JP2006145168A - 除湿冷風機 - Google Patents

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清仁 村田
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Abstract

【課題】 本発明は電力供給の無い場所での冷気の送風量を調節可能とすることを課題とする。
【解決手段】 空気供給流路14の上部には上方に向けて開口する主吸気口としての空気導入口16が設けられ、空気供給流路14の下部外周には側方に向けて開口する空気送風口18が設けられている。空気送風口18には、送風手段としての送風ファン40と、送風ファン40を回転駆動する電動モータ42とが設けられている。電動モータ42は、熱電変換素子38からの電力供給により送風ファン40を回転駆動し、空気供給流路14の空気を空気送風口18から水平方向に送出する。冷熱体収納ケース26と空気供給流路14を流れる空気との温度差に応じて電動モータ42に供給される電力が変化し、送風ファン40を回転数が変更される。除湿冷風機10では、流量調節部44〜46を操作して空気供給量を調節することで、運転モードを切り替えることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は除湿冷風機に係り、特に電力供給のない状況でも冷風を発生させることができるよう構成された除湿冷風機に関する。
自動車等の車両においては、車内の温度を設定された所定温度に調節するエアコンディショナーが搭載されている。例えば、太陽光が照射される場合には、車内温度がエアコンディショナーの設定温度よりも高くなるため、エアコンディショナーから冷気が車内に供給され、車内の温度及び湿度が快適となるように調節している。
ところが、自動車を屋外に停車させ、イグニッションスイッチをオフにして運転者が降車した場合、エアコンディショナーも停止状態となるため、自動車の車内温度は上昇する。特に夏の日差しの強い状況では、太陽熱により車内温度が急速に上昇することになる。そして、運転者が乗車するときには、車内温度がかなり上昇しており、イグニッションスイッチをオンにしてエンジンを始動させると共に、エアコンディショナーを作動させても車内温度が適温になるまでには、かなりの時間を要する。
このような停車中の車内温度の上昇を緩和する手段として、バッテリーからの電力供給によりエアコンディショナーを作動させて車内温度を下げることも考えられるが、バッテリの電圧低下を招くので、好ましくない。
また、バッテリーを使用せずに冷気は発生させる装置として、氷やドライアイスなどの冷熱体を内部に収納した冷却容器と、冷却容器と空気との温度差によって電流を発生する熱電変換素子と、熱電変換素子が発生する電力で送風ファンを回転駆動する電動モータとを有するものがある(例えば、特許文献1参照)。この装置では、熱電変換素子の電力供給により送風ファンが回転されると、吸入された空気が熱交換器と冷却容器の表面とで冷却されて、送風口から冷気が送出されるように構成されている。
特開平10−132339号公報
しかしながら、上記特許文献のものは、送風ファンの回転により吸入口から導入された空気がそのまま冷却容器を通過する構成であり、且つ冷却容器が外壁からの熱伝導を受けやすい位置にあるので、冷却容器の冷熱体が短時間で融けてしまうという問題があった。
また、上記特許文献のものは、熱損失が大きいので、例えば、自動車を駐車している間の車内の温度上昇を防止するように作動させても運転者が戻ったときには、充分な冷気が得られないおそれがある。
そこで、本発明は上記課題を解決した除湿冷風機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
請求項1記載の発明は、空気導入口と空気送風口との間を連通された空気供給流路と、該空気供給流路内に設けられ、内部に冷熱体を収納する冷熱体収納部と、前記冷熱体の冷却作用と前記空気供給流路を流れる空気との温度差により発電を行う熱電変換素子と、前記空気供給流路に設けられ、前記熱電変換素子からの電力供給により送風を行う送風手段と、を有する除湿冷風機において、前記空気供給流路へ供給される空気の流量を調節する流量調節部を有し、前記空気の流量調節により前記運転モードを切り替えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記流量調節部は、複数箇所に設けられており、前記複数の流量調節部を選択的に開または閉とすることにより前記空気供給流路に導入される空気の流量を調節することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記空気供給流路の中央部に前記冷熱体収納部を配置し、前記冷熱体収納部の周囲と前記空気供給流路の内壁との間に熱交換を行う熱交換部材を設けたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記空気供給流路は、断熱材により形成された壁面に囲まれたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記空気導入口を前記空気供給流路の上部に設け、前記空気送風口を前記空気供給流路の下部に設けたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記空気供給流路は、前記冷熱体収納部を流路中央付近に位置決めする位置決め部を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、前記流量調節部が、前記冷熱体収納部に供給されて前記冷熱体により直接冷却される空気の流量を調節することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記熱交換部材が、複数のフィンを有し、前記複数のフィンは、結露した水滴が送風方向に移動するように水平方向に対して所定角度傾斜されたことを特徴とする。
本発明によれば、空気供給流路に供給される空気の流量を調節する流量調節部を有し、空気の流量の調節により運転モードを切り替えるため、空気の流量を調節することで、送風手段による送風量を各運転モードに対応する流量に変更でき、冷熱体収納部に収納された冷熱体が融ける時間を調節することが可能になる。そのため、冷熱体収納部に収納された冷熱体が徐々に融けるように空気供給量を調節して冷気供給時間を延長することが可能になると共に、冷熱体の補充または交換の回数を減らすことが可能になる。
また、本発明によれば、複数の流量調節部を選択的に開または閉とすることにより空気供給流路に導入される空気の流量を調節するため、冷熱体収納部の周辺を通過する空気の流量をきめ細かく調節して複数の運転モードを選択的に設定することが可能になる。
また、本発明によれば、空気供給流路の中央部に冷熱体収納部を配置し、冷熱体収納部の周囲と空気供給流路の内壁との間に熱交換を行う熱交換部材を設けたため、冷熱体収納部の熱損失を低減することができ、冷熱体が無駄に融けることお防止して、冷却効率を高めることが可能になる。
