JP2006141509A - 超音波診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】三次元空間の全体にわたって組織の運動異常を評価できるようにする。
【解決手段】3D空間に対して三次元のROIが設定され、ROIに対して互いに交差する複数のスライス面が設定される。各スライス面上において、収縮末期に対応する多角形グラフR1及び拡張末期に対応する多角形グラフR2が作成される。具体的には、共通基準点から放射状に伸びる複数の参照ライン(L1〜L8)が設定され、各参照ライン上において組織の輪郭34,35との交点P1〜P4が特定され、隣接する交点間を連結することによって多角形グラフR1,R2が作成される。各評価エリアE1〜E8ごとに面積変化率が演算される。それに基づき運動異常が生じている部位が特定される。
【選択図】図4

Description

本発明は超音波診断装置に関し、特に、心臓の機能を評価するための技術に関する。
従来、超音波診断装置を用いて心機能(特に左室の機能)を評価する場合には心臓の断層画像が形成され、その断層画像上で心腔あるいは心壁の輪郭が抽出され、その輪郭の動的変化が評価され、あるいは、拡張末期の輪郭と収縮末期の輪郭との相違が検出・評価される。しかしながら、かかる方法では、ある特定の切断面上のみで心機能を評価していたため、切断面上ではない部位において疾患(心筋梗塞など)が生じていても、それを認識することは難しい。なお、下記特許文献1には三次元の形態画像(ワイヤフレームモデル)を表示する構成が開示されている。下記特許文献2には心臓の冠血流又はパフュージョンの情報を心腔内血流と区別して三次元表示する構成が開示されている。
特開2000−139917号公報 特開2000−210289号公報
本発明の目的は、三次元空間内の様々な断面上において心機能を評価できる超音波診断装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、三次元空間の全体にわたって設定された複数の断面上において心機能を簡便に評価できる超音波診断装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、三次元空間内の運動異常部位を容易に認識できる画像を形成できる超音波診断装置を提供することにある。
(1)本発明は、運動組織を含む三次元空間に対して超音波を送受波する送受波手段と、前記三次元空間に対して複数のスライス面を設定するスライス面設定手段と、前記超音波の送受波により得られたデータに基づいて、前記各スライス面ごとに第1及び第2の時相における運動組織の輪郭を模擬した第1及び第2の多角形グラフを有する運動評価用チャートを生成するチャート生成手段と、を含むことを特徴とする。
上記構成によれば、三次元空間(あるいはボリュームデータ)に対して複数のスライス面(切断面)が設定される。複数の切断面は三次元空間の全体にわたって均一に分散して設定されるのが望ましいが、非均一に分散して設定されてもよいし、三次元空間の一部分に対して高密度で設定されてもよい。スライス面の位置及び個数は自動的に又はユーザーにより設定される。望ましくは、心臓(特に左室)の運動評価のためにその中心線上に共通基準線が設定され、その共通基準線で放射状に交差する複数のスライス面が設定される。三次元空間の全体に対して超音波ビームの走査を行ってボリュームデータを取得し、そのボリュームデータから各スライス面に対応するスライスデータを抽出するようにしてもいし、各スライス面に合致する走査面に対してだけ超音波ビームを走査するようにしてもよい。
各スライス面ごとに、そのスライス面に対応するデータ(スライス面データ)に基づいて、運動評価用チャートが作成される。運動評価用チャートは、少なくとも1つの多角形グラフを含み、上記構成では、少なくとも第1の多角形グラフ及び第2の多角形グラフが含まれる。3つ以上の時相に対応する3つ以上の多角形グラフが含まれるようにしてもよいし、多角形グラフをリアルタイムで形成できる場合にはそれを動画像として表示するようにしてもよい。各多角形グラフは運動組織の輪郭(例えば心腔輪郭)を多角形で模擬したグラフである。特に望ましくは、拡張末期と収縮末期で多角形グラフが作成され、それらを重合して運動評価用チャートが作成される。そのような運動評価用チャートによれば、第1の多角形グラフと第2の多角形グラフの形態の違いによって、運動異常部位(動きが鈍い部位、反対運動をしている部位など)を容易に特定できる。また、定量評価も容易となる。複数のスライス面に対応する複数の運動評価用チャートを並べて表示すれば、どの部位に疾患が存在しているのかを対比観察によって空間的に容易に把握できる。それらの運動評価用チャートを順次切り換えてスライドショーとして表示することも可能である。
上記構成において、第1時相のデータに基づいて第1の多角形グラフが形成され、第2時相のデータに基づいて第2の多角形グラフが形成される。2つの多角形グラフの座標系を一致させて重合させれば、2つのグラフによって挟まれる面積が組織運動量を表す。2つの多角形グラフを有する組織運動評価用チャートに基づいて組織運動の異常を自動判定してもよいし、そのチャートを表示してユーザー観察による診断に供してもよい。複数の組織運動評価用チャートを同時表示する場合、それら相互の空間的な位置関係を示す情報を併せて表示するのが望ましい。
いずれにしても、上記構成によれば、三次元空間内における複数の切断面上において、運動組織の形態やその変化の様子を模式的な図形として評価できるので、運動異常を迅速かつ容易に特定できる。
(2)上記構成において、望ましくは、前記スライス面設定手段は、共通基準軸上で互いに交差する複数のスライス面を設定する。この構成によれば、各スライス面上に共通の座標軸が存在することになるので各スライス面の位置関係を容易に認識できる。共通基準軸はビーム方位に一致しているのが望ましいが、一致していなくてもよい。
望ましくは、前記各スライス面上に設定されるグラフ原点は前記共通基準軸上の共通基準点である。この構成によれば、各スライス面上に共通の原点が存在するので各スライス面(あるいは各スライス面上の多角形グラフ)の関係を認識し易い。
望ましくは、前記三次元空間に対して三次元の関心領域を設定する関心領域設定手段を含み、前記関心領域内において前記各スライス面ごとに前記第1及び第2の多角形グラフを生成する処理が実行される。関心領域の設定によれば処理範囲を限定して不必要な演算を削減でき、また誤認識などを防止して演算精度を向上できる。
