JP2006144671A - ウェストゲートバルブを備えた排気ターボ過給機付きエンジン及びその運転方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 排気通路の排気ターボ過給機入口から該過給機のタービンをバイパスして排気ターボ過給機出口に接続される排気バイパス通路と、該排気バイパス通路を開閉してエンジン出力を調整するウェストゲートバルブとを備えた排気ターボ過給機付きエンジンにおいて、前記エンジンの一定出力以上の運転時において前記排気ターボ過給機のコンプレッサ入口の吸入気体の温度あるいは該コンプレッサ入口の吸入気体の湿度のいずれか一方または双方に従い前記ウェストゲートバルブの開度を調整するウェストゲートバルブコントローラを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
115は燃料ガス通路、106は該燃料ガス通路115に設けられて燃料ガス量を調整するガス量制御弁、116は吸入空気通路、105は前記燃料ガス通路115からの燃料ガスと吸入空気通路116からの吸入空気とを混合して混合ガスを生成するミキサーである。
一方、吸入空気通路116からの吸入空気はミキサー105で燃料ガス通路115からの燃料ガスと混合されて混合ガスとなり排気ターボ過給機101のコンプレッサ101bに吸入される。
前記排気タービン101aにより同軸駆動される前記コンプレッサ101bによって加圧された混合ガスは、前記スロットルバルブ107で流量を調整され、吸気通路111を通り、吸気冷却器108で冷却、降温されてエンジン100に供給される。
吸気通路111中の混合ガス(吸気)の圧力(吸気圧力)を検出する吸気圧力センサ、2は前記吸気の温度(吸気温度)を検出する吸気温度センサである。
4はスロットルバルブコントローラで、前記エンジン回転数検出器3からのエンジン回転数の検出値に基づき前記スロットルバルブアクチュエータ109を制御してスロットルバルブ107の開度を変化せしめる。5はガス量制御弁コントローラで、前記エンジン回転数検出器3からのエンジン回転数の検出値、前記吸気圧力センサ1からの吸気圧力の検出値及び前記吸気温度センサ2からの吸気温度の検出値に基づき前記ガス量制御弁106の開度を変化させて、前記ミキサー105へのガス量を制御する。
従って、前記吸入温度や吸入湿度が低くなる運転時には、空気過剰率を一定の目標値に保持するために、スロットルバルブ107の開度を前記吸入温度や吸入湿度が高くなる夏季等での運転時に比べて小さくすることを要し、このため特に高負荷、高回転運転時において、シリンダ内のポンプ損失(圧力損失)が増大して熱効率が低下する。
(1)前記コンプレッサ入口の吸入温度を検出して前記ウェストゲートバルブコントローラに入力する吸入温度センサを備え、前記ウェストゲートバルブコントローラは、前記吸入温度センサからの吸入温度検出値に基づき、該吸入温度の低下に従い前記ウェストゲートバルブの開度を増加するように構成されてなる。
(2)前記コンプレッサ入口の吸入湿度を検出して前記ウェストゲートバルブコントローラに入力する吸入湿度センサを備え、前記ウェストゲートバルブコントローラは、前記吸入湿度センサからの吸入湿度検出値に基づき、該吸入湿度の低下に従い前記ウェストゲートバルブの開度を増加するように構成されてなる。
これにより、冬季や寒冷地での運転時のような、吸入温度や吸入湿度が低くなる運転時においても、前記ウェストゲートバルブコントローラの制御によるウェストゲートバルブの開度増加によって、エンジンの一定出力以上の運転時つまり高負荷、高回転運転時に、スロットルバルブの開度を小さくすることなくエンジンを正常運転することができ、前記高負荷、高回転運転時において、シリンダ内のポンプ損失の増大を回避でき熱効率の低下を防止できる。
そして、かかる発明の場合は、吸入温度を検出する吸入温度センサや吸入湿度を検出する吸入湿度センサ等のセンサ類が不要となるので、制御機器類を簡単、低コスト化できるとともに、フィードバック制御が不要であるので、制御も簡単になる。
