JP2006142746A - 樹脂成形体の成形方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 溶融樹脂Mをノズル21から連通口13bを介してキャビティ13に射出し、溶融樹脂Mの一部を樹脂溜り部MBとして開口部13aから下向きに導出させる。開口部13a内の樹脂溜り部MBは、上面2a上で冷却・固化して上面2aに接着・一体化するときに固着部3aとなる。
【選択図】 図2
Description
ノズルとの連通口の他に外部への開口部を有するキャビティが形成される成形型を用い、前記ノズルから前記連通口を介して溶融樹脂を前記キャビティに導入して樹脂成形体に成形するとともに、前記キャビティの開口部を塞ぐように配置される被成形物の閉塞面にその溶融樹脂の一部を前記開口部から導出させて接着する樹脂成形体の成形方法であって、
前記開口部が前記被成形物の閉塞面から離間した位置に前記成形型を配置する型配置工程と、
前記開口部が前記閉塞面から離間した状態のまま、前記ノズルから前記連通口を介して溶融樹脂を前記キャビティに導入し、その一部を前記開口部から導出させる樹脂導入工程と、
前記成形型と前記被成形物とを相対接近移動させることにより前記開口部と閉塞面とを接触させ、その開口部から導出させた溶融樹脂をその閉塞面上で冷却・固化させて当該閉塞面に接着・一体化する樹脂接着工程と、
を含むことを特徴とする。
ノズルとの連通口よりも下方に外部への開口部を有するキャビティが形成される成形型を用い、前記ノズルから前記連通口を介して溶融樹脂を前記キャビティに導入して樹脂成形体に射出成形するとともに、前記キャビティの開口部を下方から塞ぐように配置される被成形物の閉塞面にその溶融樹脂の一部を前記開口部から導出させて接着する樹脂成形体の成形方法であって、
前記成形型を構成する一対の分割型をほぼ水平方向に相対接近移動させて対向させることにより、前記開口部が前記被成形物の閉塞面から上方に離間した位置に前記成形型を配置する型配置工程と、
前記開口部が前記閉塞面から離間した状態のまま、前記ノズルから前記連通口を介して溶融樹脂を前記キャビティに導入し、その一部を前記開口部から下向きに導出させる樹脂導入工程と、
前記成形型と前記被成形物とを上下方向に相対接近移動させることにより前記開口部と閉塞面とを接触させ、その開口部から導出させた溶融樹脂をその閉塞面上で冷却・固化させて当該閉塞面に接着・一体化する樹脂接着工程と、
を含むことを特徴とする。
次に、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例を参照して説明する。図1は本発明の成形方法を実施するための射出成形装置の一例を示す正面図である。この射出成形装置100は、射出成形用金型10(成形型;以下、単に金型という)を用いて後述する車両用内装材ユニット1(図3参照)等を製造するものである。金型10は、固定型11(第一分割型)及び可動型12(第二分割型)からなる一対の分割型から構成され、可動型12を固定型11側に移動するとキャビティ13が形成される。溶融した合成樹脂成形材料(例えばポリプロピレン)がスクリュ(図示せず)等を有する射出装置20によりキャビティ13内へ射出される。キャビティ13は、このような射出装置20の先端ノズル21と連通する連通口13bと、それよりも下方に形成された外部への開口部13aとを有する。金型10の下方には、上面2a(閉塞面)で開口部13aを塞ぐように車両用内装パネル材2(被成形物)が配置される。
金型移動機構30(図1参照)によって可動型12をほぼ水平方向に移動させて、対向する固定型11との間にキャビティ13を形成する。このとき、キャビティ13の開口部13aは内装パネル材2の上面2aから上方に離間した位置にあり、下向きに開放されている。
キャビティ13の開口部13aが内装パネル材2の上面2aから離間した状態のまま、射出装置20のノズル21から連通口13bを介してポリプロピレン等の溶融樹脂Mをキャビティ13内に射出する。このとき、溶融樹脂Mの一部(すなわちノズル21から最初に射出されたもの)は開口部13aから下向きに導出し、玉状、水滴状等の樹脂溜り部MBとなって開口部13aの開口縁に沿って付着する。この工程では、樹脂溜り部MBの溶融樹脂Mは固化前又は固化進行中であり、常温にまで冷却されてはいない。したがって、キャビティ13内の溶融樹脂Mは、全体的に固化前又は固化進行中であり、流動性を有している。なお、樹脂溜り部MBの溶融樹脂Mが上面2a上に落下しないように射出圧力等を調整しておくことが望ましい。
