JP2012123466A - 減圧弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 過大な押圧力が加わることによる減圧ピストン又は弁座部分の変形を抑制でき、信頼性及び耐久性に優れた減圧弁を提供する。
【解決手段】 減圧弁1は、ハウジング2を備え、ハウジング2は、一次ポート14と二次ポート15とに繋がる弁通路18と突起片25とを有している。また、ハウジング2内には、減圧ピストン3と駆動ピストン4とが設けられている。減圧ピストン3は、ハウジング2の突起片25に着座して弁通路18を閉じる閉位置と弁通路18を開く開位置との間で移動するようになっている。駆動ピストン4は、減圧ピストン3から離して設けられ、第2ばね部材8による付勢力に抗して二次圧P2を減圧ピストン3に向かって受圧している。また、駆動ピストン4と減圧ピストン3との間には、弾性変形可能な緩衝ばね10が設けられており、この緩衝ばね10によって駆動ピストン4が受けた二次圧が押付力として減圧ピストン3に伝達されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一次圧をそれより低圧の二次圧に減圧する減圧弁に関する。
従来から一次圧をそれより低圧の二次圧へと減圧する減圧弁が知られている。減圧弁は、ハウジングとピストンとを備え、ハウジングには、一次ポート及び二次ポートに繋がる弁通路が形成されている。また、ハウジング内には、ピストンが移動可能に設けられており、このピストンを移動させることで弁通路の開度が調節されるようになっている。
ピストンは、二次圧を受圧可能に配置されており、二次圧を受圧することで弁通路を閉じる閉方向に移動するようになっている。また、ピストンには、ばね部材が設けられている。ばね部材は、ピストンを二次圧に抗する方向、即ち弁通路を開く開方向に付勢するようになっており、ピストンは、ばね部材の付勢力と二次圧とが釣り合う位置に移動して弁通路の開度を調整して二次圧を一定圧にするようになっている(例えば特許文献1参照)。
また、特許文献1に記載される減圧弁は、ピストンが2つに分割されており、一方のピストンである減圧ピストンにより弁通路の開度を調整し、他方のピストンである駆動ピストンにより二次圧を受圧するようになっている。減圧ピストンと駆動ピストンとは、互いに当接しており、駆動ピストンが受圧する二次圧に応じて減圧ピストンを押して弁通路の開度を調整するようになっている。
特開2006−146776号公報
特許文献1に記載の減圧弁では、減圧ピストンの先端部にシート部材が設けられ、またハウジングのシート部材に対向する位置に突起片が設けられており、シート部材が突起片に着座することで弁通路が閉じられるようになっている。この減圧弁は、駆動ピストンと減圧ピストンとが互いに当接しており、駆動ピストンが受けた二次圧を直接減圧ピストンに伝達するようになっている。それ故、サージ圧力のような大きな衝撃圧が生じて二次圧が不意に上昇すると、その二次圧に応じた予期せぬ過大な駆動力が駆動ピストンから減圧ピストンに作用する。このような駆動力が作用すると、減圧ピストンの先端部にあるシート部材が突起片に大きな押圧力で押し付けられ、シート部材に突起片が食い込んでシート部材が大きく変形する。そうすると、減圧ピストンの位置と弁通路の開度との関係が変わり、制御バランスが崩れ、二次圧が当初設定した値から変化する。それ故、減圧弁に過大な二次圧が負荷された場合、その信頼性及び耐久性が低い。
そこで本発明は、過大な押圧力が加わることによる減圧ピストン又は弁座部分の変形を抑制でき、信頼性及び耐久性に優れた減圧弁を提供することを目的としている。
本発明の減圧弁は、一次ポートと二次ポートとに繋がる弁通路と、弁座とを有するハウジングと、前記ハウジング内に設けられ、前記弁座に着座して前記弁通路を閉じる閉位置と前記弁通路を開く開位置との間で移動して前記弁通路の開度を調整する減圧ピストンと、前記ハウジング内に移動可能に且つ前記減圧ピストンから離して設けられ、前記減圧ピストンに向かう方向に二次圧を受圧する駆動ピストンと、前記二次圧に抗する付勢力を前記駆動ピストンに与える付勢部材と、前記減圧ピストンと前記駆動ピストンとの間に配置され、前記駆動ピストンに作用する前記二次圧による駆動力を前記減圧ピストンに伝達して前記減圧ピストンを前記開位置から前記閉位置に向かって押している弾性変形可能な押付部材と、を備えるものである。
