JP2006141877A - スプーン - Google Patents

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Abstract

【課題】高齢者あるいは幼児が、食事を掬って口に運ぶ場合に、口元で食事をこぼしたり、落としたりするのを防止することができるスプーンを提供する。
【解決手段】このスプーンは、全体が掬い部12となっている本体11を、平面視が一直線状の柄13の先端部に設けた多機能型のもので、以下の平面視形状を有している。すなわち、(1)掬い部の輪郭線が略楕円形である、(2)柄の中心線C.L.が、掬い部の図心Pを通る、(3)柄の中心線C.L.と、掬い部の長手方向の中心線L4に対して垂直な直線L3とのなす角度θが5°〜30°の範囲内にあり、上記略楕円形を直線L3により2分割したときには、柄と反対の側は飲食側21となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、使用勝手を高めたスプーンに関するものである。
スプーンやフォークは、洋食器として欠くことのできないものであり、前者はスープ(汁)などの液状物や、砂糖・塩などの粉体を掬い上げるために用いられ、後者は肉や野菜などの固体状を突き刺して食するのに使用される。しかしながら、従来のスプーンは通常、掬い上げ用にしか使用できず、またフォークは突き刺し用にしか使うころができない。食事用のナイフについても同様である。
このため、洋食をとろうとすれば一般的に、スプーン、フォーク、ナイフなど種々の洋食器を用意しなければならない。また、そのため食事後の後片付けでは、多種類の洋食器を洗浄しなければならず、食事の準備・後片付けは、面倒な作業であった。
また、従来のスプ−ンでは、略楕円形で凹状の掬い部が柄の先端に設けられているが、この場合、柄の中心線の延長上に掬い部の中心線(楕円形の長径線に相当する)があり、柄の中心線と掬い部の中心線がほぼ一直線状に連なっている。
ところが、スプーン(あるいは箸)を用いて食事をしている人を良く観察すると、食事を掬ったスプーンを口に運ぶ直前に、口をスプーン側に向ける動作を行う。これは、一般に、スプーンを持った手を充分口の直近に移動させるのが不自然な動作であり、口をスプーン側に向ける動作のほうが自然であって、人体にとって楽な動作であるのが理由ではないかと推察される。
しかし、把持したスプーン側に僅かな角度ではあるが首を振ることは、健康な人にとっては極めて簡単であり、また自然な動作でもあるが、首を振ったり、回転させたりすることが困難な人や、高齢者あるいは幼児では、上記のように口をスプーン側に向ける動作が必ずしも容易ではないため、口元で食事をスプーンから落としてしまう場合が少なくなかった。
ところで、下記特許文献1には、1本でスプーン、フォーク、ナイフの機能を有し、様々な食事に対して手軽に使用して食することができる洋食器が記載されている。
特開2003−10027号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、その第1の目的は、高齢者あるいは幼児が食事を掬って口に運ぶ場合に、口元で食事をこぼしたり、落としたりするのを防止することができるスプーンを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、上記第1の目的を達成することができるのに加えて、水切り機能、麺類等の[からめ取り]機能、フォーク機能、ナイフ機能のいずれか少なくとも一つを有する、多機能型のスプーンを提供することにある。
さらに本発明の第3の目的は、特に優れた、水切り時の水導出機能および食事落下防止機能を有するスプーンを提供することにある。
請求項1に係る発明は、少なくとも掬い部を設けた本体を、平面視が一直線状の柄の先端部に設けたスプーンにおいて、以下の平面視形状を有することを特徴とするスプーンである。
(1)前記掬い部の輪郭線が略楕円形である、
(2)前記柄の中心線C.L.が、掬い部の図心またはその近傍位置を通る、
(3)前記柄の中心線C.L.と、掬い部の長手方向の中心線L4に対して垂直な直線L3とのなす角度θが5°〜30°の範囲内にある、
(4)前記略楕円形を前記直線L3により2分割したときに、前記柄と反対の側が飲食側となっている。
