JP2006141493A - イオン導入器 - Google Patents

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Abstract


【課題】本発明は、利用者が電撃によるショックを受けることのないイオン導入器を提供することを目的とするものである。
【解決手段】イオン導入電極2,3に可変電流源1よりイオン導入のために供給される供給電圧と重畳して交流信号源4より微弱な交流電圧を加え、流れる交流電流を電流センサ7により検知することにより電極と皮膚との接触状態を監視し、検知された交流電流のレベルが基準値以下で不完全接触を判断された場合にはイオン導入のための供給電圧を低下、もしくは遮断するように制御器8により制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、人の皮膚表面から電極を介して微弱電流を流し込み、皮膚の健康状態や滑らかさ等を改善することを目的とした電子式美顔器等の所謂イオン導入器(以下、単に「イオン導入器」と称する。)に関するものである。
従来、この種の器具として、顔や腕の皮膚表面に貼付した電極や手のひらに握った電極、あるいは第三者が把持して被処置者に押し当てた電極を介して微弱な直流電流、あるいは断続的なインパルス電流を流し込む形式のものが知られている。
これらイオン導入器は、流す電流がプラスかマイナスかによって以下のように大別される。
1.マイナス電流の通電
皮膚の表面に微弱なマイナス電流を流すことによって、皮下のプラスイオンを増加させて皮膚を活性化することができる。また、同時に、プラスに帯電した汚れ(例えば、毛穴や皮膚の中に潜むダニの死骸片、タバコの煙成分、排ガス成分、古い角質、花粉、粉塵、カビ)のクレンジング作用を有する。
2.プラス電流の通電
これとは逆に、皮膚の表面に微弱なプラス電流を流すことによって、皮下のマイナスイオンを増加させて鎮静効果を発揮させることができる。また、同時に、毛穴を広げ、マイナスに帯電した汚れ(例えば、毛穴や皮膚の中に入り込んだ化粧品成分、ほこり、老廃物)を取り除き、沈静化することが可能である。
3.プラスとマイナスの微弱電流の通電
皮膚表面に、例えば500回/秒の速さでプラスとマイナスの微弱電流を交互に流した場合には、皮膚組織に無刺激マッサージ効果が付与され、汚れの除去と同時に、血行が促進され、小ジワの改善、新陳代謝促進、肌のハリ改善の効果が得られ、また、筋肉の緊張緩和作用によって肌の柔軟化等の効果が得られる。
また、流す電流が直流か交流かで大別すれば、これらイオン導入器は下記のとおり大きく4つに分類される。
1.連続直流タイプ
最初に開発されたイオン導入器であるが、連続して直流を流すので皮膚の分極が起こり、そのため皮膚刺激や火傷するという欠点があった。
2.パルス直流タイプ
連続直流型イオン導入の欠点を改善するために開発されたものである。一般的に、皮膚にはコンデンサーとしての性質があるため、電圧をかけると電荷が貯まりすぎて、薬物等の通過を妨げてしまう傾向がある。これを防ぐため、一定時間電流を流しては止めて貯まった電流を放電し、そしてまた断続的に電気を流すというのがパルス直流型である。これによって、イオントフォレーシスとして使用した場合には、電気が流れやすくなり薬物が導入されやすくなるといわれている。
3.パルス脱分極直流タイプ
パルス脱分極直流型は、皮膚での分極による電気効率の低下をさらに抑える為に、積極的に脱分極させることで、皮膚刺激を抑制することを目的として開発されたものである。上記2つの形式に比べて皮膚刺激が少なく、さらに多くの電流が流せるという効果がある。
4.交流タイプ
プラスとマイナスの電流を交互に流すタイプであって、肌への刺激が少ないのを特徴とする。
また、イオン導入器はイオントフォレーシスとしても知られている。イオントフォレーシスは,電気泳動の原理を応用した薬剤投与法の1つである。皮膚表面にプラスとマイナスの両極のパットを装着し電圧をかけると,マイナス極のパットに添加された薬物はイオン化し,角質層・表皮を透過して,真皮層まで到達することを利用したものである。
