JP2006148383A - 無線通信装置およびその受信制御方法 - Google Patents

無線通信装置およびその受信制御方法 Download PDF

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Masanori Kurita
昌典 栗田
Kazunari Maeda
一成 前田
Yuichiro Naoi
祐一郎 直井
Takayuki Arai
隆之 新居
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Abstract

【課題】 PLLシンセサイザを搭載し、基地局との間で間欠的に通信を行う度に前記PLLシンセサイザを能動化するようにした無線通信装置において、通信品質を確保しつつ、低消費電力化を実現する。
【解決手段】 CPU6は、RSSI計測部12に基地局からの受信電波レベルを計測させ、メモリ5への設定値以下の低受信レベル環境では、通信品質を確保するために、次の通信スロット以降、PLLシンセサイザ部10を通常ロックモードとする。一方、設定値よりも高い高受信レベル環境では、次の通信スロットで、一旦高速ロックモードに切換える。さらにBER計測部13で受信BERを計測し、メモリ5への設定値よりも大きい高BER環境では、通信品質を確保するために通常ロックモードに戻し、以下の低BER環境では、電源ON時間を短くして省電力化を図るために、高速ロックモードを保持する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、PDC(Personal Digital Cellular)方式の携帯電話の端末装置で好適に実施され、送信チャネルおよび受信チャネルの選択にPLL(Phase Locked Loop)シンセサイザを用いる無線通信装置およびその受信制御方法に関する。
上記のような複数の通信チャネルの選択を行う無線通信装置は、特許文献1などで示されている。この特許文献1は、PDA(Personal Digital Assistants)などの外部情報機器が接続されると、その処理能力に応じた適切な通信チャネルを選択することで、無線通信区間のデータ通信速度を適切に設定するようにした無線通信端末である。
また、特許文献2には、PLLシンセサイザの周波数切換えが複数段に設定されている場合に、ループフィルタの時定数をそれに適応させて切換えることで、要求されるロック時間を達成するとともに、良好なC/Nを得るようにしたPLLシンセサイザが示されている。
特開2004−112706号公報 特開2003−87116号公報
しかしながら、上述の従来技術は、通信チャネルの切換えを行うものの、いずれも低消費電力化に適応した制御を行うものではではない。たとえば、特許文献2は、1フレームを構成する受信スロット、アイドルスロット、送信スロット、ダイバシティースロットの各スロットの切換え時に、ループフィルタの時定数を切換えている。
一方、低消費電力化を図るために、間欠送受信を行うことで、待受け時および通信時の電力消費を抑える方法が多数考案されており、間欠的に、送受信回路ブロックが動作しているタイミング以外では送受信回路ブロックの電源をOFFする方法が知られている。また、PLLシンセサイザを用いた無線回路の場合、間欠送受信動作を行うのに先立って、PLLのロックに要する時間分早くPLLシンセサイザ部の電源をONし、PLLシンセサイザがロックした後に、他の無線回路電源をONして間欠動作を行う必要がある。
しかしながら、そのように低消費電力化のために間欠送受信を行うにあたって、前記ループフィルタの時定数を短くするなどしてループゲインを大きくし、高速でロックさせると、より低消費電力になるけれども、位相比較器から電圧制御発振器に与えられるチューニング電圧の振れが大きくなり、電圧制御発振器から送受信回路に与えられるローカル信号に、図11において実線から破線で示すように、位相ノイズが増加するという問題がある。
詳しく説明すると、図11の実線で示すのは、位相比較器から電圧制御発振器に与えられるチューニング電圧の振れが所定範囲内で収まっている場合のローカル信号の特性の例である。ローカル信号の特性は、実線のように中心周波数f0を中心に急峻な特性であったのが、このチューニング電圧の振れが所定範囲を超えると、同図の破線に示すように、中心周波数f0を中心に広がりを持つ特性となる。いわゆるC/N値のC値は同図の横軸の中心周波数f0のときの縦軸のレベル値にあたり、一方でN値は同図の横軸の所望周波数値のときのレベル値にあたり、縦軸で表すレベル値は対数値(デシベル)なので、中心周波数f0のときの縦軸のレベル値から所望周波数値のときのレベル値を減算すれば、C/N値に相当する値となる。中心周波数f0のときのレベル値との差が、実線の場合よりも破線の場合の方が小さくなるので、さらにノイズが、所望周波数値のときのレベル値まで発生するものとみなして、当然にして、チューニング電圧の振 れが大きいと、C/N値が小さくなり、したがって通信品質が悪化するのである。
