JP2006146081A - 測距装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 焦点検出の低輝度限界を悪化させることなく、撮影レンズの色収差により発生する焦点検出のピントずれに起因する焦点検出の検出精度を各種光源に対して向上させる。
【解決手段】 位相差検出方式により測距を行う測距装置であって、電気的に分光透過率を変更可能なエレクトロクロミック(15)と、前記エレクトロクロミックを介して入射する被写体光を受光する1組のAFイメージセンサ(13)と、前記エレクトロクロミックを介して入射する被写体光から被写体の輝度を検出するマイコン(11)とを有し、前記マイコンにより検出された被写体の輝度が所定輝度よりも大きい場合に、小さい場合よりもより多くの長波長光が減衰するように、前記エレクトロクロミックの分光透過率を変更する。
【選択図】 図1

Description

本発明は測距装置及び当該測距装置を用いた撮像装置に関する。
従来、フィールドレンズとレンズレットアレイから成る焦点検出光学系と、その直後に配置された1対のイメージセンサと、該イメージセンサの出力を所定のアルゴリズムにより処理する手段とによって構成された焦点検出装置(例えば、特許文献1)や、フィールドレンズと1対の再結像レンズとから成る焦点検出光学系と、再結像面に配置された1対のイメージセンサと、該イメージセンサの出力を所定のアルゴリズムにより処理する手段とによって構成された焦点検出装置(例えば、特許文献2)、また、上記焦点検出装置に対して、異なる分光特性を有する第1の光学フィルタと第2の光学フィルタを切り替える手段を更に有する焦点検出装置(例えば、特許文献3)等が提案されている。
特許文献1、2に記載されたような焦点検出装置においては、従来、カメラ等の撮影光学系や焦点検出光学系の赤外収差による焦点検出精度の悪影響を除去するために、焦点検出光学系の光路中に赤外カットフィルタを設置して赤外光を除去していた。一般にこの種の赤外カットフィルタにおいては分光透過率が50%となる波長(以下、「カット波長」と呼ぶ。)は可視光領域と赤外光領域の境界の650〜700nmに取られている。このような赤外カットフィルタを使用することにより焦点検出には可視光のみを利用することになり、光学系の赤外収差の影響を受けることなく高精度な焦点検出が可能となる。
また上記のような構成の焦点検出装置に対して、特許文献3に開示された焦点検出装置では、異なる分光特性を有する第1の光学フィルタと第2の光学フィルタを切り替え手段によって切り換えることにより、外光による焦点検出時と補助光による焦点検出時の夫々について検出精度を向上させることが可能である。
特開昭54−159259号公報 特開昭54−104859号公報 特公平8−3575号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載の焦点検出装置においては、被写体輝度が低くなると、イメージセンサとしてCCDのような電荷蓄積型素子を使用していた場合には、その電荷蓄積時間がむやみに長くなり、焦点検出装置の応答性が悪くなるという欠点があった。
また、上記のように被写体輝度が低い場合には、補助光装置により被写体を証明することも知られているが、その光源波長は、人にまぶしさを与えないことや高出力が得られること等の理由で赤外波長が選ばれてることが多い。このような場合には、焦点検出装置に前記のような赤外カットフィルタを使用すると、せっかく補助光装置により補助照明を行ってもその抽出効率が悪かったり、場合によっては補助照明の効果が全く得られないという欠点があった。
逆に低輝度時や、補助光照明時のことを重視して焦点検出光学系の光路中に配置する赤外カットフィルタのカット波長をより長波長側に伸ばし、赤外光の一部を焦点検出に利用することも考えられる。このようにすれば可視光に赤外光の光量が加えられるため、CCD等のイメージセンサの蓄積時間も可視光のみの光量の時よりも短くて済むので焦点検出装置の応答性を上げることができると共に、低輝度時や補助光照明時でも効率良く焦点検出を行うことができる。しかし、このように赤外カットフィルタのカット波長をより長波長側に伸ばすと、通常輝度の被写体に対しては、前述したように撮影光学系や焦点検出光学系の赤外収差の影響により焦点検出精度が悪くなるという欠点を有していた。
