JP2006139410A - 工程情報管理方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 加工工程における、時間経過と共に変化する加工状態の詳細な情報を記録・管理することができる工程情報管理システムを提供する。
【解決手段】 上記課題を解決するために、製品の搬送ルート58に設けられた加工装置59に、時系列に製品の加工情報を取得するセンサ54と、前記センサ54によって取得した加工情報の取得時刻とを記録する第1の記録手段と、を備える加工工程の情報管理システムにおいて、前記加工装置59への製品の入出を検知する入出検知手段と、前記入出検知手段によって検知した製品の入出時刻を製品毎のロット番号と共に記録する第2の記録手段と、前記第1の記録手段と前記第2の記録手段とに記録された情報の双方を、情報が記録された時刻に基づいて照合し、ロット番号毎の製品履歴を検索する演算部と、を備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は工程情報管理方法及びシステムに係り、特に食品加工工場における加工工程の情報を管理する場合に好適な管理方法及びシステムに関する。
食品加工工場では、食品の品質保証や、製品に問題が生じた場合の原因究明等に対応するため、食品の加工工程における加工情報を管理することが行われている。加工情報の管理とは、例えば、熱処理を必要とする製品に対し、適切に熱処理が施されていたかということ等の情報を、製品毎の履歴として記録し、必要に応じて、その履歴を読み出すことができるようにしておくことである。
従来、上記のような加工情報の履歴の記録は、人手による入力作業とされていた。しかし、現在、工場の生産ラインでは製品製造の効率化を図るため、自動化が進められている。このような現状において、全ての製品の工程情報の管理を人手で行うには相当な労力を必要であると共に、人的ミスの発生も免れない事項となる。
こういった問題を解決するための方法及び装置が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されている方法及び装置は、缶詰等の食品の加工工程において、製品に対する熱処理が規定温度以上で適切に行われたかどうかの履歴記録の自動化を図るものである。具体的な方法としては、製品を搬送する台にプレートを貼り付け、このプレートに対して示温インクを塗布し、これをカメラ等で監視するというものである。ここで、前記示温インクとは、規定温度に曝されることで色彩が消失するインクであり、熱処理が適切に成された場合にはプレートに塗布された示温インクの色彩が消失する。そして、カメラ等によりこの示温インクの加工工程の前と後との状態を監視し、インクの消失状態を製品の個別情報として記録するというものである。
特開2002−131145号公報
上記のような方法によれば、確かに加工工程の情報管理の自動化を図ることができ、記録された情報の履歴を辿ることで製品に対して適切な温度で熱処理が施されたかどうかを確認することができる。しかし、特許文献1に記載の方法では、規定の温度が短時間でも達成されれば、示温インクが消失してしまう可能性がある。このため、製品が規定時間、規定温度で熱処理されたかどうかは確認することができない。また、反応温度の異なる複数の示温インクを塗布したとしても、加工状態の詳細な履歴を残すことはできないという問題がある。
そこで、本発明では、加工工程における、時間経過と共に変化する製品の加工状態の詳細な情報を、記録・管理することができる工程情報管理方法及びシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための工程情報管理方法は、製品を加工装置へ入出させる際の時刻である加工工程入出時刻を記録し、製品の流れとは別途に、時系列に加工情報とその加工情報を取得した際の時刻である加工情報取得時刻とを記録し、前記加工工程入出時刻と前記加工情報取得時刻とを照合させることで製品の加工情報の履歴を検索することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための工程情報管理方法は、時系列に製品の加工情報とその加工情報を取得した際の加工情報取得時刻とを取得する装置の加工工程における情報を管理する方法において、製品を加工装置へ入出させる際の時刻である加工工程入出時刻を取得する装置を設け、前記加工情報取得時刻と前記加工工程入出時刻とを照合させることで製品の加工情報の履歴を検索することを特徴とするものであっても良い。
また、上記目的を達成するための工程情報管理システムは、製品の搬送ルートに設けられた加工装置に、時系列に製品の加工情報を取得するセンサと、前記センサによって取得した加工情報の取得時刻とを記録する第1の記録手段と、を備える加工工程の情報管理システムにおいて、前記加工装置への製品の入出を検知する入出検知手段と、前記入出検知手段によって検知した製品の入出時刻を製品毎のロット番号と共に記録する第2の記録手段と、前記第1の記録手段と前記第2の記録手段とに記録された情報の双方を、情報が記録された時刻に基づいて照合し、ロット番号毎の製品履歴を検索する演算部と、を備えたことを特徴とする。