本発明の目的は、通信品質を確保しつつ、低消費電力化が可能な無線通信装置およびその受信制御方法を提供することである。
本発明の無線通信装置およびその受信制御方法は、PLLシンセサイザを搭載し、基地局との間で間欠的に通信を行う度に前記PLLシンセサイザを能動化するようにした無線通信装置において、前記PLLシンセサイザにおけるPLLのループゲインを切換え可能とし、前記基地局との間の通信状況に応じて前記ループゲインを切換えるゲイン切換え制御手段を含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、基地局との間の通信に規定された複数のチャネルからの送信チャネルおよび受信チャネルの選択にPLLシンセサイザを用い、基地局との間で間欠的に通信を行うにあたって、その度に前記PLLシンセサイザを能動化することで省電力化を実現するようにした無線通信装置において、電圧制御発振器の感度切換えやループフィルタの時定数の切換えなどによって、前記PLLシンセサイザにおけるPLLのループゲインを切換え可能に構成する。そして、電界強度、エラー率、基地局との間の距離などの前記基地局との間の通信状況に応じて、ゲイン切換え制御手段は、前記ループゲインを切換える。
前記ループゲインが高い場合は、位相ノイズが高くなるけれども、PLLループは高速でロックし、したがってロックまでに要する消費電力を小さくでき、これに対して前記ループゲインが低い場合は、PLLループがロックするには時間がかかり、したがってロックまでに要する消費電力は大きくなるけれども、位相ノイズを低く(C/Nを高く)することができる。
したがって、上述のようにロックモードを変更可能とすることで、通信品質重視(低ループゲイン)と消費電力重視(高ループゲイン)とに柔軟に対応することが可能となる。そして、電波環境の変化に応じて、自動的にループゲイン、すなわちロックモードを変更することによって、通信品質を確保しつつ、低消費電力化が可能となる。
また、本発明の無線通信装置は、RSSI(Receive Signal Strength Indicator)計測手段を有し、その計測結果に応答して、前記ゲイン切換え制御手段がループゲインを切換えることを特徴とする。
上記の構成によれば、RSSI計測手段による基地局からの受信電波レベルの計測値が、たとえば予め定めるレベル以下となっている場合は前記低ループゲインの通常のPLLシンセサイザロック時間で動作する通常ロックモードでチャネル選択を行い、前記予め定めるレベルを超える場合はより短時間でPLLシンセサイザをロックさせる前記高ループゲインの高速ロックモードでのチャネル選択を行うことで、前記通信品質重視と消費電力重視とに対応可能な構成を具体的に実現することができる。
さらにまた、本発明の無線通信装置は、BER計測手段を有し、その計測結果に応答して、前記ゲイン切換え制御手段がループゲインを切換えることを特徴とする。
上記の構成によれば、BER(Bit Error Rate)計測手段による受信BERの計測値が、たとえば予め定めるレベルよりも高い場合は通常のPLLシンセサイザロック時間で動作する通常ロックモードでチャネル選択を行い、前記予め定めるレベルよりも悪い場合はより短時間でPLLシンセサイザをロックさせる高速ロックモードでのチャネル選択を行うことで、前記通信品質重視と消費電力重視とに対応可能な構成を具体的に実現することができる。
また、本発明の無線通信装置は、RSSI計測手段およびBER計測手段を有し、前記ゲイン切換え制御手段は、RSSI計測手段による基地局からの受信電波レベルの計測値が、予め定めるレベル以下となっている場合は前記ループゲインを第1の値として前記PLLシンセサイザに通常ロックモードでチャネル選択を行わせ、前記予め定めるレベルを超える場合は、前記ループゲインを前記第1の値よりも高い第2の値として前記PLLシンセサイザに高速ロックモードでチャネル選択を行わせた後、前記BER計測手段による受信BERの計測値が、予め定めるレベルよりも悪い場合はそのまま高速ロックモードでチャネル選択を行わせ、予め定めるレベルよりも高い場合は通常ロックモードに切換えてチャネル選択を行わせることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記ゲイン切換え制御手段は、RSSI計測手段による基地局からの受信電波レベルの計測値が、予め定めるレベル以下となっている場合は、前記PLLシンセサイザのループゲインを第1の値として通常のPLLシンセサイザロック時間で動作する通常ロックモードでチャネル選択を行わせ、前記受信電波レベルが低くても所定の通信品質を確保する。