JP2006148259A - 画像読取装置、画像形成装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 読取手段の光量変動に追従可能とし、原稿読取パフォーマンスを最大限に発揮可能とした画像読取装置、画像形成装置を提供する。
【解決手段】 スキャナコントローラ304は、1枚目の原稿読取前に、シェーディング補正回路503により白基準白板170を基にシェーディング補正データを作成する。また、1枚目の原稿読取前に、プラテンローラ24の光量値をサンプリングし第1のサンプリングデータを作成し、1枚毎の原稿読取終了時に、プラテンローラ24の光量値をサンプリングし第2のサンプリングデータを作成し、第1のサンプリングデータと第2のサンプリングデータとの比率を基に光量変動補正データを作成する。また、第2のサンプリングデータ作成後にタイマをスタートさせ、2枚目以降の原稿読取時に、タイマ値が所定値を超えていた場合は再び第2のサンプリングデータを作成し、光量変動補正データを更新する。
【選択図】 図15
【解決手段】 スキャナコントローラ304は、1枚目の原稿読取前に、シェーディング補正回路503により白基準白板170を基にシェーディング補正データを作成する。また、1枚目の原稿読取前に、プラテンローラ24の光量値をサンプリングし第1のサンプリングデータを作成し、1枚毎の原稿読取終了時に、プラテンローラ24の光量値をサンプリングし第2のサンプリングデータを作成し、第1のサンプリングデータと第2のサンプリングデータとの比率を基に光量変動補正データを作成する。また、第2のサンプリングデータ作成後にタイマをスタートさせ、2枚目以降の原稿読取時に、タイマ値が所定値を超えていた場合は再び第2のサンプリングデータを作成し、光量変動補正データを更新する。
【選択図】 図15
Description
本発明は、スキャナ、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等に適用され、画像が載ったシート(原稿)を搬送しながら画像を読み取る画像読取装置、画像形成装置、制御方法、及びプログラムに関する。
従来、デジタル複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等に装備されている画像読取装置には、シート(原稿)を読取位置に自動搬送するシート自動搬送装置としての原稿処理装置(ADF:Auto Document Feeder)を画像読取装置本体の上部に対し開閉自在に備えたものがある。
上記原稿処理装置を備えた画像読取装置による原稿読取方法の1つに、原稿処理装置により自動搬送された原稿に対して、原稿処理装置の下方に位置する画像読取装置本体の読取部をモータにより設定位置に移動して停止させた後、所定速度で搬送されてくる原稿に対し読取部のランプから光を照射して走査を行い、その反射光を読取部により検出することで画像を読み取る読取方法がある。以下、該読取方法を流し読みという。流し読みを用いた原稿処理装置の読取位置近傍の構成を図21に示す。
図21は、従来例に係る画像読取装置の原稿処理装置の読取位置上方にガイド部材を設けた場合の構成を示す構成図であり、図22は、原稿処理装置の読取位置上方にプラテンローラを設けた場合の構成を示す構成図である。
図21において、読取位置αの上流側と下流側に搬送ローラ対402、403を配置し、読取位置αの略上方にプラテンガラス404と所定の隙間を形成するガイド部材405を設けている。そして、読取部401を読取位置αに移動して、原稿を隙間で規制しながら読取部401の上方を一定の速度で矢印方向へ搬送することで、原稿搬送時の速度変動を抑えて画像の読み取りを行っている。このとき、読取位置αは原稿とプラテンガラス404とが接触する位置よりも上流に設定され、原稿はプラテンガラス404から少し浮いた状態で読み取られる。
また、図22に示すように、図21のガイド部材405の代わりに、不図示の駆動手段により回転可能なプラテンローラ406を設け、ガイド部材405より微小な隙間で原稿をプラテンガラス404側に押し付けて搬送を行う構成もある。このプラテンローラ406は、コンタクトイメージセンサ(CIS)などの読取深度が浅い読取部に対し、原稿の浮きを防止する構成として用いられる。このときの読取位置βは、プラテンローラ406近傍の原稿とプラテンガラス404が接触している位置に設けられている。尚、407はプラテンローラ406の上流側と下流側に配設されたガイド部材である。
しかし、従来の流し読み方式の画像読取装置には、ランプの光量変動に対して弱いという致命的な欠点がある。通常、CCDの読取レベルを均一にする方法として、シェーディング補正が一般的に行われており、シェーディング補正用白板を用いることで主走査方向の光量ばらつきを補正する。しかしながら、流し読み動作の場合においては、読取対象原稿1枚おきにシェーディング補正を行うと、読取部を流し読み位置とシェーディング補正位置の間を移動させなければならず、パフォーマンス低下を招いてしまう。
そのため、パフォーマンス重視の解決方法としては、シェーディング補正は読取ジョブ開始時に行い、読取対象原稿1枚おきに端部白板を用いて一律にゲイン補正を行い、所定タイミングで再度シェーディング補正を行う、という制御が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、外部要因で読取動作が中断された時の解決方法としては、原稿の読取動作中断がある場合、その時の読取信号ピーク値を記憶しておき、読取動作再開時に読取信号ピーク値を検知し、上記記憶した読取信号ピーク値と検知した読取信号ピーク値との比率に応じて、アナログビデオ信号に対して一律にゲイン補正する、という制御が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001-211298号公報
特開2002-135531号公報
しかしながら、上述した端部白板のみを用いて一律にゲイン補正を行う制御では、ランプの点灯時間に応じた光量プロファイル変動(ランプの長手方向中央部の輝度レベルが長手方向両端部の輝度レベルより低下する変動)の問題には対処できないという問題がある。即ち、端部白板のみでは全体の光量プロファイル変動には追従できない。そのことを踏まえ、上記特許文献1の場合においては、ランプ点灯からの経過時間で再度シェーディング補正を行うという提案がされているが、原稿読取パフォーマンスが著しく低下してしまうといった問題があった。
また、上記特許文献2の場合においては、原稿の読取動作中断の後、読取動作再開後の読取動作時には、光量プロファイル変動が原稿読取に影響ないレベルの場合でも、必ず毎回、読取信号ピーク値の検知を行ってしまうため、読取動作中断から復帰してからの読取動作までに余計に時間がかかってしまうといった問題があった。
上記問題は、原稿の読取動作中断時間が限りなく短い場合においては致命的である。例えば、通常の複写動作時には原稿読取動作がパフォーマンスを最大に発揮可能な複写機であったとしても、複合機のようにネットワークスキャンとして利用された場合に、複合機からパーソナルコンピュータ(PC)に対するデータ転送時間の兼ね合いで、1枚おきの原稿読取動作間にわずかな中断が定常的に発生すると、原稿読取動作そのもののパフォーマンス低下へとつながってしまうことになる。
