JP2006146776A - 減圧弁 - Google Patents

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Abstract


【課題】 減圧弁の制御を容易にするとともに、製造コストの低減を図ることができる減圧弁を提供する。
【解決手段】 減圧弁20は、ハウジング21、減圧ピストン22、駆動ピストン23およびばね手段18を備え、ハウジングは、一次ポート29と二次ポート30とが形成され、減圧ピストン22は、ハウジング21内に変位可能に保持され、その変位によって一次ポート29の開度を調節し、一次圧力の一次圧力室84と二次圧力の二次圧力室92とを仕切り、駆動ピストン23は、ハウジング21内に変位可能に保持され、その変位に連動させて減圧ピストン22を変位させ、二次圧力室の流体から二次圧力を受け、ばね手段18は、減圧ピストン22および駆動ピストン23のうちの少なくともいずれか一方に、二次圧力に抗するばね力を付与する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば流体圧装置に設けられる減圧弁に関する。
図8は、従来技術の減圧弁1を簡略化して模式的に示す断面図である。減圧弁1は、ハウジング2、ピストン3およびばね部材4を有する。ハウジング2内に、ピストン3がその軸線方向に変位可能に設けられる。ハウジング2内において、ピストン3は前記軸線方向に長尺に形成されその軸線方向一端部および中間部の二箇所で保持される。ばね部材4は、ピストン3に軸線方向一方に向かうばね力を付与する。ハウジング2には、一次ポート5および二次ポート6が形成され、一次ポート5に外囲して突起片7が形成される。この突起片7とこれに対向するピストン3のシート部8とによって、減圧のためのオリフィス9が形成される。オリフィス9によってハウジング2内は、一次ポート5に連なる一次圧力室10と、二次ポート6に連なる二次圧力室11とに仕切られる。この減圧弁1は、一次ポート5に供給される一次圧力p1の流体を、オリフィス9を通過させることによって二次圧力p2に減圧し、二次ポート6から吐出する。
特開2003−150249号公報(第7頁、第4図)
従来の技術の減圧弁では、長尺のピストン3がその軸線方向一端部および中間部の二箇所で保持されているので、次のような問題(1)、(2)がある。
(1)ピストン3の軸線方向一端部および中間部をそれぞれ保持する保持部12,13の同軸度が低いと、ピストン3に周方向に不均一な接触面圧が作用する、具体的にはピストン3がハウジング2内で片当りした状態で保持される。これによってピストン3に不所望な摩擦力が作用し、減圧特性にヒステリシスが発生する。ピストンに作用する摩擦力がさらに大きくなると、減圧特性のヒステリシスが大きくなり、減圧弁の制御が困難となる。
(2)これを改善するために保持部12,13の同軸度を高くすることが必要である。前記保持部12,13の同軸度を高くするためには、要求されるハウジング2の加工精度を高くしなければならない、つまり同軸度公差を小さくする必要がある。これによってハウジング2の加工にかかる製造コストが高くなり、減圧弁1の大量生産が困難となる。
本発明の目的は、減圧弁の制御を容易にするとともに、製造コストの低減を図ることができる減圧弁を提供することである。
本発明は、一次ポートと二次ポートとが形成されるハウジングと、
ハウジング内に変位可能に保持される減圧ピストンであって、その変位によって一次ポートの開度を調節し、一次ポートに連なる一次圧力室と二次ポートに連なる二次圧力室とにハウジング内を仕切る減圧ピストンと、
ハウジング内に変位可能に保持される駆動ピストンであって、その変位に連動させて減圧ピストンを変位させ、二次圧力室の流体から二次圧力を受ける二次圧力受圧面を備える駆動ピストンと、
減圧ピストンおよび駆動ピストンの少なくとも一方に、二次圧力に抗するばね力を与えるばね手段とを備えることを特徴とする減圧弁である。
本発明に従えば、一次ポートから流入する流体は、一次圧力室を経て二次圧力室に流入する。駆動ピストンは、二次圧力受圧面に二次圧力室に流入する流体から二次圧力を受ける。二次圧力がばね手段によって与えられるばね力より大きくなると、駆動ピストンは、ハウジング内を変位する。減圧ピストンは、駆動ピストンの変位に連動して変位し、一次ポートの開度を調整する。一次ポートの開度を調節することによって、一次圧力室から二次圧力室に流入する流体の流量を調節し、二次ポートから排出される流体の二次圧力を減圧する。このように二次圧力を受ける二次圧力受圧面を備える駆動ピストンと、一次ポートの開度を調節する減圧ピストンとが別体に形成される。
本発明は、減圧ピストンに変位可能に挿通され、減圧ピストンに挿通される状態で減圧ピストンとの間に一次圧力に保持される背圧力室を形成するロッドと、
ハウジングに保持されるベースロッドであって、ロッドを支持してこのロッドにかかる一次圧力に抗する押圧力を与えるためのベースロッドとをさらに備えることを特徴とする。
本発明に従えば、ロッドが減圧ピストンとの間に一次圧力に保持される背圧力室を形成する。減圧ピストンは、一次圧力室の流体から受ける一次圧力に抗する一次圧力を背圧力室の流体によって付与される。ベースロッドは、ロッドにかかる一次圧力に抗する押圧力をロッドに与え、ロッドを支持する。これによって一次圧力に保持される背圧力室が形成することができるうえ、減圧ピストンに挿入されるロッドと、ハウジングに設けられるベースロッドとが別体に形成される。
本発明は、ベースロッドは、ロッドを支持する支持面が部分球面状に形成されることを特徴とする。
本発明に従えば、ベースロッドのロッドを支持する支持面が部分球面状に形成される。これによってベースロッドがロッドに対して傾いている状態でロッドを支持する場合であっても、支持面がロッドに対して片当りすることなく、このロッドを支持する。
本発明によれば、駆動ピストンの変位に連動して変位する減圧ピストンを設け、これら駆動ピストンおよび減圧ピストンでもって、一次ポートの開度を調節することで、一次圧力室から二次圧力室に流入する流体の流量を調節し、二次ポートから排出される流体の二次圧力を減圧することができる。このように駆動ピストンと減圧ピストンとが別体に形成されるので、次のような効果を奏する。これら駆動ピストンおよび減圧ピストンを必ずしも同軸上に形成する必要がなくなるので、駆動ピストンと減圧ピストンとの同軸度公差を、従来技術のものよりも大きく許容することができる。したがって駆動ピストンと減圧ピストンとを保持するハウジングに要求される加工精度を従来技術のものより低く緩和することができ、ハウジングの加工が容易になる。これによって減圧弁の製造コストを低減することができる。ハウジングの加工が容易になることで、減圧弁の大量生産を容易にすることが可能になる。