本発明に従えば、駆動ピストンは、受圧する二次圧が上昇すると、付勢力に抗して減圧ピストンに向かって移動し、二次圧による駆動力及び付勢力に応じた力で押付部材を介して減圧ピストンを閉位置に向かって押す。これにより、弁通路の開度を二次圧に応じた開度に調整することができる、即ち付勢力に応じた設定圧に二次圧を調圧することができる。
また、本発明では、二次ポート側にサージ圧等の衝撃圧が導かれて二次圧が高くなった場合、駆動ピストンにより押された減圧ピストンが弁座に着座し、その後、押付部材が弾性変形し始める。このように押付部材が弾性変形することで、減圧ピストンに伝達される押付力を押付部材の弾性復元力(元の形状に復帰しようとする力)に抑えることができ、押付力を前記衝撃圧による作用力よりも低い力に抑えることができる。これにより、減圧ピストン及び弁座部分にかかる押圧力を抑えることができ、減圧ピストン及び弁座部分の変形を抑制することができる。このように減圧ピストン及び弁座の変形を抑制することで、制御バランスのくずれを抑えることができ、信頼性及び耐久性に優れた減圧弁を実現することができる。
上記発明において、前記押付部材は、前記付勢部材の弾性係数より大きい弾性係数を有していることが好ましい。
上記構成に従えば、押付部材より先に付勢部材が変形するので、過大な二次圧が作用していない通常状態における押付部材の弾性変形量を抑えることができる。これにより、駆動ピストンに作用する力をそのまま減圧ピストンに伝えることができるので、調圧時における応答性が優れた減圧弁を実現することができる。
上記発明において、前記減圧ピストン及び弁座のうち一方は、環状の突起片を有し、前記減圧ピストン及び弁座のうち他方は、前記減圧ピストンが閉位置に移動すると前記突起片に当接して前記弁通路を閉じるシート部材を有し、前記押付部材は、前記シート部材の弾性係数より小さい弾性係数を有していることが好ましい。
上記構成に従えば、押付部材は、シート部材に比べて小さな力でより大きく変形するようになっている。そのため、押付部材は、着座後の押付力を吸収することができ、減圧ピストンの移動量を極めて小さくすることができ、シート部材の変形を防ぐことができる。
上記発明において、前記ハウジングに設けられ、前記駆動ピストンの前記減圧ピストンに向かう方向の移動を規制するストッパを有し、前記ストッパは、前記減圧ピストンが閉位置に位置するときに前記押付部材の変形を許容しつつ、前記駆動ピストンが前記減圧ピストンに当接しないように前記駆動ピストンの移動を止めるようになっていることが好ましい。
上記構成に従えば、減圧ピストンが弁座に着座した後に駆動ピストンが減圧ピストンに直接当接することを防ぐことができる。これにより、押付部材の弾性復元力より大きな力が減圧ピストンに作用することを抑えることができ、シート部材の変形を防ぐことができる。また、押付部材の弾性変形を予め定めた所定量に制限することで押付部材の弾性復元力(すなわち減圧ピストンに伝達する押付力)を制限でき、シート部材の変形を防ぐことができる。
上記発明において、前記ハウジングには、前記駆動ピストンを貫通し且つ前記減圧ピストンに挿入される挿入部材が設けられ、前記弁通路は、前記減圧ピストンにより前記一次ポートに繋がる一次側圧力室と、前記二次ポートに繋がる二次側圧力室とに仕切られ、前記減圧ピストンは、前記挿入部材により閉塞されている背圧力室と、前記背圧力室と前記一次側圧力室とを繋ぐ連絡路とを有しており、前記背圧力室は、そこに導かれた一次圧が前記減圧ピストンに対して前記一次側圧力室の一次圧に抗する方向に作用するように形成されていることが好ましい。
上記構成に従えば、背圧力室の一次圧により、減圧ピストンが受圧する一次側圧力室の一次圧を打ち消すことができ、一次圧の圧力変動による影響を抑えることができる。これにより、一次圧の圧力変動に関わらず二次圧を一定圧にて略正確に調圧することができる。これにより、減圧弁の調圧精度を向上させることができる。
上記発明において、前記挿入部材は、ベースロッドとロッドとを有しており、前記ベースロッドは、前記ハウジングに固定され、且つ前記駆動ピストンを挿通しており、前記ロッドは、ばね部材により付勢されて前記ベースロッドに当接し、且つ前記減圧ピストンに挿入されていることが好ましい。
ロッドとベースロッドが一体的に構成されている場合、挿入部材と減圧ピストンとの軸ずれや傾きによる接触、片当たりを抑制するために高い加工精度、組立精度が要求される。これに比べ、上記構成に従えば、高い加工精度、組立精度を必要とせずとも片当たりを抑制できる。これにより部品の加工コストを抑え、且つ、減圧ピストンの摺動摩擦を低減することができ、減圧ピストンの応答性を向上させることができる。
