JP2006147837A - 配線基板、配線パターンの配置方法 - Google Patents

配線基板、配線パターンの配置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
信号配線の特性インピーダンスが一定値の配線基板を提供する。
【解決手段】
網目状の接地配線パターン20の第一の個別接地配線211〜216をX軸に対して1°≦θ1≦14°の範囲で傾け、平行四辺形の二辺L1、L2をL1≠L2とした。これにより、個別信号配線31は、第一、第二の個別接地配線211〜216に対して平行に成らず、第一、第二の個別接地配線211〜216と第二の個別接地配線221〜226の交点上を通らないようになり、個別信号配線31の特性インピーダンスが一定値となる。
【選択図】 図4

Description

本発明は配線基板の技術分野に係り、特に、高周波信号の伝達に適した配線基板に関する。
携帯機器に用いられる配線基板は、信号配線の特性インピーダンスを接続される回路に対して整合させる必要があり、そのため、フレキシブル配線基板の場合では、ベースフィルムの配線パターンが配置された面とは反対側の面に接地配線パターンが設けられている。
図6の符号120は、ベースフィルムの裏面に配置された接地配線パターンであり、互いに平行、且つ等間隔に配置された第一の接地配線群121と、これも互いに平行且つ等間隔に配置された第二の接地配線群とでメッシュ状の接地配線パターン120が形成されている。
信号配線はベースフィルム上で任意の方向に配置し得るが、ベースフィルムの表面上でいずれか1本の信号配線をX軸にとった場合、他の信号配線は、αを所定角度とし、nをゼロ以上の整数とすると、α×nになるように設計されている。
ここで、mを整数とするとα=360°/mであり、m=24の場合はα=15°であり、信号配線とX軸との成す角度は、0°、15°、30°……である。
上記のような接地配線パターン120では、第一の接地配線群121中の隣接する二本の個別信号配線と、それに交差し、隣接する第二の接地配線群122とで、正方形又は菱形の四角形が形成されており、その四角形の頂点を結ぶ線分は、X軸に対して平行か垂直になっている。
図7の符号1311〜1314は、信号配線パターンを構成する信号配線である個別信号配線であり、接地配線パターン120とはベースフィルムの異なる面に配置されているが、それらの相対的な位置を説明するために、同図では重ねて書かれてある。
X軸と平行に伸びる個別信号配線1311、1312には、接地配線パターン120と、四角形の頂点上で交差する個別信号配線1311と、それとは別に、四角形の辺上で交差する個別信号配線1312の二種類が生じてしまう。
図8は、接地配線パターン120のメッシュピッチと、個別信号配線1311、1312の特性インピーダンスの関係を示すグラフである。頂点上で交差する個別信号配線1311の方が、辺上で交差する個別信号配線1312よりも10Ωインピーダンスが大きい。
また、従来の接地配線パターン120では、個別信号配線1311〜1314のうち、第一又は第二の接地配線群121、122と平行になるものが生じてしまい、第一又は第二の接地配線群121、122を構成する1本の個別接地配線の真上に位置する個別信号配線1313と、それとは別に、その側方に位置して接地配線パターン120と辺上で交差する個別信号配線1314との二種類が生じ、これらも特性インピーダンスが一定と成らない原因になっている。
リジッド配線基板の場合は基板の材料や厚みを変えることで配線インピーダンスを調節することができるが、フレキシブル配線基板の場合は可撓性を維持するために材料や標準厚みが設定されており、インピーダンスを調節することは困難である。
接地配線パターンに関しては以下のような先行技術が存在する。
特開平4−127598号 特開平6−326476号 特開平7−235741号 特開平7−321463号 特開2000−114728 特開2000−138425 特開2000−156549 特開2001−185821 特開2003−133659
本発明は上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、その課題は、個別信号配線の特性インピーダンスが配線毎に大きく異ならないように一致させるという点にある。
