JP2006145770A - 広角レンズ - Google Patents

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Tatsu Ota
龍 大田
Yasuhiko Abe
泰彦 阿部
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Abstract

【課題】モバイルカメラ等に好適な小型、低コストで、光学性能の高い広角レンズを提供する。
【解決手段】負の屈折力を有しかつ像面側に非球面S2を有する第1レンズ1、正の屈折力を有する第2レンズ2、所定の口径を画定する開口絞りSD、第3レンズ3及び第4レンズ4を接合しかつ全体として負の屈折力を有する接合レンズ、正の屈折力を有しかつ物体側及び像面側の両方に非球面S9,S10を有するべく樹脂材料により形成された第5レンズ5が、物体側から像面側に向けて順に配列されている。これにより、75度以上の適当な画角(2ω)を確保でき、かつ、レンズ全長が長くなるのを抑えることができ、諸収差を良好に補正することができ、低コスト、広画角、小型、高性能の要求を満たす広角レンズを得ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CCD等の撮像素子を備えたデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等に適用される小型の広角レンズに関し、特に、監視カメラ、車載用カメラ、あるいは、携帯電話機、携帯情報端末機(PDA)、パーソナルコンピュータ等に搭載あるいは接続して用いられるカメラ等に好適な小型の広角レンズに関する。
近年のデジタルスチルカメラ等の普及に伴い、これらのカメラに適用される広角レンズとしては、高性能化、低コスト化、コンパクト化等の要求が強くなってきている。ところで、このような要求を満たす従来の広角レンズの多くは、バックフォーカスを十分に確保し、射出角度を小さくした、レトロフォーカスタイプのものを採用している。
監視カメラ、CCDカメラ等に適用される従来の広角レンズとしては、Fナンバーが1.6程度で、画角が65°程度となるように、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力をもつ第1レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負の屈折力をもつ第2レンズ、両凸形状の正の屈折力をもつ第3レンズ、両凹形状の負の屈折力をもつ第4レンズ、両凸形状の正の屈折力をもつ第5レンズ、両凸形状の正の屈折力をもつ第6レンズからなる6枚構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この広角レンズでは、レンズの構成枚数が6枚であり、全長の短縮化、コンパクト化、低コスト化等の点で限界があり、上記の要求を満足するものではない。
また、従来の他の広角レンズとしては、全長の短縮化を図るべく、物体側に凹面を向けた負の屈折力をもつ第1レンズ、少なくとも一方の面が非球面で正の屈折力をもつ第2レンズ、負の屈折力をもつ第3レンズ、少なくとも一方の面が非球面で像面側に凸面を向けた正の屈折力をもつ第4レンズからなる4枚構成のものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この広角レンズでは、色収差が良好に補正されておらず、画素数の多い高性能の固体撮像素子を備えたカメラに適用した場合、十分な光学特性を得ることができない。
また、従来の他の広角レンズとしては、高性能化、低コスト化を図るべく、物体側に非球面を設けた負の屈折力をもつ第1レンズ、正の屈折力をもつ第2レンズ、負の屈折力をもつ第3レンズ、第3レンズに接合された正の屈折力をもつ第4レンズ、正の屈折力をもつ第5レンズからなり、少なくとも2枚のレンズを樹脂材料(プラスチック)により形成したものが知られている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、この広角レンズでは、最も物体側に位置する第1レンズの物体側に非球面を設けているため、外部からの接触等により傷付き易い等の欠点がある。