本発明によれば、過大な押圧力が加わることによる減圧ピストン又は弁座部分の変形を抑制でき、耐久性及び信頼性に優れた減圧弁を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る減圧弁を示す断面図である。 図1に示す減圧弁の各構成に作用する力と二次圧との関係を示すグラフである。 図1に示す減圧弁の各構成の変位量と二次圧との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る減圧弁を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る減圧弁を示す断面図である。
以下では、前述する図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る減圧弁1,1A,1Bを説明する。なお、実施形態における上下の方向の概念は、説明の便宜上使用するものであって、減圧弁1,1A,1Bに関して、それらの構成の配置及び向き等をその方向に限定することを示唆するものではない。また、以下に説明する減圧弁1,1A,1Bは、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明は実施の形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、及び変更が可能である。
<第1実施形態>
[減圧弁の構成]
減圧弁1は、作動流体、主に高圧ガスを使用圧や大気圧に減圧する場合に用いられる弁であり、高圧タンク等のガス供給源に繋がる供給流路や、大気に繋がる排出流路等に介在させて使用される。この減圧弁1は、ハウジング2、減圧ピストン3、駆動ピストン4、ロッド5、ベースロッド6、第1ばね部材7、第2ばね部材8、第3ばね部材9及び緩衝ばね10を含んで構成される。
ハウジング2は、第1ハウジング部11及び第2ハウジング部12によって構成されている。第1ハウジング部11には、挿入孔13と一次ポート14と二次ポート15とが形成されている。挿入孔13は、上方に開口する断面円形状の孔である。この挿入孔13を規定する底部には、一次側通路16が形成されており、この一次側通路16を介して挿入孔13と一次ポート14とが繋がっている。また、挿入孔13を規定する側面部には、二次側通路17が形成されており、この二次側通路17を介して挿入孔13と二次ポート15とが繋がっている。このように構成される一次側通路16及び二次側通路17は、後述する一次側領域28と二次側領域29(共に挿入孔13に含まれる領域)と共に弁通路18を構成しており、この弁通路18を介して一次ポート14と二次ポート15とが繋がっている。また、挿入孔13には、その開口を閉じるように上方から第2ハウジング部12が挿入されている。
第2ハウジング部12は、大略的には有底円筒状になっており、その先端部分21が残余の部分である本体部分22に対して小径になっている。第2ハウジング部12は、この先端部分21を挿入孔13にシールを達成した状態で螺合することで第1ハウジング部11に装着されている。また、先端部分21の上部には、大略円筒状のシール部23が一体的に形成されている。シール部23は、本体部分22内に位置しており、先端部分21の内側開口を囲むように設けられている。また、先端部分21の内周面には、ガイド部24が形成されている。ガイド部24は、その他の残余の部分より小径に形成されて先端側に位置しており、そこに減圧ピストン3が上下方向に移動可能に挿入されている。
減圧ピストン3は、有底円筒状になっており、その中間部分3aが上下方向に移動可能にガイド部24に挿入されている。減圧ピストン3の先端部分であるシート部3bは、中間部分3aより小径になっており、ガイド部24から下方に突出して一次側通路16の開口に対向している。一次側通路16の開口の周りには、それを外囲するように円環状の突起片25が形成されている。他方、シート部3bは、突起片25に対向する位置に円環状のシート部材26を有している。このシート部材26は、ゴムや合成樹脂、軟金属等の突起片25より軟らかい材料から成り、シート部材26が弁座である突起片25に着座する(つまり、減圧ピストン3が閉位置に位置する)ことで、弁通路18が閉じられる。また、減圧ピストン3が上方に移動してシート部材26が突起片25から離れる開位置に位置することで弁通路18が開き、シート部材26と突起片25との間にオリフィス27が形成される。このオリフィス27によって、挿入孔13がオリフィス27の内側にある一次側領域28と外側にある二次側領域29とに分けられている。