本発明は、樹脂フィルムと、前記樹脂フィルムの片面側に配置された信号配線パターンと、前記樹脂フィルムの反対側の面に配置された接地配線パターンとを有し、前記信号配線パターンを構成する個別信号配線のうち、いずれか一本の個別信号配線をX軸にとると、前記X軸と交差する個別信号配線は、15°、30°、45°、60°、75°、90°のいずれかの角度で交差するように配置され、前記接地配線パターンは、互いに平行に等間隔に配置された複数の第一の個別接地配線と、前記第一の個別接地配線と交差し、互いに平行に等間隔に配置された複数の第二の個別接地配線とを有し、前記第一の個別接地配線と前記第二の個別接地配線とで平行四辺形が形成される配線基板であって、前記第一の個別接地配線と前記X軸とが交差する正の鋭角θ1は、1°≦θ1≦14°の範囲にされ、隣接する前記第一の個別接地配線と、それに交差する隣接する前記第二の個別接地配線とで構成される最小平行四辺形の交差する二辺の長さは異なるように構成された配線基板である。
また、本発明は、前記第二の個別接地配線と前記X軸とが交差する正の鋭角θ2の値は、1°≦θ2≦14°、16°≦θ2≦29°、31°≦θ2≦44°、46°≦θ2≦59°、61°≦θ2≦74°又は76°≦θ2≦89°の範囲とされた配線基板である。
また、本発明は、樹脂フィルムと、前記樹脂フィルムの片面側に配置された信号配線パターンと、前記樹脂フィルムの反対側の面に配置された接地配線パターンとを有し、前記信号配線パターンを構成する個別信号配線のうち、いずれか一本の個別信号配線をX軸にとると、前記X軸と交差する個別信号配線は、360°/n(nは180以下4以上の整数)のいずれかの角度で交差するように配置され、前記接地配線パターンは、互いに平行に等間隔に配置された複数の第一の個別接地配線と、前記第一の個別接地配線と交差し、互いに平行に等間隔に配置された複数の第二の個別接地配線とを有し、前記第一の個別接地配線と前記第二の個別接地配線とで平行四辺形が形成される配線基板であって、前記第一の個別接地配線と前記X軸とが交差する正の鋭角θ1は、1°≦θ1≦360°/n−1°の範囲にされ、隣接する前記第一の個別接地配線と、それに交差する隣接する前記第二の個別接地配線とで構成される最小の平行四辺形の交差する二辺の長さは異なるように構成された配線基板である。
この場合、360の約数をnに選択すると、360/nが整数となって設計が楽である。少なくとも信号配線同士が90°で交差する場合が最も信号配線の取りうる角度の種類が少なくなり、n=4である。
また、最小角度で交差する二本の個別信号配線の両方に対し、第二の個別接地配線が1°以上の角度で交差するように設定する場合には、最小角度は少なくとも2°以上の角度が必要になる。この場合、nの最大値は180になる。
本発明は、前記第二の個別接地配線と前記X軸とが交差する正の鋭角θ2の値は、nを4以上180以下の整数とし、mを、1以上n以下の各整数としたとき、
360°/n×(m−1)+1°≦θ2≦360°/n×m−1° ……(1)
の範囲とされたの配線基板である。
上記(1)式の意味は、θ2が、
360°/n×0+1°≦θ2≦360°/n×1−1°(m=1)
360°/n×1+1°≦θ2≦360°/n×2−1°(m=2)
360°/n×2+1°≦θ2≦360°/n×3−1°(m=3)
……
360°/n×(n−1)+1°≦θ2≦360°/n×n−1°(m=n)
のm=1からm=nまでの、n個の範囲のいずれかに属しているということである。
また、本発明は、前記最小の平行四辺形の対角線を延長した線分は、前記いずれの個別接地配線とも1°以上の角度で交差するように配置された配線基板である。
また、本発明の配線基板は、前記配線基板は曲げ可能なフレキシブル配線基板とすることができる。ただし、本発明はフレキシブル配線基板に限定されるものではなく、可撓性を有さないリジッド配線板や、リジッド配線板とフレキシブル配線板の一部又は全部を積層した基板も含まれる。
また、本発明の第一、第二の個別接地配線は、接地電位に直流的に接続されており、直流的にも交流的にも接地電位に置かれている場合の他、接地電位には直接接続されていないが、容量性又は誘導性の結合によって接地電位に接続され、直流的には接地電位とは絶縁されているが、交流的には接地電位に接続されているようなフローティング状態も含まれる。
また、本発明の、片面側に信号配線パターンが配置され、反対側の面に接地配線が配置された樹脂フィルムは、一層のものに限定されるものではなく、一乃至複数層の単位樹脂フィルムが積層されているものも含まれる。