また、特許文献3に記載の焦点検出装置に於いては、焦点検出を補助光で行うか外光で行うかに応じて、切り替え手段によって異なる分光特性を有する第1のフィルタと第2のフィルタを切り替えるため、装置が大型化するという欠点があった。また、この焦点検出装置は、補助光を使用した焦点検出時と外光による焦点検出時に対応したしたものであって、外光の各種光源に応じて焦点検出精度を向上させるものでは無かった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、焦点検出の低輝度限界を悪化させることなく、撮影レンズの色収差により発生する焦点検出のピントずれに起因する焦点検出の検出精度を各種光源に対して向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の位相差検出方式により測距を行う測距装置は、電気的に分光透過率を変更可能なフィルタ手段と、前記フィルタ手段を介して入射する被写体光を受光する1組の撮像素子と、前記フィルタ手段を介して入射する被写体光から被写体の輝度を検出する検出手段とを有し、前記検出手段により検出された被写体の輝度が所定輝度よりも大きい場合に、小さい場合よりもより多くの長波長光が減衰するように、前記フィルタ手段の分光透過率を変更する。
また、本発明の撮像装置は、上記測距装置を有することを特徴とする。
本発明によれば、焦点検出の低輝度限界を悪化させることなく、撮影レンズの色収差により発生する焦点検出のピントずれに起因する焦点検出の検出精度を各種光源に対して向上させることができる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。ただし、本形態において例示される構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明がそれらの例示に限定されるものではない。
図1は本発明の実施の形態における撮像装置の一例として、スチルカメラの概略構成を示す断面図である。同図において、1はカメラボディであり、その前面には種々のレンズユニット2が装着可能である。また、焦点検出を補助する為に被写体に光を投射する補助光装置3が内蔵あるいは着脱自在に設けられている。
カメラボディ1内には、光学部品、機械部品、電気回路およびフィルム又はCCD等の撮像素子などが収納され、フィルムを用いた写真撮影又は、光電変換素子による画像撮影を行うことができる。5はメインミラーであり、ファインダー観察状態では撮影光路内に斜設され、撮影状態では撮影光路外に退避する。また、メインミラー5はハーフミラーとなっており、撮影光路内に斜設されているときは、後述する焦点検出ユニットへ被写体からの光線の約半分を透過させる。
103はファインダー光路変更用のペンタプリズム、106はアイピースであり、撮影者はこの窓から観察することで、撮影画面を確認することができる。104及び105はファインダー観察画面内の被写体輝度を測定するためのAE集光レンズ及び測光センサである。
101は例えばフォーカルプレーンシャッターなどのシャッター、102は感光部材であり、銀塩フィルム又は、CCDやCMOS等の撮像素子が用いられる。6はサブミラーであり、メインミラー2と共に、ファインダー観察状態では撮影光路内に斜設され、撮影状態では撮影光路外に退避する。このサブミラー6は、斜設されたメインミラー6を透過した光線を下方に折り曲げて、後述の焦点検出ユニットの方に導くものである。
レンズユニット2の撮影光学系21を通過した光束4は、カメラボディ1内のメインミラー5を通り、サブミラー6により反射され、AF反射ミラー12、赤外線(IR)カットフィルタ17、分光可変手段であるエレクトロクロミック15、集光レンズ16を介して、AFイメージセンサ13に導かれる。AFイメージセンサ13はマイコン11からの種々のクロツク及び制御信号を受けて電荷蓄積制御を行い、マイコン11は、AFイメージセンサ13により光電変換されたデータを取り込み、公知の焦点検出アルゴリズムによりこれらのデータを処理して焦点検出を行い、撮影光学系21の焦点調整状態に関する情報を得る。
エレクトロクロミック(EC)駆動部14はマイコン11の指令に応じて、フィルタであるエレクトロクロミック15を駆動する。
また、レンズユニット2内に設けられたレンズ情報送出部22はマイコン11に対して撮影光学系21の赤外収差データ等の情報を出力する。
補助光装置3は、投光光学系31、IRED(近赤外発光ダイオード)等の光源32、補助光駆動部33から成り、補助光駆動部33はマイコン11の指令を受けて光源32を発光させ、投光光学系31を介して被写体が照明されるようになっており、例えば被写体上に特定のパターンが投影される。この補助光装置3は、被写体が暗く焦点検出が不可能である場合に、自動的にあるいは外部操作に応じて作動させられるように構成されている。この補助光装置3の作動により、暗い被写体でもAFイメージセンサ13により検出されて、その検出データがマイコン11により処理され、焦点検出状態を求めることができる。