本発明の目的は、読取手段の光量変動に追従することを可能とし、原稿読取パフォーマンスを最大限に発揮することを可能とした画像読取装置、画像形成装置、制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される原稿を照明して原稿の反射光を基に画像を読み取る読取手段と、時刻を計時する計時手段と、複数の原稿の画像読取を行う際の1枚目の原稿読取後に前記計時手段による計時を開始し、2枚目以降の原稿読取時に、前記計時手段の計時時間が所定値を超えている場合は、前記読取手段の光量変動に対する補正を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明の制御方法は、搬送手段により搬送される原稿を読取手段により照明して原稿の反射光を基に画像読取を行う画像読取装置の制御方法であって、複数の原稿のうち1枚目の原稿読取前に、前記読取手段による第1の基準部材の読取に基づきシェーディング補正データを作成する工程と、1枚目の原稿読取前に、前記読取手段で照明した第2の基準部材の光量値をサンプリングして第1のデータを作成する工程と、1枚毎の原稿読取終了時に、前記読取手段で照明した前記第2の基準部材の光量値をサンプリングして第2のデータを作成する工程と、前記第1のデータと前記第2のデータとの比率を基に光量変動補正データを作成する工程と、2枚目以降の原稿読取時に、前記第2のデータの作成後に計時した時間が所定値を超えている場合は再び前記第2のデータを作成し、前記光量変動補正データを更新する工程と、を備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明のプログラムは、搬送手段により搬送される原稿を読取手段により照明して原稿の反射光を基に画像読取を行う画像読取装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、複数の原稿のうち1枚目の原稿読取前に、前記読取手段による第1の基準部材の読取に基づきシェーディング補正データを作成する機能と、1枚目の原稿読取前に、前記読取手段で照明した第2の基準部材の光量値をサンプリングして第1のデータを作成する機能と、1枚毎の原稿読取終了時に、前記読取手段で照明した前記第2の基準部材の光量値をサンプリングして第2のデータを作成する機能と、前記第1のデータと前記第2のデータとの比率を基に光量変動補正データを作成する機能と、2枚目以降の原稿読取時に、前記第2のデータの作成後に計時した時間が所定値を超えている場合は再び前記第2のデータを作成し、前記光量変動補正データを更新する機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とする。
本発明によれば、複数の原稿の画像読取を行う際の当該原稿の読取動作後に、次の原稿の読取動作が待たされてしまうケース(例えば原稿の読取画像データを外部装置に送信する時間が長いケース)においても、2枚目以降の原稿読取時に、計時手段の計時時間が所定値を超えている場合は、読取手段の光量変動に対する補正を実行し、その後、次の原稿の読取動作を行うことで、読取手段の光量変動に追従することが可能となる。また、計時手段の計時時間が所定値を超えていない場合は、そのまま次の原稿の読取動作を行うことで、原稿読取パフォーマンスを最大限に発揮することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
本実施の形態では、画像読取装置と、画像読取装置を備えた画像形成装置(複写機)について説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像読取装置の構成を示す構成図であり、図2は、画像読取装置を備えた画像形成装置(複合機)の構成を示す構成図である。
図1及び図2において、画像読取装置は、原稿処理装置2、リーダ部150を備えている。また、画像形成装置は、原稿処理装置2、リーダ部150、プリンタ部300を備えている。
先ず、画像読取装置及び画像形成装置に共通の原稿処理装置2及びリーダ部150の構成と、画像形成装置のプリンタ部300の構成を説明する。
<原稿処理装置の構成>
原稿処理装置2は、原稿トレイ4、搬送パス、各種ローラ、各種センサ、排紙トレイ10等を備えており、読取対象の原稿を読取位置へ搬送する。原稿処理装置2は、リーダ部150の上部にヒンジ機構95、96を介して装着されており、リーダ部150のプラテンガラス161、原稿台ガラス3に対して開閉可能に構成されている。
原稿処理装置2は、原稿トレイ4、搬送パス、各種ローラ、各種センサ、排紙トレイ10等を備えており、読取対象の原稿を読取位置へ搬送する。原稿処理装置2は、リーダ部150の上部にヒンジ機構95、96を介して装着されており、リーダ部150のプラテンガラス161、原稿台ガラス3に対して開閉可能に構成されている。
原稿トレイ4は、シート状の原稿P(以下原稿)を積載するためのものである。原稿トレイ4には、一対の幅方向規制板(不図示)が原稿の幅方向にスライド自在に配置されている。幅方向規制板により原稿トレイ4に積載される原稿の幅方向を規制することで、原稿搬送時の搬送安定性を確保できる。
原稿トレイ4の給紙側には、給紙ローラ5が設けられている。給紙ローラ5は、分離搬送ローラ8の回転に連れて回転し、原稿を給紙する。給紙ローラ5は、ユーザによる原稿セット作業を阻害しないように、通常時はホームポジションである上方位置(図中破線位置)に待避し、給紙動作が開始されると下方位置(図中実線位置)に下降して原稿の上面に当接する。給紙ローラ5は、不図示のアームにより軸支されているため、該アームを揺動して給紙ローラ5を上下に動かすことが可能である。
分離部は、分離パッド6及び分離搬送ローラ8から構成されている。分離パッド6は、分離搬送ローラ8の対向側に配置されており、分離搬送ローラ8側に圧力を加えている。分離パッド6は、分離搬送ローラ8より摩擦が若干小さいゴム材料などで形成されており、給紙ローラ5により給紙される原稿を1枚毎にさばく。分離搬送ローラ8は、分離パッド6でさばかれた原稿を搬送する。
レジストローラ12、レジスト従動ローラ11は、分離部により分離搬送された原稿の先端を揃えるローラである。静止したレジストローラ12、レジスト従動ローラ11のニップ部に向けて上記分離した原稿の先端を突き当て、原稿にループを生じさせることで、原稿の先端を揃える。
原稿の先端を揃えた後、リードローラ22、リード従動ローラ14によりプラテンガラス161上に向けて原稿を搬送する。プラテンガラス161上に搬送した原稿をジャンプ台162によりすくい上げ、リード排出ローラ23、リード排出従動ローラ16により搬送する。原稿の画像読み取りが終了すると、原稿を排紙ローラ18により排紙トレイ10に排出する。
原稿の両面を読み取る両面読取モード時には、表面の画像読み取りが終了した原稿を排紙ローラ18により排出せずにスイッチバック搬送することで、排紙ローラ18とレジストローラ12との間に配設されているスイッチバック用の搬送パスに原稿を案内し、レジストローラ12、レジスト従動ローラ11に向けて搬送する。原稿がレジストローラ12、レジスト従動ローラ11に到達すると、上記と同様に原稿の裏面の画像読み取りを行う。
