JP2006148210A - 画像入出力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 コンビニなどで、スキャン画像、PDL画像を印字したときの課金をレポートや印刷物そのものにバーコードを印字することにより行う。また画像に対する著作権料もバーコードに含ませ、著作権料の回収も同時に行う。
【解決手段】 画像入出力装置内に蓄積された電子データを印刷、送信することができる画像入出力装置において、所する電子データ選択するため蓄積されている複数の電子データを表示、選択する、および印刷部数や排紙処理を指定するためのユーザーインタフェースと、選択された文書の印刷枚数に応じた課金情報に基づいて前記バーコードデータを生成するバーコード生成手段と、印刷指示をされた電子データの所定箇所に前記バーコードを合成するバーコード合成手段と、を有し、ユーザーインタフェースからの設定に従って、バーコードが合成された画像を印刷する。
【選択図】 図1
【解決手段】 画像入出力装置内に蓄積された電子データを印刷、送信することができる画像入出力装置において、所する電子データ選択するため蓄積されている複数の電子データを表示、選択する、および印刷部数や排紙処理を指定するためのユーザーインタフェースと、選択された文書の印刷枚数に応じた課金情報に基づいて前記バーコードデータを生成するバーコード生成手段と、印刷指示をされた電子データの所定箇所に前記バーコードを合成するバーコード合成手段と、を有し、ユーザーインタフェースからの設定に従って、バーコードが合成された画像を印刷する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像入力装置と画像印刷出力装置に関するものであり、特にコンビニエンスストアや、プリントショップにおいて画像入出力装置から入力された画像を蓄積し、印刷するときの課金方法に関する発明である。
近年、コンビニエンスストアやプリントショップにおいて、設置されているコピー機を使用して容易に複写ができる環境になっている。コピー機にはコインベンダーと呼ばれる集金専用の機械が接続されており、コインベンダーにコピー料金をあらかじめ投入しておくことで、投入金額に応じた枚数分コピーが撮れるようになっている。(特許文献1、2参照)
特開平07−44067号公報
特開平10−268723号公報
しかしながら、特に狭い店内ではコインベンダーを設置する設置空間を確保することが困難である。
また、最近では複写機のマルチファンクション化によってプリンタ機能、ファックス機能、スキャン画像や、ホストコンピュータからの画像を蓄積するボックス機能が付加されている。とくにボックス機能は、地域情報の提供や、簡易的な自費出版の手段として利用されることが想定されている。例えば情報提供者が、スキャン画像、もしくはホストコンピュータからの画像をボックス機能を使って画像入出力装置内に格納しておき、その情報が必要な場合は格納されている画像を印字するのである。しかしながら情報提供料を課金するための仕組みがコインベンダーにはない。
本発明請求項1は画像入出力装置内に蓄積された電子データを印刷、送信することができる画像入出力装置において、所望する電子データ選択するため蓄積されている複数の電子データを表示、選択する、および印刷部数や排紙処理を指定するためのユーザーインタフェースと、選択された文書の印刷枚数に応じた課金情報に基づいて前記バーコードデータを生成するバーコード生成手段と、印刷指示をされた電子データの所定箇所に前記バーコードを合成するバーコード合成手段と、を有し、ユーザーインタフェースからの設定に従って、バーコードが合成された画像を印刷することができる画像入出力装置である。
本発明請求項2は生成されたバーコードを印刷指示された電子データとは別の用紙に印字するため、白紙データ、もしくは装置内で生成されたレポート画像と合成することを特徴とするバーコード合成手段を有する請求項1の画像入出力装置である。
本発明請求項3はバーコードには電子データに対する著作権料を加えて生成することが可能なバーコード合成手段を有する請求項1もしくは請求項2の画像入出力装置である。
本発明請求項4はバーコードの位置を指示可能なユーザーインタフェースと、前記ユーザーインタフェースの指示に従って、バーコードの位置を変更可能な請求項1もしくは請求項2もしくは請求項3の画像入出力装置である。
本発明請求項5は原稿画像を入力するためのスキャナ手段を有し、スキャナからの入力画像を蓄積することが可能な請求項1、もしくは請求項2、もしくは請求項3、もしくは請求項4の画像入出力装置である。