また駆動ピストンと減圧ピストンとが別体に形成されるので、駆動ピストンおよび減圧ピストンを従来のピストンより短尺に形成することが可能となる。またハウジングに対する駆動ピストンおよび減圧ピストンの片当りを抑制することができる。換言すれば、従来技術に係るピストンに比べて、駆動ピストンおよび減圧ピストンに作用する周方向に不均一な摩擦力を低減することができる。周方向に不均一な摩擦力を低減することによって、減圧弁の減圧特性のヒステリシスを従来より小さくすることができる。
それ故、減圧弁の制御を容易にするとともに、製造コストの低減を図ることができる減圧弁を実現することができる。
本発明によれば、ロッドとベースロッドとが別体に形成されるので、これらを同軸上に形成する必要がなく、ロッドとベースロッドとの同軸度公差を従来技術のものよりも大きく許容することができる。したがってロッドを保持する減圧ピストンに要求される加工精度を、従来技術のものより低く緩和することができ、減圧ピストンの加工が容易になる。これによって減圧ピストンとロッドとの間に背圧力室を形成する場合であっても、減圧弁の製造コストを低減することができる。減圧ピストンの加工が容易になることで、さらに減圧弁の大量生産が可能になる。
またロッドとベースロッドとが別体に形成されるので、ロッドおよびベースロッドがロッドとベースロッドとを一体に形成する場合より短尺に形成される。これによって減圧ピストンに対するロッドの接触面圧が、一体に形成される場合に比べて、周方向全周にわたって均一になる。したがって減圧ピストンに対するロッドの片当りを抑制することができる。これによって、ロッドが片当りする場合に比べて、ロッドに作用する周方向に不均一な摩擦力を低減することができる。これによって、減圧弁の減圧特性のヒステリシスを小さくすることができる。
本発明によれば、ベースロッドがロッドに対して傾いている状態でロッドを支持する場合であっても、支持面がロッドに対して片当りすることなく、このロッドを支持する。したがって減圧ピストンに対するロッドの接触面圧が周方向全周にわたって均一になる。これによってロッドに作用する周方向に不均一な摩擦力を低減することができ、この摩擦力に基づく減圧弁の減圧特性のヒステリシスを小さくすることができる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。各形態で先行する形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付し、重複する説明を略する場合がある。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している形態と同様とする。また実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
図1は、本発明の実施の第1の形態の減圧弁20を示す断面図である。図2は、ロッド24とベースロッド25とを拡大して示す図である。減圧弁20は、一次側から二次側に流体が流下する流路に介在され、供給される一次圧力p1の流体を、一次圧力より低い二次圧力p2に減圧して吐出する弁である。この減圧弁20は、ハウジング21、減圧ピストン22、駆動ピストン23、ロッド24、ベースロッド25、第1ばね部材26、第2ばね部材27および第3ばね部材19を含んで構成される。ハウジング21、減圧ピストン22、駆動ピストン23、ロッド24、ベースロッド25、第1ばね部材26、第2ばね部材27および第3ばね部材19は、設計上および加工上の誤差によって、相互に異なる軸線上に形成されている。たとえば、予め定められる同軸度公差の範囲内で形成することによって生じる誤差によって、これらの軸線が相互にずれて、異なる軸線上に形成され、減圧弁20の軸線L1と異なる軸線上に設けられている。以下では、説明の便宜上、これらが相互に同軸に設けられ、これらの軸の軸線は、減圧弁20の軸線L1と同軸に設けられているものとして説明している。実施の他の形態においても、同様である。
ハウジング21は、減圧ピストン22、駆動ピストン23、ロッド24およびベースロッド25を保持する第1ハウジング28と、一次ポート29および二次ポート30が形成される第2ハウジング31とを有する。第1ハウジング28は、大略的には有底円筒状であって、有底円筒状の本体部32と、大略的に円筒状の基部33と、円筒状のガイドブッシュ34とを備える。本体部32と基部33とガイド部34とは、相互に同軸に設けられ、これらの軸の軸線は、減圧弁の軸線L1と同軸に設けられる。この基部33には、軸線方向中間部に半径方向外方に突出して周方向全周に延びるフランジ状の外向き凸部35が形成され、この外向き凸部35の外周縁部が本体部32の開口端部に連なる。このようにして形成される第1ハウジング28は、基部33の軸線方向一端部36が第1ハウジング28の外方に向かって開口し、基部33の軸線方向他端部37が第1ハウジング28の内方に向かって開口する。以下では、軸線方向一方X1を第1ハウジング28の軸線方向一端部である開口端部38から第1ハウジング28の軸線方向他端部である底部39に向かう方向とし、軸線方向他方X2を第1ハウジング28の開口端部38から底部39に向かう方向とする。
減圧ピストン22は、有底円筒状に形成され、その底部である軸線方向一端部40側の部分を基部33の軸線方向一端部36から軸線方向他方X2に突出させ、残余部が基部33に挿通される。減圧ピストン22は、その開口端部である軸線方向他端部41に、半径方向外方に突出して周方向全周に延びるフランジ状の減圧ピストン凸部42が形成される。減圧ピストン22は、その一部が基部33に挿通される状態で第1ハウジング28内に軸線方向Xに変位可能に保持される。
第1ハウジングの基部33は、その軸線方向一端部36に半径方向内方に突出して周方向全周に延びるフランジ状のガイド部43が形成される。その軸線方向中間部の軸線方向他端部37寄りの部分には、半径方向内方に突出して周方向全周にわたって延びるフランジ状の基部内向き凸部44がガイド部43に対して軸線方向Xに間隔をあけて形成される。減圧ピストン22は、その軸線方向中間部の軸線方向一端部40寄りの部分の外周部がガイド部43の内周部に軸線方向Xに変位可能に保持される。減圧ピストン凸部42は、その外周部が基部のガイド部43と基部内向き凸部44との間の部分の内周部より小径に形成される。減圧ピストン22は、この減圧ピストン凸部42がガイド部と基部内向き凸部44との間に配置される。
減圧ピストン凸部42とガイド部43との間において、減圧ピストン22と基部33とは、半径方向に間隔をあけて形成される。これによって減圧ピストン凸部42とガイド部43との間に、円環状の第1ばね収容空間45が形成される。第1ばね収容空間45には、圧縮コイルばねである第1ばね部材26が配設される。第1ばね部材26は、減圧ピストン22の一部に外嵌され、その軸線方向一端がガイド部43に支持され、軸線方向他端が減圧ピストン凸部42に支持される。