エレクトロクロミック15は印加電圧によって分光透過率特性が変化するフィルタである。このエレクトロクロミック15の分光透過率特性を図2に示す。グラフA1は印加電圧0V、所謂OFF時の特性を示し、400nm〜800nmの全域について60%〜80%の透過率を有する。それに対して、1Vの電圧を印加した場合、グラフB1に示すように400nmでは約40%、500nmでは約45%、600nmでは約35%、700nmでは約30%となる。更に1.5Vの電圧を印加した場合、グラフC1に示すように400nmでは約20%、500nmでは約35%、600nmでは約15%、700nmでは約10%となる。このように、印加電圧を変えることで分光特性を変化させることができる。またグラフD1は、IRカットフィルタ17の分光特性で、720nm以上の長波長側をカットするフィルタである。
図3は、様々な光源の分光特性を示す図で、グラフA2はA光源、グラフB2は太陽光(日中)、グラフC2は昼光色系蛍光灯、グラフD2は690nmにピーク強度を持つAF補助光の分光特性である。
図4及び図5は、図3で示す各種光源からの光がIRカットフィルタ17及びエレクトロクロミック15を介してAFイメージセンサ13に入射する時の分光特性を示す図であり、図4はエレクトロクロミック15に1.5Vの電圧をかけた場合(図2のグラフC1に示す特性となる)、図5は電圧をかけない場合、即ち、エレクトロクロミック15がOFFの時の測定を示す。
図4において、グラフA3はA光源の分光特性、グラフB3は太陽光の分光特性、グラフC3は蛍光灯の分光特性である。この状態での夫々の光源の波長重心(波長重心は、各種光源の分光の中心波長位置)は、グラフA3のA光源では約580nm、グラフB3の太陽光では約570nm、グラフC3の蛍光灯では約530nmである。
これに対して、図5に示すように、エレクトロクロミック15がOFF状態での夫々の光源の波長重心は、グラフA3のA光源では約630nm、グラフB3の太陽光では約600nm、グラフC3の蛍光灯では約540nmとなる。つまり、エレクトロクロミック15がOFF状態では、A光源と蛍光灯を比べると、約90nm波長重心がずれた入射光に基づいて位相差検出方式による焦点検出のための相関演算が行われることとなる。これに対して、エレクトロクロミック15の1.5VでのON状態では、A光源と蛍光灯では、光源の波長重心が約50nmずれた入射光に基づいて相関演算が行われることとなる。
この波長重心の違いによる、AFイメージセンサ13上に形成される被写体像のずれについて図6にて説明する。
撮影光学系21を通過した光束は、撮影光学系の色収差の影響で、550nm程度の波長の光束4aと、長波長側700nm程度の波長の光束4bとして集光レンズ16を介して、AFイメージセンサ13に導かれる。従って、図6のように550nm程度の光束4aでは、AFイメージセンサ13の対のセンサ13a、13bの中心に光束4aの強度部がくることになる。これに対して、長波長側700nm程度の光束4bでは、AFイメージセンサ13の対のセンサ13a、13b中心位置から内側寄りに光束4bの強度部がくることになる。このように、光源の波長の分光特性によって、AFイメージセンサ13上のコントラストの位置ずれが生じる。
図7は、本実施の形態における焦点検出動作を示すフローチャートである。以下、図7のフローチャートを参照して焦点検出動作について説明する。
まず、ステップS101にて、マイコン11から制御信号を受けてEC駆動部14はエレクトロクロミック15に1.5Vの電圧を印加してONする。これによりエレクトロクロミック15の分光特性は、図2のグラフC1に示すように500nm以上の波長の透過率が極端に減衰するものとなる。次に、ステップS102にて被写体輝度AFEV1の検出を行う。この被写体輝度の検出は、AFイメージセンサ13で所定時間、電荷蓄積を行って得た出力結果により行われ、検出結果はマイコン11内のRAMに記憶する。そしてステップS103で、所定輝度よりもステップS102で検出したAFEV1が明るいか否かを判定する。この時、所定輝度として、焦点検出を行うために少なくとも必要な輝度であるか否かの判定基準となる輝度を用いる。所定輝度よりも明るければステップS104に進み、AFイメージセンサ13の電荷蓄積及びそのセンサ出力からマイコン11による公知の位相差検出方式による焦点検出のための相関演算を行う。この時のAFイメージセンサ13には、撮影光学系21により入射し、IRカットフィルタ17及び、1.5Vが印加されてON状態となったエレクトロクロミック15を介した光が入射するため、光源の差による測距結果の差を少なくすることができる。
次に、ステップS104で求めた相関演算を基にして、ステップS105にて所定のAF信頼性が得られているか判定する。所定のAF信頼性が得られていればステップS116に進み、相関演算の結果を基にレンズ駆動を行い、AFシーケンスを終了する。