本発明請求項6はコンピュータからの画像を入力するための画像展開手段を有し、スキャナからの入力画像を蓄積することが可能な請求項1、もしくは請求項2、もしくは請求項3、もしくは請求項4の画像入出力装置である。
本発明請求項7は所定の電子データに対して著作権料を設定可能な著作権料設定手段と、電子データが出力された部数を記憶する部数カウンタ手段を有し、設定された著作権料とカウンタの積算をバーコード生成し、そのバーコードが合成された画像を印字する、請求項3,もしくは請求項4、もしくは請求項5、もしくは請求項6の画像入出力装置である。
通常、コンビニエンスストアや、プリントショップにはPOS端末があり、それを操作する店員がいる。従って、バーコードが合成された画像をPOS端末で読み取って、複写料金を受け取ったり、また著作権料の支払いが可能になる。したがってコインベンダーを設置する必要がなくなる。
以上説明したように、バーコードを課金情報が含まれたバーコードを印刷することによってPOS端末による課金処理ができるため、コインベンダーの設置が不要になる。また、情報提供料(著作権料)を文書に対して設定しておくことで、印刷の課金とともにバーコードとして印刷することで、著作権料の回収も容易になる。
本発明はカラー画像入出力装置による複写動作、ホストコンピュータからのプリント動作という形態になる。
以下、本発明にかかる一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例を示す画像形成装置システムの全体の構成を説明するブロック図である。本画像形成装置200は、画像入力デバイスであるスキャナ部2070、画像出力デバイスであるプリンタ部2095、Controller Unit 2000、ユーザーインタフェースである操作部2012から構成される。スキャナ部2070、プリンタ部2095、操作部2012は、それぞれController Unit 2000に接続され、Controller Unit 2000は、LAN 2011などのネットワーク伝送手段、公衆回線に接続されている。公衆回線からはカラー画像送信を含むG3、G4ファックスによる送信が可能である。また、LAN 2011には、画像形成装置200と同様の機器構成をもつ他の画像形成装置220、230が接続されえている。また、パーソナルコンピュータ(以下PC)240が接続されていて、FTP、SMBプロトコルを使用したファイルの送受信、電子メールの送受信ができる。画像形成装置220、230は、それぞれスキャナ部2270、2370、プリンタ部2295、2395、操作部2212、2312を持ち、それらがController Unit 2200、2300に接続されている。
図2は、画像形成装置の構成を説明するブロック図である。Controller Unit 2000は画像入力デバイスであるカラースキャナ2070や画像出力デバイスであるカラープリンタ2095と接続し、一方ではLAN2011や公衆回線(WAN)2051接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行う為のコントローラである。 CPU2001はシステム全体を制御するコントローラである。RAM2002はCPU2002が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM2003はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD2004はハードディスクドライブで、システムソフトウェア、画像データを格納する。操作部I/F2006は操作部(UI)2012とインタフェース部で、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、操作部2012から本システム使用者が入力した情報を、CPU2001に伝える役割をする。Network2010はLAN2011に接続し、情報の入出力を行う。Modem2050は公衆回線2051に接続し、画像情報の入出力を行う。画像圧伸部2040は、多値画像データはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MR、MHの圧縮伸張処理を行う。以上のデバイスがシステムバス2007上に配置される。Image Bus I/F2005はシステムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。(画像はシステムバス上では圧縮され、画像バス上は非圧縮の画像データが流れるよう変換される。)