JP2006143047A - 船外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃料ホース取付部位のスペース効率や燃料ホースの配管作業性の向上等を図った船外機を提供する。
【解決手段】 燃料ホース16は、ネオプレンやニトリルゴム等の耐油ゴムを素材とするホース本体23と、ホース本体23の所定位置に接着されたグロメット24と、グロメット24の前後端面に突き当てられるかたちでホース本体23に接着された2本のプロテクタチューブ25,26とを構成要素としている。グロメット24は、ホース本体23に外嵌する円筒部27と、円筒部27の両端から同一方向に突設された一対の矩形のリップ28と、両リップ28の間に形成された係止溝29とを備えている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、中小型船舶の推進用動力源として用いられる船外機に係り、詳しくは燃料ホース取付部位のスペース効率や燃料ホースの配管作業性の向上等を図る技術に関する。
中小型の船舶では、推進用動力源に船外機を採用したものが多い。通常、船外機は、船外機メーカによって製造された後、整備工場等で種々の装備とともに船体メーカ等から供給された船体にリギング(艤装)される。船外機を備えた船舶(以下、船外機船と記す)には、エンジンに燃料を供給する燃料タンクが必要となる。燃料タンクは、小型の船外機船では船外機内に収納されるが、中大型の船外機船においては船体内に設置されることが一般的である。燃料タンクが船体側に設置された船外機船では、燃料ホースや各種ケーブル類(スロットルケーブルやシフトケーブル、電気ハーネス等)が、船体側から船外機側に配管あるいは配索され、エンジンルームを形成するカバー(ケ−スとも称される)を貫通する。
燃料タンクが船体側に設置された船外機船では、船外機がトランサムボード(艫)の外側に装着されることから、燃料ホースやケーブル類を導入する導入部から船外機内への海水等の浸入を防止する必要がある。その方法としては、例えば、多数の挿通孔を有する長尺のラバーグロメットを導入部に取り付け、各挿通孔に燃料ホースやケーブル類を1本ずつ液密に挿通・保持させることにより行うもの(特許文献1参照)や、導入部から船体側にフレキシブルパイプを配管し、このフレキシブルパイプ内に燃料ホースやケーブル類を収納するもの(特許文献2参照)が知られている。なお、カバー内での燃料ホースやケーブル類の固定については、クリップで束ねてカバーに固定するもの(特許文献3参照)が知られている。
特開平6−211191号公報(段落0006、図10) 特開平1−91698号公報(請求の範囲、図1) 特開昭62−20794号公報(第2頁、第1図)
燃料ホースは、可燃性の液体であるガソリンや軽油がその内部に流通するため、カバー内でのブラケット等のエッジや可動部材(各種レバー類)との干渉を確実に防止すべく、燃料ホースを位置決めしながら配管する必要がある。しかしながら、上述したフレキシブルパイプ内に配管する場合、燃料ホースがフレキシブルパイプにより保持されないことから、燃料ホースをカバー内で固定しようとすると、クリップ等の固定具を取り付けるスペースを確保する必要があり、効率的な保持構成が望まれていた。
本発明は、このような背景に鑑みなされたもので、燃料ホース取付部位のスペース効率や燃料ホースの配管作業性の向上等を図った船外機を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係る船外機は、船体側に設置された燃料タンクから燃料が供給されるエンジンと、このエンジンを覆うカバーと、前記燃料タンクからこのカバー内に配管された燃料ホースと、前記カバー内で前記燃料ホースの保持を行うホース保持手段とを有する船外機であって、前記燃料ホースには、前記ホース保持手段に形成された保持凹部に係合する係止部材が固着されたことを特徴とする。
また、請求項2の発明に係る船外機は、請求項1に記載の船外機において、前記保持凹部が略U字状の切欠であり、前記係止部材は当該切欠の縁部が嵌入する係止溝を有するグロメットであることを特徴とする。
請求項1の船外機によれば、保持凹部に係止部材を係合させることにより、燃料ホースが正確に位置決めされた状態で固定される。また、請求項2の船外機によれば、縁部に溝を対峙させた状態でグロメットを切欠に押し込むことで、燃料ホースが保持手段に固定される。
以下、図面を参照して、本発明を適用した船外機の一実施形態を詳細に説明する。
図1は実施形態に係る船外機の側面図である。また、図2はカバー類を取り外した状態での図1中のII部拡大斜視図であり、図3はフロントカバーブラケットに形成されたホース保持部の正面図であり、図4は図3中のIV-IV断面図であり、図5は燃料ホースの平面図であり、図6はグロメットの斜視図である。また、図7はホース保持部への燃料ホースの装着作業を示す図であり、図8は燃料ホースが保持されたホース保持部の正面図であり、図9は図8中のIX−IX断面図である。
《実施形態の構成》
図1に示すように、船外機1は、スターンブラケット2を介して船体BのトランサムボードTに固定されている。スターンブラケット2には、水平に配置されたチルト軸3を中心に回動自在にスイベルケース4が連結されている。また、スイベルケース4の上端にはエンジンマウントケース5の前端部が、下端部には駆動軸を収容したエクステンションケース6が、それぞれ垂直に配置されたスイベル軸7によって回動自在に連結されている。
エクステンションケース6の上端部にはエンジンマウントケース5が接続され、エクステンションケース6の下端部にはプロペラ8を支持したギアケース9が接続されている。そして、エンジンマウントケース5は、アンダーカバー10で覆われ、アンダーカバー10の上面には、エンジンマウントケース5上に搭載されたエンジンEの主に上半部を覆うべく、下面が開口する深いボウル形状をなし且つ着脱自在なエンジンカバー11が装着されている。エンジンEの前面にはアルミ合金ダイキャスト成型品のフロントカバーブラケット12が締結されており、アンダーカバー10はその前部上端がこのフロントカバーブラケット12に固定されている。なお、フロントカバーブラケット12は、エンジンマウントケース5あるいはアンダーカバー10に固定されていてもよく、結果的にチルト軸3中心に揺動するフレーム(船外機本体)の一部を構成する。