駆動ピストン23は、大略的に円筒状であって、その軸線方向一端部46側の部分が基部33に挿通され、その軸線方向他端部47側の部分が基部33の軸線方向他端部37から軸線方向一方X1に突出している。駆動ピストン23は、基部33に挿通される状態で、その軸線方向一端部46が減圧ピストン22の軸線方向他端部41に当接する。減圧ピストン22は、第1ばね部材26によって軸線方向一方X1に向かうばね力が付与され、その軸線方向他端部41が駆動ピストン23の軸線方向一端部46に当接している。駆動ピストン23は、このような状態で第1ハウジング28内に軸線方向Xに変位可能に保持される。
駆動ピストン23は、その軸線方向一端部46の外周部が周方向全周にわたって半径方向内方に凹み階段状に形成される。このように形成することによって、駆動ピストン23の軸線方向一端部46と基部33とが間隔をあけて配置される。これによって駆動ピストン23の軸線方向一端部46と基部33との間に円環状の基部内空間48が形成される。駆動ピストン23の軸線方向中間部の軸線方向一端部46寄りの外周部には、円環状のシール部材49を嵌合するために、半径方向内方に凹む第1シール凹部50が形成される。第1シール凹部50には、円環状のシール部材49が嵌合される。駆動ピストン23は、その軸線方向中間部の軸線方向一端部46寄りの部分の外周部と基部内向き凸部43の内周部とがシールを達成する状態で、基部33に挿通される。
基部33は、その軸線方向他端部37の内周部に円筒状のガイドブッシュ34が内嵌される。ガイドブッシュ34は、その軸線方向一端が基部内向き凸部44に支持されて基部33に保持される。駆動ピストン23は、その軸線方向中間部の外周部がこのガイドブッシュ34の内周部に軸線方向Xに変位可能に保持される。
駆動ピストン23の軸線方向他端部47には、半径方向外方に突出して周方向全周に延びるフランジ状の駆動ピストン凸部51が形成される。駆動ピストン凸部51は、円環状のシール部材52を嵌合するために、外周部に半径方向内方に凹む第2シール凹部53が形成される。第2シール凹部53には、円環状のシール部材52が嵌合される。駆動ピストン凸部51は、その外周部が本体部32の軸線方向中間部の底部39寄りの部分の外周部に挿通される。駆動ピストン凸部52とこの外周部とは、第2シール凹部53に嵌合されるシール部材52によって、シールを達成している。
駆動ピストン凸部51と外向き凸部35との間において、本体部32の内周部と基部33の外周部とが半径方向に間隔をあけて形成される。これによって駆動ピストン凸部51と外向き凸部35との間には、円環状の第2ばね収容空間54が形成される。第2ばね収容空間54は、本体部32の外周部に形成される半径方向に貫通する大気開放孔55によって大気に開放されている。第2ばね収容空間54には、圧縮コイルばねである第2ばね部材27が配設される。第2ばね部材27は、基部32の軸線方向他端部37側の部分の外周部の一部に外嵌され、その軸線方向一端が外向き凸部35に支持され、軸線方向他端が駆動ピストン凸部51に支持される。この第2ばね部材と第1ばね部材によってばね手段18が形成される。
減圧ピストン22は、その軸線方向中間部の内周部に、円環状のシール部材56を嵌合するために、半径方向外方に凹み周方向全周に延びるシール凹部57が形成される。シール凹部57には、円環状のシール部材56が嵌合される。減圧ピストン22には、大略的に円柱状に形成されるロッド24の軸線方向一端部側58の部分が挿通される。ロッド24は、その軸線方向他端59側の部分が減圧ピストン22の軸線方向他端部41から軸線方向一方X1に突出している。ロッド24は、このような状態で減圧ピストン22に軸線方向Xに変位可能に挿通される。ロッド24と減圧ピストン22とは、シール部材56によってシールを達成している。ロッド24の軸線方向一端部58と減圧ピストン22の底部60との間には、背圧力室61が形成される。
駆動ピストン23は、その軸線方向一端部46に半径方向内方に突出して周方向全周に延びる内向き凸部62が形成される。この内向き凸部62の内周部は、ロッド24の外周部より大径に形成される。駆動ピストン23は、その軸線方向一端部46側の部分にロッド24の軸線方向他端部59側の部分が挿通される。このようにロッド24は、駆動ピストン23および減圧ピストン22に挿通され、その軸線方向一端部58側の部分の外周部が減圧ピストン22の内周部に変位可能に保持される。
ロッド24は、その軸線方向他端部59が半径方向外方に突出して周方向全周に延びるフランジ状のロッド凸部63が形成される。ロッド凸部63は、その外周部が駆動ピストン23の内周部に挿通可能に形成される。ロッド凸部63と内向き凸部62との間において、ロッド24と駆動ピストン23とが半径方向に間隔をあけて形成される。これによってロッド凸部63と内向き凸部62との間には、円環状の第3ばね収容空間64が形成される。第3収容空間64には、圧縮コイルばねである第3ばね部材19が配設される。第3ばね部材19は、ロッド24の外周部の一部に外嵌され、その軸線方向一端が内向き凸部62に支持され、軸線方向他端がロッド凸部59に支持される。第3ばね部材19は、ロッド24に軸線方向一方X1に向かうばね力を付与する。
ベースロッド25は、大略的に円柱状であって、小径部65と中径部66と大径部67とを有する。小径部65は、その軸線方向一端部の表面である支持面68が部分球面状に形成され、軸線方向他端部に中径部66の軸線方向一端部が連なる。中径部66は、その軸線方向他端部に大径部67の軸線方向一端部が連なる。小径部65は、中径部66より小径に形成され、中径部66は、大径部67より小径に形成される。小径部65、中径部66および大径部67は、一体的に形成され、各軸線は同軸に形成される。
中径部66は、その軸線方向一端部側の部分に半径方向に貫通する第1通孔69が形成される。大径部67は、その軸線方向一端部側の部分に半径方向に貫通する第2通孔70が形成される。さらに中径部66及び大径部67には、軸線方向に延びる第3通孔71が軸線L1に沿って形成される。第3通孔71は、第1通孔と第2通孔とを連通する。第1〜第3通孔69,70,71によって、通孔72が形成される。
本体部32は、その底部39に軸線方向一方X1に凹む嵌合凹部73が形成される。この嵌合凹部73は、大径部67の軸線方向他端部74が嵌合可能に形成される。ベースロッド25は、その大径部67の軸線方向他端部74がこの嵌合凹部73に嵌合し、残余部を嵌合凹部73から軸線方向他方X2に突出させて保持される。ベースロッド25は、その中径部66が駆動ピストン23に挿通可能に形成され、小径部65および中径部66が駆動ピストン23に挿通される。ベースロッド25は、その大径部67が駆動ピストン23の内周部より大径に形成され、駆動ピストン23の軸線方向他端部47から軸線方向一方X1に突出している。