望ましくは、前記関心領域設定手段は、前記三次元空間を反映した複数の二次元画像を形成する手段と、前記複数の二次元画像上で前記関心領域の位置及び形状を定義する手段と、を含む。この構成によれば、注目している運動組織との関係において、三次元の関心領域を簡便に設定できる。二次元画像は投影画像であるのが望ましいが他の画像であってもよい。複数の二次元画像は互いに空間的に交差(特に望ましくは直交)する関係にあるのが望ましい。三次元空間は立方体形状、角錐体形状などの所定の形状を有し、それは超音波ビームの走査方式に依存する。
望ましくは、前記関心領域は共通基準軸を中心軸とした円筒形状の領域であり、前記複数のスライス面は前記共通基準軸上で互いに交差する。円筒形状内において、共通基準軸を中心に複数のスライス面を設定すれば、各スライス面の形状は同一サイズをもった矩形となる。球形の関心領域を設定した場合には各スライス面の形状は同一サイズをもった円形となる。三次元の関心領域は、望ましくは、特定形状をもったスライス面をその中心線(共通基準軸)を回転軸として回転させた形状を有する。なお、関心領域は必要に応じて設定され、その位置及びサイズを可変できるように構成するのが望ましい。
望ましくは、前記運動組織は心臓であり、前記第1の時相は拡張末期に相当し、前記第2の時相は収縮末期に相当する。望ましくは心臓、特に左室が評価対象となる。左室の中心線上に共通基準軸を設定し、左室の中心部に共通基準点が設定されるのが望ましい。
望ましくは、前記複数のスライス面に対応する前記複数の運動評価用チャートを有するマルチチャート画像を表示する手段を含む。この構成によれば、各チャートの対比観察を行って運動異常の有無、程度、広がり度合い、などを容易に認識できる。特に、組織輪郭が単純な図形として表現されているので評価し易い。
(3)上記構成において、望ましくは、前記チャート生成手段は、前記各スライス面上において、基準点から放射状に複数の参照ラインを設定する参照ライン設定手段と、前記各スライス面上において、前記各参照ラインと前記運動組織の輪郭との交点を検出する交点検出手段と、前記各スライス面上において、隣接する交点間を連結ラインで結ぶことにより多角形グラフを生成する多角形グラフ生成手段と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、多角形グラフの作成に当たって、スライス面上において所定の基準点から放射状に複数の参照ライン(エッジ検索ラインに相当)が設定される。それらは均等の角度ピッチをもって設定されるのが望ましいが、非均等のピッチを設定することも可能である。それらの本数は任意に設定できる。スライス面の場合と同様に参照ライン個数が少なければ演算量を削減でき、個数が多ければより細かい評価を行える。望ましくは、エッジ検出に先立ってスライスデータに対して組織弁別(望ましくは心壁心腔弁別)のために、二値化(あるいは反転二値化)などのエッジ抽出処理が施される。各参照ライン上のピクセルデータ(エコーデータ)が参照され、閾値判定などによってエッジが検出される。その地点が交点とされる。組織輪郭点の検出に当たっては各種の公知方法を適用することができる。各参照ライン上において交点が求められると、隣接する2つの参照ライン上で特定された2つの交点が連結ラインが結ばれる。これにより、組織輪郭を模擬した多角形グラフが構成される。組織輪郭全体を認識するためには多くの演算が必要であるが、上記構成によれば簡便に組織輪郭に相当する多角形グラフを得られる。
望ましくは、前記各スライス面ごとに前記複数の参照ラインによって複数の評価エリアが定義され、前記第1の多角形グラフは前記複数の評価エリアに属する複数の第1三角形グラフ要素の集合体として構成され、前記第2の多角形は前記複数の評価エリアに属する複数の第2三角形グラフ要素の集合体として構成され、前記各評価エリアごとに前記第1三角形グラフ要素の面積及び前記第2三角形グラフ要素の面積に基づいて運動評価値を演算する運動評価値演算手段が設けられる。
上記構成によれば、各参照エリアごとに第1三角形グラフ要素の面積及び第2三角形グラフ要素の面積から運動評価値を演算できる。その場合においては、各評価エリアごとに運動評価値を比較できるように規格化を行うのが望ましい。望ましくは、前記運動評価値は面積変化率である。なお、共通基準点から交点までの長さの変化割合などを評価値として利用することも可能である。
望ましくは、前記運動評価値演算手段は、前記各評価エリアごとに、それを定義する2つの参照ライン上の2つの交点の内で、一方の交点の水平座標と他方の交点の垂直座標とを用いて三角形グラフ要素の面積を演算する。この構成によれば、三角形の面積を求める公式を利用して簡便に三角形グラフ要素の面積を演算できる。
望ましくは、前記各スライス面上における各参照エリアごとにその運動評価値に基づいて運動異常を判定する判定手段を含む。この構成によれば、各部位の運動が運動評価値として定量化されているので、各部位の運動異常を自動判定できる。
望ましくは、前記複数のスライス面に対応する前記複数の運動評価用チャートを有するマルチチャート画像を形成する手段と、前記マルチチャート画像に対して前記運動異常が認められた特定スライス面及び特定評価エリアの少なくとも一方を識別するための処理を施す手段と、を含む。この構成によれば、マルチチャート画像上で運動異常が生じている箇所を容易に特定できる。特定スライス面だけを識別表示して運動異常箇所の判断はユーザーが行ってもよいし、更に特定評価エリアも識別表示して瞬時に運動異常箇所を認識できるようにしてもよい。複数の運動異常箇所があればそれに対応して識別表示処理が施される。その場合に異常の程度を色相変化などで表現してもよい。
望ましくは、前記運動異常が認められた特定スライス面に対応する断層画像を形成する手段と、前記断層画像に対して前記運動異常が認められた特定評価エリアを識別する処理を施して識別処理済み断層画像を表示する手段と、を含む。この構成によれば、断層画像上で運動異常箇所を認識できる。断層画像は静止画像であるのが望ましいが、リアルタイム断層画像であってもよい。
望ましくは、前記運動異常が認められた特定スライス面に対応する断面の構造を表す二次元画像と、前記特定スライス面の奥側の組織形態を表す三次元画像と、が合成された複合画像を形成する手段と、前記複合画像に対して前記運動異常が認められた特定評価エリアを識別する処理を施して識別処理済み複合画像を表示する手段と、を含む。この構成によれば、例えば、心壁断面構造のみならず心壁内面の立体形状を同時に画像化し、その画像上において運動異常箇所を識別表示できる。