<リーダ部の構成>
リーダ部150は、ランプ152及びミラー153を有する第1光学台159、ミラー155及びミラー156を有する第2光学台151、レンズ157、CCD158を備えており、原稿処理装置2により搬送された原稿から画像を読み取る。
リーダ部150は、ランプ152及びミラー153を有する第1光学台159、ミラー155及びミラー156を有する第2光学台151、レンズ157、CCD158を備えており、原稿処理装置2により搬送された原稿から画像を読み取る。
第1光学台159、第2光学台151は、不図示のワイヤによりモータ314(図3参照)の出力軸に接続されており、モータ314の回転駆動により原稿台ガラス3と平行に副走査方向へ移動するように制御される。モータ314や、第1光学台159のホームポジション位置を検知するポジションセンサ315等については図6で説明する。
第1光学台159のランプ152から光が照射された原稿からの反射光は、ミラー153、155、156を介してレンズ157に導かれ、レンズ157によりCCD158上に集光される。CCD158は、原稿の画像情報を反映した上記反射光を光電変換し、電子的な画像信号として出力する。
第1光学台159を第1読取位置(流し読み位置)160に停止した状態で、原稿処理装置2により原稿を搬送しながら原稿情報を読み取る流し読みモードと、原稿を原稿台ガラス3上に固定的に載置した状態で、第1光学台159及び第2光学台151を副走査方向に移動させながら原稿情報を読み取る原稿台ガラス読取モードの2つのモードで原稿情報を読み取ることができる。
<プリンタ部の構成>
プリンタ部300は、感光ドラム112、現像器114、転写帯電器115、分離帯電器116、定着装置118、給紙部、搬送パス、各種ローラ、各種センサ等を備えており、公知の静電潜像画像形成方式によりシートに画像形成を行うものである。
プリンタ部300は、感光ドラム112、現像器114、転写帯電器115、分離帯電器116、定着装置118、給紙部、搬送パス、各種ローラ、各種センサ等を備えており、公知の静電潜像画像形成方式によりシートに画像形成を行うものである。
上段給紙カセット100は、複数枚のシートを収納可能であり、給紙カセット内のシートは分離爪と給送ローラ101の作用により1枚ずつ分離給送され、レジストローラ106に導かれる。下段給紙カセット102は、複数枚のシートを収納可能であり、給紙カセット内のシートは分離爪と給送ローラ103の作用により1枚ずつ分離給送され、レジストローラ106に導かれる。
手差しガイド104は、シートを手差し給紙するためのものであり、手差し給紙されたシートが1枚ずつローラ105を介してレジストローラ106に導かれる。シート積載装置(デッキタイプ)108は、モータ等により昇降する中板108aを備え、中板上のシートは分離爪と給送ローラ109の作用により1枚ずつ分離給送され、搬送ローラ110に導かれる。
感光ドラム112〜分離帯電器116が画像形成部を構成している。現像器114により、感光ドラム112上の静電潜像をトナーで現像する。転写帯電器115、分離帯電器116は、それぞれ感光ドラム112の帯電を行う。定着装置118は、搬送ベルト117で搬送されたシートのトナー像を定着させる。画像形成されたシートは、搬送ローラ119を介しダイバータ120により排出ローラ121に導かれ、ソータ122内に搬送される。
ソータ122は、ノンソートトレイ122a、ソートビントレイ122b、ノンソートトレイ排出ローラ122c、ソートビントレイ排出ローラ122dを備えており、ノンソートトレイ122aとソートビントレイ122bが昇降することでシートを1段ずつ区分けする。尚、プリンタ部300にソータ122を装着する代わりに排出トレイを装着する場合もある。
シートの両面に原稿の画像を形成する両面複写、シートの1面に原稿の画像を複数形成する多重複写の場合には、定着後のシートはダイバータ120により分岐されて搬送ローラ201により搬送される。その後、両面複写時は、シートはベルト202、204、パス206、排出ローラ205を経て中間トレイ200に排出される。多重複写時は、シートはダイバータ203により中間トレイ200に排出される。209、210はシートを給送する半月ローラ、211は分離ローラ対、213、214、215はシートをレジストローラ106へ搬送する搬送ローラである。
次に、画像読取装置及び画像形成装置に共通の駆動系、制御系、各種センサ、操作パネル等の構成を説明する。
図3は、原稿処理装置2及びリーダ部150の駆動系を示す構成図である。
図3において、分離モータ(M1)50は、ステッピングモータから構成されており、正転及び逆転により原稿の分離・搬送を行う。分離モータ50は、給紙方向に回転したときには、給紙ローラ5をホームポジションである上方位置(図中破線位置)から下方位置(図中実線位置)に下降させ、原稿トレイ4上の最上位の原稿に圧接させると共に、給紙ローラ5と分離ローラ8を駆動する。分離モータ50は、給紙方向とは逆転方向である搬送方向に回転したときには、給紙ローラ5を下方位置から上方位置に持ち上げ保持すると共に、レジローラ12を駆動する。
リードモータ(M2)51は、ステッピングモータから構成されており、リードローラ22、プラテンローラ24、リード排出ローラ23、排紙ローラ18を駆動する。リードモータ51は、搬送される原稿の画像を読み取る速度で上記各ローラを駆動する。モータ(M3)314は、ステッピングモータから構成されており、第1光学台159、第2光学台151をワイヤを介して原稿台ガラス3と平行に移動させる。離間ソレノイド(SL)57は、表面画像を読み取った原稿を裏面画像を読み取るためにスイッチバック搬送する時、排紙ローラ18の従動コロを圧着・離間させる。
原稿トレイ4の端部には、透過型光センサである原稿セット検知センサ40が配設されており、原稿トレイ4に原稿がセットされたことを検知する。原稿トレイ4の下部には、原稿幅検知センサ44が配設されており、サイドガイドの位置を検出することにより原稿トレイ4にセットされた原稿束の幅方向の長さを検知する。
分離ローラ8とレジストローラ12の間には、透過型光センサであるレジストセンサ7が配設されており、分離給送された原稿の先端を検知し、レジストローラ12への原稿の突き当て量(ループ量)を制御するタイミングなどを検知する。リードローラ22の直後には、反射型光センサであるリードセンサ13が配設されており、搬送された原稿を検知し、該検知信号を読取位置160での原稿の画像読み取り開始タイミングの基準信号としている。排紙ローラ18の直前には、透過型光センサである排紙センサ17が配設されており、原稿の排紙タイミングなどを検知する。
原稿セット検知センサ40により原稿トレイ4上にある原稿が検知されると、給紙ローラ5が下降して原稿に当接する。画像形成装置の操作パネル(図4参照)から複写条件が入力されスタートキーが押されると、原稿幅検知センサ44により原稿のサイズが検知される。更に、離間ソレノイド57の保持が解除され、給紙ローラ5の給送力により原稿を分離ローラ8側へ搬送し、分離ローラ8により原稿を1枚ずつ分離して下流側に搬送する。
