の位置が定まれば、その一次放射器4−1と他の一次放射器4−2〜4−nの位置関係は定まっているので、一次放射器4−1を基準にした位置調整を行って(一次放射器4−1を中心にして第2のマスト11を旋回させて)一次放射器4−2〜4−nを予め求めた相対位置が保たれる地点に一括して移動させることができる。移動調整後は、適当な固定具を用いて第2のマスト11を調整点に固定する。
この電波レンズアンテナ装置1Cは、電波反射板3の設置の方向性がなくなっているので、型式を1種類に統合して量産性の向上やコスト低減を図ることができ、設置の自由度も高まる。
1A〜1C 電波レンズアンテナ装置
2 ルーネベルグレンズ
3 電波反射板
4、4−1〜4−n 一次放射器
5 保持具
6 マスト
6a スライド部
7 円軌道
7a 溝
7b レール
8 締め付けナット
9 クランプネジ
10 アーム
11 第2のマスト
12 回転ジョイント
2 ルーネベルグレンズ
3 電波反射板
4、4−1〜4−n 一次放射器
5 保持具
6 マスト
6a スライド部
7 円軌道
7a 溝
7b レール
8 締め付けナット
9 クランプネジ
10 アーム
11 第2のマスト
12 回転ジョイント
Claims (6)
- 半球状のルーネベルグレンズと、そのレンズの球の二分断面に設けるレンズ径よりも大サイズの電波反射板と、レンズの焦点部に配置する一次放射器と、マストを含む一次放射器の保持具とを有し、前記電波反射板を地面に対して略水平にして設置する電波レンズアンテナ装置において、前記一次放射器を前記マストに固定し、このマストを、レンズと同心かつ、レンズよりも大径の円軌道に沿って水平移動可能となしたことを特徴とする電波レンズアンテナ装置。
- 前記円軌道を溝又はレールで構成して電波反射板上に設けた請求項1に記載の電波レンズアンテナ装置。
- 半球状のルーネベルグレンズと、そのレンズの球の二分断面に設けるレンズ径よりも大サイズの電波反射板と、レンズの焦点部に配置する一次放射器と、レンズの表面に沿うように湾曲させたマストを含む一次放射器の保持具とを有し、前記電波反射板を地面に対して略水平又は略垂直に設置する電波レンズアンテナ装置において、前記マストに一次放射器を固定し、さらに、前記電波反射板の裏側にレンズ中心を支点にして回転可能なアームを設け、電波反射板の外周に突出したそのアームの外端部にアームを中心にして回転可能に前記マストを取り付けたことを特徴とする電波レンズアンテナ装置。
- 前記マストに固定した一次放射器を中心にしてその一次放射器の周りを旋回できる第2のマストを備え、その第2のマストに2番目以降の静止衛星からの電波を受ける1個以上の一次放射器が予め位置決めして取り付けられている請求項1〜3のいずれかに記載の電波レンズアンテナ装置。
- 請求項3に記載の電波レンズアンテナ装置の受信調整方法であって、電波反射板を水平配置にする場合にはレンズ中心を支点にして前記アームを回転させ、また、電波反射板を地面に対して垂直配置にする場合には垂直姿勢にして固定した前記アームを中心にしてマストを回転させ、その回転によりマストに固定した一次放射器を水平面内で移動させて静止衛星からの電波の焦点に位置決めすることを特徴とする電波レンズアンテナ装置の受信調整方法。
- 請求項4に記載の電波レンズアンテナ装置の受信調整方法であって、電波反射板を水平配置にする場合にはレンズ中心を支点にして前記アームを回転させ、また、電波反射板を地面に対して垂直配置にする場合には垂直姿勢にして固定した前記アームを中心にしてマストを回転させ、その回転によりマストに固定した一次放射器を水平面内で移動させて静止衛星からの電波の焦点に位置決めし、しかる後、位置決めされたマスト上の一次放射器周りに第2のマストを旋回させて第2のマスト上の一次放射器を2番目以降の静止衛星からの電波の焦点に一括して移動させることを特徴とする電波レンズアンテナ装置の受信調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004338789A JP2006148757A (ja) | 2004-11-24 | 2004-11-24 | 電波レンズアンテナ装置及びその装置の受信調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004338789A JP2006148757A (ja) | 2004-11-24 | 2004-11-24 | 電波レンズアンテナ装置及びその装置の受信調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006148757A true JP2006148757A (ja) | 2006-06-08 |
Family
ID=36627897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004338789A Pending JP2006148757A (ja) | 2004-11-24 | 2004-11-24 | 電波レンズアンテナ装置及びその装置の受信調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006148757A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110336135A (zh) * | 2019-07-09 | 2019-10-15 | 西安电子科技大学 | 基于3d打印机设计的低成本龙伯透镜天线 |
-
2004
- 2004-11-24 JP JP2004338789A patent/JP2006148757A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110336135A (zh) * | 2019-07-09 | 2019-10-15 | 西安电子科技大学 | 基于3d打印机设计的低成本龙伯透镜天线 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI230484B (en) | A radio wave lens antenna device | |
US11258172B2 (en) | Multi-beam shaped reflector antenna for concurrent communication with multiple satellites | |
KR20010020390A (ko) | 이동 위성 성단을 위한 터미널-안테나 장치 | |
EP1610414B1 (en) | Radiowave lens antenna device | |
US5434586A (en) | Multibeam antenna for receiving satellite waves | |
JP2002232230A5 (ja) | ||
JP2006148757A (ja) | 電波レンズアンテナ装置及びその装置の受信調整方法 | |
JP3945491B2 (ja) | 電波レンズアンテナ装置 | |
JPH0669722A (ja) | マルチビームアンテナ | |
JP4513797B2 (ja) | 電波レンズアンテナ装置 | |
JP2006325056A (ja) | 電波レンズアンテナ装置 | |
JP3420523B2 (ja) | アンテナシステム | |
JP2567916Y2 (ja) | デユアルビームアンテナ | |
JP2000082918A (ja) | マルチビームアンテナ | |
JPH03270404A (ja) | 静止衛星からの電波の受信方法及びこれに用いるパラボラアンテナ | |
JP2004080814A (ja) | 電波レンズアンテナ装置 | |
JPH08307139A (ja) | 移動体搭載用衛星アンテナ装置 | |
JP3543827B2 (ja) | アンテナ装置 | |
JP2004180342A (ja) | 電波レンズアンテナ装置 | |
JP3300860B2 (ja) | アンテナ装置及び受信方法 | |
JPH11234011A (ja) | アンテナ取付具 | |
RU2065236C1 (ru) | Антенная система | |
JPH0565106U (ja) | 衛星追尾型アンテナ | |
JPH0652217U (ja) | デュアルビームアンテナ | |
JPH0936635A (ja) | 衛星用アンテナ |