ガス量制御弁の開度制御及びウェストゲートバルブの開度制御によって空気過剰率を目標値に保持できる。
そして、かかる発明の場合は、前記発明と同様に、吸入温度を検出する吸入温度センサや吸入湿度を検出する吸入湿度センサ等のセンサ類が不要となるので、制御機器類を簡単、低コスト化できるとともに、フィードバック制御が不要であるので、制御も簡単になる。
これにより、吸入温度や吸入湿度が低くなる運転時においても、前記ウェストゲートバルブコントローラの制御によるウェストゲートバルブの開度増加によって、エンジンの高負荷、高回転運転時に、スロットルバルブの開度を小さくすることなくエンジンを正常運転することができ、前記高負荷、高回転運転時において、シリンダ内のポンプ損失の増大を回避でき熱効率の低下を防止できる。
図1において、100はエンジン(ガスエンジン)、101は排気タービン101a及びコンプレッサ101bからなる排気ターボ過給機、110は前記エンジン100の排気出口と排気タービン101aとを接続する排気通路、111は前記コンプレッサ101bとエンジン100の吸気入口とを接続する吸気通路である。104は前記排気タービン101a出口側の排気通路110に設けられた排熱回収装置である。
107は前記吸気通路111に設けられてエンジン100への吸気量を調整するスロットルバルブ、109は該スロットルバルブ107の開度を制御するスロットルバルブアクチュエータである。108は前記吸気を冷却する吸気冷却器である。
115は燃料ガス通路、106は該燃料ガス通路115に設けられて燃料ガス量を調整するガス量制御弁、116は吸入空気通路、105は前記燃料ガス通路115からの燃料ガスと吸入空気通路116からの吸入空気とを混合して混合ガスつまりエンジンへの吸気を生成するミキサーである。
一方、吸入空気通路116からの吸入空気はミキサー105で燃料ガス通路115からの燃料ガスと混合されて混合ガス(吸気)となり排気ターボ過給機101のコンプレッサ101bに吸入される。
前記排気タービン101aにより同軸駆動される前記コンプレッサ101bによって加圧された混合ガスは、前記スロットルバルブ107で流量を調整され、吸気通路111を通り、吸気冷却器108で冷却、降温されてエンジン100に供給される。
吸気通路111中の混合ガス(吸気)の圧力(吸気圧力)を検出する吸気圧力センサ、2は前記吸気の温度(吸気温度)を検出する吸気温度センサである。
4はスロットルバルブコントローラで、前記エンジン回転数検出器3からのエンジン回転数の検出値に基づき前記スロットルバルブアクチュエータ109を制御してスロットルバルブ107の開度を変化せしめる。
5はガス量制御弁コントローラで、前記吸気圧力センサ1からの吸気圧力の検出値及び前記吸気温度センサ2からの吸気温度の検出値、並びにエンジン回転数検出器3からのエンジン回転数の検出値に基づきエンジン出力を算出し、該エンジン出力に対応する前記ガス量制御弁106の開度を算出して、該ガス量制御弁106により前記ミキサー105へのガス量を調整せしめる。
本発明においては、前記排気通路110の排気タービン101a入口から該排気タービン101aをバイパスして排気タービン101a出口に接続される排気バイパス通路112と、ウェストゲートバルブアクチュエータ103によって操作され該排気バイパス通路を開閉するウェストゲートバルブ102と、該ウェストゲートバルブアクチュエータ103を介して前記ウェストゲートバルブ102の開度を調整するウェストゲートバルブコントローラ6とを備えたことを特徴としている。
また、前記ガス量制御弁コントローラ5で算出されたエンジン出力信号も前記ウェストゲートバルブコントローラ6に入力されるようになっている。
かかる第2実施例においては、前記吸入温度センサ7に加えて、前記ミキサー105入口の吸入空気の湿度(吸入湿度)を検出する吸入湿度センサ8を設け、該吸入湿度センサ8で検出された吸入湿度の検出値を前記ウェストゲートバルブコントローラ6に入力している。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材あるいは要素は同一の符号で示す。
