JP2006143456A - エレベータの群管理制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】全てのエレベータがサービス可能な通常階と特定のエレベータのみがサービス可能な段違い階とをサービスするシステムにおいて、利用客の操作負担を軽減できるエレベータの群管理制御装置を提供する。
【解決手段】各エレベータのかご内に、段違い階を含む全ての階をそれぞれ目的階とするかご呼びが登録可能であるかご呼びボタン6を設けている。そして、通常階のみサービス可能なエレベータのかご内のかご呼びボタン6で段違い階内の目的階が指定された場合、段違い階をサービス可能な特定のエレベータのうちの乗換階までの到着予想時間が乗換元のエレベータの到着予想時間に最も近いエレベータを乗換エレベータと指定している。そして、段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ及び乗換エレベータに乗換階に対する停止を割当てる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数台のエレベータを制御するエレベータの群管理制御装置に係わり、特にエレベータによってサービス可能な階が異なる条件のビルに設置されたエレベータの群管理制御装置に関する。
一般に、複数のエレベータが設置され群管理制御運転が行なわれているビルにおいて、各階の乗場(エレベータホール)に設置された乗場呼びボタンのボタン操作で上方又は下方の乗場呼びが登録されると、複数台のエレベータの中からその時点で最適なエレベータが選択され、該当乗場呼びに対して割当てられる。
ビルによっては、例えば図2に示すように、建設上の理由等から群管理エレベータのサービス階不揃い(段違い)となっているものがある。この明細書においては、全てのエレベータ(図2においてはA号機〜D号機)がサービス可能な階を通常階1と呼び(図2においては1F〜30F)、特定のエレベータ(C号機〜D号機)のみがサービス可能な階(31F〜40F)を段違い階2と呼ぶ。
このようなビルにおいて、通常の乗場呼びボタン操作で上方又は下方の乗場呼びの登録を行った場合、全てのエレベータの中から最適なエレベータが選択されて、そのエレベータが応答することになる。この場合、必ずしも段違い階2にサービス可能なエレベータが応答するのではないため、乗客(利用者)が段違い階2に行きたいにもかかわらず、段違い階にサービス不可能なエレベータが応答した場合、乗客(利用者)は途中で段違い階2にサービス可能な他のエレベータに乗換える必要が生ずる。
このようなビルに設置されたエレベータの管理手法の一例が特許文献1に提唱されている。この管理手法においては、かご内に行き先階を登録するかご呼びボタンの他に、乗継ボタンを設け、かごに乗車した乗客が乗継ボタンを押すと、乗継階までの行先階登録と、乗継かごを呼ぶ乗継階での呼び登録を同時に行っている。
また、特許文献2においては、エレベータの利用客が、エレベータホールで、乗場呼びを登録する際に所定の操作を行うことでその乗場呼びを登録した利用客が、段違い階へ行きたい利用客であると判断し、エレベータホールに乗換の案内や段違い階をサービスしないエレベータ(号機)をやり過ごすための案内を行う方法が示されている。
特開平6―32544号公報 特開平5―139638号公報
しかしながら、特許文献1においては、複数の乗換対象のエレベータ(号機)が存在した場合のことが考慮されておらず、どのエレベータ(号機)に乗換えれば良いかを示す手段が示されていない。また、特許文献2においては、段違い階へ行きたい利用客は、エレベータホールで、段違い階への乗場呼び登録に通常のボタン操作とは異なる煩雑な操作を必要としている。したがって、この操作に不慣れな外来者にとっては、この手法は逆にサービス低下になる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、利用客は、たとえ通常階のみサービス可能なエレベータに乗車したとしても、かご内のかご呼びボタンで段違い階内の目的階を指定する通常の操作でもって、途中の階で段違い階をサービス可能な特定のエレベータにスムーズに乗換えることができ、その結果、確実に段違い階の目的階に到着することができ、利用客に対するサービスを向上できるエレベータの群管理制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、全てのエレベータがサービス可能な通常階と特定のエレベータのみがサービス可能な段違い階とからなる複数の階に対して複数台のエレベータを就役させるとともに、各階に設けられた乗場呼び登録手段に登録された乗場呼びを、割当制御手段によって、最適のエレベータに割当て、該当エレベータを該当乗場呼び発生階へ向かわせるエレベータの群管理制御装置に適用される。