また、本発明によれば、空気供給流路が断熱材により形成された壁面に囲まれているため、外気温度が冷熱体収納部に直接的に伝わることを防止して冷熱体収納部に収納された冷熱体の熱損失を低減することができる。
また、本発明によれば、空気導入口を前記空気供給流路の上部に設け、空気送風口を空気供給流路の下部に設けたため、空気の自然対流を利用して冷風の生成効率を高めることができる。
また、本発明によれば、冷熱体収納部を流路中央付近に位置決めするため、外気温度が冷熱体収納部に直接的に伝わることを防止して冷熱体収納部に収納された冷熱体の熱損失を低減することができる。
また、本発明によれば、流量調節部により冷熱体収納部に供給されて冷熱体により直接冷却される空気の流量を調節するため、空気の冷却効率を高められると共に、冷熱体収納部に収納された冷熱体が融ける時間を直接的に調節することが可能になる。
また、本発明によれば、熱交換部材が有する複数のフィンを、結露した水滴が送風方向に移動するように水平方向に対して所定角度傾斜されたため、フィンの表面に付着した水滴が飛散することを防止すると共に、水滴を速やかに回収することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明になる除湿冷風機の実施例1を示す縦断面図である。図2は図1に示す除湿冷風機の正面図である。図3は図2中X−X線に沿う横断面図である。
図1乃至図3に示されるように、除湿冷風機10は、円筒形状の筐体12の内部に空気供給流路14を有し、空気供給流路14の上部には上方に向けて開口する主吸気口としての空気導入口16が設けられ、空気供給流路14の下部外周には側方に向けて開口する空気送風口18が設けられている。
筐体12は、外部からの熱を遮断するように熱伝導率の低い発泡樹脂材などからなる断熱材により形成されており、下端がドレンケース20の上端開口の段部20aに嵌合されて垂直状態に保持される。ドレンケース20は、冷気を生成する際の結露による水滴を回収するためのものであり、筐体12の下端に設けられたドレン口22と連通される。また、ドレンケース20は、例えば、自動車の運転席の前、あるいは助手席の前に設けられた平坦部やカップホルダなどに載置される。そして、筐体12は、空気送風口18が運転者に向くように載置される。
空気供給流路14の垂直方向の中央には、氷やドライアイスあるいは再生可能な保冷剤などの冷熱体24が収納された冷熱体収納ケース(冷熱体収納部)26が挿入されている。この冷熱体収納ケース26は、例えば、ステンレスなどの金属材により横断面形状が四角形とされた筒状体に形成されており、上端開口26aが蓋28により閉塞され、下端のドレン孔26bがドレンキャップ30により閉塞されている。冷熱体収納ケース26内で氷が融けた際の水は、ドレンキャップ30を持ち上げることにより排水され、ドレンケース20に回収される。
また、冷熱体収納ケース26は、筐体12に対して上方から着脱可能に挿入されており、その下端には、下方が細くなるテーパ部26cが設けられている。このテーパ部26cは、筐体12の下端に設けられたテーパ状の位置決め孔(位置決め部)32に嵌合されて筐体12の中央部に位置決めされる。
さらに、空気導入口16に連通された空気供給流路14の内部には、冷熱体収納ケース26の上部側面を4方向から保持するように熱交換部材34,35が設けられている。この熱交換部材34,35は、例えば、アルミニウム合金などの熱伝導率の良い金属からなり、複数の熱交換用フィン36,37が外側に向けて放射状に突出している。従って、空気供給流路14の内部には、複数の熱交換用フィン36,37が所定間隔で配列されており、熱交換用フィン36,37の間に形成された隙間が空気の流路となる。
従って、除湿冷風機10では、空気供給流路14を囲む筐体12が断熱材により形成され、且つ冷熱体収納ケース26が空気供給流路14の中央に位置するように設けられ、その外周に熱交換用フィン36,37が放射状に配置されているので、冷熱体収納ケース26に収納された冷熱体24に対する外部からの熱伝導が遮断されており、冷熱体24の熱損失が低減されている。そのため、冷熱体収納ケース26内の冷熱体24が保冷状態に収納されているため、冷房時間が延長されると共に、送風温度の低温化も促進することが可能になっている。
また、除湿冷風機10では、上記冷熱体収納ケース26を空気供給流路14の中央に配置した構成とすることにより熱交換用フィン36,37における熱交換効率も高められており、その分除湿冷風機10の小型化されている。
また、熱交換部材34の4方向の各内壁には、平板状に形成された熱電変換素子38が複数個取り付けられている。この熱電変換素子38は、冷熱体収納ケース26の4方向の各側面に接触するように各方向に設けられ、冷熱体24の冷却作用と空気供給流路14を流れる空気との温度差により発電を行うゼーベック効果を有するものである。
空気送風口18には、送風手段としての送風ファン40と、送風ファン40を回転駆動する電動モータ42とが設けられている。電動モータ42は、空気送風口18の内壁に固定されたブラケット43により支持されており、電力供給用ケーブル(図示せず)を介して上記熱電変換素子38と接続されている。電動モータ42は、熱電変換素子38からの電力供給により送風ファン40を回転駆動し、空気供給流路14の空気を空気送風口18から水平方向に送出する。従って、冷熱体収納ケース26と空気供給流路14を流れる空気との温度差が大きいほど電動モータ42に供給される電力が増大され、送風ファン40を回転数が上昇することになる。
このように、送風ファン40が回転駆動されて空気が吸引されると、熱交換用フィン36,37を通過する過程で空気が冷却されると共に除湿され、空気送風口18から運転者に向けて冷気が送出される。従って、除湿冷風機10では、自動車のエンジンを停止した状態でも冷気を送出することができ、且つ自動車に搭載されたバッテリーの電力も使用しないため、バッテリー上がりを気にしないで済む。
また、空気供給流路14の上部に空気導入口16が設けられ、空気供給流路14の下部に空気送風口18が設けられているので、熱交換用フィン36,37で冷却された空気は、比重が重くなるので、下方への自然対流によって空気供給流路14を移動して空気送風口18に至る。そのため、空気供給流路14の空気は、送風ファン40の回転による吸引と、上記冷却に伴う自然対流によって効率良く送風され、送風能力及び送風効率が向上している。
さらに、筐体12は、空気供給流路14へ供給される空気の流量を調節する流量調節部44〜46を有する。第1の流量調節部44は、熱電変換素子38の上流側に設けられ、空気導入口16からの供給される空気の流量を調節するものであり、冷熱体収納ケース26の上端に嵌合された蓋28を摺動可能に貫通する軸48と、軸48の上端に係止された昇降カバー50とを有する。
この昇降カバー50は、軸48と共に上下方向に摺動することで、全閉位置A、半開位置B、全開位置Cの何れかへ移動させることができる。そして、昇降カバー50は、空気導入口16に対する高さ位置が変更されることにより、空気導入口16からの空気量を調節する。また、昇降カバー50は、全閉位置Aに降下した場合、蓋28上部に取り付けられたストッパ52に当接する。尚、ストッパ52は、弾性を有するゴム材などにより形成されており、上下方向に貫通する軸48をガイドすると共に、軸48に対する摩擦力を付与して昇降カバー50を任意の高さ位置に静止させる機能も有するものである。