また、単位樹脂フィルムが積層されている場合、信号配線パターンや接地配線パターンが異なる単位樹脂フィルムに配置されている場合も含まれる。
また、本発明は、樹脂フィルムと、前記樹脂フィルムの片面側に配置された信号配線パターンと、前記樹脂フィルムの反対側の面に配置された接地配線パターンとを有し、前記信号配線パターンを構成する個別信号配線のうち、いずれか一本の個別信号配線をX軸にとると、前記X軸と交差する個別信号配線は、15°、30°、45°、60°、75°、90°のいずれかの角度で交差するように配置され、前記接地配線パターンは、互いに平行に等間隔に配置された複数の第一の個別接地配線と、前記第一の個別接地配線と交差し、互いに平行に等間隔に配置された複数の第二の個別接地配線とを有し、前記第一の個別接地配線と前記第二の個別接地配線とで平行四辺形が形成される配線基板に対する配線パターンの配置方法であって、前記第一の個別接地配線と前記X軸とが交差する正の鋭角θ1を、1°≦θ1≦14°の範囲にし、隣接する前記第一の個別接地配線と、それに交差する隣接する前記第二の個別接地配線とで構成される最小の平行四辺形の交差する二辺の長さを異ならせる配線パターンの配置方法である。
また、本発明は、前記第二の個別接地配線と前記X軸とが交差する正の鋭角θ2の値を、1°≦θ2≦14°、16°≦θ2≦29°、31°≦θ2≦44°、46°≦θ2≦59°、61°≦θ2≦74°又は76°≦θ2≦89°の範囲にする配線パターンの配置方法である。
また、本発明は、樹脂フィルムと、前記樹脂フィルムの片面側に配置された信号配線パターンと、前記樹脂フィルムの反対側の面に配置された接地配線パターンとを有し、前記信号配線パターンを構成する個別信号配線のうち、いずれか一本の個別信号配線をX軸にとると、前記X軸と交差する個別信号配線は、360°/n(nは180以下4以上の整数)のいずれかの角度で交差するように配置され、前記接地配線パターンは、互いに平行に等間隔に配置された複数の第一の個別接地配線と、前記第一の個別接地配線と交差し、互いに平行に等間隔に配置された複数の第二の個別接地配線とを有し、前記第一の個別接地配線と前記第二の個別接地配線とで平行四辺形が形成される配線基板に対する配線パターンの配置方法であって、前記第一の個別接地配線と前記X軸とが交差する正の鋭角θ1を、1°≦θ1≦360°/n−1°の範囲にし、隣接する前記第一の個別接地配線と、それに交差する隣接する前記第二の個別接地配線とで構成される最小の平行四辺形の交差する二辺の長さを異ならせる配線パターンの配置方法である。
また、本発明は、前記第二の個別接地配線と前記X軸とが交差する正の鋭角θ2の値を、nを4以上180以下の整数とし、mを、1以上n以下の各整数としたとき、
360°/n×(m−1)+1°≦θ2≦360°/n×m−1° ……(1)
の範囲とする配線パターンの配置方法である。
また、本発明は、前記最小の平行四辺形の対角線を延長した線分は、前記いずれの個別接地配線とも1°以上の角度で交差するように配置する配線パターンの配置方法。
また、本発明は、前記配線基板は曲げ可能なフレキシブル配線基板とする配線パターンの配置方法である。
本発明装置では、複数の個別信号配線の特性インピーダンスが一定値となるので、信号伝達の精度が上がり、高周波特性に優れている。
本発明方法によれば、一定値の特性インピーダンスを有する個別信号配線の配置が容易になる。
図1は、本発明の配線基板1の断面図であり、ポリイミド等の樹脂フィルムから成るベースフィルム10の裏面に、銅箔や銅薄膜等の金属膜がパターニングされて成る接地配線パターン20が配置されており、表面に、同様に銅箔や銅薄膜等の金属膜がパターニングされて成る信号配線パターン30が配置されている。
ベースフィルム10は10μm〜30μm、各パターン20、30は数μ〜30μm程度の厚みであり、配線基板1は可撓性や屈曲性を有し、曲げることが可能なフレキシブル配線基板である。
ベースフィルム10の両面には、カバーフィルム41、42がそれぞれ配置されており、接地配線パターン20と信号配線パターン30は、外部回路との接続部分を除き、露出しないように保護されている。
図2は、信号配線パターン30の平面形状を説明するための図面である。信号配線パターン30の直線部分は、複数の個別信号配線311〜318で構成されている。
個別信号配線311〜318が伸びる方向のうち、いずれか一方向をX軸にとり、他の方向とX軸との成す角度をβで表すと(0<β≦90°)、任意の個別信号配線311〜318はX軸とβ×n(nは0以上の整数)で交差する。ここで、βは、β=90°/m(mは1以上の整数)である。