特開平08−220428号公報 特開2002−296498号公報 特開平11−142730号公報
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、特に、監視カメラ、車載用カメラ、あるいは、携帯電話機、携帯情報端末機(PDA)、パーソナルコンピュータ等に搭載あるいは接続して用いられるモバイルカメラ等に好適となるように、小型化、低コスト化、高性能化等を図れる広角レンズを提供することにある。
具体的には、5枚構成で加工が容易な樹脂材料(プラスチック材料)を用い、レンズの全長がバックフォーカスを含めないで10mm以下であり、ローパスフィルタ等の配置のためにバックフォーカスが5mm以上あり、Fナンバーが2.8程度のレンズ明るさをもち、画角(2ω)が75度以上で、200万〜300万の高密度の固体撮像素子にも適した、高性能でコンパクトかつ安価な単焦点の広角レンズを提供することにある。
本発明の広角レンズは、物体側から像面側に向けて順に、負の屈折力を有しかつ像面側に非球面を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズと、所定の口径を画定する開口絞りと、第3レンズ及び第4レンズを接合しかつ全体として負の屈折力を有する接合レンズと、正の屈折力を有しかつ物体側及び像面側の両方に非球面を有するべく樹脂材料により形成された第5レンズとからなることを特徴としている。
この構成によれば、第1レンズを負の屈折力とすることで、75度以上の適当な画角(2ω)を確保でき、かつ、レンズ全長が長くなるのを抑えることができる。
また、第1レンズ及び第5レンズに非球面を設けることで、諸収差特に歪曲収差を良好に補正することができ、又、第1レンズの非球面は像面側に設けることで、広画角化を達成でき、外部からの接触等による傷付き等を防止できる。
また、レトロフォーカスタイプのレンズ配置とすることで、赤外線カットフィルタ、ローパスフィルタ等を配置するためのバックフォーカスを十分確保できる。
さらに、樹脂材料で形成したレンズを採用することで、生産コストの低減、軽量化を行え、非球面の形成も容易に行えるため、収差補正の自由度が増した分コンパクトな構成が可能になり、全体として、低コスト、広画角、小型、高性能の要求を満たす広角レンズを得ることができる。
上記構成において、第1レンズ及び第5レンズの非球面は、周辺部に向かうに連れて屈折力が弱くなるように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、諸収差、特に歪曲収差を良好に補正することができ、より光学性能の高い広角レンズを得ることができる。
上記構成において、接合レンズは、正の屈折力を有する正レンズと、負の屈折力を有する負レンズと、を含み、正レンズのアッベ数をνs、負レンズのアッベ数をνfとするとき、次の条件式(1)
(1) │νf−νs│>30
を満足する、構成を採用することができる。
この構成によれば、接合レンズを正レンズと負レンズの接合により形成することで、レンズの加工の容易化を図りつつ、条件式(1)を満たすことにより、諸収差、特に高解像度に影響を及ぼす色収差を良好に補正することができ、より光学性能の高い広角レンズを得ることができる。
上記構成において、第1レンズから結像面までのレンズ系の焦点距離をf、第5レンズの後面から結像面までの空気換算距離をBFとするとき、次の条件式(2)
(2) 1.5<BF/f<2.0
を満足する、構成を採用することができる。
この構成によれば、レンズ系の焦点距離と第5レンズの後面から結像面までの空気換算距離(すなわち、バックフォーカス)との関係を規定した条件式(2)を満たすことにより、諸収差、特に歪曲収差を良好に補正することができ、又、レンズ系全長の短縮化を図りつつも、CCD等の固体撮像素子に必要な赤外線カットフィルタ、ローパスフィルタ等を配置するために要求される光軸上の間隔(バックフォーカス)を確保することができる。