(4)また、本発明は、運動組織を含む三次元空間に対して超音波を送受波する送受波手段と、前記三次元空間に対して、共通基準軸で交差する複数のスライス面を分散的に設定するスライス面設定手段と、前記超音波の送受波により得られたデータに基づいて、前記各スライス面ごとに運動組織の輪郭を模擬した多角形グラフを有する運動評価用チャートを生成するチャート生成手段と、前記複数のスライス面に対応する複数の運動評価用チャートが配列されたマルチチャート画像を形成する手段と、前記マルチチャート画像を表示する手段と、を含むことを特徴とする。
上記構成によれば、三次元空間の全体にわたって、互いに交差関係にある複数のスライス面に対応する複数の運動評価用チャートを表示できるので、それらの相互対比から、三次元空間の全体にわたって運動組織の運動の様子を容易に把握できる。
望ましくは、前記各スライス面における部分的な評価エリアごとに、前記組織運動評価用チャートの内容に基づいて運動異常の有無を判定する手段と、前記複数の運動評価用チャートの中で、前記運動異常が認められた特定の運動評価用チャートを識別表示する手段と、を含む。
以上説明したように、本発明によれば、三次元空間内の様々な断面上において心機能を評価できる。特に、その評価を簡便に行える。本発明によれば、三次元空間内の運動異常部位を容易に認識できる画像を形成できる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
以下に、図1〜図8を用いて実施形態に係る超音波診断装置における画像処理の内容について説明する。
図1には三次元空間(3D空間)10と三次元のROI(関心領域)12との関係が示されている。3D空間10は超音波ビームを二次元走査することによって形成されるものであり、ボリュームデータ空間に相当する。例えば超音波ビームを一方方向に電子走査することにより走査面が形成され、その走査面を他方方向に電子走査することによって、3D空間10が構成される。図1において、X方向は例えば超音波ビームの電子走査方向であり、Z方向は超音波ビームの方向すなわち深さ方向であり、Y方向は走査面の走査方向である。超音波ビームの電子走査方式としては電子リニア走査、電子セクタ走査などをあげることができる。超音波ビームあるいは走査面が機械的に走査されるように構成してもよい。
以上の説明から明らかなように、3D空間10は、超音波ビームの走査方式に対応した形態を有しており、図1においては立方体形状の3D空間10が示されているが、その3D空間10の形態としては角錐形状など他の形態をあげることができる。本実施形態においては、3D空間10の全体に対して超音波の送受波が行われ、これによってボリュームデータが取得されているが、後述する複数のスライス面に対してだけ超音波の送受波を行うことも可能である。
図1に示されるように、3D空間10に対して三次元のROI12が自動的に又はユーザーにより設定される。このROI12は画像処理の範囲を制限するものであり、このようなROI12を設定することにより不必要な演算を省略することができると共に、演算精度を向上できるという利点がある。図1に示されるように、ROI12は図示の例では円筒形状の形態を有しており、すなわちその中心軸である共通基準軸を中心として矩形の面を180度回転させた場合に形成される形態を有している。もちろんROI12の形態としては円筒形状の他に球形あるいはそれ以外の形態をあげることができる。後に説明するように、複数の運動評価用チャートを表示する場合、各チャートのサイズ及び形状を一致させる上では上記のような円筒形状のROI12を採用するのが望ましい。なお、そのようなROI12を設定することなく後に説明する複数のスライス面を定義するようにしてもよい。ROI12における中心軸である共通基準軸の方向及び位置はユーザーにより適宜設定されるのが望ましいが、その共通基準軸をビーム方向に一致させるようにしてもよい。
図2には、ROI12の設定方法の一例が示されている。表示画面14上には第1画像16及び第2画像18が表示される。図2に示す例において、第1画像16は図1に示した3D空間10を上方から投影して構成される投影画像であり、第2画像18は図1に示した3D空間10を正面又は横方向から投影して構成される投影画像である。投影画像の形成にあたっては、最大値法、積算法、その他のレンダリング法を利用することができる。表示画面14上には更にワイヤーフレームモデル20が表示されており、このワイヤーフレームモデル20は、3D空間を模式的に表す複数の直線によって構成された立方体形状のフレームイメージ30と、その内部に設定されるROIの外形を表すROIイメージ32とを有している。このワイヤーフレームモデル20により、ユーザーが設定しようとしているROIと3D空間との位置関係を容易に認識できる。
円筒形状のROIを設定する場合、第1画像16上において、円形のカーソル24が表示され、その位置及び大きさがユーザーにより適宜設定される。その場合、対象臓器22の全体あるいは注目する部分が取り囲まれるように、円形のカーソル24が設定される。また、第2画像18上において、上下方向に並んだライン状の2つのカーソル26,28がそれぞれ任意の高さに設定され、詳しくは、それらの間に対象組織22が含まれるようにそれぞれのカーソル26,28が設定される。ちなみに第2画像18上にはROIの側面位置を表すラインA,Bが表示され、またROIの中心軸を示す共通軸Qが表されている。一方、第1画像16上には共通基準軸が点Qとして表されている。
以上のように、第1画像16及び第2画像18上においてそれぞれのカーソルを適宜設定することによりROIの位置及び形状を任意に設定することが可能であり、その設定結果が逐次的にワイヤーフレームモデル20に反映され、それを参照することにより設定内容を空間的に確認することが可能である。上記の例では人為的に関心領域が設定されていたが、その処理を自動化することも可能である。
