JP2006138482A - 転がり軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】微細化された潤滑飛沫の漏れを防止するとともに、潤滑剤の補給サイクルを長期化することが可能な密封装置を提供する。
【解決手段】軸15に固定された回転体2と、潤滑剤によって潤滑を行う軸受支持装置7との間で、回転体及び軸受支持装置にそれぞれ交互に形成された複数の環状溝5,8と環状突出部6,9とが噛み合って一定の間隔を保つように、矩形状のくい違い形を成すラビリンス1が形成された密封装置において、ラビリンスのラビリンス径は、軸受支持装置の内側に向かって外側より内側が大きくなるように構成され、軸受支持装置には、ラビリンスによって受けた潤滑剤を当該軸受支持装置の内部へ戻すための潤滑剤循環孔14が少なくとも1つ設けられているとともに、ラビリンスへの潤滑剤の浸入を防止するための潤滑剤浸入防止堰13が少なくとも1つ設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、潤滑剤によって潤滑を行う軸受支持装置と、軸に固定された回転体との間でラビリンスを形成する密封装置の改良に関する。
特許文献1には、この種の従来の密封装置の一例が開示されており、このような密封装置の具体的な構成として、例えば、図3に示す構成がその一例として挙げられる。図3に示す構成において、密封装置は、潤滑剤(例えば、潤滑油やグリース)を供給することによって軸受500の潤滑を行う軸受支持装置100と、軸200に固定された回転体300との間で所定のラビリンス400を形成している。この場合、当該ラビリンス400は、軸受支持装置100側のラビリンスシールとこれと相対する回転体300側のラビリンスシールとで形成されており、ラビリンスシールとしては、いずれもその外側401のラビリンス径と内側402のラビリンス径とが同一径を成すように形成したものが適用されている。このように、密封装置は、軸受支持装置100側のラビリンスシールとこれと相対する回転体300側のラビリンスシールとでラビリンス400を形成することで、例えば、潤滑油が軸受支持装置100の外部へと漏れることを防止している。
しかしながら、例えば、軸受500がより高速に回転した場合、供給された潤滑油は滴状よりもさらに微細化されて飛沫となり、当該潤滑飛沫が軸受支持装置100の内側(図3の軸受500側)に飛散する場合がある。このように微細化された潤滑飛沫が飛散すると、上述した従来のラビリンス構造では、当該潤滑飛沫がラビリンスを抜けて軸受支持装置100の外部へと漏れる場合があり、例えば、周辺機械装置を汚染してしまう虞がある。また、軸受500の潤滑方式として油浴潤滑を適用した場合、このような潤滑飛沫の漏れが発生すると、例えば、軸受500が潤滑不足となることを未然に防止するために潤滑剤を頻繁に補給しなければならず、潤滑剤の供給サイクルが短縮化してしまうという問題がある。
実開平4−68260号公報
本発明は、このような課題を解決するためになされており、その目的は、微細化された潤滑飛沫の漏れを防止するとともに、潤滑剤の供給サイクルを長期化することが可能な密封装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明に係る密封装置には、軸に固定された回転体と、当該回転体と相対し、潤滑剤によって潤滑を行う軸受支持装置との間で、回転体及び軸受支持装置の双方にそれぞれ交互に形成された複数の環状溝と環状突出部とが噛み合って一定の間隔を保つように、矩形状のくい違い形を成すラビリンスが形成されており、ラビリンスのラビリンス径は、軸受支持装置の内側に向かって外側より内側が大きくなるように構成され、軸受支持装置には、ラビリンスによって受けた潤滑剤を当該軸受支持装置の内部へ戻すための潤滑剤循環孔が少なくとも1つ設けられているとともに、ラビリンスへの潤滑剤の浸入を防止するための潤滑剤浸入防止堰が少なくとも1つ設けられている。
このような構成において、潤滑剤循環孔として、環状溝と環状突出部にはそれぞれ切り欠きが形成されており、環状溝の切り欠きは、当該環状溝の底部にその周方向の一部から軸受支持装置の内部までを貫通して形成されているとともに、環状突出部の切り欠きは、当該環状溝の切り欠きよりも軸受支持装置の外側寄りの環状突出部にその周方向の一部を貫通して形成されている。この場合、潤滑剤循環孔としての切り欠きは、環状溝のうち最も軸受寄りに形成された第1環状溝、当該第1環状溝と隣り合って形成された第2環状溝、及び当該第2環状溝と隣り合って形成された環状突出部にそれぞれ形成されている。また、ラビリンスには、当該ラビリンス方向への潤滑剤の移行を少なくするためのカバーが設けられている。この場合、カバーは、軸に固定されている。
