JP2006145883A - ファイバ型ブラッググレーティング素子、その製造方法、およびその固定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係るファイバ型ブラッググレーティング素子は、コア部とクラッド部とからなる光ファイバのコア部に所定の長さのブラッグ格子を書き込んだファイバ型ブラッググレーティング素子において、ブラッグ格子が含まれる前記所定の長さ以上の範囲において、光ファイバの外周を密に覆う、融点が300℃以上でかつヤング率が100GPa以上の金属の被膜を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
図1は、本発明に係るファイバ型ブラッググレーティング素子1(以下、FBG(Fiber Bragg Grating)素子1と略す。)の第1の実施形態に係る構造を示す図である。
加えてさらに信号伝達性を向上させることができ、被測定物の歪みや振動等の信号を感度良く測定することができる。
FBG素子1を用いて被測定物の歪みや振動等を測定する際には、歪みや振動等が確実にFBG素子1に伝達するように、FBG素子1と被測定物とを密に固定する必要がある。被測定物は、一定の剛性を有した構造部材であれば特に限定されるものではない。
2 コア部
3 クラッド部
4 光ファイバ
5 ブラッグ格子
6、6a、6b 金属の被膜
8 凸部(第5の実施形態)
9 凸部(第6の実施形態)と粒
10 内側の層
11 外側の層
20 蒸気タービンノズル(構造部材)
21 金属層、セラミック層
30 挿入孔
31 中間層
L1 構造部材の線膨張率
L2 金属の被膜の線膨張率或いは金属の被膜と中間層の平均線膨張率
L3 光ファイバの線膨張率
t2 金属の被膜の厚み或いは金属の被膜と中間層の厚みの合計値
t3 光ファイバの半径
Claims (17)
- コア部とクラッド部とからなる光ファイバのコア部に所定の長さのブラッグ格子を書き込んだファイバ型ブラッググレーティング素子において、
前記ブラッグ格子が含まれる前記所定の長さ以上の範囲において、前記光ファイバの外周を密に覆う、融点が300℃以上でかつヤング率が100GPa以上の金属の被膜を備えたことを特徴とするファイバ型ブラッググレーティング素子。 - 前記金属は、Ag、Be、Co、Cr、Cu、Fe、Hf、Mn、Mo、Nb、Ni、Ta、Ti、W、およびZnの中から選択される金属または、それらを主成分とする合金であることを特徴とする請求項1に記載のファイバ型ブラッググレーティング素子。
- 前記金属は、Ti、Zr、およびHfの少なくとも1以上が含まれる金属であることを特徴とする請求項1に記載にファイバ型ブラッググレーティング素子。
- 前記被膜は種類の異なる前記金属から成る多層構造をなし、
前記多層構造の最も内側の層を形成する前記金属は、Ti、Zr、およびHfの少なくとも1以上が含まれる金属であることを特徴とする請求項1に記載にファイバ型ブラッググレーティング素子。 - 前記被膜は、種類の異なる前記金属の組成比率が連続的或いは段階的に変化するように形成され、
前記組成比率が連続的或いは段階的に変化するように形成された金属は、Ti、Zr、およびHfの少なくとも1以上が含まれる金属であることを特徴とする請求項1に記載にファイバ型ブラッググレーティング素子。 - 前記金属の被膜に内接する径が、前記ブラッグ格子が書き込まれた領域と、前記ブラッグ格子が書き込まれていない領域とで異なることを特徴とする請求項1に記載のファイバ型ブラッググレーティング素子。
- コア部とクラッド部とからなる光ファイバのコア部に所定の長さのブラッグ格子を書き込んだファイバ型ブラッググレーティング素子の製造方法において、
前記ブラッグ格子が含まれる前記所定の長さ以上の範囲において、前記光ファイバの外周を密に覆う、融点が300℃以上でかつヤング率が100GPa以上の金属の被膜を、
メッキ法、物理蒸着法、および化学蒸着法の少なくとも1つの方法で形成することを特徴とするファイバ型ブラッググレーティング素子の製造方法。 - 請求項7に記載の方法で金属の被膜を形成した後、500℃以上の温度で熱処理することを特徴とする請求項3ないし請求項5に記載のファイバ型ブラッググレーティング素子の製造方法。
- フッ化水素酸を含むSiO2可溶性溶液で前記光ファイバの一部を溶融することにより、
前記金属の被膜に内接する径が、前記ブラッグ格子が書き込まれた領域と、前記ブラッグ格子が書き込まれていない領域とで異なるように形成した後、請求項7に記載の方法で金属の被膜を形成することを特徴とする請求項7に記載のファイバ型ブラッググレーティング素子の製造方法。 - 請求項1に記載のファイバ型ブラッググレーティング素子の固定方法において、
融点が300℃以上の金属層を介して、金属製の構造部材の表面に前記ファイバ型ブラッググレーティング素子を固定することを特徴とするファイバ型ブラッググレーティング素子の固定方法。 - 前記構造部材の表面に前記ファイバ型ブラッググレーティング素子を適宜の接着部材で仮止めした後、メッキ法、物理蒸着法、および化学蒸着法の少なくとも1つの方法で前記金属層を形成して前記構造部材に前記ファイバ型ブラッググレーティング素子を固定することを特徴とする請求項10に記載のファイバ型ブラッググレーティング素子の固定方法。
- 請求項1に記載のファイバ型ブラッググレーティング素子の固定方法において、
構造部材に挿入孔を設け、
前記挿入孔に前記ファイバ型ブラッググレーティング素子を挿入し、
前記構造部材に前記ファイバ型ブラッググレーティング素子を固定することを特徴とするファイバ型ブラッググレーティング素子の固定方法。 - 請求項1に記載のファイバ型ブラッググレーティング素子の光ファイバの半径をt3、線膨張率をL3とし、
前記光ファイバを覆う金属の被膜の厚みをt2、線膨張率をL2とし、
前記構造部材の線膨張率をL1とするときに、
[数1]
L1<(L2×t2+L3×t3)/(t2+t3)
となるように構成することを特徴とする請求項12に記載のファイバ型ブラッググレーティング素子の固定方法。 - 前記挿入孔にねじ穴を形成し、
前記ファイバ型ブラッググレーティング素子の挿入部位にねじを形成し、
前記構造部材に前記ファイバ型ブラッググレーティング素子をねじ結合で固定することを特徴とする請求項12に記載のファイバ型ブラッググレーティング素子の固定方法。 - 前記ファイバ型ブラッググレーティング素子のグレッグ格子を挟む両側の領域において、それぞれ1点以上で着脱可能に固定することを特徴とする請求項12に記載のファイバ型ブラッググレーティング素子の固定方法。
- 前記挿入孔の内面と前記ファイバ型ブラッググレーティング素子との間に中間層を形成することを特徴とする請求項12に記載のファイバ型ブラッググレーティング素子の固定方法。
- 請求項1に記載のファイバ型ブラッググレーティング素子の光ファイバの半径をt3、線膨張率をL3とし、
前記光ファイバを覆う金属の被膜と前記中間層との厚みの合計値をt2、前記金属の被膜と前記中間層との平均線膨張率をL2とし、
前記構造部材の線膨張率をL1とするときに、
[数2]
L1<(L2×t2+L3×t3)/(t2+t3)
となるように構成することを特徴とする請求項16に記載のファイバ型ブラッググレーティング素子の固定方法。
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