図3には、三次元空間に対して設定される複数のスライス面(切断面)が示されている。本実施形態では、上述したようにROIが設定されており、その範囲内において後述するグラフ作成処理が適用されているため、図3においてはROIとの関係において複数のスライス面が模式的に表されている。図3に示す例において、ROIに対しては#1〜#8までの8個のスライス面が設定されている。それらのスライス面は共通基準軸Qで互いに交差しており、放射状に分散設定されている。図3に示す例では、隣接するスライス面間のピッチはθ方向において互いに均一であるが、それを非均等に設定することも可能であり、すなわち注目する部位についてスライス面の密度をあげること等も可能である。設定されるスライス面の個数はユーザーによりあるいは自動的に設定され、その数は任意であり、例えば4〜16の範囲内の個数が設定される。いずれにしても、ROIの全体にわたって複数のスライス面を分散的に設定することにより、三次元の全体にわたって運動異常の評価を行うことが可能となる。図3に示す例では、各スライス面における中心線がそれぞれ共通基準軸Qとして一致しており、各スライス面上の後述する基準点も互いに一致することになるため、それらのスライス面に対応する複数の運動評価用チャートを形成した場合において、それらの間における座標関係を容易に認識することが可能となる。
本実施形態において、図1及び図2に示したように、ユーザーによりあるいは自動的にROI12が設定されると、図3に示したように、そこに存在する共通基準軸Qを基準として自動的に複数のスライス面が設定される。共通基準軸Qについては自動的にあるいはユーザーにより任意の傾き及び位置をもって設定することができ、その場合において共通基準軸をいずれかのビーム方位に合致させれば、それぞれのスライス面をビームの走査面に合致させることも可能であり、そのような場合には複数のスライス面に対応する複数の走査面のみを形成して無駄な超音波の送受波を排除することができる。また上記の実施形態では三次元空間の全体にわたってスライス面が一定の間隔で設けられているため不感帯が増大することを防止できるという利点がある。
次に、図4を用いて各スライス面ごとに実行される運動評価用チャートの作成処理について説明する。
図4にはスライス面が示されている。本実施形態では対象組織は左室であり、その左室内の心腔の輪郭がエッジ検出法により抽出される。符号34は収縮末期における輪郭を表しており、符号35は拡張末期における輪郭を表している。具体的には、収縮末期におけるスライス面に対応する断層画像に対して反転二値化処理などを適用することにより二値化画像が得られ、その二値化画像によって輪郭34が特定される。同様に、拡張末期における断層画像に対して反転二値化処理などを適用することにより二値化画像が得られ、その二値化画像により輪郭35が特定される。そして、それぞれの輪郭に対して以下に説明する多角形グラフ作成処理が順次適用されることになる。
原点Oは共通基準点でありその共通基準点Oは上述した共通基準軸上の中央点に相当する。その共通基準点Oから放射状に複数の参照ラインL1〜L8が設定される。各参照ラインL1〜L8はエッジ探索ラインとして機能するものであり、図4に示す例において各参照ライン間のピッチは均等であるが、そのピッチが非均等に設定されてもよい。また参照ラインの個数は自動的にあるいはユーザーにより任意に設定することができ、例えば4〜16の中の個数が選択される。図4に示す例では、L1〜L8までの8本の参照ラインが45度間隔で設定されている。各参照ラインの傾き角度が図においてφで表されている。複数の参照ラインL1〜L8により評価エリアE1〜E8が定義される。
多角形グラフの作成にあたっては、まず共通基準点Oから各参照ラインごとにそれに沿ってエッジ検出が逐次的に実行され、エッジが検出された場合にそこが交点とされる。図4に示す例において、参照ラインL1上における収縮末期の輪郭34との交点がP1で表されており、同様に参照ラインL2上における収縮末期の輪郭との交点がP2で表されている。ちなみに、拡張末期の輪郭35との関係では、参照ラインL1上において交点P3が検出され、参照ラインL2上において交点P4が検出される。
以上のように各参照ライン上において交点が求められると、隣接する参照ライン間において2つの交点を連結ラインで結ぶことにより多角形グラフが構築される。具体的には、図4に示す例において、参照ラインL1上における交点P1と参照ラインL2上における交点P2とが連結ラインr1によって結ばれる。これにより共通基準点O−交点P1−交点P2を結ぶ三角形として三角形グラフ要素が定義され、その面積はS1である。隣接する交点間の連結が各評価エリアごとに実行されると、収縮末期の輪郭34を模擬した多角形グラフR1が構成される。この多角形グラフR1は輪郭34に内接する多角形として捉えることができ、その形状が収縮末期における輪郭34の形状を表す。拡張末期においても、各参照ライン上における交点が連結ラインよって連結され、これによって多角形グラフR2が構成される。具体的には、参照ラインL1における交点P3と参照ラインL2上における交点P4とが連結ラインr2によって連結され、共通基準点O−交点P3−交点P4の3つの点を結ぶ三角形として三角形グラフ要素が定義される。その面積はS2である。多角形グラフR2は、上記の多角形グラフR1と同様に、拡張末期における輪郭35に内接する多角形として捉えることができ、複雑な形態を単純な多角形で模擬してその評価を行うことが可能である。通常、拡張末期に対応する多角形が収縮末期に対応する多角形よりも先に作成されるが、それが逆であってもよい。
上記の方法によれば、各輪郭の形態そのものを認識する必要がなく、また各評価エリアにおける面積演算も容易であるので、演算量を極端に少なくできるという利点があり、また演算を迅速化できるという利点がある。なお、上記の図4に示した手法の変形例としては、隣接する交点間を曲線などで連結する処理をあげることができる。この場合においてはスプライン補間法などを適用するのが望ましい。
図5には、三角形グラフ要素の面積の簡易演算方法が示されている。図5においては45度に開いた評価エリアE1及び評価エリアE2が拡大図として示されており、その図5は収縮末期に対応する多角形グラフR1の一部分のみを表すものである。すなわち多角形グラフR2については図示省略されている。
各交点は、図4において定義される水平座標としてのx軸上の座標と垂直座標としてのy軸上の座標とによって定義される。ここで、周知のように三角形の面積は、底辺をdとし、高さをhとした場合、(d×h)/2によって求められ、それを前提として、例えば面積S1を求める場合には、交点P1の垂直座標d1と交点P2の水平座標h1とが参照され、それらを上記の公式に代入することによって簡便に三角形要素の面積S1が求められる。これは、評価エリアE2についても同様であり、交点P2の垂直方向の座標h2と交点P5の水平方向の座標d2とを用いて三角形要素の面積を簡便に演算することができる。
