JP2006145167A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タンクの肉厚を厚くすることなく、タンクの天井部の剛性の改善を図ることができる熱交換器を提供する。
【解決手段】 オイルクーラ100は、2つのプレート111,112を合わせることで形成された流体通路ユニットを複数積層することによって形成し、この流体通路ユニットの内と外とを流通する流体間で熱交換する熱交換コア部110と、該熱交換コア部を収納する有底略円筒状のタンク120とを有していて、該タンクの天井部における熱交換コア部の流通ホール115A,115Bと対面する部分に、タンクの外方に向けて膨出する膨出部120cが形成されている。膨出部の平面形状は、略楕円形又は略長円形である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、車両のエンジンオイルやオートマチックトランスミッション用の作動オイル等を冷却するためのオイルクーラとして使用される熱交換器に関する。
従来の車両用のオイルクーラは、図2に示すようにオイルクーラ100をエンジンやトランスミッション等のブロック(図示せず)に直付けし、オイルクーラ本体とブロックとをシールすることによってオイル等の流体を直接に流通させる構造を採用している(特許文献1参照)。即ち、所定形状の凹凸を有するようにプレス成形された2枚の第1プレート111と第2プレート112とを合わせることでオイル通路ユニットを形成し、このオイル通路ユニットを積層することで熱交換コア部110が形成されている。このオイル通路ユニットは、一般には略円盤状であり、この中をオイルが流れるようになっていて、さらに各オイル通路ユニットを連通し各オイル通路ユニットのオイル入口・出口となっている2つのオイル流通ホール115A,115Bが設けられている。積層された各オイル通路ユニットの間が、エンジンの冷却水が通る冷却水通路となっており、オイルと冷却水の2つの流体間で熱交換が行われる。
なお、オイル通路113と冷却水通路123内には、オイルクーラ100の剛性確保とオイルと冷却水との伝熱向上のために、インナーフィンが挟み込まれている。また、熱交換コア部110の冷却水通路123を密閉して冷却水の出入口121,122を設けるために、コップ状のタンク120が熱交換コア部110を囲んでいる。更に冷却水出入口121,122を除いて熱交換コア部110周りの冷却水を完全に密閉するようにタンク120の開放部を塞ぐためと、エンジンやトランスミッション等のブロックと熱交換コア部110のオイル流通ホール115A,115Bの位置差を吸収してオイルを循環させるためのオイル通路プレート130が熱交換コア部110のブロック側(タンク120の開放側)に設けられる。更にブロックに取り付けるための機構(例えばボルト穴)があり、かつオイルクーラ100とブロックの間をシールするための座面プレート140が、オイル通路プレート130のブロック側に設けられている。この座面プレート140には、ブロックのオイルホール位置に合うようにオイルホールが開けられている。
特開2001−12887号公報
この従来のオイルクーラ100は、図2(b)に示されるようにタンク120の天井部120a(図2(b)において左側)が平面であり、熱交換コア部110のオイル流通ホール115A,115Bの直上部分は、図2に示されるようにフィンが存在しない。そのため、タンク天井部120aのオイル流通ホールの直上部分(図2(a)に太い実線で示す領域D)が、他の部分に比べ剛性が劣っている。油圧の作用があるとタンク120のこの直上部分は張出変形を開始し、熱交換コア部110内部に応力を集中させ、最終的には熱交換コア部110の破損をもたらすという問題がある。また、この現象により、このオイルクーラの使用用途が限られ、エンジン用等の高負荷分野への使用ができないという問題がある。
そこで、従来においては、タンクの天井部のみを厚板材によって加工したり、又は、天井部に補強板を当てる等によって、タンクの天井部の耐圧性の向上を図っている。しかしながら、このオイルクーラはアルミニウムを主体とする金属板から形成されており、厚板材を使用することは、材料費のコストアップを招くと共に、コイル化が困難なため材料の搬送などの取り扱いも難しいという問題がある。
また補強板を使用する場合は、部品点数の増加及び組付け工数の増加によるコストアップの要因をはらんでいる。更に補強板とタンクとの接合性にも問題があり、製品の不良率増加という問題もある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、材料費、部品点数及び組付け工数の増加等による製品のコストアップ化を防止しつつ、タンクの天井部の剛性の改善を図ることができる熱交換器を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に記載の熱交換器を提供する。