ノズル21からの射出を停止した後(又はそれとほぼ同時に)、内装パネル材移動機構40(図1参照)によって内装パネル材2を上方へ移動(金型10を相対的に下方(図2(d)矢印方向)へ移動)させ、金型10(上面2a)を金型10(開口部13a)に押圧(接触)して保持する。このとき、金型10と内装パネル材2との押圧に伴って、開口部13aは上面2aで閉鎖され、樹脂溜り部MBの溶融樹脂Mが上面2a上に広がって冷却・固化することにより、内装パネル材2の上面2aと接着・一体化する。つまり、この工程では、樹脂溜り部MBの溶融樹脂Mはその余熱により上面2aに接着し、常温に冷却されて固化を完了したとき上面2aに接着・一体化された固着部3aとなって、開口部13aを充填・閉鎖する。なお、開口部13a内の樹脂溜り部MB(溶融樹脂M)が冷却・固化によって固着部3aとなるときに開口部13aの外側に大きくはみ出さないように、射出圧力等を調整して樹脂溜り部MBの導出樹脂量を調節しておくことが望ましい。
2 車両用内装パネル材(被成形物;基材)
2a 上面(閉塞面)
3 成形部品(樹脂成形体;取付ブラケット)
3a 固着部
3b 作用部
10 金型(成形型;射出成形用金型)
11 固定型(第一分割型)
12 可動型(第二分割型)
13 キャビティ
13a 開口部
13b 連通口
20 射出装置
21 ノズル
100 射出成形装置
Claims (7)
- ノズルとの連通口の他に外部への開口部を有するキャビティが形成される成形型を用い、前記ノズルから前記連通口を介して溶融樹脂を前記キャビティに導入して樹脂成形体に成形するとともに、前記キャビティの開口部を塞ぐように配置される被成形物の閉塞面にその溶融樹脂の一部を前記開口部から導出させて接着する樹脂成形体の成形方法であって、
前記開口部が前記被成形物の閉塞面から離間した位置に前記成形型を配置する型配置工程と、
前記開口部が前記閉塞面から離間した状態のまま、前記ノズルから前記連通口を介して溶融樹脂を前記キャビティに導入し、その一部を前記開口部から導出させる樹脂導入工程と、
前記成形型と前記被成形物とを相対接近移動させることにより前記開口部と閉塞面とを接触させ、その開口部から導出させた溶融樹脂をその閉塞面上で冷却・固化させて当該閉塞面に接着・一体化する樹脂接着工程と、
を含むことを特徴とする樹脂成形体の成形方法。 - ノズルとの連通口よりも下方に外部への開口部を有するキャビティが形成される成形型を用い、前記ノズルから前記連通口を介して溶融樹脂を前記キャビティに導入して樹脂成形体に射出成形するとともに、前記キャビティの開口部を下方から塞ぐように配置される被成形物の閉塞面にその溶融樹脂の一部を前記開口部から導出させて接着する樹脂成形体の成形方法であって、
前記成形型を構成する一対の分割型をほぼ水平方向に相対接近移動させて対向させることにより、前記開口部が前記被成形物の閉塞面から上方に離間した位置に前記成形型を配置する型配置工程と、
前記開口部が前記閉塞面から離間した状態のまま、前記ノズルから前記連通口を介して溶融樹脂を前記キャビティに導入し、その一部を前記開口部から下向きに導出させる樹脂導入工程と、
前記成形型と前記被成形物とを上下方向に相対接近移動させることにより前記開口部と閉塞面とを接触させ、その開口部から導出させた溶融樹脂をその閉塞面上で冷却・固化させて当該閉塞面に接着・一体化する樹脂接着工程と、
を含むことを特徴とする樹脂成形体の成形方法。 - 前記樹脂導入工程において、前記キャビティの開口部から導出させた溶融樹脂はその開口部に樹脂溜り部となって付着し、
前記樹脂接着工程において、前記成形型と被成形物との押圧に伴って前記開口部が前記閉塞面で閉鎖され、前記樹脂溜り部の溶融樹脂が前記閉塞面上に広がって冷却・固化することにより前記被成形物と接着・一体化する請求項1又は2に記載の樹脂成形体の成形方法。 - 前記樹脂導入工程では、前記樹脂溜り部の溶融樹脂は固化前又は固化進行中であり、
他方、前記樹脂接着工程では、前記樹脂溜り部の溶融樹脂はその余熱により前記被成形物の閉塞面に接着し、常温に冷却されて固化を完了したときその閉塞面に接着・一体化された固着部となって前記樹脂成形体の基端側に形成される請求項3に記載の樹脂成形体の成形方法。 - 前記樹脂接着工程において、前記キャビティの開口部は、前記樹脂溜り部の溶融樹脂が冷却・固化して形成された前記樹脂成形体の固着部によって充填・閉鎖される請求項4に記載の樹脂成形体の成形方法。
- 前記樹脂成形体は、基端側において前記固着部により前記被成形物の閉塞面に接着して一体化されるとともに、先端側において前記被成形物を他部材に固定するための作用部を有する請求項4又は5に記載の樹脂成形体の成形方法。
- 前記被成形物は、樹脂、ケナフ等の非金属性有機質材料から構成され、かつ前記閉塞面が平坦面に形成された扁平な板状部材である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の樹脂成形体の成形方法。
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