そして、上記課題を解消するために本発明のエレベータの群管理制御装置においては、各エレベータのかご内に設けられ、段違い階を含む全ての階をそれぞれ目的階とするかご呼びが登録可能であるかご呼び登録手段と、かご呼び登録手段に段違い階を目的階とするかご呼びが登録されると、当該かご呼び登録手段が設けられたエレベータが段違い階にサービス可能か否かを判定するサービス可否判定手段と、このサービス可否判定手段が段違い階にサービス不可能と判定したとき、このエレベータが予め定められた乗換階に到着するまでの第1の到着予想時間と、段違い階にサービス可能な各エレベータが乗換階に到着するまでのそれぞれの第2の到着予想時間とを演算する到着予想時間演算手段と、演算された第1の到着予想時間に最も近い第2の到着予想時間のエレベータを乗換エレベータと指定して、段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ及び乗換エレベータに前記乗換階に対する停止を割当てる乗換制御手段と、この乗換制御手段にて指定された乗換エレベータ及び乗換階を含む乗換案内を、段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータの乗客に予報する乗換予報制御手段とを備えている。
このように構成されたエレベータの群管理制御装置においては、通常階のみをサービス可能なエレベータを含む全てのエレベータのかご内には、段違い階を含む全ての階をそれぞれ目的階とするかご呼びが登録可能であるかご呼び登録手段が設けられている。そして、段違い階へ行こうとする利用客は、通常階へ行こうとする利用客と同様に、各階のエレベータホールで乗場呼び登録手段(乗場呼びボタン)で乗場呼びを登録して、この乗場呼びに応答したエレベータに乗り込み、かご呼び登録手段(かご呼びボタン)で段違い階を目的階とするかご呼びを登録(指定)する。
すると、この乗り込んだエレベータが段違い階にサービス不可能なエレベータの場合、このエレベータが予め定められた乗換階に到着するまでの第1の到着予想時間と、段違い階にサービス可能な各エレベータが乗換階に到着するまでのそれぞれの第2の到着予想時間とが自動的に演算され、第1の到着予想時間に最も近い第2の到着予想時間のエレベータを乗換エレベータと指定して、利用客が乗車しているエレベータと乗換エレベータとが乗換階に自動的に停止し、乗換案内がなされる。
したがって、利用客は、乗場呼び登録手段(乗場呼びボタン)、及びかご呼び登録手段(かご呼びボタン)で特別な操作をすることなく、効率的に段違い階のなかの目的階へ行くことができる。
また別の発明は、上述したエレベータの群管理制御装置において、各エレベータのかご内に設けられ、段違い階を含む全ての階をそれぞれ目的階とするかご呼びが登録可能であるかご呼び登録手段と、かご呼び登録手段に段違い階を目的階とするかご呼びが登録されると、当該かご呼び登録手段が設けられたエレベータが段違い階にサービス可能か否かを判定するサービス可否判定手段と、このサービス可否判定手段が段違い階にサービス不可能と判定したとき、このエレベータが各通常階にそれぞれ到着するまでの通常階毎の第1の到着予想時間と、段違い階にサービス可能な各エレベータが各通常階の各同一通常階に到着するまでのそれぞれの同一通常階毎の第2の到着予想時間とを演算する到着予想時間演算手段と、演算された通常階毎の第1の到着予想時間に最も近い同一通常階の第2の到着予想時間における通常階を乗換階と指定しかつ当該第2の到着予想時間のエレベータを乗換エレベータと指定して、段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ及び乗換エレベータに前記乗換階に対する停止を割当てる乗換制御手段と、この乗換制御手段にて指定された乗換エレベータ及び乗換階を含む乗換案内を、段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータの乗客に予報する乗換予報制御手段とを備えている。
このように構成されたエレベータの群管理制御装置において、段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータから段違い階にサービス可能な各エレベータへの乗換可能な通常階は複数存在するが、この複数の階のうちで乗換までの各時間が互いに最も近似する階を乗換階としている。この場合、どのエレベータに乗換えるかも、乗換までの時間が最も互いに最も近似するエレベータを乗換エレベータとしているので、利用客はより効率的にエレベータを乗換えて目的階へ行くことができる。
また、別の発明は、上述した各発明のエレベータの群管理制御装置に対して、さらに、乗換制御手段にて乗換エレベータが指定された時刻から、段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ及び乗換エレベータが乗換階に停止するための減速開始時刻までの期間に少なくとも一方のエレベータにかご呼びが登録されたとき、到着予想時間演算手段及び乗換制御手段を再実行する乗換制御再実行手段を備えている。
このように構成されたエレベータの群管理制御装置においては、乗換エレベータが指定された時刻から、段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ及び乗換エレベータが乗換階に停止する期間にエレベータにかご呼びが登録されると、該当エレベータの乗換階までの到着予想時間が変化する。到着予想時間が変化すると、先に指定した乗換エレベータ(場合によっては乗換階も)が最良であるか否かを確認する必要がある。したがって、このような場合、到着予想時間演算手段及び乗換制御手段を再実行することによって、利用客はより効率的にエレベータを乗換えて目的階へ行くことができる。
また、別の発明は、上述した各発明のエレベータの群管理制御装置に対して、さらに、乗換制御手段にて乗換エレベータが指定された後に、段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータにおける段違い階を目的階とするかご呼びの割当先を当該エレベータから乗換エレベータに移動する割当先移動手段を備えている。