画像バス2008は、PCIバスまたはIEEE1394または専用バスで構成される。画像バス2008上には以下のデバイスが配置される。ラスターイメージプロセッサ(RIP)2060はホストコンピュータからのPDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部2020は、画像入出力デバイスであるスキャナ2070やプリンタ2095とコントローラ2000を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。また入力された画像がカラー原稿か白黒原稿かを画像の彩度信号から判断しその結果を保持する機能を有する。プリンタ画像処理部2090は、出力画像データに対し補正、加工、編集を行う。画像回転2030はスキャナ画像処理と連携して、スキャナからの画像読み込みと同時に画像を回転しメモリ上に格納したり、メモリ上にある画像を回転し、メモリ上に格納、もしくはメモリ上にある画像をプリンタ画像処理部と連携して回転しながら印字出力することができる。解像度変換2031はメモリ上にある画像を解像度変換処理し、メモリ上に格納する。色空間変換2032はマトリクス演算により、たとえばメモリ上にあるYUV画像をLab画像に変換し、メモリ上に格納する。階調変換2033はたとえばメモリ上にある8bit、256階調の画像を誤差拡散処理などの手法により1bit、2階調に変換し、メモリ上に格納する。
画像回転2030、解像度変換2031、色空間変換2032、階調変換2033はそれぞれ連結して動作することが可能で、たとえばメモリ上の画像を画像回転、解像度変換する場合は、両処理をメモリを介さずに行うことができる。
図3にスキャナ画像処理2080の詳細説明を示す。スキャナから入力されたRGB各8bitの輝度信号はマスキング2501によりCCDのフィルタ色に依存しない標準的なRGB色信号に変換される。変倍2502によって変倍の必要がある場合は変倍を行う。フィルタ2503では画像をぼかしたり、メリハリをつける処理が行われる。ガンマ2504では画像全体の濃度を濃くあるいは薄くするように処理が行われる。原稿がカラーか白黒かを判断するために変倍前の画像信号を色空間変換2505によって公知のLabに変換する。このうちa,bは色信号成分を表しており、比較器2505内の所定のレベル以上であれば有彩色、そうでなければ無彩色として1bitの判定信号を比較器2505から出力する。カウンタ2507は比較器からの出力を計測する。文字/写真判定は画像から文字エッジを抽出し、画像を文字と写真に分離する機能である。出力として、文字写真判定信号が得られる。この信号も画像とともにメモリやHDに格納され、印刷時に使用される。
画像入出力デバイスを図4に示す。画像入力デバイスであるスキャナ部2070は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサ(図示せず)を走査することで、ラスターイメージデータ2071として電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダ2072のトレイ2073にセットし、装置使用者が操作部2012から読み取り起動指示することにより、コントローラCPU2001がスキャナ2070に指示を与え(2071)、フィーダ2072は原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
画像出力デバイスであるプリンタ部2095は、ラスターイメージデータ2096を用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、コントローラCPU2001からの指示2096によって開始する。プリンタ部2095には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット2101、2102、2103、2104がある。また、排紙トレイ2111は印字し終わった用紙を受けるものである。また、フィニッシャ2099は印字し終わった用紙束の角をステイプルする、もしくは用紙の中央を複数カ所ステイプルし、用紙を半分に折ることで、製本出力することも可能である。
操作部2012の構成を図5に示す。LCD表示部2013は、LCD上にタッチパネルシート2019が貼られており、システムの操作画面およびソフトキーを表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報をコントローラCPU2001に伝える。スタートキー2014は原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー2014中央部には、緑と赤の2色LED2018があり、その色によってスタートキー2014が使える状態にあるかどうかを示す。ストップキー2015は稼働中の動作を止める働きをする。IDキー2016は、使用者のユーザーIDを入力する時に用いる。リセットキー2017は操作部からの設定を初期化する時に用いる。
