JP2006147097A - 記録再生システム、ディスクフォーマット方法、ディスクフォーマットプログラム及び記録媒体 - Google Patents

記録再生システム、ディスクフォーマット方法、ディスクフォーマットプログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 ファイル管理情報の信頼性を高めた記録再生システム及びディスクフォーマット方法を提供する。
【解決手段】 フォーマットを実行するたびにファイル管理情報を読み取ってその領域の劣化状態をチエックし、劣化している場合に限りプリギャップの長さを変更してファイル管理情報を記録する位置を変更し、記録膜が劣化していない領域を新たにファイル管理情報を記録する領域として利用する。まずフォーマットしたトラックからプリギャップの後に記録されているファイル管理情報を読み出し(S4)、読み出したファイル管理情報が正しい情報か否かを判定する(S5)。ステップS5によりエラーが発生した場合は(S5でYESのルート)、ステップS2に戻り、再びプリギャップ長(L)に更に150ブロックを設定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記録再生システム及びディスクフォーマット方法に関し、さらに詳しくは、論理フォーマット仕様がUDF仕様により記録された相変化記録媒体のファイル管理情報を正確に再生するためのフォーマット方法に関するものである。
図5は光ディスクのセッションの構成を示す図である。セッションはLIA(Lead-in Area)35とLOA(Lead-out Area)37に挟まれたPA(Program Area)36からなる単位により構成されている。PA36は1つ以上のトラックよりなり、各トラックの先頭部にはTDB(Track Descriptor Block)、RO(Run Out)ブロック、リンクブロック、RI(Run In)ブロック等よりなるプリギャップと呼ばれる領域が通常150ブロック設けられている(図6参照)。また図7のようにTDBのユーザデータフィールドのTDU(Track Descriptor Units)にはトラックの記録方法が記録されている。そしてトラックの記録方法は、「Uninterrupted Written Data Track」と「Incremental Written Data Track」と「Uninterrupted Written Audio Track」がある。「Incremental Written Data Track」はパケットライトとも呼ばれる。このようなパケット単位での情報記録方式としては、一定のサイズのパケット毎に記録される固定パケット(Fixed Packet:FP)と、データのサイズにより異なるパケットサイズで記録される可変パケット(Valuable Packet:VP)との2種類がある。
FPでは、データは64Kバイト(32ブロック)のパケット単位で追記される。またFPで記録されるファイルの管理方法として、UDF(universal disk format)がある。このUDFでは、プリギャップの後にファイル管理情報が記録される領域があり、その後に実データが記録される(図4参照)。このファイル管理情報は、データの記録の度に全てが書き換えられるため、DOW(ダイレクト・オーバー・ライト)回数が最も多い領域である。即ち、相変化記録膜は、DOWにより劣化し、特に記録パワーが高い場合は劣化が顕著となる。
また、特許文献1には、制御情報の最初の位置にこの制御情報の書替回数を記録する制御情報書替回数記録部が配置される。この制御情報書替回数が所定回数(たとえば安全を見て1万回)を越えると、AVデータエリア内の制御情報の記録位置が自動的に変更され、AVデータエリア内の制御情報の記録位置はアンカーポインタに記録されている。このように制御情報の記録位置変更にともなってアンカーポインタの情報も自動的に変更するようにして制御情報の信頼性を高める技術について開示されている。
特許第3389088号
しかし、従来のフォーマット方法では、ファイル管理情報を記録する領域の相変化記録膜の劣化が生じると記録・再生が不能となり、ディスクを再度フォーマットしても、ファイル管理情報記録領域はプリギャップの後の同じ特定の位置に配置されるので、データ記録領域が劣化していなくて記録再生可能でも、ファイル管理情報が記録再生できなくなり、その結果、ディスクが利用できなくなるといった問題がある。
また、特許文献1に開示されている従来技術は、書き換え回数情報が所定回数を超えるとき、制御情報の記録位置を変更できる発明である。即ち、書き換え回数の突出する管理領域の制御情報の信頼性低下を記録位置の変更により解消する方法であり、書き換え回数を管理することにより位置を変更するため、確実に劣化しているとは限らず劣化位置を特定する信頼性が低い。