一方、ステップS105にて所定のAF信頼性が得られない場合、ステップS106に進んでマイコン11からの制御信号によりEC駆動部14から0Vを印加してエレクトロクロミック15をOFFする。この時のエレクトロクロミック15の分光特性は、図2のグラフA1に示すようにほぼ透過状態となる。
次に、ステップS112に進み、マイコン11による制御信号を補助光駆動部33に出力し、補助光の光源32をONして補助光による焦点検出を行う(ステップS113)。補助光の光源32は、約690nmの波長をピークとするIRED(近赤外発光ダイオード)等の光源である。前述の通り、エレクトロクロミック15はOFFされているのでほぼ透過状態にある。よって、AFイメージセンサ13に入射する入射光の分光特性は、図5のグラフD4に示す分光特性となる。即ち、約690nmのピーク波長により相関演算を行う。
ステップS114にて、ステップS105と同様に所定のAF信頼性が得られているか判定する。そして所定のAF信頼性が得られていれば、ステップS115に進む。ステップS115では、690nmで相関演算が行われたことによるレンズの駆動補正量を算出する。レンズの駆動補正量の算出はレンズユニット2のレンズ情報の持つ赤外収差情報をマイコン11が読み出し、その情報を基に駆動補正量を算出する。そして、ステップS116に進んで相関演算の結果とレンズの駆動補正量を基にしてレンズ駆動を行い、AFシーケンスを終了する。
一方、ステップS114にて所定のAF信頼性が得られない場合、ステップS117に進みAFが不能であることを示すフラグAFNGフラグを出してAFシーケンスを終了する。
また、ステップS103で所定輝度よりもステップS102で検出したAFEV1が低い場合にはステップS107に進み、マイコン11からの制御信号によりEC駆動部14から0Vを印加してエレクトロクロミック15をOFFにし、図2のグラフA1に示すほぼ透過状態にする。そしてステップS108ではAFイメージセンサ13に500nm以上の波長も多く含む入射光により被写体輝度AFEV2を検出して、マイコン11内RAMに記憶する。この被写体輝度の検出は、ステップS102と同様にAFイメージセンサ13で所定時間、電荷蓄積を行って得た出力結果により行う。なお、ステップS102とステップS108の蓄積時間は同じ時間にする。
そして、ステップS109で所定輝度よりもステップS108で検出したAFEV2が明るいか否かを判定する。この時に用いる所定輝度は、ステップS103で用いるものと同じである。ここで所定輝度よりAFEV2が低い場合は、ステップS112に進んで、上述した補助光による焦点検出を行う。また、明るければステップS110に進み、公知の位相差検出方式による焦点検出のための相関演算を行う。
この時のAFイメージセンサ13には、撮影光学系21を介して入射し、IRカットフィルタ17及びOFF状態のエレクトロクロミック15を介した光が入射する。この時AFイメージセンサ13に入射する光は、光源の種類に応じて、例えば、図5に示すような分光特性を有する。
次に、ステップS111でステップS105と同様に所定のAF信頼性が得られているか判定する。所定のAF信頼性が得られていない場合、ステップS112に進んで、上述した補助光によるAFを行う。また、所定のAF信頼性が得られていればステップS118に進み、AFEV1とAFEV2のマイコン11内のRAMに記憶している出力の差から光源の種類を判別して、レンズユニット2の駆動補正値としてレンズ補正値2を算出する。AFEV1とAFEV2の差は、光源が図3に示す分光特性を有する場合、図4に示す入射光と、図5に示す入射光の積分値の差となる。
例えば、A光源と蛍光灯を例に挙げると、A光源の場合、エレクトロクロミック15に1.5Vを印加したON状態でのAFイメージセンサ13上の入射光を10nm毎に積分すると約2.7となる。それに対して、OFF状態でのAFイメージセンサ13上の入射光10nm毎に積分すると約14.5となり、約4.5倍、輝度差で約2.17段の差が得られる。これに対し、蛍光灯の場合、エレクトロクロミック15に1.5Vを印加したON状態でAFイメージセンサ13上の入射光を10nm毎に積分すると約1.0となる。これに対して、OFF状態でAFイメージセンサ13上の入射光を10nm毎に積分すると約3.4となり、約3.4倍、輝度差で1.77段の差が得られる。このように、500nm以上の長波長成分の多いA光源と、少ない蛍光灯では、エレクトロクロミック15に1.5Vを印加したON状態と印加しないOFF状態での出力の違いから、光源を判別することができる。
そして、判別された光源に基づいてレンズの駆動補正量2を算出する。そしてステップS116に進み、相関演算の結果とレンズの駆動補正量2をもとにレンズ駆動を行い、AFシーケンスを終了する。