図6は本発明の実施例を示す画像形成装置システムの操作部の構成を説明するブロック図である。画像形成装置において、2001は制御CPUで、2003のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス2007に接続される各種デバイスとのアクセスを総括的に制御し、画像入力部インタフェース2071を介して接続されるスキャナ2070から入力情報を読み込み、印刷部インタフェース2096を介して接続される印刷部2095に出力情報としての画像信号を出力する。2002は2001のCPUの主メモリ、ワークエリア等として機能するRAMである。2019のタッチパネル、2014〜2017のハードキーから、ユーザー入力を受け取り操作入力部I/F20061を介して、操作内容を取得する。取得した操作内容と前述の制御プログラムにもとづいて、CPU2001において表示画面データが生成され、画面出力デバイスを制御する出力デバイスコントローラ20062を介して、LCDやCRTなどの画面出力デバイス2013に表示画面を出力する。
次に本発明の実施例について、LCD表示面2013に表示される画面を用いて説明する。
図7は、本実施例の画像形成装置における初期画面であり、各画像形成機能設定後に戻ってくる標準画面でもある。3101はコピー設定を行うための画面切り替えを行う。3102はスキャンした画像をファックスや電子メールで送信する設定を行うための画面切り替えを行う。3103は内蔵HDに格納されたスキャン画像を印字、あるいは送信する設定を行うための画面切り替えを行う。3104は3105のよって設定された画像読み込み時の設定を表示するためのウィンドウである。3105は画像読み込み時の解像度、濃度などを設定する。3106はタイマー送信時のタイマー設定、HDあるいはプリンタに印字する場合の設定などを行う。3107は3108によって指定された送信宛先の表示を行う。3109は3107に表示された1宛先の詳細な情報の表示を行う。3110は3107に表示された1宛先の消去を行う。
図8は3105を押下したときに表示されるポップアップウィンドウである。3201は読み取り原稿サイズをポップアップのなかから選択入力し、設定された読み取りサイズは3202に表示される。3203は原稿の読み取りモードを選択するところであり、押下するとカラー/ブラック/自動(ACS)の3種類が選択できる。カウンタ2507の計測結果が所定値よりも小さければ白黒原稿、大きければカラー原稿と判断し、カラーの場合はカラー画像を、ブラックの場合には白黒画像を、ACSの場合にはカラー画像と原稿がカラーか白黒かを判別した結果を蓄積する。3204は読み取りの解像度を指定するためポップアップからの選択入力になる。3205は原稿の読み取り濃度を調整するためのスライダーであり、9段階の調整が行える。3206は新聞のように下地がかぶった画像を読み込む場合に、濃度を自動的に決定するためにある。
図9にソフト構成図を示す。4010は表示操作部を制御するUI制御部、UI制御部からの指示を受け、機器制御部分にコピージョブ、送信ジョブを実行させるためのコピーアプリケーション部4020、送信アプリケーション部4021、また、画像を一時格納するためのBOXアプリケーション部4022がある。またネットワークアプリケーションからのデータをうけPDLプリントジョブを投入するPDLアプリケーション部4023がある。4030は機器制御部分の機器依存部分を吸収するための共通インタフェース部分、4040は共通インタフェースから受け取ったジョブ情報を整理し下位層のドキュメント処理部に伝達するジョブマネージャで、ドキュメント処理部はローカルコピーであればスキャンマネージャ4050とプリントマネージャ4090、リモートコピーの送信ジョブ、あるいは送信ジョブであればスキャンマネージャ4050とストアマネージャ4100、リモートコピーの受信ジョブであればファイルリードマネージャ4060とプリントマネージャ4090、LIPSやPostScriptなどのPDLプリントではPDLマネージャ4070とプリントマネージャ4090である。各ドキュメントマネージャ間の同期とり、および画像処理の依頼はシンクマネージャ4080を介して行う。スキャン、プリント時の画像処理や画像ファイルの格納はイメージマネージャ4110が行う。
