JP2006140820A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】子機の設置可能数を増大する。
【解決手段】周期T中のタイムスロットに占有スロットと共有スロットを設ける。占有スロットには唯一の子機を割り当てる。共有スロットには複数の子機を割り当てる。子機は、親機へのデータ送信直前にキャリアセンスを行い、他に親機と通信している子機があれば、親機へのデータの送信をキャンセルする。また、共有スロットが割り当てられた子機は、その共有スロットでのデータの送信タイミングを乱数などによって変化させる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、無線によってデータの送受信を行う親機と子機との間の無線通信システムに関するものである。
従来より、この種の無線通信システムとして、図20に示すようなワイヤレスセンサシステムが用いられている(例えば、特許文献1参照)。同図において、1(1−1〜1−n)は子機(送信機)、2は親機(受信機)、3はコントローラであり、子機1は親機2に無線回線によって接続される。子機1としては温度センサや湿度センサ、流量計、電力量計などのワイヤレスセンサが用いられる。親機2は、子機1からの計測データを受信し、コントローラ3に転送する。コントローラ3は、この計測データをもとに制御演算を行い、VAV(可変風量調節ユニット)やFCU(ファンコイルユニット)などの空調設備の制御を行う。
このような無線通信システムでは、ハンチングのない円滑な制御を行うために、子機1から一定の周期Tで計測データを親機2へ送信するようにしている。すなわち、親機2に子機1−1〜1−nを登録し、これによって親機2と子機1−1〜1−nとの間に親子の接続関係(親子関係)を持たせ、子機1−1〜1−nから送信タイミングをずらして、計測データを定期的に親機2に送るようにしている。子機1−1〜1−nからの計測データの送信タイミングは親機2から指定される。すなわち、親機2は、計測データの受信タイミングが重ならないように、子機1−1〜1−nに対してその計測データの送信タイミングを指定する。
本出願人は、親機2からの子機1−1〜1−nへの送信タイミングの指定方法として、タイムスロット方式を考えている。このタイムスロット方式では、親機2において周期Tを複数のタイムスロットに分割し、この周期T中のタイムスロットを子機1−1〜1−nへ割り当て、その割り当てたタイムスロットを計測データの送信スロットとして子機1−1〜1−nへ通知する。例えば、周期Tをm個(m>n)のタイムスロットS1〜Smに分割し、子機1−1〜1−nにその周期T中のタイムスロットS1〜Snを割り当て、この割り当てたタイムスロットS1〜Snを子機1−1〜1−nに通知する。子機1は、親機2からのタイムスロットの通知を受け、通知されたタイムスロットで計測データの送信を行う。
特開平8−130783号公報
しかしながら、上述したタイムスロット方式では、システム内に同時に設置できる子機の数に上限があり、その上限はタイムスロットの数により規制される。すなわち、図20に示したシステムでは、n個までしか子機1を設置することができない。しかし、ビルの空調制御などにおいては、居住者の快適性を向上させるためにセンサを追加したり、制御システムの性能検証のために臨時にセンサを追加することが考えられ、n個以上の子機1を設置する必要に迫られることがある。
また、子機1から親機2へ送られるデータは温度などの計測データだけではなく、温度設定や空調機の起動/停止を指示するための命令(ボタン押下などのユーザ操作による指示命令)もある。このようなシステムにおいて、計測データの周期Tを例えば1分とし、この計測データと同一周期でユーザ操作による指示命令を送っていたのでは、ユーザが操作してから最大1分の伝送遅れが生じてしまう。そこで、指示命令などリアル性の高いデータ通信について、子機1毎に短周期のタイムスロットを用意することが考えられる。しかし、このようにすると、1周期T中のリアル性の高いデータ通信用のタイムスロットの数が膨大となり、すなわち計測データ用のタイムスロットの数が減少し、子機の設置可能数が減ってしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、子機の設置可能数を増大させることが可能な無線通信システムを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明(請求項1(第1発明))は、親機と、この親機と無線によってデータの送受信を行う子機とを備えた無線通信システムにおいて、周期Tを時分割した1分割単位をタイムスロットとしこのタイムスロットに対して定められる第1のタイムスロットを複数の子機に割り当てる手段と、前記タイムスロットに対して定められる第2のタイムスロットを唯一の子機に割り当てる手段と、タイムスロットが割り当てられた子機にその割り当てられたタイムスロットをデータの送信スロットとして通知する手段とを設けたものである。