上記構成の工程情報管理システムにおいて、製品若しくは製品を収容した容器には、識別情報を記録したタグを備え、前記入出検知手段は、前記タグに記録した識別情報を読み取る読み取り手段とし、前記第2の記録手段には、製品の入出時刻とロット番号とを前記識別情報に関連付けて記録するようにすると良い。このようなシステムによれば、製品の特定が容易となり、その履歴を検索することも容易となる。
また、上記目的を達成するための工程情報管理システムは、製品の搬送ルートに設けられた加工装置に、時系列に製品の加工情報を取得するセンサと、前記センサによって取得した加工情報の取得時刻とを関連付けて記録する第1の記録手段と、を備え、製品の工程情報を管理するシステムにおいて、前記搬送ルートを移動する製品若しくは製品を収容する容器に取り付けた、識別情報を記録したタグと、前記加工装置の入出口に設けられて前記タグに記録した識別情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段によって読み取ったタグの、識別情報と読み取り時刻とを予め記録した製品のロット番号に関連付けて記録する第1のデータベースと、前記第1の記録手段に記録した情報を記録する第2のデータベースとを構築する第2の記録手段と、前記第2の記録手段に構築したデータベースを管理するソフトを有する演算手段と、を備え、前記第1のデータベースに記録されたタグの識別情報又は製品のロット番号に関連付けた時刻と、前記第2のデータベースに記録された加工情報に関連付けた時刻とを、前記演算手段を介して照合することで、特定のロット番号を有する、製品若しくは、容器に収容した製品の加工履歴を検索することを特徴とするものであっても良い。
また、上記構成の工程情報管理システムにおいては、前記搬送ルートは巡回経路に設定し、前記タグはICタグとして、当該ICタグには、前記識別情報の他に製品毎の識別番号を記録可能な記録部を備え、前記読み取り手段は前記ICタグへの情報の書き込み・削除が可能な構成とすると良い。このような構成とすることにより、タグに記録した情報の書き換えが可能となり、巡回経路とした搬送ルートにおいて同じタグ(ICタグ)を反復して使用することができ、経済的である。
また、前記搬送ルートのうち、前記加工装置の入口に備える読み取り手段の前段と、前記加工装置の出口に備える読み取り手段の後段とにそれぞれ別途読み取り手段を備え、前記入口前段の読み取り手段は前記ICタグへの製品毎の識別情報の書き込みを行い、前記出口後段の読み取り手段は前記ICタグに記録した製品毎の識別情報の削除を行うようにしても良い。このような構成とした場合でも、タグに記録した情報の書き換えが可能となり、巡回経路とした搬送ルートにおいて同じタグ(ICタグ)を反復して使用することができ、経済的である。また、このような構成であれば、同じ識別情報を有するICタグが複数回搬送ルート上を周回することが無いため、情報を記録する際の混乱が無い。
さらに、前記製品毎の識別番号は通し番号とし、前記ICタグには周回毎に新たな通し番号を記録するようにすると良い。
このような構成とすることで、製品の識別や履歴の検索が容易となる。
上記のような工程情報管理方法によれば、加工工程(加工装置)での加工情報及び加工情報の取得時刻と、製品が加工装置へ入出する工程入出時刻との個別のデータをそれぞれ別個に取得し、共通するデータである時刻に基づいて個別データを結び付ける。このため、製品の加工情報の履歴を検索する場合には、製品が加工工程においてどのような加工を施されたのかを、時系列に従って詳細に知ることができる。また、製品が加工装置へ入出することとは別途に加工情報を記録するため、製品が加工装置へ入出したことを検知できなかった場合であっても、製品自体の加工情報はデータとして残ることとなる。
また、上記構成の工程情報管理システムによれば、上記方法による効果を得られる。また、加工情報の取得のみを目的として製造された設備を基礎として、製品が加工装置へ入出する時刻を取得する設備等を付加するだけで良いため、既存設備の有効利用を図ることが可能となる。よって、新たな設備を設置するための設備コストを削減することが可能となる。
以下、本発明の工程情報管理方法及びシステムに係る実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施の形態は、本発明に係る実施形態の一部であり、本発明の技術的範囲は以下の実施形態のみに限定されるものでは無い。
まず、図1のブロック図を参照して本発明の工程情報管理システム10に係る第1の実施形態の概要について説明する。本実施形態に係る工程情報管理システム10は、識別情報(以下ID番号という)を付したタグ30を読み取る、読み取り手段としてのアンテナ28と、加工工程における加工情報を読み取るセンサ54と、前記アンテナ28と前記センサ54とによって読み取った情報を管理するコンピュータ12とを基本的な構成としている。なお、本実施形態では、前記タグ30と前記読み取り手段としてのアンテナ28とが、後述する加工装置(加工工程)への入出検知手段となる。
