JP2006138949A - 読み取り制御装置、画像読み取り装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】走行体の異常処理をすべてハードウェアで行い、異常時に遅れを生じることなく走行体を停止させ、ソフトウェアの制御負担を軽くする。
【解決手段】原稿面に沿って往復移動可能に設けられた走行体と、この走行体を移動させるためのステッピングモータと、このステッピングモータの駆動を制御する駆動制御板と、走行体が所定のホームポジションに位置しているかを検知する検知部とホームポジションセンサとを備えた画像読み取り装置において、検知部とホームポジションセンサが、第1および第2キャリッジがホームポジションに戻っていないことを検出した場合に、異常処理信号を発生するExOR回路33と、このExOR回路33から異常処理信号を受けたとステッピングモータの動作を停止させるアンド回路35とを設ける。
【選択図】図5
【解決手段】原稿面に沿って往復移動可能に設けられた走行体と、この走行体を移動させるためのステッピングモータと、このステッピングモータの駆動を制御する駆動制御板と、走行体が所定のホームポジションに位置しているかを検知する検知部とホームポジションセンサとを備えた画像読み取り装置において、検知部とホームポジションセンサが、第1および第2キャリッジがホームポジションに戻っていないことを検出した場合に、異常処理信号を発生するExOR回路33と、このExOR回路33から異常処理信号を受けたとステッピングモータの動作を停止させるアンド回路35とを設ける。
【選択図】図5
Description
本発明は、移動する光学系により原稿を露光走査することによって、原稿の画像を読み取る読み取り制御装置、この読み取り制御装置を備えた画像読み取り装置、およびこの画像読み取り装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ、スキャナなどの画像形成装置においては、移動する走査光学系により原稿を露光走査することによって、原稿の画像を読み取る画像読み取り装置が設けられている。画像読み取り装置は原稿がセットされるコンタクトガラスの下に位置し、原稿を照明する光源と原稿からの反射光をイメージセンサの方向に反射させるミラーを搭載した走行体が配設されている。この走行体は原稿の副走査方向にステッピングモータのような駆動源によって機械的に移動される。しかしながら、走行体の移動や停止にはイナシャーが大きく影響するため、暴走などの異常時に瞬時に停止させることが困難であった。
そこで、例えば特許文献1では、走行体の位置を検出するセンサ信号、走行体が正常に移動したかどうかを判断する判断処理、モータの停止処理などがソフトウェアによって処理(制御)されていることが開示されている。また、特許文献2では、モータの停止処理をCPUを介してソフト制御を行うことが開示されている。
特開2002−84393号公報
特開2001−5118号公報
しかしながら、前記特許文献1および2はソフト的な制御のため、異常時のモータ停止動作にはどうしても遅れが生じてしまう。また、停止位置によっては走行体が側板などに衝突する可能性がある。さらに、ソフト制御で行うため異常処理のソフト領域のメモリが必要となり、異常処理のため割り込み処理も必要となるため、通常のソフトより複雑になる。
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、走行体の異常処理をすべてハードウェアで行い、異常時に遅れを生じることなく走行体を停止させ、ソフトウェアの制御負担を軽くするとともに、少しでもメモリ容量を減らすことにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、原稿面に沿って移動する走行体と、この走行体を駆動するモータとを有し、原稿を光り走査して読み取る読み取り装置の読み取り制御を行う読み取り制御装置において、前記走行体がホーム位置から原稿の走査を終えて再度ホーム位置に戻るまで前記モータを所定の量だけ駆動する手段と、前記モータを前記所定の量だけ駆動した場合に、前記走行体がホーム位置にあるか否かを検出する検出手段と、この検出手段によって前記走行体が前記ホーム位置に戻っていないことを検出した場合にその旨の信号を出力する手段と、前記その旨の信号を受けて前記モータの動作を停止させる停止手段とをハード構成の回路により構成したことを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記モータはステッピングモータからなり、前記駆動する手段は前記走行体を前記所定量の移動させるだけのクロックパルスを前記駆動モータを印加することを特徴とする。