このように弁通路18を開閉する減圧ピストン3の基端部分3cは、その外周面にフランジ部3dを有している。このフランジ部3dは、基端部分3cの周方向全周にわたって延在しており、半径方向に突出して先端部分21の内周面に向かって張り出している。このフランジ部3dは、ガイド部24より上方に離れて位置しており、ガイド部24とフランジ部3dとの間に円筒状の第1ばね収容空間30が形成されている。この第1ばね収容空間30には、第1ばね部材7が収容されている。
圧縮コイルばねである第1ばね部材7は、減圧ピストン3に外装されており、その下端がガイド部24に支持され、上端がフランジ部3dに支持されている。このように配置されている第1ばね部材7は、圧縮されており、弁通路18を開くべく開位置の方向、即ち上方に減圧ピストン3を付勢している。この減圧ピストン3の上方には、その間に後述する緩衝ばね10を介在させるべく間隔をあけて駆動ピストン4が設けられている。
駆動ピストン4は、大略的に円筒状になっており、第2ハウジング部12の本体部分22内に上下方向に移動可能に設けられている。具体的には、駆動ピストン4は、その先端側部分(即ち、下端側の部分)31がシール部23内にシールを達成した状態で挿通されており、シール部23内を上下方向に移動可能に配置されている。
また、駆動ピストン4の中間部分32から基端部33側(即ち上端側)の部分は、シール部23から突出しており、その中間部分32がシール部23の内孔よりも半径方向外側に張り出している。そのため、駆動ピストン4が減圧ピストン3に向かって(即ち、下方に)移動すると、中間部分32がシール部23の上端部に当たって駆動ピストン4の移動が規制されるようになっている。この際、駆動ピストン4の先端が閉位置に位置する減圧ピストン3に当たらないようにシール部23の長さが調整されている。このようにシール部23は、駆動ピストン4が減圧ピストン3に当たらないようにするためのストッパの役割を果たしている。
更に、駆動ピストン4の基端部33の外周部には、周方向全周にわたって延在するフランジ部34が形成されている。フランジ部34は、半径方向外方に突出しており、その外周部が本体部分22の内周部まで達している。フランジ部34には、シール部材35が設けられており、このシール部材35によって本体部分22の内周部とフランジ部34との間がシールされている。
また、第2ハウジング部12は、このフランジ部34に対向する位置に円環状のばね受部36を有している。このばね受部36は、フランジ部34と上下方向に離れて位置している。そのため、フランジ部34とばね受部36との間には、円筒状の第2ばね収容空間37が形成されており、第2ばね収容空間37には、第2ばね部材8が収容されている。圧縮コイルばねである第2ばね部材8は、圧縮された状態でシール部23に外装されており、その下端がばね受部36に支持され、上端がフランジ部34に支持されている。そのため、駆動ピストン4は、第2ばね部材8により減圧ピストン3から離すように上方に付勢されている。このように上方に付勢される駆動ピストン4の内孔には、上方からベースロッド6が挿通されている。
ベースロッド6は、大略円柱状になっており、その基端部6aが第2ハウジング部12の天井部分に固定されている。また、ベースロッド6の基端部6aは、駆動ピストン4のストッパの役割を果たしており、駆動ピストン4の基端部33が第2ハウジング部12の天井部分に当たらないようになっている。このように構成される基端部6aに対して先端側部分6bは、小径になっており、駆動ピストン4に向かって突出して、そして駆動ピストン4の内孔の基端部33側に挿入されている。ベースロッド6の先端は、部分球面状になっており、この先端面に当接するようにロッド5が設けられている。
ロッド5は、大略円柱状になっており、ベースロッド6よりも小径に形成されている。ロッド5は、ベースロッド6の下方に位置しており、ロッド5の基端側部分は、駆動ピストン4の先端側部分31内に挿通されている。ロッド5の基端部は、フランジ部5aを有している。フランジ部5aは、前記基端部の周方向全周にわたって延在しており、半径方向外方に突出している。このフランジ部5aの下方には、第3ばね収容空間38が形成されている。第3ばね収容空間38は、ロッド5の基端側部分を囲むように大略円筒状になっており、この第3ばね収容空間38には、第3ばね部材9が収容されている。第3ばね部材9は、ロッド5の基端側部分に外装されており、フランジ部5aを上方に付勢している。これによりロッド5の基端部がベースロッド6の先端に押し付けられ、ロッド5とベースロッド6とが当接している。
