JP2006141168A - Power conversion apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、主回路スイッチング素子に環流ダイオードが逆並列接続された構成の電力変換装置に関する。 The present invention relates to a power conversion device having a configuration in which a freewheeling diode is connected in reverse parallel to a main circuit switching element.
例えばインバータ装置には、図15に示すように、MOSFETSu〜SwおよびSx〜Szに逆並列に環流ダイオードDu〜DwおよびDx〜Dzを接続した構成のものがある。この構成の場合、MOSFETSu〜SwおよびSx〜Szがターンオフすると、負荷Mに蓄えられた電流エネルギーが環流ダイオードDu〜DwおよびDx〜Dzを通して環流する。 For example, as shown in FIG. 15, an inverter device includes a configuration in which freewheeling diodes Du to Dw and Dx to Dz are connected in reverse parallel to MOSFETs Su to Sw and Sx to Sz. In the case of this configuration, when the MOSFETs Su to Sw and Sx to Sz are turned off, the current energy stored in the load M is circulated through the freewheeling diodes Du to Dw and Dx to Dz.
この場合、例えば環流ダイオードDxに順方向電流Iaが流れているときにMOSFETSuがオンすると、環流ダイオードDxの両端にPN間電圧(いわゆる直流リンク電圧)が逆バイアスとして加わり、図16に示すように、環流ダイオードDxに残留電荷によって逆方向電流が流れた後に環流ダイオードDxが遮断する。このため、PN間電圧と逆方向電流とによって環流ダイオードDxに大きな損失が生じるので、放熱器を大形化する必要があった。 In this case, for example, when the MOSFET Su is turned on when the forward current Ia flows through the freewheeling diode Dx, a voltage between PNs (so-called DC link voltage) is applied as a reverse bias to both ends of the freewheeling diode Dx, as shown in FIG. After the reverse current flows through the freewheeling diode Dx due to the residual charge, the freewheeling diode Dx is cut off. For this reason, since a large loss occurs in the freewheeling diode Dx due to the voltage between the PN and the reverse current, it is necessary to increase the size of the radiator.
そこで、逆電圧印加回路を設け、環流ダイオードを遮断するにあたって、逆電圧印加回路から環流ダイオードに小さな逆電圧を印加し、環流ダイオードの逆回復が逆電圧印加回路の低電圧直流電圧電源によって引起されるようにし、環流ダイオードで生じる損失を低減するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。 Therefore, when a reverse voltage application circuit is provided and the freewheeling diode is cut off, a small reverse voltage is applied from the reverse voltage application circuit to the freewheeling diode, and reverse recovery of the freewheeling diode is caused by the low voltage DC voltage power supply of the reverse voltage application circuit. In some cases, the loss generated in the freewheeling diode is reduced (for example, see Patent Document 1).
図17は逆電圧印加回路を備えた従来の電力変換装置の回路図である。図17において、直流電圧源1は3相交流電源を整流してなるものであり、直流電圧源1の正側直流母線1aと負側直流母線1bとの間には、平滑用のコンデンサ2、インバータ主回路3が接続されている。インバータ主回路3は、主回路スイッチング素子に相当するMOSFET4u〜4w、4x〜4zを3相ブリッジ接続してなるものであり、MOSFET4u〜4w、4x〜4zのコレクタとエミッタとの間には環流ダイオード5u〜5w、5x〜5zが逆並列に接続され、インバータ主回路3の出力側には負荷6(例えばモータ)が接続されている。
FIG. 17 is a circuit diagram of a conventional power converter provided with a reverse voltage application circuit. In FIG. 17, a
各々の環流ダイオード5u〜5w、5x〜5zには逆電圧印加回路7が接続されている。これら各逆電圧印加回路7は、直流電圧源1より電圧値が低い低電圧直流電圧電源8を有するものであり、MOSFET4u〜4w、4x〜4zのコレクタとエミッタとの間には低電圧直流電圧電源8の電源ライン8a、8bが各々接続されている。
A reverse
各逆電圧印加回路7はベースドライブ回路9を有し、ベースドライブ回路9の電源ライン9a、9bは低電圧直流電圧電源8の電源ライン8a、8bに接続されており、図示省略のスイッチングタイミング生成回路から、ベースドライブ回路9にドライブ信号SGu〜SGw、SGx〜SGzが出力されると、ベースドライブ回路9が低電圧直流電圧電源8からの電源により駆動し、MOSFET4u〜4w、4x〜4zをオンする。
Each reverse
各逆電圧印加回路7は、逆電圧印加スイッチング素子に相当するMOSFET17を有しており、MOSFET17は、低電圧直流電圧電源8の電源ライン8aに介在され、MOSFET4u〜4w、4x〜4zより耐圧が低いものが選定されている。このMOSFET17は、環流ダイオードの逆回復時にオンする。
Each reverse
各逆電圧印加回路7は、ダイオード13およびコンデンサ14を有し、これら各ダイオード13およびコンデンサ14は、低電圧直流電圧電源8の電源ライン8aに並列接続され、MOSFET4u〜4w、4x〜4zがオンされているときには、各低電圧直流電圧電源8からダイオード13を通してコンデンサ14に充電される。これによりコンデンサ14にはベースドライブ回路18の駆動用電源を充電する。電源ライン8a、8b間にはコンデサ15が接続され、電源ライン8aにはダイオード19が直列接続されている。また、電源ライン8a、8b間にはダイオード16が接続されている。
Each reverse