ID番号を付したタグ30とは、バーコードや二次元コードを付したものやIC(Integrated Circuit)チップを搭載したもの等、種々のものを挙げることができるが、本実施形態ではICチップを搭載し、記録した情報の読み取りや書き込みを電波や電磁波等により非接触で行うことを可能とするRFID(Radio Frequency Identification)タグを例に挙げて説明することとする。なお、ICを搭載したタグには、一般的に情報を記録する記録部としてメモリ(不図示)が搭載されているため、このメモリを読み書き可能なRAM(Random Access Memory)とすることで、必要な情報の書き込み・読み取りが可能となるという利点がある。また、RFIDタグ30のように、電波によって情報の授受を可能とするものであれば、非接触でデータの読み取り・書き込みを行うことができるため、搬送を伴う生産ラインにおけるデータの授受に好適である。
前記アンテナ28については、本実施形態の場合、上記RFIDタグ30に記録された情報の読み取り、及び情報の書き込みを可能とするアンテナ(RFIDアンテナ)とする。
また、加工情報を読み取るセンサ54とは、温度、湿度、臭い、圧力等種々のセンサのことを指す。なお、本実施形態では、加工装置59(図2参照)を加熱工程として説明するため、前記センサは温度センサとして説明することとする。
また、本実施形態で説明する加工装置59には第1の記録手段として、前記センサ54が読み取った加工情報(加工装置内の温度情報)と、前記加工情報を取得した(読み取った)時刻とを一時記録するメモリ52を備えたデータレコーダ50が接続されている。そして、前記データレコーダ50から前記コンピュータ12へ、加工情報及び加工情報を取得した時刻を送信する構成としている。
前記コンピュータ12には、前記RFIDアンテナ28や前記データレコーダ50から送信されたデータを記録するための第2の記録手段としてのハードディスク16、各種データの入力や出力の処理を実行するための演算手段14とが備えられている。前記ハードディスク16には少なくとも、RFIDアンテナ28によって取得されたRFIDタグ30に関する情報を登録するRFID情報データベース(第1のデータベース:以下RFID情報DBという)20や、データレコーダ50から送信される加工情報等を登録する加工情報データベース(第2のデータベース:以下加工情報DBという)22が構築され、前記RFID情報DB20や加工情報DB22に登録されたデータの検索や結び付け等の処理を行うためのデータベース管理ソフト(以下DB管理ソフトという)18が記録されている。なお、前記DB管理ソフト18は前記演算手段14からの信号による指示を受けて起動する。
また、前記コンピュータ12には、前記RFIDアンテナ28や前記データレコーダ50の他に、データの検索等を行うための入出力手段26を接続するようにすると良い。ここで、入出力手段26とは、文字入力によるキーワード入力等を行うキーボードや、アイコン等のシンボルを選択するためのマウス、及び入出力情報を視覚により認識することができるようにするためのモニタやプロジェクタ等をいう。
なお、前記コンピュータ12へのデータの入力、コンピュータ12からのデータの出力は、インターフェース24を介して成される。
以下、本実施形態の工程情報管理システム10の具体的構成について図2を参照して詳細に説明する。
本実施形態の工程情報管理システム10を適用する生産ラインは、製品を搬送するための搬送ルート58と、複数の製品(製品群)40を収容して前記搬送ルート58上を搬送されるバスケット56と、前記搬送ルート58上に設けられて製品40の加工を行う加工工程を担う加工装置59とより構成されるものとする。そして、このような構成の生産ラインにおいて、前記加工装置59に前記センサ54が備えられ、加工工程における加工情報を読み取り可能な構成としている。
前記搬送ルート58は例えばベルトコンベアやローラコンベア、その他の搬送手段によって構成され、図2に示すように循環ルートを構成するものであると良い。このような構成の搬送ルート58では、製品40を収容して搬送される前記バスケット56は、白抜きの矢印60で示す方向へ周回することとなる。そして、上記のような搬送ルート58において、前記バスケット56が製品を収容してから製品を払い出すまでに通過するルートには、少なくとも2箇所(本実施形態では4箇所)に前記RFIDアンテナ28(28A〜28D)を配設する構成としている。
前記バスケット56には、少なくとも1つ、上述したRFIDタグ30を備える。なお、前記RFIDタグ30の備え方は、搬送ルート58において前記RFIDアンテナ28による読み取り・書き込みが可能な状態となれば良い。
また、図1には示さなかったが、本実施形態の工程情報管理システム10では、前記RFIDアンテナ28と前記コンピュータ12との間に、RFIDタグ30からの情報の読み取り機能とRFIDタグ30への情報の書き込み機能とを切り替える切替手段(コントローラ)27を備える。このような構成とすることによりRFIDアンテナ28は、その近傍を通過するRFIDタグ30に関する情報の読み取りと、RAMへの書き込みとを行うことが可能となる。