このように構成されたエレベータの群管理制御装置においては、乗換階で乗換エレベータに乗換えた利用客(乗客)は、乗換エレベータのかご内で、かご呼び登録手段(かご呼びボタン)で再度目的階を登録する必要ない。
また、別の発明は、上述した各発明のエレベータの群管理制御装置における乗換予報制御手段は、乗換案内を、かご内に設けられたスピーカを介して音声で、段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータの乗客に予報する。
また、別の発明は、上述した各発明のエレベータの群管理制御装置における乗換予報制御手段は、乗換案内をかご内に設けられた表示器に表示することによって、段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータの乗客に予報する。
本発明においては、通常階のみサービス可能なエレベータのかご内のかご呼びボタンで段違い階内の目的階が指定された場合、段違い階をサービス可能な特定のエレベータのうちの乗換階までの到着予想時間が乗換元のエレベータの到着予想時間に最も近いエレベータを乗換エレベータと指定している。
したがって、利用客は、たとえ通常階のみサービス可能なエレベータに乗車したとしても、かご内のかご呼びボタンで段違い階内の目的階を指定する通常の操作でもって、途中の階で段違い階をサービス可能な特定のエレベータにスムーズに乗換えることができ、その結果、確実に段違い階の目的階に到着することができ、利用客に対するサービスを向上できる。
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係わるエレベータの群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成図である。
この実施形態のエレベータシステムは、図2に示すように、エレベータのサービス階不揃い(段違い)のビルに適用される。このビルは、全てのエレベータ(A号機〜D号機)がサービス可能な複数の通常階(1F〜30F)1と、特定のエレベータ(C号機〜D号機)のみがサービス可能な複数の段違い階(31F〜40F)2とで構成されている。そして、この実施形態においては、30F(階)を乗換階と設定している。
図1において、実施形態のエレベータシステムにおいては、図2に示すA号機からD号機までの4台のエレベータの群管理制御を行う群管理制御装置3と、各々のエレベータの動作を個別に制御する4台の単体制御部4と、各々のエレベータにおける乗客を乗せる4台のかご5a,5b、5c、5dとが設けられている。
各かご5a〜5d内にはこのかご5a〜5dに乗車した利用客(乗客)が自己の行き先階を登録するかご呼び登録手段としてのかご呼びボタン6が設けられている。このかご呼びボタン6は、すべてのエレベータ(かご5a〜5d)に共通して、通常階(1F〜30F)1と段違い階(31F〜40F)2とを含む全ての階1、2を目的階として登録(指定)することが可能である。
さらに、各かご5a〜5dには、利用客(乗客)に対する乗換案内を音声出力するスピーカ7が取付られている。
一方、このエレベータシステムが設けられたビルの各階1、2のエレベータホールには、エレベータ待ちの利用者(乗客)がエレベータを呼ぶための乗場呼び登録手段としての乗場呼びボタン8が取付けられている。
例えばコンピュータ等で構成された第1実施形態の群管理制御装置3内には、割当制御部10、サービス可否判定部11、到着予想時間演算部12、乗換制御部13、乗換制御再実行部14、乗換予報制御部15が設けられている。なお、この実施形態においては、かご呼びボタン6も群管理制御装置に含まれる。
割当制御部10は、利用客にて、各階1、2のエレベータホールで乗場呼びボタン8にて乗場の呼びが登録されると、この乗場呼びの発生(登録)階1、2や、利用客の行きたい方向と各エレベータ(各号機)に既に割当てられているかご呼びまたは乗場呼びの状況と、到着予想時間演算部12にて算出された前記乗場呼びの発生(登録)階1、2に対する各エレベータ(各号機)の到着予想時間から、最も運行効率の良い(例えば、到着予想時間が最も短い)エレベータ(号機)を選択し、そのエレベータ(号機)に対して前記登録された乗場呼びに対する割当てを行い、該当エレベータ(号機)を前記乗場呼びの発生(登録)階1、2へ向かわせる。
サービス可否判定部11は、各かご5a〜5d内のかご呼びボタン6に段違い階2を目的階とするかご呼びが登録されると、当該かご呼びボタン6が設けられたかご5a〜5dのエレベータが段違い階2にサービス可能なエレベータ(C号機、D号機)であるか否かを判定して、判定結果を到着予想時間演算部12へ送出する。
到着予想時間演算部12は、前述したように、乗場呼び発生時に、乗場呼びの発生(登録)階1、2に対する各エレベータ(各号機)の到着予想時間を算出して割当制御部10へ送出する。さらに、到着予想時間演算部12は、サービス可否判定部11が段違い階2を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータが段違い階2にサービス不可能のエレベータ(A号機又はB号機)であると判定したとき、このエレベータ(A号機又はB号機)が予め定められた30Fの乗換階に到着するまでの第1の到着予想時間と、段違い階2にサービス可能な各エレベータ(C号機及びD号機)が30Fの乗換階に到着するまでのそれぞれの第2の到着予想時間とを演算して乗換制御部13へ送出する。