更に、レジストローラ12で原稿の先端を揃え、該レジストローラ12により原稿を搬送する。原稿の先端がリードローラ22に到達すると、リードローラ22によりプラテンガラス161に向けて原稿を搬送し、プラテンローラ24及びリード排出ローラ23により原稿を搬送しながら、読取位置160で原稿の画像を読み取る。原稿の画像読み取りが終了すると、排紙ローラ18により原稿を排紙トレイ10に排出し積載する。
図4は、リーダ部150に配設される操作パネルの例を示す図である。
図4において、P201は、動作状況・メッセージを表示する表示部であり、タッチパネルから構成された表面を触れることにより選択キーとして機能し、倍率設定等が可能である。P202は、数字を入力するテンキーであり、1枚の原稿に対するコピー枚数を設定可能である。P203は、スタートキーであり、該キーを押下することにより原稿読取動作が開始される。
P204は、ファンクションキーであり、コピー動作、BOX動作、拡張機能の切り替えをワンタッチで行うことが可能である。BOX機能とは、画像形成装置本体内に装備されたハードディスク等の記憶部に原稿から読み取った画像を蓄積しておく機能である。P205は、設定キーであり、原稿読取待ちのタイムアウト時間の設定や、読取モードを自動または固定に切り替える設定が可能である。設定キーP205を押すことで、表示部P201は図5に示す表示に切り替わる。
図5は、操作パネルの表示が切り替わった例を示す図である。
図5において、表示部P201内のキーを押すことで読取モードの設定が可能である。通常時は「オート」設定となっており、画像読取の速度を優先する「速度優先」設定、画像読取の画質を優先する「画質優先」設定と所望に応じて切り替えることが可能である。図示の例では、「速度優先」設定となっている。また、「オート」設定時においては、原稿読取待ちのタイムアウト時間の設定をテンキーP202により切り替えることが可能である。
図6は、リーダ部150の制御系の構成を示すブロック図である。
図6において、リーダ部150は、ランプ152、CCD158、A/D変換回路301、エンコーダ302、バックアップRAM303、スキャナコントローラ304、ポジションセンサ315を備えている。
A/D変換回路301は、CCD158から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。モータ314は、エンコーダ302と接続されており、エンコーダ302の出力により、第1光学台159、第2光学台151が何パルス分移動したかを認識できるようになっている。即ち、ポジションセンサ315からの検知信号とエンコーダ302からのエンコーダパルスにより、第1光学台159、第2光学台151の位置を把握することが可能である。
ポジションセンサ315は、第1光学台159のホームポジション位置を検知する。ポジションセンサ315により検知したホームポジション位置を基準としてモータ314を正転/逆転することにより、第1光学台159、第2光学台151を移動し、原稿台ガラス3上の原稿を光学的に走査する。バックアップRAM303は、原稿処理装置2により原稿を搬送しながら画像を読み取る読取モードにおける正規の原稿読取位置を設定するためのデータを記憶する。スキャナコントローラ304は、CPU54とROM304aを備えている。CPU54は、第1光学台159の位置決め動作を行う処理をROM304aに格納された情報に従って実行する。
図7は、原稿処理装置2の制御系の構成を示すブロック図である。
図7において、原稿処理装置2の制御系は、スキャナコントローラ304のCPU54を中心に構成されており、電池によりバックアップされるRAMと制御シーケンスソフトが格納されたROM(以上不図示)を備えている。CPU54の出力ポートには、分離モータ50、リードモータ51、離間ソレノイド57が接続されている。分離モータ50とリードモータ51は、各ステッピングモータドライバにより駆動される。各ステッピングモータドライバには、CPU54から相励磁信号とモータ電流制御信号が入力される。離間ソレノイド57は、ドライバにより駆動され、CPU54の制御信号によりその動作が制御される。
CPU54の入力ポートには、レジストセンサ7、リードセンサ13、排紙センサ17、原稿セット検知センサ40、原稿幅検知センサ44が接続されている。各センサは、原稿処理装置内における原稿の挙動及び可動負荷の挙動をモニタするために用いられる。通信用IC55は、画像形成装置本体56との間のデータ通信を制御する。
図8は、リーダ部150のスキャナコントローラ304と画像形成装置本体56とPC1908との接続状態を示すブロック図である。
図8において、リーダ部150のスキャナコントローラ304と画像形成装置本体56とは、リーダケーブル(通信ライン及び画像ライン)1907により接続されている。画像形成装置本体56とPC1908とは、ネットワーク1909により通信可能である。画像形成装置本体56は、通信用IC1901、CPU1902、リーダメモリ1903、エンコーダ1904、圧縮メモリ1905、ネットワークドライバ1906を備えている。画像形成装置のネットワークスキャン動作によるPC側に対する原稿の読取画像データ送信の流れは後述する。
図9は、原稿処理装置及びリーダ部間の原稿読取部の構成を示す断面図であり、図10は、原稿読取部の要部の拡大した断面図である。
図9及び図10において、プラテンガラス161は、ガラス表面にECコート(透明導電コート)が施されている。アルミシート27は、導電性両面テープでプラテンガラス161の端部の表面から裏面にかけて貼られている。樹脂シート26は、アルミシート27を保護している。プラテンローラ24は、白色のローラであり、リードモータ51による駆動により原稿搬送方向に回転する。プラテンローラ24は、プラテンガラス161との間のギャップが不図示のガラス突き当て部材により所定間隔(例えば0.15mm)に保証されている。
従動のシート規制コロ25は、プラテンガラス161とのギャップが所定間隔(例えば0.8mm)に保証されている。白色ガイド28(白色ポリエステルフィルム)28は、プラテンローラ24とシート規制コロ25を抱えリードローラ22を支点に揺動自在に設けられたガイド部材に取り付けられており、プラテンローラ24近傍の白色度を安定させる。
原稿Pは、プラテンローラ24と、プラテンガラス161と、シート規制コロ25と、ジャンプ台162とに規制されながら、プラテンガラス161上を一定の速度で搬送されていく。その際、原稿Pは、プラテンローラ24の直下近傍でプラテンガラス161と接触する位置Aと、白色ガイド28の下方でプラテンガラス161と接触しない位置Bとがある。第1光学台159は、モータ314により副走査方向へ移動されるが、第1光学台159の原稿読取位置は、スキャナコントローラ304により、上記位置Aに相当する第1読取位置160と、上記位置Bに相当する第2読取位置163とを適宜選択可能に制御される。
また、原稿台ガラス3におけるジャンプ台162近傍の下面には、シェーディング補正用の白基準白板170が貼り付けられている。シェーディング補正回路503(図11参照)によるシェーディング補正時には、第1光学台159を白基準白板170の直下に移動させ白基準白板170を読み取ることでシェーディング補正を実行する。