小径部65は、支持面68が軸線方向他方X1に向かって凸に湾曲し、部分球面状に形成される。小径部65は、支持面68がロッド24の軸線方向他端部59に当接する。ロッド24には、ロッド24を支持面68に当接させるために、第3ばね部材19によって軸線方向一方X1に向かうばね力が付与される。小径部65および中径部66と駆動ピストン23とが半径方向に間隔をあけて形成される。これによって小径部65および中径部66と駆動ピストン23との間には、円環状の駆動ピストン内空間75が形成される。駆動ピストン内空間75は、第2通孔69に連なる。
大径部67は、軸線方向一端部が嵌合凹部73から軸線方向他方X2に突出し、その軸線方向一端部の外周縁部が駆動ピストン25の軸線方向他端部47の内周縁部に当接可能に配設される。駆動ピストン23は、第2ばね部材27によって軸線方向一方X1に向かうばね力が付与される。大径部67によって、本体部32の底部39と駆動ピストン23の軸線方向他端部47の外周縁部とは、軸線方向に間隔をあけて配置される。これによって本体部32の底部39と駆動ピストン23の軸線方向他端部47の外周縁部との間に円環状の二次側空間76が形成される。この二次側空間76は、第3通孔71に連なる。この二次側空間76と駆動ピストン内空間75とは、通孔72によって連通される。
第2ハウジング31は、軸線方向他方X2に凹む円柱状の凹所77が形成される。この凹所77を形成する凹部78は、基部33の軸線方向一端部36側の部分を内挿して、この部分を螺着可能に形成される。基部33の軸線方向一端40側の部分は、周方向全周にわたってシールを達成している状態で凹部78に螺着される。第1ハウジング28を螺着する状態で、凹部78の底部79と第1ハウジング28の開口端部38とは、互いに対向して軸線方向Xに間隔をあけて配設される。これによって凹部78の底部79と第1ハウジング28の軸線方向一端部40との間には、空間80が形成される。
第2ハウジング31は、凹部78の底部79に軸線L1に沿って挿通し、空間80に連なる一次ポート29が形成され、凹部78の内周部に半径方向に挿通し、空間80に連なる二次ポート30が形成される。この底部79には、軸線方向一方X1に先細状に突出する円環状の突起片81が形成される。突起片81は、一次ポート29を外囲するように周方向全周に延びて形成される。減圧ピストン22は、その軸線方向一端部40に周方向全周に延びる特殊樹脂から成る円環状のシート部82が形成される。このシート部82は、突起片81に軸線方向Xに対向して形成される。シート部82と突起片81とによって、周方向全周に延びる円環状のオリフィス83が形成される。空間80は、このオリフィス83を介して連なる2つの領域を有する。具体的には、空間80は、オリフィスより半径方向内方側に形成される領域である一次圧力室84と、オリフィス83より半径方向外方側の領域である二次側領域85とを有する。一次ポート29は、一次圧力室84に連なり、二次ポート30は二次側領域85に連なる。
減圧ピストン22は、その軸線方向一端部40に軸線L1に沿って挿通する透孔86が形成される。この透孔86は、一次圧力室84と背圧力室60とを連通する。第1ハウジング28は、基部33の軸線方向一端部36側の部分に、二次側領域85と第1ばね収容空間45とを連通する連通孔87が形成される。
減圧ピストン22は、減圧ピストン凸部42の外周部が基部33の内周部に対して半径方向に間隔をあけて基部33内に配置される。これによって減圧ピストン凸部42の外周部と基部33の内周部と間には、円環状の第1間隙88が形成される。この第1間隙88は、第1ばね収容空間45と基部内空間48とを連通する。駆動ピストンの軸線方向一端部46には、半径方向内外に挿通する挿通孔89が形成される。
ロッド24は、その外周部が駆動ピストンの内向き凸部62の内周部に対して半径方向に間隔をあけて駆動ピストン23内に配置される。これによってロッド24の外周部と内向き凸部62の内周部との間には、周方向全周に延びる円環状の第2間隙90が形成される。挿通孔89は、この第2間隙90と基部内空間48を連通し、第2間隙90は、第3ばね収容空間64に連なる。したがって基部内空間48は、挿通孔89および第2流路90によって第3ばね収容空間64に連通される。さらにロッド24は、ロッド凸部63の外周部が駆動ピストン23の内周部に対して半径方向に間隔をあけて配置される。これによってロッド凸部63の外周部と駆動ピストン23の内周部との間には、円環状の第3間隙91が形成される。第3間隙91は、第3ばね収容空間64と駆動ピストン内空間75とを連通する。
オリフィス83より半径方向内方側に形成される領域によって、一次ポート29に連なる一次圧力室84が構成される。空間80の二次側領域85、連通孔87、第1ばね収容空間45、第1間隙88、基部内空間48、挿通孔89、第2間隙90、第3ばね収容空間64、第3間隙91、減圧ピストン内空間75、通孔72および二次側空間76を含んで、二次ポート30に連なる二次圧力室92が構成される。また透孔86によって、一次圧力室84と背圧力室61とが連なる。
このような減圧弁20では、減圧ピストン22が第1ハウジング21内をオリフィス83によって連なる一次圧力室84と二次圧力室92とに仕切る。一次ポート29に供給される流体は、一次圧力室84からオリフィス83を通過して二次圧力室92に、具体的には二次側領域85に流下する。二次側領域85に流下する流体は、その一部が二次ポート30に流下し、二次ポート30から吐出される。その残余部は、連通孔87、第1ばね収容空間45、第1間隙88、基部内空間48、挿通孔89、第2間隙90、第3ばね収容空間64、第3間隙91、減圧ピストン内空間75、通孔72を経て二次側空間76に流下する。
流体がオリフィス83を通過するとき、流体の圧力が低下する。換言すると、流体は、一次圧力室84からオリフィス83を通過して二次圧力室92に流下することによって、減圧される。したがって一次圧力室84およびこれに連なる背圧力室61の流体は、一次圧力p1を有し、二次圧力室92の流体は、一次圧力p1より小さい二次圧力p2を有する。
駆動ピストン23の軸線方向他端部47の表面である二次受圧面93は、二次側空間76に流下する二次圧力p2の流体から軸線方向他方に向かう推力を受ける。前記二次受圧面93が、二次圧力受圧面に相当する。この推力が第2ばね部材27および第1ばね部材26に基づく軸線方向一方X1に向かうばね力より大きい場合、駆動ピストン23は、減圧ピストン22を押圧しつつ、ガイドブッシュ34を軸線方向他方X2に摺動変位する。押圧される減圧ピストン22は、駆動ピストン23の変位に連動してガイド部43を軸線方向他方X2に摺動変位する。これによってシート部82と突起片81との軸線方向Xの間隔が狭まる。このようにシート部82と突起片81との間の軸線方向Xの間隔を狭めて、オリフィス83を通過する流体の流量が減少させ、二次圧力p2をさらに低下させる。