すなわち、本実施形態においては、スライス面上において45度の間隔で複数の参照ラインを設定したため、複数の参照ラインにおいては1本置きに垂直軸あるいは水平軸に相当するラインが現れることになり、そのような参照ラインが三角形面積の演算における底辺を構成するため、各交点の座標要素の内で一方を利用するだけで簡便に三角形要素の面積を演算することができる。
ただし、テーブル上などに交点座標と三角形の面積との関係を格納しておいて、各交点の座標が特定された時点で瞬時に面積を求めることなども可能であり、本発明は図5に示すものには限定されない。
以上のように、本実施形態においては、各スライス面ごとに拡張末期に対応する多角形グラフと、収縮末期に対応する多角形グラフとが構成される。そこで、それらの多角形グラフを互いに座標系を一致させつつ重合することにより組織運動評価用チャートが構成される。図6には、マルチチャート画像が示されている。このマルチチャート画像は、本実施形態では8つのスライス面に対応した8つの組織運動評価用のチャート36A〜36Hを含んでいる。各チャートは、それぞれ収縮末期の多角形グラフと拡張末期の多角形グラフとを含んでいる。各チャートにはスライス面の識別記号が含まれ、またそのスライス面の回転角度が表されている。また必要に応じて三次元空間における座標軸の情報が含まれる。図6に示すマルチチャート画像と共に、例えば図3に示したような複数のスライス面の相互関係を示す図形を例えばワイヤフレームモデルなどとして併せて表示することも可能である。そのような参照画像の表示によれば、各スライス面間の位置的関係を直感的に認識できるという利点がある。図6に示されるようなマルチチャート画像をユーザーに提供すれば、例えば左室の各部位における運動の様子を容易に把握でき、またチャート間の内容の対比によって疾患部位やその広がりを容易に特定することが可能である。
本実施形態においては、各チャートにおける各評価エリアごとに収縮末期の三角形グラフ要素の面積S1と拡張末期の三角形要素のグラフ面積S2とから面積変化率が演算されており、それが運動評価値として利用されている。面積変化率は例えば(S2−S1)/S2などといった計算式によって求められる。そして、各スライス面上における各評価エリアごとに面積変化率を所定の閾値と比較することにより、運動異常の有無が判定されている。ここでその閾値は各評価エリアにおいて共通であってもよいし、各評価エリアごとに個別的にあらかじめ設定されていてもよい。このような閾値判定により運動異常が生じているスライス面(特定スライス面)及び運動異常が生じている評価エリア(特定評価エリア)を自動的に認識することができる。
本実施形態には上記のような自動認識に基づいてマルチチャート画像上において特定スライス面に対応するチャートが識別表示処理されており、図6に示す例では特定のチャートの枠が符号38で示されるようにハイライトで表示される。また特定評価エリアについては、2つの多角形グラフによって挟まれる部分が符号40,42で示されるように所定の着色をもって表示される。このような識別表示によりマルチチャート画像をユーザーが観察した場合において、運動異常が生じている面を空間的に容易に認識でき、また運動異常が生じている部位を空間的に容易に認識することができる。識別表示処理は上記のようなハイライト処理あるいは着色処理ではなく他の方法を利用するようにしてもよい。いずれにしても画像上で運動異常部位が容易に特定できるように処理するのが望ましい。なお、各チャートを形成する場合、2つの多角形グラフの背景として二次元断層画像あるいは二次元二値化画像を表示するようにしてもよい。
以上のように、図6に示すようなマルチチャート画像を画面表示することにより、対象組織である左室の半周期の動きを直感的に容易に認識することができ、特に、三角形要素の面積差として運動量を直感的に認識できるという利点がある。ちなみに、疾患によっては他の部位と逆運動する部位があるが、そのような場合には面積がマイナスの符号を有することになり、画面上においてそのような部位を識別する表示処理を適用するのが望ましい。図6に示すマルチチャート画像はその表示自体に意義があり、更に上記の自動解析を適用することによって疾病診断を支援することが可能となる。なお、上記の実施形態においては、拡張末期と収縮末期の2つの多角形グラフが示されていたが、少なくとも1つの多角形グラフを表示すれば対象組織の形態を模式的に認識して診断上役立てることが可能である。またリアルタイム処理が可能であれば多角形グラフを動画像として表示することも可能である。いずれにしても、三次元空間の全体にわたって複数のスライス面として複数の観察面を設定することにより対象臓器についてその全体の動きを容易に認識できると共に、不感帯の増大を防止して疾病部位の検出漏れを効果的に防止することが可能となる。
上記の実施形態において、2つの多角形グラフを重合表示する場合に、左室の並進運動や回転運動の影響が無視できないような場合にはそのような運動成分を検出してその運動成分をキャンセルするようにしてもよい。
本実施形態においては、図6に示したマルチチャート画像上において運動異常が認められた特定のチャート(すなわちスライス面)を指定することにより、以下に説明するような合成画像(複合画像)を形成することができ、以下に図7及び図8を用いてそれについて説明する。ここで、図7及び図8に示す例においては、角錐形状あるいは円錐形状をもった3D空間が前提とされている。角錐形状をもった3D空間は、電子セクタ走査によって形成される扇状の走査面を揺動運動させることにより形成され、一方、円錐形状をもった3D空間は電子セクタ走査によって形成される扇状の走査面をその中心軸を回転軸として回転運動させることによって形成されるものである。
図7の(A)には二値化画像40が示されている。この二値化画像40は、スライス面データによって形成されるBモード画像に対して反転二値化処理などを適用することにより形成されるものである。二値化画像40においては心壁に相当する画素の値が1とされ、心腔に相当する画素の値が0とされている。ちなみに、この二値化画像40は、図4に示した多角形グラフの作成処理にあたって利用された二値化画像であってもよいし、それとは別に改めて作成された画像であってもよい。ここで、二値化画像40は所定の時相に対応する画像であり、例えば拡張末期に対応する画像である。
図7の(B)にはマスク画像42が示されている。マスク画像42は、運動異常が判定された評価エリアを特定する画像である。図7の(B)に示す例では、評価エリアE7が運動異常が認められた評価エリアとして認定されており、そのエリア内に属する画素の値に1が与えられ、それ以外の画素には0が与えられている。なお、図7に示す例ではマスク画像42の外縁がROIによって画定されている。