乗換制御部13は、到着予想時間演算部12で演算された第1の到着予想時間に最も近い第2の到着予想時間のエレベータ(C号機又はD号機)を乗換エレベータと指定して、段違い階2を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ(A号機又はB号機)及び乗換エレベータ(C号機又はD号機)に30Fの乗換階に対する停止の割当てを割当制御部10に指示する。
乗換制御再実行部14は、段違い階2を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ(A号機又はB号機)及び乗換エレベータ(C号機又はD号機)の各かご呼び登録の有無を割当制御部10を介して監視し、乗換制御部13にて乗換エレベータが指定された時刻から、前記各エレベータが30Fの乗換階に停止するための減速開始時刻までの期間に少なくとも一方のエレベータにかご呼びが登録されたとき、到着予想時間演算部12及び乗換制御部13を再実行させる。
この理由は、乗換エレベータが指定された時刻から、段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ及び乗換エレベータが乗換階に停止する期間にエレベータに新たなかご呼びが登録されると、該当エレベータの乗換階までの到着予想時間が変化する。到着予想時間が変化すると、先に指定した乗換エレベータが最良であるか否かを確認する必要がある。したがって、このような場合、到着予想時間の演算及び乗換エレベータの指定をやり直す必要がある。
乗換予報制御部15は、乗換制御部13にて最終的に指定された乗換エレベータ及び乗換階を含む乗換案内を、段違い階2を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータの乗客にかご5a、5b内に設けられたスピーカ7で音声出力する。
次に、エレベータの群管理制御装置3におけるエレベータの群管理制御動作を図3の流れ図を用いて説明する。
利用客が各階1、2で乗場呼びボタン8を押して、この乗場呼びに応答したエレベータに乗り込んで、かご呼びボタン6にて目的階を指定したかご呼びが登録された場合(S1)、サービス可否判定部11が、当該かご呼びボタン6が設けられたかご5a〜5dのエレベータが段違い階2にサービス可能なエレベータ(C、D号機)であるか否かを判定する。言い換えれば、S1にて登録された目的階が、特定エレベータ(C、D号機)しかサービスできない段違い階2の呼びか否かを判断する(S2)。
このとき、S3にて前記登録された目的階が段違い階2ではなく通常階1である場合、通常のかご呼びとして扱い、エレベータの乗換の処理は行わない。
また、前記S3にて登録された目的階が段違い階2である場合、到着予想時間演算部12は、このエレベータ(A号機又はB号機)が30Fの乗換階に到着するまでの第1の到着予想時間と、段違い階2にサービス可能な各エレベータ(C号機及びD号機)が30Fの乗換階に到着するまでのそれぞれの第2の到着予想時間とを演算する。
乗換制御部13は、演算された第1の到着予想時間に最も近い第2の到着予想時間のエレベータを乗換エレベータと指定して、段違い階2を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ及び乗換エレベータに30Fの乗換階に対する停止の割当てを割当制御部10に指示する(S4)。
次に、乗換エレベータが指定された時刻から、各エレベータが30Fの乗換階に停止するための減速開始時刻までの期間に少なくとも一方のエレベータにかご呼びが登録されたとき(S5、S6、S7)、S4へ戻り、到着予想時間の演算及び乗換エレベータの指定をやり直す。
エレベータ(A号機又はB号機)が30Fの乗換階に停止するための減速開始時刻になると(S7)、最終的に指定された乗換エレベータ及び乗換階を含む乗換案内を、段違い階2を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ(A号機又はB号機)の乗客にかご5a、5b内に設けられたスピーカ7で音声出力する(S8)。
このように構成された本発明の第1実施形態のエレベータの群管理制御装置においては、通常階1のみをサービス可能なエレベータ(A、B号機)を含む全てのエレベータ(A〜D号機)のかご5a〜5d内には、段違い階2を含む全ての階をそれぞれ目的階とするかご呼びが登録可能であるかご呼びボタン6が設けられている。そして、段違い階2へ行こうとする利用客は、通常階1へ行こうとする利用客と同様に、各階のエレベータホールで乗場呼びボタン8で乗場呼びを登録して、この乗場呼びに応答したエレベータに乗り込み、かご呼びボタン6で段違い階2を目的階とするかご呼びを登録(指定)する。
すると、この乗り込んだエレベータが段違い階2にサービス不可能なエレベータ(A号機又はB号機)の場合、このエレベータ(A号機又はB号機)が30Fの乗換階に到着するまでの第1の到着予想時間と、段違い階2にサービス可能な各エレベータ(C号機及びD号機)が乗換階に到着するまでのそれぞれの第2の到着予想時間とが自動的に演算され、第1の到着予想時間に最も近い第2の到着予想時間のエレベータ(C号機又はD号機)を乗換エレベータと指定して、利用客が乗車しているエレベータ(A号機又はB号機)と乗換エレベータ(C号機又はD号機)とが30Fの乗換階に自動的に停止し、スピーカ7にて音声で乗換案内がなされる。