前記吸気圧力センサ1からの吸気圧力の検出値及び前記吸気温度センサ2からの吸気温度の検出値は、前記ガス量制御弁コントローラ5の吸気量算出部61に入力され、該吸気量算出部61においては前記吸気圧力及び吸気温度の検出値に基づき吸気量を算出し、エンジン出力算出部62に入力する。
該エンジン出力算出部62においては前記吸気量と前記エンジン回転数検出器3からのエンジン回転数の検出値とに基づきエンジン出力を算出し、ウェストゲートバルブコントローラ6のウェストゲート作動判断部63に入力する。
該ウェストゲート作動判断部63においては、予めウェストゲートバルブ102が作動するエンジンの一定出力以上の高出力(高負荷)が設定されており、前記エンジン出力算出部62で算出されたエンジン出力が前記設定出力以上になると、ウェストゲートバルブ102作動の判断をしてその作動判断信号をウェストゲート開度算出部64に入力する。
また前記ウェストゲート開度/吸入湿度設定部66には図6のB線のように、前記吸入湿度の低下に従いウェストゲートバルブ102の開度を増加するように設定されている。
前記ウェストゲート開度算出部64においては、前記吸入温度の検出値あるいは吸入湿度の検出値に対応するウェストゲートバルブ102の開度を前記ウェストゲート開度/吸入温度設定部65あるいはウェストゲート開度/吸入湿度設定部66から算出し、アクチュエータ操作部67に入力する。
該アクチュエータ操作部67においては、ウェストゲートバルブ102を操作して前記ウェストゲートバルブ102の開度算出値に設定する。
これにより、冬季や寒冷地での運転時のような、吸入温度や吸入湿度が低くなる運転時においても、前記ウェストゲートバルブコントローラ6の制御によるウェストゲートバルブ102の開度増加によって、エンジン100の一定出力以上の運転時つまり高出力(高負荷)、高回転運転時に、スロットルバルブ107の開度を小さくすることなくエンジンを正常運転することができ、前記高負荷、高回転運転時において、シリンダ内のポンプ損失の増大を回避できる。
かかる第3実施例においては、前記ウェストゲートバルブコントローラ6を、前記エンジン100の一定出力以上の運転時つまり高出力(高負荷)、高回転運転時において、前記スロットルバルブ107の開度が所定の基準開度よりも小さくなったとき、該ウェストゲートバルブ6の開度を増加する制御を行うように構成している。
前記スロットルバルブ107の開度は、図7のB線のようにエンジン出力の増加に従い増加する。また、前記ウェストゲートバルブ102の開度は、図7のA線のようにエンジン出力の増加に従い減少して排気タービン101aへの排気ガス量を増加せしめる。
そして、エンジン100への前記吸入温度や吸入湿度が低くなる運転時には、前記のように、空気過剰率を一定の目標値に保持するためにスロットルバルブの開度を吸入温度や吸入湿度が高くなる運転時に比べて小さくすることを要するが、かかる第3実施例においては、ウェストゲートバルブコントローラ6において、エンジンの一定出力以上の運転時つまり高出力(高負荷)、高回転運転時に、前記スロットルバルブコントローラ6から入力されるスロットルバルブ107開度が前記許容最小開度よりも小さくなったとき、ウェストゲートアクチュエータ103を介してウェストゲートバルブ102の開度を増加して、排気ターボ過給機101の排気タービン101aに作用する排気ガス流量を減少せしめる。
そして、かかる第3実施例の場合は、前記第1〜第2実施例のように、吸入温度を検出する吸入温度センサ7や吸入湿度を検出する吸入湿度センサ8等のセンサ類が不要となるので、制御機器類を簡単、低コスト化できるとともに、フィードバック制御が不要であるので、制御も簡単になる。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材あるいは要素は同一の符号で示す。