また、冷熱体収納ケース26に収納された冷熱体24が融けた場合には、昇降カバー50を把持して上方に引き上げることにより、冷熱体収納ケース26を筐体12の外部に取り出した後、冷熱体収納ケース26の上端に螺入された蓋28を反時計方向に回動させて外し、ドレン孔26bから内部に溜まった水を排出した後、冷熱体収納ケース26の内部に冷熱体24を補充する。あるいは、予備の冷熱体収納ケース26がある場合には、未使用の冷熱体24が収納された冷熱体収納ケース26を交換しても良い。
第2の流量調節部45は、熱電変換素子38の下流側に設けられ、熱交換部材34と35との間に位置する第1副吸気口54と、第1副吸気口54の外側を上下方向に摺動するように環状に形成された調節リング56とを有する。第1副吸気口54は、筐体12の外周の4箇所に設けられた長円形の開口であり、調節リング56の摺動位置によって開または閉とされる。
第3の流量調節部46は、送風ファン40の後方に設けられ、冷熱体収納ケース26の下部に対向する位置に設けられた第2副吸気口58と、第2副吸気口58の外側を上下方向に摺動するように形成された調節プレート60とを有する。第2副吸気口58は、筐体12の外側に設けられた長円形の開口であり、調節プレート60の摺動位置によって開または閉とされる。
上記流量調節部44〜46が全て開放された状態では、空気導入口16から導入された空気が空気供給流路14を流れる過程で熱交換用フィン36によって冷却されると共に、熱交換用フィン36が空気温度に加熱され、熱電変換素子38の外側を暖めることになる。よって、熱電変換素子38では、空気導入口16から導入された空気の供給量に応じた温度差が外側と内側で生じ、この温度差に応じた電力を発電する。また、第1副吸気口54から導入された空気は、熱交換用フィン37によって冷却されて下方へ移動する。また、第2副吸気口58から導入された空気は、冷熱体収納ケース26の外周によって直接冷却されて空気送風口18から送出される。
また、除湿冷風機10では、流量調節部44〜46を全て閉じた状態にしたとき、運転停止状態となる。
本実施例の除湿冷風機10では、流量調節部44〜46を操作して空気供給量を調節することで、(1)強運転モード、(2)中運転モード、(3)弱運転モード、(4)最弱運転モードの4段階に切り替えることができる構成となっている。ここで、上記除湿冷風機10の運転モードに応じた流量調節部44〜46の調節操作について説明する。
(実施例1の強運転モードの操作)
強運転モードを設定する場合には、第1流量調節部44を全開、第2、第3流量調節部45、46を全閉とする。すなわち、昇降カバー50を上方にスライドさせて空気導入口16を開放すると共に、調節リング56を上方にスライドさせて第1副吸気口54を遮断し、さらに調節プレート60を下方にスライドさせて第2副吸気口58を遮断する。
これにより、空気導入口16から導入された空気のみが空気供給流路14に供給され、熱交換用フィン36により冷却された空気は、前述した自然対流によって下方へ流れる。そして、第1副吸気口54及び第2副吸気口58が遮断されているので、熱交換用フィン36を通過する空気量が増大し、熱電変換素子38の外側と内側との温度差が最大となる。そのため、熱電変換素子38による発電量も最大となり、送風ファン40を高速回転させることができる。一方、空気導入口16から空気量増大によって熱交換用フィン36を冷却する冷熱体24が融ける時間も最短となる。
さらに、熱交換用フィン36により冷却された空気は、下方の熱交換用フィン37で冷却された後、熱交換用フィン37の下方の中央部に配置された冷熱体収納ケース26の表面によって冷却され。このように、強運転モードでは、送風ファン40の高速回転により空気の流速が最速となり、最も低温状態に冷却された冷気が空気送風口18から送出される。
従って、運転者が強運転モードを設定することで、空気送風口18から最低温の冷気を強風で得ることができ、急速冷房が可能になる。
(実施例1の中運転モードの操作)
中運転モードを設定する場合には、第1、第2流量調節部44,45を全開し、第3流量調節部46を全閉とする。すなわち、昇降カバー50を上方にスライドさせて空気導入口16を開放すると共に、調節プレート60を下方にスライドさせて第2副吸気口58を遮断し、さらに、調節リング56を下方にスライドさせて第1副吸気口54を開放する。
これにより、空気導入口16及び第1副吸気口54から導入された空気が空気供給流路14に供給され、熱交換用フィン36を通過する空気量が減少し、熱電変換素子38の外側と内側との温度差が減少する。そのため、熱電変換素子38による発電量も低下し、送風ファン40の回転数が中速回転に減速される。一方、送風ファン40が中速回転になるため、空気導入口16から導入される空気量の減少によって冷熱体24が融ける時間も延長される。
さらに、熱交換用フィン36により冷却された空気は、第1副吸気口54から導入された空気と混合された状態で下方の熱交換用フィン37で冷却された後、熱交換用フィン37の下方に露出された冷熱体収納ケース26の表面によって冷却されて空気送風口18から送出される。
従って、運転者が中運転モードを設定することで、空気送風口18から中低温の冷気を中速で得ることができ、強運転モードよりも長い時間の冷房が可能になる。
(実施例1の弱運転モードの操作)
弱運転モードを設定する場合には、第1〜第3流量調節部44〜46を全開とする。すなわち、昇降カバー50、調節プレート60を上方にスライドさせて空気導入口16、第2副吸気口58を開放する。さらに、調節リング56を下方にスライドさせて第1副吸気口54を開放する。
これにより、空気導入口16、第1副吸気口54、第2副吸気口58から導入された空気が空気供給流路14に供給され、熱交換用フィン36を通過する空気量がさらに減少し、熱電変換素子38の外側と内側との温度差が最も小さくなる。そのため、熱電変換素子38による発電量も最低レベルに低下し、送風ファン40の回転数が低速回転に減速される。一方、送風ファン40が低速回転になるため、空気導入口16から導入される空気量が大幅に減少することによって冷熱体24が融ける時間も延長される。
さらに、熱交換用フィン36により冷却された空気は、第1副吸気口54から導入された空気と混合された状態で下方の熱交換用フィン37で冷却された後、第2副吸気口58から導入された空気と混合されて空気送風口18から送出される。
従って、運転者が弱運転モードを設定することで、空気送風口18から弱低温の冷気を低速で得ることができ、中運転モードよりも長時間の冷房が可能になる。
(実施例1の最弱運転モードの操作)
最弱運転モードを設定する場合には、第1流量調節部44を半開、第2、第3流量調節部45、46を全開とする。すなわち、昇降カバー50を半開位置Bに移動させて空気導入口16を半開すると共に、調節リング56を下方にスライドさせて第1副吸気口54を開放し、さらに、調節プレート60を上方にスライドさせて第2副吸気口58を開放する。
