JP2006148611A - 画像再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記念に入手した実体物に関連して撮影した写真の画像データをその実体物に関連付けて再生を行う画像再生装置を提供する。
【解決手段】遊園地、記念館、お寺等の入場料や拝観料を払った後の半券などのチケット1やカタログ66等の実体物を入手し、デジタルカメラで実体物に関連する写真を撮影し、その写真を指定してカメラから無線タグ付きシールを排出させ、無線タグに記録されたリンク情報と同一のリンク情報を写真の画像データに附加してメモリカードに格納させ、無線タグ付きシールを実体物に貼り付け、その実体物をビュワー58のアルバム59のシート65iに貼着し、タグセンサで読み出されたシールの無線タグのリンク情報と、近接センサ読取部82で読み取られたシート65iの番号iとを関連付けてメモリ91に登録する。後日ビュワー58のアルバム59を開くと自動的にシート65iの番号iと関連付けられたリンク情報の画像データが読み出されて画像表示部87に表示される。
【選択図】 図20

Description

本発明は、実体物に対応する画像を表示画面に表示する画像再生装置に関する。
実体物と画像とを関連付けて管理することが望まれる場合がある。例えば、商品とその商品を撮影した画像データを一括して管理できれば便利である。
また、旅行などに行った場合には、遊んだ遊園地でのスナップ撮影や、見学したお寺などの風景を背景とした記念撮影をする場合が多い。特に小さな子供を伴った家族旅行の場合などでは、食事処や休憩所などでもスナップ写真を撮ることが珍しくない。
他方、そのようなときに入手した遊園地のチケットやお寺の説明しおりや拝観券などを記念として持ち帰ることが多い。中には、食事したときの箸袋や、休息した所のマッチなどを記念に持ち帰ることもある。
一般に、旅行中の撮影画像は、画像データとしてメモリカード等の記録媒体に一旦記録され、旅行後には、メモリカードのままか又はパソコン(パーソナルコンピュータ)のHD(ハードディスク)等に、デジタル画像データの形で管理される。
他方、上記のように旅行先から持ち帰った遊園地のチケット、お寺の説明しおりや拝観券、食事処の箸袋、休憩所のマッチなどの実体物としての記念品は、きちんと整理して保管しておかないと、旅行から帰ってしばらくすると、たとえ記念品の記載などを見てその場所名は分かるとしても、その場所が記憶の中にあるどの場所であるかが判らなくなってしまうことが多い。
これでは困るので、通常は、特にこまめな人では、これらの記念品をスクラップブックに貼り付けたり、説明のラベルなどを取り付けた袋に入れたりして保管するようにする。したがって、一方では、撮影した写真は画像データの形でメモリカードやパソコンで管理され、他方では、記念品はスクラップブックや説明ラベル付きの袋で管理されるというように、2通りの全く別個の管理状態の下に置かれることになる。
ところで、旅行などから帰ってしばらくして、その旅行を振り返って思いを新たにしてみたい、その旅行の足跡がどうであったか調べたい、または旅行について他人に説明しようとしたときに、撮影した画像とそのときに入手した記念品とを一緒に見たい場合が多い。そのようなときは、パソコンの表示画面で旅行時の撮像画像を見ながら、スクラップブックや袋を開いて、そのときの記念品を取り出して眺めるということになる。
ところが、画像を眺めながら、その時に入手したチケットなどがあったことを思い出しても、スクラップブックや説明ラベル付きの袋の中のどの記念品が、いま眺めている画像に関係した記念品であるか直ぐには判らずに困る場合が多々発生する。
逆に、先ず記念品を取り出して眺め、そのときに撮影した写真(画像データ)がどのような情景のものであったかを知ろうとしても、上述したように画像データは記念品とは別々の形でしか保管・管理できないので、脇に置いた記念品を見ながら、他方では画像データをサムネイル表示やインターバル表示(ウインドウズ画面ではスライド表示という)させて、記憶を辿りながら、記念品と関係する画像を目で検索しなければならなかったから、かなり手間のかかる面倒な作業であった。
それであるからといって、記念品の入手日や場所あるいは関連する写真の画像データファイム名をラベルに書き出し、そのラベルを記念品に貼り付けたりするのは大変手間のかかることであり、誰でも容易に行うことのできる作業ではない。
他方、撮影画像の別の楽しみ方として、無線タグが貼り付けられたプリント画像を収納するアルバムと、無線タグに同期してそのプリント画像に対応する音声や日付等の情報をアルバムの専用ディスプレイまたは分離されたディスプレイに表示するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)
また、上記の無線タグは、プリント画像以外にも、一般的な「物」を管理する手段として最近開発が著しく、1例として、実体物の1つである書物に無線タグ(ICチップ)を貼り付けて、書物の収納位置を簡単に検出できるようにして、大量に収納する書物の管理を容易にする図書館での管理方式の発明が提案されている(例えば、特許文献2参照。)
特開平11−79328東芝)。
特開2003−346086号公報 特開平11−079328号公報
しかしながら、上記のように無線タグを使用する管理方式は、あくまでも無線タグを貼り付けたプリント画像や書物等の実体物そのものを、番号によって直接管理するだけのものであって、記念品等の実体物とそのときの撮影写真の画像データとを関係付けて管理するまでには至っていない。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、例えば記念に入手した実体物に関連して撮影した写真の画像データを、その実体物に関連付けて再生を行う画像再生装置を提供することである。
先ず、第1の発明の画像再生装置は、実体物に関係する撮影写真の画像データを特定する情報である関係情報を有する情報媒体が付帯された実体物を収納するシートが複数束ねられたアルバムと、上記シートに収納された上記実体物の上記関係情報を上記アルバム中のシートの位置を識別するための識別情報に対応させて画像データ記録媒体に登録する登録手段と、見開き状態にされた上記シートに収納された上記実体物に関係する上記画像データを上記画像データ記録媒体に登録された上記識別情報と上記関係情報とに基づいて特定し、特定された上記画像データを上記画像データ記録媒体から読み出す読出手段と、該読出手段により読み出された上記画像データを表示画面に表示する表示手段と、備えて構成される。
上記登録手段は、例えば上記アルバムの見開き状態にされた上記シートの上記識別情報を読み取る読取手段と、上記アルバムの見開き状態にされた上記シートに収納された上記実体物に付帯された上記情報媒体より上記関係情報を検出する検出手段と、を有して構成される。
この場合、上記読出手段は、例えば上記画像データを特定するための上記識別情報を上記読取手段を介して取得するように構成され、また、例えば人の指に嵌められた状態で上記実体物に付帯された上記情報媒体に接近または接触させて上記関係情報を検出可能な指輪形状に構成されて成る。
また、例えば上記情報媒体は、無線タグから成り、上記検出手段は、上記無線タグからの信号を受信する受信センサを有するように構成されてもよく、また、例えば上記情報媒体は、バーコードが表示されたシールから成り、上記検出手段は、上記シールに表示された上記バーコードを読み出す光学センサを有するように構成されてもよい。
また、この画像再生装置においては、例えば上記検出手段は、上記アルバムの上記シートと上記シートとの間に挟み込んで保持・保管が可能なしおり形状に構成されて成るようにしてもよい。
この場合、上記検出手段は、例えば無線信号を受信する受信センサを有して構成してもよく、また、バーコードを読み出す光学センサを有するように構成してもよい。
次に、第2の発明の画像再生装置は、アルバムに収納された実体物に付帯された情報媒体から上記実体物に関係する撮影写真の画像データを特定する情報である関係情報を検出する検出手段と、該検出手段により検出された上記関係情報に対応する上記画像データを画像データ記録媒体から読み出す読出手段と、該読出手段により読み出された上記画像データを表示画面に表示する表示手段と、を備え、上記検出手段は、上記アルバムとは別体でかつ人の手に保持可能な形状で構成され、上記アルバムの見開き状態にされたシートに収納された上記実体物の上記情報媒体に接近または接触させて上記関係情報を検出するように構成される。
以上説明したように、本発明によれば、例えば記念に入手した実体物に関連して撮影した写真の画像データを、その実体物に関連付けて再生して、実体物に対応する画像が観察できる画像再生装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において上記実体物は、例えばチケット1、カタログ66等から成り、上記関係情報は、例えばタグ8に書き込まれたリンク情報、バーコード11、番号印刷12等から成り、上記情報媒体は、例えばタグ8、シール9、ラベル45等から成り、上記識別情報は、例えば近接センサ95が有するシート番号等から成り、上記画像データ記録媒体は、例えばメモリカード等から成り、そして、上記読取手段は(読み取り部98、104、B−CPU83等からなり、上記検出手段は、例えばしおり型センサ63、指輪型センサ73、B−CPU83等から成る。