m=6の場合、β=15°であり、各個別信号配線311〜318は、0°、15°、30°、45°、60°、75°、90°の角度でX軸と交差する。
図中、符号311で示された個別信号配線が伸びる方向をX軸にとると、符号312は15°、符号313は30°、符号314、315は45°、符号316は60°、符号317は75°、符号318は90°の鋭角又は直角でX軸と交わる個別信号配線である。
図3は、接地配線パターン20の平面形状を説明するための図面である。
接地配線パターン20はメッシュ状(網状)であり、その網は、互いに平行に等間隔に配置された第一の接地配線群21と、第一の接地配線群21と交差し、互いに平行に等間隔に配置された第二の接地配線群22とで構成されている。
符号211〜216は、第一の接地配線群21を構成する第一の個別接地配線を示しており、符号221〜226は、第二の接地配線群22を構成する第二の個別接地配線を示している。
隣接する二本の第一の個別接地配線211〜216と、それに交差する隣接する二本の第二の個別接地配線221〜226とで形成される四角形は、第一、第二の接地配線群21、22の交点で構成される四角形のうちの最小の四角形になる。
そした、隣接する第一の個別接地配線211〜216間の間隔d1の値と、隣接する第二の個別接地配線221〜226の間隔d2の値は異なるように構成されており、第一の接地配線群21と第二の接地配線群22との交差角度は90度ではないように構成されているから、最小の四角形は、正方形や長方形や菱形ではない平行四辺形となる。この平行四辺形は、交点で構成される平行四辺形のうち最小の平行四辺形である。
ここでは第一、第二の個別接地配線211〜216、221〜226の線幅は等しい。図4は、それら第一、第二の個別接地配線211〜216、221〜226の幅方向中央を通る線分とX、Y軸の関係を示す図面である。
第一の個別接地配線211〜216の間隔は、それらの幅方向中央を通る線分の隣接する線分間の距離であり、第二の個別接地配線221〜226の間隔は、それらの幅方向中央を通る線分のうちの隣接する線分間の距離である。
本発明の第一、第二の個別接地配線211〜216、221〜226は、X軸とβ×nの角度で交わる個別信号配線31のいずれのものに対しても平行ではなく、最低でも1°以上の角度で交差するように配置されている。
β=15°の場合、0°、15°、30°、45°、60°、75°、又は90°の角度で交わる個別信号配線31のいずれのものに対しても平行ではなく、どの個別信号配線31とも最低でも1°以上の角度で交差するように配置されている。
これにより、どの個別信号配線31も、第一、第二の個別接地配線211〜216、221〜226とは平行にならず、個別信号配線31が第一又は第二の個別接地配線211〜216、221〜226とX−Y平面上で重ならないようになっている。
図5は、接地配線パターン20と信号配線パターン30とを重ね合わせた図面である。
更に、本発明では、最小の平行四辺形(隣接する二本の第一の個別接地配線211〜216と、それに交差する隣接する二本の第二の個別接地配線221〜226とで形成される平行四辺形)の二本の対角線をそれぞれ延長した線分a,bは、いずれの個別信号配線31に対しても平行ではなく、どの個別信号配線31に対しても1°以上の角度で交わるように配置されている。
これにより、どの個別信号線31も、隣り合う最小の平行四辺形の頂点を連続して通ることが無くなり、特性インピーダンスが一致するようになる。
図4中、符号θ1は、第一の個別接地配線211〜216とX軸とが交差した角度のうち、0°及び90°を含む正の鋭角であり、その鋭角θ1の値は、1°≦θ1≦β−1°にされており、β=15°の場合、1°≦θ1≦14°の範囲に設定されている。従って、どの個別信号配線31も第一の個別接地配線211〜216とも1°以上の角度で交わらないようにされている。
また、符号θ2は、第二の個別接地配線221〜226とX軸とが交差する角度であて、同様に、0°及び90°を含む正の鋭角の値を採用すると、θ2が採り得る0°以上90°以下の範囲から、β×n−1°以上β×n+1°以下の範囲の角度(nは0以上の整数)が除外されており、β=15°の場合、θ1は、1°≦θ2≦14°、16°≦θ2≦29°、31°≦θ2≦44°、46°≦θ2≦59°、61°≦θ2≦74°又は76°≦θ2≦89°の範囲とされている。