これにより、空気導入口16から導入される空気が大幅に減少し、第1副吸気口54、第2副吸気口58から導入された空気が増大するため、熱交換用フィン36を通過する空気量が最も減少し、熱電変換素子38の外側と内側との温度差が最も小さくなる。そのため、熱電変換素子38による発電量も最低レベルに低下し、送風ファン40の回転数が低速回転に減速される。一方、送風ファン40が最低速回転になるため、空気導入口16から導入される空気量が大幅に減少することによって冷熱体24が融ける時間も延長される。
さらに、熱交換用フィン36によって冷却された空気は、第1副吸気口54から導入された空気と混合された状態で下方の熱交換用フィン37で冷却された後、第2副吸気口58から導入された空気と混合されて空気送風口18から送出される。
従って、運転者が最弱運転モードを設定することで、空気送風口18から弱低温の冷気を最低速で得ることができ、弱運転モードよりも長時間の冷房が可能になる。
このように、除湿冷風機10では、複数の流量調節部44〜46を選択的に操作することで、運転モードを4段階に切り替えることができるので、運転者の体感温度(車内温度)に応じた冷房効率を選択して任意の運転モードを設定することが可能になる。また、流量調節部44〜46により空気の供給量を調節することで、送風ファン40による送風量を各運転モードに対応する流量に変更でき、冷熱体収納ケース26に収納された冷熱体24が融ける時間を調節することが可能になる。そのため、冷熱体収納ケース26に収納された冷熱体24が徐々に融けるように空気供給量を調節して冷気供給時間を延長することが可能になると共に、冷熱体24の補充または交換の回数を減らすことが可能になる。
図4は本発明になる除湿冷風機の実施例2を示す縦断面図である。図5は図4に示す除湿冷風機の正面図である。図6は図5中Y−Y線に沿う横断面図である。尚、図4乃至図6において、上記実施例1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図4乃至図6に示されるように、除湿冷風機70は、円筒形状の下部筐体72の上部に上部筐体73が分割可能に嵌合している。下部筐体72及び上部筐体73の内部には、空気供給流路74が連通されており、下部筐体72の下部外周には、空気供給流路74の下部に連通する主吸気口としての空気導入口76が設けられている。また、空気供給流路74の上部には側方に向けて開口する空気送風口78が設けられている。
下部筐体72及び上部筐体73は、熱伝導率の低い発泡樹脂材などからなる断熱材により形成されており、下部筐体72の下端がドレンケース80の上端に設けられた外側段部80aに嵌合されて垂直状態に保持される。また、ドレンケース80は、上部筐体73の空気送風口78が運転者に向くように載置される。
下部筐体72の垂直方向の中央には、冷熱体24が収納された冷熱体収納ケース(冷熱体収納部)86が挿入されている。この冷熱体収納ケース86は、例えば、ステンレスなどの金属材により横断面形状が四角形とされた筒状体に形成されており、上端開口86aが蓋88により閉塞され、下端のドレン孔86bがドレンキャップ30により閉塞されている。
また、冷熱体収納ケース86は、下部筐体72の上方から着脱可能に挿入されている。そのため、冷熱体収納ケース86に収納された冷熱体24が融けた場合には、上部筐体73を上方に引き上げることにより、下部筐体72から分離させることができるため、冷熱体収納ケース86を上方に取り出せる。そして、冷熱体収納ケース86の上端から蓋88を外し、ドレン孔86bから内部に溜まった水を排出した後、冷熱体収納ケース86の内部に冷熱体24を補充する。あるいは、予備の冷熱体収納ケース86がある場合には、未使用の冷熱体24が収納された冷熱体収納ケース86を交換しても良い。
さらに、下部筐体72の内部には、冷熱体収納ケース86を保持するための熱交換部材94,95が設けられている。この熱交換部材94,95の外面には、多数の熱交換用フィン96,97が放射状に突出している。
従って、除湿冷風機70では、空気供給流路74を囲む下部筐体72及び上部筐体73が断熱材により形成され、且つ冷熱体収納ケース86が空気供給流路84の中央に位置するように設けられ、その外周に熱交換用フィン96,97が放射状に配置されているので、冷熱体収納ケース86に収納された冷熱体24に対する熱的損失が低減されている。そのため、冷熱体24が融けにくくなっての冷房時間が延長されると共に、送風温度の低温化も促進することが可能になっている。
従って、除湿冷風機70では、空気供給流路74を囲む下部筐体72及び上部筐体73が断熱材により形成され、且つ冷熱体収納ケース26が空気供給流路74の中央に位置するように設けられ、その外周に熱交換用フィン96,97が放射状に配置されているので、冷熱体収納ケース26に収納された冷熱体24に対する外部からの熱伝導が遮断されており、冷熱体24の熱損失が低減されている。そのため、冷熱体収納ケース26内の冷熱体24が保冷状態に収納されているため、冷房時間が延長されると共に、送風温度の低温化も促進することが可能になっている。
また、熱交換用フィン96は、下端外周にドレンケース80の上端に設けられた内側段部80b及び凸部80cに嵌合される凹部96aが形成されており、この凹部96aと内側段部80b及び凸部80cとの嵌合により位置決め保持される。
また、下側に配置された熱交換部材84の4方向の各内壁には、平板状に形成された熱電変換素子38が複数個取り付けられている。
空気送風口78には、送風ファン40及び電動モータ42が設けられている。電動モータ42は、熱電変換素子38からの電力供給により送風ファン40を回転駆動し、空気供給流路74の空気を空気送風口78から水平方向に送出する。
このように、送風ファン40が回転駆動されて空気が吸引されると、冷熱体24によって冷却された熱交換用フィン96,97を通過する過程で空気が冷却されると共に除湿され、空気送風口78から運転者に向けて冷気が送出される。従って、除湿冷風機70では、自動車のエンジンを停止した状態でも冷気を送出することができ、且つ自動車に搭載されたバッテリーの電力も使用しないため、バッテリー上がりを気にしないで済む。
また、除湿冷風機70では、冷熱体収納ケース86を熱交換部材94,95に挿入して上部筐体73を下部筐体72の上端に嵌合させることにより冷房運転が開始され、冷熱体収納ケース86を取り出すことにより運転停止状態となる。尚、上部筐体73の取付構造としては、上記のように下部筐体72の上端に嵌合させても良いし、あるいは下部筐体72の上端外周にヒンジ(図示せず)を設け、上部筐体73を回動させることで下部筐体72の上端を開または閉とする構成としても良い。
下部筐体72及び上部筐体73は、空気供給流路74へ供給される空気の流量を調節する流量調節部104,106を有する。
第1の流量調節部104は、熱電変換素子38の上方(下流側)に設けられ、熱交換部材94と95との間に位置する第1副吸気口114と、第1副吸気口114の外側を上下方向に摺動するように環状に形成された調節リング116とを有する。第1副吸気口114は、下部筐体72の外周の4箇所に設けられた長円形の開口であり、調節リング116の摺動位置によって開または閉とされる。