これに対して、前記ゲイン切換え制御手段は、RSSI計測手段による計測値が前記予め定めるレベルを超えており、或る程度の通信品質が確保できている場合は、先ず前記PLLシンセサイザのループゲインを前記第1の値よりも高い第2の値として、より短時間でPLLシンセサイザをロックさせる高速ロックモードでチャネル選択を行わせ、その高速ロックモードでの前記BER計測手段による受信BERを監視する。そして、前記受信BERの計測値が、予め定めるレベルよりも悪い場合はそのまま高速ロックモードでチャネル選択を行わせて消費電力の削減を実現し、予め定めるレベルよりも高い場合は通常ロックモードに切換えてチャネル選択を行わせることで前記所定の通信品質を確保する。
したがって、前記通信品質を確保しつつ、消費電力を削減する構成を具体的に実現することができる。
さらにまた、本発明の無線通信装置は、電池残量検知手段をさらに有し、その検知結果に応答して、前記ゲイン切換え制御手段がループゲインを切換えることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記ゲイン切換え制御手段は、電池残量検知手段によって検知された電池残量が予め定めるレベルを超える場合は、上述のようにして決定されるロックモードでチャネル選択を行うことで、通信品質重視と消費電力重視とに柔軟に対応することができる。一方、電池残量が前記予め定めるレベル以下となる場合は、より短時間でPLLシンセサイザをロックさせる高速ロックモードに固定してチャネル選択を行うことで、電池電力の消費を抑えて、待受け可能時間を長くすることができる。
したがって、電池残量に応じて、前記通信品質重視と消費電力重視とを切換えることができる。
また、本発明の無線通信装置は、基地局との距離を検知する通信距離検知手段をさらに有し、その検知結果に応答して、前記ゲイン切換え制御手段がループゲインを切換えることを特徴とする。
上記の構成によれば、通信距離検知手段は、通信相手となる基地局から自機宛に指示される送信出力制御量や、PDC方式における基地局から自機宛に指示される送信タイミングなどから、基地局との距離を検知しており、前記ゲイン切換え制御手段は、前記通信距離検知手段によって検知された通信距離が、予め定める距離を超える場合は上述のようにして決定されるロックモードでチャネル選択を行い、前記予め定める距離以下となる場合は、より短時間でPLLシンセサイザをロックさせる高速ロックモードでチャネル選択を行う。
したがって、通信距離に応じて、前記通信品質重視と消費電力重視とを切換えることができる。
さらにまた、本発明の無線通信装置は、PDC方式の無線通信装置において、前記ゲイン切換え制御手段は、とまり木チャネルサーチを実施する場合に、前記ループゲインを高くすることを特徴とする。
上記の構成によれば、PDC方式の無線通信装置において電源ON時や圏外から圏内になった時に実施され、どの基地局と通信を行うかを決定するためのとまり木チャネルサーチを実施するにあたって、このとまり木チャネルサーチでは、共通の制御チャネルが何チャネルか存在する中で、どの制御チャネルを選択するのかを決定するだけであるので、RSSI計測手段によって基地局からの受信電波レベルが最も高い局を判定できればよく、通信品質に多少の劣化があっても問題はない。
したがって、前記とまり木チャネルサーチを実施する場合に、前記ループゲインを高くして高速ロックモードとすることで、サーチ性能に影響を及ぼすことはなく、省電力化することができる。
また、本発明の無線通信装置は、PDC方式の無線通信装置において、前記ゲイン切換え制御手段は、周辺ゾーン監視を実施する場合に、前記ループゲインを高くすることを特徴とする。
上記の構成によれば、PDC方式の無線通信装置において待機時に定期的に実施され、通信相手先の基地局を、移動などによって切換えた方がよいかどうかを判定するための周辺ゾーン監視を行うにあたって、この周辺ゾーン監視では、RSSI計測手段によって基地局からの受信電波レベルが最も高い局を判定できればよく、通信品質に多少の劣化があっても問題はない。