請求項2に係る発明は、少なくとも掬い部を設けた本体を、平面視が一直線状の柄の先端部に設けたスプーンにおいて以下の平面視形状を有することを特徴とするスプーンである。
(1)前記本体の輪郭線が略楕円形である、
(2)前記柄の中心線C.L.が、本体の図心またはその近傍位置を通る、
(3)前記柄の中心線C.L.と、本体の長手方向の中心線L4に対して垂直な直線L3とのなす角度θが5°〜30°の範囲内にある、
(4)前記略楕円形を前記直線L3により2分割したときに、前記柄と反対の側が飲食側となっている。
請求項3に係る発明は、前記本体では、前記略楕円形を前記直線L3により2分割したときの飲食側と反対側(すなわち、柄側)における、前記掬い部の近傍にV字状の水きり用切り欠きを形成することにより、「からめ取り」機能またはフォークの機能を有する突出部が複数、並列形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスプーンである。
請求項4に係る発明は、前記本体では、前記柄側の外周端部に刃部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスプーンである。
請求項5に係る発明は、前記柄のうち本体側の半部、前記柄と本体との接続部の各背面に補強用のリブ(例えば、筋状の突起)を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスプーンである。
請求項6に係る発明は、前記柄のうち本体側の半部、前記柄と本体との接続部および前記「からめ取り」機能またはフォークの機能を有する突出部の各背面に補強用のリブ(例えば、筋状の突起)を設けたことを特徴とする請求項3に記載のスプーンである。
請求項7に係る発明は、前記本体のうち前記刃部の近傍部位では、肉厚をほぼ均一にするとともに、上下両面を平坦状に形成したことを特徴とする請求項4に記載のスプーンである。
請求項8に係る発明は、前記本体では、前記柄側における前記掬い部の近傍に水切り用の貫通孔を形成するとともに、該貫通孔の両側に掬い部内の食べ物(汁等の液状部分を除く)の本体外への落下を防止し、掬い部内の食べ物に同伴する汁等の液状部分を前記貫通孔に向かって案内する板状の水切り用突起を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のスプーンである。
本発明のスプーンでは前記略楕円形すなわち、本体または掬い部の平面視における輪郭線の具体的形状を、例えば以下のようにすることができる。
(a)楕円形または、その長手方向(長径方向)片側の楕円弧状部分を欠いた形状、
(b)卵型または、その長手方向片側の略楕円弧状部分を欠いた形状、
(c)カプセル型または、その長手方向片側の略楕円弧状部分を欠いた形状、
(d)繭型または、その長手方向片側の略楕円弧状部分を欠いた形状、
(e)長方形(正方形の場合を含む)の片側または両側に円弧または略楕円弧をつなげた形状。
以上のうち、楕円弧状部分等を欠いた形状の場合には、この欠いた形状側と反対側つまり、滑らかな曲線状の輪郭線を有する部分を上記飲食側とする。
請求項1〜請求項4の発明に係るスプーンでは、掬い部を設けた本体に対する直線状の柄の取り付け態様を所定のとおり規定したので、上記第1の目的が達成される。
請求項3〜請求項8の発明によれば、所定の機能を有する多機能型のスプーンが提供され、上記第2の目的が達成される。
請求項5、請求項6の発明によれば前記柄や、フォーク機能を有する突出部の裏面に補強用のリブを設けたので、使用時の屈曲強度を高めたスプーンを提供することができる。
請求項7に係る発明によれば、特に切れ味の良い刃部を備えたスプーンを提供することができ、請求項8に係る発明によれば、上記第3の目的が達成される。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
従来のスプーンでは、その平面視(掬い部を真上から見たもの)において、柄の中心線と掬い部の中心線とが、ほぼ同一の直線に沿った形状となっている。これに対し本発明のスプーンは、掬い部を設けた本体に対する、平面視が直線状の柄の取り付け態様を所定のとおりに規定した点に特徴がある。そのため、本発明のスプーンには右利き用と、左利き用がある。
本発明に係るスプーンの実施形態としては、通常のスプーンと同様の、「掬い」専用のもの以外に例えば以下のものが可能である。
(1)水切り機能を有するスプーン