ベースドライブ回路18の電源ライン18a、18bは、コンデンサ14の両端子に接続されており、インバータ主回路3のA、B、C点の電位に基づいてドライブ信号を出力する図示省略の電位判別回路から、ベースドライブ回路18にドライブ信号SGru〜SGrw、SGrx〜SGrzが出力されると、ベースドライブ回路18がコンデンサ14の充電電力により駆動しMOSFET17をオンする。これにより、低電圧直流電圧電源8からMOSFET17を通して直流電圧源1より小さな逆電圧が環流ダイオード5u〜5wおよび5x〜5zに印加される。
ところが、このような従来のものでは、環流ダイオードの逆回復時に逆電圧印加回路7を動作させるには、インバータ主回路3のA、B、C点の電位を検出し、主回路電流の向きを判定する必要があるので電圧検出器が必要となる。環流ダイオードの逆回復時に、一時的に主回路の電流が逆電圧印加回路の低電圧直流電圧電源8に流れるので、補助電源の電圧変動が大きくなる。すなわち、環流ダイオードの逆回復時には、環流ダイオードに流れている電流を逆電圧印加回路7により流れないようにするので、環流ダイオードに流れていた電流が一時的に逆電圧印加回路に流れ込み、逆電圧印加回路の低電圧直流電圧電源8を通って環流ダイオードをバイパスする回路が形成される。このため、逆電圧印加回路の低電圧直流電圧電源8の電圧変動が大きくなる。その結果、逆電圧印加回路の低電圧直流電圧電源8の電流容量を大きくする必要がある。
However, in such a conventional device, in order to operate the reverse
本発明の目的は、環流ダイオードを流れる電流の向きを検出するための検出器を設けることなく環流ダイオードの逆回復を適正に行うことができ、しかも環流ダイオードの逆回復時に逆電圧印加回路の補助電源に流れる主回路電流を抑制できる電力変換装置を提供することである。 An object of the present invention is to properly perform reverse recovery of the freewheeling diode without providing a detector for detecting the direction of the current flowing through the freewheeling diode, and to assist the reverse voltage application circuit during reverse recovery of the freewheeling diode. An object of the present invention is to provide a power converter that can suppress a main circuit current flowing in a power source.
本発明の電力変換装置は、直流電圧源に直列接続され負荷に電力を供給する二個一組の主回路スイッチング素子と、これら各主回路スイッチング素子に逆並列接続された環流ダイオードと、これら各環流ダイオードが遮断するにあたって、前記直流電圧源より小さな逆電圧を各環流ダイオードに印加する逆電圧印加回路とを備え、前記逆電圧印加回路は、前記直流電圧源より電圧値が低い補助電源と、前記環流ダイオードの逆回復時にオンし前記主回路スイッチング素子より耐圧が低い逆電圧印加スイッチング素子と、前記環流ダイオードより逆回復時間が短く高速な補助ダイオードとの直列接続にて構成され、二個一組の主回路スイッチング素子を互いにオン状態とオフ状態とを切替える際に両主回路スイッチング素子をともにオフする短時間の休止期間を有して前記主回路スイッチング素子を切り替える主回路スイッチング制御回路と、前記主回路スイッチング素子がオフした時点から始まる休止期間中に前記逆電圧印加スイッチング素子をオンさせ前記休止期間の経過後にオフさせる逆電圧印加スイッチング制御回路とを備えたことを特徴とする。 The power conversion device of the present invention includes a pair of main circuit switching elements connected in series to a DC voltage source and supplying power to a load, freewheeling diodes connected in reverse parallel to the main circuit switching elements, A reverse voltage application circuit for applying a reverse voltage smaller than the direct current voltage source to each freewheel diode when the freewheeling diode cuts off, the reverse voltage application circuit having an auxiliary power supply whose voltage value is lower than that of the direct current voltage source; A reverse voltage application switching element that is turned on at the time of reverse recovery of the freewheeling diode and has a lower withstand voltage than the main circuit switching element, and a high speed auxiliary diode having a reverse recovery time shorter than that of the freewheeling diode and connected in series. A short of turning off both main circuit switching elements when switching the main circuit switching elements of the set between the on state and the off state. A main circuit switching control circuit for switching the main circuit switching element with a pause period in between, and turning on the reverse voltage application switching element during the pause period starting from the time when the main circuit switching element is turned off. And a reverse voltage application switching control circuit which is turned off after elapse of time.
本発明によれば、主回路電流の向きに関係なく一律なタイミングで、逆電圧印加回路を適切に作動させることができ、電流の向きを検出する検出器などが不要となり、制御機構を簡略化することができる。 According to the present invention, the reverse voltage application circuit can be appropriately operated at a uniform timing regardless of the direction of the main circuit current, and a detector for detecting the direction of the current is not required, thereby simplifying the control mechanism. can do.