その結果、どの個別信号配線31も第二の個別接地配線221〜226と1°以上の角度で交わるようにされている。
第一の個別接地配線211〜216は等間隔であり、第二の個別接地配線221〜226も等間隔であるが、その間隔は異なる大きさであり、上記最小の平行四辺形の交差する二辺の長さL1、L2は、L1≠L2にされている。これにより、最小の平行四辺形の対角線を延長した線分a、bが、いずれの個別信号配線31とも平行にならないようにすることができる。
1=L2にした場合には、個別信号配線31が第二の個別接地配線221〜226と1°以上の角度で交わるように設計することが困難になる。
なお、上記実施例では、個別信号配線31同士が15°刻み(β=15°)で交差していたが、15°刻みで交わっていると、個別信号配線同士が、90°の角度で交差する場合と、30°の角度で交差する場合と、45°の角度で交差する場合と、60°の角度で交差する場合が含まれる。30°、45°、60°、90°の角度で交差すると設計が容易であり、個別信号配線が引き回しやすい。
また、上記実施例では、樹脂フィルムをポリイミドで構成したが、本発明の樹脂フィルムはポリイミドフィルムに限定されるものではない。
本発明の配線基板の断面図 本発明の配線基板の個別信号配線の方向を説明するための図面 本発明の配線基板の接地配線パターンの平面形状を説明するための図面 本発明の個別接地配線とX軸の成す角度を説明するための図面 本発明の信号配線パターンと接地配線パターンを重ね合わせた状態を説明するための図面 従来技術の接地配線パターンを説明するための図面 その接地配線パターンと信号配線パターンの相対的な位置関係を説明するための図面 接地配線パターンと頂点上で交差する個別信号配線と辺上で交差する信号配線パターンの特性インピーダンスの相違を説明するためのグラフ
符号の説明
10……樹脂フィルム
20……接地配線パターン
30……信号配線パターン
21……第一の接地配線群
211〜216……第一の個別接地配線
22……第二の接地配線群
221〜226……第二の個別接地配線
311〜318……個別信号配線
θ1……第一の個別接地配線とX軸とが交差する鋭角(0°〜90°)
θ2……第二の個別接地配線とX軸とが交差する鋭角(0°〜90°)

Claims (12)

  1. 樹脂フィルムと、
    前記樹脂フィルムの片面側に配置された信号配線パターンと、
    前記樹脂フィルムの反対側の面に配置された接地配線パターンとを有し、
    前記信号配線パターンを構成する個別信号配線のうち、いずれか一本の個別信号配線をX軸にとると、前記X軸と交差する個別信号配線は、15°、30°、45°、60°、75°、90°のいずれかの角度で交差するように配置され、
    前記接地配線パターンは、互いに平行に配置された複数の第一の個別接地配線と、
    前記第一の個別接地配線と交差し、互いに平行に配置された複数の第二の個別接地配線とを有し、前記第一の個別接地配線と前記第二の個別接地配線とで平行四辺形が形成される配線基板であって、
    前記第一の個別接地配線と前記X軸とが交差する正の鋭角θ1は、1°≦θ1≦14°の範囲にされ、
    隣接する前記第一の個別接地配線と、それに交差する隣接する前記第二の個別接地配線とで構成される最小の平行四辺形の交差する二辺の長さは異なるように構成された配線基板。
  2. 前記第二の個別接地配線と前記X軸とが交差する正の鋭角θ2の値は、1°≦θ2≦14°、16°≦θ2≦29°、31°≦θ2≦44°、46°≦θ2≦59°、61°≦θ2≦74°又は76°≦θ2≦89°の範囲とされた請求項1記載の配線基板。
  3. 樹脂フィルムと、
    前記樹脂フィルムの片面側に配置された信号配線パターンと、
    前記樹脂フィルムの反対側の面に配置された接地配線パターンとを有し、
    前記信号配線パターンを構成する個別信号配線のうち、いずれか一本の個別信号配線をX軸にとると、前記X軸と交差する個別信号配線は、360°/n(nは180以下4以上の整数)のいずれかの角度で交差するように配置され、
    前記接地配線パターンは、互いに平行に配置された複数の第一の個別接地配線と、
    前記第一の個別接地配線と交差し、互いに平行に配置された複数の第二の個別接地配線とを有し、前記第一の個別接地配線と前記第二の個別接地配線とで平行四辺形が形成される配線基板であって、