図11は、画像読取装置の画像データの流れを示すブロック図である。
図11において、CCD158が原稿からの反射光を光電変換し電気信号を出力すると、A/D変換回路301は、CCD158から出力されたアナログ信号(電気信号)をデジタル信号に変換する。シェーディング補正回路503は、A/D変換回路301の出力に基づきシェーディング補正と後述の配光変動補正(光量プロファイル変動補正)を行い、該補正後の画像信号を画像データとして出力する。
図12は、シェーディング補正回路503の構成を示すブロック図である。
図12において、シェーディング補正回路503は、減算器1041、乗算器1042、ラインメモリ(1)1043、ラインメモリ(2)1044、乗算器1045、係数設定部1046を備えている。図中2本の破線矢印は黒基準サンプル動作と白基準サンプル動作である。
ラインメモリ(1)1043は、黒基準のデータBk(i)を格納する。ラインメモリ(2)1044は、白基準のデータWH(i)、白シェーディング補正データを格納する。減算器1041は、入力値とラインメモリ(1)1043の値との減算動作を行う。乗算器1042は、減算器1041の出力値とラインメモリ(2)1044の値との乗算動作を行う。乗算器1045は、乗算器1042の出力値と係数設定部1046の設定値との乗算動作を行う。係数設定部1046は、ランプ152の長手方向(主走査方向)の複数のポイント毎(例えば図13のA、B、C、D、E、F)に、それぞれ係数値を保持する。
シェーディング補正データの採取動作を行う場合は、まず、第1光学台159のランプ152を消灯してCCD158の画素毎に黒基準のデータBk(i)をサンプルし、ラインメモリ(1)1043に格納する。次に、シェーディング補正用の白基準白板170の位置でランプ152を点灯して白基準のデータWH(i)をサンプルし、ラインメモリ(2)1044に格納する。
更に、白基準のデータWH(i)を白シェーディング補正データに変換する演算を下記の式
1/(WH(i)―Bk(i))
に基づき行い、演算結果をラインメモリ(2)1044に格納する。以上までがシェーディング補正動作である。
1/(WH(i)―Bk(i))
に基づき行い、演算結果をラインメモリ(2)1044に格納する。以上までがシェーディング補正動作である。
実際の原稿画像の読取時には、下記の式
OUT(i)=(IN(i)―Bk(i))×(1/(WH(i)―Bk(i)))
に示す演算をリアルタイムでCCD158の画素毎に行い、シェーディング補正後の画像データをシェーディング補正回路503から出力する。ここで、IN(i)はi番目の入力データ、OUT(i)はi番目の出力データ、Bk(i)はラインメモリ(1)1043のi番目の黒基準データ、1/(WH(i)―Bk(i))はi番目の白シェーディング補正データである。
OUT(i)=(IN(i)―Bk(i))×(1/(WH(i)―Bk(i)))
に示す演算をリアルタイムでCCD158の画素毎に行い、シェーディング補正後の画像データをシェーディング補正回路503から出力する。ここで、IN(i)はi番目の入力データ、OUT(i)はi番目の出力データ、Bk(i)はラインメモリ(1)1043のi番目の黒基準データ、1/(WH(i)―Bk(i))はi番目の白シェーディング補正データである。
本実施の形態は次のような特徴を有する。
スキャナコントローラ304は、複数の原稿のうち1枚目の原稿読取前に、シェーディング補正回路503により白基準白板170を基にシェーディング補正データを作成する。また、1枚目の原稿読取前に、プラテンローラ24の光量値をサンプリングして第1のサンプリングデータを作成し、1枚毎の原稿読取終了時に、プラテンローラ24の光量値をサンプリングして第2のサンプリングデータを作成し、第1のサンプリングデータと第2のサンプリングデータとの比率を基に光量変動補正データを作成する。また、第2のサンプリングデータの作成後にタイマをスタートさせ、2枚目以降の原稿読取時に、タイマ値が所定値を超えていた場合は再び第2のサンプリングデータを作成し、光量変動補正データを更新する。
次に、本実施の形態の配光変動補正方法について説明する。
図13は、リーダ部150の第1光学台159のランプ152の主走査配光分布を示す図である。
図13において、横軸が主走査方向、縦軸が輝度レベルであり、原稿処理装置2により搬送される原稿と原稿の間(原稿がない状態)において、第1光学台159によりプラテンローラ24を読み取った時のランプ152の主走査方向の配光分布を表している。配光分布はシェーディング補正後(0分)は略平坦であるが、2分後には配光が変動してしまう。
そのため、従来は原稿間で再度シェーディング補正を行っていたが、読取手段がCISのような構成の時に、第1光学台159を白基準白板170の直下に再度移動させると、著しく読取効率が低下してしまう。CISの場合、第1光学台159は常に原稿台ガラス3に密着しており、第1光学台159を白基準白板170の直下に移動させる時はジャンプ台162の下方を通過するため、あまり速度を上げることができず、移動に時間がかかるためである。更に、従来例のように端部白板を用いて主走査方向に一律にゲインをかける方法もあるが、この方法では、ランプ152の主走査方向の中央部と端部において光量の減少量が異なる時に、配光の変動を補正しきれない。
図15は、配光変動補正処理を示すフローチャートである。
図15において、まず、スキャナコントローラ304は、複数枚の原稿のうち1枚目の原稿読取前に、CCD158により基準となるプラテンローラ24を読み取った時の主走査m画素と副走査n画素を主走査方向の複数ポイントでサンプリングし、それぞれのポイント毎に平均化し、平均化したデータをプラテンローラ24の平均輝度レベルとしてバックアップRAM303に格納する(ステップS10)。次に、スキャナコントローラ304は、複数枚の原稿読取に際し、ステップS10と同様に、原稿間で再度プラテンローラ24を読み取った時の主走査m画素と副走査n画素を主走査方向の複数ポイントでサンプリングし、それぞれのポイント毎に平均化する(ステップS11)。
次に、スキャナコントローラ304は、それぞれのサンプルポイント(図13のA、B、C、D、E、F)毎に計算した平均値を用いて、減少率を下記の式より計算する(ステップS12)。
減少率=原稿間でのプラテンローラの平均輝度レベル/プラテンローラの平均輝度
レベル
更に、スキャナコントローラ304は、上記計算した減少率から、それぞれのサンプルポイントでのゲイン値を下記の式より計算し、バックアップRAM303に格納する(ステップS13)。
レベル
更に、スキャナコントローラ304は、上記計算した減少率から、それぞれのサンプルポイントでのゲイン値を下記の式より計算し、バックアップRAM303に格納する(ステップS13)。
ゲイン値=1/減少率
複数のサンプルポイント間のゲイン値は、図14に示すように2点間のゲイン値から一次式で近似しゲイン値を求める。ここでは、E−F間でのゲイン値を算出して1次直線にしている。これにより、余計なメモリを持つことなく、2点間のゲイン値から単調増加あるいは単調減少により全画素分のゲイン値を計算できる。このゲイン値(光量変動補正データ)を用いて配光変動補正(光量プロファイル変動補正)動作を行う。平均化するサンプルポイント数(本実施の形態では6ポイント)は多い方が配光分布を精度よく近似できるので有効である。