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係わる電力変換装置の回路図である。この第1の実施の形態は、図17に示した従来例に対し、二個一組の主回路スイッチング素子4u〜4w、4x〜4zを互いにオン状態とオフ状態とを切替える際に両主回路スイッチング素子4u〜4w、4x〜4zをともにオフする短時間の休止期間を設けて切り替える主回路スイッチング制御回路30と、主回路スイッチング素子4u〜4w、4x〜4zがオフした時点から始まる休止期間中に逆電圧印加スイッチング素子17をオンさせ休止期間の経過後にオフさせる逆電圧印加スイッチング制御回路31とを設けたものである。図17と同一要素には、同一符号を付し重複する説明は省略する。
(First embodiment)
FIG. 1 is a circuit diagram of a power converter according to the first embodiment of the present invention. This first embodiment is different from the conventional example shown in FIG. 17 in that both main
図1において、主回路スイッチング制御回路30は主回路スイッチング素子4u〜4w、4x〜4zのオンオフ指令を出力するものであり、組となる主回路スイッチング素子4u〜4w、4x〜4zと相補の関係でオンオフ指令を出力する。図1では主回路スイッチング制御回路30は、主回路スイッチング素子4uにのみ接続されたものを示しているが、その他の主回路スイッチング素子4v〜4zにも接続される。
In FIG. 1, the main circuit
主回路スイッチング制御回路30は、例えば、組となる主回路スイッチング素子4uと主回路スイッチング素子4xとに対して、主回路スイッチング素子4xがオフとなると主回路スイッチング素子4uにオン指令を出力し、主回路スイッチング素子4xがオンとなると主回路スイッチング素子4uにオフ指令を出力する。
For example, when the main
その際に、両主回路スイッチング素子4u、4xをともにオフする短時間の休止期間を有しており、主回路スイッチング制御回路30は、その休止期間中に主回路スイッチング素子4uをオン状態に切り替える。
At this time, the main
逆電圧印加回路7の逆電圧印加スイッチング制御回路31は、主回路スイッチング素子4uがオフした時点から始まる休止期間中に、逆電圧印加スイッチング素子17をオンさせ逆電圧印加回路7を動作させる。そして、休止期間の経過後に逆電圧印加スイッチング素子17をオフさせ、逆電圧印加回路7の動作を停止する。これにより、主回路に流れる主回路電流の向きに関係なく、逆電圧印加回路7を適切に作動させることができ、電流の向きを検出する検出器などが不要となる。
The reverse voltage application
図2は、第1の実施の形態に係わる電力変換装置における逆電圧印加回路7の主要部の回路図である。直流電圧源1は、例えば三相交流電源を整流し平滑コンデンサ2にて平滑することで得られる。直流電圧源1からは、正側直流母線1aおよび負側直流母線1bが伸び、正側直流母線1aと負側直流母線1bとの間に、主回路スイッチング素子4u、4xに相当する2個のMOSFETが直列接続されている。これら正側の主回路スイッチング素子4uと負側の主回路スイッチング素子4xの双方には、それぞれ環流ダイオード5u、5xが内在されている。正側の主回路スイッチング素子4uと負側の主回路スイッチング素子4xの間からは、負荷へ接続されている負荷端子11が取り出されている。
FIG. 2 is a circuit diagram of a main part of the reverse
逆電圧印加回路7a、7bは主回路スイッチング素子4u、4xのドレイン端子とソース端子との間に接続されている。すなわち、環流ダイオード5u、5xのカソード端子と環流ダイオード5u、5xのアノード端子との間に逆電圧印加回路7a、7bが接続されている。
The reverse
逆電圧印加回路7a、7bは、直流電圧源1より電圧値が低い定電圧直流電源8a、8bを有した補助電源12a、12bと、主回路スイッチング素子4u、4xより耐圧が低い逆電圧印加スイッチング素子17a、17bと、環流ダイオード5u、5xより逆回復時間が短く高速な補助ダイオード29a、29bの直列接続にて構成される。主回路スイッチング素子4u、4xのゲート端子には、主回路スイッチング制御回路30からベースドライブ回路9a、9bを介して主回路スイッチング素子4u、4xのゲート駆動信号g1a、g1bが入力される。また、逆電圧印加スイッチング素子17a、17bのゲート端子には、逆電圧印加スイッチング制御回路31からベースドライブ回路18a、18bを介して逆電圧印加スイッチング素子17のゲート駆動信号g2a、g2bが入力される。
The reverse
図3は、主回路スイッチング制御回路30からのゲート駆動信号g1及び逆電圧印加スイッチング制御回路31からのゲート駆動信号g2の説明図である。ゲート駆動信号g1aは正側主回路スイッチング素子4uのゲート端子に入力されるゲート駆動信号、ゲート駆動信号g1bは負側主回路スイッチング素子4xのゲート端子に入力されるゲート駆動信号、ゲート駆動信号g2bは逆電圧印加スイッチング素子17のゲート端子に入力されるゲート駆動信号である。
FIG. 3 is an explanatory diagram of the gate drive signal g1 from the main circuit switching
図3において、時点t1で負側主回路スイッチング素子4xのゲート駆動信号g1bがオフ指令状態となった後、正側主回路スイッチング素子4uのゲート駆動信号g1aが時点t3でオン指令状態となるまでの間の休止期間Tに、時点t2で負側逆電圧印加スイッチング素子17bのゲート駆動信号g2bをオン指令状態にし、休止期間Tの経過後の時点t4でオフ指令状態にする。また、図示は省略するが、正側逆電圧印加スイッチング素子4uのゲート駆動信号g2aについても同様にオンオフのタイミングを与える。
In FIG. 3, after the gate drive signal g1b of the negative main