図7の(C)に示されるように、二値化画像40とマスク画像42との間で各画素ごとにアンド条件をとることにより、運動異常の部位を特定する画像として着色画像44が生成される。すなわち着色画像44における着色部分44aは、二値化画像40において心壁に相当し、かつ、マスク画像42において運動異常が判定された評価エリアに属するものである。そして、現在注目しているスライス面に対応するBモード画像上に着色画像44を合成することにより合成画像46が形成される。例えば白黒の断層画像上において赤色あるいはオレンジ色などの所定の色相により運動異常部位が識別表示される。この場合において、必要に応じて複数の評価エリアを表す複数の参照ラインをグラフィック画像として合成表示するようにしてもよい。また合成画像46の表示の際に現在注目しているスライス面を三次元空間上で特定するためのワイヤフレームモデルなどのガイダンス表示を合わせて行うようにしてもよい。図7に示す合成画像46において、Bモード画像は静止画像であるが、それが動画像であってもよい。
図7の(D)に示すような合成画像46を表示することにより、例えば左室における運動異常が生じている心壁部分を明瞭に表現することができ、例えば心筋梗塞などの発生部位を容易に特定できるという利点がある。運動異常の程度に応じて着色する色相を変化させてもよく、またその輝度を変化させてもよい。
図7に示す表示例においては二次元断層画像上において運動異常部位が着色表現されていたが、図8に示すような複合画像上において運動異常部位を着色表現するようにしてもよい。すなわち、図8においては、Bモード断層画像と三次元画像とを合成した合成画像50が示されている。すなわち、スライス面に相当するBモード断層画像50Aと、心腔に相当する部分が奥行き感をもって表現された三次元画像50B,50C,50Dとして表現されている。そして、このような解剖学的な表現形態において運動異常部位が上述した手法を利用して着色部分52として識別表示される。ちなみに、例えばボリュームレンダリング法やサーフェイス法などを利用して形成される三次元画像において臓器の表面上に着色を施すことにより運動異常部位を識別表現することも可能である。
次に、図9を用いて本実施形態に係る超音波診断装置の構成例を説明する。
3Dプローブ60は図9に示す例において2Dアレイ振動子を有している。2Dアレイ振動子は複数の振動素子を二次元配列したものである。超音波ビームを一方方向に電子走査することにより走査面が形成され、その走査面を他方方向に電子走査することにより上記の3D空間が構成される。もちろん、複数の走査面と複数のスライス面とが合致するような関係にある場合には、三次元空間の全体に対する超音波ビームの走査を行うことなく、複数のスライス面に対応する複数の走査面についてのみ超音波ビームの走査を行ってもよい。電子走査方式としては、例えば電子セクタ走査、電子リニア走査などをあげることができる。1Dアレイ振動子によって走査面を形成し、その1Dアレイ振動子を並行運動あるいは揺動運動させて機械的に走査面の移動を行わせるようにしてもよい。3Dプローブ60は、通常は体表面上に当接して用いられるものであるが、食道や血管などの体腔に挿入して用いられるものであってもよい。
送受信部62は、送信ビームフォーマー及び受信ビームフォーマーとして機能する。送信部62によって複数の振動素子に対して送信信号が供給され、これによって送信ビームが形成される。一方、複数の振動素子から出力される複数の受信信号は送受信部62において整相加算処理され、その整相加算後の受信信号が3Dメモリ64へエコーデータとして出力される。3Dメモリ64は、図9に示す例において、超音波の送受波が行われる3D空間に対応した三次元の記憶空間を有しており、各エコーデータはそれが取得された空間的位置に対応するアドレスに格納される。3Dメモリ64上にはいわゆるボリュームデータが格納されることになる。
Bモード画像形成部66は、制御部76の制御の下、指定された任意断面あるいはスライス面上のエコーデータに基づき二次元断層画像としてのBモード画像を形成する。その画像データは表示処理部72へ出力される。3D画像形成部68は、3Dメモリ64上に格納されたボリュームデータに基づき、例えばボリュームレンダリング法などを利用して三次元の超音波画像すなわち3D画像を形成する。その画像データは表示処理部72へ出力される。例えば図8に示した表示形態を採用する場合、三次元画像に相当する画像部分はこの3D画像形成部68によって形成される。
心壁運動解析部70は、3Dメモリ64から読み出される各スライス面に対応するスライス面データに基づいて上記のような運動評価用チャートを作成する機能を有する。これについては後に詳述する。制御部76は図9に示される各構成の動作を制御している。制御部76には操作パネル78が接続されており、ユーザーはその操作パネル78を利用して各種の入力や設定を行うことができる。制御部76には心電計80からの心電信号が入力されており、その心電信号に基づいて心拍周期における各時相を認識することができる。
心壁運動解析部70について以下に詳述する。そこに含まれる各構成はハードウエアによりあるいはソフトウエアの機能として実現される。ROI設定部82は、3D空間に対して三次元のROIを設定する手段である。ROIをユーザーによって指定する場合には、図2に示したような画像が表示部74に表示され、操作パネル78を利用してユーザーによってROIが指定される。ちなみに図9においてはROIの指定に際して表示する投影画像を形成するモジュールなどについては図示省略されている。三次元空間上において三次元の形態を直接的に指定することは難しいが、図2に示したような互いに直交する2つの投影画像を同時表示し、それらの上でROIの形状及び位置を指定すれば、対象組織との関係において三次元のROIを適切かつ容易に設定できるという利点がある。