この発明において、周期Tを構成するタイムスロットには、そのタイムスロットの種別として第1のタイムスロットと第2のタイムスロットとが定められる。親機は、第1のタイムスロットを複数の子機に割り当て、第2のタイムスロットを唯一の子機に割り当てる。子機は割り当てられたタイムスロットでデータを送信する。この場合、第2のタイムスロットでは唯一の子機がデータを送信し、第1のタイムスロットでは複数の子機がデータを送信する。
これにより、割り当てられたタイムスロットで子機が計測データを送るものとすれば、計測データを送る子機の数をタイムスロットの数よりも多くすることが可能となる。また、第1のタイムスロットを複数設け、この複数の第1のタイムスロットを各子機に割り当てるようにすれば、第1のタイムスロットを使用して、各子機から指示命令などリアル性の高いデータを短周期で送ることが可能となる。また、第1のタイムスロットは、親機から全ての子機への通信スロットとしても利用することが可能である。
なお、第1のタイムスロットでは、複数の子機がそのタイムスロットを使用してデータを送信するので、データの衝突が生じる虞れがある。これに対しては、子機からデータを送信する直前にキャリアセンスなどを行い、他に親機と通信している子機があれば、親機へのデータの送信をキャンセルすることにより、システム内の子機同士のデータの衝突を回避することができる。また、親機より割り当てられた第1のタイムスロットでのデータの送信タイミングを乱数などを用いて1周期毎に変化させることによって、親機へのデータの送信が毎回キャンセルされるということをなくすことができる(請求項3(第3発明))。
また、他の無線通信システム(他のシステム)の子機からの通知を受けて、自己が属する無線通信システム(自システム)における周期T中の第1のタイムスロットを他のシステムにおける周期T中の第1のタイムスロットと同期させるようにすれば(請求項2(第2発明))、この同期した第1のタイムスロットを使用して、自システムの親機から他のシステムの子機と通信したり、その子機を介して他のシステムの親機と通信したりすることが可能となる。
本発明によれば、周期T中の第1のタイムスロットを複数の子機に割り当て、第2のタイムスロットを唯一の子機に割り当てるようにすることにより、第2のタイムスロットでは唯一の子機がデータを送信し、第1のタイムスロットでは複数の子機がデータを送信するものとなり、割り当てられたタイムスロットで子機から計測データを送るものとすれば、計測データを送る子機の数をタイムスロットの数よりも多くすることが可能となり、子機の設置可能数を多くすることが可能となる。
また、第1のタイムスロットを複数設け、この複数の第1のタイムスロットを各子機に割り当てるようにすれば、第1のタイムスロットを使用して、各子機から指示命令などリアル性の高いデータを短周期で送ることが可能となり、1周期中のリアル性の高いデータ用のタイムスロットを少なくし、子機の設置可能数を多くすることが可能となる。
また、自システムにおける周期T中の第1のタイムスロットを他のシステムにおける周期T中の第1のタイムスロットと同期させることにより、この同期させた第1のタイムスロットを使用して、自システムの親機から他のシステムの子機と通信したり、その子機を介して他のシステムの親機と通信したりすることが可能となる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
〔実施の形態1:単独システム〕
図1はこの発明の一実施の形態を示す無線通信システムの構成図である。同図において、図20と同一符号は図20を参照して説明した構成要素と同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。この実施の形態では、単純な構成として、運用開始時のシステムとして、子機1を子機1A1,1A2,1A3の3つとした例で説明する。
図2(a)に子機(送信機)1の要部を示す。子機1は、無線通信制御部1aと、センサ計測部1bと、省電力管理部1cと、送信タイミング調整部1dとを備えている。無線通信制御部1aは親機2との間の通信制御を司る。センサ計測部1bは、温度や湿度などを計測し、その計測データを無線通信制御部1aへ送る。省電力管理部1cは子機1における電力消費を管理する。送信タイミング調整部1dは、親機2からの後述する送信タイミングの調整指示を受けて、子機1から親機2への計測データの送信タイミングを調整する。
図2(b)に親機(受信機)2の要部を示す。親機2は、上位通信部2aと、無線通信制御部2bと、計測データ管理部2cとを備えている。上位通信部2aはコントローラ3との間の通信制御を司る。無線通信制御部2bは子機1との間の通信制御を司る。計測データ管理部2cは無線通信制御部2bを介する子機1からの計測データを管理する。
なお、子機1や親機2は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現される。
以下、図3に示すシーケンスに従って、子機1,親機2の機能を交えながら、このシステムにおける運用開始時の動作について説明する。