図2にも示すように、アンダーカバー10の右前部上端には導入部13が形成されており、この導入部13にはコルゲートチューブ等のフレキシブルパイプ14が配管されている。フレキシブルパイプ14は、その一端部がフロントカバーブラケット12に保持されるとともに、他端部がトランサムボードTの内側に配管されている。なお、アンダーカバー10の右前部上端には、図1に示すように、導入部13の上面を覆うセパレートカバー(アンダーカバー10の補完カバー)15が装着されている。
図1,図2に示すように、フレキシブルパイプ14には、船体B内に設置された燃料タンクFからの燃料ホース16の他、スロットルケーブル17やシフトケーブル18等が収納されている。導入部13内において、燃料ホース16は、フロントカバーブラケット12に形成されたホース保持部(ホース保持手段)19に保持されている。
ホース保持部19は、図3,図4に示すように、左右方向に延びる縦壁であり、下方に開いた略U字形状の切欠(ホース保持凹部)20を有している。フロントカバーブラケット12には、切欠20の上縁から前方に向けて上壁21が延設されている。
燃料ホース16は、図5に示すように、ネオプレンやニトリルゴム等の耐油ゴムを素材とするホース本体23と、ホース本体23の所定位置に接着されたグロメット24と、グロメット24の前後端面に突き当てられるかたちでホース本体23に接着された2本のプロテクタチューブ25,26とを構成要素としている。
グロメット24は、図6に示すように、ホース本体23に外嵌する円筒部27と、円筒部27の両端から同一方向に突設された一対の矩形のリップ28と、両リップ28の間に形成された係止溝29とを備えている。本実施形態の場合、円筒部27は、その外径がホース保持部19の切欠20の内径(幅寸法)より若干小さく設定されている。
《実施形態の作用》
船体Bに船外機1をリギングする場合、リギング作業者は、エンジンカバー11やセパレートカバー15を外した状態の船外機1をトランサムボードTに固定した後、フレキシブルパイプ14に燃料ホース16や各種ケーブル類を挿通させ、これらの各機器への接続と固定とを行う。
燃料ホース16の配管にあたり、リギング作業者は、先ずホース保持部19に燃料ホース16を通した後、燃料ホース16の端部金具を燃料ラインのウォータセパレータ(図示せず)に接続する。次いで、リギング作業者は、図7に示すように、両リップ28を右方に位置させた状態でグロメット24の円筒部27をホース保持部19の切欠20に押し込み、切欠20の縁部を係止溝29に嵌入させる。これにより、燃料ホース16は、図8,図9に示すように、グロメット24のリップ28がホース保持部19の上壁21に当接した状態で、フロントカバーブラケット12のホース保持部19に固定されることになる。
本実施形態の場合、グロメット24がホース本体23に接着されているため、グロメット24をホース保持部19に係合させることで燃料ホース16の配管時の位置決めが行われ、ホース保持部19は船外機本体(フレーム)の一部に形成されているので、新たな固定具の取付スペースを確保しなくとも済むことでスペース効率が改善され、燃料ホース16と他部材との干渉を確実に防止できるようになった。また、グロメット24の円筒部27の外径が切欠20の内径より小さく設定されているため、ホース保持部19による燃料ホース16の保持が確実に行われるようになった。また、燃料ホース16の固定時にリップ28がホース保持部19の上壁21に当接するため、配管後における燃料ホース16の回転が起こり難くなる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態では、ホース本体にグロメットを接着するようにしたが、接着に代えて溶着やテープ止め等を採用してもよい。また、グロメットの形状も矩形に限るものではなく、円形状や楕円形状等を採用してもよい。その他、船外機の具体的構造やホース保持部の形状等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
実施形態に係る船外機の側面図である。 カバー類を取り外した状態での図1中のII部拡大斜視図である。 フロントカバーブラケットに形成されたホース保持部の正面図である。 図3中のIV-IV断面図である。 燃料ホースの平面図である。 グロメットの斜視図である。 ホース保持部への燃料ホースの装着作業を示す図である。 燃料ホースが保持されたホース保持部の正面図である。 図8中のIX−IX断面図である。
符号の説明
1 船外機
10 アンダーカバー(カバー)
16 燃料ホース
11 エンジンカバー
15 セパレートカバー
19 ホース保持部
20 切欠(保持凹部)
23 ホース本体
24 グロメット(係止部材)
28 リップ
29 係止溝
B 船体
E エンジン
F 燃料タンク

Claims (2)

  1. 船体側に設置された燃料タンクから燃料が供給されるエンジンと、このエンジンを覆うカバーと、前記燃料タンクからこのカバー内に配管された燃料ホースと、前記カバー内で前記燃料ホースの保持を行うホース保持手段とを有する船外機であって、前記燃料ホースには、前記ホース保持手段に形成された保持凹部に係合する係止部材が固着されたことを特徴とする船外機。
  2. 前記保持凹部が略U字状の切欠であり、前記係止部材は当該切欠の縁部が嵌入する係止溝を有するグロメットであることを特徴とする、請求項1記載の船外機。
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