本発明は、かかる課題に鑑み、フォーマットを実行するたびにファイル管理情報を読み取ってその領域の劣化状態をチエックし、劣化している場合に限りプリギャップの長さを変更してファイル管理情報を記録する位置を変更し、記録膜が劣化していない領域を新たにファイル管理情報を記録する領域として利用することにより、ファイル管理情報の信頼性を高めた記録再生システム及びディスクフォーマット方法を提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、システム全体を制御するホスト装置と、書き換え可能な相変化記録媒体にレーザ光を照射してデータの読み出し、又は書き込みを行う光ディスク装置と、を備えた記録再生システムにおいて、前記ホスト装置は、前記相変化記録媒体の論理フォーマット仕様をUDF仕様により行う場合、各トラックの先頭部に設けられたプリギャップ領域の後に記録されたファイル管理情報を再生するに際してエラーが生じた場合、前記プリギャップ領域の長さを変更して再度、前記UDF仕様によるフォーマットを行うように制御することを特徴とする。
本発明は、フォーマットを実行するときに、各トラックの先頭部に設けられたプリギャップ領域の後に記録されたファイル管理情報が記録された領域が劣化しているか否かを検出し、劣化していなければ、プリギャップ領域を変更しないでフォーマットを続行し、劣化していればプリギャップ領域の長さを変更して再度、フォーマットを続行するものである。これにより、ファイル管理情報が記録された領域の劣化に応じてその位置を変更して、常に正確にファイル管理情報を再生できるようにしたものである。
請求項2は、前記ホスト装置は、前記プリギャップ領域の長さを変更する場合、少なくとも前記ファイル管理情報が記録された領域より長くなるように前記プリギャップ領域を増加させることを特徴とする。
ファイル管理情報が記録されている領域が劣化している場合、プリギャップ領域の長さを変更して位置を変更するが、その長さが元のファイル管理情報が記録されている領域より短いと、劣化位置を避けたことにならない。そこで本発明では、必ず元のファイル管理情報が記録されている領域より長くなるように、プリギャップ領域の長さを変更するものである。
請求項3は、前記プリギャップ領域の長さを変更する単位は、所定のブロック単位であることを特徴とする。
請求項2の条件を満たせばどのような長さでも構わないが、ホスト装置が制御する場合、ブロック単位で行う方が制御を容易とすることができる。
請求項4は、書き換え可能な相変化記録媒体の論理フォーマット仕様をUDF仕様により行うディスクフォーマット方法において、前記相変化記録媒体の各トラックの先頭部に設けられたプリギャップ領域の後に記録されたファイル管理情報を再生するに際してエラーが生じた場合、前記プリギャップ領域の長さを変更して再度、前記UDF仕様によるフォーマットを行うことを特徴とする。
本発明は請求項1と同様の作用効果を奏する。
請求項5は、前記プリギャップ領域の長さを所定のブロック単位に増加させることを特徴とする。
本発明は請求項2と同様の作用効果を奏する。
請求項6は、前記ブロック単位は150ブロック単位であることを特徴とする。
本発明は請求項3と同様の作用効果を奏する。
請求項7は、請求項4乃至6の何れか一項に記載のディスクフォーマット方法をコンピュータが制御可能にプログラミングしたことを特徴とする。
請求項8は、請求項7に記載のディスクフォーマットプログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする。
請求項1、4の発明によれば、相変化記録媒体の論理フォーマット仕様をUDF仕様により行う際、各トラックの先頭部に設けられたプリギャップ領域の後に記録されたファイル管理情報を再生してエラーが生じた場合、プリギャップ領域の長さを変更して再びUDF仕様によるフォーマットを行うように制御するので、ファイル管理情報を記録した領域の劣化状態を正確に把握することができ、ファイル管理情報の信頼性を高めることができる。
また請求項2、5では、少なくともファイル管理情報が記録された領域より長くなるようにプリギャップ領域を増加させるので、必ず劣化した記録領域を避けた位置にファイル管理情報を記録することができる。
また請求項3、6では、プリギャップ領域の長さを変更する単位は、所定のブロック単位であるので、ホスト装置の制御を容易とすることができる。
また請求項7では、本発明のディスクフォーマット方法をコンピュータが制御可能なOSに従ってプログラミングすることにより、そのOSを備えたコンピュータであれば同じ処理方法により制御することができる。
また請求項8では、ディスクフォーマットプログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録媒体に記録することにより、この記録媒体を持ち運ぶことにより何処でもプログラムを稼動することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の実施形態に係る記録再生装置である光ディスク装置(ドライブ)の構成例を示す図である。尚、記録媒体1として、CD−ROM等の再生専用光ディスクの他に、一度だけ書込み可能でCDフォーマットに準拠した記録可能なCD−R(CD−Recordable)である追記型の光ディスクや、CDフォーマットに準拠した記録可能なCD−RW(CD−ReWritable)である書換え型の光ディスクを対象とする光ディスク装置への適用例を示す。