かかる第4実施例においては、エンジン100の一定出力以上の運転時つまり高出力(高負荷)、高回転運転時において、前記スロットルバルブコントローラ4によりスロットルバルブ107の開度を全開あるいはその近傍の開度に保持し、前記ガス量制御弁コントローラ5により燃料ガス量を所定の目標値に制御し、前記ウェストゲートバルブコントローラ6によりウェストゲートバルブ102の開度を前記エンジン100の空気過剰率が所定の目標値になるように制御するように構成している。
前記スロットルバルブ107の開度は、図7のB線のようにエンジン出力の増加に従い増加する。また、前記ウェストゲートバルブ102の開度は、図7のA線のようにエンジン出力の増加に従い減少して排気タービン101aへの排気ガス量を増加せしめる。
一方、前記ガス量制御弁コントローラ5によって、燃料ガス量をガス量制御弁106の開度制御を行い所定の目標値に制御する。
そして、エンジン100への前記吸入温度や吸入湿度が低くなる運転時には、前記のように、空気過剰率を一定の目標値に保持するためにスロットルバルブ107の開度を吸入温度や吸入湿度が高くなる運転時に比べて小さくすることを要するが、かかる第4実施例においては、前記のようにスロットルバルブ107の開度を全開あるいはその近傍の開度に設定しておき、ウェストゲートバルブコントローラ6によって、前記ガス量制御弁コントローラ5からの空気過剰率の実測値と空気過剰率の目標値との差が小さくなるようにウェストゲートアクチュエータ103を介してウェストゲートバルブ102の開度を制御する。
そして、かかる第4実施例の場合は前記第3実施例と同様に、吸入温度を検出する吸入温度センサ7や吸入湿度を検出する吸入湿度センサ8等のセンサ類が不要となるので、制御機器類を簡単、低コスト化できるとともに、フィードバック制御が不要であるので、制御も簡単になる。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材あるいは要素は同一の符号で示す。
2 吸気温度センサ
3 エンジン回転数検出器
4 スロットルバルブコントローラ
5 ガス量制御弁コントローラ
6 ウェストゲートバルブコントローラ
7 吸入温度センサ
8 吸入湿度センサ
100 エンジン
101 排気ターボ過給機
101a 排気タービン
101b コンプレッサ
102 ウェストゲートバルブ
103 ウェストゲートバルブアクチュエータ
105 ミキサー
106 ガス量制御弁
107 スロットルバルブ
109 スロットルバルブアクチュエータ
110 排気通路
111 吸気通路
112 排気バイパス通路
116 吸入空気通路
Claims (8)
- 排気通路の排気ターボ過給機入口から該過給機のタービンをバイパスして排気ターボ過給機出口に接続される排気バイパス通路と、該排気バイパス通路を開閉してエンジン出力を調整するウェストゲートバルブとを備えた排気ターボ過給機付きエンジンにおいて、前記エンジンの一定出力以上の運転時において前記排気ターボ過給機のコンプレッサ入口の吸入気体の温度(吸入温度)あるいは該コンプレッサ入口の吸入気体の湿度(吸入湿度)のいずれか一方または双方に従い前記ウェストゲートバルブの開度を調整するウェストゲートバルブコントローラを備えたことを特徴とするウェストゲートバルブを備えた排気ターボ過給機付きエンジン。
- 前記コンプレッサ入口の吸入温度を検出して前記ウェストゲートバルブコントローラに
入力する吸入温度センサを備え、前記ウェストゲートバルブコントローラは、前記吸入温度センサからの吸入温度検出値に基づき、該吸入温度の低下に従い前記ウェストゲートバルブの開度を増加するように構成されてなることを特徴とする請求項1記載のウェストゲートバルブを備えた排気ターボ過給機付きエンジン。 - 前記コンプレッサ入口の吸入湿度を検出して前記ウェストゲートバルブコントローラに入力する吸入湿度センサを備え、前記ウェストゲートバルブコントローラは、前記吸入湿度センサからの吸入湿度検出値に基づき、該吸入湿度の低下に従い前記ウェストゲートバルブの開度を増加するように構成されてなることを特徴とする請求項1記載のウェストゲートバルブを備えた排気ターボ過給機付きエンジン。
