JP2006143356A - エスカレーター - Google Patents

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JP2006143356A
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Tetsuo Harada
哲夫 原田
Tatsuhiko Maeda
達彦 前田
Tomoyuki Shirahase
智幸 白波瀬
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Abstract

【課題】 エスカレーター用主枠における側枠体の構成部材点数を低減して、エスカレーターの主枠を能率よく低コストで製造できると共に、外装板を透明にして、シースルーエレベーターを構成する際の意匠性を高め得るようにする。
【解決手段】 エスカレーターの主枠1を構成する左右一対の側枠体8を、上辺材8aと、下辺材8bと、上,下辺材8a,8bの間を連結する垂直材10と、上辺材8aの両端側と下辺材8bの中間部との間に張り渡したテンション材11とで構成することにより、従来、上辺材8aと下辺材8bの間に配設されていたトラスの引張材又は圧縮材となる斜材を省略する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、エスカレーターに関し、詳しくは、上下階間に架設され、欄干、無端状に連結された踏段、移動手摺、踏段および移動手摺の駆動装置等を支持するエスカレーターの主枠の構造に関する。
一般に、エスカレーターの主枠は、左右一対の側枠体とこれらを連結する横部材とを備えており、図9に示すように、上階床に支持される上水平部1aと、下階床に支持される下水平部1bと、これら1a,1bの間に位置する傾斜部1cとで形成されている。そして、左右の側枠体は、特許文献1〜3にも示されているとおり、上辺材8aと、下辺材8bと、上,下辺材8a,8bの間を連結する垂直材10とを備え、上辺材8aと下辺材8bの間に多数の斜材8cを配設して、上辺材8aを上弦材、下辺材8bを下弦材とするとトラス構造とされている。
そのため、従来のエスカレーターの主枠では、トラス構造を組むためのアングル材等の部材点数が多いばかりでなく、斜材8cの組付けに多大の手間を要し、製造能率やコスト面で問題があった。
ところで、エスカレーターの主枠は、特許文献1に示すように、設計上や製造上の理由から複数に分割して構成されることが多い。この場合、エスカレーターの傾斜角度は建物に係わりなく一定であるが、エスカレーターを設置する建物の階高は、建物毎に異なり、図9に示すように、階高Hに伴ってエスカレーターの傾斜部1cの長さLが変わるので、エスカレーター用主枠1の傾斜部1cにおいては、図10に示すように、上階側と下階側に標準寸法Lの標準品A,Aを用い、それらA,Aの間を必要寸法Lの特注品Bで連結することが多く、その結果、斜材8cのピッチ、上,下弦材(上,下辺材8a,8b)に対する斜材8cの傾斜角度は一定にならないことが多い。また、斜材8cは、主として引張材として働くように配置されるので、斜材8cの向き(傾斜方向)は、上階側と下階側では逆になるのが普通である。これらの結果、全体として、斜材8cの向きやピッチ、傾斜角度がバラバラとなり、外観上、非常に不体裁で、意匠性に劣る。
このような斜材8cの向きやピッチ、傾斜角度のバラツキは、主枠1の外装板で視覚的に隠蔽されてしまうため、これまで全く問題にされていなかったが、外装板を透明にして、シースルーエレベーターを構成する場合には、意匠上、大きな問題となる。
特開平7−285770号公報 特開2004−18152号公報 特開2001−187682号公報
本発明は、上記の点に留意して成されたものであって、エスカレーター用主枠における側枠体の構成部材点数を低減して、エスカレーターの主枠を能率よく低コストで製造できると共に、外装板を透明にして、シースルーエレベーターを構成する際の意匠性を高め得るようにすることを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明が講じた技術的手段は、次の通りである。即ち、
請求項1に記載の発明によるエスカレーターは、エスカレーターの主枠を構成する左右一対の側枠体を、上辺材と、下辺材と、上,下辺材の間を連結する垂直材と、上辺材の両端側と下辺材の中間部との間に張り渡したテンション材とで構成することにより、上辺材と下辺材の間に配設される斜材を省略したことを特徴としている。