以下、本発明において撮影画像データと関連付けられる実体物の一例として、チケットを取り上げて説明する。なお、以下の説明では、印字と印刷を同義に用いることにする。
図1は、実施例1としての、本発明を適用したカメラによる風景、人物、閲覧物、観覧物、その他の撮影から、その撮影に関連して入手したチケットに無線タグ(又は接触タグ、以下同様)を貼付するまでの操作手順を説明する図である。同図において、先ず、手順S1において「ABC TICKET」というチケット1を入手する。このチケット1は、行楽地の遊園地、記念館などの入場料、あるいはお寺の拝観料などを支払った後で手元に残る半券などである。勿論、使い終わった後の割り箸の名入りの箸袋やサービスマッチの小箱などであってもよい。
次に、手順S2において、デジタルカメラで写真2を撮影する。この写真2は、遊園地であれば自分の子供が遊び興じている姿、記念館であれば撮影が許可されているものに限るが興味深く感じたもの、お寺であればこれも撮影が許可されているものに限るが屋内では陳列物、屋外では由緒のある池、庭などの庭園のしつらえを背景とした家族の写真、などが一般的に多い。
続いて、手順S3において、撮影した写真2をカメラ3の表示画面4でプレビューする。このプレビューは、撮影直後でもよく、また撮影が一段落した後でもよく、あるいは旅館やホテルに戻ってからでもよい。要は撮影した写真2と入手したチケット1との関連性への記憶が失われないうちであれば何時でもよい。
そして、手順S4において、上記のプレビューにより所望の画像データ(写真2)がカメラ3の表示画面4に表示されたならば、シャッタボタン5を押す。これにより、カメラ3のシール排出口6から、シール7が排出される。このシール7は、シール本体7−1と台紙(剥離紙)7−2とからなり、シール本体7−1には無線タグ8が予め貼着されている。
この後、手順S5において、写真の撮影者は、上記のシール7から台紙(剥離紙)7−2を剥ぎ取って取り除き、シール本体7−1をチケット1の適宜の余白部(図では左上角部)に貼り付ける。
図2は、実施例1において、無線タグ8が貼着されたシール7を排出するカメラ1の構成を示すブロック図である。同図に示すように、カメラ3は、カメラ本体14と関連情報出力部15(15a)とから成る。
カメラ本体14には、C−CPU16と、このC−CPU16にバス17を介して接続された撮像部18、音声処理部19、本実施例の関連情報出力部15aを構成するタグライタ20のコントローラ21、画像処理部21、画像表示部22、及びメモリカード23が備えられている。
更にカメラ本体14には、C−CPU16に直接接続された本体操作部24、音声処理部19に接続された音声出力部25、この音声出力部25に接続されたスピーカ接続端子26、撮像部18に接続された撮像素子27、及びこの撮像素子27の撮像面前方に配置されたレンズ28が備えられている。
C−CPU16は、本体操作部24から入力される操作イベントに基づいて、不図示の電源部の接続/遮断、レンズ駆動部によるレンズ28のズーム又は焦点の制御、撮像部18を介しての撮像素子27の駆動すなわち画像の撮影の制御、画像処理部21で処理された撮像画像データのメモリカード23への記録の制御、画像表示部22を介しての表示装置の表示画面4(図1参照)への画像表示の制御、音声出力部25及びスピーカ接続端子26を介してスピーカを放音駆動するための音声処理部19への制御、タグライタ20のコントローラ21への指示等を行う。
関連情報出力部15aは、上述したタグライタ20の他に、連続シール29と送り部31とを備えている。タグライタ20は、上述したコントローラ21の他に、送受信部32とアンテナ33を備えている。
連続シール29は、図1に示したタグ8をそれぞれ貼着された複数枚のシール7が連続して例えばロール状に巻かれた状態で、消耗品として関連情報出力部15aに着脱自在に装着されているものである。
タグライタ20のコントローラ21は、送受信部32及びアンテナ33を介して、タグ8と交信し、タグ8に、画像データとその画像データに関係する実体物とを関係付けるための関係情報としての詳しくは後述するリンク情報を書き込む。
送り部31は、特には図示しないが、カッター装置、ローラ対、モータ、駆動部、シート位置検出センサ等から成るシール排出装置を備えており、上記のようにリンク情報を書き込まれたタグ8を有するシール7を、連続シール29から切り離して、その切り離したシール7を図1に示したシール排出口6から、図2に示すように外部に排出する。
C−CPU16は、上記タグ8に書き込まれたリンク情報を、画像処理部21を介してメモリカード23に格納される上記の画像データの所定のデータ書込み領域に書き込む。これにより、撮影した写真(画像データ、以下同様)2とチケット1との関連付けが完了する。すなわち、タグ8を貼着されたシール7及びタグ8に書き込まれたリンク情報を介して、実体物としてのチケット1と、写真2とがリンクされる。
ここで、上記のタグ8について説明する。一般に、無線タグは、交信距離により分類され、密着型、近傍型(数ミリから数メートル)、遠隔型に分類される。本実施例において用いられるタグ8は、電磁結合型からなる密着型(ISO 10536)又は電磁誘導型から成る近傍型(ISO 15696)と呼ばれる分類に属し、利用周波数は例えば13.56MHzの規格がある。また、一度だけ情報が書き込める安価なワンタイム型が好適である。
また、これらのタグの通信方式は、基本的には同一の原理で動作する。すなわち、電源方式は、リーダライタからコイルアンテナを介しての電磁誘導による誘起電圧で電力を受けるパッシブ型であり、この型は、短距離で通信が可能であり、低コスト且つ小型化に適している。
本例のタグは電磁誘導型で構成されるが、この型のタグとリーダライタとによる交信距離は10cm程度以内であり、本例においては、タグの小型化と低コスト化の観点から通信距離は同様に10cmに設定されるので、この通信にはパッシブ型で十分に対応が可能である。
したがって、本例では、マイクロ波型のような遠隔型は、タグに内蔵電源が必要となるためコスト高かつ大型となるので採用には制限が生じる。
このように、実施例1のカメラ3によれば、タグ付きシールにより、チケット、入場券の半券、拝観券、あるいはカタログ類等の実体物に付帯可能な状態で、その実体物の入手に関わる風景、人物、拝観物等を撮影した写真の画像データとを関連付けるリンク情報を出力するので、写真撮影者は、カメラからの出力(タグ付きシール)を実体物に付帯させる(貼着する)ことにより、後日そのリンク情報を読み取るだけで、実体物から画像データを検索する等が容易に出来るようになる。
尚、上記のリンク情報は、2桁又は3桁程度の連番でもよく、これであればタグを使用する場合は小型のタグを使用でき、タグを貼着する情報媒体としてのシールも小型化できるので、小さな実体物にも対応できるので利用範囲が拡大する。また、タグの情報は非接触で容易に検出できるので極めて便利であり、使い勝手がよい。
また、上記の連番は、タグ8つまりシート7が1枚使用される度に変わる連番ではなく実体物の入手場所が変わったとき又は実体物と写真との関連付けが終了したときに変更される連番である。
図3は、実施例2としての、カメラによる風景、人物、閲覧物、観覧物、その他の撮影から、その撮影に関連して入手したチケットにバーコードシールを貼付するまでの操作手順を説明する図である。同図において、手順S21〜S23までは、図1の手順S1〜S3までと同一であるので図示は省略されている。
図3において図示が省略されている手順S23のプレビューにおいて、所望の画像データ(写真2)がカメラ3の表示画面4に表示されたならば、手順S24においてシャッタボタン5を押す。これにより、カメラ3のシール排出口6から、図1の場合とは異なるシール9が排出される。
このシール9も、シール本体9−1と台紙(剥離紙)9−2とからなる。ただし、本例の場合は、シール本体9−1にはバーコード11が印刷されている。
この後、手順S25において、写真の撮影者は、上記のシール9から台紙(剥離紙)9−2を剥ぎ取って取り除き、シール本体9−1をチケット1の適宜の余白部(図では左上角部)に貼り付ける。
図4は、実施例2において、バーコード11を印刷されたシール9を排出するカメラ1の関連情報出力部15(15b)の構成を示すブロック図である。なお、同図には図2に示したカメラ本体14の図示は省略している。
図4に示すように、本例のカメラ3における関連情報出力部15bは、プリンタ制御部34、リンク情報/コード変換部35、印字部36、及びシール送り部37からなり、消耗品としての連続シール38を備えている。
連続シール38は、図3に示した印刷前のシール9を連続して例えばロール状に巻かれた状態で、関連情報出力部15bに着脱自在に装着されているものである。