したがって、利用客は、乗場呼びボタン8、及びかご呼びボタン6で特別な操作をすることなく、効率的に段違い階2のなかの目的階へ行くことができる。
(第2実施形態)
図4は本発明の第2実施形態のエレベータの群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成図である。図1に示す第1実施形態のエレベータの群管理制御装置3が組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略する。
この第2実施形態のエレベータシステムにおいては、A号機からD号機までの各エレベータのかご5a〜5dには、スピーカ7の他に、表示器9が設けられている。
また、この第2実施形態のエレベータの群管理制御装置3a内には、割当制御部10、サービス可否判定部11、到着予想時間演算部12、乗換制御部13、乗換制御再実行部14、乗換予報制御部15aが設けられている。なお、この実施形態においては、かご呼びボタン6も群管理制御装置に含まれる。
乗換予報制御部15aは、乗換制御部13にて最終的に指定された乗換エレベータ及び乗換階を含む乗換案内を、段違い階2を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータの乗客にかご5a、5b内に設けられた表示器9に表示出力すると共に、スピーカ7で音声出力する。
次に、エレベータの群管理制御装置3aにおけるエレベータの群管理制御動作を図5の流れ図を用いて説明する。
図3に示す第1実施形態における流れ図と同様に、利用客が各階1、2で乗場呼びボタン8を押して、この乗場呼びに応答したエレベータに乗り込んで、かご呼びボタン6にて目的階を指定したかご呼びが登録された場合(S11)、S11にて登録された目的階が、特定エレベータ(C、D号機)しかサービスできない段違い階2の呼びか否かを判断する(S12)。
このとき、S13にて前記登録された目的階が段違い階2ではなく通常階1である場合、通常のかご呼びとして扱い、エレベータの乗換の処理は行わない。
また、前記S13にて登録された目的階が段違い階2である場合、到着予想時間演算部12は、このエレベータ(A号機又はB号機)が30Fの乗換階に到着するまでの第1の到着予想時間と、段違い階2にサービス可能な各エレベータ(C、D号機)が30Fの乗換階に到着するまでのそれぞれの第2の到着予想時間とを演算する。
乗換制御部13は、演算された第1の到着予想時間に最も近い第2の到着予想時間のエレベータを乗換エレベータと指定して、段違い階2を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ及び乗換エレベータに30Fの乗換階に対する停止の割当てを割当制御部10に指示する(S14)。
次に、乗換エレベータが指定された時刻から、各エレベータが30Fの乗換階に停止するための減速開始時刻までの期間に少なくとも一方のエレベータに新たなかご呼びが登録されたとき(S15、S16、S17)、S14へ戻り、到着予想時間の演算及び乗換エレベータの指定をやり直す。
エレベータが30Fの乗換階に停止するための減速開始時刻になると(S17)、最終的に指定された乗換エレベータ及び乗換階を含む乗換案内を、段違い階2を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ(A号機又はB号機)の乗客にかご5a、5b内に設けられた表示器9に表示出力すると共にスピーカ7で音声出力する(S18)。
このように構成された本発明の第2実施形態のエレベータの群管理制御装置3aにおいては、本発明の第1実施形態のエレベータの群管理制御装置3とほぼ同様の作用効果を得ることが可能である。さらに、この第2実施形態のエレベータの群管理制御装置3aにおいては、乗換エレベータ及び乗換階を含む乗換案内を表示器9に表示出力すると共にスピーカ7で音声出力しているので、エレベータの乗換客に対するサービスをより一層向上できる。
(第3実施形態)
図6は本発明の第3実施形態のエレベータの群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成図である。図4に示す第2実施形態のエレベータの群管理制御装置3aが組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略する。
この第3実施形態のエレベータの群管理制御装置3b内には、割当制御部10、サービス可否判定部11、到着予想時間演算部12a、乗換制御部13a、乗換制御再実行部14、乗換予報制御部15aが設けられている。なお、この実施形態においては、かご呼びボタン6も群管理制御装置に含まれる。
この第3実施形態のエレベータシステムにおいては、通常階(1F〜30F)1のなかの特定の階を乗換階と固定せずに、到着予想時間演算部12aの計算結果に基づいて、乗換制御部13aが、乗換階及び乗換エレベータを指定する。
サービス可否判定部11は、各かご5a〜5d内のかご呼びボタン6に段違い階を目的階とするかご呼びが登録されると、当該かご呼びボタン6が設けられたかご5a〜5dのエレベータが段違い階2にサービス可能なエレベータ(C、D号機)であるかい否かを判定して、判定結果を到着予想時間演算部12aへ送出する。
到着予想時間演算部12aは、サービス可否判定部11が、該当エレベータが段違い階2にサービス不可能なエレベータ(A号機又はB号機)だと判定したとき、このエレベータ(A号機又はB号機)が1F〜30Fの各通常階1にそれぞれ到着するまでの通常階毎の第1の到着予想時間と、段違い階2にサービス可能な各エレベータ(C号機及びD号機)が1F〜30Fの各通常階1の各同一通常階1に到着するまでのそれぞれの同一通常階毎の第2の到着予想時間とを演算する。
