以下に、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態では、本発明の情報処理装置を備え、例えばテレビ番組などのコンテンツの録画予約を設定する録画予約システムについて例示するが、これに限らずデータの取得予約を設定するいずれの構成でも適用できる。また、ここでは、テレビ番組の録画予約を設定する構成について例示するが、これに限らず例えばラジオ番組の録音予約を設定する構成や、画像データやプログラムなどの取得予約を設定する構成などに適用できる。
さらに、本実施の形態において、例えばテレビ番組などのコンテンツの音声データ、映像データ、データ放送用データなどを有するデータであるコンテンツデータを記録する処理を、コンテンツを記録する処理と適宜称して説明する。また、利用者により設定入力される録画開始日時や録画終了日時あるいはチャンネルなどが記載された要求情報である手動予約要求情報を取得する。そして、この手動予約要求情報の各種事項により特定される特定のコンテンツの記録を予約する処理を、手動予約処理と適宜称して説明する。また、利用者により設定入力されるキーワードが記載された要求情報である自動予約要求情報を生成する。そして、例えば後述するEPG(Electric Program Guide)データを参照し、自動予約要求情報のキーワードに関連するコンテンツの記録を予約する処理を、自動予約処理と適宜称して説明する。また、手動予約処理および自動予約処理に基づいて記録再生装置に設定したいくつかの録画予約において、予約時間帯の少なくとも一部が重複する録画予約のことを、重複予約と適宜称して説明する。さらにこの重複予約における録画予約のうちいずれか一つを選択してコンテンツの記録を予約する処理を、重複予約処理と適宜称して説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る録画予約システムの概略構成を示すブロック図である。図2は、記録再生装置の概略構成を示すブロック図である。図3は、録画予約リスト情報の概略構成を示す模式図である。図4は、コンテンツ管理情報の概略構成を示す模式図である。図5は、重複予約リスト情報の概略構成を示す模式図である。図6は、記録再生装置のCPUの内部構成を示すブロック図である。図7は、端末装置の概略構成を示すブロック図である。図8は、重複予約報知画面の一例を示す図である。
〔録画予約システムの構成〕
図1において、100は録画予約システムである。この録画予約システム100は、テレビ番組などのコンテンツの録画予約を設定する。そして、この録画予約システム100は、ネットワーク200と、記録再生装置300と、報知手段としての端末装置400と、を備えている。なお、ここでは、録画予約システム100が1台の記録再生装置300に対して1台の端末装置400を備えた構成として説明するが、1台の記録再生装置300に対して2台以上の端末装置400を備えた構成などとしてもよい。
ネットワーク200には、記録再生装置300と、端末装置400と、などが接続されている。そして、このネットワーク200は、記録再生装置300と端末装置400とを送受信可能な状態に接続する。このネットワーク200としては、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/-Inter-net Protocol)などの汎用のプロトコルに基づくイントラネット、エクストラネット、イーサネット(登録商標)などのLAN(Local Area Network)、無線媒体により情報が送受信可能な複数の基地局がネットワークを構成する通信回線網や放送網などのネットワーク、さらには、端末装置400と記録再生装置300との間での情報を直接送受信するための媒体となる無線媒体自体あるいは有線媒体であるUSB接続やIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394接続などが例示できる。ここで、無線媒体としては、電波、光、音波、電磁波などのいずれの媒体をも適用できる。
記録再生装置300は、ネットワーク200を介して端末装置400などに接続されている。この記録再生装置300は、手動予約処理や自動予約処理に基づいてコンテンツデータなどを記録し、重複予約が発生した際には端末装置400における入力操作などにより録画予約を適宜設定変更する。また、この記録再生装置300は、TS(Transport Stream)として配信される音声データ、映像データ、データ放送用データなどを有するコンテンツデータなどを記録し、記録したコンテンツデータなどを再生する。そして、記録再生装置300は、図2に示すように、通信手段310と、デマルチプレクサ(Demultiplexer;Demux)320と、デコーダ330と、データ取得手段としての記録再生処理手段340と、入力手段350と、蓄積手段としてのハードディスクドライブ(Hard Disk Drive;HDD)360と、記憶手段としてのメモリ370と、演算手段としてのCPU(Central Processing Unit)380と、などを備えている。また、記録再生装置300には、出力装置500が接続されている。なお蓄積手段は、HDD等のディスクシステムが適用可能である。
ここで、出力装置500は、記録再生装置300から出力されるコンテンツデータなどを受信して出力する。この出力装置500としては、例えばパーソナルコンピュータ、テレビジョン、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)などが例示できる。そして、この出力装置500は、音声出力部510と、表示部520と、などを備えている。
音声出力部510は、例えば図示しないスピーカなどの発音手段を有している。この音声出力部510は、記録再生装置300からアナログ信号やデジタル信号として送信される音声データを発音手段から音声として出力させる処理をする。なお、発音手段は、例えば図示しないTV受信機で受信したTV音声データなどをも適宜出力可能である。
表示部520は、記録再生装置300からアナログ信号やデジタル信号として送信される映像データ、データ放送用データ、EPGデータ、合成データなどを表示させる。この表示部520としては、例えば液晶表示パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode-Ray Tube)、FED(Field Emission Display)、電気泳動ディスプレイパネルなどが例示できる。なお、表示部520は、例えばTV受信機で受信したTV映像データなどをも適宜出力可能である。
通信手段310は、ネットワーク200を介して端末装置400と情報の送受信を実施する。また、通信手段310は、例えば、地上波デジタル放送や衛星デジタル放送などの放送波を受信するアンテナ311が接続され、アンテナ311からアナログ信号やデジタル信号として送信される情報、例えば複数のTSから利用者により選択されたテレビ放送番組に対応するTSを取得する。そして、通信手段310は、取得したTSをDemux320へ出力する。
さらに、通信手段310は、高速データ処理が可能な例えばIEEE1394規格のインターフェースを有し、記録再生装置300の外部に設けられた図示しない外部装置からデジタル信号として送信されるTSや後述するパーシャルTSなどを取得し、Demux320へ出力する。また、通信手段310は、記録再生処理手段350から出力されるパーシャルTSを取得し、適宜処理して記録再生装置300の外部に設けられた図示しない外部装置へデジタル信号として送信する。
さらに、通信手段310は、ネットワークインターフェースを備えている。このネットワークインターフェースは、ネットワーク200を介して端末装置400に接続されるとともに、CPU380に接続されている。このネットワークインターフェースは、ネットワーク200を介して入力される端末装置400からの信号Sneを受信する。そして、この信号Sneの取得により予め設定されている入力インターフェース処理を実施し、処理信号をCPU380に出力する。また、ネットワークインターフェースは、CPU380からの処理信号の取得により、予め設定されている出力インターフェース処理を実施する。そして、この実施結果を信号Sneとして、ネットワーク200を介して端末装置400に送信する。
Demux320は、デコーダ330と、記録再生処理手段340と、CPU380と、などが接続され、通信手段310からTSを取得し、この取得したTSからTSパケットを適宜分離して出力する。具体的には、Demux320は、CPU380の制御により、音声データが組み込まれたTSパケット(以下、音声パケットと称す)と、映像データが組み込まれたTSパケット(以下、映像パケットと称す)と、データ放送用データまたはEPGデータなどが組み込まれたTSパケット(以下、データパケットと称す)と、を取得する。そして、Demux320は、これら取得した音声パケットと、映像パケットと、データパケットと、をデコーダ330へ出力する。また、Demux320は、CPU380の制御により、取得したTSから選択されたテレビ放送番組に対応した各TSパケットを取得すると、これら各TSパケットを一連のデータ列構造のTS、すなわちパーシャルTSに再構成し、記録再生処理手段340へ出力する。さらに、Demux320は、CPU380の制御により、通信手段310や記録再生処理手段340からパーシャルTSを適宜取得すると、このパーシャルTSを、音声パケットと、映像パケットと、データパケットと、に分離してデコーダ330へ出力する。
ここで、EPGデータは、通信手段310で取得可能な各TSのテレビ放送番組などの番組に関する情報が、例えばBML(Broadcast Markup Language)やXML(eXtensible Markup Language)などのテキスト形式で記載されたデータである。すなわち、EPGデータは、番組タイトル、放送開始日時、放送終了日時、チャンネル、番組の内容やジャンルなどに関する番組詳細、などの情報が1つのデータ構造として構成されている。