    前記第一の個別接地配線と前記X軸とが交差する正の鋭角θ1は、1°≦θ1≦360°/n−1°の範囲にされ、
    隣接する前記第一の個別接地配線と、それに交差する隣接する前記第二の個別接地配線とで構成される最小の平行四辺形の交差する二辺の長さは異なるように構成された配線基板。
  4. 前記第二の個別接地配線と前記X軸とが交差する正の鋭角θ2の値は、
    nを4以上180以下の整数とし、mを、1以上n以下の各整数としたとき、
    360°/n×(m−1)+1°≦θ2≦360°/n×m−1° ……(1)
    の範囲とされた請求項3記載の配線基板。
  5. 前記最小の平行四辺形の対角線を延長した線分は、前記いずれの個別接地配線とも1°以上の角度で交差するように配置された請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の配線基板。
  6. 前記配線基板は曲げ可能なフレキシブル配線基板である請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の配線基板。
  7. 樹脂フィルムと、
    前記樹脂フィルムの片面側に配置された信号配線パターンと、
    前記樹脂フィルムの反対側の面に配置された接地配線パターンとを有し、
    前記信号配線パターンを構成する個別信号配線のうち、いずれか一本の個別信号配線をX軸にとると、前記X軸と交差する個別信号配線は、15°、30°、45°、60°、75°、90°のいずれかの角度で交差するように配置され、
    前記接地配線パターンは、互いに平行に配置された複数の第一の個別接地配線と、
    前記第一の個別接地配線と交差し、互いに平行に配置された複数の第二の個別接地配線とを有し、前記第一の個別接地配線と前記第二の個別接地配線とで平行四辺形が形成される配線基板に対する配線パターンの配置方法であって、
    前記第一の個別接地配線と前記X軸とが交差する正の鋭角θ1を、1°≦θ1≦14°の範囲にし、
    隣接する前記第一の個別接地配線と、それに交差する隣接する前記第二の個別接地配線とで構成される最小の平行四辺形の交差する二辺の長さを異ならせる配線パターンの配置方法。
  8. 前記第二の個別接地配線と前記X軸とが交差する正の鋭角θ2の値を、1°≦θ2≦14°、16°≦θ2≦29°、31°≦θ2≦44°、46°≦θ2≦59°、61°≦θ2≦74°又は76°≦θ2≦89°の範囲にする請求項7記載の配線パターンの配置方法。
  9. 樹脂フィルムと、
    前記樹脂フィルムの片面側に配置された信号配線パターンと、
    前記樹脂フィルムの反対側の面に配置された接地配線パターンとを有し、
    前記信号配線パターンを構成する個別信号配線のうち、いずれか一本の個別信号配線をX軸にとると、前記X軸と交差する個別信号配線は、360°/n(nは180以下4以上の整数)のいずれかの角度で交差するように配置され、
    前記接地配線パターンは、互いに平行に配置された複数の第一の個別接地配線と、
    前記第一の個別接地配線と交差し、互いに平行に配置された複数の第二の個別接地配線とを有し、前記第一の個別接地配線と前記第二の個別接地配線とで平行四辺形が形成される配線基板に対する配線パターンの配置方法であって、
    前記第一の個別接地配線と前記X軸とが交差する正の鋭角θ1を、1°≦θ1≦360°/n−1°の範囲にし、
    隣接する前記第一の個別接地配線と、それに交差する隣接する前記第二の個別接地配線とで構成される最小の平行四辺形の交差する二辺の長さを異ならせる配線パターンの配置方法。
  10. 前記第二の個別接地配線と前記X軸とが交差する正の鋭角θ2の値を、nを4以上180以下の整数とし、mを、1以上n以下の各整数としたとき、
    360°/n×(m−1)+1°≦θ2≦360°/n×m−1° ……(1)
    の範囲とする請求項9記載の配線パターンの配置方法。
  11. 前記最小の平行四辺形の対角線を延長した線分は、前記いずれの個別接地配線とも1°以上の角度で交差するように配置する請求項7乃至請求項10のいずれか1項記載の配線パターンの配置方法。
  12. 前記配線基板を曲げ可能なフレキシブル配線基板で構成させる請求項7乃至請求項11のいずれか1項記載の配線パターンの配置方法。
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