上記構成において、第1レンズの像面側の面の曲率半径をR2、第2レンズの物体側の面の曲率半径をR3とするとき、次の条件式(3)
(3) 0.4<R2/R3<0.5
を満足する、構成を採用することができる。
この構成によれば、第1レンズの像面側の曲率半径と第2レンズの物体側の曲率半径との関係を規定する条件式(3)を満たすことにより、諸収差、特に歪曲収差を良好に補正することができ、又、レンズ系全長の短縮化を図りつつも、CCD等の固体撮像素子に必要な赤外線カットフィルタ、ローパスフィルタ等を配置するために要求される光軸上の間隔(バックフォーカス)を確保することができる。
以上述べたように、本発明の広角レンズによれば、監視カメラ、車載用カメラ、あるいは、携帯電話機、携帯情報端末機(PDA)、パーソナルコンピュータ等に適用されるモバイルカメラ等に好適な小型で、低コスト化、高性能化等が達成された広角レンズを得ることができる。特に、加工が容易な樹脂材料(プラスチック材料)を用い、レンズの全長がバックフォーカスを含めないで10mm以下であり、ローパスフィルタ等の配置のためにバックフォーカスが5mm以上あり、Fナンバーが2.8程度のレンズ明るさで、画角(2ω)が75度以上で、200万〜300万の高密度の固体撮像素子にも適した、高性能でコンパクトかつ安価な単焦点の広角レンズを得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2は、本発明に係る広角レンズの一実施形態を示すものであり、図1はその基本構成図、図2は光路図である。
この実施形態に係る広角レンズでは、図1に示すように、負の屈折力を有する第1レンズ1、正の屈折力を有する第2レンズ2、所定の口径を画定する開口絞りSD、第3レンズ3及び第4レンズ4を接合しかつ全体として負の屈折力を有する接合レンズ、正の屈折力を有する第5レンズ5が、物体側から像面側に向けて順に配列されている。
また、上記構成において、第5レンズ5の後方(像面側寄り)には、赤外線カットフィルタ、ローパスフィルタ等の役割をなすガラスフィルタ6,7が配置され、ガラスフィルタ7の後方に固体撮像素子としてのCCDの結像面Pが配置されている。
すなわち、この広角レンズにおいては、第1レンズ1〜第5レンズ5までが一体となって光軸方向に移動して、結像面Pに対してフォーカシングを行なうようになっている。
ここで、第1レンズ1から結像面Pまでをレンズ系とし、第1レンズ1の前面(物体側の面)から第5レンズ5の後面(像面側の面)までの長さ(光軸L上の距離)をレンズ全長とし、第1レンズ1の前面(物体側の面)から結像面Pまでの長さ(光軸L上の距離)をレンズ系全長とし、レンズ系の焦点距離をf、第5レンズ5の後面(像面側の面)から結像面Pまでの光軸L上の空気換算距離をバックフォーカスBFで表す。
また、第1レンズ1〜第5レンズ5、ガラスフィルタ6,7においては、図1に示すように、それぞれの面をSi(i=1〜14)、それぞれの面Siの曲率半径をRi(i=1〜14)、d線に対する屈折率をNi及びアッベ数をνi(i=1〜7)で表す。
さらに、第1レンズ1〜ガラスフィルタ7までのそれぞれの光軸L上での距離(厚さ、空気間隔)をDi(i=1〜13)で表す。
第1レンズ1は、ガラス材料により形成されて、物体側に凸面S1及び像面側に凹面S2を向けた負の屈折力を有するメニスカス形状のレンズである。そして、物体側の凸面S1は球面に、かつ、像面側の凹面S2は非球面に形成されている。
このように、第1レンズ1の像面側に非球面S2を設けることで、諸収差特に歪曲収差を良好に補正することができ、又、広画角化を達成できる。また、非球面は、物体側の凸面S1ではなく、像面側の凹面S2に設けることで、外部からの接触等による傷付き等を防止できる。さらに、非球面S2は、周辺部に向かうに連れて屈折力が弱くなるように形成されている。これにより、諸収差、特に歪曲収差をさらに良好に補正することができ、より光学性能の高い広角レンズを得ることができる。
第2レンズ2は、ガラス材料により形成されて、物体側に凸面S3及び像面側に凸面S4を向けた正の屈折力を有する両凸形状のレンズである。そして、物体側及び像面側の両凸面S3,S4は球面に形成されている。