この光ディスク装置21は、情報を記録した記録媒体1と、この記録媒体1を回転駆動するスピンドルモータ2と、スピンドルモータ2を駆動するモータドライバ3と、線速度一定(CLV)又は回転数一定(CAV)となるように制御するサーボ手段4と、後述する半導体レーザ、光学系、フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ、受光器、ポジションセンサ等を内蔵しており、レーザ光を光ディスク1の記録面に照射する光ピックアップ5と、データ再生時に光ピックアップ5で得られた再生信号を増幅してイコライザ処理や2値化(デジタル化)処理するリードアンプ6と、リードアンプ6の信号をEFM復調するCDデコーダ7と、デインターリーブとエラー訂正の処理後のデータの信頼性を高めるためのエラー訂正処理を行うCD−ROMデコーダ8と、CD−ROMデコーダ8で処理したデータを一旦バッファRAM10に蓄積するバッファマネージャ9と、バッファRAM10と、セクタデータとして揃ったときにホスト側へ一気に転送するATAPIやSCSIといったインターフェース11と、CDデコーダ7から出力されるデータからアナログのオーディオ信号を取り出すD/Aコンバータ12と、ATIP信号の情報を取り出すとともに、ATIPエラーを検出してATIP信号の検出エラー率を計測するATIPデコーダ13と、エラー訂正コードの付加やインターリーブ(並べ替え)を行った後、EFM変調するCDエンコーダ14と、CD−ROMエンコーダ15と、光ピックアップ5を制御するレーザコントロール回路16と、上述の各部の動作を制御するためのCPU17、ROM18及びRAM19からなるマイクロコンピュータ20と、を備えて構成される。
図1を参照して光ディスク装置21の概略構成及び動作について説明する。まず、CD系ディスクではディスク基板上の色素材料或いは相変化材料にデータで変調されたレーザ光を照射してピットあるいはマークを形成し、これらにレーザ光を当てて、その反射光の変化でデータを読み取る。このデータ列はレコードのようにディスク基板上に螺旋状に並べられている。この螺旋状に配された線をトラックと呼んでおり、隣り合うトラック間の距離は1.6μmである。
このような光ディスク1は駆動手段としてのスピンドルモータ2によって回転駆動される。スピンドルモータ2はモータドライバ3とサーボ手段4とによって線速度一定(CLV)又は回転数一定(CAV)となるように制御される。その線速度は段階的に変更が可能である。光ピックアップ5は後述する半導体レーザ、光学系、フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ、受光器、ポジションセンサ等を内蔵しており、レーザ光を光ディスク1の記録面に照射する。
光ピックアップ5は図示しないシークモータによりスレッジ方向(ディスク半径方向)に移動可能とされている。これらのフォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ、シークモータは受光器やポジションセンサから得られる信号に基づきモータドライバ3とサーボ手段4とによってレーザスポットを光ディスク1上の目的の場所に位置させるように制御する。
データ再生時には、光ピックアップ5で得られた再生信号をリードアンプ6で増幅してイコライザ処理や2値化(デジタル化)処理した後、CDデコーダ7に入力してEFM復調する。即ち、EFM信号は、光学的に再生又は記録しやすいように8ビットデータを14ビットデータに変調したデータであり、EFM復調されたデータはデインターリーブ(並べ替え直し処理)とエラー訂正の処理を行う。さらに、そのデインターリーブとエラー訂正の処理後のデータをCD−ROMデコーダ8に入力してデータの信頼性を高めるためのエラー訂正処理を行う。
その後、CD−ROMデコーダ8で処理したデータをバッファマネージャ9によって一旦バッファRAM10に蓄積し、セクタデータとして揃ったときにATAPIやSCSIといったインターフェース11によってホスト側へ一気に転送する。また、音楽データの場合、CDデコーダ7から出力されるデータをD/Aコンバータ12に入力してアナログのオーディオ信号を取り出す。
一方、データ記録時には、ATAPIやSCSIといったインターフェース11によってホストから転送されたデータを受信すると、そのデータをバッファマネージャ9によって一旦バッファRAM10に蓄積する。バッファRAM10に或る程度のデータが蓄積されたときに記録を開始するが、その前にレーザスポットを書き込み開始地点に位置させる。その書き込み開始地点はトラック(プリグルーブ)の蛇行によって予め光ディスク1に刻まれているウォブル信号であるATIP(Absolute Time In Pre-groove)信号によって求められる。ATIP信号は光ディスク上の絶対番地を示す時間情報であり、ATIPデコーダ13によってATIP信号の情報を取り出すとともに、ATIPエラーを検出してATIP信号の検出エラー率を計測する。