プリンタ制御部34は、図2に示したバス17に接続されており、C−CPU16からの指示により、撮像部18で撮像され、画像処理部21で画像データ化され、メモリカード23に格納される画像データに関係するチケットに貼付するシールに印刷するためのリンク情報をバーコードに変換するようリンク情報/コード変換部35を制御し、そのリンク情報から変換されたバーコードを印字データに変換して印字部36に送信し、その印字データによりシール9に対し図3に示したバーコード11を印刷するよう制御する。
シール送り部37は、これも特には図示しないが、カッター装置、ローラ対、モータ、駆動部、シート位置検出センサ等から成るシール排出装置を備えており、上記のようにバーコード11を印字されたシール9を、連続シール38から切り離して、その切り離したシール9を図2に示したシール排出口6から外部に排出する。
C−CPU16は、上記バーコード11に変換されたリンク情報を、画像処理部21を介してメモリカード23に格納される上記画像データの所定のデータ書込み領域に書き込む。これにより、この場合も撮影した写真2とチケット1との関連付けが完了する。すなわち、シール9及びシール9に印字されたバーコード11のリンク情報を介して、実体物としてのチケット1と、写真2とがリンクされる。
このように、実施例2のカメラ3によれば、バーコードシールにより、チケット、入場券の半券、拝観券、あるいはカタログ類等の実体物に付帯可能な状態で、その実体物の入手に関わる風景、人物、拝観物等を撮影した写真とを関連付けるリンク情報を出力するので、写真撮影者はカメラからの出力(バーコードシール)を実体物に付帯させる(貼着する)ことにより、後日そのリンク情報を読み取るだけで、実体物から画像データを検索する等が容易に出来るようになる。
また、このバーコードシールのように情報量の多い情報媒体を使用するときは、画像データファイル名もリンク情報に含むようにしてもよい。そうすれば、実体物に関係する特定画像データのファイル名が分かるので、実体物からの対応画像データの検索がより容易に出来るようになる。また、撮影日時もリンク情報に含むようにすると、永久的な管理が可能となる。
図5は、実施例3としての、カメラによる風景、人物、閲覧物、観覧物、その他の撮影から、その撮影に関連して入手したチケットにスタンプ(又は印刷)を施すまでの操作手順を説明する図である。同図において、手順S31〜S33までは、図1の手順S1〜S3までと同一であるので図示は省略されている。
図5において図示が省略されている手順S33のプレビューにおいて、所望の画像データ(写真2)がカメラ3の表示画面4に表示されたならば、先ず、手順S34において、チケット1の適宜の余白部(図では左上角部)をカメラ3の下面左端部にある印字部(図では陰になって見えない)の下方に配置し、シャッタボタン5を押す。これにより、手順S35に示すように、カメラ3の印字部によって、チケット1に対して印字が施される。
図6は、実施例3において、印字部によりリンク情報を直接チケット1に印字するカメラ1の関連情報出力部15(15c)の構成を示すブロック図である。なお、同図も図4に示したカメラ本体14の図示は省略している。
図6に示すように、本例のカメラ3における関連情報出力部15cは、プリンタ制御部39、及び印字部41からなる。印字部41は、特には図示しないが例えばインクジェット型プリンタヘッドとインクタンクを備えている。なお、関連情報出力部15cをより小型に構成する場合には、サーマル型印字ヘッドと転写型(又は昇華型)インクリボンを備えるようにしてもよい。
プリンタ制御部39は、図2に示したバス17に接続されており、C−CPU16からの指示により、撮像部18で撮像され、画像処理部21で画像データ化され、メモリカード23に格納される画像データに関係するチケットに直接印字するためのリンク情報を印字データに変換して、その印字データを印字部41により直接チケット1に印字するよう制御する。
C−CPU16は、上記印字データに変換されたリンク情報を、画像処理部21を介してメモリカード23に格納される上記画像データの所定のデータ書込み領域に書き込む。
これにより、この場合も撮影した写真2とチケット1との関連付けが完了する。すなわち、リンク情報を印刷された実体物としてのチケット1と写真2とが、リンク情報を介してリンクされる。
このように、実施例3のカメラ3によれば、印字により、チケット、入場券の半券、拝観券、あるいはカタログ類等の実体物に付帯可能な状態で、その実体物の入手に関わる風景、人物、拝観物等を撮影した写真の画像データとを関連付けるリンク情報を出力するので、写真撮影者はカメラからの出力(印字インク)を実体物に付帯させる(印字する)ことにより、番号印刷12の番号そのものがリンク情報となり、後日そのリンク情報を読み取るだけで、実体物から画像データを検索する等が容易に出来るようになる。
また、上記の番号印刷12のリンク情報を2桁程度の連番とすると、リンク情報の出力に用いる印字装置を簡単な構成の印字装置とすることができ、カメラ全体の構成を小型化することができる。
図7は、上述した実施例1〜3のいずれかのカメラ3によって出力されたリンク情報を付帯されたチケットの例を数例示す図である。同図において、上段の3例は、目視による可読性の表示があるリンク情報を示しており、左から右へ、予め番号(No.1)が連番で印刷されているシールに無線タグが取り付けられている例、バーコードと番号(No.1)の両方を印刷した例、及び番号(No.1)のみを印字した例をそれぞれ示している。
また、中段の2例は、目視による可読性の表示が無いリンク情報を示しており、左から右へ、無線タグのみのシールを貼着した例、及びバーコードのみのシールを貼着した例をそれぞれ示している。
下段の1例は、1枚のチケットに複数(同図の例では3個)のタグ付きシールが貼着されている例を示している。これは、このチケットに関わる写真が3枚撮影されていることを示している。
図8は、実施例4において、予めリンク情報を印字されているラベルを順次出力するカメラ1の関連情報出力部15(15d)の構成を示すブロック図である。なお、同図も図4に示したカメラ本体14の図示は省略している。図8に示すように、本例の関連情報出力部15dは、送り制御部42、及びラベル送り部43を備え、連続ラベル44を収納している。
連続ラベル44は、複数枚のラベル45が連続して例えばロール状に巻かれた状態で、関連情報出力部15dに着脱自在に装着されており、各ラベル45には予め例えば番号が数字で例えばNo.1、2、・・・のように昇順に印刷されている。
本例におけるラベル送り部43も、特には図示しないが、カッター装置、ローラ対、モータ、駆動部、シート位置検出センサ等から成るシール排出装置を備えている。送り制御部42は、図4に示したバス17に接続されており、C−CPU16からの指示により、ラベル送り部43を制御して、ラベル45を連続ラベル44から切り離して、カメラ本体外部に排出する。
C−CPU16は、上記ラベル45が一枚ずつ外部に排出される都度、そのラベル45に予め記載されている番号例えばNo.1をリンク情報として、ラベル45が出力されることになった関連写真の画像データの所定のデータ書込み領域に書き込んで、その画像データをメモリカード23に格納する。
これにより、ラベル45を貼着されたチケット1と画像データ2とが、ラベル45のリンク情報を介してリンクされる。
このように、リンク情報として予め連番や記号を印刷したシールを情報媒体として出力することにより、印刷装置が不要となるので、カメラのコストが低減する。
図9は、実施例5におけるカメラ1の関連情報出力部15(15e)の構成を示すブロック図である。なお、同図も図4に示したカメラ本体14の図示は省略している。図9に示すように、本例の関連情報出力部15eは、図4に示したバス17に接続されたリンク情報コード変換部46とプリンタ制御部47を備えている。
リンク情報コード変換部46には実施例1のタグライタ20と同様な機能を有するタグライタ48が接続され、プリンタ制御部47には印字部49が接続されている。そして、この印字部49にはインク吐出部51が連結されており、このインク吐出部51にはインクタンク52から、チップ状無線タグ53が混入・分散されているインク54が供給される。
インク吐出部51に供給されたインク54中のチップ状無線タグ53に、タグライタ48から通信が開始され、チップ状無線タグ53にリンク情報が書き込まれたタイミングで、印字部49はインク54をインク吐出部51からチケット1に向けて吐出する。
図10は、上記の実施例5において、インク吐出部51から単にインク54を吐出するだけでなく、文字、記号、その他の見た目に分かるリンク情報を印字する例を示す図である。同図に示すように、チケット1の左上部の余白部1aに、チップ状無線タグ53を含んだインク54による英文字「A」が印字されている。
これにより、撮影者は、このチケット1を見たとき、このチケット1に関連する写真の画像データが「A」という符号で管理されている、又はその旅行で最初に立ち寄った所のチケットであることを容易に知ることができる。
このように、タグと印刷情報の両方を有する形態で直接実体物に印刷を行うので、検出センサなしで目視で確認もでき、視覚的に情報媒体相互の区別ができて便利である。
また、実体物への直接印刷であるので、シールの剥離紙を剥がす手間と、シールを実体物に貼着する手間が省けるので極めて便利である。