第3レンズ3は、ガラス材料により形成されて、物体側に凹面S6及び像面側に凹面S7を向けた負の屈折力を有する両凹形状のレンズである。そして、物体側及び像面側の両凹面S6,S7は球面に形成されている。
第4レンズ4は、ガラス材料により形成されて第3レンズ3の像面側に接合され、物体側に凸面S7及び像面側に凸面S8を向けた正の屈折力を有する両凸形状のレンズである。そして、物体側及び像面側の両凸面S7,S8は球面に形成されている。
そして、第3レンズ3(負の屈折力を有する負レンズ)及び第4レンズ4(正の屈折力を有する正レンズ)は、全体として負の屈折力を有する接合レンズを形成している。
これにより、レンズの加工性を確保でき、又、色収差を良好に補正することができる。仮に、接合レンズを単一のレンズで代用すると、色収差の補正が困難になり、又、レンズの両面の曲率半径が非常に近い値であることから、自動芯取りが困難となる。そこで、第3レンズ3と第4レンズ4との接合による接合レンズを採用することにより、別々に製造して芯取りを行い、その後接合して一体化することにより、全体としてレンズの加工性を向上させることができる。
第5レンズ5は、樹脂材料(プラスチック材料)により形成されて、物体側に凸面S9及び像面側に凸面S10を向けた正の屈折力を有する両凸形状のレンズである。そして、物体側及び像面側の両凸面S9,S10は非球面に形成されている。
このように、樹脂材料を用いることにより、生産コストを低減でき、軽量化でき、非球面等の加工性を向上させることができる。
また、像面側に最も近い第5レンズ5に非球面S9,S10を設けることで、主に上光軸側のコマ収差を補正しつつ諸収差を良好に補正することができる。ここで、非球面S9,S10は、周辺部に向かうに連れて屈折力が弱くなるように形成されている。これにより、諸収差、特に歪曲収差をさらに良好に補正することができ、より光学性能の高い広角レンズを得ることができる。
仮に、第5レンズ5の両面S9,S10を球面にすると、同等の効果を得るためにさらに2枚程度のレンズが必要になり、レンズ系の薄型化が困難となる。そこで、上記のように両面S9,S10を非球面とすることで、薄型化を達成しつつ、レンズ全長が短くなると発生する球面収差、非点収差、コマ収差等の諸収差を良好に補正することができる。
ここで、非球面を表す式としては、次式で規定される。
Z=Cy/[1+(1−εC1/2]+Dy+Ey+Fy+Gy10+Hy12、ただし、Z:非球面の頂点における接平面から、光軸Lからの高さがyの非球面上の点までの距離、y:光軸Xからの高さ、C:非球面の頂点における曲率(1/R)、ε:円錐定数、D,E,F,G,H:非球面係数である。
上記構成をなす広角レンズによれば、第1レンズ1を負の屈折力とすることで、75度以上の適当な画角を確保でき、かつ、レンズ全長が長くなるのを抑えることができ、又、レトロフォーカスタイプのレンズ配置とすることで、レンズ系全長の短縮化を図りつつも、赤外線カットフィルタ、ローパスフィルタ等を配置するためのバックフォーカスを十分確保できる。
さらに、樹脂材料で形成したレンズを採用することで、生産コストの低減、軽量化を行え、非球面の形成も容易に行えるため、収差補正の自由度が増した分コンパクトな構成が可能になり、全体として、低コスト、広画角、小型、高性能の要求を満たす広角レンズを得ることができる。
上記構成の広角レンズにおいては、接合レンズを構成する第3レンズ3(負の屈折力を有する負レンズ)のアッベ数νf(=ν3)と、第4レンズ4(正の屈折力を有する正レンズ)のアッベ数νs(=ν4)とが、好ましくは、次の条件式(1)
(1) │νf−νs│>30
を満足するように形成される。
条件式(1)は、接合レンズを構成する負レンズと正レンズとのアッベ数の関係を規定したものである。条件式(1)を満たすことにより、諸収差、特に高解像度に影響を及ぼす色収差を良好に補正することができ、より光学性能の高い広角レンズを得ることができる。
また、上記構成の広角レンズにおいては、第1レンズ1から結像面Pまでのレンズ系の焦点距離fと、第5レンズ5の後面S10から結像面Pまでの空気換算距離(バックフォーカス)BFとが、好ましくは、次の条件式(2)