第3の手段は、第1または第2の手段において、前記停止手段は、前記その旨の信号を受けたとき、前記モータへ与える前記クロックパルス供給を停止することを特徴とする記載の読み取り制御装置。
第4の手段は、第1または第2の手段において、前記停止手段は、前記その旨の信号を受けたとき、前記モータへ与えるのモータ電流の供給を停止することを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第4のいずれかの手段において、前記停止手段は、前記その旨の信号を受けたとき、前記駆動する手段に前記モータに与えるクロックパルスおよび/またはモータ電流の供給停止を指示することを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5の手段において、前記停止手段が、前記ホームポジションを検出する検出位置を定めたパルスカウント値と前記モータクロックが入力され、前記パルスカウント値と前記モータクロック値をカウントして比較した結果であるホームポジションセンサ検出タイミング信号を出力するカウンタと、前記カウンタからのホームポジションセンサ検出タイミング信号と前記ホームポジションセンサからの検知結果とからホームポジション検知結果信号を出力するフリップフロップと、前記フリップフロップからのホームポジション検知結果信号とホームポジション検知の規定値とからイネーブル/ディスイネーブル信号のいずれかを出力するExOR回路と、前記ディスイネーブル信号とモータクロックとが入力されたときに前記モータに供給するモータクロックの出力を停止させるアンド回路とから構成されていることを特徴とする。
第7の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段に係る読み取り制御装置を画像読み取り装置が備えていることを特徴とする。
第8の手段は、第7の手段に係る画像読み取り装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
後述の実施例において、走行体は第1キャリッジ1と第2キャリッジ2に、駆動モータはステッピングモータ8に駆動する手段は駆動制御板21に、検出手段は検知部11とホームポジションセンサ(HPセンサ)12に、その旨の信号を出力する手段はフリップフロップ32に、停止手段はEX・OR回路33およびアンド回路35にそれぞれ対応する。
本発明によれば、走行体がホーム位置から原稿の走査を終えて再度ホーム位置に戻るまでモータを所定の量だけ駆動する手段と、モータを前記所定の量だけ駆動した場合に、前記走行体がホーム位置にあるか否かを検出する検出手段と、この検出手段によって前記走行体が前記ホーム位置に戻っていないことを検出した場合にその旨の信号を出力する手段と、前記その旨の信号を受けて前記モータの動作を停止させる停止手段とをハード構成の回路により構成したので、モータ停止の遅れをなくすことができ、ソフトウェア処理の負担を軽減することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像読み取り装置の走査駆動系の主要部を示す斜視図、図2は画像読み取り部の主要部の構成を示す説明図である。
図1は本発明の実施形態に係る画像読み取り装置の走査駆動系の主要部を示す斜視図、図2は画像読み取り部の主要部の構成を示す説明図である。
画像読み取り装置の読み取り部は、原稿(図示しない)がセットされる透明なガラス板で構成されたコンタクトガラス13の下方に配置されている。読み取り部は、原稿に光を照射する光源である露光ランプ14、露光ランプ14からの出射光を所定の方向に反射する第1ミラー15を備えた第1キャリッジ1、第1ミラー15からの反射光を所定の方向に反射するための第2ミラー16と第3ミラー17を備えた第2キャリッジ2、第3ミラー7からの反射光を集光する結像レンズ18、及び集光された光学撮像を光電変換するイメージセンサであるCCD19を備えている。