次に、動作を説明する。負荷端子11が負側直流母線1bに接続されている状態から、正側直流母線1aに接続されている状態へとスイッチする場合について説明する。この場合、まず、負荷電流が負荷端子11に負荷側から流入時には、負側主回路スイッチング素子4xのゲート駆動信号g1bがオフ指令状態にスイッチすると、その直後に負側主回路スイッチング素子4xがオフとなり、直ちに負荷電流は、正側環流ダイオード5uを通って正側直流母線1aに流れ込む。
Next, the operation will be described. The case where the
このとき、負荷端子11の電位状態は、正側直流母線1aに接続されている状態となっている。この状態では、負側主回路スイッチング素子4xのドレイン端子、すなわち負側補助ダイオード29のカソード端子の電位も、正側直流母線1aに接続されている状態となっている。一方、負側定電圧直流電圧源8bは、直流電圧源1より電圧値が低いので負側補助ダイオード29bには逆電圧が印加されており、負側逆電圧印加スイッチング素子17bをオン状態にしても、逆電圧印加回路7bには電流は流れない。
At this time, the potential state of the
この場合、負側逆電圧印加スイッチング素子17bをオン状態にするタイミングは、あまり早すぎると、負側主回路スイッチング素子4xがオフしきれていないことがあり、補助電源12bを短絡することになる。そうすると、直流電圧源1より電圧値が低いものの余分な損失が発生し好ましいことではない。そこで、負側逆電圧印加スイッチング素子17をオン状態にするタイミング(図3の時点t2)は、負側主回路スイッチング素子4xが完全にオフした後のタイミングとする。
In this case, if the negative side reverse voltage
次に、負荷電流が負荷端子11から負荷側へ流出時には、負側主回路スイッチング素子4xのゲート駆動信号g1bがオフ指令状態にスイッチしても、負側環流ダイオード5xが順方向に電流を流し続ける。このため、負荷端子11の電位状態は、依然として負側直流母線1bに接続されたままの状態となっている。この状態では、負側補助ダイオード29bには逆電圧が印加されておらず、負側逆電圧印加スイッチング素子17bをオン状態にすることで補助電源12bの低圧直流電圧源8bから電流が流れる。
Next, when the load current flows out from the
これにより、逆電圧印加回路7bから負側環流ダイオード5xに逆回復電流を流し込むことにより、負側環流ダイオード5xをオフ状態にできる。その後、休止期間Tの経過後、正側主回路スイッチング素子4uがオン状態になり、初めて、負荷端子11の電位状態は、正側直流母線1aに接続された状態となる。
Thereby, the negative
この場合、負側逆電圧印加スイッチング素子17bをオン状態にするタイミングは、あまり遅すぎると、負側環流ダイオード5xに逆回復電流を流し込むための時間が不足し、負側環流ダイオード5xが十分逆回復しきれない。そこで、負側逆電圧印加スイッチング素子17bをオン状態にするタイミングは、負側環流ダイオード5xが逆電圧印加回路7bからの逆回復電流により逆回復できるに必要な時間を確保できるタイミングとする。
In this case, if the negative side reverse voltage
このように、逆電圧印加スイッチング素子17をオン状態にするタイミングは、早すぎても遅すぎても問題があり、これらの兼ね合いを考慮して定める。また、これらの兼ね合いによって、休止期間Tを多少長めに設定するようにしてもよい。
Thus, there is a problem whether the reverse voltage
第1の実施の形態によれば、主回路電流(負荷電流)の向きに関係なく一律なタイミングで逆電圧印加回路7を適切に作動させることができるので、主回路電流の向きを検出する検出器などが不要となり、制御機構を簡略化できる。
According to the first embodiment, the reverse
(第2の実施の形態)
図4は、第2の実施の形態に係わる電力変換装置における逆電圧印加回路7の主要部の回路図である。この第2の実施の形態は、図2に示した第1の実施の形態に対し、補助電源12a、12bは、直流電圧源1の電圧より低い低電圧直流電圧電源8a、8bと、低電圧直流電圧電源8a、8bと直列接続され環流ダイオードの逆回復時に低電圧直流電圧電源8a、8bに流れる主回路電流を抑制する電流抑制回路10a、10bと、低電圧直流電圧電源8a、8bと電流抑制回路10a、10bとの直列回路に並列に接続され高周波域でも内部インピーダンスが低い高周波用コンデンサ32a、32bとを設けたものである。
(Second Embodiment)
FIG. 4 is a circuit diagram of a main part of the reverse
図4において、補助電源12a、12bは、直流電圧源1の電圧の約1/4より低い低圧直流電圧電源8a、8bと、電流抑制回路10a、10bとしての抵抗器と、高周波域でも内部インピーダンスが低い高周波用コンデンサ32a、32bとを直列接続することによって構成する。
In FIG. 4,
ここで、高周波用コンデンサ32a、32bは、平滑用の電解コンデンサなどではなく、セラミックコンデンサやフィルムコンデンサ等の高周波用コンデンサを用いる。また、電流抑制回路10a、10bとしての抵抗器は、例えばプリント配線基板の銅箔パターンの配線抵抗や銅線や銅板などの配線抵抗を代用してもよい。また、図5で示されるような定電流回路に置換えて形成してもよい。図4の構成で、高周波用コンデンサ32a、32bと逆電圧印加スイッチング素子17a、17bと補助ダイオード29a、29bと環流ダイオード5u、5xを結んだ放電経路はできるだけ短く配線し、インダクタンスが少なくなるように構成する。
Here, the
このように構成された第2の実施の形態において、高周波域でも内部インピーダンスが低い高周波用コンデンサ32a、32bを用いたため、この高周波用コンデンサ32a、32bからの電荷放電は高速度に実行され、環流ダイオード5u、5xを逆回復する際に流れる電流の立ち上がり時間を短くでき最大電流も高くなる。また、電流抑制回路10a、10bの作用とも相乗して、このようなインパルス状の電流が直接低圧直流電圧電源8a、8bに流れずに、より平均的な波形の電流が低圧直流電圧電源8a、8bに流れる。