複数のサンプルポイント間のゲイン値は、図14に示すように2点間のゲイン値から一次式で近似しゲイン値を求める。ここでは、E−F間でのゲイン値を算出して1次直線にしている。これにより、余計なメモリを持つことなく、2点間のゲイン値から単調増加あるいは単調減少により全画素分のゲイン値を計算できる。このゲイン値(光量変動補正データ)を用いて配光変動補正(光量プロファイル変動補正)動作を行う。平均化するサンプルポイント数(本実施の形態では6ポイント)は多い方が配光分布を精度よく近似できるので有効である。
しかし、第1光学台159のランプ152の特性によっては、少ないサンプルポイント数でも近似できる可能性もあり、サンプルポイント数、サンプルポイント位置は設定変更可能である。サンプルポイント数を少なくすることにより、処理速度も早くなりメモリが少なくて済む。そして、サンプルポイント領域については主走査m画素(本実施の形態では256画素)、副走査n画素(本実施の形態では64画素)を平均化することにより、プラテンローラ24の汚れや電気的なノイズ成分の影響を低減している。
上記図15の配光変動補正処理でゲイン値を計算した後、スキャナコントローラ304は、ゲイン値をシェーディング補正回路503の係数設定部1046に設定する。係数設定部1046は、上述したように第1光学台159のランプ152の長手方向(主走査方向)の複数のポイント毎(図13のA、B、C、D、E、F)にそれぞれ係数値を保持している。
初回(1枚目)の原稿読取時には、係数設定部1046には1を設定し、乗算器1045で1倍の乗算を行う。それ以降は、原稿読取毎にゲイン値を係数設定部1046に設定する。このようにして、流し読みを行った場合の、ページ単位での原稿読取の白レベルが同一になるように補正することが可能となる。本実施の形態では、読取パフォーマンス重視を考慮しているため、当該原稿の読取終了と同時に配光変動補正処理を行い、次の原稿の読取時にはゲイン値の設定が行われているという処理となっている。
本実施の形態の特徴は、次の原稿読取が何らかの要因(例えば、画像形成装置のネットワークスキャン動作においてPC側に対するデータ送信に時間がかかるなどの要因)により、原稿読取動作が待たされてしまう場合、その間は、第1光学台159のランプ152が点灯状態で待たされてしまうことにより配光変動に追従できない点をリカバリする点にある。以降、その内容について説明する。
まず、画像形成装置のネットワークスキャン動作におけるPC側に対する原稿の読取画像データ送信の流れについて上記図8に基づき説明する。
スキャナコントローラ304と画像形成装置本体56との間は、リーダケーブル1907で結線されている。原稿の画像読取動作中は、スキャナコントローラ304のCPU54の制御により、原稿から読み取った画像データを通信用IC55により画像形成装置本体56に送信する。
画像形成装置本体56側では、送信されてきた画像データを通信用IC1901により受信し、CPU1902の制御によりリーダメモリ1903に展開する。画像形成装置本体56のCPU1902は、スキャナコントローラ304のCPU54から原稿1ページの画像読取が終了した旨を受信すると、リーダメモリ1903に展開されている画像データをエンコーダ1904により圧縮し、圧縮された画像データを圧縮メモリ1905に格納する。圧縮時間は、画像データの画像情報に応じてばらばらであり、傾向として重めな画像(=画像濃度が全体的に濃い)の場合、一般的なJPEG圧縮を用いたケースにおいて圧縮時間は長めになる。
圧縮メモリ1905に格納された画像データは、ネットワークスキャン動作の場合、ネットワークドライバ1906により、画像形成装置本体56にネットワーク1909を介して接続されたPC1908に転送する。このデータ転送時間は、圧縮メモリ1905に格納された画像データのデータ量に依存する。
次に、本実施の形態の原稿の画像読取処理について図16乃至図18のフローチャートに基づき説明する。
図16及び図17は、画像読取処理(メインシーケンス)を示すフローチャートであり、図18は、画像読取処理(サブシーケンス)を示すフローチャートである。
図16乃至図18において、まず、スキャナコントローラ304は、原稿セット検知センサ40の出力信号に基づき、原稿処理装置2の原稿トレイ4上に原稿がセットされたかどうかを判定する(ステップS100)。原稿トレイ4上に原稿がセットされたと判定した場合、スキャナコントローラ304は、操作パネルのスタートキーP203が押下されたかどうかを判定する(ステップS101)。
スタートキーP203が押下されたと判定した場合、スキャナコントローラ304は、シェーディング補正回路503により上述したシェーディング補正処理を行う(ステップS102)。シェーディング補正動作時には、第1光学台159は白基準白板170の直下に移動されており(FCOT(First Copy Time)用のスタンバイ待機位置は白基準白板170の直下である)、シェーディング補正動作に際して第1光学台159のランプ152を点灯させる。
次に、スキャナコントローラ304は、プラテンローラ24を回転させる(ステップS103)。プラテンローラ24の回転動作は、上記図15の処理でのプラテンローラ24を読み取る時に行い、サンプルデータを副走査方向に対して平均化することを狙いとしている。次に、スキャナコントローラ304は、第1光学台159を第1読取位置(流し読み位置)160へ移動させる(ステップS104)。次に、スキャナコントローラ304は、上記図15で説明したプラテンローラ24の読み取り動作を行い、ゲイン値をシェーディング補正回路503により係数設定部1046に設定する(ステップS105)。この場合、初回(1枚目)の原稿読取なので、ゲイン値は1を設定する。
次に、スキャナコントローラ304は、流し読みモードにて第1光学台159を介してCCD158により原稿読取を行う(ステップS106)。この時の画像データは上記図11に示した経路を流れることで、シェーディング補正回路503によりシェーディング補正された画像データとして出力される。次に、スキャナコントローラ304は、原稿トレイ4上に次の原稿があるかどうかを判定する(ステップS107)。原稿トレイ4上に次の原稿がないと判定した場合、スキャナコントローラ304は、終了処理に進む。終了処理については後述する。
原稿トレイ4上に次の原稿があると判定した場合、スキャナコントローラ304は、上記ステップS105と同様に、上記図15で説明したプラテンローラ24の読み取り動作を行い、ゲイン値をシェーディング補正回路503の係数設定部1046に設定する(ステップS108)。次に、スキャナコントローラ304は、不図示のタイマをスタートさせた後(ステップS109)、画像形成装置本体56から原稿のスキャン要求があるかどうかを判定する(ステップS110)。原稿のスキャン要求のタイミングは、画像形成装置本体56主導のケースの場合とPC1908主導のケースの場合とで異なる。