また、ATIPデコーダ13が生成する同期信号はCDエンコーダ14に入力されて正確な位置でのデータの書き出しを可能にしている。またバッファRAM10のデータは、CD−ROMエンコーダ15やCDエンコーダ14でエラー訂正コードの付加やインターリーブ(並べ替え)を行った後、EFM変調され、光ピックアップ5を介して光ディスク1に記録される。
このような光ディスク装置21は、上述の各部の動作を制御するためのCPU17、ROM18及びRAM19からなるマイクロコンピュータ20を備えている。
光ディスク1をスピンドルモータ2からなる駆動手段により回転駆動し、記録再生用光ピックアップ5により半導体レーザからなる光源を駆動して、この半導体レーザから図示しない光学系を介して光ディスク1にレーザ光を照射することにより、この光ディスク1の記録層に変化を生じさせ、光ディスクからの反射光を光ピックアップ5で受光して光ディスク1に対する情報の記録や再生を行う。光ピックアップ5の最適記録パワーはレーザコントロール回路16により設定される。
図2は本発明の記録再生システムのブロック図である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明する。この記録再生システム23は、システム全体を制御するホストPC(ホスト装置)22と、書き換え可能な相変化記録媒体にレーザ光を照射してデータの読み出し、又は書き込みを行う光ディスク装置21と、を備えて構成される。そして当該記録再生システム23においてホストPC22による制御の下に活用される。当該記録再生システム23におけるホストPC22は、主制御装置24、インターフェース25、記録装置(HDD)26、入力装置27及び表示装置28などを備えている。主制御装置24は、マイクロコンピュータ、メインメモリ(何れも不図示)などを含んで構成され、ホスト全体を制御する。インターフェース25は、光ディスク装置21との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI及びSCSI等の標準インターフェースに準拠している。インターフェース25は情報記録装置21のインターフェース11と接続されている。なお、各インターフェース11、25間の接続形態は、通信ケーブル(例えばSCSIケーブル)などの通信線を用いたケーブル接続だけでなく、赤外線などを利用したワイヤレス接続であっても良い。
記録装置(HDD)26には、主制御装置24のマイクロコンピュータで解読可能なコードで記述されたプログラムが格納されている。なお、ホストPC22の駆動電源がオン状態になると、上記プログラムは主制御装置24のメインメモリにロードされる。表示装置28は、例えばCRT、液晶ディスプレイ(LCD)及びプラズマディスプレイパネル(PDP)などの表示部(図示省略)を備え、主制御装置24からの各種情報を表示する。入力装置27は、例えばキーボード、マウス、その他のポインティングデバイスなどのうち少なくとも1つの入力媒体(図示省略)を備え、ユーザから入力された各種情報を主制御装置24に通知する。なお、入力媒体からの情報はワイヤレス方式で入力されても良い。また、表示装置28と入力装置27とが一体化したものとして、例えばタッチパネル付きCRTなどがある。
また、ホストPC22はオペレーティングシステム(以下「OS」という)を搭載している。そして、ホストPC22を構成する全てのデバイスはOSによって管理されているものとする。
図3は本発明のフォーマット方法を説明するフローチャートである。まずプリギャップ長(L)を0にクリアする(S1)。そしてプリギャップ長(L)に更に150ブロックを設定する(S2)。この時点ではL=0なのでプリギャップ長(L)は150ブロックである。このプリギャップ長(L)は通常設定されるブロック数である。次に相変化記録媒体の論理フォーマット仕様をUDF使用によりフォーマッティングする(S3)。このとき、前に記録されているファイル記録情報は全て消去されて、再び同じ位置にファイル管理情報が記録される。そしてフォーマットしたトラックからプリギャップの後に記録されているファイル管理情報を読み出し(S4)、読み出したファイル管理情報が正しい情報か否かを判定する。具体的には読み出しエラーが発生したか否かにより判定する(S5)。ステップS5によりエラーが発生しなければ(S5でNOのルート)、そこでフォーマット動作を終了する。ステップS5によりエラーが発生した場合は(S5でYESのルート)、ステップS2に戻り、再びプリギャップ長(L)に更に150ブロックを設定する。その結果、プリギャップ長(L)は300ブロックとなる(S2)。そして、ステップS3により再度フォーマッティングすると、次に記録されるファイル管理情報の位置は300ブロック後の位置となり、新しい領域にファイル管理情報が記録されることになる。それ以降は前の動作と同様である。本実施形態では、相変化記録媒体としてCD−RWを用いているが、相変化記録媒体がDVD+RWの場合も同様である。