他方、ロッド5の先端側部分は、駆動ピストン4から下方に突出しており、減圧ピストン3内に挿入されている。減圧ピストン3の内周部には、シール部材39が設けられており、このシール部材39によって挿入されたロッド5と減圧ピストン3との間がシールされている。また、減圧ピストン3の内周部には、ロッド5の先端、減圧ピストン3内の底面との間に背圧力室40が形成されている。この背圧力室40は、断面円形状に形成されており、その孔径が突起片25の先端径(つまり、オリフィス径)と略一致している。また、減圧ピストン3のシート部3bには、連絡路41が形成されており、この連絡路41により背圧力室40と一次側領域28とが繋がっている。
このように構成される減圧ピストン3及び駆動ピストン4は、上下方向に離され、且つ減圧ピストン3の基端部及び駆動ピストン4の先端部が対向するように位置している。また、減圧ピストン3の基端部及び駆動ピストン4の先端部には、凹部42、43が夫々形成されており、凹部42,43は、互いに対向するように位置している。具体的には、凹部42は、減圧ピストン3の内孔の周りに円筒状に形成され、凹部43は、駆動ピストン4の内孔の周りに円筒状に形成されている。これら凹部42、43によって、ロッド5の周りには、円筒状の緩衝ばね収容空間44が形成され、この緩衝ばね収容空間44に緩衝ばね10が収容されている。
押付部材である緩衝ばね10は、弾性変形可能になっており、例えば、圧縮コイルばね又は複数の皿ばねを上下方向に重ねたばね部材によって構成されている。この緩衝ばね10は、その下端及び上端が凹部42、43の上下に互いに対向する面、即ちばね受座45,46によって支持されており、減圧ピストン3と駆動ピストン4との間に配置される。このように配置される緩衝ばね10は、第1ばね部材7により付勢された減圧ピストン3により駆動ピストン4に押し付けられ、駆動ピストン4に作用する下方に向かう駆動力を減圧ピストン3に伝達するようになっている。
また、緩衝ばね10のばね定数(ばねの伸縮に関する弾性係数に相当)は、第2ばね部材8のばね定数(ばねの伸縮に関する弾性係数に相当)より大きくなっており、またシート部材26の弾性係数(ばね定数に相当)より小さくなっている。つまり、緩衝ばね10は、単位荷重当りの変形量が第2ばね部材8より小さく、シート部材26よりも大きくなっている。そのため、緩衝ばね10は、駆動ピストン4に大きな駆動力が発生した時に自らが変形してシート部材26の変形を吸収し、シート部材26が変形することを防いでいる。
このように構成される減圧弁1では、駆動ピストン4の基端部33と第2ハウジング部12の天井部分との間が空いており、その間の空間が二次圧力室50になっている。二次圧力室50は、ベースロッド6に形成される連絡孔51により、駆動ピストン33の基端部がベースロッド6に当接した時でも第3ばね収容空間38に繋がるようになっており、この第3ばね収容空間38は、通路52に繋がっている。通路52は、ロッド5と駆動ピストン4の先端側部分の内周部との間に形成されている円筒状の流路であり、駆動ピストン4の先端側の内径よりロッド5の外径を若干小さくすることで形成される。この通路52は、第3ばね収容空間38から凹部43まで延在しており、この通路52によって第3ばね収容空間38と緩衝ばね収容空間44とが繋がっている。また、緩衝ばね収容空間44は、通路53に繋がっている。
通路53は、ロッド5と減圧ピストン3の内周部分との間に形成されている円筒状の通路であり、減圧ピストン3の基端部側の内径よりロッド5の外径を若干小さくすることで形成される。この通路53は、凹部42から下方に向かって延在しており、その下端部分がシール部材39より上方に位置し、その下端部分には挿通孔54が繋がっている。挿通孔54は、減圧ピストン3に形成されており、半径方向外方に延在して第1ばね収容空間30に繋がっている。更に、第2ハウジング部12の先端部分21には、連通孔55が形成されており、この連通孔55により第1ばね収容空間30と二次側領域29とが繋がっている。
このように形成される連通孔55、挿通孔54、通路53、通路52及び連絡孔51は、第1ばね収容空間30、緩衝ばね収容空間44及び第3ばね収容空間38と共に連絡通路56を構成しており、この連絡通路56によって二次側圧力室50と二次側領域29とが接続される。これにより、二次圧力室50に二次圧P2が導かれ、二次圧力室50に導かれた二次圧P2を駆動ピストン4が基端部33の二次圧力室50に臨む面である二次圧受圧面57で受圧するようになっている。これにより、この二次圧P2に応じた駆動力により駆動ピストン4が下方に押されている。