In the second embodiment configured as described above, since the
第1の実施の形態によれば、第1の実施の形態に効果に加え、環流ダイオード5u、5xを逆回復するに必要な電流を短時間に流すことができ、休止期間を長くする必要がないため、休止期間によって生じる電力変換装置の制御品質の劣化(波形劣化)等も抑制できる。また、環流ダイオード5u、5xに逆回復電流を供給している時間中は、主回路電流(負荷電流)も逆電圧印加回路7中を通ることになり、主回路電流による損失も増えることになるため、できるだけ速やかに環流ダイオード5u、5xの逆回復が完了することが望ましいが、その要請も達成できる。さらに、低電圧直流電圧電源8a、8bへの負担も軽減するので、低電圧直流電圧電源8a、8bが低い電流容量の電源で済み、低電圧直流電圧電源8a、8bの内部発熱も軽減される。
According to the first embodiment, in addition to the effects of the first embodiment, the current necessary for reverse recovery of the
(第3の実施の形態)
図6は本発明の第3の実施の形態に係わる電力変換装置における逆電圧印加回路7の主要部の回路図である。この第3の実施の形態は、第1の実施の形態に対し、低電圧直流電圧電源8は、主回路スイッチング素子4の駆動用電源として用いるようにしたものである。
(Third embodiment)
FIG. 6 is a circuit diagram of a main part of the reverse
図6において、主回路スイッチング素子4のベースドライブ回路9はゲート駆動用アンプ27とゲート抵抗19とからなり、ゲート駆動用アンプ27は低電圧直流電圧電源8から電力を得てゲート抵抗19を介して、主回路スイッチング素子4のゲート駆動信号として主回路スイッチング素子4のゲート端子に入力する。図6では電流抑制回路10として抵抗器を用いた場合を示している。また、主回路スイッチング制御回路30は、ベースドライブ回路9のゲート駆動用アンプ27にオンオフ指令を出力して主回路スイッチング素子4をオンオフ制御し、逆電圧印加スイッチング制御回路31は、ベースドライブ回路18を介して逆電圧印加スイッチング素子17にオンオフ指令を出力する。
In FIG. 6, the
図6の構成では、電流抑制回路10の電流抑制作用と高周波用コンデンサ32の高周波インピーダンスの低減作用により、低電圧直流電圧電源8には、環流ダイオード5に逆回復に伴うインパルス状の電流が流れなくなるため、環流ダイオード5の逆回復時においても低電圧直流電圧電源8の電圧変動が非常に少なくなる。
In the configuration of FIG. 6, an impulse-like current accompanying reverse recovery flows through the free-wheeling
第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、低圧直流電圧電源8a、8bの電圧変動が少なくなり安定化するので、主回路スイッチング素子4のベースドライブ回路9に電源を供給しても、環流ダイオード5の逆回復に際しても電源電圧変動などの悪影響を防止できる。また、低電圧直流電圧電源8とベースドライブ回路9の電源との電源の共有化により、回路の簡素化を図ることができる。
According to the third embodiment, in addition to the effects of the first embodiment, voltage fluctuations of the low-voltage DC
(第4の実施の形態)
図7は本発明の第4の実施の形態に係わる電力変換装置における逆電圧印加回路7の主要部の回路図である。この第4の実施の形態は、第1の実施の形態に対し、逆電圧印加スイッチング素子17の駆動電源は、主回路スイッチング素子4の駆動電源からブートストラップ回路33で与えられるようにしたものである。
(Fourth embodiment)
FIG. 7 is a circuit diagram of the main part of the reverse
図7において、逆電圧印加スイッチング素子17のベースドライブ回路18は、ゲート駆動用アンプ34とゲート抵抗35とから構成され、低圧直流電圧電源8からブートストラップ回路33により電力を得るようにしている。ブートストラップ回路33は、ブートストラップダイオード36とブートストラップコンデンサ37とから構成される。
In FIG. 7, the
そして、逆電圧印加スイッチング素子17のベースドライブ回路18は、逆電圧印加スイッチング制御回路31からの指令に対して、ブートストラップ回路33により電力を得て、逆電圧印加スイッチング素子17のゲート駆動信号として逆電圧印加スイッチング素子17のゲート端子に出力する。
Then, the
主回路スイッチング素子4がオンしている期間、または環流ダイオード5が通電している期間に、低圧直流電圧電源8の正極→ブートストラップダイオード36→ブートストラップコンデンサ37→補助ダイオード29→主回路スイッチング素子4→低圧直流電圧電源8の負極の充電ループが形成され、低圧直流電圧電源8からブートストラップコンデンサ37が充電される。このブートストラップコンデンサ37に充電された電力を逆電圧印加スイッチング素子17の駆動電源として使用する。
During the period in which the main
第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態に効果に加え、逆電圧印加スイッチング素子17のベースドライブ回路18の電源を別の絶縁された電源を用意することなくして得ることができ、回路の簡素化を図ることができる。
According to the fourth embodiment, in addition to the effects of the first embodiment, the power source of the
(第5の実施の形態)
図8は本発明の第5の実施の形態に係わる電力変換装置における逆電圧印加回路7の主要部の回路図である。この第5の実施の形態は、第1の実施の形態に対し、逆電圧印加スイッチング素子17の駆動信号は、パルストランス38を介して供給するようにしたものである。