デコーダ330は、Demux320と、CPU380と、出力装置500と、などに接続され、Demux320から取得した各パケットを適宜復調し、出力装置500へ適宜出力する。具体的には、デコーダ330は、CPU380の制御により、Demux320から音声パケットを取得し、この音声パケットに組み込まれた音声データを復調して、アナログ信号として出力装置500の音声出力部510へ送信したり、Demux320から映像パケットを取得し、この映像パケットに組み込まれた映像データを復調して、出力装置500へ出力したり、Demux320からデータパケットを取得し、このデータパケットに組み込まれたデータ放送用データやEPGデータなどを復調して、出力装置500へ出力する。また、デコーダ330は、データパケットにEPGデータが組み込まれている場合、CPU380の制御により、このEPGデータをHDD360へ適宜出力する。
記録再生処理手段340は、HDD360と、CPU380と、などに接続されている。そして記録再生処理手段340は、Demux320からパーシャルTSを適宜取得してHDD360へ記憶させたり、HDD360へ記憶させたパーシャルTSを適宜取得して通信手段310やDemux320へ出力したりする。
入力手段350は、CPU380などに接続されている。この入力手段350は、図示しないケース体の例えば正面に臨んで入力操作可能に配設された図示しない各種操作ボタンや操作つまみなどを有している。この操作ボタンや操作つまみの入力操作の内容としては、例えばテレビ放送番組コンテンツの記録や再生に関する設定操作、通信手段310で受信するTSの設定操作、端末装置IDの設定操作、などが例示できる。また、入力手段350は、入力操作に応じて、録画や再生の実施を要求する旨の処理実施要求情報を生成する手段としても機能する。そして、入力手段350は、入力操作による各種情報を操作信号としてCPU380へ送信する。ここで、入力手段350としては、例えば図示しないリモートコントローラ(以下、リモコンと称す)より赤外線を介して送信される各種情報を受信して、この各種情報を操作信号としてCPU380へ送信するリモコン受光部を備えた構成などとしてもよい。
HDD360は、CPU380などに接続されている。このHDD360は、例えばATA(AT Attachment)インターフェースにより制御される。なお、ここではHDD360がATAインターフェースにより制御される構成について例示するが、IDE(Integrated Drive Electronics)インターフェースやSCSI(Small Computer System Interface)インターフェースなどで制御される構成としてもよい。また、HDD360の代わりに、DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスク、光磁気ディスク、メモリカードなどの着脱可能、さらには固定のメモリなど、各種記録媒体に各種情報を読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成などとしてもよい。
また、HDD360は、記録再生処理手段340から入力される番組のパーシャルTS、すなわちコンテンツデータやEPGデータなどを適宜読み出し可能に記憶する。すなわち、HDD360は、コンテンツデータを記憶する図示しないデータ記憶領域と、EPGデータを番組情報テーブルとして記憶する図示しないEPG記憶領域と、を備えている。なお、これらデータ記憶領域、および、EPG記憶領域は、メモリ370に記憶されて構築される構成としてもよい。
メモリ370は、通信手段310から出力されるTSから所望のコンテンツデータを取得して記録する際や、記録したコンテンツデータを再生する際に必要な各種データなどを適宜読み出し可能に記憶する。また、メモリ370は、入力手段350から設定入力された端末装置IDを適宜読み出し可能に記憶する。そして、メモリ370は、キーワード記憶領域と、録画予約リスト情報記憶領域と、コンテンツ管理リスト記憶領域と、嗜好情報記憶領域と、重複予約リスト情報記憶領域と、端末装置400から重複予約リスト情報800で示される重複番組のうちのいずれか1つを選択する旨の選択情報を記憶する選択情報記憶領域と、などを備えている。なお、これらキーワード記憶領域と、録画予約リスト情報記憶領域と、コンテンツ管理リスト記憶領域と、嗜好情報記憶領域と、重複予約リスト情報記憶領域と、選択情報記憶領域とは、HDD360に記憶されて構築される構成としてもよい。
キーワード記憶領域は、利用者により設定入力された図示しないキーワードを記憶する。
録画予約リスト情報記憶領域は、例えば図3に示すような録画予約リスト情報600を適宜読み出し可能に記憶する。この録画予約リスト情報600は、手動予約処理や自動予約処理に関する情報が蓄積されたリスト情報であり、新規の録画予約が設定されるたびに更新される。この録画予約リスト情報600は、予約数情報610と、少なくとも1つの予約情報620と、などが1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。
予約数情報610は、予約情報620の総数nに関する情報である。なお、以下において、この総数nを予約情報数nと適宜称して説明する。この予約情報数nは、CPU380による手動予約や自動予約が追加される設定により1だけ加算され、手動予約や自動予約に基づいた録画が終了した際などに1だけ減算される。
予約情報620は、手動予約または自動予約に関する情報である。この予約情報620は、CPU380により、手動予約や自動予約が新規に設定された際に、それらの録画予約に関する情報が録画予約リスト情報600に組み込まれる。また、手動予約や自動予約に基づいた録画が終了した際や、選択情報に基づいて選択から外れた際などに、録画予約リスト情報600から削除される。そして、予約情報620は、録画基本情報621と、自動予約フラグ622と、などが1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。
録画基本情報621は、手動予約録画処理や自動予約録画処理を実施するために必要な各種情報であり、EPGデータに基づいてCPU380により生成される。また、この録画基本情報621は、CPU380により適宜変更される。そして、この録画基本情報621は、番組タイトル情報621Aと、内容情報としての放送開始時間情報621Bと、内容情報としての放送終了時間情報621Cと、チャンネル情報621Dと、番組詳細情報621Eと、などが1つのデータ構造として構成されている。なお、この録画基本情報621に記載される各種情報は、例えばテキスト形式すなわち文字列の簡単な構造で記述されている。但し、情報の保護等の目的で暗号化等の処理が加えられていてもよい。
番組タイトル情報621Aは、テレビ放送番組の番組名や、タイトル名などの名称に関する情報である。番組タイトル情報621Aには、放送番組のサブタイトルに関する番組サブタイトル情報が含まれていてもよい。なお番組サブタイトル情報には、番組名の略称や別称が含まれることもある。
放送開始時間情報621Bは、テレビ放送番組の放送が開始される予定時刻に関する情報である。この放送開始時間情報621Bには、テレビ放送番組が放送される年月日、および時刻が記載されている。この放送開始時間情報621Bは、記録再生処理手段340におけるテレビ放送番組の録画開始の処理において参照される。
放送終了時間情報621Cは、テレビ放送番組の放送が終了する予定時刻に関する情報である。この放送終了時間情報621Cには、テレビ放送番組の放送が終了する年月日、および時刻が記載されている。この放送終了時間情報621Cは、記録再生処理手段340におけるテレビ放送番組の録画終了の処理において参照される。
チャンネル情報621Dは、テレビ放送番組が放送されるチャンネルに関する情報である。このチャンネル情報621Dは、テレビ放送番組が放送されるエリアによりそれぞれ個別に設定される。また、チャンネル情報621Dは、通信手段310により複数のTSから利用者により選択されたテレビ放送番組に対応するTSを取得する際に参照される。
番組詳細情報621Eは、番組ジャンル情報と、番組記述情報と、などが1つのデータ構造として構成されている。番組ジャンル情報は、テレビ放送番組を内容毎に種別であるジャンル分けした場合に、どのジャンルに属するかを記述した情報である。このジャンルとしては、例えば、「バラエティ」、「ドラマ」、「映画」、「報道」、「ニュース」、「スポーツ」など、あるいは「笑える」、「泣ける」などの感情を示す言葉が例示できる。また、番組ジャンル情報として、例えば「バラエティ」に対して、「歌謡」、「演芸」などの小分類としてさらにジャンル分けされた情報が関連付けられていてもよい。番組記述情報は、例えばテレビ放送番組の放送内容を簡単に説明した記述、あるいは放送番組のあらすじ、また、出演者や監督、脚本家などの個人名称などのテレビ放送番組の詳細な内容がテキスト形式で記述された情報である。
自動予約フラグ622は、録画基本情報621に基づく録画処理が自動予約録画処理か否かを示すフラグ情報である。具体的には、自動予約フラグ622が「0」であれば自動予約録画処理ではなく手動予約処理であることを示し、「1」であれば自動予約処理であることを示す。
コンテンツ管理リスト記憶領域は、例えば図4に示すようなコンテンツ管理リスト情報700を適宜読み出し可能に記憶する。このコンテンツ管理リスト情報700は、HDD360に記録されたコンテンツに対応する情報のリストに関する情報である。このコンテンツ管理リスト情報700は、少なくとも1つのコンテンツ管理情報710が1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。
コンテンツ管理情報710は、予約情報620に基づいてコンテンツをHDD360に記録した場合、もしくは、現在受信して再生しているコンテンツデータをHDD360に記録した場合に、CPU380により、コンテンツ管理リスト情報700に組み込まれる。また、コンテンツ管理情報710は、CPU380により、HDD360からコンテンツが消去された際にコンテンツ管理リスト情報700から削除される。そして、このコンテンツ管理情報710は、コンテンツナンバ711と、録画タイトル情報712と、録画開始時間情報713と、録画終了時間情報714と、録画チャンネル情報715と、録画番組詳細情報716と、が1つのデータ構造として構成されている。