このようなイオン導入器の具体例としては、例えば、クレンジング段階及び栄養供給段階では1000−1500Hzの範囲の周波数のガルバニック電流を発生し、マッサージ段階及びリフテイング段階では1500−2000Hz程度のガルバニック電流
を発生するように低周波発生部を制御する制御部を備えるイオン導入器(特許文献1参照)や、施術部位の皮膚に有効成分のイオンを導入するためのイオン導入電極と、該イオン導入電極を介して施術部位の皮膚に超音波振動を付与する超音波振動子とを有する長期間連用しても皮膚にトラブルを発生しない安全であり且つ充分な効果を短時間で得られる電子美肌器(特許文献2参照)等が知られている。
特開2004−209205号 特開2001−259045号
しかしながら、従来のイオン導入器は、電流を皮膚に流すため、時に電撃等の刺激、苦痛を使用者に与えるという欠点があった。
また、使用者に皮膚損傷があった場合、傷の部分は電流が流れやすくその分皮膚が損傷しやすいため、注意が必要であった。
加えて、皮膚の電気抵抗には個人差があり、体調や気候によっても変動するため、所望の電流を流し込むために印加する電圧も様々に変化させねばならず、時としてかなり高い電圧値が設定されたままイオン導入処置を終了することがあり、時間をおいて次の処置を始めたときや、同一イオン導入器を他人が使用した後の使い始めにおいて、痛みを伴う電撃を受けることがあった。特に、電極が皮膚表面に接触し始める瞬間、および、離れようとする瞬間、電極との接触面積が小さくなる結果、電流集中が起こり、電撃を受けやすい欠点があった。
そこで、本発明は、利用者が電撃によるショックを受けることのないイオン導入器を提供することを目的とするものである。
本発明者は、上記課題を克服すべく鋭意検討をした結果、検知手段から出力される検知信号に基づいて前記電源の供給電圧を制御する制御手段を採用することにより、電撃によるショックを受けることのないイオン導入器を完成した。
即ち、本発明にかかるイオン導入器は、人体の皮膚表面に貼付される一対の電極と、一対の電極の間に可変電流を供給する電源とを備えたイオン導入器において、前記電極間に交流電圧を重畳する交流信号源と、交流信号源により印加される交流電流を検知する検知手段と、検知手段から出力される検知信号に基づいて前記電源の供給電圧を制御する制御手段とを備えていることを特徴とするものである。
本発明によるイオン導入器は、同一電流値による電撃の場合、直流による電撃よりも交流の電撃の方が痛みが小さいこと、および、直流による皮膚抵抗の測定では皮膚表面のイオンの挙動が大きく影響し測定が不安定になりやすいのに対し、交流では影響が小さく、皮膚抵抗を測定しやすい性質を利用するものである。
本発明によるイオン導入器では、イオン導入のために電源から供給される供給電圧に重畳して交流信号源から電極間に所望の交流電流を印加し、流れる交流電流を検知手段により検知することにより電極と皮膚との接触状態を監視し、検知手段から出力される検知信号に基づいて制御手段によりイオン導入のための供給電圧を制御して電撃によるショックが生じないようにする。例えば、供給電圧を低下させるか、あるいはこれを遮断する。
すなわち、電極と皮膚との間の接触が不完全な場合には、電流のレベルが通常よりも低下するため、交流電流を検知することで確実に接触不良を検知することができる。そして、交流電流のレベルが通常より低下している場合には供給電圧を低下又は遮断することで、高電圧が電極に印加されることがなくなり、電撃によるショックが発生することが確実に防止される。
図1は、本発明に係る実施形態に関する回路ブロック構成図である。図において1はイオン導入のための可変電流源、2,3は板状、棒状、網目状などの様々な形態のイオン導入電極、4はイオン導入電極間に交流電圧を印加するための交流信号源、5,6は直流、および低周波を遮断するためのコンデンサ、7は電流を計測するための電流センサ、8は制御器で、電流センサの出力を検波する手段、検波出力を基準値と比較して基準値との差異を検出する誤差増幅器等から構成される。9は可変電流源1を制御するための制御出力線である。ここで、電流センサ7が検知手段に、制御器8が制御手段に相当する。