(Fifth embodiment)
FIG. 8 is a circuit diagram of the main part of the reverse
図8において、逆電圧印加スイッチング制御回路31はパルストランス38を介して逆電圧印加スイッチング素子17にゲートの駆動信号を与えている。逆電圧印加スイッチング素子ゲート駆動信号g2は、パルストランス38によって絶縁しながら逆電圧印加スイッチング素子17のゲートを駆動する。
In FIG. 8, the reverse voltage application switching
第5の実施の形態によれば、僅か1個のパルストランス38でゲート駆動信号を絶縁できるので、専用のゲート駆動用アンプの電源が不要となる。従って、共通な制御電位で他の相のゲート駆動信号と同じ電源で駆動すればよく回路の簡素化を図ることができる。
According to the fifth embodiment, since the gate drive signal can be isolated by only one
(第6の実施の形態)
図9は本発明の第6の実施の形態に係わる電力変換装置における逆電圧印加回路7の主要部の回路図である。この第6の実施の形態は、第1の実施の形態に対し、制御回路39から出力される主回路スイッチング素子4u、4xに与える駆動元信号Gのパルス幅を、両主回路スイッチング素子4u、4xをともにオフする短時間の休止期間よりも長くするようにしたものである。
(Sixth embodiment)
FIG. 9 is a circuit diagram of the main part of the reverse
制御回路39から発生する主回路スイッチング素子4u、4xの駆動元信号Gは、通常はPwM波形となっている。制御回路39は、その駆動元信号Gのパルス幅が両主回路スイッチング素子4u、4xをともにオフする休止期間よりも長いものだけを出力する。これは、正側主回路スイッチング素子4uのゲート駆動信号g1aのパルス欠損を防止するためである。
The drive source signal G of the main
図10は正側主回路スイッチング素子4uのゲート駆動信号g1aのパルス欠損の説明図である。図10(a)に示すように、正側主回路スイッチング素子4uのゲート駆動信号g1aは、駆動元信号Gの立上がり時間を休止期間Tだけ遅らせた信号として形成され、負側主回路スイッチング素子4xのゲート駆動信号g1bは、駆動元信号Gのオンとオフを反転させた波形の立上がり時間を休止期間だけ遅らせて形成する。
FIG. 10 is an explanatory diagram of pulse loss of the gate drive signal g1a of the positive side main
このように形成されるゲート駆動信号g1a、g1bにおいて、図10(b)に示すように、駆動元信号Gのオン状態の期間が休止期間Tより短い場合には、正側主回路スイッチング素子4uのゲート駆動信号g1aにはオン状態はなくなりパルス欠損が発生する。
In the gate drive signals g1a and g1b formed in this way, as shown in FIG. 10B, when the on-state period of the drive source signal G is shorter than the pause period T, the positive side main
負側逆電圧印加スイッチング素子17bは、通常だと、正側主回路スイッチング素子4uのオンによって負側補助ダイオード29bが逆バイアスされることで、自然に電流が切れる。しかし、このようなパルス欠損が発生すると、正側主回路スイッチング素子4uがオンしないため、負側逆電圧印加スイッチング素子4xは、自身の遮断能力によって、オフすることになり、負側逆電圧印加スイッチング素子4xのターンオフ時のスイッチング損失やサージ電圧が増大してしまい、結果的に、逆電圧印加スイッチング素子17bは、能力の高い素子を選定しなければならなくなる。そこで、第6の実施の形態では、このような休止期間よりも狭いパルス幅を出さなくするようにする。
In the negative side reverse voltage
第6の実施の形態によれば、第1の実施の形態に効果に加え、制御装置39は休止期間Tよりも短いパルス幅の駆動元信号Gを出力しないので、正側主回路スイッチング素子4uのゲート駆動信号g1aのパルス欠損を防止できる。このため、補助ダイオード29bが逆バイアスされることで、逆電圧印加スイッチング素子17bの電流は自然に切れ、結果的に逆電圧印加スイッチング素子17bは能力の高い素子を選定しなくてもよくなる。
According to the sixth embodiment, in addition to the effects of the first embodiment, the
(第7の実施の形態)
図11は本発明の第7の実施の形態に係わる電力変換装置における逆電圧印加回路7の主要部の回路図である。この第6の実施の形態は、第1の実施の形態に対し、この第7の実施の形態は、二個一組の主回路スイッチング素子4u〜4w、4x〜4zのうち、直流電源の負側に接続された方の主回路スイッチング素子4x〜4zのみに逆電圧印加回路7を備えるようにしたものである。図11では三相インバータとして用いる場合の電力変換装置を示している。
(Seventh embodiment)
FIG. 11 is a circuit diagram of the main part of the reverse
図11において、直流電圧源1からは、正側直流母線1aおよび負側直流母線1bが伸び、正側直流母線1aと負側直流母線1bとの間に正側主回路スイッチング素子4u〜4wにIGBTを適用し、負側主回路スイッチング素子4x〜4zにMOSFETを適用する。
In FIG. 11, a
負側主回路スイッチング素子4x〜4zには、環流ダイオード5x〜5zが内在されているMOSFETを用いるのに対し、正側主回路スイッチング素子4u〜4wには、環流ダイオード5u〜5wが内在していないIGBTを用いるので、正側主回路スイッチング素子4u〜4wに、逆回復時間が短く逆回復損失の少ない環流ダイオード5u〜5wを並列に接続する。従って、正側主回路スイッチング素子4u〜4wには逆電圧印加回路7を必要としない。