上記構成の工程情報管理システム10において、前記加工装置59ではセンサ54により加工情報(例えば加熱温度)の読み取りが行われると共に、前記データレコーダ50に備えられたメモリ52(図1参照)に加工情報を読み取った時刻が時系列に記録される。
また、前記搬送ルート58では、前記バスケット56が前記RFIDアンテナ28の配設された箇所を通過する毎にRFIDタグ30に付された情報が読み取られる。そして、読み取られた情報は、情報を読み取った時刻と共に前記コンピュータ12のハードディスク16に構築されたRFID情報DB20へ登録される。
本実施形態の搬送ルート58は循環経路となっているため、前記RFIDタグ30を備えたバスケット56は、周回毎に異なる製品群40を収容して再度同じRFIDアンテナ28の配設箇所を通過することとなる。このため、RFIDアンテナ28により読み取られたRFIDタグ30のID番号が、重複することにより登録データが混乱することを、防止しなければならない。そこで、本実施形態の工程情報管理システム10では、搬送ルート58における製品受入位置に配設されたRFIDアンテナ28Aにおいて、RFIDタグ30に付されたID番号を読み取ると共に、重複の無いユニークな番号(製品毎の識別情報:例えば通し番号)をRFIDタグ30に備えられたRAMに書き込む構成とした。また、製品受入側のRFIDアンテナ28Aによる書き込みに対応して、製品の払出位置に配設されたRFIDアンテナ28Dでは、前記RAMに書き込まれたユニークな番号を削除してデータをリセットする構成とした。このようなシステムとすることにより、RFIDタグ30を備えたバスケット56を周回させて再利用したとしても、登録したデータを管理するうえで混乱が生ずる虞が無い。
上記のような工程情報管理システム10では、図3に示す手順によりデータの登録・管理を行う。
搬送ルート58ではまず、製品40の受入位置にてRFIDタグ30を備えたバスケット56に製品40を収容する。製品40を収容したバスケット56は、製品受入位置に配設されたRFIDアンテナ28AによりRFIDタグ30のID番号を読み取られ、RAMに対して通し番号が書き込まれる。そして、ID番号を読み取ったRFIDアンテナ28Aと、読み取られたRFIDタグ30のID番号と、RAMに書き込んだ通し番号、及びID番号を読み取った時刻がコンピュータ12のハードディスク16に構築されたRFID情報DB20へデータとして登録される(ステップ100)。これにより、製品40が搬送ルート58に受け入れられた時刻を把握することができる。
次に、製品40を収容したバスケット56が加工工程(加工装置)59へ入る際に、前記バスケット56に備えられたRFIDタグは、前記加工装置59の入口に配設されたRFIDアンテナ28Bによって、RFIDタグに付されたID番号とRAMに記録した通し番号とが読み取られる。読み取られたID番号及び通し番号より、前記RFID情報DB20へ登録した通し番号及びID番号に関連付けて、ID番号及び通し番号を読み取ったRFIDアンテナ28Bと、ID番号及び通し番号を読み取った時刻とがデータとして登録される(ステップ110)。
次に、加工工程を経て加工装置59を抜けたバスケット56に備えられたRFIDタグ30のID番号及び通し番号が、加工装置59の出口に配設されたRFIDアンテナ28Cにより読み取られる。そして、読み取られたID番号及び通し番号より、前記RFID情報DB20へ登録したID番号及び通し番号に関連付けられて、ID番号及び通し番号を読み取ったRFIDアンテナ28Cと、ID番号及び通し番号を読み取った時刻とがデータとして登録される(ステップ120)。
そして、加工装置59を抜けたバスケット56は、搬送ルート58上を搬送され、製品の払出し位置に配設されたRFIDアンテナ28Dの近傍を通過する。RFIDアンテナ28Dの近傍を通過したバスケット56は、前記RFIDアンテナ28Dによって、RFIDタグ30のID番号及び通し番号が読み取られる。RFIDアンテナ28DによってID番号及び通し番号を読み取られたRFIDタグ30は、RAMに書き込まれた通し番号が削除される。読み取られたID番号及び通し番号は、前記RFID情報DB20へ登録したID番号及び通し番号に関連付けられて、読み取ったRFIDアンテナ28Dと、ID番号及び通し番号を読み取った時刻とがデータとして登録される(ステップ130)。
また、前記搬送ルート58に設けられた加工装置59においては、前記ステップ100〜ステップ130とは別に、センサ54によって、時系列に加工情報(データ)が読み取られ、前記加工情報を読み取った時刻と合わせて前記データレコーダ50に備えられたメモリ52に記録される。そして、定期的に、あるいはオペレータの指示により、メモリ52に記録した加工情報と加工情報を読み取った時刻とが、前記コンピュータ12に備えたハードディスク16に構築された加工情報DB22へ登録される(ステップ140)。なお、ステップ100〜ステップ130までの工程と、ステップ140とは平行して実行されるステップである。