第2の流量調節部106は、冷熱体収納ケース26の上端側方に位置する第2副吸気口118と、第2副吸気口118の外側を上下方向に摺動するように形成された調節プレート120とを有する。第2副吸気口118は、上部筐体73の外側に設けられた長円形の開口であり、調節プレート120の摺動位置によって開または閉とされる。
また、第2副吸気口118から導入された空気は、冷熱体収納ケース26の上端外周によって直接冷却される。
このように構成された除湿冷風機70では、空気導入口76から導入された空気が下方に位置する熱交換用フィン96によって冷却されると共に、熱電変換素子38の外側を暖めることになる。熱電変換素子38では、空気導入口76から導入された空気の供給量に応じた温度差が外側と内側で生じ、この温度差に応じた電力を発電する。
これにより、送風ファン40が回転駆動されて空気が上方に吸引される。また、流量調節部104,106を開放させた状態では、第1副吸気口114から導入された空気が空気供給流路74を上昇する過程で熱交換用フィン97により冷却される。また、第2副吸気口118から導入された空気は、送風ファン40の回転により吸引されて冷熱体収納ケース26の上端外周によって直接冷却される。
実施例2の除湿冷風機70では、流量調節部104,106を操作して空気供給量を調節することで、(1)強運転モード、(2)中運転モード、(3)弱運転モードの3段階に切り替えることができる構成となっている。ここで、上記除湿冷風機70の運転モードに応じた流量調節部104,106の調節操作について説明する。
(実施例2の強運転モードの操作)
強運転モードを設定する場合には、空気導入口76が全開のまま、第1、第2流量調節部104,106を全閉とする。すなわち、調節リング56を上方にスライドさせて第1副吸気口114を遮断すると共に、調節プレート120を下方にスライドさせて第2副吸気口118を遮断させる。
これにより、空気導入口76から導入された空気のみが空気供給流路74に供給され、熱交換用フィン96により冷却される。そして、第1副吸気口114及び第2副吸気口118が遮断されているので、熱交換用フィン96を通過する空気量が増大し、熱電変換素子38の外側と内側との温度差が最大となる。そのため、熱電変換素子38による発電量も最大となり、送風ファン40を高速回転させることができる。一方、空気導入口16からの空気量増大によって熱交換用フィン96を冷却する冷熱体24が融ける時間も最短となる。
さらに、熱交換用フィン96により冷却された空気は、上方の熱交換用フィン97で冷却された後、冷熱体収納ケース86の上端表面によって冷却される。このように、強運転モードでは、送風ファン40の高速回転により空気の流速が最速となり、最も低温状態に冷却された冷気が空気送風口78から送出される。
従って、運転者が強運転モードを設定することで、空気送風口78から最低温の冷気を強風で得ることができ、急速冷房が可能になる。
(実施例2の中運転モードの操作)
中運転モードを設定する場合には、第1流量調節部104を全開、第2流量調節部106を全閉とする。すなわち、調節リング116を下方にスライドさせて第1副吸気口114を開放すると共に、調節プレート120を下方にスライドさせて第2副吸気口118を遮断させる。
これにより、空気導入口76及び第1副吸気口114から導入された空気が空気供給流路74に供給され、熱交換用フィン96を通過する空気量が減少し、熱電変換素子38の外側と内側との温度差が減少する。そのため、熱電変換素子38による発電量も低下し、送風ファン40の回転数が中速回転に減速される。一方、送風ファン40が中速回転になるため、空気導入口76から導入される空気量の減少によって冷熱体24が融ける時間も延長される。
さらに、熱交換用フィン36により冷却された空気は、第1副吸気口114から導入された空気と混合された状態で上方の熱交換用フィン97で冷却された後、冷熱体収納ケース86の上端表面によって冷却されて空気送風口78から送出される。
従って、運転者が中運転モードを設定することで、空気送風口78から中低温の冷気を中速で得ることができ、強運転モードよりも長い時間の冷房が可能になる。
(実施例2の弱運転モードの操作)
弱運転モードを設定する場合には、第1、第2流量調節部104,106を全開とする。すなわち、調節リング116を下方にスライドさせて第1副吸気口114を開放すると共に、調節プレート120を上方にスライドさせて第2副吸気口118を開放する。
これにより、空気導入口76、第1副吸気口114、第2副吸気口118から導入された空気が空気供給流路74に供給され、熱交換用フィン96を通過する空気量がさらに減少し、熱電変換素子38の外側と内側との温度差が最も小さくなる。そのため、熱電変換素子38による発電量も最低レベルに低下し、送風ファン40の回転数が低速回転に減速される。一方、送風ファン40が低速回転になるため、空気導入口76から導入される空気量が大幅に減少することによって冷熱体24が融ける時間も延長される。
さらに、熱交換用フィン96により冷却された空気は、第1副吸気口114から導入された空気と混合された状態で上方の熱交換用フィン97で冷却された後、冷熱体収納ケース86の外周によって直接冷却されながら第2副吸気口118から導入された空気と混合されて空気送風口78から送出される。
従って、運転者が弱運転モードを設定することで、空気送風口78から弱低温の冷気を低速で得ることができ、中運転モードよりも長時間の冷房が可能になる。
このように、除湿冷風機70では、流量調節部104,106を選択的に操作することで、運転モードを3段階に切り替えることができるので、運転者の体感温度(車内温度)に応じた冷房効率を選択して任意の運転モードを設定することが可能になる。
また、除湿冷風機70においては、流量調節部104,106により空気の供給量を調節することで、送風ファン40による送風量を各運転モードに対応する流量に変更でき、冷熱体収納ケース26に収納された冷熱体24が融ける時間を調節することが可能になる。そのため、冷熱体収納ケース26に収納された冷熱体24が徐々に融けるように空気供給量を調節して冷気供給時間を延長することが可能になると共に、冷熱体24の補充または交換の回数を減らすことが可能になる。
図7は本発明になる除湿冷風機の実施例3を示す縦断面図である。図8は図7に示す除湿冷風機の正面図である。図9は図8中Z−Z線に沿う横断面図である。尚、図7乃至図9において、上記実施例1、2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図7乃至図9に示されるように、除湿冷風機130は、上記実施例1,2のものよりも小型化されており、箱型に形成された筐体132の内部に空気供給流路134が形成されている。筐体132は、熱伝導率の低い発泡樹脂材などからなる断熱材により形成されており、その背面には主吸気口としての空気導入口136が設けられ、前面には空気送風口138が設けられている。さらに、筐体132の内部は、天板から下方に延在された第1の隔壁140によって空気流入室142と空気冷却室144とに画成され、底部に横架された第2の隔壁146によってドレン室148と画成されている。