(2) 1.5<BF/f<2.0
を満足するように形成される。
条件式(2)は、レンズ系の焦点距離と第5レンズ5の後面S10から結像面Pまでの空気換算距離(すなわち、バックフォーカスBF)との関係を規定したものである。条件式(2)を満たすことにより、諸収差、特に歪曲収差を良好に補正することができ、又、レンズ系全長の短縮化を図りつつも、CCD等の固体撮像素子に必要な赤外線カットフィルタ、ローパスフィルタ等を配置するために要求される光軸上の間隔(バックフォーカス)を確保することができる。
さらに、上記構成の広角レンズにおいては、第1レンズ1の像面側の面S2の曲率半径R2と、第2レンズ2の物体側の面S3の曲率半径R3とが、好ましくは、次の条件式(3)
(3) 0.4<R2/R3<0.5
を満足するように形成される。
条件式(3)は、第1レンズ1の像面側の面S2の曲率半径と第2レンズ2の物体側の面S3の曲率半径との関係を規定したものである。条件式(3)を満たすことにより、諸収差、特に歪曲収差を良好に補正することができ、又、レンズ系全長の短縮化を図りつつも、CCD等の固体撮像素子に必要な赤外線カットフィルタ、ローパスフィルタ等を配置するために要求される光軸上の間隔(バックフォーカス)を確保することができる。
上記構成をなす広角レンズの具体的な数値による実施例を、実施例1〜実施例3として以下に示す。
実施例1における主な仕様諸元は表1に、種々の数値データ(設定値)は表2に、非球面に関する数値データは表3にそれぞれ示される。
また、条件式(1),(2),(3)の数値データは、
(1)│νf−νs│=23.8−54.7=30.9
(2)BF/f=15.0/3.63=4.13
(3)R2/R3=2.08/4.71=0.44
となる。
また、実施例1における球面収差、非点収差、歪曲収差(ディスト−ション)、倍率色収差に関する収差線図は、図3に示されるような結果となる。尚、図3において、dはd線による収差、gはg線による収差、cはc線による収差をそれぞれ示し、又、Sはサジタル平面での収差、Mはメリジオナル平面での収差を示す。
Figure 2006145770
Figure 2006145770
Figure 2006145770
以上の実施例1においては、バックフォーカスを含まない状態でのレンズ全長が9.30mm、バックフォーカス(空気換算)が5.21mm、射出瞳位置が−12.5mm、Fナンバーが2.80、画角(2ω)が78.4°となり、諸収差が良好に補正され、高密度、高画素の撮像素子に好適な高性能かつコンパクトで安価な広画角の広角レンズが得られる。
実施例2における主な仕様諸元は表4に、種々の数値データ(設定値)は表5に、非球面に関する数値データは表6にそれぞれ示される。
また、条件式(1),(2),(3)の数値データは、
(1)│νf−νs│=23.8−54.7=30.9
(2)BF/f=15.0/3.63=4.13
(3)R2/R3=2.07/4.59=0.45
となる。
また、実施例2における球面収差、非点収差、歪曲収差(ディスト−ション)、倍率色収差に関する収差線図は、図4に示されるような結果となる。尚、図4において、dはd線による収差、gはg線による収差、cはc線による収差をそれぞれ示し、又、Sはサジタル平面での収差、Mはメリジオナル平面での収差を示す。
Figure 2006145770
Figure 2006145770
Figure 2006145770
以上の実施例2においては、バックフォーカスを含まない状態でのレンズ全長が9.56mm、バックフォーカス(空気換算)が5.44mm、射出瞳位置が−13.1mm、Fナンバーが2.80、画角(2ω)が76.3°となり、諸収差が良好に補正され、高密度、高画素の撮像素子に好適な高性能かつコンパクトで安価な広画角の広角レンズが得られる。
実施例3における主な仕様諸元は表7に、種々の数値データ(設定値)は表8に、非球面に関する数値データは表9にそれぞれ示される。
また、条件式(1),(2),(3)の数値データは、