まずローカルコピーのソフト処理について説明する。使用者の指示によりUI制御部4010からコピー指示とともにコピーの設定がコピーアプリケーション部4020に伝わる。コピーアプリケーション部4020はUI制御部4010からの情報を共通インタフェース4030を介して、機器制御を行うジョブマネージャ4040に伝える。ジョブマネージャ4040はスキャンマネージャ4050とプリントマネージャ4090にジョブの情報を伝達する。スキャンマネージャ4050はデバイスI/F2020を介してスキャナ2070にスキャン要求を行う。また、同時にシンクマネージャ4080を介してイメージマネージャ4110に画像処理要求を出す。イメージマネージャ4110はスキャンマネージャ4050の指示に従って、スキャナ画像処理部2080の設定を行う。設定が完了したら、シンクマネージャ4080を介してスキャン準備完了を伝える。その後スキャンマネージャ4050はスキャナ2070に対してスキャンを指示する。スキャン画像転送完了は図示しないハードウェアからの割り込み信号によってイメージマネージャ4110に伝わる。イメージマネージャ4110からのスキャン完了を受けてシンクマネージャ4080はスキャン完了をスキャンマネージャ4050、プリントマネージャ4090に伝える。同時にシンクマネージャ4080はRAM2002に蓄積された圧縮画像をHDD2004にファイル化するためイメージマネージャ4110に指示する。イメージマネージャ4110は指示に従ってメモリ上のJPEG画像(文字/写真判定信号を含めて)HDD2004に格納する。画像の付随情報として図示しないSRAMにカラー判定/白黒判定結果、画像入力元としてスキャン画像、色空間RGBも格納しておく。また、HDD2004への格納が終了し、スキャナ2070からのスキャン完了を受けたら、シンクマネージャ4080を介してスキャンマネージャ4050にファイル化終了を通知する。スキャンマネージャ4050はジョブマネージャ4040に対して終了通知を返し、ジョブマネージャ4040は共通インタフェース4030を介してコピーアプリケーション部4020へ返す。プリントマネージャ4090はメモリに画像が入った時点でデバイスI/F2020を介して、プリンタ2095に印刷要求をだす。シンクマネージャ4080にプリント画像処理要求を行う。シンクマネージャ4080はプリントマネージャ4090から要求を受けたら画像処理設定をイメージマネージャ4110に依頼する。イメージマネージャ4110は前記の画像の付随情報に従ってプリンタ画像処理部2090の設定を行い、シンクマネージャ4080を介してプリントマネージャ4090にプリント準備完了を伝える。プリントマネージャ4090はプリンタに対して印刷指示を出す。プリント画像転送完了は図示しないハードウェアからの割り込み信号によってイメージマネージャ4110に伝わる。イメージマネージャ4110からのプリント完了を受けてシンクマネージャ4080はプリント完了をプリントマネージャ4090に伝える。プリントマネージャ4090はプリンタ部からの排紙完了を受け、ジョブマネージャ4040に対して終了通知を返し、ジョブマネージャ4040は共通インタフェース4030を介してコピーアプリケーション部4020へ返す。コピーアプリケーション部4020はスキャン、プリントが終了したらジョブ終了をUI制御部に通知する。
リモートコピーのスキャンジョブ、送信ジョブの場合は、プリントマネージャ4090に代わってストアマネージャ4100がジョブマネージャ4040からの要求を受ける。スキャン画像をHDDに格納し終わった時点で、シンクマネージャ4080から格納完了通知を受け、それを共通インタフェース4030を介してリモートコピーならコピーアプリケーション部4020に、送信ジョブなら送信アプリケーション部4021に通知する。コピーアプリケーション部4020、送信アプリケーション4021はこの通知のあと、ネットワークアプリケーション4420にHDDに格納されたファイルの送信を依頼する。依頼を受けたネットワークアプリケーション4420がファイルを送信する。ネットワークアプリケーション4420はジョブ開始時にコピーアプリケーション部4020からコピーに関する設定情報を受け、それもリモート側に通知する。ネットワークアプリケーション4420はリモートコピーの場合、機器固有の通信プロトコルを使用して送信を行う。また送信ジョブの場合はFTP、SMBのような標準的なファイル転送プロトコルを使用する。ファックス送信する場合はファイルが格納後、送信アプリケーション4021から共通インタフェース4030、ジョブマネージャ4040を介してFAXマネージャ4041に送信が指示される。また、送信先にプリンタがある場合、送信アプリケーションは共通インタフェース4000を介してプリントジョブとしてプリントの指示を行う。そのときの動作は以下で説明するリモートコピーのプリントジョブの場合と同様である。また、送信宛先が機器内のボックス宛先になっているときは機器内のファイルシステムに格納する。