このように、除湿冷風機130は、箱状の筐体132の内部に空気流入室142と空気冷却室144とが背中合わせとなるように配置されているため、空気供給流路134が筐体132の内部をU字状に形成されており、装置全体の小型化が可能になっている。
尚、ドレン室148には、ドレン容器150が側方から挿入されている。第2の隔壁146は、側方からみるとV字状に傾斜されており、谷になっている最下位部分にドレン孔146aが設けられている。そして、空気流入室142及び空気冷却室144で発生した水が第2の隔壁146に落下した場合、水滴が第2の隔壁146の傾斜面によってドレン孔146aに導かれてドレン容器150に回収される。
また、第1の隔壁140の背面には、平板状に形成された複数の熱電変換素子38が取り付けられている。さらに、熱電変換素子38の背面には、複数の熱交換用フィン152aを有する熱交換部材152が取り付けられている。従って、空気導入口136から空気流入室142に導入された空気は、複数の熱交換用フィン152a間に形成された隙間152bを通過して下方へ移動する。
第1の隔壁140の前面には、冷熱体24が収納される冷熱体収納室(冷熱体収納部)154が設けられている。冷熱体収納室154に収納された冷熱体24は、第1の隔壁140を介して熱電変換素子38の前面側を冷却する。一方、熱交換部材用フィン152aを通過する空気を冷却すると共に、熱交換用フィン152aの熱が熱電変換素子38の背面側は伝導している。これにより、熱電変換素子38は、冷熱体24による冷却温度と熱交換用フィン152aによる空気温度との温度差に応じた電力を発電する。
冷熱体収納室154を形成する底板部156及び天板部158には、熱交換用フィン152a間の隙間152bを下方へ移動した空気が上方に向けて移動するための空気流通孔156a,158aが設けられている。尚、底板部156の底板部156は、冷熱体24から発生した水を排出するためのドレン孔としても機能するものである。
冷熱体収納室154の上部に形成された送風室160には、送風ファン162が設けられている。そして、送風ファン162は、熱電変換素子38からの電力供給により回転駆動される駆動モータ(図7では隠れてみえない)を有する。送風ファン162の回転により、空気導入口136から空気流入室142に導入された空気は、熱交換用フィン152a間の隙間152bを通過した後、空気流通孔156aから冷熱体収納室154に吸引され、冷熱体24間を移動して直接冷却される。さらに、冷熱体24により冷却された空気は、空気流通孔158aを通過して送風ファン162の前方に設けられた空気送風口138より送出される。
筐体132の前面には、前面開口132aを閉塞する開閉蓋164が着脱可能に取り付けられており、開閉蓋164の内面には、ゴムまたはスポンジなどからなる複数の弾性部材166が取り付けられている。そして、弾性部材166の内側端面には、冷熱体収納室154の前面側開口を閉塞する中蓋168が支持されている。この中蓋168は、筐体132に対する開閉蓋164の係止を解除することで冷熱体収納室154を開放して冷熱体収納室154に冷熱体24を補充することを可能とする。
開閉蓋164は、上下端部に前面開口132aの縁部に掛止されるフック164a,164bを有する。このフック164a,164bを前面開口132aから外すことにより開閉蓋164及び中蓋168を筐体132から分離させることができる。尚、開閉蓋164の掛止構造としては、これに限らず、例えば、開閉蓋164の一端をヒンジにより回転可能に支持する構造としても良い。
また、中蓋168は、弾性部材166の弾発力により冷熱体収納室154側に押圧されているので、冷熱体24を安定的に保持している。
従って、除湿冷風機130では、筐体132が断熱材により形成され、且つ冷熱体収納室154が筐体132の中央に位置するように設けられ、その背面側に熱交換部材152が配置されているので、冷熱体24に対する外部からの熱伝導が遮断されており、冷熱体24の熱損失が低減されている。そのため、冷熱体収納室154において、冷熱体24が保冷状態に収納されているため、冷房時間が延長されると共に、送風温度の低温化も促進することが可能になっている。
さらに、筐体132の前面には、空気供給流路134へ供給される空気の流量を調節する流量調節部174,176を有する。
第1の流量調節部174は、熱電変換素子38の下流側に設けられており、冷熱体収納室154の上流に位置する第1副吸気口178と、第1副吸気口178の外側を上下方向に摺動するように板状に形成された第1調節板180とを有する。第1副吸気口178は、筐体132の前面に設けられた長方形の開口であり、第1調節板180の摺動位置によって開または閉とされる。
第2の流量調節部176は、冷熱体収納室154の上流に位置する第2副吸気口182と、第2副吸気口182の外側を上下方向に摺動するように形成された第2調節板184とを有する。第2副吸気口182は、筐体132の前面に設けられた長方形の開口であり、第2調節板184の摺動位置によって開または閉とされる。
実施例3の除湿冷風機130では、流量調節部174,176を操作して空気供給量を調節することで、(1)強運転モード、(2)中運転モード、(3)弱運転モードの3段階に切り替えることができる構成となっている。ここで、上記除湿冷風機130の運転モードに応じた流量調節部174,176の調節操作について説明する。
(実施例3の強運転モードの操作)
強運転モードを設定する場合には、空気導入口136が全開のまま第1、第2流量調節部174,176を全閉とする。すなわち、第1調節板180を上方にスライドさせて第1副吸気口178を遮断すると共に、第2調節板184を下方にスライドさせて第2副吸気口182を遮断させる。
これにより、空気導入口136から導入された空気のみが空気供給流路134に供給され、熱交換用フィン152aにより冷却される。そして、第1副吸気口178及び第2副吸気口182が遮断されているので、熱交換用フィン152aを通過する空気量が増大し、熱電変換素子38の外側と内側との温度差が最大となる。そのため、熱電変換素子38による発電量も最大となり、送風ファン162を高速回転させることができる。一方、空気導入口136からの空気量増大によって冷熱体24に供給される空気の流速が高まり、その分冷熱体24が融ける時間も最短となる。
さらに、熱交換用フィン152aを通過した空気は、空気流通孔156aから冷熱体収納室154に吸引され、冷熱体24間を移動しながら直接冷却される。さらに、冷熱体24により冷却された空気は、空気流通孔158aを通過して送風室160に至り、送風ファン162の前方に設けられた空気送風口138より送出される。このように、強運転モードでは、送風ファン162の高速回転により空気の流速が最速となり、最も低温状態に冷却された冷気が空気送風口138から送出される。
従って、運転者が強運転モードを設定することで、空気送風口138から最低温の冷気を強風で得ることができ、急速冷房が可能になる。
(実施例3の中運転モードの操作)
