JP2006144298A - タイル張り壁面及びタイル張り工法 - Google Patents
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Abstract
【課題】タイルユニットの連結材を壁面に容易かつ高強度に留め付けることができるタイル張り壁面及びタイル張り工法を提供する。
【解決手段】外壁1の外面にプライマーを塗布し、これが乾燥した後、隣り合う外装材4,4同士の継ぎ目に跨ってジョイントテープ5を貼り付ける。次に、タイル接着用の弾性接着剤6を塗着する。弾性接着剤層の上にタイルユニット10を押し当てて接着する。その後、接着剤6が硬化する前に目地間隙を通してステープル7を打ち、タイルユニット10の連結材12を外壁1に留め付ける。
【選択図】図1
【解決手段】外壁1の外面にプライマーを塗布し、これが乾燥した後、隣り合う外装材4,4同士の継ぎ目に跨ってジョイントテープ5を貼り付ける。次に、タイル接着用の弾性接着剤6を塗着する。弾性接着剤層の上にタイルユニット10を押し当てて接着する。その後、接着剤6が硬化する前に目地間隙を通してステープル7を打ち、タイルユニット10の連結材12を外壁1に留め付ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数枚のタイルが連結材によって連結されたタイルユニットを壁面に接着剤によって張り付けてなるタイル張り壁面と、タイル張り工法とに関する。特に、本発明は、各タイルの裏面が連結材に連結されているタイルユニットを用いたタイル張り壁面及びタイル張り工法に関する。
タイルユニットを接着剤で張り付けてなるタイル張り壁面及びタイル張り工法において、タイルの張付強度及び耐久性を高めるために、タイルユニットの連結材をビス及びワイヤによって壁面に固定することがある(特開平6−248781号公報、特開平9−60253号公報)。
これらの従来技術にあっては、ワイヤをタイルユニットのタイル同士の目地間隙に内部に連結材に押し付けるように配置し、このワイヤをビスで壁面に留め付けている。
特開平6−248781号公報
特開平9−60253号公報
上記のようにワイヤをビスで留め付けることは、作業に手間がかかると共に、目地間隙がドライバ先端を挿入し得るようにある程度広くないと適用することができない。
本発明は、タイルユニットの連結材を壁面に容易かつ高強度に留め付けることができるタイル張り壁面及びタイル張り工法を提供することを目的とする。
請求項1のタイル張り壁面は、複数枚のタイルが裏面側の連結材によって連結されてなるタイルユニットを接着剤で壁面に接着したタイル張り壁面において、該タイル同士の間の目地間隙を通してステープルを打つことにより前記連結材を壁面に留め付けたことを特徴とするものである。
請求項2のタイル張り壁面は、請求項1において、前記連結材はネットであり、ネットの目の間に前記接着剤が露呈しており、前記ステープルと該接着剤とが同色であることを特徴とするものである。
請求項3のタイル張り壁面は、請求項1又は2において、前記ステープルは、前記接着剤の硬化前に打ち込まれたものであり、これにより、接着剤にめり込んでいることを特徴とするものである。
請求項4のタイル張り工法は、複数枚のタイルが裏面側の連結材によって連結されてなるタイルユニットを接着剤で壁面に接着するタイル張り工法において、タイルユニットの張り付け後、接着剤の硬化前に、該タイル同士の間の目地間隙を通してステープルを打つことにより前記連結材を壁面に留め付けることを特徴とするものである。
本発明のタイル張り壁面及びタイル張り工法にあっては、連結材をステープルによって壁面に留め付けるため、この留付作業がきわめて簡単で且つ迅速に行うことができる。また、目地間隙がそれ程大きくない場合であっても、ステープルを打つことができる。なお、このステープルは、接着剤が硬化するまでタイルユニットを壁面に保持する機能も有する。
連結材をネットとし、ネットの目の間から接着剤が露呈する場合、ステープルと接着剤とを同色とすることにより、ステープルが殆ど目立たないものとなる。
本発明では、接着剤の硬化前にステープルを打ち、ステープルを接着剤にめり込ませることにより、ステープルが目立たないものとなる。また、ステープルの打ち込み深さが深くなることにより、連結材の留付強度が高くなる。なお、このステープルは、接着剤が硬化するまでタイルユニットを保持する仮留め機能も有する。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。図1は実施の形態に係るタイル張り壁面及びタイル張り工法を示す分解斜視図、図2はタイル張り壁面のステープル留め部分の断面図、図3はタイルユニット10の裏面図である。
まず、このタイルユニット10について図3を参照して説明する。
このタイルユニット10は、複数枚のタイル11を整列配置し、各タイル11の裏面にネット12を接着剤で接着し、各タイル11を一体化させたものである。この実施の形態では、ネット12はガラス繊維ロービング等よりなる経糸と、この経糸に60°及び120°の斜交角度にて斜交する緯糸とを有する。このように経糸に対し2方向に延在する緯糸が交叉しているため、ネット12は縦方向及び横方向にも伸びがきわめて小さいものとなっている。
この実施の形態では、既存外壁1の上にこのタイルユニット10を接着剤で張り付けて外壁改修を行っている。
この実施の形態では、外壁1は、柱2、間柱3に取り付けられた複数枚の板状の外装材(この実施の形態では、セメント板などの窯業系サイディング)4にて構成されている。この外装材4はステープル打ち可能なものである。