リモートコピーのプリントジョブの場合は、送信側からの画像をネットワークアプリケーション4420がHDDに保存するとともにコピーアプリケーション部4020に対してジョブを発行する。コピーアプリケーション部4020は共通インタフェース4030を介してジョブマネージャ4040にプリントジョブを投入する。ローカルコピーとは異なり、スキャンマネージャ4050に代わってファイルリードマネージャ4060がジョブマネージャ4040からの要求を受ける。受信画像をHDDからメモリに展開するための要求をシンクマネージャ4080を介して、イメージマネージャ4110に行う。イメージマネージャ4110はメモリに画像を展開する。イメージマネージャ4110は展開が終了した時点で、展開終了をシンクマネージャ4080を経由して、ファイルリードマネージャ4060とプリントマネージャ4090に伝える。プリントマネージャ4090はメモリに画像が入った時点でデバイスI/F2020を介して、プリンタ2095にジョブマネージャから指示された給紙段、もしくはその用紙サイズを有する段を選択し、印刷要求をだす。自動用紙の場合には画像サイズから給紙段を決定し印刷要求をだす。シンクマネージャ4080にプリント画像処理要求を行う。シンクマネージャ4080はプリントマネージャ4090から要求を受けたら画像処理設定をイメージマネージャ4110に依頼する。(このときたとえば最適サイズ用紙がなくなり、回転が必要になれば別途回転指示も依頼する。回転指示があった場合にはイメージマネージャが画像回転2030を使って画像を回転する。)イメージマネージャ4110はプリンタ画像処理部2090の設定を行い、シンクマネージャ4080を介してプリントマネージャ4090にプリント準備完了を伝える。プリントマネージャ4090はプリンタに対して印刷指示を出す。プリント画像転送完了は図示しないハードウェアからの割り込み信号によってイメージマネージャ4110に伝わる。イメージマネージャ4110からのプリント完了を受けてシンクマネージャ4080はプリント完了をファイルリードマネージャ4060とプリントマネージャ4090に伝える。ファイルリードマネージャ4060は終了通知をジョブマネージャ4040に返す。プリントマネージャ4090はプリンタ部からの排紙完了を受け、ジョブマネージャ4040に対して終了通知を返す。ジョブマネージャ4040は共通インタフェース4030を介してコピーアプリケーション部4020へ終了通知を返す。コピーアプリケーション部4020はスキャン、プリントが終了したらジョブ終了をUI制御部に通知する。
PDLデータ展開格納ジョブの場合は、PDLプリントを投入したホストPCからの要求がネットワークアプリケーション4120を経由してPDLアプリケーション4023に伝達される。PDLアプリケーションがPDLデータ展開格納ジョブを共通インタフェース4030を介してジョブマネージャ4040に指示する。このときPDLマネージャ4070とストアマネージャ4100がジョブマネージャ4040からの要求を受ける。画像の展開が終了し画像入力する部分に関しては前述のスキャンジョブと同様である。メモリ上のJPEG画像(文字/写真判定信号を含めて)HDD2004に格納する。画像の付随情報として図示しないSRAMにカラー/白黒情報、画像入力元としてPDL画像、色空間CMYKも格納しておく。PDLをHDDに格納し終わった時点で、シンクマネージャ4080から格納完了通知を受け、それを共通インタフェース4030を介してPDLアプリケーション4023に通知する。PDLアプリケーション4023はこの通知のあと、ネットワークアプリケーション4420にHDDに格納完了を通知し、PDLプリントを投入したホストPCへこの情報が伝達される。
PDL展開され格納された画像のプリントはUIで印刷指示された格納文書をBOXアプリケーションがジョブとして発行する。BOXアプリケーション部4022は共通インタフェース4030を介してジョブマネージャ4040にプリントジョブを投入する。ローカルコピーとは異なり、スキャンマネージャ4050に代わってファイルリードマネージャ4060がジョブマネージャ4040からの要求を受ける。印刷指示された画像をHDDからメモリに展開するための要求をシンクマネージャ4080を介して、イメージマネージャ4110に行う。この後の動作はリモートコピーのプリントジョブで説明した動作と同様のため、省略する。