〔イニシャル処理〕
今、運用開始前の状態として、子機1A1(#1),子機1A2(#2),子機1A3(#3)および親機2A(#1)は、電源がオフとされているものとする。このような状態から、親機2Aの電源をオンとすると(図3:矢印(1))、親機2Aはイニシャル処理を開始する(図3:期間t1〜t2)。
このイニシャル処理において、親機2Aは、周期Tの期間、自己の通信エリア内の使用周波数帯をキャリアセンスする。すなわち、周期Tの期間、使用周波数帯で親機2Aと通信を行う子機(キャリア)があるか否かをチェックする。そして、このキャリアセンスの結果に基づき、周期Tを時分割した1分割単位をタイムスロットとするタイムスロットテーブルを作成する。
図4に親機2Aが実行するイニシャル処理のフローチャートを示す。親機2Aは、電源がオンとされると、1周期Tのタイマの計時を開始するにあたって、その1周期Tを複数のタイムスロットに分割したタイムスロットテーブル(タイムスロットの使用状況を示すテーブル)をセットする(ステップ100)。続いて、親機2Aは、1周期Tのタイマをセットし(ステップ101)、この1周期Tのタイマのタイムアウトがステップ103で検出されるまで、ステップ102におけるタイムスロットテーブルの作成処理を繰り返す。
図6(a)にこの場合のタイムスロットテーブルTBAを例示する。このタイムスロットテーブルTBAには、後述するように、1周期T中の各タイムスロット(S1〜S10)に対して、そのタイムスロットの使用状況に関する情報が書き込まれる。初期状態において、タイムスロットS1〜S10は、全て未使用(空)とされている。
なお、この実施の形態では、タイムスロットS5およびS10を共有スロット(第1のスロット)、タイムスロットS1〜S4、S6〜S9を占有スロット(第2のスロット)として使用する。共有スロット、占有スロットについては後述するが、共有スロットは複数の子機に割り当てられ、占有スロットは唯一の子機に割り当てられる。
図5にステップ102におけるタイムスロットテーブルの作成処理のフローチャートを示す。このタイムスロットテーブルの作成処理において、親機2Aは、キャリアセンスを行い(ステップ201)、使用周波数帯のキャリアを検出すると(ステップ202のYES)、そのキャリアが自システムの子機か否かを確認する(ステップ203)。自システムの子機でなければ(ステップ203のNO)、すなわち他のシステムの子機であれば、その子機からの計測データの受信時点の占有スロットをビジースロットとしてセット(に指定)する(ステップ204)。計測データの受信時点のタイムスロットが共有スロットである場合にはビジースロットには指定しない。自システムの子機であれば(ステップ203のYES)、その子機からの計測データの受信時点のタイムスロットを使用中のタイムスロットとする(ステップ205)。
この例では、他のシステムの子機はなく、自システムの子機1A1,1A2,1A3はともに電源がオフとされているので、キャリアは検出されない。したがって、ステップ102で作成されるタイムスロットテーブルTBAにおいて、そのタイムスロットS1〜S10に書き込まれる情報は、図6(b)に示すように変化しない。
〔通常モード〕
子機1A1の電源をオンとすると(図3:矢印(2))、子機1A1は、親機2Aへ接続要求を送る(図3:矢印(3))。親機2Aは、子機1A1からの接続要求を受けて(図7:ステップ301のYES)、子機1A1が自システムの子機であることを確認のうえ(ステップ302のYES)、その子機1A1のレベル(重要度)をチェックする(ステップ303)。
子機1A1のレベルが「High」であった場合、タイムスロットテーブルTBA(図6(b))中に空の占有スロットがあるか否かをチェックし(ステップ304)、空の占有スロットがあれば任意の空の占有スロットを子機1A1に割り当て(ステップ305)、割り当てた占有スロットを子機1A1へ通知する(ステップ306)。
子機1A1のレベルが「Low」であった場合、タイムスロットテーブルTBA(図6(b))中の共有スロットで最も割り当て子機数の少ないものを子機1A1に割り当て(ステップ307)、割り当てた共有スロットを子機1A1へ通知する(ステップ308)。
なお、ステップ304において、空の占有スロットがない場合には、子機1A1のレベルが「Low」である場合と同様にして、ステップ307,308を実行する。これにより、「High」レベルの子機に割り当てる占有スロットがなくなれば、子機のレベルに拘わらず共有スロットが割り当てられるようになる。
また、他のシステムの子機からの接続要求であった場合は何もしない(ステップ302のNO)。他のシステムの子機からの計測データを受信した場合(ステップ300のNO)、親機2Aはその子機からの計測データの受信時点のタイムスロットが占有スロットであるか否かをチェックし(ステップ309)、占有スロットであれば、そのタイムスロットをビジースロットに指定する(ステップ310)。占有スロットでなければ(共有スロットであれば)、ビジースロットへの指定は行わない。