まず、外壁1の外面にプライマーを塗布し、これが乾燥した後、隣り合う外装材4,4同士の継ぎ目に跨ってジョイントテープ5を貼り付ける。この実施の形態では、該ジョイントテープ5は、帯状の不織布の一方の面に粘着材料としてブチルゴムを付着ないし含浸させた片面粘着テープであり、厚み方向及び面方向の双方に弾力性(クッション性)を有している。なお、この実施の形態では、図1の通り、外装材4は左右方向に多列に且つ上下方向に多段に配設されており、ジョイントテープ5は、左右方向に隣接する外装材4,4同士の継ぎ目に沿ってのみ設けられているが、上下に隣接する外装材4,4同士の継ぎ目に沿っても設けられてもよい。
次に、タイル接着用の弾性接着剤6を塗着する。この弾性接着剤6としては、変性エポキシ系あるいは変性シリコン系接着剤等を用いることができる。
その後、この弾性接着剤層の上にタイルユニット10を押し当てて接着する。その後、接着剤6が硬化する前に目地間隙を通してコ字形のステープル7を打ち、連結材12を外壁1に留め付ける。このステープル7はタッカー(図示略)により複数本、所定間隔をおいて打つ。
このようにして、既存外壁が、タイル張りされた美麗なタイル壁に改修される。
このタイル壁にあっては、タイルユニット10が接着剤6及びステープル7によって接着及び留付されているので、タイルユニット10の張付強度及び信頼性がきわめて高いものとなる。このステープル7は、接着剤が硬化するまでタイルユニット10を保持する効果も奏する。
この実施の形態では、接着剤6が硬化する前にステープル7を打つため、ステープル7が接着剤6に深くめり込んだ状態となり、ステープル7が目立たなくなる。
なお、接着剤6とステープル7とを同色とすることにより、ステープル7が一層目立ちにくいものとなる。市販の弾性接着剤6にはグレー色のものが多いので、この場合にはステープル7としてもグレー色のものを用いる。
このステープル7は、タッカーにより容易に打つことができる。また、タイルユニット10の目地間隙が比較的小さい場合(例えば2〜5mm)であっても、十分にステープル7を打つことができる。
この実施の形態では、隣り合う外装材4,4の継ぎ目に跨ってクッション性を有するジョイントテープ5が設けられているので、温度変化等により各外装材4が膨張・収縮し、隣り合う外装材4,4同士がずれた場合でも、このずれによってタイル11に加えられる応力が該ジョイントテープ5によって吸収される。
また、このジョイントテープ5の粘着力を利用してタイルユニット10を仮留めしておくことができるので、ステープル打ち作業性が大幅に向上する。
4 外装材
5 ジョイントテープ
10 タイルユニット
11 タイル
12 連結材(ネット)
5 ジョイントテープ
10 タイルユニット
11 タイル
12 連結材(ネット)
Claims (4)
- 複数枚のタイルが裏面側の連結材によって連結されてなるタイルユニットを接着剤で壁面に接着したタイル張り壁面において、
該タイル同士の間の目地間隙を通してステープルを打つことにより前記連結材を壁面に留め付けたことを特徴とするタイル張り壁面。 - 請求項1において、前記連結材はネットであり、ネットの目の間に前記接着剤が露呈しており、
前記ステープルと該接着剤とが同色であることを特徴とするタイル張り壁面。 - 請求項1又は2において、前記ステープルは、前記接着剤の硬化前に打ち込まれたものであり、これにより、接着剤にめり込んでいることを特徴とするタイル張り壁面。
- 複数枚のタイルが裏面側の連結材によって連結されてなるタイルユニットを接着剤で壁面に接着するタイル張り工法において、
タイルユニットの張り付け後、接着剤の硬化前に、該タイル同士の間の目地間隙を通してステープルを打つことにより前記連結材を壁面に留め付けることを特徴とするタイル張り工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004333449A JP2006144298A (ja) | 2004-11-17 | 2004-11-17 | タイル張り壁面及びタイル張り工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004333449A JP2006144298A (ja) | 2004-11-17 | 2004-11-17 | タイル張り壁面及びタイル張り工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006144298A true JP2006144298A (ja) | 2006-06-08 |
Family
ID=36624308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004333449A Pending JP2006144298A (ja) | 2004-11-17 | 2004-11-17 | タイル張り壁面及びタイル張り工法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006144298A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009256944A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Vector:Kk | タイル、レンガ類壁面取り付け構造 |
JP2012241371A (ja) * | 2011-05-17 | 2012-12-10 | Taisei Corp | ユニットタイル施工方法 |
-
2004
- 2004-11-17 JP JP2004333449A patent/JP2006144298A/ja active Pending
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