請求項2に記載の発明によるエスカレーターは、エスカレーターの主枠を構成する左右一対の側枠体を、上辺材と、上辺材の両端側と上辺材の中間部から下方に垂下した束材の下端部との間に張り渡したテンション材とで構成することにより、下辺材及び斜材を省略したことを特徴としている。
請求項3に記載の発明によるエスカレーターは、請求項1又は2に記載の発明において、主枠の外装板のうち少なくとも外部に露出する部分を透明板で構成したことを特徴としている。
尚、請求項1〜3に記載の発明において、テンション材としては、例えば、PC鋼棒、PC鋼線、PC鋼撚り線等、細くて引張強度に富むものが好適である。
請求項1に記載の発明によれば、上,下辺材と垂直材から成るはしご状の構造体をテンション材で補強することにより、斜材が省略されるので、構成部点数が減少することと、斜材の組み込み手間が省略されることとによって、エスカレーターの主枠を能率よく低コストで製造できる効果がある。また、テンション材に予め張力を付与することにより梁成(上,下辺材の間隔)を小さくできるので、特許文献3に記載のような主枠の高さ寸法の低いエスカレーターに好適である。
請求項2に記載の発明によれば、上記の効果に加えて、斜材だけでなく下辺材も省略されるので、一層能率よく且つ低コストで主枠を製造できる。
請求項3に記載の発明によれば、視線の妨げとなる部材が減少して、通路の向こうまで見通しが良くなり、視線透過性の高い意匠性に優れたシースルータイプのエレベーターを実現できる。
図1、図2は本発明に係るエスカレーターの一例を示す。このエスカレーターは、上下階間に架設された主枠1と、踏段チェーン2によって無端状に連結され、前記主枠1内に設けた往路案内レール3a及び復路案内レール3bに沿って移動する踏段4と、踏段4の移動方向に沿ってその両側に立設された左右一対の欄干5と、これら欄干5の周縁に案内され、前記踏段4と同期する移動手摺6と、それらの駆動装置(図示せず)等によって構成されたものであり、欄干5だけでなく主枠1の外装板7まで、透明ガラス板、透明合成樹脂板等の透明板で構成することにより、通路の向こうまで見通すことができるシースルータイプのエスカレーターに構成してある。外装板7は、全体を透明板で構成してあるが、外部に露出する部分だけを透明板で構成してもよい。
前記主枠1は、図3、図4に示すように、左右一対の側枠体8とこれらを連結する横部材9とを備えており、上階床に支持される上水平部1aと、下階床に支持される下水平部1bと、これらの間に位置する傾斜部1cとで形成されている。そして、左右の側枠体8は、夫々、上辺材8aと、下辺材8bと、上,下辺材8a,8bの間を連結する複数の垂直材10と、上辺材8aの両端側(好ましくは、傾斜部1cにおける上辺材8aの両端部)と下辺材8bの中間部との間に張り渡したテンション材11とで構成されており、図9で示した従来の主枠(トラス構造)において上辺材8aと下辺材8bの間に配設されてい
たトラスの引張材又は圧縮材となる斜材8cは省略されている。
図3におけるHは階高、Lは傾斜部1cの長さを示す。主枠1としては、階高Hに対応した長さLの傾斜部1cに垂直材10を均等に割り付けて製造してもよいが、図示の実施形態では、図5に示すように、図9で示した従来例と同様に、傾斜部1cのうち、上階側と下階側に標準寸法Lの標準品A,Aを用い、それらA,Aの間を必要寸法Lの特注品Bで連結するようにしている。
上辺材8a、下辺材8b、垂直材10としては、例えばアングル材などが使用される。テンション材11としては、細くて引張強度に富むものであれば、PC鋼線やPC鋼撚り線などを適宜採用できるが、図示の実施形態では、PC鋼棒を使用している。そして、テンション材11の端部と上辺材8aや下辺材8bとを連結する連結金物12として、図示の実施形態では、図5、図6に示すように、PC鋼棒の両端に形成した逆ねじと螺合する雌ねじが形成された筒部12aと、その一端に連設された取付け板部12bとから成る連結金物12が使用され、取付け板部12bを上辺材8aや下辺材8bに水平方向のボルト・ナット13で、その軸芯P周りで回転可能な状態に連結してある。従って、テンション材11の傾斜角度に関係なく連結金物12をテンション材11と同芯状に連結することが可能であり、また、テンション材11をその軸芯周りに回転させることにより、テンション材11の実質的な長さの微調節を行うことができ、テンション材11に張力を付与することも可能である。
図示しないが、連結金物12としては、ターンバックル機構付きのものや、テンション材11の一端を定着し、他端を緊張し得る形式のものに構成してもよく、図示の構造に限定されるものではない。