乗換制御部13aは、到着予想時間演算部12aで演算された通常階毎の第1の到着予想時間に最も近い同一通常階の第2の到着予想時間における通常階を乗換階と指定し、かつ当該第2の到着予想時間のエレベータ(C号機又はD号機)を乗換エレベータと指定する。そして、乗換制御部13aは、段違い階2を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ(A号機又はB号機)及び乗換エレベータ(C号機又はD号機)に今回指定した乗換階に対する停止の割当を割当制御部10に指示する。
次に、エレベータの群管理制御装置3bにおけるエレベータの群管理制御動作を図7の流れ図を用いて説明する。
図5に示す第2実施形態における流れ図と同様に、利用客が各階1、2で乗場呼びボタン8を押して、この乗場呼びに応答したエレベータに乗り込んで、かご呼びボタン6にて目的階を指定したかご呼びが登録された場合(S21)、S21にて登録された目的階が、特定エレベータ(C、D号機)しかサービスできない段違い階2の呼びか否かを判断する(S22)。
このとき、S23にて前記登録された目的階が段違い階2ではなく通常階1である場合、通常のかご呼びとして扱い、エレベータの乗換の処理は行わない。
また、前記S23にて登録された目的階が段違い階2である場合、到着予想時間演算部12aは、このエレベータ(A号機又はB号機)が1F〜30Fの各通常階1にそれぞれ到着するまでの通常階毎の第1の到着予想時間と、段違い階2にサービス可能な各エレベータ(C号機及びD号機)が1F〜30Fの各通常階1の各同一通常階1に到着するまでのそれぞれの同一通常階毎の第2の到着予想時間とを演算する。
乗換制御部13aは、到着予想時間演算部12aで演算された通常階毎の第1の到着予想時間に最も近い同一通常階の第2の到着予想時間における通常階を乗換階と指定し、かつ当該第2の到着予想時間のエレベータ(C号機又はD号機)を乗換エレベータと指定する。そして、乗換制御部13aは、段違い階2を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ(A号機又はB号機)及び乗換エレベータ(C号機又はD号機)に今回指定した乗換階に対する停止の割当を割当制御部10に指示する(S24)。
次に、乗換エレベータ(C号機又はD号機)が指定された時刻から、各エレベータ[(A号機又はB号機)、及び(C号機又はD号機)]が今回指定された乗換階に停止するための減速開始時刻までの期間に少なくとも一方のエレベータ[(A号機又はB号機)、又は(C号機又はD号機)]に新たにかご呼びが登録されたとき(S25、S26、S27)、S24へ戻り、到着予想時間の演算、乗換エレベータの指定、及び乗換階の指定をやり直す。
エレベータ(A号機又はB号機)が今回指定された乗換階に停止するための減速開始時刻になると(S27)、最終的に指定された乗換エレベータ(C号機又はD号機)及び乗換階を含む乗換案内を、段違い階2を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ(A号機又はB号機)の乗客にかご5a、5b内に設けられた表示器9に表示出力すると共にスピーカ7で音声出力する(S28)。
このように構成された本発明の第3実施形態のエレベータの群管理制御装置3bにおいては、本発明の第2実施形態のエレベータの群管理制御装置3aとほぼ同様の作用効果を得ることが可能である。
さらに、この第3実施形態のエレベータの群管理制御装置3bにおいては、通常階(1F〜30F)1のなかの特定の階を乗換階と固定せずに、到着予想時間演算部12aの計算結果に基づいて、乗換制御部13aにて、乗換階及び乗換エレベータを指定するようにしているので、利用客はより効率的にエレベータを乗換えて目的階へ行くことができる。
(第4実施形態)
図8は本発明の第4実施形態のエレベータの群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成図である。図6に示す第3実施形態のエレベータの群管理制御装置3bが組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略する。
この第4実施形態のエレベータの群管理制御装置3c内には、割当制御部10、サービス可否判定部11、到着予想時間演算部12a、乗換制御部13a、乗換制御再実行部14、乗換予報制御部15a、割当先移動部16が設けられている。なお、この実施形態においては、かご呼びボタン6も群管理制御装置に含まれる。
この第4実施形態のエレベータシステムにおいては、第3実施形態のエレベータシステムと同様に、通常階(1F〜30F)1のなかの特定の階を乗換階と固定せずに、到着予想時間演算部12aの計算結果に基づいて、乗換制御部13aで、乗換階及び乗換エレベータを指定する。
割当先移動部16は、乗換制御部13aにて乗換エレベータ(C号機又はD号機)及び乗換階が指定された後に、段違い階2を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ(A号機又はB号機)における段違い階2を目的階とするかご呼びの割当先を当該エレベータ(A号機又はB号機)から乗換エレベータ(C号機又はD号機)に移動する指示を割当制御部10に行う。