コンテンツナンバ711は、HDD360に記録されたコンテンツに固有に付与された番号に関する情報である。なお、コンテンツナンバ711の代わりに、コンテンツに固有に付与された例えば名称などを示す情報を用いる構成などとしてもよい。録画タイトル情報712は、コンテンツナンバ711により特定されるコンテンツのタイトルに関する情報である。録画開始時間情報713は、コンテンツナンバ711により特定されるコンテンツの放送開始時間に関する情報である。録画終了時間情報714は、コンテンツナンバ711により特定されるコンテンツの放送終了時間に関する情報である。録画チャンネル情報715は、コンテンツナンバ711により特定されるコンテンツのチャンネルに関する情報である。録画番組詳細情報716は、コンテンツナンバ711により特定されるコンテンツの番組詳細に関する情報である。
嗜好情報記憶領域は、図示しない優先度情報としての嗜好情報を適宜読み出し可能に記憶する。この嗜好情報は、視聴履歴情報と、録画履歴情報と、が1つのデータ構造として構成されている。
視聴履歴情報は、HDD360に記録されたいずれかのコンテンツデータが再生された際に得られる視聴履歴に関する情報である。この視聴履歴情報は、日時情報と、再生タイトル情報と、再生録画開始時間情報と、再生録画終了時間情報と、再生録画チャンネル情報と、再生録画番組詳細情報と、が1つのデータ構造として構成されている。日時情報は、所定のコンテンツを再生した日時、さらにはそのコンテンツが何%再生されたかに関する情報を含む。再生タイトル情報は、日時情報の日時に再生したコンテンツの録画番組タイトルに関する情報である。再生録画開始時間情報は、再生したコンテンツの録画開始時間に関する情報である。再生録画終了時間情報は、再生したコンテンツの録画終了時間に関する情報である。再生録画チャンネル情報は、再生したコンテンツの録画チャンネルに関する情報である。再生録画番組詳細情報は、再生したコンテンツの録画番組詳細に関する情報である。
録画履歴情報は、コンテンツデータをHDD360に記録した際に得られる録画履歴に関する情報である。この録画履歴情報は、記録録画タイトル情報と、記録録画開始時間情報と、記録録画終了時間情報と、記録録画チャンネル情報と、記録録画番組詳細情報と、が1つのデータ構造として構成されている。記録録画タイトル情報は、記録したコンテンツのタイトルに関する情報である。記録録画開始時間情報は、記録したコンテンツの放送開始時間に関する情報である。記録録画終了時間情報は、記録したコンテンツの放送終了時間に関する情報である。記録録画チャンネル情報は、記録したコンテンツのチャンネルに関する情報である。記録録画番組詳細情報は、記録したコンテンツの番組詳細に関する情報である。
なお、視聴履歴情報および録画履歴情報は、CPU380によりHDD270から所定のコンテンツが消去された際に、消去されたコンテンツに対応するコンテンツ管理情報710が削除されたとしても、メモリ370から削除されない。
重複予約リスト情報記憶領域は、例えば図6に示すような重複予約リスト情報800を適宜読み出し可能に記憶する。この重複予約リスト情報800は、CPU380にて1つの重複予約が発生したと判断された場合に生成される。そして、この重複予約リスト情報800は、少なくとも2つの重複予約情報810などが1つのデータ構造として関連付けられて構成されている。
重複予約情報810は、1つの重複予約番組に関する情報である。この重複予約情報810は、1つの重複予約が発生した場合にCPU380により生成される。また、重複予約情報810は、選択情報に基づいて重複予約が解消された際や、CPU380が任意の録画予約を選択した際に削除される。そして、重複予約情報810は、重複録画基本情報811と、推薦情報812と、が1つのデータ構造として構成されている。
重複録画基本情報811は、重複した予約番組の録画予約に関する情報であり、CPU380により録画予約リスト情報600の録画基本情報621に基づいて生成される。この重複録画基本情報811は、重複番組タイトル情報811Aと、放送開始時間情報811Bと、放送終了時間情報811Cと、チャンネル情報811Dと、重複番組詳細情報811Eと、が1つのデータ構造として構成されている。重複番組タイトル情報811Aは、重複した予約番組のタイトルに関する情報である。放送開始時間情報811Bは、重複番組タイトル情報811Aで特定されるコンテンツの放送開始時間に関する情報である。放送終了時間情報811Cは、コンテンツの放送終了時間に関する情報である。チャンネル情報811Dは、コンテンツが放送されるチャンネルに関する情報である。重複番組詳細情報811Eは、コンテンツの内容に関する情報である。
推薦情報812は、重複予約番組に対する利用者の嗜好に関する情報であり、CPU380により嗜好情報に基づいて生成される。この推薦情報812は、お薦めポイント情報812Aと、時間帯ポイント情報812Bと、ジャンルポイント情報812Cと、チャンネルポイント情報812Dと、が1つのデータ構造として構成されている。
お薦めポイント情報812Aは、時間帯ポイント情報812Bと、ジャンルポイント情報812Cと、チャンネルポイント情報812Dと、のそれぞれで示されるポイントを全て加算したポイントを示す情報である。なおポイントは、コンテンツの視聴や録画が一定時間以上行われた時、又はコンテンツの一定の割合以上について視聴や録画が行われた時に加算される。このお薦めポイント情報812Aで示されるポイントは、例えば、0〜30ポイントなどの数値範囲に設定される。
時間帯ポイント情報812Bは、利用者がよく視聴する番組の時間帯情報から、利用者の嗜好を数値化した情報である。一般に、放送側から放映される番組は時間帯により番組ジャンルに傾向があり、例えば、21時から22時の間の時間帯には若い女性をターゲットとした恋愛ドラマなどが放送されることが多く、時間帯ポイント情報812Bはこのような観点より利用者の嗜好を数値化した情報である。この時間帯ポイント情報812Bに示されるポイントは、例えば0〜10ポイントなどの数値範囲に設定される。
ジャンルポイント情報812Cは、利用者がよく視聴する番組ジャンルに関するキーワード情報から、利用者の嗜好を数値化した情報である。例えば、ジャンルポイント情報812Cに示されるポイントは、詳細は後述するが、利用者がよくドラマを視聴し、かつ、重複番組タイトル情報811Aで特定されるコンテンツのジャンルがドラマの場合、高い値となる。また、ジャンルポイント情報812Cに示されるポイントは、特に重複番組タイトル情報811Aで特定されるコンテンツが一度見た連続ドラマの場合、より高い値となる。このジャンルポイント情報812Cに示されるポイントは、例えば0〜10ポイントなどの数値範囲に設定される。
チャンネルポイント情報812Dは、利用者がよく視聴する番組のチャンネルから、利用者の嗜好を数値化した情報である。このチャンネルポイント情報812Dに示されるポイントは、例えば0〜10ポイントなどの数値範囲に設定される。
さらに、メモリ370は、記録再生装置300全体を動作制御するOS(Operating System)上に展開される各種プログラムなどを適宜読み出し可能に記憶している。このメモリ370としては、例えば停電などにより突然電源が落ちた際にも記憶が保持される構成のメモリ、例えばCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)メモリなどを用いることが望ましい。なお、メモリ370としては、HD、DVD、光ディスクなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。
CPU380は、各種プログラムとして、図6に示すように、要求情報取得手段としての予約情報生成手段381と、予約情報組込手段382と、重複予約処理手段383と、データ取得制御手段としての録画予約設定手段384と、録画制御手段385と、再生制御手段386と、計時手段387と、などを備えている。
予約情報生成手段381は、入力手段350から操作信号として送信される要求情報である手動予約要求情報を適宜取得する。そして、この手動予約要求情報に基づいて、予約情報620の生成処理を実施する。具体的には、予約情報生成手段381は、手動予約要求情報を取得すると、この手動予約要求情報に記載された放送開始時間や放送終了時間、チャンネル、などの情報で特定される番組に関する情報を、HDD360に記録されたEPGデータより抽出する。すなわち、EPGデータより、番組タイトル情報と、放送開始時間情報と、放送終了時間情報と、チャンネル情報と、番組詳細情報と、を抽出する。そして、予約情報生成手段381は、これらEPGデータから抽出した情報に基づいて、録画基本情報621を生成する。
すなわち、予約情報生成手段381は、EPGデータの番組タイトル情報より、番組タイトル情報621Aを生成する。EPGデータの放送開始時間情報より、放送開始時間情報621Bを生成する。EPGデータの放送終了時間情報より、放送終了時間情報621Cを生成する。EPGデータのチャンネル情報より、チャンネル情報621Dを生成するEPGデータの番組詳細情報より、番組詳細情報621Eを生成する。そして、予約情報生成手段381は、この録画基本情報621に基づく録画処理が手動予約録画処理である旨を示す「0」のフラグ情報を組み込んだ自動予約フラグ622を生成する。さらに、予約情報生成手段381は、録画基本情報621および自動予約フラグ622より予約情報620を生成し、この予約情報620を録画予約リスト情報600に組み込む。なお、ここでは、手動予約要求情報およびEPGデータに基づいて予約情報620を生成する構成について例示したが、これに限らず手動予約要求情報のみに基づいて各情報621B,621C,621Dのみを組み込んだ録画基本情報621を生成する構成としてもよい。