したがって、前記周辺ゾーン監視を実施する場合に、前記ループゲインを高くして高速ロックモードとすることで、監視性能に影響を及ぼすことはなく、省電力化することができる。
さらにまた、本発明の無線通信装置は、PDC方式の無線通信装置において、前記ゲイン切換え制御手段は、MAHOを実施する場合に、前記ループゲインを高くすることを特徴とする。
上記の構成によれば、PDC方式の無線通信装置において通信中に実施され、通信相手先の基地局を、移動などによって切換えた方がよいかどうかを判定するためのMAHO(Mobile Assisted Hand Over)を行うにあたって、このMAHOでは、RSSI計測手段によって基地局からの受信電波レベルが最も高い局を判定できればよく、通信品質に多少の劣化があっても問題はない。
したがって、前記MAHOを実施する場合に、前記ループゲインを高くして高速ロックモードとすることで、ハンドオーバーの性能に影響を及ぼすことはなく、省電力化することができる。
また、本発明の無線通信装置は、PLLシンセサイザを搭載し、基地局との間で間欠的に通信を行う度に前記PLLシンセサイザを能動化するようにした無線通信装置において、前記PLLシンセサイザにおけるPLLのループゲインを切換え可能とし、電池残量検知手段の検知結果に応答して、前記ループゲインを切換えるゲイン切換え制御手段を含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、前記ゲイン切換え制御手段は、電池残量検知手段によって検知された電池残量が、たとえば予め定めるレベルを超える場合は、前記ループゲインを低くして通常ロックモードとすることで、通信品質重視に対応することができる。一方、電池残量が前記予め定めるレベル以下となる場合は、より短時間でPLLシンセサイザをロックさせる高速ロックモードに固定してチャネル選択を行うことで、電池電力の消費を抑えて、待受け可能時間を長くすることができる。
本発明の無線通信装置およびその受信制御方法は、以上のように、PLLシンセサイザを搭載し、基地局との間で間欠的に通信を行う度に前記PLLシンセサイザを能動化するようにした無線通信装置において、電圧制御発振器の感度切換えやループフィルタの時定数の切換えなどによって、前記PLLシンセサイザにおけるPLLのループゲインを切換え可能に構成し、電界強度、エラー率、基地局との間の距離などの前記基地局との間の通信状況に応じて、ゲイン切換え制御手段は、前記ループゲインを切換える。
それゆえ、通信品質重視(低ループゲイン)と消費電力重視(高ループゲイン)とに柔軟に対応することが可能となる。そして、電波環境の変化に応じて、自動的にロックモードを変更することによって、通信品質を確保しつつ、低消費電力化が可能となる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の第1の形態に係る無線通信装置1の全体構成を示すブロック図である。この無線通信装置1は、PDC方式の携帯電話の端末装置として用いられ、大略的に、主回路部2に電池7を備えて構成される。
前記主回路部2は、該無線通信装置1の主要な機能を実現するための回路であり、無線回路部3と、周辺回路部4と、メモリ5およびCPU6とを備えて構成されており、この主回路部2は電池7から電源供給されて動作する。無線回路部3は、送信回路8と、受信回路9と、PLLシンセサイザ部10と、送受切換え部11とを備えて構成されており、基地局との間の通信に規定された複数のチャネルの内、送信回路部8および受信回路部9で使用するチャネルの選択は、PLLシンセサイザ部10の電圧制御発振器から供給されるローカル信号によって行われる。そして、通信は間欠的に行われ、その度に、電池7からの電力で主回路部2が能動化される。この時、PLLシンセサイザ部10は規定の送受信タイミングよりも早く能動化され、該PLLシンセサイザ部10がロックする時点が前記規定の送受信タイミングとなるように設定されており、主回路部2における残余の回路は、該PLLシンセサイザ部10がロックする頃に能動化している。
図2および図3は、前記PLLシンセサイザ部10の一構成例を示すブロック図である。無線通信装置1は、このPLLシンセサイザ部10で作成されるローカル信号によってチャネル選択されるが、PLLシンセサイザ部10のロック時間は、PLLのループゲイン、具体的にはループフィルタ18,19;24の伝達関数、または電圧制御発振器20;22の電圧感度に依存する。そして、低ループゲインでは通常ロックモードとなり、高ループゲインでは高速ロックモードとなる。