請求項1に記載の熱交換器は、2つのプレートを合わせることで形成された流体通路ユニットを積層することによって形成し、流体通路ユニットの内と外とを交互に流通する流体間で熱交換する熱交換コア部と、この熱交換コア部を収納するタンクと、熱交換コア部のブロック側に固着される流体通路プレート及び座面プレートとを具備していて、このタンクの天井部における、熱交換コア部の流通ホールと対面する部分に、タンクの外方に向けて膨出する膨出部を形成したものであり、これにより、タンクの天井部の強度を向上させることができ、タンクを肉厚にすることなくまた補強板を設けることなくその耐圧性を改善することができる。
請求項2の熱交換器は、タンク天井部における膨出部の平面形状を略楕円形又は略長円形にしたものである。膨出部の形状としては、オイルの内圧による力を分散させる観点からはできるだけ大きい方が好ましいが、必要ろう付け面の確保と製造上の治具の制約等により、楕円形状又は長円形状とすることが好適である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態の熱交換器について説明する。本発明の熱交換器は、好適には車両用オイルクーラに使用されるものであるが、これに限定されるものではない。図1は、本実施形態に係るオイルクーラ(熱交換器)100を示しており、(a)はその平面図を、(b)は図1(a)のB−B線における縦断面図を、(c)は図1(a)のA−A線における要部断面図を示している。なお、オイルクーラ100は走行用エンジンのシリンダブロック又はクランクケース或いはトランスミッション本体の壁面等に装着されて、エンジン冷却水とエンジンオイルやオートマチックトランスミッション用の作動オイル等のオイルとを熱交換して、オイルを冷却するものである。
オイルと冷却水とを熱交換コア部110は、所定形状の凹凸を有するようにプレス成形された複数枚の円盤状第1、第2プレート111,112をその厚み方向に積層することにより形成されている。言い換えれば、第1プレート111と第2プレート112とを重ね合わせてオイル通路ユニットを形成し、これらオイル通路ユニットを積層することによって熱交換コア部110を形成している。第1、第2プレートは一般にはアルミニウムを主体とする金属板であり、熱交換コア部110は、通常ろう付けによって形成されている。
熱交換コア部110は、有底略円筒状のタンク120内に収納されており、このタンク120の軸方向の一端側の開放部120bが、オイル通路プレート130により閉塞されて、熱交換コア部110を収納する閉じた空間がタンク120内に形成されている。
タンク120の円筒壁部には、冷却水が流入する流入口121と、この流入口121から流入した冷却水が熱交換コア部110のオイル通路ユニット間を通ってオイルとの熱交換を終えた冷却水を流出する流出口122とが設けられている。
第1プレート111と第2プレート112とによって形成されたオイル通路ユニット内の空間がオイルが流通するオイル通路113を構成し、このオイル通路ユニット外の空間(オイル通路ユニット間の空間)が冷却水が流通する冷却水通路123を構成している。この両通路113,123内には、オイルと冷却水との熱交換を促進すると共に、熱交換コア部110の剛性を確保するためにインナーフィン114,124が設けられている。
また、第1、第2プレート111,112には、オイルが流入する側のホールと流出する側のホールの2つのホールが形成されており、第1と第2のプレート111,112とが積層されることでこれらのホールが連結して、流入側オイル流通ホール115Aと流出側オイル流通ホール115Bとが形成されている。即ち、熱交換コア部110は、2つの流通ホール115A,115Bを有している。
熱交換コア部110のブロック(図示せず)側に固着される流体通路プレート130にも、2つの流通ホール115A,115Bにそれぞれ流通する2つのホール131A,131Bとが形成されている。なお、この流体通路プレート130は、熱交換コア部110の流通ホール115A,115Bの位置と熱交換器100が取り付けられるブロックの流通ホール(図示せず)の位置との位置差を吸収する機能を有すると共に、熱交換コア部110の下面の平坦化を図るために設けられている。