本発明では、上述したように実体物に付帯されるリンク情報が、C−CPU16により、実体物と関連する画像データの所定領域に書き込まれることにより、実体物と画像データとのリンク付けが完成するが、ここで、このリンク情報が書き込まれる画像データファイルのデータ構成について説明する。
図11は、メモリカード23に記録される画像データファイルのデータ構成を示す図である。同図に示す例では、ルートディレクトリDCIMに作成されているフォルダ001TAMABに、3種類のファイルが格納されている。
ファイル領域の先頭には画像データファイルが格納される。同図の例では、画像データファイルP7010001.JPG、P7010002.JPG、P7010003.JPG、・・・が格納されている。
ファイル領域の中間には、拡張子がWAVで示されるアフレコの音声データが格納される。同図の例では、音声データファイルP7010001.WAV、P7010005.WAV、・・・が格納されている。音声データファイルP7010001.WAVは画像データファイルP7010001.JPGに対応し、音声データファイルP7010005.WAVは画像データファイルP7010005.JPGに対応している。
また、ファイル領域の後方には、画像に関わるコメントや覚え書きとしてのテキストデータファイルが格納される。同図の例ではテキストデータファイルP7010001.TXT、・・・が格納されている。テキストデータファイルP7010001.TXTは画像データファイルP7010001.JPGに対応している。
すなわち、音声データファイル、音声データファイル、テキストデータファイルは、拡張子を除いたファイル名が同一のもの同士がそれぞれ対応している。
また、上記の画像データファイルには、メーカーノートと呼ばれる付帯データ領域55が設けられている。この付帯データ領域55は、カメラメーカーが任意に利用できる領域であり、本例のカメラ3においては、同図に示すように、リンクフラグ、リンク情報、撮影日時、撮影場所、撮影者、ジャンルの各データ領域が設けられている。
ここで、リンク情報データ領域には、本例では「1」、「2」、「3」、・・・のように連番で構成される番号データが格納される。この番号データは、例えば図1及び図2に示したシール7のタグ8に書き込まれたリンク情報、図3及び図4に示したシール9に印刷されたバーコード11で表されるリンク情報、又は図5及び図6に示した番号印刷12で表されるリンク情報である。
これによって、例えばリンク情報「2」を書き込まれたタグ8の付いたシール7を貼着されたチケット1、リンク情報「2」を表すバーコード11が印刷されたシール9を貼着されたチケット1、又はリンク情報「2」の番号印刷12を印刷されたチケット1と、付帯データ領域55のリンク情報データ領域にリンク情報「2」を格納されている画像データファイルP7010002.JPGが関連付けがなされるようになっている。
また、リンク情報データ領域に「0」が格納されている例えば画像データファイルP7010003.JPGは、この写真と関連付けられる実体物が無いことを示している。
また、付帯データ領域55のリンクフラグデータ領域には、リンク情報データ領域にリンク情報が格納されている全ての画像データファイルに対して「1」が格納される。これにより実体物に関連のある画像データであるか否かの確認が容易にできるようになる。
ここまでは、実体物を代表的にチケットに置き換えて説明してきたが、以下に、種々の実体物と画像データとの関係を更に説明する。なお、説明の便宜上、実体物に付帯されるリンク情報は全てシール7のタグ8に拠るものとする
図12は、種々の実体物と画像データとの関係を更に説明する図表である。同図には実体物と画像データとの対応関係を、例として5種類の関係態様で示している。1番目の関係態様は「1画像、1タグ、1実体物」の例である。
この場合は、例えば画像データ側では、メモリカード上の画像ファイル名とリンク情報の欄56に示すように、子欄56−1に示す1画像の「画像データファイルP7010001.JPG」が、子欄56−2に示すリンク情報「NO.1」と対応し、実体物側では、タグとタグに記録されるリンク情報の欄57に示すように、子欄57−2に示すリンク情報「NO.1」を有する子欄57−1に示す1個のタグに、子欄57−3に示す1枚のチケットが対応する。これは、1枚の写真と1個の実体物がリンクしている場合の例である。
2番目の関係態様は「1画像、複数タグ、複数実体物」の例である。この場合は、例えば画像データ側では、欄56に示すように、子欄56−1に示す1画像の「画像データファイルP7010002.JPG」が、子欄56−2に示すリンク情報「NO.2」と対応し、実体物側では、欄57に示すように、子欄57−2に示すリンク情報「NO.2」をそれぞれ有する子欄57−1に示す3個のタグ1、2及び3に、子欄57−3に示す1袋の割り箸入れ、1枚のコースター、1枚のレシートの3種類の実体物がそれぞれ対応する。このように、1枚の写真と3個の実体物とを関連付けることもできる。すなわち、1枚の写真に対応する実体物が複数あっても対処できる。
尚、タグ番号(1、2、3、・・・)は、タグの発行通し番号であってリンク情報とは無関係である。
3番目の関係態様は「複数画像、1タグ、1実体物」の例である。この場合は、例えば画像データ側では、欄56に示すように、子欄56−1に示す2つの画像「画像データファイルP7010004.JPG」と「画像データファイルP7010005.JPG」が、子欄56−2に示すリンク情報「NO.3」とそれぞれ対応し、実体物側では、欄57に示すように、子欄57−2に示すリンク情報「NO.3」を有する子欄57−1に示す1個のタグに子欄57−3に示す1枚のパンフレットが対応する。
このように、複数枚(図の例では2枚)の写真と1個の実体物とを関連付けることもできる。
また、この場合は複数の画像データに対応する1個のタグつまり1枚のシート7がパンフレットに貼り付けられた場合を示している。したがって、タグ枚数が節約できるだけでなく、タグを何枚も貼れないような小さな実体物に対しても対処することができる。
4番目の関係態様は「複数画像、複数タグ、1実体物」の例である。この場合は、例えば画像データ側では、欄56に示すように、子欄56−1に示す2つの画像「画像データファイルP7010006.JPG」及び「画像データファイルP7010007.JPG」が、子欄56−2に示すリンク情報「NO.4」及び「NO.5」とそれぞれ対応する。そして、実体物側では、欄57に示すように、子欄57−2に示すリンク情報「NO.4」及び「NO.5」をそれぞれ有する子欄57−1に示す2個のタグの両方に、子欄57−3に示す1枚のチケットが対応する。
これは、画像データファイルP7010007.JPGで示される写真を撮影して、タグ付きのシールをチケットに貼り付けて、チケットと画像データとのリンク付けを一旦完了した後で、そのチケットに関わる他の写真を撮影した場合である。このように、後から実体物に関連する写真を追加したいような場合にも対処することができる。
5番目の関係態様は「複数画像、複数タグ、複数実体物」の例である。この場合は、例えば画像データ側では、欄56に示すように、子欄56−1に示す2つの画像「画像データファイルP7010008.JPG」及び「画像データファイルP7010009.JPG」が、子欄56−2に示すリンク情報「NO.6」とそれぞれ対応し、実体物側では、欄57に示すように、子欄57−2に示すリンク情報「NO.6」をそれぞれ有する子欄57−1に示す2個のタグ1及び2のうち、タグ1には、子欄57−3に示す1枚のチケットが対応し、タグ2には子欄57−3に示す1枚のパンフレットが対応する。
これは、上記の2番目と3番目の組み合わせであり、チケットとパンフレットを同一の場所で入手し、その場所に関わる写真を2枚撮影した場合である。このように、複数画像に対応するタグを複数出力することもできる。
図13は、上記のようにタグ8の付いたシール7(又はバーコード11が印刷されたシール9、又は予め連番の番号が印刷されているラベル、以下同様)を発行するC−CPU16によって行われる処理のメインフローチャートである。
同図において、先ず撮影モードがスタートすると、撮影が開始される(S01)。
そして、撮影が終了すると、アフレコの指示が有るか否かが判別される(S02)。この処理は、撮影者が例えばカメラのメニューキーでメニュー選択画面を表示させ、十字キーでメニューを選択し、入力決定キーで選択メニューを決定することで判別される。
この判別で、アフレコの指示がなされていれば(S02がY)、アフレコの記録を行ってから(S03)、続いて、テキスト入力の指示が有るか否かが判別される(S04)。また、上記アフレコの指示が有るか否かの判別で、アフレコの指示がなければ(S02がN)、直ちに、このS04の処理に移行する。
この処理も、撮影者によるメニューキーと十字キーと入力決定キーでの選択メニュー決定に基づいて判別を行う処理である。
この判別で、テキストの指示がなされていれば(S04がY)、テキストの記録を行ってから(S05)、続いて、リンクの指示が有るか否かが判別される(S06)。また、上記テキストの指示が有るか否かの判別で、テキストの指示がなければ(S04がN)、直ちに、このS06の処理に移行する。