上記のようなステップを経て、前記ハードディスク16に構築されたデータベース20,22に記録されるデータを図4に示す。図4において図4(A)に示す表がRFID情報DB20に登録されたものであり、図4(B)に示す表が加工情報DB22へ登録されたものである。
双方のデータベース20,22に記録されたデータとも、規定の箇所毎にデータを取得した時刻を時系列に登録している。よって、これらのデータベースに登録したデータのうち、時刻は共通するカテゴリのデータとなる。このため、登録された製品40に関する加工情報の履歴を検索する場合には、双方のデータベース20,22に登録された時刻同士を照合させることで、製品40の加工工程における加工状態を把握することができる。すなわち、RFID情報DB20に登録された、製品40のロット番号に該当する通し番号(通番号)における工程入口通過時刻と工程出口通過時刻との間に該当する、加工情報DB22に登録された加工情報読み取り時刻を検索し、当該時刻に対応するセンサ値を読み取ることで、加工工程における加工情報の履歴を検索することができるのである。
例えば、通し番号4、ロット番号A004の製品についての加工履歴を検索する場合には、当該製品の工程入口通過時刻3:10から工程出口通過時刻3:40の間に該当する時刻に読み取られたセンサ値を加工情報BD22から抽出すれば良いのである。つまり、図4(B)においては、破線で囲った箇所が通し番号4の製品に該当する加工情報の履歴となる。
上記のような工程情報管理システム10によれば、製品40の加工情報の履歴を、時系列に従って詳細に登録しておくことができ、必要に応じて読み出すことができる。また、製品40の流れ(RFIDタグの流れ)とは別に(製品が実際に加工されているか否かに関わらず)加工工程の情報を読み取っているため、仮にRFIDタグ30の読み取りにミスが発生したとしても、該当する製品が加工された際の加工情報自体は履歴としてデータベースへ登録されることとなる。従って、バスケット56に備えられたRFIDタグ30の読み取りミスが発生した製品の前後に加工された製品の加工装置59への入出時刻から、読み取りミスがあった製品の加工装置59への入出時刻を特定することで、加工状態の履歴を推定することができる。
なお、本実施形態の工程情報管理システム10において、搬送ルート58へ受け入れる製品40には、収容されるバスケット56単位でロット番号が付されている。製品40のロット番号は、図示しないロット番号読み取り手段により、製品受入位置より手前で読み取られ、RFID情報DB20へ登録される。そして、前記ロット番号は、ロット番号を読み取った直後にRFIDアンテナ28Aによって読み取ったRFIDタグ30のID番号と前記前記ロット番号とを結び付けられて登録される。そしてこのとき、RFIDタグ30のRAMには、通し番号が記録される。ここで、バスケット56単位でのロット番号の付し方としては、単に、プレートへロット番号を書き込んだものをバスケット56へ貼り付けるものでも、バーコードや2次元コードを利用して情報を記録したものでも、ICタグに情報を記録したものでも良い。そしてロット番号読み取り手段は、前述したロット番号の付し方に対応した手段とすれば良い。例えばプレートにロット番号を書き込んだものをバスケット56に付する場合は、ロット番号読み取り手段としてカメラ等を採用すれば良い。また、バーコードや2次元コードに情報を記録した場合には読み取り用のセンサをロット番号読み取り手段とすれば良い。
次に、図5を参照して、本発明の工程情報管理システムに係る第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係る工程情報管理システムの構成のほとんどは、第1の実施形態に示した工程情報管理システムと同じである。従って、同一な構成要素には同一符号に100を加えた符号を付して図5に示し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る工程情報管理システム110と、第1の実施形態に係る工程情報管理システム10との違いは、搬送ルートに配設するRFIDアンテナの数と、そのRFIDアンテナによって成される処理の違いのみである。すなわち、本実施形態では、製品の払出位置に配設していたRFIDアンテナ28D(図2参照)を廃して、加工装置159の出口に配設したRFIDアンテナ128CによってRFIDタグ130に記録されたデータのリセットを行うように構成したのである。
このような構成とすることにより、搬送ルート158上に配設するRFIDアンテナ128の数を減らすことができ、第1の実施形態に比べて工程情報管理システムを安価に構成することが可能となる。
本実施形態の工程情報管理システム110では、図6に示す手順によりデータの登録・管理を行う。