図4は、フォーマッティング動作中にファイル管理情報の読み取りエラーが発生した場合のトラックNの記録内容を説明するための模式図である。図4(a)は最初に設定されたプリギャップ長(150ブロック)のときのトラックNの記録内容であり、先頭にプリギャップ30、その次にファイル管理情報31が記録され、その次に実データ32が記録されている。そして、ファイル管理情報31をフォーマッティング後に読み出した際、読み出しエラーが発生すると、図4(b)のように、プリギャップ30の後に150ブロックのプリギャップ33が追加され、その後にファイル管理情報31が記録される。これにより、図4(a)のファイル管理情報31の位置が図4(b)のように300ブロック長の後の位置に移動することがわかる。即ち、ファイル管理情報31が新しい位置に記録されたことになる。
以上のとおり本実施形態は、フォーマットを実行するときに、各トラックの先頭部に設けられたプリギャップ30の後に記録されたファイル管理情報31が記録された領域が劣化しているか否かを検出し、劣化していなければ、プリギャップ30を変更しないでフォーマットを続行し、劣化していればプリギャップ30の長さを変更して再度、フォーマットを続行するものである。これにより、ファイル管理情報31が記録された領域の劣化に応じてその位置を変更して、常に正確にファイル管理情報31を再生できるようにしたものである。そして、ファイル管理情報31が記録されている領域が劣化している場合、プリギャップ30の長さを変更して位置を変更するが、その長さが元のファイル管理情報が記録されている領域より短いと、劣化位置を避けたことにならないので、必ず元のファイル管理情報31が記録されている領域より長くなるように、プリギャップの長さを変更するものである。この例では、プリギャップが150ブロックあればファイル管理情報31が記録されている領域より長いと仮定した場合である。即ち、プリギャップの長さがファイル管理情報31が記録されている領域より長い条件を満たせば、どのような長さでも構わないが、ホストPC22が制御する場合、ブロック単位で行う方が制御を容易とすることができる。
本発明の実施形態に係る記録再生装置である光ディスク装置(ドライブ)の構成例を示す図である。 本発明の記録再生システムのブロック図である。 本発明のフォーマット方法を説明するフローチャートである。 本発明のフォーマッティング動作中にファイル管理情報の読み取りエラーが発生した場合のトラックNの記録内容を説明するための模式図である。 光ディスクのセッションの構成を示す図である。 光ディスクのトラックのデータ構成を示す図である。 光ディスクのTDBユーザデータフィールドを示す図である。
符号の説明
21 光ディスク装置、22 ホストPC(ホスト装置)、23 記録再生システム、24 主制御装置、25 インターフェース、26 記録装置(HDD)、27 入力装置、28 表示装置

Claims (8)

  1. システム全体を制御するホスト装置と、書き換え可能な相変化記録媒体にレーザ光を照射してデータの読み出し、又は書き込みを行う光ディスク装置と、を備えた記録再生システムにおいて、
    前記ホスト装置は、前記相変化記録媒体の論理フォーマット仕様をUDF仕様により行う場合、各トラックの先頭部に設けられたプリギャップ領域の後に記録されたファイル管理情報を再生するに際してエラーが生じた場合、前記プリギャップ領域の長さを変更して再度、前記UDF仕様によるフォーマットを行うように制御することを特徴とする記録再生システム。
  2. 前記ホスト装置は、前記プリギャップ領域の長さを変更する場合、少なくとも前記ファイル管理情報が記録された領域より長くなるように前記プリギャップ領域を増加させることを特徴とする請求項1に記載の記録再生システム。
  3. 前記プリギャップ領域の長さを変更する単位は、所定のブロック単位であることを特徴とする請求項1または2に記載の記録再生システム。
  4. 書き換え可能な相変化記録媒体の論理フォーマット仕様をUDF仕様により行うディスクフォーマット方法において、
    前記相変化記録媒体の各トラックの先頭部に設けられたプリギャップ領域の後に記録されたファイル管理情報を再生するに際してエラーが生じた場合、前記プリギャップ領域の長さを変更して再度、前記UDF仕様によるフォーマットを行うことを特徴とするディスクフォーマット方法。
  5. 前記プリギャップ領域の長さを変更する場合、少なくとも前記ファイル管理情報が記録された領域より長くなるように前記プリギャップ領域を増加させることを特徴とする請求項4に記載のディスクフォーマット方法。
  6. 前記プリギャップ領域の長さを変更する単位は、所定のブロック単位であることを特徴とする請求項4または5に記載のディスクフォーマット方法。
  7. 請求項4乃至6の何れか一項に記載のディスクフォーマット方法をコンピュータが制御可能にプログラミングしたことを特徴とするディスクフォーマットプログラム。
  8. 請求項7に記載のディスクフォーマットプログラムをコンピュータが読み取り可能な形式で記録したことを特徴とする記録媒体。
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