この判別で、リンクの指示が有れば(S06がY)、先ず、詳しくは後述する情報媒体設定の処理を行い(S07)、続いて、これも詳しくは後述する情報媒体出力の処理を行う(S08)。
この後、リンク終了の指示が有るか否かが判別される(S09)。そして、リンク終了指示が出ていなければ(S09がN)、処理S02に戻って処理S02〜S09を繰り返す。
また、リンク終了の指示が有れば(S09がY)、直ちに、この撮影に関わる処理を終了する。また、上記処理S06の判別で、リンクの指示が無いときも(S06がN)、直ちに処理を終了する。
このように、本例のカメラ3では、写真の撮影が行われるごとに、アフレコの記録入力の有無とテキストの記録入力の有無がそれぞれ選択されるとともに、その後に、リンク指示が選択される。撮影した写真に関連する実体物が無いときはリンクを指示する必要はないが、撮影した写真に関連する実体物が有るときは、実体物の数だけ情報媒体設定の処理と、情報媒体出力の処理を行って、撮影した写真と実体物とを関連付けることが容易にできるようになっている。
図14は、上記の処理S07における情報媒体設定処理を更に詳しく説明するサブフローチャートである。この情報媒体設定処理は、実施例1の手順S3および手順S4の前半の詳細処理に対応するものである。同図において、先ず、C−CPU16は、リンクNO(リンク番号)のリセット指示が有るが否かを判別する(S071)。
通常、撮影者は、旅行先において最初の写真を撮ったときにリンク番号のリセットを指示する。そのように、リンクNOのリセット指示が有れば(S071がY)、C−CPU16は、リンクNOのリセットを行う(S072)。これにより、リンク情報としてのリンク番号が「No.1」から連番で出力されるようになる。
また、撮影者は、旅行先において最初の写真を撮った後、何枚も写真を撮っているときは、リンク番号のリセットは指示しない。そのように、リンクNOのリセット指示が無いときは(S071がN)、C−CPU16は、直ちにリンク画像の指示を参照する(S073)。
この処理は、撮影者が十字キーなどにより撮影画像を順次選択する処理を参照するものであり、C−CPU16は、十字キーなどによる撮影者の選択指示に基づいて、順次指示された画像を、リンク画像(実体物にリンクさせるべき画像)として表示する(S074)。
続いて、同一のリンク番号で排出されるシールの数である出力媒体数を指定する。出力媒体数として「1」が指定されているか否かを判別し(S075)、撮影者が「2」以上の数値を入力しているときは出力媒体数の指定が「1」ではないので(S075がN)、この場合は撮影者からの入力による出力媒体数の指示を受け取り(S076)、続いて、リンクOKのボタン(本例では図1、図3及び図5に示したようにシャッタボタンが兼用される)が押されているか否かを判別する(S077)。
また、上記処理S075の判別で、撮影者が何も数値を入力していないときは、出力媒体数の指定は、初期設定の「1」のままであるので、「1」が設定されていると判断し(S075がY)、直ちに、処理S077の判別に移行する。そして、リンクOKのボタンが押されていないときは(S077がN)、更にリンク画像の選択表示を行うべく処理S073に戻って、処理S073〜S077を繰り返す。他方、リンクOKのボタンが押されていれば(S077がY)、直ちに、メインフローチャートの処理に復帰する。
図15は、メインフローチャートの処理S08における情報媒体出力処理を更に詳しく説明するサブフローチャートである。この情報媒体出力処理は、実施例1の手順S4の後半の詳細処理に対応するものである。同図において、先ず、C−CPU16は、リンクNO(連番出力される番号)と、そのリンクNOにリンクさせるべきリンク画像のデータファイル名(例えば、P7010001.JPG)を通信用のデータに変換する(S081)。
そして、その通信データを送信する(S082)。この処理では、図2の場合であればタグライタ20のコントローラ21に送信され、図4の場合であればプリンタ制御部34に送信される。
続いて、C−CPU16は、受信確認を行う(S083)。この処理は、図2の場合であればタグライタ20の送受信部32により、タグ8からの書き込みデータ(リンクNO)の返信を受信して確認する処理であり、図4の場合であればプリンタ制御部34から書き込み完了の通知を受信する処理である。
この受信の確認に基づいて、次にC−CPU16は、シール7又は9の排出を行う(S084)。この処理では、図2の場合であれば送り部31、図4の場合であればシール送り部37が駆動制御される。そして、S075、S076で指定された出力媒体数のシールが送出される。
続いて、C−CPU16は、メモリカード23の当該画像ファイルに、リンクNOを紀録する(S085)。これにより、図11に示したように、メーカーノートと呼ばれる付帯データ領域55のリンク情報データ領域に、リンクNOが格納される。また、あわせて当該画像ファイルのリンクフラグを「0」から「1」にする。
これにより、シール7のタグ8に記録されているリンク情報、又はシール9のバーコード11に記録されているリンク情報と、このリンク情報に一致するリンク情報を有する画像データファイルとが関連付けられて、そのシール7又は9が貼着される実体物と、そのとき撮影された写真の画像データとのリンクが完了する。ここで、C−CPU16は、メインフローチャートの処理に復帰する。
上記の実施例1〜5では、撮影して画像がメモリに記録された後にシールの発行処理がされていたが、撮影前に予め指示をしておいて、撮影された画像データの記録と同時に関連情報がメモリカードに記録されるようにしてもよい。
また、実施例1〜5までは、本発明をカメラに適用した例で説明してきたが、これに限らず、図2のブロック図から撮影部や音声処理部を除いたような画像機器にも適用できる。この場合、画像機器は、メモリカードから画像を読み出す読出手段、メモリカードの画像ファイルに関係情報を記録する記録手段および実施例1〜5で説明したような関連情報出力部(15a〜15e)を有する。
続いて、上記のようにリンク情報を有する実体物により、これと関連する画像データを閲覧する方法について説明する。
図16は、実体物に基づいて行われる具体的な画像データの表示態様を模式的に示す図である。同図は、アルバム一体型の関連画像表示装置(以下、ビュワーという)58を示している。
ビュワー58には、見開き左側58−1にアルバム59が一体型で取り付けられ、見開き右側58−2はビュワー本体であり、このビュワー本体には略一面を占めて液晶表示装置61が配置され、左下に小さくスピーカ62が配置されている。
ビュワー58には、不図示のコネクタを介して、しおり型センサ63が接続ケーブル64により接続されている。本図では有線タイプのしおり型センサ63を示しているが、接続ケーブルのない無線タイプも可能である。
アルバム59の各シート(ページ)65i(i=1、2、・・・)に貼り付けられているチケット1やカタログ66等の実体物に貼着されている情報媒体としてのシール7(又は9)のリンク情報を、しおり型センサ63で読み取り、アルバム59の何枚目のシート(何ページ)に、どのような実体物、つまりリンク情報が貼り付けられているかをビュワー58に登録する。
この登録が完了した後、アルバム59の任意のページを開くと、そのシート65iに貼り付けられているチケット1やカタログ65等の実体物が有する上記登録済みのリンク情報が、シート番号iをキーとして検索され、そして検出されたリンク情報にリンクする画像データファイルが読み出され、その画像が液晶表示装置61に表示される。
実体物に関連する画像データファイルが複数あれば、それらの画像、例えば画像67、68等が同時に表示される。一つの実体物に関連する画像データファイルが更に多数ある場合には、液晶表示装置61の大きさや使用者の指示に応じて、全ての画像を縮小して表示する又はサムネイル表示する又は通常の大きさで間歇的に表示(スライド表示)するようにする。
尚、液晶表示装置61の表示領域が表示画像に対して十分に広ければ、同一シート65i上の他の異なる実体部に関連する画像69等を表示するようにしてもよい。
また、テキストが登録されていれば(例えば図11の画像データファイルP7010001.JPGに対するテキストデータファイルP7010001.TXT)そのテキスト71が表示画像67の近傍に表示される。また、アフレコが登録されていれば(例えば図11の画像データファイルP7010005.JPGに対する音声データファイルP7010005.WAV)そのアフレコがスピーカ62から放音される。
図17は、上記のしおり型センサ63の構成と使用方法を簡単に示す斜視図である。しおり型センサ63は、薄型長方形の形状をしており、アルバムの「しおり」としても使用できるものである。同図に示すように、しおり型センサ63の接続ケーブル64が接続されている反対側の長手方向端部には、レンズ72と特には図示しないがCCD(Charge Coupled Device )からなる光学撮像装置が配設されている。