[減圧弁の動作]
以下では、一次ポート14に導かれた作動流体、例えば高圧ガスを減圧するときの減圧弁1の動作について、図1乃至3を参照しながら説明する。なお、図2のグラフは、各構成(駆動ピストン4、第2ばね部材8、及び緩衝ばね10)に作用する力と二次圧P2との関係を示すものであり、縦軸が各構成に作用する力の絶対値を示し、横軸が二次圧P2の絶対値を示している。また、図3のグラフは、各構成(駆動ピストン4、減圧ピストン3及び緩衝ばね10)の変位量(緩衝ばね10に関しては、変形量)と二次圧P2との関係を示すものであり、縦軸が各構成の変位量の絶対値を示し、横軸が二次圧P2の絶対値を示すものである。
減圧弁1は、減圧ピストン3が第1ばね部材7によって開位置の方向に付勢され、且つ駆動ピストン4が第2ばね部材8によって開位置の方向に付勢されているので、ノーマルオープンとなっている。一次ポート14に高圧ガスが導かれると、一次ポート14に導かれた高圧ガスがオリフィス27を通って二次側領域29に導かれる。この際、高圧ガスが一次圧P1から低圧の二次圧P2に減圧され、更に減圧された低圧の二次圧P2が二次側通路17及び二次ポート15を通って下流側の機器に供給、又は排出口から排出される。
減圧された低圧のガスは、二次側通路17だけでなく連絡通路56を介して二次圧力室50にも導かれる。これにより、駆動ピストン4の二次圧受圧面57に二次圧P2が作用し、二次圧P2により駆動ピストン4が減圧ピストン3に向かって(即ち、下方)に押される。二次圧P2が最低駆動圧p1を越えて二次圧P2による駆動力が第2ばね部材8の付勢力を上回ると、駆動ピストン4が減圧ピストン3に向かって移動し、駆動ピストン4に作用する下方への押付力が緩衝ばね10を介して減圧ピストン3に伝達される。それに伴って減圧ピストン3がオリフィス27を閉じる方向、即ち閉位置の方向に移動する。これにより、弁通路18の開度が小さくなり、二次圧P2が低下する。そして二次圧P2による駆動力と、第1ばね部材7及び第2ばね部材8による付勢力、並びにその他の減圧ピストン3及び駆動ピストン4に作用する力が釣り合う位置まで減圧ピストン3及び駆動ピストン4が移動する。
例えば、二次圧P2が減少して駆動力が低下し、第2ばね部材8による付勢力が二次圧P2による駆動力を上回ると、駆動ピストン4が減圧ピストン3から離れる方向(即ち、上方)に移動する。第1ばね部材7によって駆動ピストン4に向かって(即ち、上方に向かって)付勢されている減圧ピストン3は、駆動ピストン4に連動して開位置の方向に移動する。これにより、オリフィス27が開き、二次圧P2が上昇して第1ばね部材7及び第2ばね部材8の付勢力に応じた設定圧に保持される。
このようにして二次圧P2を設定圧に維持される減圧弁1において、下流側の機器の故障やシステムの不具合等により二次ポート15に過大なサージ圧が発生して二次圧P2が急激且つ過剰に高くなる場合がある。減圧弁1では、二次圧P2が規定圧力p2になると駆動ピストン4により押された減圧ピストン3が閉位置に移動して、シート部材26が突起片25に着座する。二次圧P2が規定圧力p2(>p1)より高圧になると、緩衝ばね10が弾性変形し始める。このように緩衝ばね10が自ら弾性変形することにより、緩衝ばね10を介して減圧ピストン3に伝達される押付力を緩衝ばね10からの反力であるばね力に抑えることができ、前記押付力を前記サージ圧による駆動力よりも極めて低い力に抑えることができる。それ故、シート部材26と突起片25との間に作用する押圧力を抑えることができ、シート部材26の変形を抑えることができる。換言すると、緩衝ばね10が自ら弾性変形することにより、二次圧P2の押付力に伴う駆動ピストン4の変位を緩衝ばね10により吸収して、着座する減圧ピスト3の移動量を抑えることができる。これにより、シート部材26の変形を抑えることができる。
特に、本実施形態では、緩衝ばね10のばね定数がシート部材26の弾性係数より小さくなっているので、シート部材26に対して緩衝ばね10は、小さな力でより大きく変形するようになっている。そのため、二次圧P2が規定圧力p2より高圧になっても駆動ピストン4の変位が緩衝ばね10により吸収されるので、減圧ピストン3の移動量を極めて小さくにすることができ、シート部材26の変形を防ぐことができる。
他方、緩衝ばね10のばね定数が第2ばね部材8のばね定数よりも大きく設定されているので、通常の状態(即ち、二次ポート15に過大な二次圧が作用していない状態)では、緩衝ばね10が殆ど弾性変形することがない。それ故、駆動ピストン4に作用する下方への駆動力をそのまま減圧ピストン3に伝えることができ、緩衝ばね10を設けても調圧時の応答性を維持することができる。これにより、応答性に優れた減圧弁1を実現することができる。