PC1908主導のケースの場合は、原稿から読み取った画像が画像形成装置本体56から正常にPC1908へ送信されて始めて次の原稿の画像読取を行うため、その間は次のスキャン要求がでない動きとなる。具体的にその時間は、「画像データの圧縮時間」+「ネットワークを介したPC1908への転送時間」であり、この時間分、スキャナコントローラ304はスキャン要求が来るのを待つ状況となる。
また、画像形成装置本体56主導のケースの場合は、原稿から読み取った画像が正常に圧縮メモリ1905に格納されて始めて次の原稿の画像読取を行うため、その間は次のスキャン要求がでない動きとなる。具体的にその時間は、「画像データの圧縮時間」であり、この時間分、スキャナコントローラ304はスキャン要求が来るのを待つ状況となる。
また、画像形成装置本体56のリーダメモリ1903が複数のページメモリを備えている場合は、複数のページメモリ分は先行してスキャナコントローラ304へスキャン要求を出すことが可能であり、その場合には、ステップS109の後に続くステップS110ではスキャン要求ありと判定される。
原稿のスキャン要求があると判定した場合、スキャナコントローラ304は、上記ステップS109でスタートさせたタイマを停止する(ステップS113)。ステップS113の後は図18のステップS200へ移行する。原稿のスキャン要求がないと判定した場合、スキャナコントローラ304は、中断要求があるかどうかを判定する(ステップS111)。中断要求は、PC1908側からの指令に基づいて出される(ユーザがPC1908のアプリケーション上で原稿読取動作を停止させる操作を行った場合が該当する)。
中断要求があると判定した場合、スキャナコントローラ304は、上記ステップS109でスタートさせたタイマを停止する(ステップS112)。ステップS112の後は中断処理へ移行する。中断処理については後述する。中断要求がないと判定した場合、ステップS110へ戻る。
上記ステップS113の後、スキャナコントローラ304は、図5の操作パネルにおける読取モード設定が「速度優先」になっているかどうかを判定する(ステップS200)。読取モード設定が「速度優先」になっていると判定した場合、そのまま図16のステップS106へ戻る。読取モード設定が「速度優先」になっていないと判定した場合、スキャナコントローラ304は、読取モード設定が「画質優先」になっているかどうかを判定する(ステップS201)。
読取モード設定が「画質優先」になっていないと判定した場合、スキャナコントローラ304は、上記タイマのタイマ値が所定値(例えば30秒)以内であるかどうかを判定する。この所定値は、原稿のページ数毎に変更しても良いし、固定値であってもよい。本実施の形態では固定値としている。上記タイマのタイマ値が所定値以内であると判定した場合、そのまま図16のステップS106へ戻る。
上記タイマのタイマ値が所定値以内でないと判定した場合、スキャナコントローラ304は、配光変動補正(光量プロファイル変動補正)を行うため、上記図15で説明したプラテンローラ24の読み取り動作を行い、ゲイン値をシェーディング補正回路503により係数設定部1046に設定する(ステップS203)。ステップS203においては、初回(1枚目)ではない原稿読取なので、ゲイン値は上記図15のステップS13で計算したゲイン値を設定する。ステップS203の終了後は上記図16のステップS106へ戻る。
他方、読取モード設定が「画質優先」になっていると判定した場合(ステップS201でYES)、スキャナコントローラ304は、上記図15で説明したプラテンローラ24の読み取り動作を行い、ゲイン値をシェーディング補正回路503の係数設定部1046に設定する(ステップS203)。上記と同様に、ステップS203においては、初回(1枚目)ではない原稿読取なので、ゲイン値は上記図15のステップS13で計算したゲイン値を設定する。ステップS203の終了後は上記図16のステップS106へ戻る。
次に、中断処理について図19のフローチャートに基づき説明する。
図19は、中断処理を示すフローチャートである。
図19において、まず、スキャナコントローラ304は、第1光学台159のランプ152を消灯した後(ステップS300)。画像形成装置本体56から原稿のスキャン終了要求があるかどうかを判定する(ステップS301)。スキャン終了要求は、PC1908側からの指令に基づいて出される(ユーザがPC1908のアプリケーション上で原稿読取動作を終了させる操作を行った場合が該当する)。
画像形成装置本体56からスキャン終了要求があると判定した場合、スキャナコントローラ304は、原稿トレイ4に残っている原稿を画像読み取りを行わずに搬送(空搬送)することで排紙トレイ10に排紙する排紙処理を行い(ステップS307)、第1光学台159を白基準白板170の直下へ移動させた後(ステップS308)、図16のステップS100へ戻る。
他方、画像形成装置本体56からスキャン終了要求がないと判定した場合、スキャナコントローラ304は、画像形成装置本体56から次の原稿読取のためのスキャン要求があるかどうかを判定する(ステップS302)。上述したように、画像形成装置本体56からのスキャン要求のタイミングは、画像形成装置本体56主導のケースの場合とPC1908主導のケースの場合とで異なる。
画像形成装置本体56から次の原稿読取のためのスキャン要求がないと判定した場合、ステップS301へ戻る。画像形成装置本体56から次の原稿読取のためのスキャン要求があると判定した場合、スキャナコントローラ304は、第1光学台159を白基準白板170の直下へ移動させた後(ステップS303)、上記図16のステップS102と同様に、シェーディング補正回路503によりシェーディング補正処理を行う(ステップS304)。この場合、シェーディング補正動作に際して第1光学台159のランプ152を点灯させる。
次に、スキャナコントローラ304は、第1光学台159を第1読取位置(流し読み位置)160へ移動させた後(ステップS305)、ゲイン値1をシェーディング補正回路503bにより係数設定部1046に設定する(ステップS306)。ステップS306においては、上記図16のステップS105での初回のプラテンローラ24の読取データを使用する。ステップS306の終了後は上記図16のステップS106へ戻る。
次に、終了処理について図20のフローチャートに基づき説明する。
図20は、終了処理を示すフローチャートである。
図20において、まず、スキャナコントローラ304は、第1光学台159のランプ152を消灯させる(ステップS400)。次に、スキャナコントローラ304は、第1光学台159を白基準白板170の直下へ移動させた後(ステップS401)、図16のステップS100へ戻る。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数の原稿の画像読取を行う際の当該原稿の読取動作後に、次の原稿の読取動作が待たされてしまうケース(例えば原稿の読取画像データを外部装置に送信する時間が長いケース)においても、2枚目以降の原稿読取時に、タイマの計時時間が所定値を超えている場合は、ランプ152の光量変動に対する補正を実行し、その後、次の原稿の読取動作を行うことで、ランプ152の光量変動に追従することが可能となる。また、タイマの計時時間が所定値を超えていない場合は、そのまま次の原稿の読取動作を行うことで、原稿読取パフォーマンスを最大限に発揮することが可能となる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、本発明を、画像読取装置と、画像読取装置を備えた画像形成装置(複合機)に適用した場合を例に挙げたが、これに限定されるものではなく、他の画像形成装置(プリンタ、複写機)やファクシミリ装置に適用することも可能である。