この例において、子機1A1のレベルは「High」であるとする。この場合、占有スロットS1〜S4、S6〜S9が空であるので、親機2Aは、任意の空のタイムスロットとして例えばタイムスロットS2を子機1A1に割り当て(図3:矢印(4))、その割り当てた占有スロットS2を子機1A1へ通知する(図3:矢印(5))。
この際、親機2Aは、タイムスロットテーブルTBA中の占有スロットS2に、子機1A1が使用中である旨の情報を書き込む(図6(c))。子機1A1は、親機2Aからの占有スロットS2の通知を受けて、その通知された占有スロットS2で計測データを親機2Aへ送信し(図3:矢印(7))、この計測データの送信を周期Tで繰り返す。
なお、この実施の形態において、親機2Aから子機1A1への占有スロットS2の通知は、占有スロットS2の通知タイミングからの時間ts2によって行う。この場合、親機2Aは、次周期の占有スロットS2の中心の時刻をtTyp とし、子機1A1への占有スロットS2の通知タイミングから時刻tTyp までの時間ts2を計算し、この時間ts2を子機1A1へ通知する。子機1A1は、親機2Aからの時間ts2の通知を受けて、この時間ts2の通知タイミングから時間ts2が経過した時点で計測データを送信し、この計測データの送信を周期Tで繰り返す。
子機1A2の電源をオンとすると(図3:矢印(6))、子機1A2は、親機2Aへ接続要求を送る(図3:矢印(8))。親機2Aは、子機1A2からの接続要求を受けて(図7:ステップ301のYES)、子機1A2のレベルをチェックする(図7:ステップ303)。 この例において、子機1A2のレベルは「Low」であるとする。この場合、親機2Aは、タイムスロットテーブルTBA(図6(c))中の共有スロットで最も割り当て子機数の少ないものとして共有スロットS5を子機1A2に割り当て(図7:ステップ307、図3:(矢印(9)))、割り当てた共有スロットS5を子機1A2へ通知する(図7:ステップ308、図3:矢印(10))。
この際、親機2Aは、タイムスロットテーブルTBA中の共有スロットS5に、子機1A2が使用中である旨の情報を書き込む(図6(d))。子機1A2は、親機2Aからの共有スロットS5の通知を受けて、その通知された共有スロットS5で計測データを親機2Aへ送信する(図3:矢印(13))。この際、子機1A2は、計測データを親機2Aへ送信する直前にキャリアセンスを行い、他に親機2Aと通信している子機があれば、親機2Aへの計測データの送信をキャンセルする。また、割り当てられた共有スロットS5での計測データの送信タイミングを乱数により遅延させ、1周期毎に進ませたり遅らせたりする。この計測データの送信を周期Tで繰り返す。
図8に共有スロットが割り当てられた子機におけるデータ送信処理のフローチャートを示す。このフローチャートに従い、共有スロットS5の通知を受けた子機1A2は、現時刻が通知された共有スロットS5のスタート点であるか否かをチェックする(ステップ401)。共有スロットS5のスタート点であれば(ステップ401のYES)、送信すべき計測データがあることを確認のうえ(ステップ402のYES)、乱数を生成し、その乱数に応じた時間tdだけ計測データの送信タイミングを遅延させる(ステップ403)。そして、キャリアセンスを行い(ステップ404)、親機2Aと他に通信している子機がなければ(ステップ404のNO)、親機2Aへ計測データを送信する(ステップ405)。
子機1A3の電源をオンとすると(図3:矢印(11))、子機1A3は、親機2Aへ接続要求を送る(図3:矢印(14))。親機2Aは、子機1A3からの接続要求を受けて(図7:ステップ301のYES)、子機1A3のレベルをチェックする(ステップ303)。
この例において、子機1A3のレベルは「Low」であるとする。この場合、親機2Aは、タイムスロットテーブルTBA(図6(d))中の共有スロットで最も割り当て子機数の少ないものを子機1A3に割り当て(図7:ステップ307、図3:(矢印(15)))、割り当てた共有スロットを子機1A3へ通知する(図7:ステップ308、図3矢印(16))。この時、親機2Aは、実際には共有スロットS10を子機1A3に割り当てるが、ここでは説明上、共有スロットS5を子機1A3に割り当てるものとして説明を進める。
親機2Aは、共有スロットS5の子機1A3への割り当てを行うと、タイムスロットテーブルTBA中の共有スロットS5に子機1A3が使用中である旨の情報を書き込む(図6(e))。子機1A3は、親機2Aからの共有スロットS5の通知を受けて、その通知された共有スロットS5で計測データを親機2Aへ送信する(図3:矢印(18))。この際、子機1A3は、計測データを親機2Aへ送信する直前にキャリアセンスを行い、他に親機2Aと通信している子機があれば、親機2Aへの計測データの送信をキャンセルする。また、割り当てられた共有スロットS5での計測データの送信タイミングを乱数により遅延させ、1周期毎に進ませたり遅らせたりする。この計測データの送信を周期Tで繰り返す。