(2)フォーク機能を有するスプーン
(3)ナイフ機能を備えたスプーン
(4)水切り機能および、「からめ取り」機能を有するスプーン(図1)
(5)水切り機能およびフォーク機能を有するスプーン
(6)水切り機能およびナイフ機能を有するスプーン
(7)フォーク機能およびナイフ機能を有するスプーン
(8)水切り機能、フォーク機能およびナイフ機能を有するスプーン(図2、図3)。
(9)水切り機能を特に高めたもの(図3)
なお、図1〜図3に示すスプーンは、いずれも右利き用のものであるが、左利き用のものでは、上記スプーンと鏡面対象型に構成すればよい。また、請求項1〜8のいずれかに記載のスプーンにおいては、掬い部に水切り用の貫通孔を形成してもよく、水切り機能が特に高いスプーンを提供することができる。さらに本発明は、中華料理用のいわゆる「ちりれんげ」に適用することもできる。
[第1の実施形態]
図1は、請求項1,2の発明に係るスプーンの一例を示している。すなわち、図1は水きり用機能および「からめ取り」機能を有する、右利き用スプーンの全体形状を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。このスプーンは、掬い部12を有する本体11に、比較的薄肉の板状で平面視が直線状の柄13を所定の態様で取り付けた構造・形状を有する。
平面視である図1(a)において、本体11の全体が略楕円形の掬い部12となっている。すなわち、掬い部12の輪郭線の大部分は、ほぼ正確な楕円形の一部を形成している。掬い部12の底面は、図1(b)に示すように概ね球欠状(球面の一部)となっている。掬い部12では、楕円形の長径方向片側の外周部に、V字状の水切り用の切り欠き14を形成することにより、麺類やスパゲッティの「からめ取り」機能を有する突出部(爪)15が複数並列して形成されている。これら切り欠き14の幅(角度)、突出部15の幅およびその先端の角度等は、その機能を考慮して適宜に設定することができる。
図1(b)において、掬い部12は全体がほぼ均一は曲率となっているが、図1(a)において、2つの半楕円形L1とL2を滑らかに連ねた略楕円形の外側と内側とで曲率を違えた形状とすることもできる。図1(b)において、半楕円形L1とL2の接続点P1,P2を通る直線L3は、掬い部12の図心Pを通っている。
なお、V字状の切り欠き14に替えて、U字状の切り欠きを形成してもよい。また、突出部(爪)15の長さを十分長くして、フォーク機能を有する(この場合、「からめ取り」機能も備えたものとなる)スプーンとすることもできる。
このスプーンは、平面視である図1(a)において、
(1)一直線状の柄13の先端部に、全体が掬い部12となっている本体11を設けたものであって、掬い部12の輪郭線が、ほぼ正確な楕円形の長径方向片側の頂部を欠いた形状となっているほか、以下の点に特徴がある。
(2)柄13の中心線C.L.が、上記楕円形の図心Pを通る、
(3)柄13の中心線C.L.と、上記楕円形の長手方向の中心線L4に対して垂直な上記直線L3とのなす角度θが5°〜30°の範囲内にある、
(4)したがって、上記楕円形を直線L3により2分割したときには、柄13の大部分が、2分割された一方の側(図1(a)において切り欠き14を形成した側)にあることになるが、この場合、他方側が飲食側21(食事を口に運ぶ側)となっている。
柄13の中心線C.L.と直線L3のなす角度θは、10°〜20°の範囲がより好適であり、約15°前後とするのが特に好ましい。角度θを以上のような範囲に限定することにより、高齢者あるいは幼児が食事を掬って口に運ぶ場合に、口元で食事をこぼしたり、落としたりする不具合を大幅に減らすことができる。
また、上記スプーンにおいて切り欠き14と突出部15は、直線L4に関してほぼ線対称の位置に設けられている。さらに、柄13のうち本体11側の半部、柄13と本体11との接続部および、突出部15のそれぞれの裏面には、図1(c)に示すように、補強用のリブ22(筋状の突起)が形成されている。
なお、図1のスプーンでは、本体11の長手方向の寸法Aが約50〜60mm、幅方向の寸法Bが約20〜30mm、柄13の長さDが約90〜110mm、柄13の幅Wが約10mm、柄13の肉厚tがそれぞれ約2mmとなっているが、これはあくまで実施例にすぎず、食事の内容(形状・大きさ等)、スプーンを使用する人の手の大きさや、腕の長さ等を考慮することで適宜な値に設定することができる。また、柄13を断面円筒状としたり、柄の表面に指が合致する形状の凹部を形成したり、表面に例えば粗面による滑り止めの仕上げを施したりすることも可能である。