このしおり型センサ63のレンズ72の面を、例えばチケット1のシール9の貼着部に向けて、シール9に印刷されているバーコード11を読み取って、そのリンク情報を取得することができる。勿論、このしおり型センサ63を、光学的撮像装置ではなくループアンテナや受信部を有して無線タグの情報を検出するタグリーダで構成してもよい。
図18は、指輪型センサとその使用方法を説明する図である。同図に示すように、指輪型センサ73は、タグリーダからなり、例えば人差し指74の先に嵌めて使用される。すなわち、指輪型センサ73を嵌めた人差し指74の先を、チケット1のシール7の貼着部に近接させるだけで、シール7に取り付けられているタグ8のリンク情報を読み取って、その取得したリンク情報を、ビュワー58の制御部に送信することができる。勿論、指輪型センサ73を、タグリーダではなくレンズ、CCDを有する光学的撮像装置で構成してもよい。いずれにしても指先に嵌めて用いるので操作性がよく、且つセンサを手に持って扱うという負担感がないので使い勝手がよい。
図19は、上に図18のA矢視断面図を示し、そのB−B´断面矢視図を下に示している。図19に示すように、指輪型センサ73は、大径小径の二重環状のハウジング75の内部76に、フレキシブル基板77を収納され、フレキシブル基板77には、チップ状電子部品からなる各種のデバイス78及び電源電池79が実装され、その一方の端部には、指先の腹に対応する部分に配置されたループ状のアンテナ81が接続されている。
この指輪型センサ73は、電磁誘導型のセンサであり、アンテナ81を介してチケット1などに取り付けられたタグ8と通信して、タグ8に記録されているリンク情報(図12の子欄57−2参照)を読み出し、そのリンク情報をビュワー58に転送する。
図20は、上述したアルバム一体型のビュワー58各部の構成を示すブロック図である。同図に示すように、ビュワー58は、アルバム59と一体型であり、アルバム59側の近接センサ読取部82とビュワー58側のB−CPU83とが配線によって接続されている。
B−CPU83には、バス84を介して受信部85、音声処理部86、画像表示部87、メモリカード88、画像処理部89、及びメモリ91が接続されている。更に、B−CPU83には開閉スイッチ90を備えた本体操作部92、及び電源部93が直接接続され、また音声処理部86には音声出力部94が接続されている。この音声出力部94は図16に示したスピーカ62を備えている。また、画像表示部87は図16に示した液晶表示装置61を備えている。
上記のメモリカード88は、カメラ3のメモリカード23をそのまま装着したものでもよく、あるいはパーソナルコンピュータで画像データファイルを複写したメモリカードであってもよい。
他方、アルバム59の各シート65iの見開き下部の綴じ際には、近接センサ読取部82で読み取り可能な位置に、アルバム59が閉じられたときには向かい合わせになって当接し、アルバム59が開かれたときには水平に並んで離れるように一対になって取り付けられた近接センサ95が配設されている。この開かれた状態にある近接センサ95の番号を検出することにより、どの番号のシートが現在開かれているかが判明するようになっている。
図21は、前述したしおり型センサ63(無線タイプ)の回路構成を示すブロック図である。尚、同図には、ビュワー58との通信手段として接続ケーブル64に代えてアンテナ96を示している。図21に示すように、しおり型センサ63は、例えば図16に示したシート9のバーコード11からレンズ72に入射する映像光を撮像部(CCD)97で撮像し、この撮像信号を読み取り部98でバーコードとして認識すると共にバーコードで表されているリンク情報を解析し、この解析されたリンク情報を送信コード変換部99が送信コードに変換し、この変換された送信コードを送信部101がアンテナ96を介してビュワー58に送信する。
このように、センサで読み取る対象情報媒体が、バーコード11が印刷されたシール9又は連番が予め印刷されたラベル45や連番が直接印刷されたチケット1の場合には、リンク情報の検出方式は光学方式になる。また、この場合、ワイヤレスでもワイヤードでもよい。
図22は、前述した指輪型センサ73の回路構成を示すブロック図である。同図に示すように、指輪型センサ73は、図19に示したタグ8からアンテナ81を介して入力するリンク情報を示す信号を受信部102で受信し、この信号を増幅部103で増幅し、この増幅信号を読み取り部104で解析してリンク情報を読み取り、この読み取られたリンク情報を送信コード変換部105が送信コードに変換し、この変換された送信コードを送信部106がアンテナ81を介してビュワー58に送信する。
図23は、上記のアルバムと一体型のビュワー58における処理を示すメインフローチャートである。
先ず、処理が開始されると、図20に示したB−CPU83は、ビュワー58が開かれたか否かを判別し(S101)、開かれるまで待機する(S101がN)。この処理では、図16に示した開閉スイッチ90がビュワー58の開閉に応じてオン/オフするので、ビュワー58が閉じているときのオフ信号から開いたときのオン信号に変化したことを本体操作部92を介して受信するまでB−CPU83は待機する。
そして、ビュワー58が開かれたときは(S101がY)、電源部93の電源をオンにする(S102)。
続いて、B−CPU83は、登録モードであるか否かを判別する(S103)。この処理では、本体操作部92を介してユーザから入力操作される操作キーが登録モードキーであるか表示モードキーであるかを判別する。登録モードとは、アルバム59の各シートに貼付されたチケット類のリンク情報をシート番号iに対応させてメモリ9に登録させるモードをいう。そして、表示モードとは、登録された情報に基づいて、見開きされたシート番号iに対応する画像を液晶表示装置61に表示するモードをいう。
そして、登録モードキーが入力操作されているときは(S103がY)、詳しくは後述する登録処理を行って(S104)、続いて、ビュワー58が閉じられたか否かを判別する(S106)。この処理は、本体操作部92を介して開閉スイッチ90から入力する信号がオンからオフに変化したかを判別する処理である。
そして、ビュワー58が閉じられていないときは(S106がN)、上記の処理S103に戻って、処理S103〜S106を繰り返す。他方、ビュワー58が閉じられたときは(S106がY)、電源部93からの通電を遮断して(S107)、処理を終了する。
他方、上記の処理S103の判別で、ユーザから入力操作された操作キーが登録モードキーでない、すなわち表示モードキーであったときは(S103がN)、この場合は表示処理を行って(S105)、上記の処理S106の判別を行い、ビュワー58が開いている間は、処理S103、S105、S106を繰り返して、表示処理を続行し、ビュワー58が閉じられたとき、表示処理を終了する。
図24は、上記の処理S104における登録処理を更に詳しく説明するサブフローチャートである。同図において、先ず、B−CPU83は、ビュワー58の見開きされたシート65iの番号iを読み取る(S1041)。
この処理では、B−CPU83は、アルバム59の各シート65iの下部の綴じ際に一対になって取り付けられている各近接センサ95のなかで、見開きされたページの近接センサ95のペアのみが離れた状態になるので、近接センサ95から誘導電波で返信される信号を近接センサ読取部82で読み取ることによってアルバム59の開けれたページ、すなわちシート65iの番号iを認識する。
次に、B−CPU83は、情報を検出する(S1042)。この処理は、先ず指輪型センサ73によりシート65iに貼着された実体物からリンク情報が読み取られ(図18及び図22参照)、その読み取られたリンク情報が指輪型センサ73から転送されてくるのを受信部85を駆動して受信する処理である(以下、無線か有線かの違いがあるだけで、図16及び図17に示したしおり型センサ63の場合も同様である)。
そして、その検出(受信)したリンク情報を記憶する(S1043)。この処理は、上記のリンク情報をシート65iの番号iと関連付けてメモリ91の所定の記憶領域に格納する処理である。
次に、開かれているシートに変更が生じたか否かを判別する(S1044)。この処理は、近接センサ読取部82から入力する読み取り信号が表すシート番号iに変化があるか否かを判別する処理である。
そして、シートに変更がなければ(S1044がN)、処理S1041に戻って、処理S1041〜S1044を繰り返す。これにより、同一シート上に貼着された実体物に付帯されているリンク情報が全て読み取られ、シート番号iに関連付けされて、メモリ91に格納される。
また、シートに変更があれば(S1044がY)、続いて登録処理の終了指示がユーザから本体操作部92に入力されているかを判別し(S1045)、終了指示がなければ(S1045がN)、処理S1041に戻って、処理S1041〜S1045を繰り返す。これにより、各シートごとに、未登録のリンク情報を登録することができる。
そして、終了指示が入力されたときは(S1045がY)、登録処理を終了する。
図25は、メインフローチャートの処理S105における表示処理を更に詳しく説明するサブフローチャートである。同図において、先ず、B−CPU83は、ビュワー58の見開きされたシート65iの番号iを読み取る(S1051)。この処理は、上記の登録処理における処理S1041の処理と同一の処理である。
