JP2006140570A - 受信機およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパレータに必要なしきい値をより受信信号に適切に設定すること。
【解決手段】受信信号を検波する検波手段104と、前記検波手段104の出力を基にサンプリングクロックを発生するサンプリングクロック発生手段103と、前記検波手段104の出力を前記サンプリングクロック発生手段103の出力のタイミングでサンプリングする検波出力サンプリング手段105と、前記検波出力サンプリング手段105の出力を基に前記検波手段104の出力を判定する判定手段107のしきい値を設定する演算手段106から構成され、n値FSK変調(nは3以上)の受信データ特定に必要なしきい値を受信信号を基準に設定するとしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は多値変調された信号をコンパレータによりデータ検出する復調回路を持った受信機およびプログラムに関するものである。
従来、この種の受信機では受信信号の検波出力の最大値と最小値を用いてしきい値を決定している(例えば、特許文献1参照)。
図5は、特許文献1に記載された従来の受信機を示すものである。図5に示すように、RFアンプ501、ミキサー511、バンドパスフィルター(BPF)502、リミッタ(LIM)503、検波回路(DET)504、ローパスフィルター(LPF)505、4値コンパレータ506、NRZコンパレータ507、ローカルオシレータ508、タイミング回路509、しきい値設定回路510からなり、しきい値設定回路510は図6に示すようにMAXレベル検出回路601、MINレベル検出回路602、と603aから603dの抵抗から構成されている。
RFアンプ501に入力された受信信号はミキサー511によりローカルオシレータ508の出力と混合され、BPF502、LIM503,DET504、LPF505を通り4値コンパレータにおくられ、そこでしきい値設定回路510の出力であるしきい値と比較される。しきい値設定回路510はLPF505出力をMAXレベル検出回路601にて最大値を検波し、MINレベル検出回路602にて最小値を検波し、抵抗603aから603dを適切な値にすることにより4値コンパレータ用の3つのしきい値の値を決定している。
特開平10−163877号公報
しかしながら、前記従来の構成では、常に信号の振幅レベルを測り最大値と最小値を検波しているが、コンパレータで比較するタイミングと最大値、最小値が検波されたタイミングが異なる場合があった。データサンプリングタイミングの振幅よりも振幅が大きくなる場合がある。例えば図7は検波出力のアイパターンの例を表している。図7に示すようにサンプリングタイミング701での”00”と”11”の電圧レベルは受信信号の最大値702と最小値703とは異なる。例えば送信機のデータフィルタにナイキストフィルタを用いてロールオフ率αを小さく設定した時に顕著に差が生じる。またノイズなどにより復調波形のアイ開口特性が劣化して最大値や最小値が影響を受けるためしきい値レベルがずれてしまうという問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、検波信号を基に生成されたサンプリングクロックのタイミングで受信信号の振幅を測り、それを基にしきい値を設定することにより正確にしきい値を設定でき、一時的に異常なデータが混じった場合でも適切なしきい値レベルを設定可能なしきい値設定手段を備えた受信機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の受信機およびプログラムは、受信信号を検波する検波手段と、前記検波手段の出力を基にサンプリングクロックを発生するサンプリングクロック発生手段と、前記検波手段の出力を前記サンプリングクロック発生手段の出力のタイミングでサンプリングする検波出力サンプリング手段と、前記検波出力サンプリング手段の出力を入力し設定されたしきい値によりデータの判定を行う判定手段と、前記検波出力サンプリング手段の出力を入力し演算またはデータテーブルからの選択により前記判定手段の前記しきい値を設定するための演算手段からから構成され、n値FSK変調(nは3以上)の受信データ特定に必要なしきい値を受信信号を基準に設定するとしたものである。
これによって、判定手段のしきい値を正確に設定することが可能となる。
また、本発明の受信機およびプログラムは、検波手段の出力で一定の範囲外の検波値はしきい値を設定する演算手段での演算から除外し、また前記演算手段では複数の検波手段の出力値を平均するとしたものである。
これによって、ノイズに影響され大幅に乱れた信号が検波された場合でもしきい値設定の演算から外すことができまた複数の信号の検波値を平均化することにより、適切なしきい値を設定することが可能となる。
本発明の受信機およびプログラムは、多値変調された信号を検出するコンパレータのしきい値をサンプリングクロックのタイミングで検波した受信信号を基に設定することにより精度の高いしきい値を設けることができ受信信号を判定する際のエラー率を最低限に抑えることができる。