上記スプーンの材料としては、例えば(1)ステンレス鋼、アルミ、金、銀、チタン等の金属、(2)木材、(3)ポリエステル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアミド等のプラスチック、(4)セラミックスから適宜に選択するか、またはこれらのうち望ましいものを組み合わせて使用することができる。
とくに、プラスチックを採用した場合、例えば射出成形により簡便・安価に製造することができるし、好みの部分を好みの色に着色することも容易である。
また、金属材料からなるスプーンの場合には、合金材料を用いることや、安価な地金上に金、銀等の貴金属メッキや、セラミックスのメッキを施したものを使用することも可能である。さらに、本体11と柄13を別の材料で作製することもできる。
上記スプーンを使用する場合、右利きの人が柄13を握り、掬い部12で食事を掬って口に運ぶわけであるが、この場合、掬い部12に対する直線状の柄13の取り付け角度を所定のとおり規定するとともに、柄13の大部分を飲食側21と反対側に位置させたので、首を振ったり、回転させたりすることが困難な人や、高齢者あるいは幼児であっても、口元で食事をスプーンから落としてしまうことなく、簡便・的確に食することが可能である。
また、掬い部12に食事を乗せた食事から汁、ドレッシング等の液状物を分離して口にする場合には、掬い部12を傾けてこの液状物を切り欠き14を介して切ればよい。さらに、飲食側21は輪郭線および背面が滑らかな曲線状に形成されているうえ、この飲食側21には突起等が形成されていないから、従来のスプーンと同様に安全に使用することができる。
[第2の実施形態]
図2は請求項1,2の発明に係る右利き用スプーンの全体形状を示すもので、(a)は平面図、(b)は背面図である。このスプーンと図1のそれとの構造・形状上の相違点は以下のとおりであり、その他の点では図1のものと同様である。
(1)本体11に設けた掬い部12の輪郭線を略楕円形としたこと。
(2)本体11では、飲食側21と反対側のうち、本体11の幅方向片側(ただし、柄13と反対側)に切り欠き14を複数、並列して形成することによりフォーク機能を有する突出部15を設け、本体11の幅方向反対側(柄13を取り付けた側)にナイフとしての機能を有する刃部23を設けたこと。
(3)本体11では、飲食側21と反対側のうち、刃部23の近傍部分を均一肉厚に形成するとともに、上下面を平滑な平坦面に仕上げたこと。
したがって、このスプーンは通常のスプーン機能、水切り機能、フォーク機能(「からめ取り」機能も備えている)、およびナイフ機能を兼ね備えたものとなっている。また、本実施形態においては、上記掬い部12、刃部23および突出部15は、それぞれによる動作の利便性を考慮して、特に好ましいレイアウトとなっている。
例えば突出部15について説明すると、この突出部は、本体11の中心線L4に関して柄13と反対側にあり、かつ中心線L4に垂直な直線L3に対する傾斜角度が柄13の傾斜角度θとほぼ等しくなっている。こうすることで、突出部15の「突き刺し」動作時にこの突出部に十分な力を加えることができ、しかもこの時に上記刃部23が邪魔になることがない。このことは刃部23についても言える。
なお、図2において刃部23を、突出部15の直近まで延長して設けることもできるが、この場合、刃部23の刃先全体を一つの直線状または、極率半径が大きい一つの円弧状(外側に凸状)に形成することができる。
[第3の実施形態]
図3は、請求項1,2の発明に係る右利き用のスプーンの全体形状を示すもので、(a)は平面図、(b)は(a)のE−E線による一部の断面図である。このスプーンは図2の改変例であり、(1)本体11のうち、飲食側21と反対側の幅方向中央部、かつ掬い部12の近傍に水切り用の貫通孔24を形成するとともに、この貫通孔24の両側に、水切り動作時に掬い部12内の食事が本体11外へ落下するのを防止し、かつ掬い部12内の食事に同伴する汁等の液状物を貫通孔24に向かって案内する、板状の水切り用突起25を設けた点および、(2)図3(b)に示すように、本体11のうち貫通孔24の周辺部底面を緩やかな、裏面側に凸の円弧状に形成した点に特徴があり、それ他の点では、図2のスプーンと同様の構造・形状を有している。