この実施の形態では、子機1A2と1A3が共有スロットS5を使用して親機2Aへ計測データを送信するが、共有スロットS5が割り当てられた子機1A2,1A3は、計測データを送信する直前にキャリアセンスを行い、他に親機2Aと通信している子機があれば親機2Aへの計測データの送信をキャンセルするので、データの衝突が生じることはない。この場合、子機1A2,1A3のうち、その送信タイミングが早い方の計測データが親機2Aに送られることになる。また、共有スロットS5が割り当てられた子機1A2,1A3は、その割り当てられた共有スロットS2内でのデータの送信タイミングを乱数により1周期毎に変化させるので、親機2Aへの計測データの送信が毎回キャンセルされるということがなくなる。
以上の説明から分かるように、本実施の形態では、共有スロットS5,S10が複数の子機に割り当てられ、占有スロットS1〜S4、S6〜S9が唯一の子機に割り当てられ、占有スロットS1〜S4、S6〜S10では唯一の子機が計測データを送信し、共有スロットS5,S10では複数の子機が計測データを送信するものとなり、計測データを送る子機の数を周期T中のタイムスロットの数よりも多くすることができるようになる。
また、本実施の形態では、例えば、共有スロットS5,S10を子機1A1,1A2,1A3のぞれぞれに割り当てることも可能である。このようにすると、タイムスロットS5,S10を使用して、子機1A1,1A2,1A3から指示命令などリアル性の高いデータを短周期で送るようにすることが可能となり、1周期T中のリアル性の高いデータ用のタイムスロットを少なくし、子機の設置数を多くすることが可能となる。また、共有スロットS5,S10は、親機2Aからシステム内の各子機への通信スロットとしても利用することが可能である。
〔実施の形態2:複数システム〕
図9に運用中の無線通信システム100に対して無線通信システム200を近接して設けた例を示す。この例では、無線通信システム100の子機1A2が無線通信システム200の通信エリアと重なる位置に設けられ、子機1A2からの計測データが無線通信システム200の親機2Bでも受信されるような関係とされているものとする。なお、無線通信システム200は、親機2B,子機1B1の電源をオフとした運用開始前の状態にあるものとする。
また、この実施の形態において、無線通信システム100の子機1は、計測データを送信する度にその計測データに無線通信システム100で使用している周期T中の共有スロットの位置を付加する機能を有しているものとする。なお、共有スロットの位置は、計測データの通知タイミングからの時間として付加する。
〔イニシャル処理〕
無線通信システム200(自システム)において、親機2Bの電源をオンとすると(図10:矢印(1))、親機2Bはイニシャル処理を開始する(図10:期間t1〜t2)。このイニシャル処理において、親機2Bは、周期Tの期間、自己の通信エリア内の使用周波数帯をキャリアセンスする。そして、このキャリアセンスの結果に基づき、親機同士の共有スロットの同期を行う。
図11に親機2Bが実行するイニシャル処理のフローチャートを示す。親機2Bは、電源がオンとされると、1周期Tのタイマをセットし(ステップ501)、この1周期Tのタイマのタイムアウトがステップ503で検出されるまで、ステップ502における親機同士の共有スロットの同期処理を繰り返す。
図12にステップ502における親機同士の共有スロットの同期処理のフローチャートを示す。親機2Bは、1周期Tのタイマの計時を開始するにあたって、その1周期Tを複数のタイムスロットに分割したタイムスロットテーブルをセットする(ステップ601)。図13(a)にこの場合のタイムスロットテーブルTBBを例示する。なお、このタイムスロットテーブルTBBにおいて、タイムスロットS1〜S10は全て未使用(空)とし、タイムスロットS5およびS10は共有スロット(第1のスロット)、タイムスロットS1〜S4、S6〜S9は占有スロット(第2のスロット)とする。
次に、親機2Bは、キャリアセンスを行い、使用周波数帯のキャリアを検出すると(ステップ602のYES)、そのキャリアが自システムの子機か否かを確認する(ステップ603)。この例では、キャリアとして他のシステム100の子機1A2が検出される。子機1A2を検出すると(ステップ603のNO)、親機2Bは、子機1A2からの計測データに付加されている他のシステム100における周期T中の共有スロットの位置を取得し(ステップ604)、自システム200の周期T中の共有スロットを他のシステム100の周期T中の共有スロットに同期させるように、自システムの周期T中の共有スロットの位置を修正する(ステップ605)。
例えば、図14に示すように、自システム200の周期Tと他のシステム100の周期Tが1タイムスロット分ずれているものとした場合、親機2Bは、自システム200の周期T中の共有スロットの位置をタイムスロットS5,S10からタイムスロットS4,S9に変更する。なお、この例では、自システム200の周期T中の共有スロットの位置を修正するようにしたが、自システム200の周期Tのタイミングを調整することによって、自システム200の周期T中の共有スロットを他のシステム100の周期T中の共有スロットに同期させるようにしてもよい。