図2では、PLLシンセサイザ部10のループフィルタを、相対的に時定数が大きい、すなわちループゲインが低い第1の値の通常用ループフィルタ18と、相対的に時定数が小さい、すなわちループゲインが前記第1の値より高い第2の値の高速用ループフィルタ19との2つ設けるとともに、それらのループフィルタ18,19と前段の位相比較器16との間に切換えスイッチ17を設け、ゲイン切換え制御手段であるCPU6からのモード切換え制御信号で前記切換えスイッチ17を切換えることによって、通常ロックモードと高速ロックモードとの時定数の切換えを可能としている。そして、後述するように必要に応じて高速ロックモードとすることで、通常ロックモード時に比べて、通信品質は劣るものの、省電力化が図られる。一方、通常ロックモードとした場合には、高速ロックモード時に比べて、信頼性の高い無線通信が可能となる。
残余の構成は、一般的なPLLシンセサイザと同様であり、位相比較器16では、水晶発振子などの基準信号源からの一定周波数の基準信号と、電圧制御発振器20から出力される前記ローカル信号を分周器21で分周した比較信号とが相互に比較され、それらの位相差に対応した誤差信号が前記切換えスイッチ17からループフィルタ18,19に与えられて直流に平滑化され、得られたチューニング電圧が前記電圧制御発振器20に与えられる。
また、図3では、前述のループフィルタ18,19に代えて時定数が一定のループフィルタ24を用いる代りに、電圧制御発振器22が感度切換え部23を有し、その電圧感度を前記モード切換え制御信号で切換えることによって、通常ロックモードと高速ロックモードとの切換えを可能としている。
このようにPLLシンセサイザ部10におけるPLLのループゲインを切換え可能に構成される無線通信装置1における通常ロックモードと高速ロックモードとの切換え制御動作の一例は、以下の通りである。ゲイン切換え制御手段であるCPU6は、受信回路9内に通常設けられているRSSI計測部12を用いて、通信相手となる基地局からの受信電波レベルを計測し、メモリ5に予め記憶されているRSSIレベルの設定値と比較し、計測結果が前記設定値以下である場合、次の通信スロット以降、通常ロックモードとなるように前記モード切換え制御信号を出力する。一方、RSSIレベルの計測結果が前記設定値レベルよりも高い場合、次の通信スロット以降、高速ロックモードとなるように前記モード切換え制御信号を出力する。
以後、基地局からの電波受信毎に繰返しロックモードを切換えてゆくことで、低受信レベル環境では通信品質を確保するために通常ロックモードを用い、高受信レベル環境では通常の通信品質よりも多少特性を劣化させても所定の通信品質を確保できるので、電源ON時間を短くして省電力化が可能な高速ロックモードを用いる。こうして、通信品質を確保しつつ、省電力化を図ることができる。
また、前記CPU6による通常ロックモードと高速ロックモードとの切換え制御動作の他の例は、以下の通りである。この例では、CPU6は、該CPU6内に通常設けられているBER計測部13を用いて、通信相手となる基地局からの受信BERを計測し、メモリ5に予め記憶されているBERの設定値と比較し、計測結果が前記設定値よりも大きい場合、次の通信スロット以降、通常ロックモードとなるように前記モード切換え制御信号を出力する。一方、受信BERの計測結果が前記設定値以下である場合、次の通信スロット以降、高速ロックモードとなるように前記モード切換え制御信号を出力する。
以後、基地局からの電波受信毎に繰返しロックモードを切換えてゆくことで、高BER環境では通信品質を確保するために通常ロックモードを用い、低BER環境では通常の通信品質よりも多少特性を劣化させても所定の通信品質を確保できるので、電源ON時間を短くして省電力化が可能な高速ロックモードを用いる。このようにしてもまた、通信品質を確保しつつ、省電力化を図ることができる。
図4は、前記CPU6による通常ロックモードと高速ロックモードとの切換え制御動作のさらに他の例を説明するためのフローチャートである。先ず、ステップS1で通信相手となる基地局からの受信電波レベルをRSSI計測部12で計測する。この受信電波レベルの計測には、通信品質は問題にならず、前記通常ロックモードと高速ロックモードとの何れのモードで行われてもよく、たとえば前回終了時のモードでそのまま計測が行われてもよく、或いは予め一方のモードに切換えて計測が行われてもよい。次に、この受信電波レベルを、ステップS2において、メモリ5に予め記憶されているRSSIレベルの設定値と比較し、計測結果が前記設定値以下の低受信レベル環境では、通信品質を確保するために、ステップS3で次の通信スロット以降、前記モード切換え制御信号を通常ロックモードとして処理を終了する。