更に、二次圧P2が許容駆動圧p3(>p2)より高圧の場合は、緩衝ばね10の変形量が所定量となって駆動ピストン4の中間部分32がシール部23に当たって駆動ピストン4の下方への移動が規制される。これにより、駆動ピストン4が減圧ピストン3に直接当接することを防ぐことができる。このように駆動ピストン4の移動を規制することなく駆動ピストン4と減圧ピストン3とが当たると、緩衝ばね10により押付力を吸収できなくなるため、駆動ピストン4に作用する力の全てが減圧ピストン3に作用する。それ故、シート部材26が突起片25から大きな押圧力を受けることになり、シート部材26が大きく変形し、その変形量が大きくなると塑性変形して元の形状に復帰しなくなる。しかし、減圧弁1では、駆動ピストン4の移動を規制して駆動ピストン4が減圧ピストン3に直接当接することを防ぐことでこのような不具合をなくし、シート部材26の変形を防ぐことができる。また、駆動ピストン4の移動量規制値を予め設定することで緩衝ばね10の変形量を制限できる。これにより緩衝ばね10の弾性復元力(すなわち減圧ピストン3に伝達する押付力)を制限でき、更にシート部材26の変形を防ぐことができる。
なお、緩衝ばね10を設けずにシール部23によるストッパだけが設けられている場合、減圧ピストン3が着座する際の駆動ピストン4の位置と駆動ピストン4が規制されている位置とのバランスをとることが難しい。というのも、例えば2つの位置の間隔が大きいとシート部材26の変形量が大きくなってしまい、2つの位置の間隔を短くすると、減圧ピストン3を突起片25にきちんと着座させるために加工精度を高くする必要が生じるからである。それ故、緩衝ばね10を設けつつシール部23を設けることで、初めて前述するような機能を達成することができる。
また、減圧弁1では、減圧ピストン3にロッド5を挿入することで、減圧ピストン3内に背圧力室40が形成されている。この背圧力室40には、連絡路41を介して一次側領域28から一次圧P1が導かれており、この一次圧P1により減圧ピストン3が受圧する一次側領域28の一次圧P1を打ち消されるようになっている。それ故、二次圧P2の調圧に関して一次圧P1の圧力変動による影響を略なくすことができ、一次圧P1の圧力変動に関わらず二次圧P2を一定圧に略正確に調圧することができる。これにより、減圧弁1の調圧精度を向上させることができる。
ロッド5とベースロッド6が一体的に構成されている場合、これらロッド5とベースロッド6に対して、減圧ピストン3の軸ずれや傾きによる接触、片当たりを抑制するために高い加工精度、組立精度が要求される。これに比べ、ロッド5とベースロッド6を別体にすることで、高い加工精度、組立精度を必要とせずとも片当たりを抑制できる。これにより部品の加工コストを抑え、かつ、減圧ピストン3の摺動摩擦を低減することができ、減圧ピストン3の応答性を向上させることができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る減圧弁1Aは、第1実施形態に係る減圧弁1と構成が類似している。そこで、第2実施形態に係る減圧弁1Aの構成について、第1実施形態に係る減圧弁1の構成と異なる構成についてだけ説明し、同一の構成については説明を省略する。後述する第3実施形態に係る減圧弁1Bについても同様である。
減圧弁1Aは、図4に示すように一次側通路16の開口の周りに、その開口を外囲するように円環状のシート部材26Aが形成され、減圧ピストン3Aの先端部分であるシート部3bは、このシート部材26Aに対向する位置に突起片25Aを有している。弁座であるシート部材26Aに突起片25Aが着座することで、弁通路18が閉じられるようになっている。
減圧弁1Aは、緩衝ばね10に代えて緩衝部材10Aを備えている。押付部材である緩衝部材10Aは、ゴム又は合成樹脂等の弾性変形可能な部材から成る円筒状の部材であり、ロッド5に外装された状態で凹部42,43の間に設けられている。緩衝部材10Aは、シート部材26Aよりも小さい弾性係数を有し、且つ第2ばね部材8のばね定数より大きい弾性係数を有している。
このように構成される第2実施形態の減圧弁1Aは、第1実施形態の減圧弁1と同様の作用効果を奏する。
<第3実施形態>
第3実施形態に係る減圧弁1Bは、図5に示すようにロッド5及びベースロッド6を備えておらず、減圧ピストン3Bが背圧力室40及び連絡路41を有していない。また、二次ポート15Bに繋がる二次側通路17Bが第2ハウジング部12の天井部分に形成されており、一次側通路16と二次側通路17Bとが同軸上に形成されている。