第1の発明は多値変調された送信信号を受信する受信機であり受信信号を検波する検波手段と、前記検波手段の出力を基にサンプリングクロックを発生するサンプリングクロック発生手段と、前記検波手段の出力を前記サンプリングクロック発生手段の出力のタイミングでサンプリングする検波出力サンプリング手段と、前記検波出力サンプリング手段の出力を入力し設定されたしきい値によりデータの判定を行う判定手段と、前記検波出力サンプリング手段の出力を入力し演算または保存された電圧レベルからの選択により前記判定手段の前記しきい値を設定するための演算手段から成り、多値変調の受信データ特定に必要なしきい値を受信信号を基準に設定することにより、受信データ特定をするタイミングの信号を基にしきい値を設定することとなり受信信号に適切なしきい値を設定し前記判定手段によるエラーを最低限に抑えることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の受信機をビット同期信号受信時にサンプリングクロック発生手段の出力のタイミングで検波手段の出力をサンプリングし受信データ特定に必要なしきい値を設定することにより、変調の振幅が一定な変調波形を基にしきい値を求めるため、しきい値の精度を上がるとともに演算の処理量を低減することができる。
第3の発明は、特に、第1の発明の受信機を検波出力サンプリング手段の出力である複数のサンプリング値の平均値を求め前記平均値よりしきい値を算出することにより、受信信号の変調振幅のバラツキを平均化するので正確なしきい値を設定することができる。
第4の発明は、特に、第3の発明の受信機を検波出力サンプリング手段の出力のうち所定の範囲外の値のサンプリング値は平均値を求める演算から除外することにより、パルス的なノイズによりデータに異変がおきてしまった場合などの信号を除外することが出来正確なしきい値設定をすることができる。
第5の発明は、特に、第1の発明の受信機をビット同期信号を受信する毎にしきい値を求める演算を行い、現在の演算の結果と前回のしきい値とを比較して所定の割合よりも大きなずれがある場合はしきい値を設定し直すことにより、一度しきい値を設定した後に受信信号に変化が現れた場合にも対応して正確なしきい値を維持することができる。
第6の発明は、特に、第1または第3または第4いずれかの発明の受信機をあらかじめ決められた各データ値毎の検波出力範囲テーブルに基づいて検波出力サンプリング手段の出力を分類し、前記分類された各サンプリング値の平均値または所定の演算による値を用いて隣接するデータ値を判定するためのしきい値を決定することにより、ビット同期信号以外の復調動作時間にも継続してしきい値の最適化を行うことができる。
第7の発明はしきい値設定手段の機能の少なくとも一部をプログラム化することにより、コンピュータで実現することが可能である。プログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させて本発明の受信機の少なくとも一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における受信機の構成図を示すものであり、図2はビット同期信号を受信した際の検波信号の波形図であり、図3は特にしきい値を求める際の演算手段の構成図である。本実施例は4値FSKの受信機の場合を示している。
図1において、アンテナ101は高周波信号を受信し、RF回路102は受信した高周波信号の増幅、周波数変換および不要周波数成分の除去を行い、検波手段104はRF回路102で中間周波数に変換された信号を入力し、検波すなわち周波数―振幅変換を行い、サンプリングクロック発生手段103は検波手段104の検波出力に基づいてサンプリングクロック信号を発生し、検波出力サンプリング手段105は検波手段104の出力をサンプリングクロック発生手段103により生成されたサンプリングクロック信号のタイミングでサンプリングし、演算手段106はサンプリングされた受信信号を用いて演算を行い、検波出力サンプリング手段105の出力を判定する判定手段107のしきい値を設定する。
図2は横軸は時間、縦軸は検波手段104から出力される検波信号の電圧振幅を表している。
図2において、201aから201eはサンプリングクロック発生手段103の出力であるサンプリングクロック信号の遷移タイミングを表すサンプリングタイミングであり、202a,202b,202cは4値FSK変調の受信データ特定の際に用いられる最適な3つのしきい値を表している。
図3は演算手段106の構成を示している。図3においてデータ判別手段302は検波出力サンプリング手段105の出力を判別し許容範囲テーブル301により規定されている範囲内の場合は平均手段304に出力し、カウンター303に設定されている個数分のサンプリング値が集まった時点で平均値を求め計算手段305によりしきい値が求められる。
以上のように構成された受信機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、図1に示すように受信信号は検波手段104により検波され、検波された受信信号の中に含まれるビット同期信号を基にサンプリングクロック発生手段103はサンプリングクロックを発生する。尚、ビット同期信号とは4値変調のデータ列(11001100・・・・)が連続する信号であり周波数変調の周波数変位の最低値と最高値を交互に繰り返す信号である。またサンプリングクロック信号は例えばビット同期信号の検波波形のゼロクロス点(電圧0Vとなる点)の間隔を基に前記間隔の中央のタイミングを求めて発生させたものである。