上記の構成によれば、上,下辺材8a,8bと垂直材10から成るはしご状の構造体をテンション材11で補強することにより、斜材が省略されるので、構成部点数が減少することと、斜材の組み込み手間が省略されることとによって、エスカレーターの主枠1を能率よく低コストで製造できることになる。
また、連結金物12が水平なボルト・ナット13の軸芯P周りで回転可能に構成されているので、図7に、実線と破線で示すように、階高Hの異なる建物にエスカレーターを設置する場合、階高Hに応じて上,下辺材8a,8bに対するテンション材11の傾斜角度が変わっても、連結金物12を軸芯P周りに回転させることによってそれに対処できる。換言すれば、傾斜部1cの長さLが異なる主枠1を構成する場合、連結金物12が共通材となり、テンション材11の長さだけを変えることになるので、経済的である。
殊に、上記の実施形態のように、主枠1の外装板7を透明板としてシースルーエスカレーターを構成する場合、斜材が省略される結果、視線の妨げとなる部材が減少して、通路の向こうまで見通しが良くなり、視線透過性の高い意匠性に優れたシースルータイプのエレベーターを実現できるのである。
また、テンション材11に予め張力を付与することにより梁成(上,下辺材8a,8bの間隔)を小さくできるので、主枠1の高さ寸法の低いエスカレーターに好適である。
図8は、本発明の他の実施形態を示し、エスカレーターの主枠1を構成する左右一対の側枠体8を、上辺材8aと、上辺材8aの両端側(好ましくは、傾斜部1cにおける上辺材8aの両端部)と上辺材8aの中間部から下方に垂下した束材14の下端部との間に張り渡したテンション材11とで構成することにより、斜材だけでなく、図1〜図7に示した実施形態における下辺材8bまで省略した点に特徴がある。図8において、仮想線で示
す15は駆動輪16aを支持するブラケット、17は従動輪16bを支持するブラケット、18は往路案内レール3a及び復路案内レール3b支持するブラケットであり、これら15,17,18は何れも上辺材8aから下方に垂下した状態に連設され、下端部の間は横部材(図示せず)で連結されている。
この構成によれば、上述した諸効果に加えて、斜材8cだけでなく下辺材8bも省略されるので、一層能率よく且つ低コストで主枠1を製造できることになり、主枠1の外装板(図示せず)を透明板としてシースルータイプのエスカレーターを構成する場合には、一層視線透過性の高い意匠性に優れたシースルーエレベーターを実現できることになる。
以上、本発明を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は図示の実施形態だけに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
本発明の一実施形態を示すエスカレーターの概略側面図である。 要部の拡大縦断正面図である。 主枠の側面図である。 主枠の斜視図である。 主枠の分解斜視図である。 テンション材の連結金物の一例を示す要部の縦断正面図である。 傾斜部の長さが異なる主枠の構成説明図である。 他の実施形態を示す主枠の側面図である。 従来例を示すエスカレーターの主枠の側面図である。 図9で示した主枠の分解側面図である。
符号の説明
1 主枠
1a 上水平部
1b 下水平部
1c 傾斜部
8 側枠体
8a 上辺材
8b 下辺材
10 垂直材
11 テンション材

Claims (3)

  1. エスカレーターの主枠を構成する左右一対の側枠体を、上辺材と、下辺材と、上,下辺材の間を連結する垂直材と、上辺材の両端側と下辺材の中間部との間に張り渡したテンション材とで構成することにより、上辺材と下辺材の間に配設される斜材を省略したことを特徴とするエスカレーター。
  2. エスカレーターの主枠を構成する左右一対の側枠体を、上辺材と、上辺材の両端側と上辺材の中間部から下方に垂下した束材の下端部との間に張り渡したテンション材とで構成することにより、下辺材及び斜材を省略したことを特徴とするエスカレーター。
  3. 主枠の外装板を透明板で構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のエスカレーター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010105779A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Hitachi Ltd 乗客コンベア
CN110449785A (zh) * 2019-08-13 2019-11-15 上海三菱电梯有限公司 自动扶梯或自动人行道的桁架的制造系统及制造工艺

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