JP2006143097A - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 自動車ドアと自動車の車体開口部周縁との間をシールするウエザストリップ10において、ウエザストリップは、自動車ドア又は車体開口部周縁のいずれか一方に取付けられる取付基部20と、取付基部20に一体的に取付けられ、車体開口部周縁又はドアに当接してドアと車体開口部周縁との間をシールするシール部30を有し、取付基部は、断面略U字形をなすとともに、内部に芯材24が埋設され、芯材24は、取付基部内で分離または伸縮可能に形成され、芯材の外面に帯状硬質樹脂部材40が融着または接着されていることを特徴とする自動車用ウエザストリップである。
【選択図】 図1
Description
自動車ドア2と車体開口部周縁6との間のシールは、図5に示すように、ドア2におけるドアフレーム等の外周に取付けられるドアウエザストリップ160と、ドアフレーム等の内周のチャンネル3に取付けられるガラスラン150と、車体開口部周縁6のフランジ7に取付けられるオープニングトリムウエザストリップ110とによりなされる。
また、車体開口部周縁6の全周に1本のオープニングウエザストリップ110を装着する場合には、装着時に伸縮が発生する。この伸縮をコントロールしないと、両方の端末が対面して接合する端末部において重なりが生じたり、隙間が生じることとなる。
ウエザストリップは、自動車ドア又は車体開口部周縁のいずれか一方に取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に取付けられ、車体開口部周縁又はドアに当接してドアと車体開口部周縁との間をシールするシール部を有し、取付基部は、断面略U字形をなすとともに、内部に芯材が埋設され、芯材は、取付基部内で分離または伸縮可能に形成され、芯材の外面に帯状硬質樹脂部材が融着または接着されていることを特徴とする自動車用ウエザストリップである。
芯材は、取付基部内で分離または伸縮可能に形成されているので、自動車ドアの外周又は車体ドア開口縁の形状に沿って、コーナー部でも取付基部を柔軟に曲げて装着することができる。
また、補強材は金属等で形成されているため、帯状硬質樹脂部材の全体の厚さを薄くして、軽くすることができる。
シール部は、自動車ドア又は車体開口部周縁のいずれかに当接する中空状のスポンジ材で形成されるため、自動車ドア又は車体開口部周縁の形状に沿って、柔軟に当接することができ、シール性が高い。
また、ウエザストリップは、オレフィン系熱可塑性エラストマー又はEPDMゴムで形成するため、耐候性のよい製品を得ることができる。また、同じオレフィン系樹脂・ゴムのためリサイクル使用ができ、リサイクル容易な製品を得ることができる。
図1は、本発明のオープニングトリムウエザストリップ10の断面図であり、図4におけるA−A線に沿った断面図である。図2は、本発明の実施の形態における、オープニングトリムウエザストリップ10のトリム部(取付基部)20の被覆されたゴム等を取り除いた芯材24部分の斜視図である。
図3は自動車のドアを開いた状態において、車体開口部周縁6への取付状態を示す斜視図である。図4は、上記車体開口部周縁6に装着されるオープニングトリムウエザストリップ10の正面図である。
なお、図4に示すように、オープニングトリムウエザストリップ10の端末同士を装着前に接着して環状にしてもよい。
オープニングトリムウエザストリップ10は、フランジ7に取付けられる、断面略U字形のトリム部(取付基部)20と、ドア2のドアフレームの膨出部2aに当接して、ドア2と車体開口部周縁6との間をシールする中空状の中空シール部(シール部)30を有する。
芯材24は、板金、針金または硬質合成樹脂で形成される。板金または硬質合成樹脂の場合は、短冊状の骨片を幅方向に平行に多数配列し、その短冊状の骨片を長手方向に梯子状あるいは魚骨状に連結したものや、短冊状の骨片をジグザグ状に連続したものが使用される。トリム部20の柔軟性を増大させるために、芯材24を埋設後に、短冊状の骨片の連結部分を、1個毎あるいは複数個毎に分離するものも使用することができる。短冊状の骨片をジグザグ状に連続したものは、長手方向にも伸縮性があり、柔軟性を有する。
車外側側壁21の先端には、トリム部20の内部方向に曲がって形成される車外側シールリップ28を設けてもよい。車外側シールリップ28の先端は、フランジ7に当接して、フランジ7とトリム部20との間をシールする。
帯状硬質樹脂部材40は、硬質合成樹脂で形成され、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンあるいはナイロン等を使用することができる。帯状硬質樹脂部材40は、芯材24がオープニングトリムウエザストリップ10の製造過程で分離されるときに、分断されないために必要な弾性を有する。
帯状硬質樹脂部材40は、芯材24に接着剤を用いて接着されるか、あるいは板金で形成された芯材24の場合は、その板金の表面に帯状硬質樹脂部材40の合成樹脂と接着性のよい表面コートがされたものを使用する。
帯状硬質樹脂部材40を構成する硬質合成樹脂が引っ張り張力が大きく、補強材41を必要しない場合は、軽量化のためにも補強材41を使用しないことができる。