また、親機2Bは、同期後のタイムスロットテーブルTBB中に、各タイムスロットの現在の使用状態を書き込む。なお、この使用状態の書き込みに際し、他のシステムの子機からの計測データの受信時点のタイムスロットが共有スロットである場合(図15:ステップ703のNO)、そのタイムスロットのビジースロットへの指定は行わない。この例では、自システム200の子機1B1は電源がオフとされており、他のシステム100の子機1A2はそのシステム100の周期T中の共有スロットS5で計測データを送信するので、すなわち自システム200の周期T中の共有スロットS4(図14(b))で計測データを送信するので、タイムスロットテーブルTBB中の書き込み情報は、図13(c)に示すように変化しない。
〔通常モード〕
子機1B1の電源をオンとすると(図10:矢印(5))、子機1B1は、親機2Bへ接続要求を送る(図10:矢印(7))。親機2Aは、子機1B1からの接続要求を受けて(図16:ステップ801のYES)、子機1B1が自システム200の子機であることを確認のうえ(ステップ802のYES)、その子機1B1のレベル(重要度)をチェックする(ステップ803)。
子機1A1のレベルが「High」であった場合、タイムスロットテーブルTBB(図13(c))中に空の占有スロットがあるか否かをチェックし(ステップ804)、空の占有スロットがあれば任意の空の占有スロットを子機1B1に割り当て(ステップ805)、割り当てた占有スロットを子機1B1へ通知する(ステップ806)。
子機1A1のレベルが「Low」であった場合、タイムスロットテーブルTBB(図13(c))中の共有スロットで最も割り当て子機数の少ないものを子機1B1に割り当て(ステップ807)、割り当てた共有スロットを子機1B1へ通知する(ステップ808)。
なお、ステップ804において、空の占有スロットがない場合には、子機1B1のレベルが「Low」である場合と同様にして、ステップ807,808を実行する。これにより、「High」レベルの子機に割り当てる占有スロットがなくなれば、子機のレベルに拘わらず共有スロットが割り当てられるようになる。
また、他のシステム100の子機1A2からの接続要求であった場合は何もしない(ステップ802のNO)。他のシステムの子機からの計測データを受信した場合(ステップ800のNO)、親機2Aはその子機からの計測データの受信時点のタイムスロットが占有スロットであるか否かをチェックし(ステップ809)、占有スロットであれば、そのタイムスロットをビジースロットに指定する(ステップ810)。占有スロットでなければ(共有スロットであれば)、ビジースロットへの指定は行わない。
この例において、子機1B1のレベルは「High」であるとする。この場合、占有スロットS1〜S3、S5〜S8、S10が空であるので、親機2Bは、任意の空のタイムスロットとして例えばタイムスロットS2を子機1B1に割り当て(図10:矢印(8))、その割り当てた占有スロットS2を子機1B1へ通知する(図10:矢印(9))。
この際、親機2Bは、タイムスロットテーブルTBB中の占有スロットS2に、子機1B1が使用中である旨の情報を書き込む(図13(d))。子機1B1は、親機2Bからの占有スロットS2の通知を受けて、その通知された占有スロットS2で計測データを親機2Bへ送信し(図10:矢印(13))、この計測データの送信を周期Tで繰り返す。
この実施の形態では、他のシステム100の子機1A2からの通知を受けて、自システム200における周期T中の共有スロットを他のシステム100における周期T中の共有スロットと同期させているので、この同期させた共有スロットを使用して、自システム200の親機2Bから他のシステム100の子機1A2と通信したり、子機1A2を介して他のシステム200の親機2Aと通信したりすることが可能となる。
〔接続要求時に他のシステムの子機が計測データを送信中である場合〕
例えば、子機1B1の電源がオンとされ(図10:矢印(5))、子機1B1から親機2Bへ接続要求を行おうとするタイミングで(図10:矢印(7))、運悪く、他のシステム100の子機1A2が計測データを送信している場合がある。
〔動作例1〕
接続要求時に他のシステムの子機が計測データを送信中である場合の動作例1を図17に示す。この動作例1では、子機1B1から親機2Bへ接続要求を送ると同時に、その時点から子機1B1においてスロット待ちタイマ(ソフトタイマ)の計時を開始し、スロット待ちタイマがタイムアウトした場合、周期Tの経過を待ってリトライする。
図17の例では、他のシステム100の子機1A2からの計測データと自システム200の子機1B1からの接続要求が衝突し(図17:矢印(8),(9))、親機2Bには子機1B1からの接続要求が伝わらない。したがって、親機2Bでのタイムスロットの割り当ては行われず、親機2Bから子機1B1へのタイムスロットの通知も行われない。このため、子機1B1におけるスロット待ちタイマがタイムアウトする。
