JP2006138482A - 転がり軸受 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軸15に固定された回転体2と、潤滑剤によって潤滑を行う軸受支持装置7との間で、回転体及び軸受支持装置にそれぞれ交互に形成された複数の環状溝5,8と環状突出部6,9とが噛み合って一定の間隔を保つように、矩形状のくい違い形を成すラビリンス1が形成された密封装置において、ラビリンスのラビリンス径は、軸受支持装置の内側に向かって外側より内側が大きくなるように構成され、軸受支持装置には、ラビリンスによって受けた潤滑剤を当該軸受支持装置の内部へ戻すための潤滑剤循環孔14が少なくとも1つ設けられているとともに、ラビリンスへの潤滑剤の浸入を防止するための潤滑剤浸入防止堰13が少なくとも1つ設けられている。
【選択図】図1
Description
図1には、本発明の第1実施形態に係る密封装置が示されており、係る密封装置は、軸15に固定された回転体2と、当該回転体2と相対し、潤滑剤によって潤滑を行う軸受支持装置7との間で、回転体2と軸受支持装置7の双方にそれぞれ交互に形成された複数の環状溝5,8と環状突出部6,9とが噛み合って一定の間隔を保つように、矩形状のくい違い形を成すラビリンス1が形成されている。図1に示す構成では、ラビリンス1は、軸受11を挟んで軸15の延出方向の両側(図1の左側と右側)にそれぞれ1つずつ(合計2つ)形成されており、各ラビリンス1を構成する回転体2と軸受支持装置7には、それぞれ3つの環状溝5,8とこれらと噛み合う4つの環状突出部6,9が周方向に沿って交互に形成されている。
なお、回転体2と軸受支持装置7に形成される環状溝5,8の深さや環状突出部6,9の高さ、及びこれらの数などは、例えば、軸受支持装置7の大きさなどによって任意に設定されるため、ここでは特に限定しない。
なお、潤滑剤循環孔14としての切り欠き14aと切り欠き14bの形状、大きさ及び数は、例えば、軸受支持装置7の大きさなどによって任意に設定されるため、ここでは特に限定しない。また、潤滑剤循環孔14としての切り欠き14aと切り欠き14bの形成方法も特に限定されず、例えば、切削加工などにより形成すればよい。
さらにまた、微細化された潤滑剤(潤滑飛沫)が、軸受支持装置7の第3環状突出部9cを越えて第3環状溝8cまで達した(浸入した)場合であっても、当該潤滑飛沫を第3環状突出部9cに形成された切り欠き14bを伝わせ、第2環状溝8bまで戻すことができる。そして、第2環状溝8bまで戻した潤滑飛沫を当該第2環状溝8bの底部に形成された切り欠き14aを伝わせ、軸受支持装置7の内部10へ戻して循環させることができるとともに、貯留することができる。
この場合、本発明に係る密封装置(図1)と、従来の密封装置(図3)とをそれぞれ遠心分離機に使用し、同一条件の下で、所定の回転速度で所定の時間だけ当該遠心分離機を運転させた。そして、このときの装置内部からの潤滑剤の漏洩状態を、本発明に係る密封装置(図1)と従来の密封装置(図3)のそれぞれについて測定し、比較した。具体的には、装置の軸の軸径(大径側)を150(mm)とし、当該軸を1分間に2560回転する速度(2560(rpm))で所定時間回転させた。なお、試験中は、試験室内を常温(室温)に保ち、軸(軸受)には、ISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)の粘度グレードがVG36相当の潤滑油を噴出して潤滑した。
2 回転体
5,8 環状溝
6,9 環状突出部
7 軸受支持装置
12 カバー
13 潤滑剤浸入防止堰
14 潤滑剤循環孔
15 軸
Claims (5)
- 軸に固定された回転体と、当該回転体と相対し、潤滑剤によって潤滑を行う軸受支持装置との間で、回転体及び軸受支持装置の双方にそれぞれ交互に形成された複数の環状溝と環状突出部とが噛み合って一定の間隔を保つように、矩形状のくい違い形を成すラビリンスが形成された密封装置において、
ラビリンスのラビリンス径は、軸受支持装置の内側に向かって外側より内側が大きくなるように構成され、軸受支持装置には、ラビリンスによって受けた潤滑剤を当該軸受支持装置の内部へ戻すための潤滑剤循環孔が少なくとも1つ設けられているとともに、ラビリンスへの潤滑剤の浸入を防止するための潤滑剤浸入防止堰が少なくとも1つ設けられていることを特徴とする密封装置。 - 潤滑剤循環孔として、環状溝と環状突出部にはそれぞれ切り欠きが形成されており、環状溝の切り欠きは、当該環状溝の底部にその周方向の一部から軸受支持装置の内部までを貫通して形成されているとともに、環状突出部の切り欠きは、当該環状溝の切り欠きよりも軸受支持装置の外側寄りの環状突出部にその周方向の一部を貫通して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
- 潤滑剤循環孔としての切り欠きは、環状溝のうち最も軸受寄りに形成された第1環状溝、当該第1環状溝と隣り合って形成された第2環状溝、及び当該第2環状溝と隣り合って形成された環状突出部にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項2に記載の密封装置。
- ラビリンスには、当該ラビリンス方向への潤滑剤の移行を少なくするためのカバーが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の密封装置。
- カバーは、軸に固定されていることを特徴とする請求項4に記載の密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005372493A JP2006138482A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | 転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005372493A JP2006138482A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | 転がり軸受 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8238674A Division JPH1061671A (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | 密封装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006138482A true JP2006138482A (ja) | 2006-06-01 |
Family
ID=36619416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005372493A Pending JP2006138482A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | 転がり軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006138482A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010096288A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Nishihara Environment Technology Inc | 回転機器用回転軸支持装置および潤滑油循環システム |
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2005
- 2005-12-26 JP JP2005372493A patent/JP2006138482A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010096288A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Nishihara Environment Technology Inc | 回転機器用回転軸支持装置および潤滑油循環システム |
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A02 | Decision of refusal |
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