次に本実施例の中心部となるバーコードの印字について説明する。
前述のようにスキャナあるいはホストコンピュータからのデータが展開されてボックスのなかに格納されている場合の例として、図10に操作部画面の例を示す。
図10はスキャン、あるいはPDL展開によって蓄積された文書に対して選択指示するためのボックス画面である。4101はボックス番号を示す。また、4202は各ボックスに対してユーザーが任意に設定できるボックス名称、4203は各ボックスの使用量である。
図11はボックス番号1を押下し、ボックス番号1を開いたときの画面である。ボックス内には4201のようにXX町グルメマップ(用紙サイズA4、5ページ)というスキャン文書と、XX町内会アンケート(用紙サイズA3、15ページ)というPDL文書が格納されている。(スキャン文書か、PDL文書かは文書名の左にあるアイコンでSならスキャン文書、PならPDL文書であることが判断できるようになっている)。4502は文書の編集指示ボタン、4503は文書の印刷指示ボタン、4504は文書の送信ボタンである。4205はスキャンの指示ボタンで、このスキャナからボックス内に格納したい場合に押下する。表示のなかには著作権料を示す欄があり、印刷、送信するとその著作権料が追加されることが確認できる。
図12にスキャンボタン4205を押下したときの画面を示す。倍率ボタン4301では読みとり時の倍率指定を行う。読み取りサイズ選択ボタン4302は読み取りのサイズ、たとえばA4,A3などを指示する。両面ボタン4303は両面原稿の読み取りを指示する。応用モードボタン4304はその他詳細設定を行う。キャンセルボタン4305はキャンセルを行う。開始ボタン4306はスキャン処理の開始を行う。著作権料設定ボタンはスキャンする原稿に対して設定する著作権料である。4306を押下したときの画面を図13に示す。
4401には操作部のテンキーで入力した、著作権料が表示される。4403は設定のキャンセル、4402は設定を行うためのボタンである。PDLデータ展開格納ジョブの場合も同様にホストコンピュータのプリンタドライバで同様の設定を行うことで著作権料を設定する。
図14にHDDに格納される画像の構造を詳細に示す。ボックスは複数のスキャン文書や、PDL文書をまとめて格納できる論理的な区切りを示す。文書はスキャン、PDLの2種類がある。文書は複数のページ(画像ファイル)からなる。各文書にはそれぞれ文書属性がついており、文書名、入力元、色空間、著作権料の情報が格納されている。また、各ページにもページ属性があり、カラー属性、ページ番号、解像度、画像サイズ、原稿サイズ、用紙サイズ、圧縮方式、ファイルフォーマットが情報として格納されている。
文書の印刷を指示する場合、図11で文書を選択し、印刷ボタン4203を押下する。このとき、図15の画面が表示される。使用者はここで印刷の詳細設定を行う。4601は用紙選択ボタンであり、用紙サイズの変更をする場合、ここで他の給紙段を指定する。4602はソータ設定であり、ソート、グループ、ステイプルソートを選択できる。4603は両面出力設定である。4604は応用モードであり、その他印刷出力時の画像設定を行う。4605は印刷の開始ボタンであり、このボタンの押下とともにジョブが開始される。4606はキャンセルボタンであり、キャンセルによって図14の画面に戻る。4607は課金用のバーコード印字に関する設定ボタンである。
4607を押下すると、図16のような画面になる。4701を選択すると印刷部数に関わらず、1枚のレポート形式で課金用のバーコードが印字されたレポートが出力される。4702を選択すると1部に対して1つのバーコードを印字する。4703はキャンセル、4704は決定である。1部ずつを選択すると、さらに図17のような詳細画面が表示される。
4801でバーコードを用紙のどの位置に配置するかを選択できる。また、4802で表表紙に印字するのか、裏表紙に印字するのかを指定できる。4803で決定する。図18にレポート形式を指定したときの印字例を、図19に1部ずつを指定しさらに裏表紙と右下を指定したときの印字例を示す。
図20にプリントマネージャのバーコード印刷動作時のフローチャートを示す。