このサンプリングクロック信号のタイミングで検波出力サンプリング手段105は検波手段104の出力をサンプリングする。つまり図2に示すようにサンプリングタイミング201aから201eのタイミングの振幅値をサンプリングする。尚、サンプリング値はデジタル値あるいはアナログ値のいずれであってもよいが、本例ではデジタル値として求めている。
サンプリングされた受信信号は図3に示すように演算手段106の一部であるデータ判別手段302に入力される。データ判別手段302はサンプリングデータがビット同期信号の“11”と“00”のどちらであるかを許容範囲テーブル301を参照することにより判別する。許容範囲テーブル301にはデータが“11”の場合には電圧レベルは1±0.5Vであり、サンプリングデータが“00”の場合電圧レベルは−1±0.5Vのように予め設定されたデータの許容範囲が保存されており、サンプリングデータの電圧レベルを許容範囲テーブル301と比較することによってサンプリングデータが“11”あるいは“00”であるかを判別できる。また許容範囲テーブル外の電圧レベルであった場合にはデータ判別手段302からは出力されない。
データ判別手段302により判別されたサンプリングデータは平均手段304に入力され、カウンター303に予め設定されている個数分の“11”のデータと“00”のデータがデータ判別手段302から出力されるまで平均手段304にて保持しておく。例えばカウンター303が3に設定されている場合、サンプリングタイミング201a、201c、201eのタイミングでサンプリングされた信号値をサンプリングタイミング201eで平均手段304により“11”のデータの平均値が計算され出力される。
この平均値を用いて計算手段305は例えば4値FSK変調の場合は“11”の平均値と“00”の平均値の中間点を求めしきい値202bを設定する。次に“11”の平均値と“00”の平均値の差を3等分し、しきい値202bにその値を加算することによりしきい値202aを、減じることによりしきい値202cを求める。
ここでは4値FSK変調の場合を説明したが、n値FSK変調の場合は次のような式を用いて計算することができる。平均値を「」で表すとする。まずサンプリングタイミングでの最高周波数変位に対応するデータ時の電圧をA、最低周波数変位に対応するデータ時の電圧をBとすると、AとBの中間点Cを
Figure 2006140570
より求め、しきい値は
Figure 2006140570
から求めることができる。(数2)に現れるxは0から(n−3)/2までの整数であり、nにより複数のしきい値が存在する場合には複数のxの値を用いて全てのしきい値を求めることができる。
また“11”の平均値と“00”の平均値の差を
Figure 2006140570
より求め、その値を
Figure 2006140570
で活用することにより“00”の平均値を基にしきい値を求めることができる。ここで(数4)に現れるxは0から(n−2)までの整数であり、nにより複数のしきい値が存在する場合には複数のxの値を用いて全てのしきい値を求めることができる。
また“11”の平均値を基にしてしきい値を求めることも
Figure 2006140570
を活用することにより可能である。(数5)に現れるxは(数4)と同じく0からn−2までの整数である。
一般に、4値FSKの復調では固定のしきい値によりデータ判定を行った場合は送信側または受信側の特性ばらつきにより安定的な復調が難しい場合ある。これを解決するために検波出力をAD変換器に入力ししきい値判定のための複雑な演算を継続して復調する方法をとることもできるが、演算器の規模が大きくなったり、消費電力が増大するというデメリットがある。
本実施の形態では、ビット同期信号受信時に検波手段104の検波出力を用いてしきい値判定のための値を求めており、その後に続くデータ受信時はサンプリングタイミングの検波出力振幅としきい値を比較するという簡単な処理だけで正確な復調ができるとともに、演算処理量が小さく消費電力を低減できるというメリットがある。
(実施の形態2)
本実施の形態は、ビット同期信号ではない受信信号を用いてしきい値を設定するものである。本実施例の構成は図1および図3と同様であるが、演算手段106の構成が異なっている。図4を用いて本実施例の構成要素である演算手段106について説明する。
図4は、本発明の第2の実施の形態の受信機の検波信号の波形図である。
図4において図2と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
まずビット同期信号を受信時と同様検波出力サンプリング手段105の出力はデータ判別手段302に入力される。ビット同期信号を受信の際はデータ判別手段302は“0”か“1”のどちらかに判別をすればよかったが、受信信号の場合n値FSK変調の場合はn個の値に判別する必要がある。
例えば図4に示されているように受信信号が4値FSK変調の場合、受信データは“00”と“11”の値のほかに“01”や“10”の場合もある。そのため許容範囲テーブルにはn個の電圧レベルとその許容範囲が保存されている。4値FSK変調の場合は0±0.2Vであれば“00”、0.333±0.2Vであれば“01”、0.667±0.2Vであれば“10”、1±0.2Vであれば“11”とし判別した結果を平均手段304へ出力する。