推力が第2ばね部材27および第1ばね部材26に基づく軸線方向一方X1に向かうばね力より小さくなると、駆動ピストン23が第2ばね部材27によって軸線方向一方X1に押し上げられるとともに、減圧ピストン22が第1ばね部材26によって軸線方向一方X1に押し上げられる。これによってシート部82と突起片81との間の軸線方向Xの間隔を広くなる。このようにシート部82と突起片81との間の軸線方向Xの間隔を広くし、オリフィス83を通過する流体の流量が増加させ、二次圧力p2を増加させる。
ロッド24は、その軸線方向一端部58に、背圧力室61の流体から軸線方向一方X1に向かう一次圧力p1を受ける。ロッド24は、ベースロッド25から一次圧力p1に抗する押圧力が付与されて、支持面68によって支持される。したがってロッド24は、ベースロッド25によって支持される、つまりハウジング21に対する軸線方向一方X1への変位が規制される。これによって背圧力室61を一次圧力p1に保持したうえで、ロッド24が減圧ピストン25から離脱することを抑制できる。
以下では、実施の第1の形態の減圧弁20が奏する効果について説明する。本実施の形態の減圧弁20によれば、駆動ピストン23の変位に連動して変位する減圧ピストン22を設け、これら駆動ピストン23および減圧ピストン22でもって、一次ポート29の開度を調節することで、一次圧力室84から二次圧力室92に流入する流体の流量を調節し、二次ポート30から排出される流体の二次圧力を減圧することができる。このように駆動ピストン23と減圧ピストン22とを別体に形成すると、これらを駆動ピストン23および減圧ピストン22を必ずしも同軸上に形成する必要がなくなるので、駆動ピストン23と減圧ピストン22との同軸度公差を、従来技術のものよりも大きく許容することができる。したがって駆動ピストン23と減圧ピストン22とを保持するハウジング21に要求される加工精度を従来技術のものより低く緩和することができ、ハウジング21の加工が容易になる。これによって減圧弁20の製造コストを低減することができる。ハウジングの加工が容易になることで、さらに減圧弁20の大量生産を容易にすることが可能になる。
また駆動ピストン23と減圧ピストン22とが別体に形成されるので、駆動ピストン23および減圧ピストン22が従来のピストン3より短尺に形成することが可能となる。またハウジング21に対する駆動ピストン23および減圧ピストン22の片当りを抑制することができる。換言すれば、従来技術に係るピストン3に片当りする場合に比べて、駆動ピストン23および減圧ピストン22に作用する周方向に不均一な摩擦力を低減することができる。周方向に不均一な摩擦力を低減することによって、減圧弁20の減圧特性のヒステリシスを従来より小さくすることができる。
それ故、減圧弁20の制御を容易にするとともに、製造コストの低減を図ることができる減圧弁20を実現することができる。
さらにこのような駆動ピストン23および減圧ピストン22の片当りを抑制することによって、各ピストン22,23がハウジング21内を変位する際、各シール部材49,52が片当りして偏摩耗することを抑制できる。これによってシール部材49,52がシールを確実に達成することができるうえ、シール部材49,52の寿命を長くすることができる。このようにシールを確実に達成することができるので、減圧弁20は、高圧ガスにおいて使用する場合であっても、二次圧力室92および背圧力室61から高圧ガスが漏れることを防止できる。
さらに本実施の形態の減圧弁20によれば、駆動ピストン23がガイドブッシュ34によって保持され、減圧ピストン22は、ガイド部43によって保持される。従来技術に係るピストン3の場合、ピストン3は、ガイドブッシュ34およびガイド部43によって変位可能に保持される。ガイドブッシュ34およびガイド部43の同軸度が低いと、ピストン3は、接触面圧が周方向全周わたって不均一になり、ハウジング21に片当りする。これによってシール部材49,52の片当りおよび偏摩耗などの不具合が生じる。それ故、減圧ピストン33と駆動ピストン23とが一体に形成されるピストン3を備える従来技術の減圧弁1では、ガイドブッシュ34およびガイド部43は、同軸度公差を大きく許容できず、ハウジング2に要求される加工精度が高い。
本実施の形態では、駆動ピストン23と減圧ピストン22とが別体で形成される。したがって駆動ピストン23がガイドブッシュ34を変位し、減圧ピストン22がガイド部43を変位する。ガイドブッシュ34およびガイド部43の同軸度が低い場合であっても、各ピストン22,23は、ガイドブッシュ34およびガイド部43をそれぞれ変位する。それ故、減圧ピストン22および駆動ピストン23の接触面圧を周方向全周にわたって均一化することができ、減圧ピストン22および駆動ピストン23のハウジング21への片当りを抑制できる。したがってガイドブッシュ34およびガイド部43の同軸度公差を、従来の技術のものより大きく許容でき、ハウジング21に要求される加工精度を従来技術の減圧弁1より低く緩和することができ、ハウジング21の加工が容易になる。これによって減圧弁20の製造コストを低減することができる。ハウジングの加工が容易になることで、さらに減圧弁20の大量生産を容易にすることが可能になる。
また接触面圧を周方向全周にわたって均一化することができるので、減圧ピストン22および駆動ピストン23がハウジング21に片当りすることを防止できる。これによってシール部材49,52がシール性を損なうことなく、シールを達成することができる。このように減圧ピストン22および駆動ピストン23に別体に形成することによって、ガイドブッシュ34およびガイド部43の二箇所で保持される場合であっても、片当りすることなく、ハウジング21を摺動変位することができる。これによって減圧ピストン22および駆動ピストン23に作用する周方向に不均一な摩擦力を低減することができ、減圧弁20の減圧特性のヒステリシスを小さくすることができる。
さらに本実施の形態の減圧弁20によれば、ロッド24とベースロッド25とが別体に形成されるので、ロッド24とベースロッド25の同軸度公差を従来の技術のものより大きく許容することができる。したがってロッド24を保持する減圧ピストン22に要求される加工精度を、従来の技術のものよりが低く緩和することができ、減圧ピストン22の加工が容易になる。これによって減圧ピストン22とロッド24との間に背圧力室を形成しても、減圧弁20の生産コストを低減することができる。減圧ピストンの加工が容易になることで、さらに減圧弁20の大量生産が可能になる。
またロッド24とベースロッド25とが別体に形成されるので、ロッド24およびベースロッド25は、これらが一体に形成される場合より短尺に形成される。これによって減圧ピストン22に対するロッド24の接触面圧が、一体に形成される場合に比べて、周方向全周にわたって均一になる。したがって減圧ピストンに対するロッド24の片当りを抑制することができる。これによって、ロッド24が片当りする場合に比べて、ロッド24に作用する周方向に不均一な摩擦力を低減することができ、減圧弁の減圧特性のヒステリシスを小さくすることができる。