一方、前記ステップS2においてRSSIレベルの計測結果が前記設定値よりも高い高受信レベル環境では、ステップS4において、次の通信スロットで、一旦前記モード切換え制御信号を高速ロックモードに切換える。続いて、ステップS5において、その高速ロックモードで受信を行い、受信BERをCPU13内のBER計測部13で計測し、ステップS6において、メモリ5に予め記憶されているBERの設定値と比較して、計測結果が前記設定値よりも大きい高BER環境では、通信品質を確保するために、前記ステップS3に移って、次の通信スロット以降、通常ロックモードに戻すように、前記モード切換え制御信号を切換える。これに対して、前記受信BERが前記設定値以下の低BER環境では、電源ON時間を短くして省電力化を図るために、そのまま処理を終了し、高速ロックモードを保持する。
したがって、RSSIレベルを比較した結果で高速ロックモードに切換えた後、モード切換えによってBERが悪くなった場合でも、通常ロックモードに戻すので、より通信信頼性が確保でき、なおかつ省電力化を図ることができる。
[実施の形態2]
図5は、本発明の実施の第2の形態に係る無線通信装置31の全体構成を示すブロック図である。この無線通信装置31は、前述の無線通信装置1に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、この無線通信装置31では、前述の無線通信装置1に、さらに電池残量検知部32を備えていることである。
図6は、CPU36による通常ロックモードと高速ロックモードとの切換え制御動作を説明するためのフローチャートである。CPU36は、上述の第1の実施形態のようなRSSI計測およびBER計測を行う前に、先ずステップS0において、前記電池残量検知部32での電池残量の検知結果をメモリ35に予め記憶された電池残量の設定値と比較し、その設定値を超える場合は、上述のようなRSSI計測およびBER計測を行わず、直接前記ステップS3の通常ロックモードでチャネル選択を行うことで、通信品質を確保することができる。一方、前記ステップS0において電池残量が前記設定値以下となる場合は、前記ステップS1〜S6でのRSSI計測およびBER計測による処理によって、前記通信品質重視と消費電力重視とを切換える。
なお、この電池残量検知部32を備える場合、電池残量が前記設定値以下となると、より短時間でPLLシンセサイザをロックさせる高速ロックモードに固定し、以後、電池残量が回復するまで高速ロックモードで動作させるようにしてもよく、これによって、バッテリ電圧低下時に、電池電力の消費を抑えて、待受け可能時間を長くすることができる。
[実施の形態3]
図7は、本発明の実施の第3の形態に係る無線通信装置41の全体構成を示すブロック図である。この無線通信装置41は、前述の無線通信装置1に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、この無線通信装置41では、前述の無線通信装置1に、さらに通信距離検知部42を備えていることである。通信距離検知部42は、基地局との距離を検知する。CPU46は、その検知結果に応答して、通信距離が、予め定める距離を超える場合は通常ロックモードでチャネル選択を行い、前記予め定める距離以下となる場合は高速ロックモードでチャネル選択を行う。
具体的には、前記通信距離の検知は、たとえばPDC方式の通信網において、通信相手となる基地局から自機宛に指示される図8に示す送信出力制御量を基に推定することができる。前記PDC方式の基地局では、各端末からの受信レベルを一定に保つために、該基地局から遠い端末程、送信出力を大きくするように指示を行う。CPU46は、予めメモリ45に記憶されており前記図8で示す送信出力制御量と推定距離との対応表に従って、ロックモードを決定する。
また、前記通信距離の検知の他の例としては、たとえばPDC方式の通信網において、通信相手となる基地局から自機宛に指示される図9に示す送信タイミングを基に推定することができる。前記PDC方式の基地局では、各端末からの信号の受信タイミングを一定に保つために、該基地局から遠い端末程、送信タイミングを早くするように指示を行う。CPU46は、予めメモリ45に記憶されており前記図9で示す送信タイミングと推定距離との対応表に従って、ロックモードを決定する。
このように構成することで、通信距離に応じて、前記通信品質重視と消費電力重視とを切換えることができる。
[実施の形態4]