The negative side main
すなわち、負側主回路スイッチング素子4x〜4zには逆電圧印加回路7x〜7zが接続されているが、正側主回路スイッチング素子4uには、逆電圧印加回路7は接続されていない。負側主回路スイッチング素子4x〜4zの逆電圧印加回路7x〜7zは、低電圧直流電圧電源8が三相分の回路に対し、共通に1個のみ適用されている。これは、x相〜z相の逆電圧印加回路7の一方の電源ラインは、直流電圧源1の負側直流母線1bと共用化できるからである。
That is, although the reverse
第7の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、負側主回路スイッチング素子4x〜4zだけに、逆電圧印加回路7x〜7zを適用したため、三相分の回路に対して低電圧直流電圧電源8を各相毎に用意する必要がなく、各相共通に1個のみで済む。また、低電圧直流電圧電源8が1個のみで済むため、回路の簡素化を図ることができる。
According to the seventh embodiment, in addition to the effects of the first embodiment, the reverse
(第8の実施の形態)
図12は本発明の第8の実施の形態に係わる電力変換装置における逆電圧印加回路7の主要部の回路図である。この第8の実施の形態は、第1の実施の形態に対し、主回路スイッチング素子4の出力電圧の時間的急変を抑制するように主回路スイッチング素子4の駆動信号の電圧を調整する電圧変化率抑制回路20を設けたものである。
(Eighth embodiment)
FIG. 12 is a circuit diagram of the main part of the reverse
図12において、電圧変化率抑制回路20は、電圧変化率抑制用コンデンサ21と電圧変化率抑制用抵抗器22とを直列接続して構成され、主回路スイッチング素子4のドレイン端子と主回路スイッチング素子4のゲート端子との間に接続されている。
In FIG. 12, the voltage change
環流ダイオード5の逆回復時には、逆電圧印加回路7の動作により環流ダイオード5が急速にオフする。そのために、主回路スイッチング素子4のドレイン−ソース間電圧の時間的変化率が大きくなる。そこで、主回路スイッチング素子4のドレイン電圧が急激に低下し始めると、電圧変化率抑制回路20の作用により主回路スイッチング素子4のゲート電圧を下げ、結果として、主スイッチング素子のオンの速度を緩和する。
At the time of reverse recovery of the
第8の実施の形態によれば、第1の実施の形態に効果に加え、主スイッチング素子4のオンの速度が緩和されるため主回路スイッチング素子4の電圧変化率が抑制され、電磁妨害波(ノイズ)の発生が抑制される。
According to the eighth embodiment, in addition to the effects of the first embodiment, since the on-speed of the
(第9の実施の形態)
図13は本発明の第9の実施の形態に係わる電力変換装置における逆電圧印加回路7の主要部の回路図である。この第9の実施の形態は、第1の実施の形態に対し、主回路スイッチング素子4としてはオン抵抗の低下を優先して設計されたMOSFETを用い、主回路スイッチング素子4にバイポーラ素子23を並列接続したものである。このバイポーラ素子23は主回路スイッチング素子4とほぼ同時にオンし、主回路スイッチング素子4がオフするより幾分早くオフするものである。
(Ninth embodiment)
FIG. 13 is a circuit diagram of the main part of the reverse
図13において、主回路スイッチング素子4に並列にバイポーラ素子23を接続する。ゲート信号遅延回路24は、
主回路スイッチング制御回路30から元ゲート駆動信号を受けて主回路スイッチング素子4へのゲート駆動信号と、バイポーラ素子23へのベース駆動用信号とに振り分け、主回路スイッチング素子4のゲート駆動信号のオフタイミングをバイポーラ素子23のベース駆動用信号のオフタイミングより幾分遅らせる。
In FIG. 13, a
Upon receiving the original gate drive signal from the main circuit switching
主回路スイッチング素子4へのゲート駆動信号は、ベースドライブ回路9のゲート駆動用アンプ27及びゲート抵抗19を介して主回路スイッチング素子4に入力される。同様に、バイポーラ素子23へのベース駆動用信号は、ベースドライブ回路25のゲート駆動用アンプ28ゲート抵抗26を介してバイポーラ素子23に入力される。
A gate drive signal to the main
図14は、一般的なパワーMOSFETの素子特性のオン抵抗と逆回復時間との傾向曲線を示している。図14において、オン抵抗が小さくなるようにMOSFETを設計すると逆回復時間は長くなり、結果として、逆回復に起因する損失も大きくなり、逆に、オン抵抗が大きくなるようにMOSFETを設計すると逆回復時間は短くなり、結果として、逆回復に起因する損失も小さくなる傾向を示す。 FIG. 14 shows a trend curve of the on-resistance and reverse recovery time of the element characteristics of a general power MOSFET. In FIG. 14, when the MOSFET is designed so that the on-resistance becomes small, the reverse recovery time becomes long. As a result, the loss due to the reverse recovery also becomes large, and conversely, when the MOSFET is designed so that the on-resistance becomes large. The recovery time is shortened, and as a result, the loss due to reverse recovery tends to decrease.