(1)│νf−νs│=23.8−64.1=40.3
(2)BF/f=15.0/3.63=4.13
(3)R2/R3=2.04/4.41=0.46
となる。
また、実施例3における球面収差、非点収差、歪曲収差(ディスト−ション)、倍率色収差に関する収差線図は、図5に示されるような結果となる。尚、図5において、dはd線による収差、gはg線による収差、cはc線による収差をそれぞれ示し、又、Sはサジタル平面での収差、Mはメリジオナル平面での収差を示す。
Figure 2006145770
Figure 2006145770
Figure 2006145770
以上の実施例3においては、バックフォーカスを含まない状態でのレンズ全長が8.17mm、バックフォーカス(空気換算)が6.82mm、射出瞳位置が−12.9mm、Fナンバーが2.80、画角(2ω)が78.6°となり、諸収差が良好に補正され、高密度、高画素の撮像素子に好適な高性能かつコンパクトで安価な広画角の広角レンズが得られる。
以上述べたように、本発明の広角レンズは、小型、薄型、低コストで、光学性能が高いため、監視カメラ、車載用カメラ、あるいは、携帯電話機、携帯情報端末機(PDA)、パーソナルコンピュータ等のモバイルカメラ等に適しているのは勿論のこと、小型化、低コスト化等が要求されるその他の単焦点レンズ光学系においても有用である。
本発明に係る広角レンズの一実施形態を示す構成図である。 図1に示す広角レンズの光路図である。 実施例1に係る広角レンズの球面収差、非点収差、ディスト−ション、倍率色収差の各収差図を示す。 実施例2に係る広角レンズの球面収差、非点収差、ディスト−ション、倍率色収差の各収差図を示す。 実施例3に係る広角レンズの球面収差、非点収差、ディスト−ション、倍率色収差の各収差図を示す。
符号の説明
1 第1レンズ
2 第2レンズ
3 第3レンズ
4 第4レンズ
5 第5レンズ
6,7 ガラスフィルタ
SD 開口絞り
D1〜D13 光軸上の間隔
R1〜R14 曲率半径
S1〜S14 面
ν3 第3レンズのアッベ数(負レンズのアッベ数νf)
ν4 第4レンズのアッベ数(正レンズのアッベ数νs)
f レンズ系の焦点距離
BF バックフォーカス
L 光軸

Claims (5)

  1. 物体側から像面側に向けて順に、
    負の屈折力を有しかつ像面側に非球面を有する第1レンズと、
    正の屈折力を有する第2レンズと、
    所定の口径を画定する開口絞りと、
    第3レンズ及び第4レンズを接合しかつ全体として負の屈折力を有する接合レンズと、
    正の屈折力を有しかつ物体側及び像面側の両方に非球面を有するべく樹脂材料により形成された第5レンズとからなる
    ことを特徴とする広角レンズ。
  2. 前記第1レンズ及び第5レンズの非球面は、周辺部に向かうに連れて屈折力が弱くなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の広角レンズ。
  3. 前記接合レンズは、正の屈折力を有する正レンズと、負の屈折力を有する負レンズと、を含み、前記正レンズのアッベ数をνs、前記負レンズのアッベ数をνfとするとき、次の条件式(1)を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の広角レンズ。
    (1) │νf−νs│>30
  4. 前記第1レンズから結像面までのレンズ系の焦点距離をf、前記第5レンズの後面から結像面までの空気換算距離をBFとするとき、次の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の広角レンズ。
    (2) 1.5<BF/f<2.0
  5. 前記第1レンズの像面側の面の曲率半径をR2、前記第2レンズの物体側の面の曲率半径をR3とするとき、次の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の広角レンズ。
    (3) 0.4<R2/R3<0.5

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