本実施の形態の減圧弁20によれば、ロッド24が減圧ピストン22に挿通され、ベースロッド25が嵌合凹部73に保持される。ロッド24とベースロッド25が別体に形成されるので、ロッド24とベースロッド25との同軸度が低い場合であっても、減圧ピストン22に対するロッド24の接触面圧を周方向全周にわたって均一になる。これによってロッド24の減圧ピストン22に対する片当りを抑制できる。したがってロッド24とベースロッド25との同軸度公差を、従来技術のものより大きく許容することができる。これによってハウジング21および減圧ピストン22に要求される加工精度を、従来技術のものより低く緩和することができ、減圧ピストン22の加工が容易になる。このように加工が容易なので、減圧ピストン22とロッド24との間に背圧力室61を形成しても、減圧弁20の製造コストを低減することができる。減圧ピストンの加工が容易になることで、さらに減圧弁20の大量生産が可能になる。
またロッド24は、第3ばね部材19によって支持面68に当接させられる。これによってロッド24は、軸線方向の変位を規制され、減圧ピストン22からロッド24が離脱することを抑制できる。さらにロッド24を支持することによって、ハウジング21に対するロッド24の相対変位にともなう、異音および摩擦などの発生を抑制できる。
さらにロッド24とベースロッド25とが一体で形成される場合、嵌合凹部73によって保持ので、嵌合凹部73およびロッド24の部分が挿通される孔94の同軸度が低いと、ロッド24の部分の接触面圧が周方向全周にわたって不均一になる。これによってロッド24が減圧ピストン22に対して片当りする。このような片当りにともない、シール部材56が偏摩耗し、シール性が損なわれ、シール部材56の寿命が低下する。
本実施の形態の減圧弁20によれば、ロッド24とベースロッド25とが別体に形成されるので、嵌合凹部73およびロッド24が挿通される孔94の同軸度が、ロッド24とベースロッド25とが一体に形成される場合より低い場合であっても、減圧ピストン22に対するロッド24の接触面圧が周方向全周にわたって均一な状態で、ロッド24が減圧ピストン22に挿通される。これによってロッド24は、減圧ピストン22に対して片当りすることなく,軸線方向Xに摺動変位する。これによってロッド24に作用する周方向に不均一な摩擦力を低減でき、減圧弁20の減圧特性のヒステリシスを小さくすることができる。さらにシール部材56が偏摩耗することを抑制し、シールを確実に達成することができるうえ、シール部材56の寿命を長くすることができる。
本実施の形態の減圧弁20によれば、ベースロッド25の支持面68が部分球面状に形成される。それ故、ベースロッド25の軸線がロッド24の軸線に対して傾いている場合であっても、ベースロッド25がロッド24に対して片当りすることなく、ロッド24を支持する。したがって減圧ピストン22に対するロッド24の接触面圧が周方向全周にわたって均一になる。これによってロッド24に作用する周方向に不均一な摩擦力を低減することができる。これによって減圧弁20の減圧特性のヒステリシスを小さくすることができる。
図3は、実施の第2の形態の減圧弁20Aを示す断面図である。減圧弁20Aは、実施の第1の形態の減圧弁20と類似しており、異なる点だけ説明し、同様の構成は同一の符号を付して説明を省略する。減圧弁20Aは、ハウジング21Aに、ハウジング本体95とキャップ部材96とを備える。ハウジング本体95とキャップ部材96とは、相互に同軸に設けられ、これらの軸の軸線は、減圧弁20Aの軸線L1と同軸に設けられる。ハウジング本体95は、大略的には、有底円筒状に形成される。ハウジング本体95は、本体部32Aと基部33Aとによって形成される。本体部32Aは、有底円筒状に形成される。本体部32Aの底部39Aには、ベースロッド25を保持する嵌合凹部73Aが形成される。この底部39Aには、嵌合凹部73Aから軸線方向に沿って挿通する二次ポート30Aが形成される。
基部33Aは、大略的には、円筒状に形成される。基部33Aは、その軸線方向一端部36Aからその軸線方向中間部にわたって、半径方向外方に突出して周方向全周にわたって延びるフランジ状の外向き凸部35Aが形成される。この外向き凸部35Aは、基部32Aの軸線方向他端部37側の外周縁部に本体部32Aの開口端部が連なって形成される。基部33Aの軸線方向一端部である開口端部36Aには、キャップ部材96が螺合される。基部33Aの軸線方向中間部の軸線方向一端部36A寄りの部分の内周部には、半径方向内方に突出して周方向全周にわたって延びるフランジ状のガイド部43が形成される。基部33Aの軸線方向中間部の軸線方向他端部37寄りの部分の内周部には、半径方向内方に突出して周方向全周にわたって延びるフランジ状の基部内向き凸部44が形成される。さらに基部33Aの軸線方向他端部37の内周部には、ガイドブッシュ34が嵌合して保持される。
キャップ部材96は、大略的には、円筒状に形成される。キャップ部材96は、その軸線に沿って挿通する一次ポート29Aが形成される。キャップ部材96の軸線方向一端部97には、一次ポート29Aを外囲するように周方向全周に延びて、軸線方向一方に先細状に突出する円環状の突起片81Aが形成される。この突起片81Aは、減圧ピストン22に形成されるシート部82に軸線方向Xに対向させて配設される。この突起片81Aとシート部82とによって、円環状のオリフィス83が形成される。ハウジング本体95、キャップ部材96および減圧ピストン22との間に空間60が形成される。空間60は、オリフィス83の半径方向内方側に形成される一次圧力室84と、オリフィス83より半径方向外方側に形成される二次側領域85とを有する。この一次圧力室84と二次側領域85とは、オリフィス83を介して連なる。この二次側領域85と第1ばね収容空間45とを連通するために、ガイド部43には、複数の連通孔87A、たとえば2つの連通孔87Aが形成される。各連通孔87Aは、ガイド部43を軸線方向Xに挿通し、軸線L1回りに等間隔あけて、本実施の形態では180度あけて形成される。キャップ部材96の軸線方向一端部97の外周部は、シールを達成している状態で、ハウジングの開口端部38の内周部に螺合されている。
ベースロッド25Aには、ベースロッド25Aの軸線方向他端部74を軸線L1に沿って挿通する第4通孔98が形成される。この第4通孔98は、第3通孔71と二次ポート30Aとを連通する。
このようにして構成される減圧弁20において、一次ポート29Aを流下する流体は、第1の実施の形態の減圧弁20と同様に、オリフィス83を通過することによって、減圧されて、二次圧力室92に流下する。二次圧力室92に流下する液体は、第4通孔98を介して二次ポート30Aから吐出される。したがって実施の第1の形態の減圧弁20と同様に一次ポート29Aから吐出される流体、一次圧力室84の流体および背圧力室60の流体の圧力は、一次圧力p1になり、二次圧力室92の流体および二次ポート30Aから吐出される流体の圧力は、二次圧力p2になる。減圧弁20Aの動作については、実施の第1の形態の減圧弁20と同様であり、その説明は省略する。