搬送ルート158ではまず、製品受入位置にてRFIDタグ130を備えたバスケット156に製品を収容する。製品を収容したバスケット156は製品受入位置に配設されたRFIDアンテナ128Aにより、備えられたRFIDタグ130のID番号を読み取られる。ID番号が読み取られたRFIDタグ130は、記録部としてのRAMに通し番号が書き込まれる。そして、ID番号を読み取ったRFIDアンテナ128Aと、読み取られたRFIDタグ130のID番号と、RAMに書き込んだ通し番号、及びID番号を読み取った時刻とがコンピュータ112のハードディスクに構築されたRFID情報DBへ登録される(ステップ200)。これにより、製品が搬送ルート158に受け入れられた時刻を把握することができる。
製品を収容したバスケット156が加工工程(加工装置)159へ入る際には、加工装置159の入口に配設されたRFIDアンテナ128Bによって、バスケット156に備えられたRFIDタグ130に付されたID番号及びRAMに記録された通し番号が、読み取られる。読み取られたID番号及び通し番号より、前記RFID情報DBへ登録したID番号及び通し番号に関連付けて、ID番号及び通し番号を読み取ったRFIDアンテナと、ID番号及び通し番号を読み取った時刻とが、前記RFID情報DBへ登録される(ステップ210)。
次に、加工工程を経て加工装置159を抜けたバスケット156に備えられたRFIDタグ130のID番号及び通し番号が、加工装置159の出口に配設されたRFIDアンテナ128Cにより読み取られる。ID番号及び通し番号が読み取られたRFIDタグ130は、RAMに書き込まれた通し番号が削除される。そして、読み取られたID番号及び通し番号より、前記RFID情報DBへ登録したID番号及び通し番号に関連付けて、RFIDタグ130のID番号及び通し番号を読み取ったRFIDアンテナ128Cと、ID番号及び通し番号を読み取った時刻とが、前記RFID情報DBへ登録される(ステップ220)。
また、加工工程においては、前記ステップ200〜ステップ220とは別に、センサ154によって、時系列に加工情報(データ)が読み取られ、加工情報を読み取った時刻と合わせて前記データレコーダ150に備えられたメモリに記録される。そして、定期的に、あるいはオペレータの指示により、メモリに記録した加工情報と加工情報を読み取った時刻とが、前記コンピュータ112に備えたハードディスクに構築された加工情報DBへ登録される(ステップ230)。なお、ステップ200〜ステップ220までの工程と、ステップ230とは平行して実行されるステップである。
上記のような手順によって登録されるデータは、図4(A)に示したRFID情報DBの、払出時刻に関するデータが無い状態のものとなるが、製品に関する加工情報の履歴の検索に関しては、第1の実施形態の工程情報管理システム10と同様の手順で行うことができる。
他の構成、作用、効果については、第1の実施形態に示した工程情報管理システム10と同様である。
次に、図7を参照して本発明の工程情報管理システムに係る第3の実施形態について説明する。
本実施形態の工程情報管理システムの基本的構成は、第1の実施形態と同様である。よって、同一な構成要素には同一符号に200を加えた符号を付して図7に示し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の工程情報管理システム210は、搬送ルート258上に加工装置259を複数(本実施形態では2つ)設けたことが、第1の実施形態の工程情報管理システム10と異なる。本実施形態では、製品受入位置で製品を受け入れて、製品受入位置に配設されたRFIDアンテナ228Aを通過した後、搬送ルート258を2系統に分岐させている。そして、分岐させた各系統のルートのそれぞれに加工装置259A,259Bを設けて、加工工程における加工時間の短縮化を図っている。それぞれの分岐系統の加工装置259A,259Bを抜けたバスケット256は、加工装置259A,259Bの出口に配設したRFIDアンテナ228C,228Eを通過して再び1系統へ集束する。1系統へ集束したバスケット256は、製品払出位置に配設されたRFIDアンテナ228Fを通過して製品を払い出した後、帰還ルートで製品受入場所へ搬送される。また、各系統の加工装置259A,259Bの入り口はそれぞれRFIDアンテナ228B,228Dが配設されており、第1、第2の実施形態と同様に、加工装置259への入出時刻を取得することが可能となっている。
なお、本実施形態の工程情報管理システム210では、製品を収容したバスケット256を2系統へ分岐させる際、基本的には交互に分岐させていく。また、本実施形態の工程情報管理システム210では加工装置259毎にデータレコーダ250(250A,250B)を備えるため、コンピュータ212のハードディスクに構築される加工情報DBも、加工装置259Aの加工情報を登録するデータベースAと、加工装置259Bの加工情報を登録するデータベースBとの2つとなる(図8(B)参照)。
よって、本実施形態のコンピュータ212のハードディスクに構築されるデータベースのデータは、図8のようになる。図8から読みとれるように、図8(A)で示す1つのRFID情報DBに対し、図8(B)で示す加工情報DBは2つ構成されており、それぞれ独立に加工情報を登録している。