フレーム抽出・処理部84は、図3に示したように、ROIと共に指定される共通基準軸で交差する複数のスライス面を自動的に定義し、各スライス面ごとに3Dメモリ64からスライス面データを読み出して、各スライス面データに対して画像処理を実行するモジュールである。上述したように、収縮末期及び拡張末期において各スライス面データが読み出されている。それに対応して3Dメモリ64上に収縮末期のボリュームデータと拡張末期のボリュームデータとを共に格納させてもよいし、いずれか一方の時相のボリュームデータを格納してそれに対して必要な処理を実行した後に、3Dメモリ64上に他の時相のボリュームデータを格納し、それに対して同様の処理を実行するようにしてもよい。フレーム抽出・処理部84は、読み出されたスライス面データに対して反転二値化処理などを適用し、すなわち心壁に相当する画素に対して1を付与し、その一方において心腔に相当する画素に対して0を付与し、これによって二値化画像を構成する。作成された二値化画像は必要に応じてメモリ85上に格納しておいてもよい。すなわち図7に示した着色画像44を作成する場合に必要な二値化画像をメモリ85上に保存しておいてもよい。
多角形グラフ作成部86は、図4に示した手法に基づいて収縮末期に対応する多角形グラフ及び拡張末期に対応する多角形グラフを作成する。いずれか一方が先行して作成される場合、先に作成された多角形グラフを表すデータはバッファメモリ88上に一旦格納される。多角形グラフ作成部86は、図4を用いて説明したように、各スライス面上において共通基準点から複数の参照ラインを放射状に設定し、各参照ライン上において輪郭との交点を検出し、複数の交点を相互に連結することによって多角形グラフを作成するものである。
面積変化率演算部90は、各スライス面ごとに、収縮末期の多角形グラフと拡張末期の多角形グラフとの間の差分を演算することにより、各評価エリアごとに面積変化率を運動評価値として演算する。すなわち、面積変化率演算部90は、図4に示したチャートを作成し、またそのチャートの内容を解析するモジュールである。
異常判定部92は、各スライス面上における各評価エリアごとに面積変化率を所定の閾値αと比較することによって運動異常が生じている評価エリアすなわち異常部位を判定する。この場合において閾値αは固定値であってもよいが、スライス面に応じてあるいは評価エリアに応じて変動させる値であってもよい。通常は、規格化されている面積変化率に対して一定の固定値としてのαが比較され、そのαよりも面積変化率が下回った場合、運動異常と判定する。その判定結果を表す情報は図9に示す構成例において制御部76、マルチチャート画像形成部94、着色合成画像形成部96、着色複合画像形成部98に送られている。なお、運動異常の判定を自動的に行うのではなく、マルチチャート画像上において各チャート間における対比からユーザーによって運動異常が生じているスライス面や評価エリアを指定させるようにしてもよい。
マルチチャート画像形成部94は、図6に示したマルチチャート画像を形成する。すなわち各スライス面における各時相ごとに作成された多角形グラフを各スライス面ごとに重合合成し、複数のチャートをアレイ状に配列することによりマルチチャート画像を作成する。その画像データは表示処理部72へ送られる。
着色合成画像作成部96は、図7に示した合成画像46を作成するモジュールであり、すなわちBモード画像に対して着色画像を合成処理し、これによって合成画像を形成している。着色画像は上述のように二値化画像及びマスク画像の組合せによって生成される。Bモード画像はBモード画像形成部66によって形成される。着色合成画像形成部96によって形成された合成画像の画像データは表示処理部72へ出力される。
着色複合画像形成部98は、図8に示したB−3D合成画像を複合画像として形成する。それに際して必要な3D画像は3D画像形成部68によって形成され、またBモード画像はBモード画像形成部66によって形成され、着色部分を表す着色画像については着色複合画像形成部98自身によって生成される。形成された画像の画像データは表示処理部72へ出力される。
表示処理部72は、入力された画像データを表示部74へ出力する機能を有し、その場合に必要に応じてグラフィック画像100を合成する。表示部74には所定の画像が表示される。
上記の実施形態によれば、3D空間に対して一定の関係をもって複数のスライス面を設定し、各スライス面ごとに対象組織の運動を評価することができるので、3D空間全体にわたって運動異常の計測を行えるという利点がある。換言すれば、計測を行えない空間が増大してしまう問題を効果的に防止できるという利点がある。また図3に示したような空間的な関係をもって複数のスライス面を設定することにより、マルチチャート画像を表示した場合において、各チャート間における空間的な位置関係を容易に認識できるという利点がある。すなわち、各チャート間において共通基準軸及び共通基準点がそれぞれ一致しているため異常部位の位置、程度及びその空間的な広がりなどを容易に認識できる。また上記実施形態においては、各スライス面上において複数の評価エリアを設定し、各評価エリアごとに運動異常の評価を自動的に行えるので、疾病診断を効果的に支援できるという利点がある。また特に定量的な評価を行えるので、疾病診断に役立つ情報を提供できるという利点がある。また必要に応じて図7や図8に示したような詳細画像を表示することにより生体組織の構造あるいは形態との関係において運動異常部位を容易に特定できるという利点がある。本実施形態においては組織の輪郭を模擬する多角形を演算の基礎とできるので、演算量を低減できると共にその演算を迅速化できるという利点がある。
3D空間と三次元のROIとの関係を示す図である。 ROIの設定方法を説明するための図である。 複数のスライス面の位置的な関係を示す図である。 多角形グラフの作成処理を説明するための図である。 三角形グラフ要素の面積演算を説明するための図である。 複数の運動評価用チャートを含むマルチチャート画像を示す図である。 Bモード画像と着色画像とが合成された合成画像の作成方法を説明するための図である。 Bモード画像と三次元画像と着色画像が合成された合成画像を示す図である。 本実施形態に係る超音波診断装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 3D空間、12 ROI(関心領域)、36A〜36H 運動評価用チャート、46 合成画像、50 B−3D合成画像、70 心壁運動解析部、82 ROI設定部、84 フレーム抽出・処理部、86 多角形グラフ作成部、90 面積変化率演算部、92 異常判定部、94 マルチチャート画像形成部、96 着色画像形成部、98 着色複合画像形成部。

Claims (18)

  1. 運動組織を含む三次元空間に対して超音波を送受波する送受波手段と、
    前記三次元空間に対して複数のスライス面を設定するスライス面設定手段と、
    前記超音波の送受波により得られたデータに基づいて、前記各スライス面ごとに第1及び第2の時相における運動組織の輪郭を模擬した第1及び第2の多角形グラフを有する運動評価用チャートを生成するチャート生成手段と、