中運転モードを設定する場合には、第1流量調節部174を全開、第2流量調節部176を全閉とする。すなわち、第1調節板180を下方にスライドさせて第1副吸気口178を開放すると共に、第2調節板184を下方にスライドさせて第2副吸気口182を遮断させる。
これにより、空気導入口136及び第1副吸気口178から導入された空気が空気供給流路134に供給され、熱交換用フィン152aを通過する空気量が減少し、熱電変換素子38の外側と内側との温度差が減少する。そのため、熱電変換素子38による発電量も低下し、送風ファン162の回転数が中速回転に減速される。一方、送風ファン162が中速回転になるため、空気導入口136から導入される空気量の減少によって冷熱体24が融ける時間も延長される。
さらに、熱交換用フィン162により冷却された空気は、第1副吸気口178から導入された空気と混合された状態で冷熱体収納室154に供給され、冷熱体24に冷却された後、送風室160に至り、送風ファン162の回転により空気送風口138から送出される。
従って、運転者が中運転モードを設定することで、空気送風口138から中低温の冷気を中速で得ることができ、強運転モードよりも長い時間の冷房が可能になる。
(実施例3の弱運転モードの操作)
弱運転モードを設定する場合には、第1、第2流量調節部174,176を全開とする。すなわち、第1調節板180を下方にスライドさせて第1副吸気口178を開放すると共に、第2調節板184を上方にスライドさせて第2副吸気口182を開放させる。
これにより、空気導入口136、第1副吸気口178、第2副吸気口182から導入された空気が空気供給流路134に供給され、熱交換用フィン152aを通過する空気量がさらに減少し、熱電変換素子38の外側と内側との温度差が最も小さくなる。そのため、熱電変換素子38による発電量も最低レベルに低下し、送風ファン162の回転数が低速回転に減速される。一方、送風ファン162が低速回転になるため、空気導入口76から導入される空気量が大幅に減少することによって冷熱体24が融ける時間も延長される。
さらに、熱交換用フィン162を通過した空気は、第1副吸気口178から導入された空気と混合された状態で冷熱体収納室154に供給され、冷熱体24に冷却された後、送風ファン162に至り、第2副吸気口182から導入された空気と混合されて空気送風口138から送出される。
従って、運転者が弱運転モードを設定することで、空気送風口138から弱低温の冷気を低速で得ることができ、中運転モードよりも長時間の冷房が可能になる。
このように、除湿冷風機130では、流量調節部174,176を選択的に操作することで、運転モードを3段階に切り替えることができるので、運転者の体感温度(車内温度)に応じた冷房効率を選択して任意の運転モードを設定することが可能になる。
また、除湿冷風機130においては、流量調節部174,176により空気の供給量を調節することで、送風ファン162による送風量を各運転モードに対応する流量に変更でき、冷熱体収納室154に収納された冷熱体24が融ける時間を調節することが可能になる。そのため、冷熱体収納室154に収納された冷熱体24が徐々に融けるように空気供給量を調節して冷気供給時間を延長することが可能になると共に、冷熱体24の補充または交換の回数を減らすことが可能になる。
図10は本発明になる除湿冷風機の実施例4を示す縦断面図である。図11は図10に示す除湿冷風機の正面図である。図12は図11中W−W線に沿う横断面図である。尚、図7乃至図9において、上記実施例1、2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図7乃至図9に示されるように、除湿冷風機190は、上記実施例1〜3のものよりも小型化されており、箱型に形成された筐体192の上部中央には冷熱体収納室194aを有する冷熱体収納部194が形成され、冷熱体収納部194の両側には空気供給流路196が設けられている。筐体192には、コ字状に曲げ加工されたカバー198がねじ止めされている。このカバー198の上面には、冷熱体収納室194aに冷熱体24を補充するための冷熱体投入口198aが開口している。また、冷熱体投入口198aは、蓋(図示せず)を設けて開閉する構成としても良い。
また、筐体192の左右側面には、空気供給流路196内に突出するように形成された複数の熱交換用フィン210aを有する熱交換部材210が取り付けられている。さらに、冷熱体収納部194の左右側壁と筐体192との間には、平板状に形成された複数の熱電変換素子38が取り付けられている。
この熱電変換素子38は、冷熱体24が収納された冷熱体収納部194と熱交換部材210との温度差によって発電を行う。また、除湿冷風機190では、筐体192の左右側面全体に複数の熱交換用フィン210aが配置されるため、複数の熱交換用フィン210aの表面積がより大きくなり、これに伴って上記温度差を大きくして熱交換量を増大させることが可能になる。
従って、除湿冷風機190では、冷熱体24を収納した冷熱体収納部194が筐体192の中央に位置するように設けられ、その左右側面に熱交換部材210が配置されているので、冷熱体24に対する外部からの熱伝導が遮断されており、冷熱体24の熱損失が低減されている。そのため、冷熱体収納室194aにおいて、冷熱体24が保冷状態に収納されているため、冷房時間が延長されると共に、送風温度の低温化も促進することが可能になっている。
筐体192は、熱伝導率の良い金属材などにより形成されており、その背面左右両側には主吸気口としての空気導入口200が設けられ、前面左右両側には空気送風口202が設けられている。さらに、筐体192の背面には、空気導入口200を開閉する流量調節部204が設けられている。
流量調節部204は、左右方向にスライドして空気導入口200の開口面積を変更する調節板206を有し、調節板206は筐体192の背面に固定用ねじ208により締結される。
冷熱体収納部194の下方には、上部開口を有するドレン容器212がスライド可能に設けられている。また、冷熱体収納室194aとドレン容器212との間には、排水通路214と、クランク状に形成された排水通路214を開または閉とするドレンバルブ216が螺入されている。このドレンバルブ216は、工具(図示せず)を用いて反時計方向に回動させることでシール部217が開弁方向に移動して、冷熱体収納室194a側のドレン孔214aとドレン容器212側のドレン孔214bとの間を連通状態とすることで、冷熱体収納室194a内の水をドレン容器212に回収させることが可能になる。
冷熱体収納室194aの前面には、送風ファン218と、送風ファン218を回転駆動する電動モータ219とが取り付けられている。この電動モータ219は、熱電変換素子38からの電力供給により送風ファン218を回転駆動するように構成されている。
このように、除湿冷風機190は、箱状の筐体192の左右両側に空気供給流路196を配置し、空気導入口200が背面側に配置され、前面側に空気送風口202が配置されているため、上記実施例3のものよりも装置全体の小型化が図られている。
図13に示されるように、熱交換用フィン210aは、正面からみると外側より内側の方が低位置となるように水平方向に対して角度θで傾斜した複数の熱交換用フィン210aが延在形成されている。また、熱交換用フィン210aの内側には、熱交換用フィン210aの表面に結露した水滴220を下方に滴下させるドレン孔210bが設けられている。