図1の装置の使用開始する場合、図示しない電源スイッチをオンすると、交流信号源4から交流電流が電極2,3に供給されるようになる。一方、制御器8は、可変電流源1に対して供給電圧が発生しないように制御信号を送信する。そして、交流信号4から供給された交流電流のレベルを電流センサ7が検知し、検知信号を制御器8に送信する。制御器8では、送信された検知信号を誤差増幅器等の比較回路を用いて基準値と比較し、基準値を超えたか否か判定する。基準値を超えたと判定された場合には、制御器8は可変電流源1に対して供給電圧を発生させるように制御信号を送信する。
したがって、電流センサ7で検知される交流電流が基準値以上のレベルになったと判定されてから供給電圧が発生するようになるため、電極が皮膚に十分密着して電気的な導通状態が確保されてから供給電圧が電極に印加されるようになり、接触不良による電撃ショックを確実に防止することができる。
また、装置の使用中に電極が剥れたり、使用終了後に電極を剥がす際に電撃ショックが発生するおそれがあるが、電極が皮膚から剥れると電気的な導通状態が悪化して交流電流のレベルが低下するため、基準値よりも低下すると制御器8から可変電流源1に対して供給電圧の供給を停止するよう制御信号が送信され、直ちに供給電圧が遮断されて電撃ショックの発生が防止される。
交流信号源から印加される交流電圧及び交流電流としては、イオン導入器分野において通常に採用される電圧、電流であればよく、特に制限されるものではない。
なお、上記の例では、電流センサ7で検知される交流電流が基準値以上にならないと供給電圧を供給しないようにしているが、供給電圧を電撃レベルの発生しない低いレベルの電圧に低下させて供給するようにしてもよい。
本実施形態によれば、使い始めや皮膚への電極の接触状態が不安定な状態でも電撃を受けることなく、かつ、皮膚の状態の変動に追随して所望の電流を流すことができる
図2は本発明に係る別の実施形態に関する回路ブロック構成図を示している。図において、10は電流測定のために挿入されたシャント抵抗器、11はADコンバータおよびDAコンバータを内蔵したマイクロプロセッサ、12,13はシャフト抵抗器10とマイクロプロセッサ11のADコンバータ入力端子とを交流結合させるためのコンデンサ、14はイオン導入電極2,3に加わるイオン導入電圧の極性を反転させるためのスイッチマトリックスである。15はスイッチマトリックスを作動させるための制御信号線で、マイクロプロセッサにより制御される。
このような構成において、シャント抵抗器10の両端に発生した電圧をマイクロプロセッサの二つのADコンバータ入力端子に導き、内部でAD変換した後、その差を演算することにより、イオン導入電極間に流れる交流電流値を検知することができ、その計測値に応じてDAコンバータを経由して可変電流源1の制御線9を制御する。
本発明に係る実施形態に関する回路ブロック構成図である。 本発明に係る別の実施形態に関する回路ブロック構成図である。
符号の説明
1 可変電流源
2,3 イオン導入電極
4 交流信号源
5,6 コンデンサ
7 電流センサ
8 制御器
9 制御線
10 シャント抵抗器
11 マイクロプロセッサ
12,13 コンデンサ
14 スイッチマトリックス
15 スイッチマトリックス制御信号線

Claims (1)

  1. 人体の皮膚表面に貼付される一対の電極と、一対の電極の間に可変電流を供給する電源とを備えたイオン導入器において、前記電極間に交流電圧を重畳する交流信号源と、交流信号源により印加される交流電流を検知する検知手段と、検知手段から出力される検知信号に基づいて前記電源の供給電圧を制御する制御手段とを備えていることを特徴とするイオン導入器。
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