符号140は、タンク120又は流体通路プレート130或いはこの両者にろう付け接合される座面プレートであり、この座面プレート140の流体通路プレート130と反対側の面(シリンダブロック又はクランクケースの壁面等に接触する側の面)141には、この面(シール面)141とシリンダブロック又はクランクケースの壁面等(図示せず)との隙間をシールするアクリルゴム製のOリング150が装着されるOリング溝142が形成されている。また、座面プレート140にも、オイルの流入用と流出用の2つのオイルホール143A,143Bが形成されている。
この座面プレート140は、取付ボルト(図示せず)によってシリンダブロック又はクランクケースの壁面等に複数個所(図1(a)には4個所示されている)で固定される。即ち、オイルクーラ100がシリンダブロック又はクランクケースの壁面等に取り付け固定される。
次に、本発明の特徴である熱交換コア部110を収納するタンク120の構造について説明する。従来、タンク120の天井部(タンク120の開放部120bと反対側の閉鎖された部分)120aは平坦であったが、本実施形態においては、この天井部120aの熱交換コア部110の流通ホール115A,115Bと対面する部分に、タンク120の外方へと膨出する膨出部120cを形成している。この膨出部120cの形状は、オイルの内圧による力を分散させるためには、できるだけ大きい方がよいが、あまり大きくするとタンク120と熱交換コア部110とのろう付け面積を確保できなくなるので、これらの条件に見合った大きさにする。例えば、膨出部120cの平面形状は、略楕円形状又は略長円形状にすることが好ましい。この楕円形又は長円形の長径の方向が、2つの流通ホール115A,115Bの中心間を通る直線に対して直交する方向になるように、膨出部120cが形成されている。
また、膨出部120cの形成は、タンク120を成形する際の張り出し成形加工により行うことができる。そのため、成形型の改造で対応可能であり、補強材のような部品点数の増加につながることはない。
このように、本発明では、タンク天井部の流通ホールと対面する部分に膨出部を設けることによって、その断面係数を増加し、耐圧強度のアップを図ることができる。したがって、タンクの材料費、部品点数及び組付け工数の増加等による製品のコストアップを防止しつつ、熱交換器の強度を改善することができる。
本発明の実施の形態の熱交換器を示しており、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のB−B線における縦断面図であり、(c)は(a)のA−A線による部分断面図である。 従来の熱交換器を示しており、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のB−B線における縦断面図であり、(c)は(a)のA−A線による部分断面図である。
符号の説明
100 オイルクーラ(熱交換器)
110 熱交換コア部
111 第1プレート
112 第2プレート
113 オイル通路
114 インナーフィン
115A,115B (オイル)流通ホール
120 タンク
120a 天井部
120b 開放部
120c 膨出部
123 冷却水通路
124 インナーフィン
130 流体通路プレート
140 座面プレート

Claims (2)

  1. 2つのプレートを合わせることで形成された流体通路ユニットを積層することによって形成し、前記流体通路ユニットの内と外とを交互に流通する流体間で熱交換する熱交換コア部と、
    前記熱交換コア部を挿入するための開放部を有し、前記熱交換コア部を収納するタンクと、
    前記熱交換コア部の流通ホールの位置と熱交換器が取り付けられるブロックの流通ホールの位置との位置差を吸収する機能を有し、前記熱交換器コア部のブロック側に固着される流体通路プレートと、
    前記流体通路プレートに固着され、ブロックとの間をシールする座面プレートと、
    を具備している熱交換器において、
    前記タンクの天井部における前記熱交換コア部の流通ホールと対面する部分に、前記タンクの外方に向けて膨出する膨出部が形成されていることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記膨出部の平面形状が略楕円形又は略長円形であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009052849A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Honda Motor Co Ltd 車両用オイルクーラ

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