    を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記スライス面設定手段は、共通基準軸上で互いに交差する複数のスライス面を設定することを特徴とする超音波診断装置。
  3. 請求項2記載の装置において、
    前記各スライス面上に設定されるグラフ原点は前記共通基準軸上の共通基準点であることを特徴とする超音波診断装置。
  4. 請求項1記載の装置において、
    前記三次元空間に対して三次元の関心領域を設定する関心領域設定手段を含み、
    前記関心領域内において前記各スライス面ごとに前記第1及び第2の多角形グラフを生成する処理が実行されることを特徴とする超音波診断装置。
  5. 請求項4記載の装置において、
    前記関心領域設定手段は、
    前記三次元空間を反映した複数の二次元画像を形成する手段と、
    前記複数の二次元画像上で前記関心領域の位置及び形状を定義する手段と、
    を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  6. 請求項4記載の装置において、
    前記関心領域は共通基準軸を中心軸とした円筒形状の領域であり、
    前記複数のスライス面は前記共通基準軸上で互いに交差することを特徴とする超音波診断装置。
  7. 請求項1記載の装置において、
    前記運動組織は心臓であり、
    前記第1の時相は拡張末期に相当し、前記第2の時相は収縮末期に相当することを特徴とする超音波診断装置。
  8. 請求項1記載の装置において、
    前記複数のスライス面に対応する前記複数の運動評価用チャートを有するマルチチャート画像を表示する手段を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  9. 請求項1記載の装置において、
    前記チャート生成手段は、
    前記各スライス面上において、基準点から放射状に複数の参照ラインを設定する参照ライン設定手段と、
    前記各スライス面上において、前記各参照ラインと前記運動組織の輪郭との交点を検出する交点検出手段と、
    前記各スライス面上において、隣接する交点間を連結ラインで結ぶことにより多角形グラフを生成する多角形グラフ生成手段と、
    を有することを特徴とする超音波診断装置。
  10. 請求項9記載の装置において、
    前記各スライス面ごとに前記複数の参照ラインによって複数の評価エリアが定義され、
    前記第1の多角形グラフは前記複数の評価エリアに属する複数の第1三角形グラフ要素の集合体として構成され、
    前記第2の多角形は前記複数の評価エリアに属する複数の第2三角形グラフ要素の集合体として構成され、
    前記各評価エリアごとに前記第1三角形グラフ要素の面積及び前記第2三角形グラフ要素の面積に基づいて運動評価値を演算する運動評価値演算手段が設けられた、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  11. 請求項10記載の装置において、
    前記運動評価値は面積変化率であることを特徴とする超音波診断装置。
  12. 請求項10記載の装置において、
    前記運動評価値演算手段は、前記各評価エリアごとに、それを定義する2つの参照ライン上の2つの交点の内で、一方の交点の水平座標と他方の交点の垂直座標とを用いて三角形グラフ要素の面積を演算することを特徴とする超音波診断装置。
  13. 請求項10記載の装置において、
    前記各スライス面上における各参照エリアごとにその運動評価値に基づいて運動異常を判定する判定手段を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  14. 請求項13記載の装置において、
    前記複数のスライス面に対応する前記複数の運動評価用チャートを有するマルチチャート画像を形成する手段と、
    前記マルチチャート画像に対して前記運動異常が認められた特定スライス面及び特定評価エリアの少なくとも一方を識別するための処理を施す手段と、
    を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  15. 請求項13記載の装置において、
    前記運動異常が認められた特定スライス面に対応する断層画像を形成する手段と、
    前記断層画像に対して前記運動異常が認められた特定評価エリアを識別する処理を施して識別処理済み断層画像を表示する手段と、
    を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  16. 請求項13記載の装置において、
    前記運動異常が認められた特定スライス面に対応する断面の構造を表す二次元画像と、前記特定スライス面の奥側の組織形態を表す三次元画像と、が合成された複合画像を形成する手段と、
    前記複合画像に対して前記運動異常が認められた特定評価エリアを識別する処理を施して識別処理済み複合画像を表示する手段と、
    を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  17. 運動組織を含む三次元空間に対して超音波を送受波する送受波手段と、
    前記三次元空間に対して、共通基準軸で交差する複数のスライス面を分散的に設定するスライス面設定手段と、
    前記超音波の送受波により得られたデータに基づいて、前記各スライス面ごとに運動組織の輪郭を模擬した多角形グラフを有する運動評価用チャートを生成するチャート生成手段と、
    前記複数のスライス面に対応する複数の運動評価用チャートが配列されたマルチチャート画像を形成する手段と、
    前記マルチチャート画像を表示する手段と、
    を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  18. 請求項17記載の装置において、
    前記各スライス面における部分的な評価エリアごとに、前記組織運動評価用チャートの内容に基づいて運動異常の有無を判定する手段と、
    前記複数の運動評価用チャートの中で、前記運動異常が認められた特定の運動評価用チャートを識別表示する手段と、
    を含むことを特徴とする超音波診断装置。
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