第1および第2キャリッジ1,2は、従来の画像読み取り装置と同様に、駆動モータであるステッピングモータ8により、図1において右方向すなわち副走査方向へ移動させることによって原稿の画像全面を読み取るようになっている。すなわち、第1および第2キャリッジ1,2はガイドレール(図示しない)によって図1の二重矢印で示すフォワード方向およびリターン方向に移動可能に支持されており、ステッピングモータ8はそのタイミングプーリ10およびタイミングベルト7を介して駆動軸4のタイミングプーリ9を回転駆動する。駆動軸4の両端部には、それぞれワイヤプーリ5が固定されており、これらワイヤプーリ5にそれぞれ掛けられた2本の対称に張られたワイヤ3に第1および第2キャリッジ1,2の両側部が固定されている。なお、図1における6−1,6−2,6−3および6−4はアイドルプーリ、11は検知部、12はホームポジションセンサ(以下、ホームポジションをHPと称する)である。また、図2における20は画像処理とステッピングモータ8の駆動制御板21を制御するスキャナ制御板である。
電源スイッチ(図示しない)をオンすると、ホーミングのためにステッピングモータ8が駆動を開始し、第1および第2キャリッジ1,2がフォワード側に移動する。一定距離移動すると、ステッピングモータ8は逆転(リターン)を開始し、HPセンサ12が第1キャリッジ1の下部に設けられた検知部11を検知すると、一定パルス分リターン方向に移動して停止して待機する。この停止位置がHPとなる。読み取り指令が発せられるとこのHPより読み取り動作を開始する。なお、第1および第2キャリッジ1,2は、第1キャリッジ1が距離L進む間に、第2キャリッジ2は距離L/2進むようにして、レンズの光路長を一定に保ちながら原稿の全体を走査するようになっている。
図3はステッピングモータ8の駆動制御板21の回路構成を示すブロック図である。上述したように、駆動モータ8は駆動制御板21によって駆動制御される。駆動制御板21は画像読み取り装置全体を制御する上位のCPUを搭載したスキャナ制御板20からステッピングモータ駆動クロック、正逆転信号、イネーブル信号、分割数切換信号、駆動電流切換信号等が印加される。駆動電流切換信号がステッピングモータ8の各相に流れる駆動電流を制御する。モータ駆動制御板21はこれら信号を基にステッピングモータ8を制御する。ステッピングモータ8の速度は駆動クロックの周波数で決定するので、駆動ロック周波数によってステッピングモータ8の相切換えタイミングを制御し、駆動クロック周波数が高いと速く、低いと遅くなる。駆動クロック周波数を制御することにより、多種多様のスローアップ制御、速度制御ができる。駆動電流は、スローアップ、スローダウン、読み取り動作時、リターン時、待機時などの状態により電流を切換え制御する。
コンタクトガラス13に原稿を載置し、スタートキー(図示しない)を押下すると、所定タイミングでスキャナ制御板20から駆動制御板21へ駆動クロックが出力され、ステッピングモータ8が駆動を開始すると同時に、第1キャリッジ1と第2キャリッジ2がHP位置からフォワード側に移動を開始する。駆動制御はステッピングモータ8を変倍率、原稿サイズ、用紙サイズ等で予め決まられた速度パターンに基づいて駆動制御する。
図4はキャリッジの基本駆動パターンを示す図である。すなわち、スタートキーを押下すると、第1キャリッジ1と第2キャリッジ2がステッピングモータ8の駆動によりフォワード方向に走行を開始し、コンタクトガラス13上に載置された原稿(図示しない)を露光ランプ14により照射し、その反射光を第1ミラー15、第2ミラー16、第3ミラー17を介して結像レンズ18によりCCD19に結像し、原稿を読み取る。読み取った画像データはスキャナ制御板20に転送され、画像処理を行う。原稿読み取りを完了するとリターン過程へと移り、ステッピングモータ8は逆転を開始する。このとき第1キャリッジ1を高速で移動させ、第2キャリッジ2はその半分の速度で高速リターンする。リターン時の移動量はフォワード側に移動したパルス分戻ればよい。第1キャリッジ1に設けた検知部11がホームポジションセンサ12を通過し、ステッピングモータ8はHP位置で停止する。
ホーミングは電源投入時、紙詰まり処理終了後、異常処理終了後に行う。まず、HPセンサ12がONすなわち検知板11を検知している状態か、HPセンサ12がOFFすなわち検知板11が通り抜けている状態かを判断する。ONしていると、走行体1をHPセンサがOFFする方向(フォワード方向)にOFFするまで移動する。HPセンサ12がOFFすると、規定パルス分移動し停止した後、HPセンサがONする方向(リターン方向)に移動を開始し、HPセンサがONすると規定のパルス分移動して停止する。この位置が走行体1のホームポジションとなる。