また、金属製帯状インサートの強度が大きいため、帯状硬質樹脂部材40の全体の厚さを薄くして、軽くすることができる。
なお、帯状硬質樹脂部材40の断面形状は、図1と図2の実施の形態では四角形であるが、その形状は、芯材24に接着することができる形状であれば、かまぼこ形等の形状を適宜選択できる。
図1の実施の形態では、中空シール部30は、断面が略円形または略楕円形をなす中空状をなしている。中空状でなくリップ状とすることもできる。
中空シール部30は、トリム部20の車外側側壁21の外面から車外方向に一体的に形成される。中空シール部30の先端には、先端突部31が設けられる。中空シール部30は、ドア閉時にドアフレームの膨出部2aと当接して、ドア2と車体開口部周縁6との隙間をシールする。帯状硬質樹脂部材40を芯材24に固着したため、車体のコーナー部でも中空シール部30が異常変形することがなく、確実にシールすることができる。
また、中空シール部30には、空気孔32が設けられ、ドア閉時にドア閉じ力を低減している。
中空シール部30は、柔軟性を高くするため、スポンジ材で形成することができる。
このドアオープニングトリムウエザストリップ10は、押出成形により成形され、トリム部10に金属または硬質合成樹脂製の芯材24を埋設するため、芯材24とトリム部10を構成するソリッドゴムと中空シール部30を構成するスポンジゴムを押出成形機で一体に押出す。
芯材24には帯状硬質樹脂部材40を接着するために接着剤を塗布することができる。あるいは、芯材24を形成する板金の表面がコートされて、その表面コートが帯状硬質樹脂部材40と溶融することができる樹脂であるものを使用することができる。
なお、本発明の実施の形態について、オープニングトリムウエザストリップ10を例にとり説明したが、車体開口部周縁に装着される各種のウエザストリップについても同様に、本発明は使用することができる。
フランジ7は、自動車の車体の開口縁において、車外側パネルと車内側パネルが接合し溶接されて形成されている。
オープニングトリムウエザストリップ10をフランジ7に取付ける場合は、そのままフランジ7にトリム部20を挿入する場合や、トリム部20の断面略U字状の開口が若干開いた状態で仮固定して、ロールフォーミング方式で取付けることもできる。
このロールフォーミング方式ではフランジ7をトリム部20の断面略U字状の内部に位置決め・仮固定するときに、トリム部20の開口側が若干開いているため保持リップに妨げられることがなく、装着が容易である。
20 トリム部
21 車外側側壁
22 底壁
23 車内側側壁
24 芯材
30 中空シール部
40 帯状硬質樹脂部材
41 補強材
Claims (7)
- 自動車ドアと自動車の車体開口部周縁との間をシールするウエザストリップにおいて、
該ウエザストリップは、上記自動車ドア又は車体開口部周縁のいずれか一方に取付けられる取付基部と、該取付基部に一体的に取付けられ、車体開口部周縁又はドアに当接して上記ドアと上記車体開口部周縁との間をシールするシール部を有し、
上記取付基部は、断面略U字形をなすとともに、内部に芯材が埋設され、該芯材は、上記取付基部内で分離または伸縮可能に形成され、上記芯材の外面に帯状硬質樹脂部材が融着または接着されていることを特徴とする自動車用ウエザストリップ。 - 上記帯状硬質樹脂部材は、上記取付基部が湾曲して装着されたときの上記取付基部の湾曲中心に対応する上記芯材の外面に融着または接着されている請求項1に記載の自動車用ウエザストリップ。
- 上記帯状硬質樹脂部材は、内部にワイヤーまたは板状の補強材が埋設されている請求項1又は請求項2に記載の自動車用ウエザストリップ。
- 上記帯状硬質樹脂部材は、上記芯材が分離された後に、長手方向に連続して上記芯材に融着または接着されている請求項乃至請求項3のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
- 上記取付基部は、ソリッド材で形成され、上記シール部は、スポンジ材で中空状に形成される請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
- 上記ウエザストリップは、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーで形成され、上記帯状硬質樹脂部材は、オレフィン系合成樹脂で形成された請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
- 上記帯状硬質樹脂部材は、上記ウエザストリップの芯材の製造工程において、押出成形機からテープ状に押出成形され、その押出成形後に連続して上記芯材に溶着または接着され取り付けられる請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
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JP2019156253A (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-19 | 豊田合成株式会社 | オープニングトリムウェザストリップ及びその製造方法 |
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