そのため、熱交換用フィン210aの表面に空気の流れが生じると、熱交換用フィン210aの表面に結露した水滴220は、傾斜方向に沿って移動し、ドレン孔210bから下方に配置されたドレン容器212に回収される。
図14に示されるように、さらに、熱交換用フィン210aは、前後方向にも水平方向に対して角度θで傾斜している。すなわち、熱交換用フィン210aは、空気の送風方向(図12、図14中、矢印で示す)へ水滴220が移動するように前側が後側よりも低位置となるように形成されている。
このように、熱交換用フィン210aが左右方向、及び前後方向にも傾斜しているので、熱交換用フィン210aの表面に結露した水滴220は、空気の送風によって効率良くドレン孔210bの方へ移動し、ドレン孔210bからドレン容器212に落下して回収される。
また、熱交換用フィン210aの形状としては、図15に示されるように、正面からみてV字状に傾斜する第1傾斜面210cと第2傾斜面210dとを有し、第1傾斜面210cと第2傾斜面210dとが接続された谷部分にドレン孔210bが設けられた構成としても良い。
実施例4の除湿冷風機190では、流量調節部204の調節板206を左右方向にスライドさせて空気導入口200の開口面積を変更することにより空気供給量を調節できるので、例えば、(1)強運転モード、(2)中運転モード、(3)弱運転モードの3段階に切り替えることができる。尚、本実施例では、調節板206の位置を調節するだけで、熱電変換素子38による発電量が調節され、これに伴って送風ファン218の回転数が切り替わる構成であるので、各運転モードの操作についての説明は省略する。
また、除湿冷風機190においては、流量調節部204の調節板206を左右方向にスライドさせることにより空気の供給量を調節することで、送風ファン218による送風量を各運転モードに対応する流量に変更でき、冷熱体収納室194aに収納された冷熱体24が融ける時間を調節することが可能になる。そのため、冷熱体収納室194aに収納された冷熱体24が徐々に融けるように空気供給量を調節して冷気供給時間を延長することが可能になると共に、冷熱体24の補充または交換の回数を減らすことが可能になる。
上記実施例では、自動車のエンジンを停止した状態のときの冷房手段として運転席に設置する場合を一例として挙げたが、本発明の除湿冷風機は、携帯することも可能であるため、車内に限らず、例えば、電気が供給されていない場所(キャンプ場のテント内、海や山に設置されたバンガローなど)でも使用することができるのは勿論である。
本発明になる除湿冷風機の実施例1を示す縦断面図である。 図1に示す除湿冷風機の正面図である。 図2中X−X線に沿う横断面図である。 本発明になる除湿冷風機の実施例2を示す縦断面図である。 図4に示す除湿冷風機の正面図である。 図6は図5中Y−Y線に沿う横断面図である。 本発明になる除湿冷風機の実施例3を示す縦断面図である。 図7に示す除湿冷風機の正面図である。 図8中Z−Z線に沿う横断面図である。 本発明になる除湿冷風機の実施例4を示す縦断面図である。 図10に示す除湿冷風機の正面図である。 図11中W−W線に沿う横断面図である。 実施例4の熱交換用フィンを拡大して示す正面図である。 実施例4の熱交換用フィンを拡大して示す側面図である。 実施例4の変形例の熱交換用フィンを拡大して示す正面図である。
符号の説明
10,70,130,190 除湿冷風機
12,132,192 筐体
14,74,134 空気供給流路
16,76,136,200 空気導入口
18,78,138,202 空気送風口
20,80 ドレンケース
24 冷熱体
26,86 冷熱体収納ケース
34,35,94,95,152,210 熱交換部材
36,37,96,97,152a,210a 熱交換用フィン
38 熱電変換素子
40,162,218 送風ファン
42,219 電動モータ
44〜46,104,106,174,176,204 流量調節部
50 昇降カバー
54,114,178 第1副吸気口
56,116 調節リング
58,118,182 第2副吸気口
60,120 調節プレート
72 下部筐体
73 上部筐体
140 第1の隔壁
142 空気流入室
144 空気冷却室
146 第2の隔壁
148 ドレン室
150,212 ドレン容器
154,194a 冷熱体収納室
156a,158a 空気流通孔
160 送風室
166 弾性部材
164 開閉蓋
168 中蓋
180 第1調節板
184 第2調節板
194 冷熱体収納部
198 カバー
206 調節板
210b ドレン孔

Claims (8)

  1. 空気導入口と空気送風口との間を連通された空気供給流路と、
    該空気供給流路内に設けられ、内部に冷熱体を収納する冷熱体収納部と、
    前記冷熱体の冷却作用と前記空気供給流路を流れる空気との温度差により発電を行う熱電変換素子と、
    前記空気供給流路に設けられ、前記熱電変換素子からの電力供給により送風を行う送風手段と、を有する除湿冷風機において、
    前記空気供給流路へ供給される空気の流量を調節する流量調節部を有し、前記空気の流量の調節により前記運転モードを切り替えることを特徴とする除湿冷風機。
  2. 前記流量調節部は、複数箇所に設けられており、
    前記複数の流量調節部を選択的に開または閉とすることにより前記空気供給流路に導入される空気の流量を調節することを特徴とする請求項1に記載の除湿冷風機。
  3. 前記空気供給流路の中央部に前記冷熱体収納部を配置し、
    前記冷熱体収納部の周囲と前記空気供給流路の内壁との間に熱交換を行う熱交換部材を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の除湿冷風機。
  4. 前記空気供給流路は、断熱材により形成された壁面に囲まれたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の除湿冷風機。
  5. 前記空気導入口を前記空気供給流路の上部に設け、前記空気送風口を前記空気供給流路の下部に設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の除湿冷風機。
  6. 前記空気供給流路は、前記冷熱体収納部を流路中央付近に位置決めする位置決め部を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の除湿冷風機。
  7. 前記流量調節部は、
    前記冷熱体収納部に供給されて前記冷熱体により直接冷却される空気の流量を調節することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の除湿冷風機。
  8. 前記熱交換部材は、複数のフィンを有し、前記複数のフィンは、結露した水滴が送風方向に移動するように水平方向に対して所定角度傾斜されたことを特徴とする請求項3に記載の除湿冷風機。
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