また、予約情報生成手段381は、入力手段350から操作信号として送信される自動録画予約要求情報を適宜取得する。そして、この自動予約要求情報に基づいて、予約情報620の生成処理を実施する。具体的には、予約情報生成手段381は、デコーダ330を制御して、通信手段310で取得したTSに記載されたEPGデータをHDD360に記憶させる。そして、自動予約要求情報を取得すると、この自動予約要求情報に記載されたキーワードを取得してメモリ370のキーワード記憶領域に記憶させるとともに、HDD270に記憶されたEPGデータを取得する。さらに、取得したキーワードに一致あるいは関連する番組タイトル、番組記述、ジャンル、シリーズ名などの番組をEPGデータから検索する。そして、キーワードに例えば関連する番組名の番組を検索できたことを認識すると、EPGデータに基づいて、この番組の番組タイトル情報と、放送開始時間情報と、放送終了時間情報と、チャンネル情報と、番組詳細情報とを抽出する。そして、予約情報生成手段381は、これらEPGデータより抽出した情報に基づき、録画基本情報621を適宜生成する。
すなわち、予約情報生成手段381は、EPGデータの番組タイトル情報より、番組タイトル情報621Aを生成する。EPGデータの放送開始時間情報より、放送開始時間情報621Bを生成する。EPGデータの放送終了時間情報より、放送終了時間情報621Cを生成する。EPGデータのチャンネル情報より、チャンネル情報621Dを生成するEPGデータの番組詳細情報より、番組詳細情報621Eを生成する。さらに、予約情報生成手段381は、この録画基本情報621に基づく録画処理が自動予約録画処理である旨を示す「1」のフラグ情報を生成して自動予約フラグ622を生成する。そして、予約情報生成手段381は、録画基本情報621および自動予約フラグ622より予約情報620を生成し、この予約情報620を録画予約リスト情報600に組み込む。なお、予約情報生成手段381は、キーワードに例えば関連する番組を複数検索できたことを認識すると、それぞれに対応する予約情報620を生成する。
また、予約情報生成手段381は、デコーダ330を適宜制御して、最新のEPGデータをHDD360に適宜記憶させる。そして、予約情報生成手段381は、最新のEPGデータをHDD360に記憶させると、録画予約リスト情報に組み込まれた予約情報620を適宜更新する。
予約情報組込手段382は、予約情報生成手段381で生成された予約情報620をメモリ370に適宜記憶させる。具体的には、予約情報組込手段382は、予約情報生成手段381で少なくとも1つの予約情報620が新規に生成されると、この予約情報620をメモリ370の録画予約リスト情報記憶領域における録画予約リスト情報600に組み込む。さらに、この録画予約リスト情報600に組み込まれている予約情報620を録画開始日時が早い順序に並べ替える。すなわち、予約情報組込手段382は、録画予約リスト情報600を更新する。
重複予約処理手段383は、重複予約に関する処理を実施する。そして、重複予約処理手段383は、内容情報取得手段としても機能する重複判断手段383Aと、比較手段、優先度演算手段、および、選出手段としての推薦情報生成手段383Bと、重複情報生成手段383Cと、報知制御手段としても機能する重複情報授受手段383Dと、などを備えている。
なお、予約情報生成手段381、重複判断手段383A、推薦情報生成手段383B、重複情報授受手段383D、および、録画予約設定手段384にて、本発明の情報処理装置が構成されている。ここで、本発明の情報処理装置としては、重複情報授受手段383Dおよび録画予約設定手段384のうちの少なくともいずれか一方を設けない構成としてもよい。
重複判断手段383Aは、予約情報組込手段382により録画予約リスト情報600の更新が実施されると、録画予約リスト情報600において重複予約が発生したか否かを判断する。具体的には、重複判断手段383Aは、予約情報組込手段382で録画予約リスト情報600の予約情報620が並べ替えられると、録画予約リスト情報600における全ての放送開始時間情報621Bおよび放送終了時間情報621Cを比較して、予約時間帯の少なくとも一部が重複しているか否かをそれぞれ判断する。そして、重複判断手段383Aは、重複予約が発生したと判断した際には、重複しているそれぞれの予約情報620の録画基本情報621を、メモリ370における録画予約リスト情報600より抽出する。さらに、重複判断手段383Aは、これらの抽出した録画基本情報621に基づいて重複録画基本情報811を生成し、メモリ370に記憶させる。具体的には、重複判断手段383Aは、録画基本情報621の番組タイトル情報621Aを重複番組タイトル情報811Aとして、放送開始時間情報621Bを放送開始時間情報811Bとして、放送終了時間情報621Cを放送終了時間情報811Cとして、チャンネル情報621Dをチャンネル情報811Dとして、番組詳細情報621Eを重複番組詳細情報811Eとして、それぞれを組み込んだ重複録画基本情報811を生成する。
推薦情報生成手段383Bは、重複判断手段383Aにより重複録画基本情報811が生成されると、重複録画基本情報811のそれぞれに対して推薦情報812を生成する。具体的には、推薦情報生成手段383Bは、メモリ370の嗜好情報記憶領域より嗜好情報を取得する。また、推薦情報生成手段383Bは、重複録画基本情報811の各情報811A〜811Eを取得する。そして、嗜好情報に蓄積された視聴履歴情報および録画履歴情報に含まれる各情報と、重複録画基本情報811の各情報811A〜811Eと、を比較する。そして、推薦情報生成手段383Bは、これらの情報のうち一致した情報に基づいて、お薦めポイント情報などの各ポイント情報を算出し、推薦情報812を生成する。
すなわち、推薦情報生成手段383Bは、時間帯ポイント情報812Bを生成する場合、例えば、嗜好情報における各番組が放映された時間帯に関する情報から、利用者がどの時間帯の番組を多く視聴・録画しているかを認識し、時間帯毎に優先順位をつける。そして、重複録画基本情報811の放送開始時間情報811Bおよび放送終了時間情報811Cで特定される番組の時間帯がどの優先順位の時間帯に該当するかを判断し、該当する優先順位に基づいてポイントを計算して時間帯ポイント情報812Bを生成する。
また、推薦情報生成手段383Bは、ジャンルポイント情報812Cを生成する場合、例えば、嗜好情報における各番組タイトル情報および番組詳細情報に含まれる文字や単語に対して形態素解析を実施して所定のキーワードを検出し、検出されたキーワードの頻出度から各キーワード毎に優先順位をつける。そして、重複録画基本情報811における重複番組タイトル情報811Aや重複番組詳細情報811Eに含まれるキーワードが、優先順位の高いキーワードにどれだけ一致しているかを判断し、その一致した度数に基づいてジャンルポイント情報812Cを生成する。特に、推薦情報生成手段383Bは、連続ドラマなどのように、重複番組タイトル情報811Aにおける番組タイトルと、嗜好情報に蓄積されたコンテンツデータに関する番組タイトルと、が完全に一致するような場合、高いポイントを設定したジャンルポイント情報812Cを生成する。
また、推薦情報生成手段383Bは、チャンネルポイント情報812Dを生成する場合、例えば、嗜好情報における各番組が放映されたチャンネルに関する情報から、利用者がどのチャンネルの番組を多く視聴・録画しているかを認識し、チャンネル毎に優先順位をつける。そして、重複録画基本情報811におけるチャンネル情報811Dのチャンネルがどの優先順位のチャンネルに該当するかを判断し、該当したチャンネルの優先順位に基づいてポイントを計算してチャンネルポイント情報812Dを生成する。
さらに、推薦情報生成手段383Bは、時間帯ポイント情報812Bと、ジャンルポイント情報812Cと、チャンネルポイント情報812Dと、のそれぞれで示されるポイントを全て加算して、お薦めポイント情報812Aを生成する。さらに、推薦情報生成手段383Bは、生成したこれらの推薦情報812を重複予約リスト情報記憶領域に記憶させる。
重複情報生成手段383Cは、重複判断手段383Aで生成された重複録画基本情報811と、推薦情報生成手段383Bにより生成された推薦情報812と、に基づいて重複予約リスト情報800を生成する。具体的には、重複情報生成手段383Cは、重複したそれぞれの番組に対応する重複録画基本情報811と、推薦情報812と、を1つのデータ構造として構成した重複予約情報810を生成する。そして、重複情報生成手段383Cは、これらの重複予約情報810をリスト化して重複予約リスト情報800を生成する。
重複情報授受手段383Dは、重複情報生成手段383Cで生成された重複予約リスト情報800を、ネットワーク200を介して端末装置400に送信する。この重複情報授受手段383Dは、重複情報生成手段383Cにより新たな重複予約リスト情報800が生成されるたびに、重複予約リスト情報800を端末装置400に送信する。
また、重複情報授受手段383Dは、端末装置400から重複予約リスト情報800で示される重複番組のうちのいずれか1つを選択する旨の選択情報を、ネットワーク200を介して取得する。さらに、重複情報授受手段383Dは、受信した選択情報をメモリ370に記憶させる。
録画予約設定手段384は、録画予約リスト情報600に基づく録画予約を設定する。また、録画予約設定手段384は、重複情報授受手段383Dが受信した選択情報に基づいて、重複予約リスト情報800における複数の重複予約情報810のうち、いずれか1つの重複予約情報810に対応するコンテンツの予約設定を実施する。具体的には、録画予約設定手段384は、重複判断手段383Aにより録画予約リスト情報600において重複予約が発生していないと判断された場合、予約情報組込手段382により生成された録画予約リスト情報600を変更せずに録画予約の設定を終了する。また、録画予約設定手段384は、重複判断手段383Aにより重複予約が発生したと判断された場合、重複情報授受手段383Dで送信した重複予約リスト情報800に対して、計時手段387で計時する所定時間内に端末装置400より選択情報が返信されたか否かを判断する。
そして、録画予約設定手段384は、計時手段387で計時する所定時間内に端末装置400より選択情報が返信されたと判断した場合、選択情報に基づいて選択から外れたその他の重複予約情報810に対応する予約情報620を録画予約リスト情報600から削除する。そして、録画予約設定手段384は、選択された重複予約情報810に対応する予約情報620のみを録画予約リスト情報600に残す。