走行体1がHPに戻っていないことを検出した場合に異常処理信号を発生する異常信号発生回路は、スキャナ制御板20に搭載されており、その構成は、図5に示すように、カウンタ31と、フリップフロップ(F/F)32と、ExOR回路33と、HPセンサ12を検知したときに信号を出力するHPセンサ信号出力回路34、およびアンド(AND)回路35とを備えている。カウンタには、HPを検知する検出位置を定めたパルスカウント値を書き込むラインと、モータクロックを入力するラインと、パルスカウント値とモータクロックをカウントして比較した結果を出力するラインが設けられている。この出力ラインがHPセンサ12の検出タイミング信号となる。
走行体1がHPに戻っていないことを検出した場合に異常処理信号を発生する異常信号発生回路は、スキャナ制御板20に搭載されており、その構成は、図5に示すように、カウンタ31と、フリップフロップ(F/F)32と、ExOR回路33と、HPセンサ12を検知したときに信号を出力するHPセンサ信号出力回路34、およびアンド(AND)回路35とを備えている。カウンタには、HPを検知する検出位置を定めたパルスカウント値を書き込むラインと、モータクロックを入力するラインと、パルスカウント値とモータクロックをカウントして比較した結果を出力するラインが設けられている。この出力ラインがHPセンサ12の検出タイミング信号となる。
フリップフロップ32は、カウンタ31の検知タイミング信号出力を入力するラインと、HPセンサ12がHP検知結果信号を入力するラインとが設けられている。フリップフロップ32は、検出タイミング信号によってHP検知結果信号を次段のExOR回路33に出力する。ExOR回路33は、HP検知結果信号を入力するラインと、HP検知の既定値を入力するラインとが設けられている。既定値とは、カウンタ31のHP検知タイミング出力時に、HPセンサ12がハイレベルまたはローレベルを定める信号である。HP検知結果信号とHP検知の既定値が同一であると、正常にステッピングモータ8は駆動していると判断し、イネーブル(enable)信号としてEX・OR回路はハイレベル信号を出力する。不一致の場合にはディセーブル(disable)信号としてローレベル信号を出力する。このディセーブル信号は、モータ駆動制御板21に出力し、これを受けたモータ駆動制御板21はモータ電流を停止するとともに、アンド回路35に出力する。アンド回路35にはモータクロック信号が入力されている。ディセーブル状態(Lレベル)であればモータクロックはモータ駆動制御板21に出力されない。また、ディセーブル状態(Lレベル)をモータ駆動制御板21に出力しても、モータ駆動制御板21はローレベル信号なのでモータ電流を流さない方向に働く。
画像読取り時の動作を説明する。検知部11がHPセンサ12の上に位置し、HPセンサ12を切っている場合(挿入時)には、HPセンサ12の出力はローレベルであり、検知部11がHPセンサ12の上から離れ、いわゆる検知部11が抜けている場合にはHPセンサ12の出力はハイレベルとなる。また、HPセンサ12の信号を読み取る位置は、第1キャリッジ1の移動量で決定、すなわちステッピングモータ8への出力パルス数で決定する。正常動作後、検知部11はHPセンサ12を切った後、例えば第1キャリッジ1が移動量で約10mm進む600パルス分リターン方向に進んだ位置で停止している。この時HPセンサ12出力はLレベルになっている。
画像読取り時の動作を説明する。検知部11がHPセンサ12の上に位置し、HPセンサ12を切っている場合(挿入時)には、HPセンサ12の出力はローレベルであり、検知部11がHPセンサ12の上から離れ、いわゆる検知部11が抜けている場合にはHPセンサ12の出力はハイレベルとなる。また、HPセンサ12の信号を読み取る位置は、第1キャリッジ1の移動量で決定、すなわちステッピングモータ8への出力パルス数で決定する。正常動作後、検知部11はHPセンサ12を切った後、例えば第1キャリッジ1が移動量で約10mm進む600パルス分リターン方向に進んだ位置で停止している。この時HPセンサ12出力はLレベルになっている。