なお、分光可変手段は、エレクトロクロミックに限るものでは無く、例えば液晶など、電気的に分光特性を可変なものであれば用いることが可能である。
また、上記実施の形態では、エレクトロクロミックに1.5Vを印加してON状態にする場合について説明したが、1.5Vに限るものではなく、エレクトロクロミックの特性に応じて、効果的な分光透過特性を得られるような電圧をかければよい。
また、上記実施の形態では、エレクトロクロミックのON状態またはOFF状態のいずれかによる制御を行う場合について説明したが、被写体輝度に応じて、エレクトロクロミックに印加する電圧を複数段階で制御するようにしてもよい。
本発明の実施の形態における撮像装置の概略構成を示す断面図である。 エレクトロクロミックの分光透過率特性を示す図である。 各種光源の分光特性を示す図である。 エレクトロクロミックに1.5Vの電圧をかけた場合にAFイメージセンサに入射する光の分光特性を示す図である。 エレクトロクロミックOFF時にAFイメージセンサに入射する光の分光特性を示す図である。 波長重心の違いによるAFイメージセンサ上に形成される被写体像のずれについて説明する図である。 本発明の実施の形態における焦点検出動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1:カメラボディ 2:レンズユニット 3:補助光装置 4:光束 5:メインミラー 6:サブミラー 11:マイコン 12:AF反射ミラー 13:AFイメージセンサ 14:エレクトロクロミック駆動部 15:エレクトロクロミック 16:集光レンズ 17:IRカットフィルタ 21:撮影光学系 22:レンズ情報送出部 31:投光光学系 32:光源 33:補助光駆動部 101:シャッター 102:感光部材 103:ペンタプリズム 104:AE集光レンズ 105:測光センサ 106:アイピース

Claims (8)

  1. 位相差検出方式により測距を行う測距装置であって、
    電気的に分光透過率を変更可能なフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段を介して入射する被写体光を受光する1組の撮像素子と、
    前記フィルタ手段を介して入射する被写体光から被写体の輝度を検出する検出手段とを有し、
    前記検出手段により検出された被写体の輝度が所定輝度よりも大きい場合に、小さい場合よりもより多くの長波長光が減衰するように、前記フィルタ手段の分光透過率を変更することを特徴とする測距装置。
  2. 前記検出手段による被写体の輝度の検出は、前記フィルタ手段の分光透過率を長波長光が減衰するように変更した状態で行うことを特徴とする請求項1に記載の測距装置。
  3. 前記検出手段は、前記撮像素子から出力される信号に基づいて被写体の輝度を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の測距装置。
  4. 前記検出手段は、前記フィルタ手段が少なくとも2種類の異なる分光透過率に変更されたそれぞれの状態において被写体の輝度を検出し、
    前記測距装置は前記検出手段により検出された被写体の輝度に基づいて光源を特定する手段を有し、
    特定した光源に基づいて、測距結果を調整することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の測距装置。
  5. 投光手段を更に有し、
    前記検出手段により検出した輝度が前記所定輝度よりも小さい場合に、前記フィルタ手段の分光透過率を長波長光がより減衰しないように変更した状態で、前記検出手段により再度被写体の輝度を検出し、再度検出した輝度が前記所定輝度よりも小さい場合に、前記投光手段による投光をして測距を行うことを特徴とする請求項2に記載の測距装置。
  6. 投光手段を更に有し、
    前記投光手段による投光をせずに測距を行った測距結果の信頼性が低い場合に、前記フィルタ手段の分光透過率を長波長光がより減衰しないように変更した状態で、前記投光手段による投光をして測距を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の測距装置。
  7. 前記フィルタ手段は、エレクトロクロミックまたは液晶であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の測距装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の測距装置を有することを特徴とする撮像装置。
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