5001でレポート形式なのか、1部ずつなのかを判断する。レポート形式が選択されている場合、5002で印刷を行う。5003ですべての部数の印刷が終わったら5004でレポート画像形成指示をイメージマネージャに対して行う。このとき、カラー、白黒の印字枚数に基づく課金情報をイメージマネージャに伝える。レポート画像ができたら、5005でレポート画像を印刷する。5006で印刷が終了したら、終了となる。5007では操作部で入力されたバーコードの位置情報を取得する。5008では表表紙に印刷するかを判断し、表表紙なら5009へ、裏表紙なら5010へ処理を進める。5009、5010ではそれぞれ印刷するページが表表紙か、裏表紙かを判断し、もしそうであれば5011、5012で表表紙、あるいは裏表紙にバーコードを合成するようイメージマネージャに伝える。このとき、1部ずつバーコードを印刷するため、1部のなかのカラー、白黒の印字枚数に基づく課金情報をイメージマネージャに伝える。同時にバーコードの印刷位置も伝える。5013で画像の合成ができたらそのページを印刷する。5014で1部終了していれば5015で印刷終了の判断を行う。印字が終了していない場合は5008へ戻る。印刷終了していれば終了する。
図21にバーコード印刷時のイメージマネージャの動作をフローチャートで説明する。5002でバーコードの画像生成指示がプリントマネージャからきたとき、保存されている画像の属性から、著作権料情報を取得する。5103でプリントマネージャから伝えられる課金情報を得る。5104でカラー、白黒の課金や出力部数、著作権料を加えたバーコードを生成する。5106でレポート生成するかどうか判断しレポートであれば5106でレポート画像を生成する。ディスクに格納されたフォントデータを使用して、CPUでメモリ上にレポートを形成する。またレポートでない1部ずつの場合は5107でバーコードの印字位置を取得する。5108で生成したバーコードを合成する。このとき、画像の合成はバーコード画像によって原稿画像を置き換えるはめ込み合成を使用する。5109で画像生成が終了したことをプリントマネージャに伝えて終了する。
本実施例ではレポートを生成したが、使用者が課金情報をレポートでみる必要がなければ白紙の画像データに合成することも容易に実現できる。
印刷されたバーコードをPOS端末で読み取ることにより、使用者はその料金を支払う。機器内ではどの文書が何部印字されたかを文書属性として保持しておき、印刷部数に応じた著作権料をバーコードつきレポートとして発行すれば、それをPOS端末でよみとって、著作者に対して著作権料の支払いをすることも可能である。
Claims (7)
- 画像入出力装置内に蓄積された電子データを印刷、送信することができる画像入出力装置において、
所望する電子データ選択するため蓄積されている複数の電子データを表示、選択する、および印刷部数や排紙処理を指定するためのユーザーインタフェースと、
選択された文書の印刷枚数に応じた課金情報に基づいて前記バーコードデータを生成するバーコード生成手段と、
印刷指示をされた電子データの所定箇所に前記バーコードを合成するバーコード合成手段と、
を有し、ユーザーインタフェースからの設定に従って、バーコードが合成された画像を印刷することができる画像入出力装置。 - 生成されたバーコードを印刷指示された電子データとは別の用紙に印字するため、白紙データ、もしくは装置内で生成されたレポート画像と合成することを特徴とするバーコード合成手段を有する請求項1の画像入出力装置。
- バーコードには電子データに対する著作権料を加えて生成することが可能なバーコード合成手段を有する請求項1もしくは請求項2の画像入出力装置。
- バーコードの位置を指示可能なユーザーインタフェースと、前記ユーザーインタフェースの指示に従って、バーコードの位置を変更可能な請求項1もしくは請求項2もしくは請求項3の画像入出力装置。
- 原稿画像を入力するためのスキャナ手段を有し、スキャナからの入力画像を蓄積することが可能な請求項1、もしくは請求項2、もしくは請求項3、もしくは請求項4の画像入出力装置。
- コンピュータからの画像を入力するための画像展開手段を有し、スキャナからの入力画像を蓄積することが可能な請求項1、もしくは請求項2、もしくは請求項3、もしくは請求項4の画像入出力装置。
- 所定の電子データに対して著作権料を設定可能な著作権料設定手段と、電子データが出力された部数を記憶する部数カウンタ手段を有し、設定された著作権料とカウンタの積算をバーコード生成し、そのバーコードが合成された画像を印字する、請求項3,もしくは請求項4、もしくは請求項5、もしくは請求項6の画像入出力装置。
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