正常動作においては、プリントスイッチ(図示しない)が押下されると、カウンタ31に与える検出位置(パルスカウント値)を例えば240(第1キャリッジ1移動量で約4mm)に変更する(待機時は0値になっている)。ステッピングモータ8が起動し、第1キャリッジ1が移動を開始して、カウンタ31のパルスカウントが240に達すると、カウンタ31はフリップフロップ32に信号を出力し、フリップフロップ32はこの信号をトリガーにHPセンサ12の信号であるローレベルの信号をExOR回路33に出力する。HPセンサ12の信号既定値は、検知部11がHPセンサ12をまだ切っている位置なので、出力はローレベルに設定してある。ExOR回路33は、HPセンサ12の信号とHPセンサ12の信号既定値とを比較する。これら2信号はロー、ローなのでハイレベルを出力する。ハイレベルはイネーブル信号である。駆動制御板21にイネーブル信号を信号を出力するとともに、モータクロックとイネーブル信号を比較するAND回路35に出力する。AND回路35ではイネーブル信号がハイレベルなので、モータクロック入力をそのまま駆動制御板21に出力する。その後、第1キャリッジ1が移動続ける。
次に、カウンタ31に与える検出位置(パルスカウント値)を1200(第1キャリッジ1の移動量はHPから約20mm)に変更する。1200パルス(約20mm)は検出部11がHPセンサ12から完全に抜けた位置になる。カウンタ31のパルスカウントが1200に達すると、カウンタ31はフリップフロップ32に信号を出力し、フリップフロップ32はこの信号をトリガーにHPセンサ12のハイレベル信号をExOR回路33に出力する。HPセンサ12の信号既定値は、検知部11がHPセンサ12を抜けた位置なので、出力はハイレベルに設定してある。ExOR回路33はHPセンサ12の信号とHPセンサ12の信号既定値とを比較する。2信号はハイ、ハイなので、ハイレベル信号を出力する。ハイレベルはイネーブル信号である。駆動制御板21にイネーブル信号を出力するとともに、モータクロックとイネーブル信号を比較するAND回路35に出力する。AND回路35では,イネーブル信号がハイレベルなのでモータクロック入力をそのまま駆動制御板21に出力する。
次に、異常動作時に付いて説明する。プリントスイッチの押下後のカウント値240までは正常に動作をしたが、その直後ステッピングモータ8が脱調し、検知部11がHPセンサ12を抜けなかった場合、カウンタ31のパルスカウントが1200に達すると、カウンタ31はフリップフロップ32に信号を出力し、フリップフロップ32はこの信号をトリガーにしてHPセンサ12の信号のハイレベル信号をExOR回路33に出力する(HPセンサ12は検知部11が抜けないのでローレベル出力となる)。HPセンサ12の信号既定値は、検知部11がHPセンサ12を抜けた位置になるので、出力はローレベルに設定されている。ExOR回路33はHPセンサ12の信号とHPセンサ12の信号既定値(検知部11がHPセンサ12を抜けている位置なのでハイである)を比較し、2信号はローとハイなのでローレベル信号を出力する。ローレベルはディセーブル信号である。そして、駆動制御板21にこのディセーブル信号を出力するとともに、モータクロックとディセーブル信号を比較するAND回路35に出力する。AND回路35ではディセーブル信号がローレベルなのでモータクロックは駆動制御板21に出力されない。また、モータ制御板の21はディセーブル信号を受けるとモータ電流を停止する。ステッピングモータ8は、モータ電流を止めてもクロックが出ているとモータ電流が下がりきるまでは駆動を続けるが、このようにモータクロックを停止するので即ステッピングモータ8を停止させることでき、かつ、ステッピングモータ8へ与えるモータ電流も停止させるので、ステッピングモータ8への過電流防止ができる。
この回路はカウンタ31とHPセンサ12の信号既定値を設定することにより、キャリッジのどの位置でも検出が可能となる。以上の検知は、あと一個所リーターン終了直前に行ってもよい。
前述した画像読み取り装置は、複写機、ファクシミリ、スキャナ、あるいはプリンタやファクシミリ機能を備えた複合複写機などの画像形成装置に設けられる。画像形成装置は図示していないが、潜像担持体としての感光体ドラムの周辺に、回転方向に沿って、感光体ドラムの表面を一様に帯電する帯電装置、上述した画像読み取り装置からの画像情報に基づいて変調されたレーザビームを感光体ドラムに照射する光走査装置、感光体ドラムに形成された静電潜像をトナー現像する現像装置、感光体ドラム上に形成されたトナー像を転写材に転写する転写装置、転写後に感光体ドラム上に残ったトナーを除去するクリーニング装置など、従来から周知の構成が順に配設される。