以下では、本実施の形態の減圧弁20Aが奏する効果について説明する。本実施の形態の減圧弁20Aによれば、第3および第4通孔71,98が、ベースロッド25Aの軸線方向他端部74から第一通孔69まで挿通する。したがってベースロッド25Aの軸線方向他端部74から軸線方向他方X2に軸に沿って孔を形成することができ、第3および第4通孔の71,98形成が容易であり、加工無駄を無くすことができる。
本実施の形態の減圧弁20Aは、実施の第1の形態の減圧弁20と同様の効果を奏する。
図4は、実施の第3の形態の減圧弁20Bを示す断面図である。図5は、減圧ピストン22Bを断面線I−Iで切断して見た断面図である。減圧弁20Bは、実施の第1の形態の減圧弁20と類似しており、異なる点だけ説明し、同様の構成は同一の符号を付して説明を省略する。第1ハウジング28Bは、大略的には有底円筒状に形成されるポート部99をさらに備える。ポート部99、本体部32および基部33は、相互に同軸に設けられ、これらの軸の軸線は、減圧弁20Bの軸線L1と同軸に設けられる。ポート部99は、その開口端部100が基部の軸線方向一端部36に連なり、基部33の軸線方向一端部36から軸線方向他方X2に突出して設けられる。ポート部99は、その内周部が基部33の軸線方向一端部36の内周部、すなわちガイド部43の内周部より大径に形成される。
ポート部99には、その底部101に軸線に沿って一次ポート29Bが形成される。この底部101には、一次ポート29Bを外囲するように周方向全周に延びて、軸線方向一方に先細状に突出する円環状の突起片81Bが形成される。減圧ピストン22は、この突起片81Bに対向させてシート部82が配設される。この突起片81Bとシート部82によってオリフィス83を形成する。さらにポート部99には、その外周部に半径方向内外に挿通する複数の二次ポート30Bが形成される。各二次ポート30Bは、ポート部99の外周部に周方向に等間隔をあけて、具体的には、互いに180度の間隔をあけて形成される。本実施の形態では、2つの二次ポート30Bがポート部99の外周部に形成される。
このようにして設けられるポート部99内には、空間60が形成される。空間60は、オリフィス83より半径方向内方側の一次圧力室84と、オリフィス83より半径方向外方側の二次側領域85とを有する。これら一次圧力室84と二次側領域85とは、オリフィス83を介して連なる。一次ポート29Bは、一次圧力室84に連なり、二次ポート30Bは、二次側領域85に連なる。
減圧ピストン22Bは、大略的には、有底円筒状に形成される。減圧ピストン22Bは、軸線方向一端部40から軸線方向中間部の軸線方向他端部41よりの部分にわたって、その外周部に軸線L1に平行であって互いに平行な2つの平坦部102が形成される。本実施の形態では、2つの平坦部102は、半径方向に垂直な2つの仮想平面S1で、減圧ピストンの外周部における前記2つの仮想平面S1より半径方向外方の部分を切除して形成される。2つの仮想平面S1は、相互に対向しかつ平行な2つの平面である。このようにして形成されると、減圧ピストン22Bの外周部は、互いに平行な2つの平坦部102が形成され、残余部に円弧部103が形成される。
このように形成される減圧ピストン22Bをガイド部43に挿通すると、減圧ピストン22Bの平坦部102とガイド部43の内周部とが半径方向に間隔をあけて配設される。これによって減圧ピストン22Bの平坦部102とガイド部43の内周部との間に軸線方向に延びるスリット状の連通孔87Bが形成される。この連通孔87Bは、空間60の二次側領域85と第1ばね収容空間45とを連通する。
第2ハウジング31Bは、軸線方向他方に凹む大略的に円柱状の凹所104が形成される。この凹所104および第1ハウジング28Bは、相互に同軸に設けられ、凹所104の軸の軸線は、減圧弁20Bの軸線L1と同軸に設けられる。この凹所104を形成する凹部105は、基部33の軸線方向一端部36側の部分およびポート部99を内挿して、基部33の軸線方向一端部36側の部分を螺着可能に形成される。具体的には、この凹部105は、軸線方向中間部に大径部106が、その開口端部である軸線方向一端部側の部分に中径部107が、その底部である軸線方向他端部側の部分に小径部108がそれぞれ形成される。大径部106は、中径部107より大径に形成され、中径部107は小径部108より大径に形成される。凹部105の中径部107は、基部33の軸線方向一端部36側の部分を内挿して、この部分が螺合される。基部33の軸線方向一端部36側の部分は、その外周部と中径部107との間が周方向全周にわたってシールが達成されている状態で中径部107に螺着される。
凹部105の小径部108には、ポート部99の底部101が内挿可能に形成される。ポート部99の底部101は、その外周部と小径部107と間が周方向全周にわたってシールが達成される状態で小径部107に内挿される。この状態で、小径部107の底部とポート部99の底部101とは、互いに対向して軸線方向Xに間隔をあけて配設される。これによって小径部107およびポート部99は、これらの間に円板状の一次ポート連通空間109が形成される。この一次ポート連通空間109は、一次ポート29Bに連なる。第2ハウジング31Bには、小径部107の底部から軸線に沿って挿通する第1流路110が形成される。この第1流路110は、一次ポート連通空間109に連なり、一次ポート連通空間109を介して一次ポート29Bに連通する。
第1ハウジング28Bを凹部105に螺着させる状態で、大径部106の内周部とポート部99の外周部とは、互いに対向して半径方向に間隔をあけて配設される。大径部106の内周部およびポート部99の外周部は、これらの間に円環状の二次ポート連通空間111が形成される。この二次ポート連通空間111は、二次ポート30Bに連なる。第2ハウジング31Bには、大径部106の内周部から半径方向外方に向かって延びる第2流路112が形成される。この第2流路112は、二次ポート連通空間111に連なり、この二次ポート連通空間111を介して二次ポート30Bに連通する。
このような減圧弁は、流体が第1流路110から一次ポート連通空間109を介して一次ポート29Bに流下する。一次ポート29Bに流下する流体は、実施の第1の形態の減圧弁20と同様に、オリフィス83によって減圧されて、二次ポート30Aから二次ポート連通空間111を介して第2流路112に吐出される。減圧弁の動作については、実施の第1の形態と同様であり、その説明は省略する。