また、録画予約設定手段384は、計時手段387で計時する所定時間内に端末装置400より選択情報が返信されていないと判断した場合、重複予約リスト情報800における複数の重複予約情報810のうち、推薦情報812におけるお薦めポイント情報812Aの値が最も高い重複予約情報810を選択する。そして、録画予約設定手段384は、この選択から外れた重複予約情報810に対応する予約情報620を録画予約リスト情報600から削除し、選択した重複予約情報810に対応する予約情報620のみを録画予約リスト情報600に残す。
さらに、録画予約設定手段384は、重複予約リスト情報800における重複予約情報810のうちいずれか1つに対応する予約情報620を録画予約リスト情報600に残すと、重複予約リスト情報800をメモリ370より削除し、録画予約の設定を終了する。
録画制御手段385は、通信手段310、Demux320、記録再生処理手段350などの動作を制御して、所望のコンテンツデータを受信してHDD360に適宜読み出し可能に記憶させる処理をする。具体的には、録画制御手段385は、録画予約設定手段384により確定された録画予約リスト情報600に基づいて計時手段387で計時する現在時刻が各予約情報620における録画開始日時となるコンテンツデータを受信させて記憶、あるいは、入力手段350における入力操作に基づく操作信号により現在受信して再生しているコンテンツデータを記憶させる処理をする。また、録画制御手段385は、記録したコンテンツに関する録画基本情報621、もしくは、EPGデータより抽出した記録したコンテンツに関する情報に基づいて、コンテンツ管理情報710を生成する。
すなわち、録画制御手段385は、予約情報620の番組タイトル情報621AのタイトルもしくはEPGデータにおける番組タイトルに基づいて、録画タイトル情報712を生成する。放送開始時間情報621Bの放送開始時間もしくはEPGデータにおける放送開始時間に基づいて、録画開始時間情報713を生成する。放送終了時間情報621Cの放送終了時間もしくはEPGデータにおける放送開始時間に基づいて、録画終了時間情報714を生成する。チャンネル情報621DのチャンネルもしくはEPGデータにおけるチャンネルに基づいて、録画チャンネル情報715を生成する。番組詳細情報621Eの番組詳細もしくはEPGデータにおける番組詳細に基づいて、録画番組詳細情報716を生成する。そして、録画制御手段385は、これらのコンテンツ管理情報710をメモリ370のコンテンツ管理リスト情報記憶領域に記憶させる。
また、録画制御手段385は、記録したコンテンツに関する録画基本情報621、もしくは、EPGデータより抽出した記録したコンテンツに関する情報に基づいて、録画履歴情報を生成する。すなわち、録画制御手段385は、予約情報620の番組タイトル情報621AのタイトルもしくはEPGデータにおける番組タイトルに基づいて、記録録画タイトル情報を生成する。放送開始時間情報621Bの放送開始時間もしくはEPGデータにおける放送開始時間に基づいて、記録録画開始時間情報を生成する。放送終了時間情報621Cの放送終了時間もしくはEPGデータにおける放送開始時間に基づいて、記録録画終了時間情報を生成する。チャンネル情報621DのチャンネルもしくはEPGデータにおけるチャンネルに基づいて、記録録画チャンネル情報を生成する。番組詳細情報621Eの番組詳細もしくはEPGデータにおける番組詳細に基づいて、記録録画番組詳細情報を生成する。そして、録画制御手段385は、これらの情報を1つのデータ構造としてメモリ370の嗜好情報記憶領域に記憶させる。さらに、録画制御手段385は、コンテンツデータなどを記憶させる処理すなわち録画処理を実施すると、この録画処理に対応する予約情報620を録画予約リスト情報600より削除する。
再生制御手段386は、Demux320、デコーダ330、記録再生処理手段340、などを制御して、所望の番組のコンテンツデータを出力装置500へ出力して再生させる処理をする。具体的には、入力手段350における入力操作に基づく操作信号により特定、例えば出力装置500で一覧表示されるサムネイルを選択する入力操作などにて特定されたコンテンツデータ、あるいは、いわゆるタイマ再生などあらかじめ所定時間に再生要求されているコンテンツデータをHDD360から読み出し、デコーダ330で適宜処理して出力装置500へ出力する。また、再生制御手段386は、HDD360に蓄積されたコンテンツデータを再生する際に、再生したコンテンツに関するコンテンツ管理情報710に基づいて再生履歴情報を生成する。
すなわち、再生制御手段386は、再生したコンテンツの録画タイトル情報712に基づいて、再生タイトル情報を生成する。再生したコンテンツの録画開始時間情報713に基づいて、再生録画開始時間情報を生成する。再生したコンテンツの録画終了時間情報714に基づいて、再生録画終了時間情報を生成する。録画チャンネル情報715に基づいて、再生録画チャンネル情報を生成する。録画番組詳細情報716に基づいて、再生録画番組詳細情報を生成する。そして、これらの情報とコンテンツを再生した日時に関する日時情報とを、1つのデータ構造としてメモリ370の嗜好情報記憶領域に記憶させる。
計時手段387は、例えば内部クロックなどの基準パルスに基づいて現在時刻を計時し、現在時刻情報を生成する。
端末装置400は、ネットワーク200を介して記録再生装置300と情報の送受信が可能に接続されており、記録再生装置300の録画予約を設定変更する。この端末装置400としては、例えばPDA、携帯電話、PHS、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、携帯型パーソナルコンピュータ、リモートコントローラなどが例示できる。そして、端末装置400は、図7に示すように、送受信器410と、端末入力部420と、端末表示部430と、メモリ440と、処理部450と、などを備えている。
送受信器410は、ネットワーク200に接続されるとともに処理部450に接続されている。この送受信器410は、ネットワーク200を介して記録再生装置300から端末信号Staを受信する。そして、送受信器410は、この端末信号Staの取得により予め設定されている入力インターフェース処理を実施し、処理後の端末信号Staを処理部450に出力する。
また、送受信器410は、処理部450から端末入力部420による入力信号を取得する。そして、送受信器410は、この入力信号の取得により予め設定されている出力インターフェース処理を実施し、端末信号Staとしてネットワーク200を介して記録再生装置300に送信する。
端末入力部420は、例えばキーボード、マウス、各種操作ボタンなどの図示しない入力手段を有している。この入力手段による入力操作としては、重複予約リスト情報800を閲覧する際の操作、重複予約リスト情報800に基づく録画予約の設定、などの操作が例示できる。そして、端末入力部420は、これらの入力操作により、所定の入力信号を処理部450へ適宜出力する。なお、この端末入力部420としては、上記の入力手段に限らず、例えば端末表示部430に設けられたタッチパネルによる入力操作や音声による入力操作などにより、設定入力する構成としてもよい。
端末表示部430は、例えば液晶や有機ELパネル、PDP、CRTなどが例示できる。この端末表示部430は、処理部450からの表示信号を受信し、この受信した表示信号に記載された画像データを表示する。この表示する画像データとしては、例えば図8に示すような重複予約報知画面460などが例示できる。
ここで、重複予約報知画面460は、処理部450にて重複予約リスト情報800に基づいて生成された画面であり、利用者が重複予約に係る番組のうちどの番組を選択するか判断をする際に利用される。この重複予約報知画面460は、項目情報表示領域461と、第1の番組情報領域462と、第2の番組情報領域463と、を備えている。ここで、重複予約報知画面460は、2個の予約番組が重複した際に、図8に示すように2個の番組情報領域462、463を備え、2個以上のN個の番組が重複した際には、N個の番組情報領域を備えた構成となる。なお、この場合においてお薦めポイントに従う形で、予約番組が重複した際に1つの番組のみを表示してもよい。
項目情報表示領域461は、重複予約番組に関する各種項目を表示させる領域である。この項目情報表示領域461は、重複予約報知画面460における左側に形成されている。そして、項目情報表示領域461は、上下方向に並んで設けられた、重複番組タイトル領域461Aと、開始時間領域461Bと、終了時間領域461Cと、チャンネル領域461Dと、番組詳細領域461Eと、お薦めポイント領域461Fと、時間帯ポイント領域461Gと、ジャンルポイント領域461Hと、チャンネルポイント領域461Iと、などを備えている。
重複番組タイトル領域461Aには、重複番組タイトルについての項目が表示される。開始時間領域461Bには、開始時間についての項目が表示される。終了時間領域461Cには、終了時間についての項目が表示される。チャンネル領域461Dには、チャンネルについての項目が表示される。番組詳細領域461Eには、番組詳細についての項目が表示される。お薦めポイント領域461Fには、お薦めポイントについての項目が表示される。時間帯ポイント領域461Gには、時間帯ポイントについての項目が表示される。ジャンルポイント領域461Hには、ジャンルポイントについての項目が表示される。チャンネルポイント領域461Iには、チャンネルポイントについての項目が表示される。
第1の番組情報領域462は、重複した予約番組のうちの1つ目の予約番組に関する各情報を、項目情報表示領域461の各種項目と対応して表示させた領域である。また、この第1の番組情報領域462は、重複予約報知画面460における中央側に形成されている。そして、第1の番組情報領域462は、上下方向に並んで設けられた、第1の番組のタイトル領域462Aと、第1の番組の放送開始時間領域462Bと、第1の番組の放送終了時間領域462Cと、第1の番組のチャンネル領域462Dと、第1の番組の番組詳細領域462Eと、第1の番組のお薦めポイント領域462Fと、第1の番組の時間帯ポイント領域462Gと、第1の番組のジャンルポイント領域462Hと、第1の番組のチャンネルポイント領域462Iと、などを備えている。