第3実施形態に係る減圧弁1Bは、背圧力室40を備えていないため、一次側領域28に導かれる一次圧P1を打ち消すことができずその影響を受けやすいが、その点を除いて、第1実施形態の減圧弁1と同様の作用効果を奏する。
<その他の実施形態>
第1乃至第3実施形態の減圧弁1,1A,1Bは、押付部材である緩衝ばね10又は緩衝部材10Aが駆動ピストン4の先端側部分31に内装されているが、これらの部材10,10Aを外装して駆動ピストン4と減圧ピストン3との間に配置してもよい。この場合であっても、第1実施形態の減圧弁1と同様の作用効果を奏する。なお、押付部材が駆動ピストン4と減圧ピストン3との間に配置されるとは、駆動ピストン4と減圧ピストン3との間で挟持されていることに限定されず、少なくとも押付部材の一部分が駆動ピストン4と減圧ピストン3とを離すようにそれらの間に介在していればよい。
第1、第2実施形態において、第3実施形態と同様に一次側通路16と二次側通路17とが同軸上に形成されていてもよく、第1、第3実施形態において、第2実施形態と同様に緩衝ばね10をゴム又は合成樹脂から成る緩衝部材10Aに置き換えたり、シート部材26と突起片25の位置関係を入れ換えたりしてもよい。またその逆も同様に成り立つ。
1,1A,1B 減圧弁
2 ハウジング
3,3A,3B 減圧ピストン
4 駆動ピストン
5 ロッド
6 ベースロッド
8 第2ばね部材
10 緩衝ばね
10A 緩衝部材
14 一次ポート
15 二次ポート
18 弁通路
23 シール部
25,25A 突起片
26,26A シート部材
40 背圧力室
41 連絡路
57 二次圧受圧面

Claims (6)

  1. 一次ポートと二次ポートとに繋がる弁通路と、弁座とを有するハウジングと、
    前記ハウジング内に設けられ、前記弁座に着座して前記弁通路を閉じる閉位置と前記弁通路を開く開位置との間で移動して前記弁通路の開度を調整する減圧ピストンと、
    前記ハウジング内に移動可能に且つ前記減圧ピストンから離して設けられ、前記減圧ピストンに向かう方向に二次圧を受圧する駆動ピストンと、
    前記二次圧に抗する付勢力を前記駆動ピストンに与える付勢部材と、
    前記減圧ピストンと前記駆動ピストンとの間に配置され、前記駆動ピストンに作用する前記二次圧による駆動力を前記減圧ピストンに伝達して前記減圧ピストンを前記開位置から前記閉位置に向かって押している弾性変形可能な押付部材と、を備える、減圧弁。
  2. 前記押付部材は、前記付勢部材の弾性係数より大きい弾性係数を有している、請求項1に記載の減圧弁。
  3. 前記減圧ピストン及び弁座のうち一方は、環状の突起片を有し、
    前記減圧ピストン及び弁座のうち他方は、前記減圧ピストンが閉位置に移動すると前記突起片に当接して前記弁通路を閉じるシート部材を有し、
    前記押付部材は、前記シート部材の弾性係数より小さい弾性係数を有している、請求項1又は2に記載の減圧弁。
  4. 前記ハウジングに、前記駆動ピストンの前記減圧ピストンに向かう方向の移動を規制するストッパを有し、
    前記ストッパは、前記減圧ピストンが閉位置に位置するときに前記押付部材の変形を許容しつつ、前記駆動ピストンが前記減圧ピストンに当接しないように前記駆動ピストンの移動を止めるようになっている、請求項1乃至3のうちいずれか1つに記載の減圧弁。
  5. 前記ハウジングには、前記駆動ピストンを貫通し且つ前記減圧ピストンに挿入される挿入部材が設けられ、
    前記弁通路は、前記減圧ピストンにより前記一次ポートに繋がる一次側圧力室と、前記二次ポートに繋がる二次側圧力室とに仕切られ、
    前記減圧ピストンは、前記挿入部材により閉塞されている背圧力室と、前記背圧力室と前記一次側圧力室とを繋ぐ連絡路とを有しており、
    前記背圧力室は、そこに導かれた一次圧が前記減圧ピストンに対して前記一次側圧力室の一次圧に抗する方向に作用するように形成されている、請求項1乃至4の何れか1つに記載の減圧弁。
  6. 前記挿入部材は、ベースロッドとロッドとを有しており、
    前記ベースロッドは、前記ハウジングに固定され、且つ前記駆動ピストンを挿通しており、
    前記ロッドは、ばね部材により付勢されて前記ベースロッドに当接し、且つ前記減圧ピストンに挿入されている、請求項5に記載の減圧弁。
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