- 排気通路の排気ターボ過給機入口から該過給機のタービンをバイパスして排気ターボ過給機出口に接続される排気バイパス通路と、該排気バイパス通路を開閉してエンジン出力を調整するウェストゲートバルブとを備えるとともに、前記排気ターボ過給機とエンジンとの間の吸気通路に該エンジンへの吸気量を制御するスロットルバルブを備えた排気ターボ過給機付きエンジンにおいて、前記エンジンの一定出力以上の運転時において前記スロットルバルブの開度に従い前記ウェストゲートバルブの開度を制御し、該スロットルバルブの開度が所定開度よりも小さくなったとき前記ウェストゲートバルブの開度を増加せしめるウェストゲートバルブコントローラを備えたことを特徴とするウェストゲートバルブを備えた排気ターボ過給機付きエンジン。
- 排気通路の排気ターボ過給機入口から該過給機のタービンをバイパスして排気ターボ過給機出口に接続される排気バイパス通路と、該排気バイパス通路を開閉してエンジン出力を調整するウェストゲートバルブとを備えるとともに、燃料ガスの量を制御するガス量制御弁と、前記燃料ガスと空気との混合ガスからなる吸気の量(吸気量)を制御するスロットルバルブとを備えた排気ターボ過給機付きガスエンジンにおいて、前記エンジンの一定出力以上の運転時において前記スロットルバルブの開度を全開あるいはその近傍の開度に保持し、前記ガス量制御弁により燃料ガス量を制御するとともに、前記ウェストゲートバルブの開度を前記エンジンの空気過剰率が目標値になるように制御するウェストゲートバルブコントローラを備えたことを特徴とするウェストゲートバルブを備えた排気ターボ過給機付きエンジン。
- 排気通路の排気ターボ過給機入口から該過給機のタービンをバイパスして排気ターボ過給機出口に接続される排気バイパス通路と、該排気バイパス通路を開閉してエンジン出力を調整するウェストゲートバルブとを備えた排気ターボ過給機付きエンジンの運転方法において、前記エンジンの一定出力以上の運転時において前記排気ターボ過給機のコンプレッサ入口の吸入気体の温度(吸入温度)あるいは該コンプレッサ入口の吸入気体の湿度(吸入湿度)のいずれか一方または双方を検出し、該吸入温度あるいは吸入湿度のいずれか一方または双方に基づき、該吸入温度の低下に従い前記ウェストゲートバルブの開度を増加し、あるいは、該吸入湿度の低下に従い前記ウェストゲートバルブの開度を増加することを特徴とするウェストゲートバルブを備えた排気ターボ過給機付きエンジンの運転方法。
- 排気通路の排気ターボ過給機入口から該過給機のタービンをバイパスして排気ターボ過給機出口に接続される排気バイパス通路と、該排気バイパス通路を開閉してエンジン出力を調整するウェストゲートバルブとを備えるとともに、前記排気ターボ過給機とエンジンとの間の吸気通路に該エンジンへの吸気量を制御するスロットルバルブを備えた排気ターボ過給機付きエンジンの運転方法において、前記エンジンの一定出力以上の運転時において前記スロットルバルブの開度が所定開度よりも小さくなったとき前記ウェストゲートバルブの開度を増加することを特徴とするウェストゲートバルブを備えた排気ターボ過給機付きエンジンの運転方法。
- 排気通路の排気ターボ過給機入口から該過給機のタービンをバイパスして排気ターボ過給機出口に接続される排気バイパス通路と、該排気バイパス通路を開閉してエンジン出力を調整するウェストゲートバルブとを備えるとともに、燃料ガスの量を制御するガス量制御弁と、前記燃料ガスと空気との混合ガスからなる吸気の量(吸気量)を制御するスロットルバルブとを備えた排気ターボ過給機付きガスエンジンの運転方法において、前記エンジンの一定出力以上の運転時において前記スロットルバルブの開度を全開あるいはその近傍の開度に保持し、燃料ガス量を所定の目標値に制御するとともに前記ウェストゲートバルブの開度を前記エンジンの空気過剰率が所定の目標値になるように制御することを特徴とするウェストゲートバルブを備えた排気ターボ過給機付きエンジンの運転方法。
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