したがって、このスプーンは通常のスプーン機能、水切り機能、フォーク機能およびナイフ機能を兼ね備えているうえ、水切り機能が特に優れたものとなっている。
本発明の第1の実施形態に係る、右利き用のスプーンを示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 本発明の第2の実施形態に係る、右利き用のスプーンを示すもので、(a)は平面図、(b)は背面図である。 本発明の第3の実施形態に係る、右利き用のスプーンを示すもので、(a)は平面図、(b)は(a)のE−E線による一部の断面図である。
符号の説明
11 本体
12 掬い部
13 柄
14 切り欠き(水切り用)
15 突出部(爪)
21 飲食側(飲食時に口に近づける側)
22 リブ(筋状突起)
23 刃部
24 貫通孔(水切り用)
25 水切り用突起

Claims (8)

  1. 少なくとも掬い部を設けた本体を、平面視が一直線状の柄の先端部に設けたスプーンにおいて、
    以下の平面視形状を有することを特徴とするスプーン。
    (1)前記掬い部の輪郭線が略楕円形である、
    (2)前記柄の中心線C.L.が、掬い部の図心またはその近傍位置を通る、
    (3)前記柄の中心線C.L.と、掬い部の長手方向の中心線L4に対して垂直な直線L3とのなす角度θが5°〜30°の範囲内にある、
    (4)前記略楕円形を前記直線L3により2分割したときに、前記柄と反対の側が飲食側となっている。
  2. 少なくとも掬い部を設けた本体を、平面視が一直線状の柄の先端部に設けたスプーンにおいて、
    以下の平面視形状を有することを特徴とするスプーン。
    (1)前記本体の輪郭線が略楕円形である、
    (2)前記柄の中心線C.L.が、本体の図心またはその近傍位置を通る、
    (3)前記柄の中心線C.L.と、本体の長手方向の中心線L4に対して垂直な直線L3とのなす角度θが5°〜30°の範囲内にある、
    (4)前記略楕円形を前記直線L3により2分割したときに、前記柄と反対の側が飲食側となっている。
  3. 前記本体では、前記略楕円形を前記直線L3により2分割したときの飲食側と反対側(以下、柄側)における、前記掬い部の近傍にV字状の水きり用切り欠きを形成することにより、「からめ取り」機能またはフォークの機能を有する突出部が複数、並列形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のスプーン。
  4. 前記本体では、前記柄側の外周端部に刃部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスプーン。
  5. 前記柄のうち本体側の半部、前記柄と本体との接続部の各背面に補強用のリブを設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスプーン。
  6. 前記柄のうち本体側の半部、前記柄と本体との接続部および前記「からめ取り」機能またはフォークの機能を有する突出部の各背面に補強用のリブを設けたことを特徴とする請求項3に記載のスプーン。
  7. 前記本体のうち前記刃部の近傍部位では、肉厚をほぼ均一にするとともに、上下両面を平坦状に形成したことを特徴とする請求項4に記載のスプーン。
  8. 前記本体では、前記柄側における前記掬い部の近傍に水切り用の貫通孔を形成するとともに、該貫通孔の両側に掬い部内の食べ物の本体外への落下を防止し、掬い部内の食べ物に同伴する汁等の液状部分を前記貫通孔に向かって案内する板状の水切り用突起を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のスプーン。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2549125A (en) * 2016-04-06 2017-10-11 Ewa Akele Izabel A feeding device
JP2020511209A (ja) * 2017-02-27 2020-04-16 ヒコング コング 可食性および生物分解性器具

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