第1の番組のタイトル領域462Aには、1つ目の予約番組のタイトルが表示される。第1の番組の放送開始時間領域462Bには、第1の番組のタイトル領域462Aで特定される番組の放送開始時間が表示される。第1の番組の放送終了時間領域462Cには、番組の放送終了時間が表示される。第1の番組のチャンネル領域462Dには、番組のチャンネルが表示される。第1の番組の番組詳細領域462Eには、番組の番組詳細が表示される。第1の番組のお薦めポイント領域462Fには、お薦めポイントが表示される。第1の番組の時間帯ポイント領域462Gには、番組の時間帯ポイントが表示される。第1の番組のジャンルポイント領域462Hには、番組のジャンルポイントが表示される。第1の番組のチャンネルポイント領域462Iには、番組のチャンネルポイントが表示される。
第2の番組情報領域463は、重複した予約番組のうちの2つ目の予約番組に関する各情報を、項目情報表示領域461の各種項目と対応して表示させる領域である。また、この第2の番組情報領域463は、重複予約報知画面460における右側に形成されている。そして、第2の番組情報領域463は、第1の番組情報領域462と同様に、第2の番組情報領域462は、上下方向に並んで設けられた、第2の番組のタイトル領域463Aと、第2の番組の放送開始時間領域462Bと、第2の番組の放送終了時間領域463Cと、第2の番組のチャンネル領域463Dと、第2の番組の番組詳細領域463Eと、第2の番組のお薦めポイント領域463Fと、第2の番組の時間帯ポイント領域463Gと、第2の番組のジャンルポイント領域463Hと、第2の番組のチャンネルポイント領域463Iと、などを備えている。
第2の番組のタイトル領域463A、第2の番組の放送開始時間領域462B、および、第2の番組の放送終了時間領域463Cのそれぞれには、第1の番組のタイトル領域462A、第1の番組の放送開始時間領域462B、および、第1の番組の放送終了時間領域462Cと同様の情報が組み込まれる。第2の番組のチャンネル領域463D、第2の番組の番組詳細領域463E、および、第2の番組のお薦めポイント領域463Fには、第1の番組のチャンネル領域462D、第1の番組の番組詳細領域462E、および、第1の番組のお薦めポイント領域462Fと同様の情報が組み込まれる。第2の番組の時間帯ポイント領域463G、第2の番組のジャンルポイント領域463H、および、第2の番組のチャンネルポイント領域463Iには、第1の番組の時間帯ポイント領域462G、第1の番組のジャンルポイント領域462H、第1の番組のチャンネルポイント領域462Iと同様の情報が組み込まれる。
メモリ440は、例えば記録再生装置300より送信された重複予約リスト情報800や、重複予約報知画面460、処理部450にて生成される後述する選択情報、などを、適宜読み出し可能に記憶する。また、メモリ440は、端末装置400全体を動作制御するOS上に展開される各種プログラムなどを記憶している。なお、メモリ440としては、HDDや光ディスクなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。
処理部450は、図示しない各種入出力ポート、例えば送受信器410が接続される通信ポート、端末入力部420が接続されるキー入力ポート、端末表示部430が接続される表示制御ポート、メモリ440が接続される記憶ポートなどを備えている。そして、処理部450は、図7に示すように、各種プログラムとして、重複予約情報制御手段451と、選択情報生成手段452と、などを構成する。
重複予約情報制御手段451は、記録再生装置300から送信された重複予約リスト情報800を取得する。そして、重複予約情報制御手段451は、この重複予約リスト情報800に基づいた重複予約報知画面460を端末表示部430で表示させる。具体的には、重複予約情報制御手段451は、送受信器410から入力される処理後の端末信号Staに基づいて、この信号に記載された重複予約リスト情報800を取得する。また、この重複予約リスト情報800から重複予約報知画面460を表示するために必要な情報を抽出して、重複予約報知画面460を生成する。
すなわち、重複予約情報制御手段451は、重複番組タイトル領域461Aと、開始時間領域461Bと、終了時間領域461Cと、チャンネル領域461Dと、番組詳細領域461Eと、お薦めポイント領域461Fと、時間帯ポイント領域461Gと、ジャンルポイント領域461Hと、チャンネルポイント領域461Iと、に各種文字列を表示させる。
また、重複予約情報制御手段451は、第1の番組情報領域462を表示させる場合、第1の番組のタイトル領域462Aに、重複番組タイトル情報811Aの番組のタイトルを表示させる。また、第1の番組の放送開始時間領域462Bに、放送開始時間情報811Bの放送開始時間を表示させる。さらに、第1の番組の放送終了時間領域462Cに、放送終了時間情報811Cの放送終了時間を表示させる。また、第1の番組のチャンネル領域462Dに、チャンネル情報811Dのチャンネルを表示させる。そして、第1の番組の番組詳細領域462Eに、重複番組詳細情報811Eの番組詳細を表示させる。また、第1の番組のお薦めポイント領域462Fに、お薦めポイント情報812Aのお薦めポイントを表示させる。さらに、第1の番組の時間帯ポイント領域462Gに、時間帯ポイント情報812Bの時間帯ポイントを表示させる。そして、第1の番組のジャンルポイント領域462Hに、ジャンルポイント情報812Cのジャンルポイントを表示させる。また、第1の番組のチャンネルポイント領域462Iに、チャンネルポイント情報812Dのチャンネルポイントを表示させる。
さらに、重複予約情報制御手段451は、第2の番組情報領域463の各領域463A〜463Iに、第1の番組情報領域462の各領域462A〜462Iと同様の情報を表示させる。
そして、重複予約情報制御手段451は、重複予約報知画面460を適宜表示信号に変換して端末表示部430に出力する。
選択情報生成手段452は、端末表示部430に出力表示された重複予約報知画面460に基づいてどの重複予約を選択するかに関する選択情報を生成する。そして、選択情報生成手段452は、生成した選択情報を、ネットワーク200を介して記録再生装置300に送信する。具体的には、選択情報生成手段452は、端末入力部420から入力される入力信号に基づいて、この入力信号に記載された重複予約のうちいずれか1つの録画予約を選択する旨の情報を認識すると、選択情報を生成する。
この選択情報は、記録再生装置300が録画予約の設定を変更する際に用いられ、記録再生装置IDと、選択番組情報と、などが1つのデータ構造として構成されている。記録再生装置IDは、録画予約を行う記録再生装置300を特定する例えば装置IDナンバなどである。選択番組情報は、例えば、重複番組タイトル情報711Aに基づいたタイトル情報などであり、どの予約番組を選択するかを指示する処理指示情報である。そして、生成した選択情報を適宜変換した後に入力信号として送受信器410に出力する。
〔録画予約システムの動作〕
次に、録画予約システム100の動作を図面に基づいて説明する。
(手動予約処理)
まず、録画予約システム100の動作として、手動予約処理について図9に基づいて説明する。図9は、手動予約処理の動作を示すフローチャートである。
利用者は、例えば記録再生装置300における入力手段350の入力操作により、所望の番組を手動予約するために必要な各種情報、例えば録画開始日時、録画終了日時、チャンネル番号などに関する手動予約要求情報を設定入力する。記録再生装置300は、図9に示すように、CPU380の予約情報生成手段381にて、手動予約要求情報を取得すると(ステップS101)、この手動予約要求情報に記載された録画開始日時、録画終了日時、チャンネル番号などの各種情報を認識する。そして、これら各種情報が記載された録画基本情報621を生成する(ステップS102)。さらに、予約情報生成手段381は、「0」に設定されたフラグ情報を組み込んだ自動予約フラグ622を生成する(ステップS103)。この後、予約情報生成手段381は、録画基本情報621および自動予約フラグ622を組み込んだ予約情報620を生成する(ステップS104)。そして、録画予約リスト情報600を更新して(ステップS105)、手動予約処理を終了する。具体的には、予約情報生成手段381は、生成した予約情報620を録画予約リスト情報600へ組み込む。そして、予約数情報610に1を加算した後に、手動予約を終了する。
(自動予約処理)
次に、録画予約システム100の動作として、自動予約処理について図10に基づいて説明する。図10は、自動予約処理の動作を示すフローチャートである。
利用者は、記録再生装置300における入力手段350の入力操作により、例えば所望の番組の番組名や番組内容に関連するキーワードなどに関する自動予約要求情報を設定入力する。記録再生装置300は、図10に示すように、CPU380の予約情報生成手段381にて、自動予約要求情報を取得すると(ステップS201)、この自動予約要求情報に記載された例えばキーワードを認識する(ステップS202)。また、予め通信手段310に取得させ、HDD360に記憶させておいたEPGデータを取得する(ステップS203)。そして、利用者により設定されたキーワードに対応する番組があるか否かを判断する(ステップS204)。具体的には、キーワードに一致あるいは関連する番組名、番組記述、ジャンル、シリーズ名などの番組をEPGデータから検索できたか否かを判断する。
このステップS204において、予約情報生成手段381は、キーワードに対応する番組がないと判断した場合、自動予約処理を終了し、次回のEPGデータの受信又は更新まで待機する。一方、ステップS204において、キーワードに対応する番組があると判断した場合、EPGデータに基づいて、この番組の放送開始日時、番組時間の長さ、チャンネル番号などの各種情報を認識する。そして、録画開始日時、録画終了日時、チャンネル番号などが記載された録画基本情報621を生成する(ステップS205)。さらに、予約情報生成手段381は、「1」に設定されたフラグ情報を組み込んだ自動予約フラグ622を生成する(ステップS206)。この後、予約情報生成手段381は、録画基本情報621および自動予約フラグ622を組み込んだ予約情報620を生成する(ステップS207)。そして、予約情報生成手段381は、録画予約リスト情報600を更新して(ステップS208)、自動予約処理を終了する。なお、ステップS204においてキーワードに対応する番組が複数あると判断した場合には、ステップS207において各番組に対応する予約情報620を生成する。