なお、画像形成装置としてはこのような電子写真方式のもののほかに、インクジェット方式などのように液滴を使用して印刷するもの、サーマルヘッドを使用するものなどのような公知の画像形成方式を採用したもの全般が使用できる。
1 第1キャリッジ1
2 第2キャリッジ
8 ステッピングモータ
11 検知部
12 ホームポジションセンサ(HPセンサ)
14 露光ランプ
15,16,17 ミラー
19 CCD
20 スキャナ制御板
21 駆動制御板
31 カウンタ
32 フリップフロップ(F/F)
33 ExOR回路
34 HPセンサ信号出力回路
35 アンド(AND)回路
2 第2キャリッジ
8 ステッピングモータ
11 検知部
12 ホームポジションセンサ(HPセンサ)
14 露光ランプ
15,16,17 ミラー
19 CCD
20 スキャナ制御板
21 駆動制御板
31 カウンタ
32 フリップフロップ(F/F)
33 ExOR回路
34 HPセンサ信号出力回路
35 アンド(AND)回路
Claims (8)
- 原稿面に沿って移動する走行体と、この走行体を駆動するモータとを有し、原稿を光り走査して読み取る読み取り装置の読み取り制御を行う読み取り制御装置において、
前記走行体がホームポジションから原稿の走査を終えて再度前記ホームポジションに戻るまで前記モータを所定の量だけ駆動する手段と、
前記モータを前記所定の量だけ駆動した場合に、前記走行体がホームポジションにあるか否かを検出する検出手段と、
この検出手段によって前記走行体が前記ホームホームポジションに戻っていないことを検出した場合にその旨の信号を出力する手段と、
前記その旨の信号を受けて前記モータの動作を停止させる停止手段と、
を回路により構成したことを特徴とする読み取り制御装置。 - 前記モータはステッピングモータからなり、前記駆動する手段は前記走行体を前記所定量の移動させるだけのクロックパルスを前記駆動モータを印加することを特徴とする請求項1記載の読み取り制御装置。
- 前記停止手段は、前記その旨の信号を受けたとき、前記モータへ与える前記クロックパルス供給を停止することを特徴とする請求項1または2記載の読み取り制御装置。
- 前記停止手段は、前記その旨の信号を受けたとき、前記モータへ与えるモータ電流の供給を停止することを特徴とする請求項1または2記載の読み取り制御装置。
- 前記停止手段は、前記その旨の信号を受けたとき、前記駆動する手段に前記モータに与えるクロックパルスおよび/またはモータ電流の供給停止を指示することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の読み取り制御装置。
- 前記停止手段が、
前記ホームポジションを検出する検出位置を定めたパルスカウント値と前記モータクロックが入力され、前記パルスカウント値と前記モータクロック値をカウントして比較した結果であるホームポジションセンサ検出タイミング信号を出力するカウンタと、
前記カウンタからのホームポジションセンサ検出タイミング信号と前記ホームポジションセンサからの検知結果とからホームポジション検知結果信号を出力するフリップフロップと、
前記フリップフロップからのホームポジション検知結果信号とホームポジション検知の規定値とからイネーブル/ディスイネーブル信号のいずれかを出力するExOR回路と、
前記ディスイネーブル信号とモータクロックとが入力されたときに前記モータに供給するモータクロックの出力を停止させるアンド回路と、
から構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の読み取り制御装置。 - 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の読み取り制御装置を備えていることを特徴とする画像読み取り装置。
- 請求項7記載の読み取り装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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