カウンター303で指定されている個数分の各データの電圧レベルが集まった際に平均手段304は4値FSK変調であれば“00”、“01”、“10”、“11”それぞれの電圧レベルの平均を求める。この平均値を利用して計算手段305は隣接しているデータの中間点を求め、それをしきい値と設定する。4値FSK変調の場合では“00”と“01”の平均値の中間点をしきい値202c、“01”と“10”の平均値の中間点をしきい値202b、“10”と“11”の平均値の中間点をしきい値202aとする。
受信信号を用いてしきい値を設定する手段は、最初にビット同期信号を基に設定したしきい値を再度変更する必要があるかどうかをチェックするためにデータ受信中に適切なしきい値の値を計算し実際のしきい値の値と比較をすることもできる。ビット同期信号の間隔が広い場合にはこのように一定の間隔でしきい値の演算を行うことによりことができ常に受信信号に合ったしきい値を設定することが可能になる。
また受信データを基にしきい値を設定し、のちにビット同期信号が届いた際に再度しきい値の演算を行いしきい値を変更する必要があるかどうかを選ぶことも可能である。この際受信したビット同期信号を基に演算手段104により適切なしきい値の値を求め、前回ビット同期信号が届いた際に求めたしきい値と比較をし、一定の割合よりも前回のしきい値と今回のしきい値にずれが有る場合は今回のしきい値を採用する。
例えば前回のしきい値が0±0.2Vであれば“00”、0.333±0.2Vであれば“01”、0.667±0.2Vであれば“10”、1±0.2Vであれば“11”であり今回のしきい値が0.2±0.2Vであれば“00”、0.533±0.2Vであれば“01”、0.867±0.2Vであれば“10”、1.2±0.2Vであれば“11”の場合、一定の割合が10パーセントだった場合、前回のしきい値と今回のしきい値には20パーセントの差があるため、今回のしきい値が採用される。またビット同期信号をまったく利用せずに受信データのみでしきい値を設定することも可能である。
以上のように、本実施の形態においてはサンプリングクロックを受信信号を基に生成し、サンプリングクロックのタイミングで受信信号を検波し一定の範囲に入った信号レベルのみを平均化し受信データ判定に必要なしきい値を設定することにより、受信信号の電圧レベルにそったしきい値を設定することとなり受信データ判定の際のエラーを最低限に抑えることができる。
本実施の形態では、検波出力を連続的に読みとってしきい値設定および判定の演算処理を継続するのではなく、ビット同期信号受信時あるいはデータ受信時の限定した時間に断続的に演算処理を行うことで正確な復調が可能となるので、演算処理の消費電力を削減することができるというメリットがある。
以上のように、本発明にかかる受信機およびプログラムは、多値変調の場合に受信信号に多少の振幅乱れがあっても適切なしきい値を設定することが可能となるので、伝送速度の高速化等の用途に適用できる。
本発明の実施の形態1における受信機の構成図 本発明の実施の形態1における受信機のビット同期信号の波形図 本発明の実施の形態1における演算手段の構成図 本発明の実施の形態2における受信機の受信信号の波形図 従来の受信機の構成図 従来の受信機の構成図 検波出力のアイパターンの波形図
符号の説明
103 サンプリングクロック発生手段
104 検波手段
105 検波出力サンプリング手段
106 演算手段
107 判定手段

Claims (7)

  1. 多値変調された送信信号を受信する受信機であり、受信信号を検波する検波手段と、前記検波手段の出力を基にサンプリングクロックを発生するサンプリングクロック発生手段と、前記検波手段の出力を前記サンプリングクロック発生手段の出力のタイミングでサンプリングする検波出力サンプリング手段と、前記検波出力サンプリング手段の出力を入力し設定されたしきい値によりデータの判定を行う判定手段と、前記検波出力サンプリング手段の出力を入力し演算または保存された電圧レベルからの選択により前記判定手段の前記しきい値を設定するための演算手段から成る受信機。
  2. 検波出力サンプリング手段はビット同期信号受信時にサンプリングクロック発生手段の出力のタイミングで検波手段の出力をサンプリングする請求項1記載の受信機。
  3. 演算手段は検波出力サンプリング手段の出力である複数のサンプリング値の平均値を求め前記平均値よりしきい値を算出する請求項1記載の受信機。
  4. 演算手段は検波出力サンプリング手段の出力のうち所定の範囲外の値のサンプリング値は平均値を求める演算から除外することを特徴とする請求項3記載のしきい受信機。
  5. ビット同期信号を受信する毎にしきい値を求める演算を行い、現在の演算の結果と前回のしきい値とを比較して所定の割合よりも大きなずれがある場合はしきい値を設定し直すことを特徴とする請求項1記載の受信機。
  6. あらかじめ決められた各データ値の検波出力範囲テーブルに基づいて検波出力サンプリング手段の出力を分類し、前記分類された各サンプリング値の平均値または所定の演算による値を用いて隣接するデータ値を判定するためのしきい値を決定する前記請求項1または3または4のいずれか1項に記載の受信機。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項記載の受信機の機能の少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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