図10は、本発明の実施の第4の形態に係る無線通信装置におけるロックモードの切換え制御動作を説明するための図である。本実施の形態は、PDC方式の端末装置を前提にしており、本実施の形態には図1で示す無線通信装置1の構成を用いることができ、前記CPU6におけるロックモードの切換え制御動作(メモリ5に記憶されている切換え制御動作のプログラム)が異なるだけである。
先ず、CPU6は、とまり木チャネルサーチを実施する場合に、前記高速ロックモードとする。すなわち、PDC方式の端末装置では、電源ON時や圏外から圏内になった時に、図10で示すように周辺の多くの基地局の内、どの基地局と通信を行うかを決定するために、前記とまり木チャネルサーチを行う。このとまり木チャネルサーチでは、共通の制御チャネルが何チャネルか存在する中で、どの制御チャネルを選択するのかを決定するだけであり、複数のとまり木チャネルから受信レベルが最大となるとまり木チャネルを選択する。
したがって、とまり木チャネルサーチでは、レベル監視が目的で、無線通信は行わないので、RSSI計測部12によって基地局からの受信電波レベルが最も高い局を判定できればよく、通信品質に多少の劣化があっても、サーチに支障をきたすことはない。一方、とまり木チャネルサーチ後、報知チャネル受信や位置登録および通信状態となる場合には、通常の通信品質が必要となるので、CPU6は通常ロックモードに切換える。
このように構成することで、前記とまり木チャネルサーチを実施する場合に、サーチ性能に影響を及ぼすことはなく、省電力化することができる。
また、CPU6は、周辺ゾーン監視を実施する場合に、前記高速ロックモードに切換える。すなわち、PDC方式の端末装置では、待機時に定期的に、たとえば基地局Aに待受けている際にも、自機の移動や電波環境が悪化した際に、待受け基地局を他の基地局に移動できるように、周辺ゾーン監視を行っている。この周辺ゾーン監視では、周辺基地局から発射される複数のとまり木チャネルから、受信レベルが最大となるとまり木チャネルを常時監視している。
したがって、周辺ゾーン監視でも、レベル監視が目的で、無線通信は行わないので、前記RSSI計測部12によって基地局からの受信電波レベルが最も高い局を判定できればよく、通信品質に多少の劣化があっても、監視に支障をきたすことはない。一方、報知チャネルの受信や通信状態となる場合には、通常の通信品質が必要となるので、CPU6は通常ロックモードに切換える。
このように構成することで、前記周辺ゾーン監視を実施する場合に、監視性能に影響を及ぼすことはなく、省電力化することができる。
さらにまた、CPU6は、MAHO(Mobile Assisted Hand Over)を実施する場合に、前記高速ロックモードとする。すなわち、PDC方式の端末装置では、たとえば基地局Aとの間で通信状態にある際にも、自機の移動や電波環境が悪化した際に、通信先基地局を他の基地局に移動できるように、MAHO動作を行っている。このMAHO動作では、基地局Aとの通信を保持したまま、周辺基地局から発射される複数のとまり木チャネルから、受信レベルが最大となるとまり木チャネルを常時監視している。したがって、MAHO動作でも、レベル監視が目的で、無線通信は行わないので、前記RSSI計測部12によって基地局からの受信電波レベルが最も高い局を判定できればよく、通信品質に多少の劣化があっても、ハンドオーバー性能に支障をきたすことはない。一方、基地局Aとの通信においては、通常の通信品質が必要となるので、CPU6は通常ロックモードに切換える。
このように構成することで、前記MAHO動作を実施する場合に、ハンドオーバー性能性能に影響を及ぼすことはなく、省電力化することができる。
本発明の実施の第1の形態に係る無線通信装置の全体構成を示すブロック図である。 図1で示す無線通信装置におけるPLLシンセサイザ部の一構成例を示すブロック図である。 図1で示す無線通信装置におけるPLLシンセサイザ部の一構成例を示すブロック図である。 図1で示す無線通信装置における通常ロックモードと高速ロックモードとの切換え制御動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の第2の形態に係る無線通信装置の全体構成を示すブロック図である。 図5で示す無線通信装置における通常ロックモードと高速ロックモードとの切換え制御動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の第3の形態に係る無線通信装置の全体構成を示すブロック図である。 図7で示す無線通信装置における送信出力制御量と通信距離との関係を示す図である。 図7で示す無線通信装置における送信タイミングと通信距離との関係を示す図である。 本発明の実施の第4の形態に係る無線通信装置によるロックモードの切換え制御動作を説明するための図である。 PLLのロックモードの違いによるローカル信号の位相ノイズの様子を示すグラフである。