(重複録画予約処理)
さらに、録画予約システム100の動作として、手動予約または自動予約に基づいた重複予約処理について図11に基づいて説明する。図11は、重複予約処理の動作を示すフローチャートである。
記録再生装置300の予約情報組込手段382は、CPU380の予約情報生成手段381にて新規の予約情報620が生成されると、この予約情報620を録画予約リスト情報600に組み込む。また、予約情報組込手段382は、録画予約リスト情報600内の予約情報を時系列に並べて録画予約リスト情報600を更新する(ステップS301)。そして、重複判断手段383Aは、録画予約リスト情報600において重複予約が発生したか否かを判断する(ステップS302)。このステップS302において、重複判断手段383Aにて重複予約が発生していないと判断された場合、録画予約設定手段384は、録画予約リスト情報600を変更せずに予約設定処理を終了する(ステップS303)。
一方、ステップS302において、重複判断手段383Aにて重複予約が発生したと判断された場合、重複判断手段383Aは、重複している予約番組に対応する予約情報620を録画予約リスト情報600より抽出して、それぞれの予約番組に対して重複録画基本情報811を生成する。また、推薦情報生成手段383Bは、重複録画基本情報811のそれぞれに対応する嗜好情報をメモリ370の嗜好情報記憶領域より取得する(ステップS304)。そして、推薦情報生成手段383Bは、取得した嗜好情報に含まれる各情報と、重複録画基本情報811の各情報と、を比較する。さらに、推薦情報生成手段383Bは、これらの情報のうち一致した情報に基づいて、お薦めポイントなどの各ポイントを算出し、推薦情報812を生成する。(ステップS305)。この後、重複情報生成手段383Cは、重複判断手段383Aにより生成された重複録画基本情報811と、推薦情報生成手段383Bにより生成された推薦情報812と、に基づいて重複予約リスト情報800を生成する(ステップS306)。また、重複情報授受手段383Dは、この重複予約リスト情報800をネットワーク200を介して端末装置400に送信する(ステップS307)。
ここで、記録再生装置300から重複予約リスト情報800が送信された場合の端末装置400側の動作について説明する。まず、記録再生装置300から重複予約リスト情報800が送信されると、端末装置400は、重複予約情報制御手段451にて重複予約リスト情報800を取得する。そして、重複予約情報制御手段451は、図8に示すような重複予約報知画面460を端末表示部430に表示させる。次に、利用者は、端末表示部430により重複予約報知画面460を確認し、どの重複予約番組を選択するかお薦めポイントなどに基づいて判断し、端末入力部420により入力する。この後、選択情報生成手段452は、利用者の入力操作により選択情報を生成し、この選択情報を送受信器410に送信する。そして、送受信器410は、この選択情報をネットワーク200を介して記録再生装置300に送信する。
次に、記録再生装置300の録画予約設定手段384は、送信した重複予約リスト情報800に基づいて、所定時間内に端末装置400から選択情報を取得したか否か、すなわち利用者からの応答があるか否かを判断する(ステップS308)。このステップS308において、録画予約設定手段384は、利用者からの応答が所定時間内にあったと判断した場合、選択情報に基づいて、選択された重複予約情報810に対応する予約情報620を録画予約リスト情報600に残す。そして、録画予約設定手段384は、選択されなかった重複予約情報810に対応する予約情報620を録画予約リスト情報600より削除して、録画予約リスト情報600を適宜変更する(ステップS309)。この後、録画予約設定手段384は、ステップS303の処理を実施する。
一方、ステップS308において、録画予約設定手段384は、利用者からの応答が所定時間内になかったと判断した場合、推薦情報812に基づいてお薦めポイント情報812Aで示されるポイントの高い重複予約情報810を選択する。そして、録画予約設定手段384は、選択された重複予約情報810に対応する予約情報620のみを録画予約リスト情報600に残し、選択から外れた重複予約情報810に対応する予約情報620を録画予約リスト情報600より削除する(ステップS310)。さらに、録画予約設定手段384は、ステップS309の処理を実施する。
〔録画予約システムの作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、録画予約システム100の記録再生装置300は、CPU380の予約情報生成手段381にて、例えば自動録画予約要求情報を取得すると、この自動録画予約要求情報のキーワードに基づいて、予約情報620を生成して録画予約リスト情報600に組み込む。また、CPU380は、重複予約処理手段383の重複判断手段383Aにて、録画予約リスト情報600における全ての放送開始時間情報621Bおよび放送終了時間情報621Cを比較し、予約時間帯の少なくとも一部が重複しているか否かをそれぞれ判断する。そして、重複予約処理手段383は、重複判断手段383Aで重複していると判断した場合、推薦情報生成手段383Bにて、メモリ370に記憶され利用者の嗜好を示す嗜好情報に基づいて、重複した予約情報620で予約が設定されたそれぞれのコンテンツに対応する推薦情報812を生成する。すなわち、推薦情報生成手段383Bは、推薦情報812を生成することにより、重複した予約情報620に対応するコンテンツのうちのいずれか一方を選出する処理をする。このため、記録再生装置300は、嗜好情報に基づいて、重複した予約情報620のコンテンツのそれぞれに対応し利用者の嗜好を反映した推薦情報812を生成できる。したがって、記録再生装置300は、利用者の嗜好に合うコンテンツを良好に選出できる。また、利用者は、コンテンツの録画予約が重複した場合であっても、推薦情報812に基づいて、嗜好に合うコンテンツを容易に選択できる。
また、推薦情報生成手段383Bは、視聴履歴や録画履歴に基づいて、重複した予約情報620に対応するコンテンツの推薦情報812を生成する。すなわち、推薦情報生成手段383Bは、重複予約されたコンテンツに対応するコンテンツの記録再生処理手段340での処理履歴に基づいて、推薦情報812を生成する。このため、記録再生装置300は、一般的に利用者の嗜好を示す視聴履歴や録画履歴を認識するだけの簡単な構成で、推薦情報812を生成できる。したがって、記録再生装置300は、利用者の嗜好に合うコンテンツを容易にかつ良好に選出できる。
さらに、推薦情報生成手段383Bは、視聴履歴情報や録画履歴情報に基づいて、利用者がどの時間帯の番組を多く視聴・録画しているかを認識して、時間帯毎の優先順位をつける。そして、この優先順位に基づいて、重複予約されたコンテンツの時間帯ポイント情報812Bを生成する。また、推薦情報生成手段383Bは、利用者がどのキーワードに対応する番組を多く視聴・録画しているかに基づいて優先順位をつけて、重複予約されたコンテンツのジャンルポイント情報812Cを生成する。さらに、利用者がどのチャンネルの番組を多く視聴・録画しているかに基づいて優先順位をつけて、重複予約されたコンテンツのチャンネルポイント情報812Dを生成する。そして、これら各ポイント情報812B,812C,812Dのポイントを総合したポイントに関するお薦めポイント情報812Aを生成する。このため、推薦情報生成手段383Bは、コンテンツが放送される時間帯やチャンネルさらにはコンテンツのジャンルなど、複数の内容に基づいて利用者の嗜好をより反映した推薦情報812を生成できる。したがって、記録再生装置300は、利用者の嗜好に合うコンテンツをより良好に選出できる。また、記録再生装置300は、嗜好を反映したより多くの内容に基づいて、利用者に嗜好に合うコンテンツを容易に選択させることができる。
また、重複判断手段383Aは、録画予約時間帯が重複すると判断した場合、推薦情報812を生成する。このため、記録再生装置300は、予約時間帯が重複する予約情報620が生成された場合であっても、利用者の嗜好に合ういずれか一方の予約情報620に対応するコンテンツを選出できる。したがって、記録再生装置300は、予約時間帯が重複する予約情報620が生成された場合、利用者の嗜好に合うコンテンツを良好に選出できる。
そして、録画予約設定手段384は、重複予約されたコンテンツのうち推薦情報812のお薦めポイント情報812Aの値が最も高いコンテンツの録画予約を設定する。このため、記録再生装置300は、予約時間帯が重複する予約情報620が生成された場合、利用者の嗜好により合うコンテンツを録画できる。したがって、記録再生装置300は、コンテンツを良好に録画できる。
また、重複情報授受手段383Dは、推薦情報812などを含む重複予約リスト情報800を端末装置400へ送信する。そして、端末装置400から重複予約されたコンテンツのうちのいずれか1つを選択する旨の選択情報を取得する。この後、録画予約設定手段384は、この選択情報に基づいて、重複予約されたコンテンツのうちのいずれか1つの録画予約を設定する。このため、記録再生装置300は、利用者の意志を反映してコンテンツを録画できる。したがって、記録再生装置300は、コンテンツをより良好に録画できる。
さらに、録画予約設定手段384は、ネットワーク200を介して接続された端末装置400からの選択情報に基づいて、録画予約を設定する。このため、利用者は、記録再生装置300から離隔した場所に位置する場合であっても、重複予約されたコンテンツのうちのいずれか1つの録画予約を設定できる。したがって、録画予約システム100の使い勝手を向上できる。
そして、重複予約処理手段383は、重複判断手段383Aで自動録画予約により新たに生成された予約情報620の重複を判断して、推薦情報生成手段383Bにて推薦情報812を生成する。このため、記録再生装置300は、この記録再生装置300でキーワードに基づいて自動的に選択したコンテンツ、すなわち利用者が特定していないコンテンツに対しても、利用者の嗜好を反映した推薦情報812を生成できる。したがって、記録再生装置300の利便性を向上できる。