上記のような本実施形態の工程情報管理システム210によれば、上記第1の実施形態に係る工程情報管理システム10と同様の効果を得られる。また、搬送ルート258上に分岐系統を設け、その分岐系統上に加工装置259をそれぞれ配置することで、スループットが向上する。
上記それぞれの実施形態において、RFIDタグに備えられるRAMにユニークな番号(通し番号)を書き込むのは、読み取り情報(例えばID番号)の重複による登録データの混乱を防止するためである。従って、バスケット単位で付されるロット番号がユニークな番号であり、RFIDタグに付されたID番号と、前記ロット番号との組合せがユニークな番号となるような場合には、別途通し番号等を書き込む工程を設ける必要は無い。
また、実施形態においてはいずれも、製品の受入位置で通し番号の書き込みを行い、製品の払出位置で通し番号のリセットを行う方法を採用していた。しかしながら、例えば製品の受入位置に配設されたRFIDアンテナにより通し番号をインクリメント(increment)していくという構成としても良い。
また、実施形態では図示していないが、RFIDアンテナの前段、或いは近傍に物体の通過を検知することができるセンサ(例えば赤外線センサ)を設置する構成としても良い。このような構成により、前記赤外線センサが物体の通過を検知しているにもかかわらず、前記RFIDアンテナによるRFIDタグの読み取りが行われない場合には、RFIDタグの読み取りミスが発生したということが判る。よって、生産ラインを一時停止させて情報の製品情報の修正等を行うことが可能となる。
また、実施形態では搬送ルートは循環ルートとする旨記載した。しかしながら搬送ルートが循環ルートでなくても、本発明の工程情報管理方法及びシステムを採用するにあたって何ら問題は無い。
また、上記実施形態では、データレコーダに記録した情報をコンピュータに備えるハードディスクに構築した加工情報DBへ記録し、時刻データを照合して記録データの検索を行うことを可能とする構成とした。しかしながら、必ずしもデータレコーダに記録した情報をハードディスクに登録しなおす必要は無い。すなわち、データレコーダ内に備えられるメモリを、長期的なデータ保存を目的とするものとして、これに加工情報DBを構築するようにすれば良いのである。そして、加工履歴を検索する際には、DB管理ソフトがデータレコーダに構築された加工情報DBから情報を直接読み出すようにすれば良いのである。
また、実施形態では製品を収容したバスケットが加工装置へ入出したことを検知する手段としてRFIDタグとそれを読み取るRFIDアンテナとを利用する旨記載した。しかしながら、バスケットが加工装置へ入出することを検知する手段を他のものに変えたとしても、本発明の工程情報管理方法及びシステムの効果を得ることができる。バスケットの加工装置への入出検知手段としては、例えば、バーコードや2次元コードをバスケットに貼付し、これをセンサによって読み取るものや、識別情報を書き込んだプレートをカメラ等で読み取るもの等を挙げることができる。ただし、2次元コードやバーコードは、新たな情報を書き込むことができないため、搬送ルートが循環ルートである場合には、周回毎に新たなものをバスケットに付するようにしなければならない。
また、上記実施形態ではいずれも、製品を収容したバスケットにRFIDタグを備え、RFIDアンテナは前記バスケットに備えられたRFIDタグを読み取る構成としている。しかしながら、このような構成は、複数の製品を同時に加工する生産ラインでの情報取得の効率化を図る手段の一つである。したがって、製品毎にRFIDタグを備えるような構成としても良いことはいうまでもない。なお、製品毎にRFIDタグを備える構成とした場合には、製品の受入位置にてRFIDタグを備え、製品の払出位置にてRFIDタグを取り除くという作業が必要となる。
また、上記実施形態の工程情報管理システムには、コンピュータに対するRFIDアンテナやデータレコーダ等からのデータの送信経路が寸断された場合や、コンピュータのメンテナンスを考慮して、サブコンピュータを備える構成としても良い。なお、前記サブコンピュータは、持ち運び可能なハンディターミナルとしても良い。このような構成とすることにより、記録データの漏れが無くなる。また、コンピュータの不具合を原因として生産ラインを停止させる必要も無くなる。
上記実施形態においては、食品加工工場における生産ラインを対象として本発明の工程情報管理システム及び方法について説明した。しかしながら、本発明の工程情報管理システム及び方法は、加工工程を有する他の産業分野にも応用することができる。例えば、熱処理を必要とする金属加工工場の生産ライン等にも適用できる。
本発明の工程情報管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の工程情報管理システムの第1の実施形態について詳細に示した図である。 第1の実施形態についての工程情報管理方法を示したフローチャートである。 第1の実施形態に係る工程管理システムのコンピュータに構築されるデータベースと、登録されるデータの例を示した図である。 本発明の工程情報管理システムの第2の実施形態について詳細に示した図である。 第2の実施形態についての工程情報管理方法を示したフローチャートである。 本発明の工程情報管理システムの第3の実施形態について詳細に示した図である。 第3の実施形態に係る工程管理システムのコンピュータに構築されるデータベースと、登録されるデータの例を示した図である。