子機1B1は、スロット待ちタイマがタイムアウトすると、このスロット待ちタイマがタイムアウトした時点から周期Tの経過を待って、親機2Bへの接続要求を再度行う。この場合、子機1B1からの接続要求の送出タイミングが前回のそれよりもスロット待ちタイマの計時分だけ遅くなるので、他のシステム100の子機1A2からの計測データ(図17:矢印(12))と自システム200の子機1B1からの接続要求(図17:矢印(13))とが衝突しなくなる。
親機2Bは、子機1B1からの接続要求を受けると、子機1B1に任意の空のタイムスロットとして例えばタイムスロットS2を割り当て(図17:矢印(14))、その割り当てたタイムスロットS2を子機1B1へ通知する(図17:矢印(15))。子機1B1は、親機2BからのタイムスロットS2の通知を受けて、その通知されたタイムスロットS2で計測データを親機2Bへ送信する(図17:矢印(16))。
〔動作例2〕
接続要求時に他のシステムの子機が計測データを送信中である場合の動作例2を図18に示す。この動作例2では、子機1B1から親機2Bへ接続要求を行う前に、子機1B1においてキャリアセンスを行い、キャリアを検知した場合、親機2Bへの接続要求をキャンセルし、周期T+αの経過を待ってリトライする。
図18の例では、子機1B1が他のシステム100の子機1A2をキャリアとして検知するので(図18:矢印(9))、キャリアセンス失敗となり、親機2Bへの接続要求を行わない。したがって、他のシステム100の子機1A2からの計測データと自システム200の子機1B1からの接続要求とが衝突することがない。
子機1B1は、接続要求をキャンセルすると、その時点から周期T+αの経過を待って、親機2Bへの接続要求を再度行う。この場合、子機1B1からの接続要求の送出タイミングが前回のそれよりもαだけ遅くなるので、他のシステム100の子機1A2をキャリアとして検知しなくなり、子機1B1から親機2Bへ接続要求が送られるようになる(図18:矢印(14))。
親機2Bは、子機1B1からの接続要求を受けると、子機1B1に任意の空のタイムスロットとして例えばタイムスロットS2を割り当て(図18:矢印(15))、その割り当てたタイムスロットS2を子機1B1へ通知する(図18:矢印(16))。子機1B1は、親機2BからのタイムスロットS2の通知を受けて、その通知されたタイムスロットS2で計測データを親機2Bへ送信する(図18:矢印(17))。
図19に親機2の要部の機能ブロック図を示す。親機2の無線通信制御部2bは、キャリア検出部20aと、タイムスロット割当部20bと、タイムスロット割当禁止部2cと、共有スロット同期部20dと、通知部20eと、タイムスロットテーブルTBとを備えている。キャリア検出部20aは、自システムのキャリア(子機)を検出する第1のキャリア検出部20a1と、他のシステムのキャリアを検出する第2のキャリア検出部20a2とを備えている。
第1のキャリア検出部20a1は、自システムの子機からの接続要求を受信すると、その接続要求をタイムスロット割当部20bへ送る。タイムスロット割当部20bは、タイムスロットテーブルTBにアクセスし、タイムスロットテーブルTB中の任意の空の占有スロットあるいは共有スロットをその子機のレベルに応じて割り当て、割り当てたタイムスロットを通知部20eを介してその子機に通知する。また、タイムスロットテーブルTB中の割り当てたタイムスロットに、その子機が使用中である旨の情報を書き込む。
第2のキャリア検出部20a2は、他のシステムの子機からの計測データを受信すると、その子機からの計測データの受信タイミングをタイムスロット割当禁止部20dへ送る。タイムスロット割当禁止部20cは、タイムスロットテーブルTBにアクセスし、その子機からの計測データの受信時点の占有スロットをビジースロットに指定し、このビジースロットの自システムの子機への割り当てを禁止する。
また、第2のキャリア検出部20a2は、親機2への電源投入時、他のシステムの子機からの計測データに付加されている他のシステムにおける周期T中の共有スロットの位置を共有スロット同期部20dへ送る。共有スロット同期部20dは、自システムの周期T中の共有スロットを他のシステムの周期T中の共有スロットに同期させるように、タイムスロットテーブルTB中の共有スロットの位置を修正する。
なお、この実施の形態では、電池で動作する子機1の電池寿命を延ばすために、子機1にできるだけ単方向の通信を行わせるようにしている。子機と親機との通信でタイムスロットによる同期を取る場合、通常は、親機が発するビーコン信号などに、子機が主体的に同期合わせをするということになる、しかし、これでは同期信号を受信する必要があり、低消費電力化が図られない。これに対し、本実施の形態では、子機1の同期をとるための制御は親機2が肩代わりする。親機2の指示により、子機1がタイミング調整をする必要はあるが、子機1はデータ送信の直後のみ受信回路を瞬間的にONすればよく、かなりの低消費電力化が図られる。