次に、エレベータの群管理制御装置3cにおけるエレベータの群管理制御動作を図9の流れ図を用いて説明する。
図7に示す第3実施形態における流れ図と同様に、利用客が各階1、2で乗場呼びボタン8を押して、この乗場呼びに応答したエレベータに乗り込んで、かご呼びボタン6にて目的階を指定したかご呼びが登録された場合(S31)、S31にて登録された目的階が、特定エレベータ(C、D号機)しかサービスできない段違い階2の呼びか否かを判断する(S32)。
このとき、S33にて前記登録された目的階が段違い階2ではなく通常階1である場合、通常のかご呼びとして扱い、エレベータの乗換の処理は行わない。
また、前記S33にて登録された目的階が段違い階2である場合、到着予想時間演算部12aは、このエレベータ(A号機又はB号機)が1F〜30Fの各通常階1にそれぞれ到着するまでの通常階毎の第1の到着予想時間と、段違い階2にサービス可能な各エレベータ(C号機及びD号機)が1F〜30Fの各通常階1の各同一通常階1に到着するまでのそれぞれの同一通常階毎の第2の到着予想時間とを演算する。
乗換制御部13aは、到着予想時間演算部12aで演算された通常階毎の第1の到着予想時間に最も近い同一通常階の第2の到着予想時間における通常階を乗換階と指定し、かつ当該第2の到着予想時間のエレベータ(C号機又はD号機)を乗換エレベータと指定する。そして、乗換制御部13aは、段違い階2を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ(A号機又はB号機)及び乗換エレベータ(C号機又はD号機)に今回指定した乗換階に対する停止の割当を割当制御部10に指示する(S34)。
次に、割当先移動部16は、乗換制御部13aにて乗換エレベータ(C号機又はD号機)及び乗換階が指定された後に、段違い階2を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ(A号機又はB号機)における段違い階2を目的階とするかご呼びの割当先を当該エレベータ(A号機又はB号機)から乗換エレベータ(C号機又はD号機)に移動する指示を割当制御部10に行う(S35)。
次に、乗換エレベータ(C号機又はD号機)が指定された時刻から、各エレベータ[(A号機又はB号機)、及び(C号機又はD号機)]が今回指定された乗換階に停止するための減速開始時刻までの期間に少なくとも一方のエレベータ[(A号機又はB号機)、又は(C号機又はD号機)]にかご呼びが登録されたとき(S36、S37、S38)、S34へ戻り、到着予想時間の演算及び乗換エレベータの指定、乗換階の指定、及びかご呼びの割当先移動をやり直す。
エレベータ(A号機又はB号機)が今回指定された乗換階に停止するための減速開始時刻になると(S38)、最終的に指定された乗換エレベータ(C号機又はD号機)及び乗換階を含む乗換案内を、段違い階2を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ(A号機又はB号機)の乗客にかご5a、5b内に設けられた表示器9に表示出力すると共にスピーカ7で音声出力する(S39)。
このように構成された本発明の第4実施形態のエレベータの群管理制御装置3cにおいては、本発明の第3実施形態のエレベータの群管理制御装置3bとほぼ同様の作用効果を得ることが可能である。
さらに、本発明の第4実施形態のエレベータの群管理制御装置3cにおいては、乗換階で乗換エレベータ(C号機又はD号機)に乗換えた利用客(乗客)は、乗換エレベータ(C号機又はD号機)のかご5c(5d)内で、かご呼びボタン6で再度目的階を登録する必要ない。したがって、エレベータの乗換客に対するサービスをより一層向上できる。
本発明の第1実施形態に係わるエレベータの群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成図 同実施形態のエレベータシステムが適用されるビルの構成図 同実施形態のエレベータの群管理制御装置の動作を示す流れ図 本発明の第2実施形態に係わるエレベータの群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成図 同実施形態のエレベータの群管理制御装置の動作を示す流れ図 本発明の第3実施形態に係わるエレベータの群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成図 同実施形態のエレベータの群管理制御装置の動作を示す流れ図 本発明の第3実施形態に係わるエレベータの群管理制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成図 同実施形態のエレベータの群管理制御装置の動作を示す流れ図
符号の説明
1…通常階、2…段違い階、3,3a,3b,3c…群管理制御装置、4…単体性制御部、5a,5b,5c,5d…かご、6…かご呼びボタン、7…スピーカ、8…乗場呼びボタン、9…表示器、10…割当制御部、11…サービス可否判定部、12,12a…到着予想時間演算部、13,13a…乗換制御部、14…乗換制御再実行部、15,15a…乗換予報制御部、16…割当先移動部

Claims (6)

  1. 全てのエレベータがサービス可能な通常階と特定のエレベータのみがサービス可能な段違い階とからなる複数の階に対して複数台のエレベータを就役させるとともに、各階に設けられた乗場呼び登録手段に登録された乗場呼びを、割当制御手段によって、最適のエレベータに割当て、該当エレベータを該当乗場呼び発生階へ向かわせるエレベータの群管理制御装置において、