以下では、本実施の形態の減圧弁20Bが奏する効果について説明する。本実施の形態の減圧弁20Bによれば、基部33にポート部99を設けることによって、第1ハウジング28Bに突起片81B、一次ポート29Bおよび二次ポート30Bが形成される。これによって第1ハウジング28Bを第2ハウジング30Bに螺合するだけで流路に減圧弁20Bを介在させることができる。またガスタンクなどの第2ハウジング30Bに突起片81Bを形成する必要がなくなり、第2ハウジング29Bの加工が容易になり、汎用性および兼用性を向上できる。これによって減圧弁20Bの製造コストを削減することができるうえ、減圧弁20Bを大量生産することができる。
本実施の形態の減圧弁20Bによれば、減圧弁20Bの外周部とガイド部43の外周部との間にスリット状の連通孔87Bが形成される。この連通孔87Bは、空間60の二次側領域85と第1ばね収容空間45とを連通する。したがって基部33に実施の第1の形態の減圧弁20の連通孔87のような孔を形成する必要がない。これによって第1の実施の形態の減圧弁20に比べて、基部33の機械的強度、すなわち第1ハウジング28Bの機械的強度を高くすることができる。またこのように基部33の機械的強度を高くすることによって、基部33にポート部99を設けることが可能となる。
また一次ポート29Bおよび二次ポート30Bが形成されるポート部99を基部33に一体的に設けている。したがって基部33およびポート部99に連通孔87Bを形成すると、基部33およびポート部99の機械的強度の低下を招く。またポート部99に連通孔87Bを形成するためのスペースを確保することが困難である。本実施の形態のように、減圧ピストン22の外周部とガイド部43の内周部との間に連通孔87Bを形成することによって、機械的強度の低下およびスペース確保の問題を克服し、第1ハウジング28Bに一次ポート29B、二次ポート30Bおよび突起片81Bを形成することを実現することができる。
図6は、ベースロッド25と第2の形態のロッド24Cとが当接支持する部分を拡大して示す断面図である。第2の形態のロッド24Cは、その軸線方向他端部41Cに軸線に沿ってロッド凹所113が形成される。このロッド凹所113は、その軸線方向他方X2側が、軸線方向他方X2に向かうにつれて半径方向内方に傾斜して円錐状に形成される。ロッド凹所113は、ベースロッド25の軸線方向一端部の一部、すなわち小径部65の一部を嵌合可能に形成される。ベースロッド25の支持面68は、ロッド凹所113を形成するロッド凹部114のテーパ状に形成される部分に当接する。支持面68は、ロッド凹部114と当接する当接面115が円環状になるような部分球面状に形成される。
このようにしてベースロッド25およびロッド24Cを形成すると、ベースロッド25およびロッド24Cの同軸度が低い場合、たとえばロッド24Cの軸に対してベースロッド25の軸が傾いている場合であっても、支持面68が部分球面状であるので、当接面115が円環状になる。当接面115からロッド凹部114には、接触面圧がロッド凹部114に対して垂直にであって、周方向全周にわたって均一に付与される。それ故、ロッド凹部114に付与される接触面圧の半径方向成分の分力の周方向全周の総和は、略0となり、当接面115からロッド凹部114に軸線方向他方X2の押圧力が付与される。これによってロッド24Cの外周部には、周方向全周にわたって均一の接触面圧が付与され、片当りが抑制される。これによってロッド24Cに作用する周方向に不均一な摩擦力を低減することができ、減圧弁20のオーバライド特性のヒステリシス差を小さくすることができる。
このようにロッド24Cの片当りを抑制することによって、ロッド24Cの外周部から減圧ピストン22の内周部に周方向全周にわたって均一な接触面圧が付与される。これによって減圧ピストン22のハウジング21に対する片当りも抑制することができる。このように片当りを抑制すると、ロッド24および減圧ピストン22に設けられるシール部材49,52,56の偏摩耗を抑制し、シール部材49,52,56の寿命を長くすることができる。
図7は、第2の形態のベースロッド25Dとロッド24とが当接支持する部分を拡大して示す断面図である。ベースロッド25Dの支持面68Dが平坦に形成される。この支持面68Dは、ロッド24の軸線方向他端部41に当接して、第3ばね部材19によって付与されるばね力に抗する軸線方向一方X1の押圧力付与してロッド24を支持している。支持面68Dを平坦にすることによって、複雑な加工を要せず、ベースロッド25Dの加工が容易になり、減圧弁20の製造コストを低減することができ、減圧弁20の大量生産が可能になる。また減圧弁20が同軸度公差を、従来技術より大きく許容可能に構成されるので、このように支持面68を平坦に形成しても、大きなヒステリシスを生じることのない減圧弁20を実現することができる。
本発明の実施の第1の形態の減圧弁20を示す断面図である。 ロッド24とベースロッド25とを拡大して示す図である。 実施の第2の形態の減圧弁20Aを示す断面図である。 実施の第3の形態の減圧弁20Bを示す断面図である。 減圧ピストン22Bを断面線I−Iで切断して見た断面図である。 ベースロッド25と第2の形態のロッド24Cとが当接支持する部分を拡大して示す断面図である。 第2の形態のベースロッド25Dとロッド24とが当接支持する部分を拡大して示す断面図である。 従来技術の減圧弁1を簡略化して模式的に示す断面図である。
符号の説明
18 ばね手段
20 減圧弁
21 ハウジング
22 減圧ピストン
23 駆動ピストン
24 ロッド
25 ベースロッド
26 第1ばね部材
27 第2ばね部材
29 一次ポート
30 二次ポート
60 背圧力室
68 支持面
84 一次圧力室
92 二次圧力室
93 二次受圧面

Claims (3)

  1. 一次ポートと二次ポートとが形成されるハウジングと、
    ハウジング内に変位可能に保持される減圧ピストンであって、その変位によって一次ポートの開度を調節し、一次ポートに連なる一次圧力室と二次ポートに連なる二次圧力室とにハウジング内を仕切る減圧ピストンと、
    ハウジング内に変位可能に保持される駆動ピストンであって、その変位に連動させて減圧ピストンを変位させ、二次圧力室の流体から二次圧力を受ける二次圧力受圧面を備える駆動ピストンと、
    減圧ピストンおよび駆動ピストンの少なくとも一方に、二次圧力に抗するばね力を与えるばね手段とを備えることを特徴とする減圧弁。
  2. 減圧ピストンに変位可能に挿通され、減圧ピストンに挿通される状態で減圧ピストンとの間に一次圧力に保持される背圧力室を形成するロッドと、
    ハウジングに保持されるベースロッドであって、ロッドを支持してこのロッドにかかる一次圧力に抗する押圧力を与えるためのベースロッドとをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の減圧弁。
  3. ベースロッドは、ロッドを支持する支持面が部分球面状に形成されることを特徴とする請求項2記載の減圧弁。
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