本発明の一実施の形態を示す無線通信システム(実施の形態1:単独システム)の構成図である。 この無線通信システムに用いる親機および子機の要部を示すブロック図である。 この無線通信システムにおける運用開始時の動作を示すシーケンス図である。 運用開始時に親機が実行するイニシャル処理のフローチャートである。 タイムスロットテーブルの作成処理のフローチャートである。 タイムスロットテーブルへの書き込み情報の変化を示す図である。 通常モードにおける親機でのスロット割り当て処理のフローチャートである。 共有スロットが割り当てられた子機におけるデータ送信処理のフローチャートである。 運用中の無線通信システム(他のシステム)に対して別の無線通信システム(自システム)を近接して設けた例(実施の形態2:複数システム)を示す図である。 この無線通信システムにおける運用開始時の動作を示すシーケンス図である。 運用開始時に自システムの親機が実行するイニシャル処理のフローチャートである。 運用開始時に自システム親機が実行する親機同士の共有スロットの同期処理のフローチャートである。 自システムの親機におけるタイムスロットテーブルへの書き込み情報の変化を示す図である。 自システムの親機におけるタイムスロットテーブル中の共有スロットの位置の修正例を示す図である。 運用開始時に自システム親機が実行するタイムスロットテーブルの作成処理のフローチャートである。 自システムの親機が実行する通常モードにおけるスロット割り当て処理のフローチャートである。 接続要求時に他のシステムの子機が計測データを送信中である場合の動作例1を示すシーケンス図である。 接続要求時に他のシステムの子機が計測データを送信中である場合の動作例2を示すシーケンス図である。 本発明に係る無線通信システムにおける親機の要部を示す機能ブロック図である。 従来の無線通信システムを説明する図である。
符号の説明
100…無線通信システム(他のシステム)、200…無線通信システム(自システム)、1(1A1,1A2,1A3,1B1)…子機(送信機)、2(2A、2B)…親機(受信機)、3(3A,3B)…コントローラ、1a…無線通信制御部、1b…センサ計測部、1c…省電力管理部、1d…送信タイミング調整部、2a…上位通信部、2b…無線通信制御部、2c…計測データ管理部、TBA,TBB…タイムスロットテーブル、S1〜S10…タイムスロット、20a…キャリア検出部、20a1…第1のキャリア検出部、20a2…第2のキャリア検出部、20b…タイムスロット割当部、20c…タイムスロット割当禁止部、20d…共有スロット同期部、20e…通知部。

Claims (3)

  1. 親機と、この親機と無線によってデータの送受信を行う子機とを備えた無線通信システムにおいて、
    前記親機は、
    周期Tを時分割した1分割単位をタイムスロットとしこのタイムスロットに対して定められる第1のタイムスロットを複数の子機に割り当てる手段と、
    前記タイムスロットに対して定められる第2のタイムスロットを唯一の子機に割り当てる手段と、
    前記タイムスロットが割り当てられた子機にその割り当てられたタイムスロットをデータの送信スロットとして通知する手段と
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  2. 親機と、この親機と無線によってデータの送受信を行う子機とを備えた無線通信システムにおいて、
    前記親機は、
    周期Tを時分割した1分割単位をタイムスロットとしこのタイムスロットに対して定められる第1のタイムスロットを自己が属する無線通信システムの複数の子機に割り当てる手段と、
    前記タイムスロットに対して定められる第2のタイムスロットを自己が属する無線通信システムの唯一の子機に割り当てる手段と、
    前記タイムスロットが割り当てられた自己が属する無線通信システムの子機にその割り当てられたタイムスロットをデータの送信スロットとして通知する手段と
    他の無線通信システムの子機からの通知を受けて自己が属する無線通信システムにおける前記周期T中の第1のタイムスロットを他の無線通信システムにおける前記周期T中の第1のタイムスロットに同期させる手段と、
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1又は2に記載された無線通信システムにおいて、
    前記子機は、
    前記親機へのデータ送信直前にキャリアセンスを行い、他に前記親機と通信している子機があれば、前記親機へのデータの送信をキャンセルする手段と、
    前記親機より割り当てられた前記第1のタイムスロットでのデータの送信タイミングを1周期毎に変化させる手段と
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
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