〔実施の形態の変形〕
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、推薦情報生成手段383Bにて、視聴履歴および録画履歴に基づいて推薦情報812を生成する構成について例示したが、これに限らずいずれか一方に基づいて生成する構成としてもよい。このような構成にすれば、推薦情報生成手段383Bは、視聴履歴情報または録画履歴情報を参照すればよく、推薦情報812をより容易に生成できる。したがって、推薦情報生成手段383Bの推薦情報812の生成処理時における処理負荷を低減できる。また、録画制御手段385や再生制御手段296に、録画履歴情報や視聴履歴情報を生成させる機能を設ける必要がなくなる。したがって、録画制御手段385の録画処理時や再生制御手段296の再生処理時における処理負荷を低減できる。
そして、推薦情報生成手段383Bにて、自動予約要求情報に記載されるキーワードの設定入力回数に基づいて、推薦情報812を生成する構成としてもよい。このような構成にすれば、推薦情報生成手段383Bは、利用者により意識的に設定入力されたキーワードに基づいて、利用者の嗜好をより反映させた推薦情報812を生成できる。したがって、記録再生装置300は、利用者の嗜好に合うコンテンツをより良好に選出できる。
さらに、推薦情報生成手段383Bにて、視聴頻度や録画頻度に基づいて、推薦情報812を生成する構成としてもよい。このような構成にすれば、推薦情報生成手段383Bは、例えば視聴履歴よりも利用者の嗜好を反映する視聴頻度に基づいて、利用者の嗜好をさらに反映させた推薦情報812を生成できる。したがって、記録再生装置300は、利用者の嗜好に合うコンテンツをさらに良好に選出できる。
また、視聴頻度や録画頻度に基づいて推薦情報812を生成する構成において、記録再生装置300に、例えば放送時間帯に関する放送時間帯情報と、各放送時間帯における視聴頻度に関する視聴頻度情報と、が1つのデータ構造として構成された優先度情報をメモリ370に記憶させる優先度情報生成手段を設ける。そして、推薦情報生成手段383Bにて、メモリ370に記憶された視聴頻度情報に基づいて、視聴頻度を認識する構成としてもよい。このような構成にすれば、推薦情報生成手段383Bは、メモリ370に記憶された視聴頻度情報を参照するだけの簡単な構成で、推薦情報812を生成できる。したがって、記録再生装置300は、利用者の嗜好に合うコンテンツを容易にかつ良好に選出できる。
そして、推薦情報生成手段383Bにて、各ポイント情報812B,812C,812Dを生成する構成について例示したが、これに限らず少なくともいずれか1つを生成する構成としてもよい。また、お薦めポイント情報812Aを生成しない構成としてもよい。これらのような構成にすれば、推薦情報生成手段383Bに、各ポイント情報812A,812B,812C,812Dの全てを生成する機能を設ける必要がなくなる。したがって、推薦情報生成手段383Bの推薦情報812の生成処理時における処理負荷を低減できる。
また、重複判断手段383Aにて、録画予約時間の重複を判断する構成について例示したが、これに限らず例えばジャンルや番組内容などの重複を判断する構成などとしてもよい。このような構成にすれば、ジャンルや番組内容などが重複する予約情報620が生成された場合、利用者の嗜好により合う内容のコンテンツを選出できる。したがって、記録再生装置300は、コンテンツを良好により良好に選出できる。
さらに、重複予約報知画面460に、重複予約されたコンテンツのうちのいずれか1つを推奨する旨の推奨情報を表示させる構成としてもよい。このような構成にすれば、利用者は、重複予約されたコンテンツのうちの嗜好に合うコンテンツをより容易に認識できる。したがって、記録再生装置300の使い勝手をより向上できる。
また、録画予約設定手段384に、推薦情報812のお薦めポイント情報812Aの値が最も高いコンテンツの録画予約を設定する機能を設けた構成について例示したが、このような機能を設けない構成としてもよい。このような構成にすれば、録画予約設定手段384の構成を簡略にできる。
さらに、録画予約設定手段384にて、お薦めポイント情報812Aの値が最も高いコンテンツの録画予約を設定する構成について例示したが、これに限らずお薦めポイント情報812Aの値が最も低いコンテンツの録画予約を設定する構成としてもよい。このような構成にすれば、例えば視聴履歴や録画履歴として現れにくい不定期に放送されるいわゆるスペシャル番組を適宜録画できる。したがって、記録再生装置300の利便性を向上できる。
そして、録画予約設定手段384に、選択情報に基づいて録画予約を設定する機能を設けた構成について例示したが、このような機能を設けない構成としてもよい。このような構成にすれば、録画予約設定手段384の構成を簡略にできる。
そして、重複予約報知画面460を端末装置400で表示させる構成について例示したが、出力装置500の表示部520や記録再生装置300の図示しない表示手段に表示させる構成としてもよい。このような構成にすれば、記録再生装置300に、ネットワークインターフェースを設ける必要がなくなる。したがって、記録再生装置300の構成を簡略にできる。
また、記録再生装置300や端末装置400の図示しない音声出力部や、出力装置500の音声出力部510にて、重複予約リスト情報800の内容を音声にて報知する構成としてもよい。このような構成にすれば、利用者は、記録再生装置300や端末装置400あるいは出力装置500に視線を移すことなく、重複予約されたコンテンツのうちの嗜好を反映したコンテンツを認識できる。したがって、録画予約システム100の利便性を向上できる。
そして、重複予約報知画面460に、各ポイント情報812A,812B,812C,812Dのポイントを数値で表示させる構成について例示したが、これに限らず例えば以下のような構成などとしてもよい。すなわち、重複予約報知画面460に、例えば各ポイント情報812A,812B,812C,812Dのポイントに対応する星形や丸形のマークを表示させる構成としてもよい。このような構成にすれば、利用者は、一般的に数値よりも容易に認識できるマークにより、嗜好に合うコンテンツを容易に認識できる。したがって、録画予約システム100は、利用者の嗜好に合うコンテンツを選出した旨を良好に報知できる。
また、重複予約報知画面460に各ポイント情報812A,812B,812C,812Dのポイントを表示させずに、例えば以下のような構成などとしてもよい。すなわち、重複予約報知画面460の各領域461A〜461E,462A〜462Eの背景や各領域461A〜462E,462A〜462Eに表示される文字の例えば表示色などを、各ポイント情報812A,812B,812C,812Dのポイントに対応した形態に設定する構成としてもよい。このような構成にすれば、利用者は、一般的に数値よりも容易に認識できる表示色により、嗜好に合うコンテンツを容易に認識できる。また、重複予約報知画面460に各領域461F〜461I,462F〜462I,463F〜463Iを設ける必要がなく、各領域461A〜461E,462A〜462E,463A〜463Eの文字の表示を大きくできる。したがって、録画予約システム100は、利用者の嗜好に合うコンテンツを選出した旨をさらに良好に報知できる。
さらに、記録再生装置300に、選択情報を生成する選択情報生成手段を設ける。そして、録画予約設定手段384にて、記録再生装置300の選択情報生成手段で生成された選択情報に基づいて、録画予約を設定する構成としてもよい。
そして、重複予約処理手段383にて、自動録画予約および手動録画予約により生成された予約情報620の重複を判断する構成について例示したが、いずれか一方の予約情報620の重複を判断する構成としてもよい。
また、例えば記録再生装置300にて、ネットワーク200に接続されたメールサーバに重複予約リスト情報800を送信する。そして、端末装置400にて、メールサーバから重複予約リスト情報800を取得する構成としてもよい。さらに、端末装置400にて、WWW(World Wide Web)サーバにアクセスして、マークアップ原語などで表現されたWebページに含まれる重複予約リスト情報800を表示させる構成としてもよい。
また、本発明の情報処理装置を記録再生装置300に適用した構成に限らず、例えば予約情報生成手段381、重複判断手段383A、推薦情報生成手段383B、重複情報授受手段383D、および、録画予約設定手段384を独立させた録画予約設定装置に適用してもよい。
上述した各機能をプログラムとして構築したが、例えば回路基板などのハードウェアあるいは1つのIC(Integrated Circuit)などの素子にて構成するなどしてもよく、いずれの形態としても利用できる。なお、プログラムや別途記録媒体から読み取らせる構成とすることにより、取扱が容易で、利用の拡大が容易に図れる。
〔実施の形態の作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、録画予約システム100の記録再生装置300は、CPU380にて、例えば自動録画予約要求情報を取得すると、この自動録画予約要求情報のキーワードに基づいて、予約情報620を生成して録画予約リスト情報600に組み込む。また、CPU380は、録画予約リスト情報600に基づいて、予約情報620の予約時間帯の少なくとも一部が重複しているか否かを判断する。そして、CPU380は、重複していると判断した場合、メモリ370に記憶され利用者の嗜好を示す嗜好情報に基づいて、重複した予約情報620で予約が設定されたそれぞれのコンテンツに対応する推薦情報812を生成する。すなわち、推薦情報812を生成することにより、重複した予約情報620に対応するコンテンツのうちのいずれか一方を選出する処理をする。このため、記録再生装置300は、嗜好情報に基づいて、重複した予約情報620のコンテンツのそれぞれに対応し利用者の嗜好を反映した推薦情報812を生成できる。したがって、記録再生装置300は、利用者の嗜好に合うコンテンツを良好に選出できる。