続いて、当該シート番号に対応した関連情報をメモリから読出す(S1052)。この処理は、メモリ91に格納されている登録データから、現在開かれているシート65iの番号iを検索し、検出された番号iと関連付けられて記憶されているリンク情報を読み出す処理である。
そして、その読み出された関連情報(リンク情報)により、シートに対応する画像を特定する(S1053)。この処理は、シート65iの番号iに関連付けられて記憶されているリンク情報を確認する処理である。
そして、メモリカード88から上記特定された画像を読み出す(S1054)。この処理は、上記確認されたリンク情報と一致するリンク情報を有する画像データファイル(図11のリンク情報又は図12のメモリカード上の画像ファイル名とリンク情報の欄56参照)をメモリカード88から検出する処理である。
そして、その検出された画像データファイルの画像を、画像表示部87を介して液晶表示装置61に表示する(S1055)。この処理では、上記特定される画像が複数の場合には、図16に示したように、複数表示する。そして、メインフローチャートの処理に復帰する。
図26は、実施例7における汎用型のアルバム(実体物用スクラップブック)と汎用型のビュワーと実体物用センサの外観斜視図である。同図に示すビュワー107は、図16に示したようなアルバム一体型のビュワーではなく、アルバムとは別体の汎用型のビュワーである。この図26に示すビュワー107も、表示を開くと電源がオンし、表示を閉じると電源がオフする。そして、このビュワー107も、図16のビュワー58と同様に見開きの左側には大きく一面に液晶表示装置からなる表示画面61が設けられ、右下にはスピーカ62を備えている。
他方の汎用型のアルバム108は、実体物を貼着して保管するための普通のスクラップブックである。すなわち、各ページに例えば上述してきたチケット1やらカタログ66などの実体物が貼り付けられている。これらのチケット1やカタログ66には、カメラ3から出力された例えばタグ8付きのシール7が適宜の余白部に貼着されている。
また、実体物用センサとしてのしおり型センサ109は、上記のチケット1やカタログ66のタグ8に誘起電波を送信して返信されるリンク情報信号111を受信し、その受信したリンク情報信号111をビュワー107に送信する無線型で構成されている。
このしおり型センサ109の内部回路構成は、図22に示した回路構成と同様である。つまり、カタログ66のチケット1やカタログ66等の実体物のタグ8からの返信を受信するセンサとしては、このようなしおり型センサ109でも図18及び図19に示したような指輪型センサ73のいずれでも良いものである。また、センサ部分が誘起電波発射部と受信部からなる無線部で、ビュワー107への送信部が有線で通信するワイヤードタイプであっても良いことは言うまでも無い。
また、上記チケット1やカタログ66等の実体物のシールが図3に示したようなバーコード11付きのシール9の場合や、図5のように実体物に直接リンク情報が印刷されている場合には、タグセンサではなく図21の構成のような光学センサが用いられることもまた言うまでもない。
図27は、上記汎用型のビュワー107の構成プロツク図である。尚、同図には図20のビュワー58と同一構成部分には図20と同一の番号を付与して示している。図27に示すビュワー107は、図20に示したビュワー58からメモリ91を除いた構成となっている。その他の構成は図20に示したビュワー58の場合と同一である。
つまり、本例のビュワー107と実体物用スクラップブックとして汎用型アルバムを用いるシステムでは、アルバムの頁と実体物のリンク情報との対応関連を示す対応情報を事前にビュワー107に登録する必要がないので、メモリ91は除かれている。
センサ112としては、実体物のリンク情報が無線タグによる場合には図26に示した無線タグリーダ付きのしおり型センサ109又は図18及び図19に示したような指輪型デンサ73が用いられ、実体物のリンク情報がバーコード、直接印刷番号などによる場合には、光学方式のセンサが用いられる。
いずれの場合も、センサのタイプとしては、指輪型センサの場合であればワイヤレス、しおり型センサの場合であれば、ワイヤレス又はワイヤードのいずれかが用いられる。
また、図27において、アルバム108の各ページに貼着して保管される実体物113は、既述のように、チケット1、カタログ66、割り箸入れ、展開されたサービスマッチ等の旅行の記念品である。
そして、これらの実体物113に付帯される情報媒体114は、タグ付きシール、バーコード印刷シール、既存番号印刷ラベル、直接印刷用インクであり、これらの情報媒体114が有するタグから返信される、又はバーコードで表される、又は既存番号で表される、又は直接印刷で表される情報が、メモリカード88に格納されている画像データファイルとリンクする図11に示したリンク情報である。
図28は、実施例7における汎用アルバムと汎用ビュワーと実体物用センサからなるシステムにおけるビュワーのB−CPU83による表示処理のフローチャートである。同図において、先ず、処理が開始されると、図27に示したB−CPU83は、ビュワー107が開かれたか否かを判別し(S201)、開かれるまで待機する(S201がN)。
この処理では、図27に示した開閉スイッチ90がビュワー107の開閉に応じてオン/オフするので、オフ信号からオン信号に変化したことを本体操作部92を介して受信するまでB−CPU83は待機する。
そして、ビュワー58が開かれたときは(S201がY)、電源部93の電源をオンにする(S202)。
続いて、B−CPU83は、センサ112より送信され受信部85で受信された関連情報を検出する(S203)。この処理は、図27のセンサ112から入力するリンク情報信号111(図26参照)を解析してリンク情報を認識する処理である。
そして、上記の関連情報で特定される画像すべてをメモリカードから検索する(S204)。この処理は、上記の関連情報によって特定される、すなわちセンサ112によって取得された関連情報(リンク情報)と一致するリンク情報を図11に示す付帯データ領域55に有する画像データファイルすべてをメモリカードから検索する処理である。
上記に続いて、B−CPU83は、メモリカードから特定画像を読出す(S205)。この処理は、上記の検索によって検出された画像データファイルすべてを画像処理部89に読み出す処理である。
そして、B−CPU83は、上記読み出した画像データファイルによる画像を表示する(S206)。この処理では、上記特定される(リンク情報が一致することによって読み出された)画像が複数の場合には、液晶表示装置61上に複数の画像が表示される。
続いて、B−CPU83は、アルバム108が閉じられたか否かを判別する(S207)。この処理は、本体操作部92を介して開閉スイッチ90から入力する信号がオンからオフに変化したかを判別する処理である。
そして、ビュワー58が閉じられていないときは(S207がN)、上記の処理S203に戻って処理S203〜S207を繰り返す。他方ビュワー107が閉じられたときは(S207がY)、電源部93からの通電を遮断して(S208)、処理を終了する。
図29は、実施例8におけるタグ情報読取の方法を示す図である。同図に示すように、この実施例8においては、人体を導体として利用する。すなわち、アルバムとビュワーの操作者が、図外となる片方の手をこれも図外のビュワーに設けられた専用の接点に触っており、もう一方の手74の指先を、シール7に取り付けられているICタグ8に接触させる。この状態でビュワーの接点から微弱電流を流すことにより、人体を通じて、ICタグ8に電流が流れる。
この電流を受けて、ICタグ8側では、リンク情報データに基づく変調をかけ、その変調信号がビュワーに戻る。この変調信号をビュワー側で復調することにより、ICタグのリンク情報データがビュワー側に得られる。
このように、旅先で入手した「物」にリンク情報を付帯させておけば、「物」のリンク情報を読みとる表示装置を使って、旅行先で入手したその「物」を手にすればそのときの撮影画像が自動的に表示されるので、撮影画像を見る楽しみが倍加する。
尚、画像再生装置としてのビュワーの説明では、その画像データファイル用のメモリ装置をもっぱらカメラのメモリ装置と同一のメモリ装置を用いるようにしているが、これに限ることなく、例えば内蔵のHDでもよく、また、CD−R、CD−R/W、DVD等の記録媒体、更には他の形式のメモリ装置であってもよい。
また、実体物は写真と共に増える一方のものであるので、アルバム別体方の汎用型ビュワーの場合は勿論であるが、アルバム一体型のビュワーの場合であってもアルバムを着脱自在にして、複数のアルバムを使用できるようにするのが好ましい。この場合は、各アルバム毎に表紙裏などにディスク収納袋を設けて、メモリ装置としてのCD−R、CD−R/W、DVD等の記録媒体を収容して、アルバムと一体に保管するようにするとよい。そして、ビュワーにはメモリカードコネクタに代えて(並設でもよい)CD−R、CD−R/W、DVD等のドライブ装置のコネクタを設けるようにする。勿論ドライブ装置を内蔵するようにしてもよい。