符号の説明
1,31,41 無線通信装置
2 主回路部
3 無線回路部
4 周辺回路部
5,35,45 メモリ
6,36,46 CPU
7 電池
8 送信回路
9 受信回路
10 PLLシンセサイザ部
11 送受切換え部
12 RSSI計測部
13 BER計測部
16 位相比較器
17 スイッチ
18,19;24 ループフィルタ
20;22 電圧制御発振器
23 感度切換え部
32 電池残量検知部
42 通信距離検知部

Claims (11)

  1. PLLシンセサイザを搭載し、基地局との間で間欠的に通信を行う度に前記PLLシンセサイザを能動化するようにした無線通信装置において、
    前記PLLシンセサイザにおけるPLLのループゲインを切換え可能とし、前記基地局との間の通信状況に応じて前記ループゲインを切換えるゲイン切換え制御手段を含むことを特徴とする無線通信装置。
  2. RSSI計測手段を有し、その計測結果に応答して、前記ゲイン切換え制御手段がループゲインを切換えることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. BER計測手段を有し、その計測結果に応答して、前記ゲイン切換え制御手段がループゲインを切換えることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  4. RSSI計測手段およびBER計測手段を有し、前記ゲイン切換え制御手段は、RSSI計測手段による基地局からの受信電波レベルの計測値が、予め定めるレベル以下となっている場合は前記ループゲインを第1の値として前記PLLシンセサイザに通常ロックモードでチャネル選択を行わせ、前記予め定めるレベルを超える場合は、前記ループゲインを前記第1の値よりも高い第2の値として前記PLLシンセサイザに高速ロックモードでチャネル選択を行わせた後、前記BER計測手段による受信BERの計測値が、予め定めるレベルよりも悪い場合はそのまま高速ロックモードでチャネル選択を行わせ、予め定めるレベルよりも高い場合は通常ロックモードに切換えてチャネル選択を行わせることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  5. 電池残量検知手段をさらに有し、その検知結果に応答して、前記ゲイン切換え制御手段がループゲインを切換えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  6. 基地局との距離を検知する通信距離検知手段をさらに有し、その検知結果に応答して、前記ゲイン切換え制御手段がループゲインを切換えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  7. PDC方式の無線通信装置において、前記ゲイン切換え制御手段は、とまり木チャネルサーチを実施する場合に、前記ループゲインを高くすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  8. PDC方式の無線通信装置において、前記ゲイン切換え制御手段は、周辺ゾーン監視を実施する場合に、前記ループゲインを高くすることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  9. PDC方式の無線通信装置において、前記ゲイン切換え制御手段は、MAHOを実施する場合に、前記ループゲインを高くすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  10. PLLシンセサイザを搭載し、基地局との間で間欠的に通信を行う度に前記PLLシンセサイザを能動化するようにした無線通信装置において、
    前記PLLシンセサイザにおけるPLLのループゲインを切換え可能とし、電池残量検知手段の検知結果に応答して、前記ループゲインを切換えるゲイン切換え制御手段を含むことを特徴とする無線通信装置。
  11. PLLシンセサイザを搭載し、基地局との間で間欠的に通信を行う度に前記PLLシンセサイザを能動化するようにした無線通信装置の受信動作を制御するための方法において、
    前記基地局との間の通信状況に応じて前記ループゲインを切換えることを特徴とする無線通信装置の受信制御方法。
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