そこで、第9の実施の形態においては、主回路スイッチング素子4に用いるパワーMOSFETに、オン抵抗を優先的に低く設計されたものを適用し、主回路スイッチング素子4とほぼ同時にオンし主回路スイッチング素子4がオフするより幾分早くオフするバイポーラ素子23を並列接続する。
Therefore, in the ninth embodiment, the power MOSFET used for the main
これより、蓄積時間を有するバイポーラ素子23との並列運転が実現できる。オン時は、低抵抗のバイポーラ素子23に多くの電流が流れるためオン損失の低減が図れる。また、ターンオフ時には、バイポーラ素子23のオフタイミングが幾分早くなるため、蓄積時間を有するバイポーラ素子23が完全にオフした後に、主回路スイッチング素子4がオフするため、ターンオフ損失も少なくできる。
Thereby, parallel operation with the
第9の実施の形態によれば、パワー半導体のチップ面積を少なくして、かつ、発生損失を低減することができ、低コストで高効率な電力変換装置を実現することができる。 According to the ninth embodiment, the chip area of the power semiconductor can be reduced and the generated loss can be reduced, so that a low-cost and high-efficiency power conversion device can be realized.
1…直流電圧源、1a…正側直流母線、1b…負側直流母線、2…平滑コンデンサ、3…インバータ主回路、4…主回路スイッチング素子、5…環流ダイオード、6…負荷、7…逆電圧印加回路、8…低電圧直流電圧電源、8a、8b…電源ライン、9…ベースドライブ回路、9a、9b…電源ライン、10…電流抑制回路、11…負荷端子、12…補助電源、13…ダイオード、14…コンデンサ、15…コンデンサ、16…ダイオード、17…逆電圧印加スイッチング素子、18…ベースドライブ回路、19…ゲート抵抗、20…電圧変化率抑制回路、21…電圧変化率抑制用コンデンサ、22…電圧変化率抑制用抵抗器、23…バイポーラ素子、24…ゲート信号遅延回路、25…ベースドライブ回路、26…ゲート抵抗、27…ゲート駆動用アンプ、28…ゲート駆動用アンプ、29…補助ダイオード、30…主回路スイッチング制御回路、31…逆電圧印加スイッチング制御回路、32…高周波用コンデンサ、33…ブートストラップ回路、34…ゲート駆動用アンプ、35…ゲート抵抗、36…ブートストラップダイオード、37…ブートストラップコンデンサ、38…パルストランス、39…制御回路
DESCRIPTION OF
Claims (9)
前記逆電圧印加回路は、前記直流電圧源より電圧値が低い補助電源と、前記環流ダイオードの逆回復時にオンし前記主回路スイッチング素子より耐圧が低い逆電圧印加スイッチング素子と、前記環流ダイオードより逆回復時間が短く高速な補助ダイオードとの直列接続にて構成され、
二個一組の主回路スイッチング素子を互いにオン状態とオフ状態とを切替える際に両主回路スイッチング素子をともにオフする短時間の休止期間を有して前記主回路スイッチング素子を切り替える主回路スイッチング制御回路と、
前記主回路スイッチング素子がオフした時点から始まる休止期間中に前記逆電圧印加スイッチング素子をオンさせ前記休止期間の経過後にオフさせる逆電圧印加スイッチング制御回路とを備えたことを特徴とする電力変換装置。 A pair of main circuit switching elements connected in series to a DC voltage source for supplying power to a load, freewheeling diodes connected in reverse parallel to these main circuit switching elements, and when each freewheeling diode is shut off, A reverse voltage application circuit for applying a reverse voltage smaller than the DC voltage source to each freewheeling diode,
The reverse voltage application circuit includes an auxiliary power supply having a voltage value lower than that of the DC voltage source, a reverse voltage application switching element that is turned on during reverse recovery of the freewheeling diode and has a withstand voltage lower than that of the main circuit switching element, and is reverse to the freewheeling diode. It consists of a series connection with a fast recovery diode with a short recovery time,
Main circuit switching control for switching the main circuit switching elements with a short pause period in which both the main circuit switching elements are turned off when the two main circuit switching elements are switched between the on state and the off state. Circuit,
And a reverse voltage application switching control circuit for turning on the reverse voltage application switching element during an idle period starting from the time when the main circuit switching element is turned off, and turning off after the elapse of the idle period. .
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