上記実施の形態では、本発明を、画像読取装置と、画像読取装置を備えた画像形成装置(複合機)に適用した場合を例に挙げたが、これに限定されるものではなく、他の画像形成装置(プリンタ、複写機)やファクシミリ装置に適用することも可能である。
上記実施の形態では、配光変動補正処理でサンプリングデータを作成する際に第1光学台159により読み取る基準部材としてプラテンローラ24を設けた場合を例に挙げたが、これに限定されるものではなく、プラテンローラ24の代わりに白基準シートを設ける構成してもよい。
上記実施の形態では、図18のステップS202でタイマのタイマ値が所定値以内か否かを判定する場合を例に挙げたが、これに限定されるものではなく、タイマのタイマ値が所定値以内か否かの判定の実行の有無を切り替え可能としてもよい。
また、本発明の目的は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
上記実施の形態では、複合装置の印刷方式を電子写真方式とした場合を例に挙げたが、本発明は、電子写真方式に限定されるものではなく、インクジェット方式、熱転写方式、感熱方式、静電方式、放電破壊方式など各種印刷方式に適用することができる。
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
2 原稿処理装置
4 原稿トレイ
5 給紙ローラ(搬送手段)
8 分離搬送ローラ(搬送手段)
22 リードローラ(搬送手段)
150 リーダ部
152 ランプ
159 第1光学台(読取手段)
300 プリンタ部
304 スキャナコントローラ(制御手段)
503 シェーディング補正回路
4 原稿トレイ
5 給紙ローラ(搬送手段)
8 分離搬送ローラ(搬送手段)
22 リードローラ(搬送手段)
150 リーダ部
152 ランプ
159 第1光学台(読取手段)
300 プリンタ部
304 スキャナコントローラ(制御手段)
503 シェーディング補正回路
Claims (9)
- 原稿を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される原稿を照明して原稿の反射光を基に画像を読み取る読取手段と、
時刻を計時する計時手段と、
複数の原稿の画像読取を行う際の1枚目の原稿読取後に前記計時手段による計時を開始し、2枚目以降の原稿読取時に、前記計時手段の計時時間が所定値を超えている場合は、前記読取手段の光量変動に対する補正を行う制御手段と、
を備えることを特徴とする画像読取装置。 - 前記制御手段は、1枚目の原稿読取前に、前記読取手段による第1の基準部材の読取に基づきシェーディング補正データを作成すると共に、前記読取手段で照明した第2の基準部材の光量値をサンプリングして第1のデータを作成し、1枚毎の原稿読取終了時に、前記第2の基準部材の光量値をサンプリングして第2のデータを作成し、前記第1のデータと前記第2のデータとの比率を基に光量変動補正データを作成し、2枚目以降の原稿読取時に、前記第2のデータの作成後に計時を開始した前記計時手段の計時時間が所定値を超えている場合は再び前記第2のデータを作成し、前記光量変動補正データを更新することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
- 前記制御手段は、前記計時手段の計時時間が所定値を超えていない場合、前記読取手段により次の原稿の読取動作を開始することを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
- 前記計時手段の計時時間が所定値を超えているか否かの判定の実行の有無を切り替え可能であることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
- 前記制御手段により前記計時手段の計時時間と比較される所定値は、変更可能値、固定値を含む群から選択されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の画像読取装置。
- 前記第2の基準部材は、前記読取手段の読取位置に対応して設けられ、プラテンローラ、白基準シートを含む群から選択されることを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
- 前記請求項1乃至6の何れかに記載の画像読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
- 搬送手段により搬送される原稿を読取手段により照明して原稿の反射光を基に画像読取を行う画像読取装置の制御方法であって、
複数の原稿のうち1枚目の原稿読取前に、前記読取手段による第1の基準部材の読取に基づきシェーディング補正データを作成する工程と、
1枚目の原稿読取前に、前記読取手段で照明した第2の基準部材の光量値をサンプリングして第1のデータを作成する工程と、
1枚毎の原稿読取終了時に、前記読取手段で照明した前記第2の基準部材の光量値をサンプリングして第2のデータを作成する工程と、
前記第1のデータと前記第2のデータとの比率を基に光量変動補正データを作成する工程と、
2枚目以降の原稿読取時に、前記第2のデータの作成後に計時した時間が所定値を超えている場合は再び前記第2のデータを作成し、前記光量変動補正データを更新する工程と、
を備えることを特徴とする制御方法。 - 搬送手段により搬送される原稿を読取手段により照明して原稿の反射光を基に画像読取を行う画像読取装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
複数の原稿のうち1枚目の原稿読取前に、前記読取手段による第1の基準部材の読取に基づきシェーディング補正データを作成する機能と、
1枚目の原稿読取前に、前記読取手段で照明した第2の基準部材の光量値をサンプリングして第1のデータを作成する機能と、
1枚毎の原稿読取終了時に、前記読取手段で照明した前記第2の基準部材の光量値をサンプリングして第2のデータを作成する機能と、
前記第1のデータと前記第2のデータとの比率を基に光量変動補正データを作成する機能と、
2枚目以降の原稿読取時に、前記第2のデータの作成後に計時した時間が所定値を超えている場合は再び前記第2のデータを作成し、前記光量変動補正データを更新する機能と、
をコンピュータに実現させることを特徴とするプログラム。
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- 2004-11-16 JP JP2004332372A patent/JP2006148259A/ja active Pending
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