符号の説明
10………工程情報管理システム、12………コンピュータ、14………演算手段、16………ハードディスク(第2の記録手段)、18………データベース管理ソフト、20………RFID情報データベース、22………加工情報データベース、27………切替手段(コントローラ)、28(28A〜28D)………RFIDアンテナ、30………RFIDタグ、40………製品(製品群)、50………データレコーダ、52………メモリ、54………センサ、56………バスケット、58………搬送ルート、59………加工装置。

Claims (8)

  1. 製品を加工装置へ入出させる際の時刻である加工工程入出時刻を記録し、
    製品の流れとは別途に、時系列に加工情報とその加工情報を取得した際の時刻である加工情報取得時刻とを記録し、
    前記加工工程入出時刻と前記加工情報取得時刻とを照合させることで製品の加工情報の履歴を検索することを特徴とする工程情報管理方法。
  2. 時系列に製品の加工情報とその加工情報を取得した際の加工情報取得時刻とを取得する装置の加工工程における情報を管理する方法において、
    製品を加工装置へ入出させる際の時刻である加工工程入出時刻を取得する装置を設け、
    前記加工情報取得時刻と前記加工工程入出時刻とを照合させることで製品の加工情報の履歴を検索することを特徴とする工程情報管理方法。
  3. 製品の搬送ルートに設けられた加工装置に、時系列に製品の加工情報を取得するセンサと、前記センサによって取得した加工情報の取得時刻とを記録する第1の記録手段と、を備える加工工程の情報管理システムにおいて、
    前記加工装置への製品の入出を検知する入出検知手段と、
    前記入出検知手段によって検知した製品の入出時刻を製品毎のロット番号と共に記録する第2の記録手段と、
    前記第1の記録手段と前記第2の記録手段とに記録された情報の双方を、情報が記録された時刻に基づいて照合し、ロット番号毎の製品履歴を検索する演算部と、
    を備えたことを特徴とする工程情報管理システム。
  4. 製品若しくは製品を収容した容器には、識別情報を記録したタグを備え、
    前記入出検知手段は、前記タグに記録した識別情報を読み取る読み取り手段とし、
    前記第2の記録手段には、製品の入出時刻とロット番号とを前記識別情報に関連付けて記録することを特徴とする請求項3に記載の工程情報管理システム。
  5. 製品の搬送ルートに設けられた加工装置に、時系列に製品の加工情報を取得するセンサと、前記センサによって取得した加工情報の取得時刻とを関連付けて記録する第1の記録手段と、を備え、製品の工程情報を管理するシステムにおいて、
    前記搬送ルートを移動する製品若しくは製品を収容する容器に取り付けた、識別情報を記録したタグと、
    前記加工装置の入出口に設けられて前記タグに記録した識別情報を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段によって読み取ったタグの、識別情報と読み取り時刻とを予め記録した製品のロット番号に関連付けて記録する第1のデータベースと、前記第1の記録手段に記録した情報を記録する第2のデータベースとを構築する第2の記録手段と、
    前記第2の記録手段に構築したデータベースを管理するソフトを有する演算手段と、を備え、
    前記第1のデータベースに記録されたタグの識別情報又は製品のロット番号に関連付けた時刻と、前記第2のデータベースに記録された加工情報に関連付けた時刻とを、前記演算手段を介して照合することで、特定のロット番号を有する、製品若しくは、容器に収容した製品の加工履歴を検索することを特徴とする工程情報管理システム。
  6. 前記搬送ルートは巡回経路に設定し、前記タグはICタグとして、当該ICタグには、前記識別情報の他に製品毎の識別番号を記録可能な記録部を備え、
    前記読み取り手段は前記ICタグへの情報の書き込み・削除が可能な構成としたことを特徴とする請求項5に記載の工程情報管理システム。
  7. 前記搬送ルートのうち、前記加工装置の入口に備える読み取り手段の前段と、前記加工装置の出口に備える読み取り手段の後段とにそれぞれ別途読み取り手段を備え、前記入口前段の読み取り手段は前記ICタグへの製品毎の識別情報の書き込みを行い、前記出口後段の読み取り手段は前記ICタグに記録した製品毎の識別情報の削除を行うことを特徴とする請求項6に記載の工程情報管理システム。
  8. 前記製品毎の識別番号は通し番号とし、前記ICタグには周回毎に新たな通し番号を記録することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の工程情報管理システム。
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