上記のアルバムと一体に保管する記録媒体をCD−R、CD−R/W、DVD等のディスク型としたのは、比較的安価な単価で入手し易いからであり、記録媒体はディスク型に限定するものではない。
実施例1におけるカメラによる撮影からその撮影に関連して入手したチケットに無線タグ(又は接触タグ)を貼付するまでの操作手順を説明する図である。 実施例1において無線タグが貼着されたシールを排出するカメラの構成を示すブロック図である。 実施例2におけるカメラによる撮影からその撮影に関連して入手したチケットにバーコードシールを貼付するまでの操作手順を説明する図である。 実施例2においてバーコードシールを排出するカメラの関連情報出力部の構成を示すブロック図である。 実施例3におけるカメラによる撮影からその撮影に関連して入手したチケットにスタンプ(又は印刷)を施すまでの操作手順を説明する図である。 実施例3においてチケットに印刷又はスタンプを施すカメラの関連情報出力部の構成を示すブロック図である。 実施例1〜3のいずれかのカメラによって出力されたリンク情報を付帯されたチケットの例を数例示す図である。 実施例4において予めリンク情報を印字されているラベルを順次出力するカメラの関連情報出力部の構成を示すブロック図である。 実施例5におけるカメラの関連情報出力部の構成を示すブロック図である。 実施例5においてインクにより文字、記号、その他の見た目に分かるリンク情報を印字する例を示す図である。 メモリカードに記録される画像データファイルのデータ構成を示す図である。 種々の実体物と画像データとの関係を更に説明する図表である。 タグ付きシール、バーコードシール、又は連番印刷付きラベルを発行するC−CPUによって行われる処理のメインフローチャートである。 メインフローチャートの情報媒体設定処理を更に詳しく説明するサブフローチャートである。 メインフローチャートの情報媒体出力処理を更に詳しく説明するサブフローチャートである。 実施例6における実体物に基づいて行われる具体的な画像データの表示態様を模式的に示す図である。 実施例6におけるビュワーに接続されるしおり型センサの構成と使用方法を簡単に示す斜視図である。 実施例6におけるビュワーに使用される指輪型センサとその使用方法を説明する図である。 図18に示す指輪型センサのA矢視断面図を上に示し、そのB−B´断面矢視図を下に示す図である。 実施例6におけるアルバム一体型のビュワー各部の構成を示すブロック図である。 実施例6におけるしおり型センサの回路構成を示すブロック図である。 実施例6における指輪型センサの回路構成を示すブロック図である。 実施例6におけるアルバムと一体型のビュワーにおける処理を示すメインフローチャートである。 実施例6におけるメインフローチャートの登録処理を更に詳しく説明するサブフローチャートである。 実施例6におけるメインフローチャートの表示処理を更に詳しく説明するサブフローチャートである。 実施例7における汎用型のアルバム(実体物スクラップブック)と汎用型のビュワーと実体物用センサの外観斜視図である。 実施例7におけるビュワーの構成ブロック図である。 実施例7における汎用アルバムと汎用ビュワーと実体物用センサからなるシステムにおけるビュワーのB−CPUによる表示処理のフローチャートである。 実施例8におけるタグ情報読取の方法を示す図である。
符号の説明
1 チケット
1a 余白部
2 写真(画像データ)
3 カメラ
4 表示画面
5 シャッタボタン
6 シール排出口
7 シール
7−1 シール本体
7−2 台紙(剥離紙)
8 無線タグ(又は接触タグ)
9 シール
9−1 シール本体
9−2 台紙(剥離紙)
11 バーコード
12 番号印刷
14 カメラ本体
15(15a、15b、15c、15d、15e) 関連情報出力部
16 CPU
17
18 撮像部
19 音声処理部
20 タグライタ
21 コントローラ
21 画像処理部
22 画像表示部
23 メモリカード
24 本体操作部
25 音声出力部
26 スピーカ接続端子
27 撮像素子
28 レンズ
29 連続シール
31 送り部
32 送受信部
33 アンテナ
34 プリン制御部
35 リンク情報/コード変換部
36 印字部
37 シール送り部
38 連続シール
39 プリンタ制御部
41 印字部
42 送り制御部
43 ラベル送り部
44 連続ラベル
45 ラベル
46 リンク情報コード変換部
47 プリンタ制御部
48 タグライタ
49 印字部
51 インク吐出部
52 インクタンク
53 チップ状無線タグ
54 インク
55 付帯データ領域
56 メモリカード上の画像ファイル名とリンク情報の欄
56−1、56−2 子欄
57 タグとタグに記録されるリンク情報の欄
57−1、57−2、57−3 子欄
58 関連画像表示装置(ビュワー)
58−1 見開き左側
58−2 見開き右側
59 アルバム
61 液晶表示装置
62 スピーカ
63 しおり型センサ
64 接続ケーブル
65i(i=1、2、・・・) アルバムのシート(ページ)
66 カタログ
67、68、69 画像
71 テキスト
72 レンズ
73 指輪型センサ
74 人差し指
75 ハウジング
76 内部
77 フレキシブル基板
78 デバイス
79 電源電池
81 アンテナ
82 近接センサ読取部
83 B−CPU
84 バス
85 受信部
86 音声処理部
87 画像表示部
88 メモリカード
89 画像処理部
90 開閉スイッチ
91 メモリ
92 本体操作部
93 電源部
94 音声出力部
95 近接センサ
96 アンテナ
97 撮像部(CCD)
98 読み取り部
99 送信コード変換部
101 送信部
102 受信部
103 増幅部
104 読み取り部
105 送信コード変換部
106 送信部
107 ビュワー
108 アルバム(実体物用スクラップブック)
109 しおり型センサ
111 リンク情報信号
112 センサ

Claims (10)

  1. 実体物に関係する撮影写真の画像データを特定する情報である関係情報を有する情報媒体が付帯された実体物を収納するシートが複数束ねられたアルバムと、
    前記シートに収納された前記実体物の前記関係情報を前記アルバム中のシートの位置を識別するための識別情報に対応させて画像データ記録媒体に登録する登録手段と、
    見開き状態にされた前記シートに収納された前記実体物に関係する前記画像データを前記画像データ記録媒体に登録された前記識別情報と前記関係情報とに基づいて特定し、特定された前記画像データを前記画像データ記録媒体から読み出す読出手段と、
    該読出手段により読み出された前記画像データを表示画面に表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする画像再生装置。
  2. 前記登録手段は、
    前記アルバムの見開き状態にされた前記シートの前記識別情報を読み取る読取手段と、
    前記アルバムの見開き状態にされた前記シートに収納された前記実体物に付帯された前記情報媒体より前記関係情報を検出する検出手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の画像再生装置。
  3. 前記読出手段は、前記画像データを特定するための前記識別情報を前記読取手段を介して取得することを特徴とする請求項2記載の画像再生装置。
  4. 前記検出手段は、人の指に嵌められた状態で前記実体物に付帯された前記情報媒体に接近または接触させて前記関係情報を検出可能な指輪形状に構成されて成ることを特徴とする請求項2記載の画像再生装置。
  5. 前記情報媒体は、無線タグから成り、前記検出手段は、前記無線タグからの信号を受信する受信センサを有する、ことを特徴とする請求項4記載の画像再生装置。
  6. 前記情報媒体は、バーコードが表示されたシールから成り、前記検出手段は、前記シールに表示された前記バーコードを読み出す光学センサを有する、ことを特徴とする請求項4記載の画像再生装置。
  7. 前記検出手段は、前記アルバムの前記シートと前記シートとの間に挟み込んで保持・保管が可能なしおり形状に構成されて成ることを特徴とする請求項2記載の画像再生装置。
  8. 前記検出手段は、無線信号を受信する受信センサを有する、ことを特徴とする請求項7記載の画像再生装置。
  9. 前記検出手段は、バーコードを読み出す光学センサを有する、ことを特徴とする請求項7記載の画像再生装置。
  10. アルバムに収納された実体物に付帯された情報媒体から前記実体物に関係する撮影写真の画像データを特定する情報である関係情報を検出する検出手段と、
    該検出手段により検出された前記関係情報に対応する前記画像データを画像データ記録媒体から読み出す読出手段と、
    該読出手段により読み出された前記画像データを表示画面に表示する表示手段と、
    を備え、
    前記検出手段は、前記アルバムとは別体でかつ人の手に保持可能な形状で構成され、前記アルバムの見開き状態にされたシートに収納された前記実体物の前記情報媒体に接近または接触させて前記関係情報を検出する、ことを特徴とする画像再生装置。
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