    各エレベータのかご内に設けられ、前記段違い階を含む全ての階をそれぞれ目的階とするかご呼びが登録可能であるかご呼び登録手段と、
    前記かご呼び登録手段に段違い階を目的階とするかご呼びが登録されると、当該かご呼び登録手段が設けられたエレベータが段違い階にサービス可能か否かを判定するサービス可否判定手段と、
    このサービス可否判定手段が段違い階にサービス不可能と判定したとき、このエレベータが予め定められた乗換階に到着するまでの第1の到着予想時間と、段違い階にサービス可能な各エレベータが前記乗換階に到着するまでのそれぞれの第2の到着予想時間とを演算する到着予想時間演算手段と、
    前記演算された第1の到着予想時間に最も近い第2の到着予想時間のエレベータを乗換エレベータと指定して、前記段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ及び前記乗換エレベータに前記乗換階に対する停止を割当てる乗換制御手段と、
    この乗換制御手段にて指定された乗換エレベータ及び乗換階を含む乗換案内を、前記段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータの乗客に予報する乗換予報制御手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータの群管理制御装置。
  2. 全てのエレベータがサービス可能な通常階と特定のエレベータのみがサービス可能な段違い階とからなる複数の階に対して複数台のエレベータを就役させるとともに、各階に設けられた乗場呼び登録手段に登録された乗場呼びを、割当制御手段によって、最適のエレベータに割当て、該当エレベータを該当乗場呼び発生階へ向かわせるエレベータの群管理制御装置において、
    各エレベータのかご内に設けられ、前記段違い階を含む全ての階をそれぞれ目的階とするかご呼びが登録可能であるかご呼び登録手段と、
    前記かご呼び登録手段に段違い階を目的階とするかご呼びが登録されると、当該かご呼び登録手段が設けられたエレベータが段違い階にサービス可能か否かを判定するサービス可否判定手段と、
    このサービス可否判定手段が段違い階にサービス不可能と判定したとき、このエレベータが各通常階にそれぞれ到着するまでの通常階毎の第1の到着予想時間と、段違い階にサービス可能な各エレベータが前記各通常階の各同一通常階に到着するまでのそれぞれの同一通常階毎の第2の到着予想時間とを演算する到着予想時間演算手段と、
    前記演算された通常階毎の第1の到着予想時間に最も近い同一通常階の第2の到着予想時間における通常階を乗換階と指定しかつ当該第2の到着予想時間のエレベータを乗換エレベータと指定して、前記段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ及び前記乗換エレベータに前記乗換階に対する停止を割当てる乗換制御手段と、
    この乗換制御手段にて指定された乗換エレベータ及び乗換階を含む乗換案内を、前記段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータの乗客に予報する乗換予報制御手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータの群管理制御装置。
  3. 前記乗換制御手段にて乗換エレベータが指定された時刻から、前記段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータ及び前記乗換エレベータが前記乗換階に停止するための減速開始時刻までの期間に少なくとも一方のエレベータにかご呼びが登録されたとき、前記到着予想時間演算手段及び前記乗換制御手段を再実行する乗換制御再実行手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のエレベータの群管理制御装置。
  4. 前記乗換制御手段にて乗換エレベータが指定された後に、前記段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータにおける前記段違い階を目的階とするかご呼びの割当先を当該エレベータから乗換エレベータに移動する割当先移動手段を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1記載のエレベータの群管理制御装置。
  5. 前記乗換予報制御手段は、前記乗換案内を、かご内に設けられたスピーカを介して音声で、前記段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータの乗客に予報することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のエレベータの群管理制御装置。
  6. 前記乗換予報制御手段は、前記乗換案内をかご内に設けられた表示器に表示することによって、前記段違い階を目的階とするかご呼びが登録されたエレベータの乗客に予報することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のエレベータの群管理制御装置。
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