本発明の密封装置によれば、ラビリンスのラビリンス径を軸受支持装置の内側に向かって外側より内側が大きい径となるように形成するとともに、ラビリンスによって受けた潤滑剤を軸受支持装置の内部に戻すための潤滑剤循環孔を設けることで、微細化された潤滑飛沫の漏れを防止することができ、潤滑剤の供給サイクルを長期化することができる。
以下、本発明に係る密封装置について、添付図面を参照して説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係る密封装置が示されており、係る密封装置は、軸15に固定された回転体2と、当該回転体2と相対し、潤滑剤によって潤滑を行う軸受支持装置7との間で、回転体2と軸受支持装置7の双方にそれぞれ交互に形成された複数の環状溝5,8と環状突出部6,9とが噛み合って一定の間隔を保つように、矩形状のくい違い形を成すラビリンス1が形成されている。図1に示す構成では、ラビリンス1は、軸受11を挟んで軸15の延出方向の両側(図1の左側と右側)にそれぞれ1つずつ(合計2つ)形成されており、各ラビリンス1を構成する回転体2と軸受支持装置7には、それぞれ3つの環状溝5,8とこれらと噛み合う4つの環状突出部6,9が周方向に沿って交互に形成されている。
この場合、軸受支持装置7には、第1環状溝8a、第2環状溝8b及び第3環状溝8cの3つの環状溝8が軸受支持装置7の内側(図1の軸受11側)からそれぞれ順番に形成され、これらと噛み合う第1環状突出部9a、第2環状突出部9b、第3環状突出部9c及び第4環状突出部9dの4つの環状突出部9が軸受支持装置7の内側(図1の軸受11側)からそれぞれ順番に形成されている。また、回転体2にも、第1環状溝〜第3環状溝が同様に形成され、これらと噛み合う第1環状突出部〜第4環状突出部が同様に形成されている(図1中には、特に符号は付さない)。
なお、回転体2と軸受支持装置7に形成される環状溝5,8の深さや環状突出部6,9の高さ、及びこれらの数などは、例えば、軸受支持装置7の大きさなどによって任意に設定されるため、ここでは特に限定しない。
また、ラビリンス1のラビリンス径は、軸受支持装置7の内側(図1の軸受11側)に向かって外側(図1の軸受11とは反対側)より内側が大きくなるように構成されている。この場合、一例として、軸受支持装置7の3つの環状溝8を第3環状溝8c、第2環状溝8b及び第1環状溝8aの順番でその外径が大きくなるように形成し、4つの環状突出部9を第4環状突出部9d、第3環状突出部9c、第2環状突出部9b及び第1環状突出部9aの順番でその外径が大きくなるように形成する。また、回転体2の3つの環状溝5(第1環状溝〜第3環状溝)及び4つの環状突出部6(第1環状突出部〜第4環状突出部)も同様に形成する。これにより、回転体2と軸受支持装置7の環状溝5,8と環状突出部6,9とで構成されるラビリンス1を、そのラビリンス径が軸受支持装置7の内側(図1の軸受11側)に向かって外側(図1の軸受11とは反対側)より内側が大きくなるように構成することができる。
また、軸受支持装置7には、ラビリンス1によって受けた潤滑剤を当該軸受支持装置7の内部(図1の軸受11寄りの下側部分)10に戻すための潤滑剤循環孔14が少なくとも1つ設けられている。図1に示す構成では、潤滑剤循環孔14として、環状溝8と環状突出部9にはそれぞれ切り欠き14a,14bが形成されており、環状溝8の切り欠き14aは、当該環状溝8の底部にその周方向の一部から軸受支持装置7の内部10までを貫通して形成されている。また、環状突出部9の切り欠き14bは、当該環状溝8の切り欠き14aよりも軸受支持装置7の外側(図1の左側と右側)寄りの環状突出部9に、対向する回転体2の環状溝5と平行する方向(図1の左右方向)へ当該環状突出部9の周方向の一部を貫通して形成されている。
この場合、潤滑剤循環孔14としての切り欠き14aは、軸受支持装置7の環状溝8のうち最も軸受11寄りに形成された第1環状溝8a、及び当該第1環状溝8aと隣り合って形成された第2環状溝8bに、それぞれ軸受支持装置7の下側(図1の下側)へ位置付けて形成されている。また、潤滑剤循環孔14としての切り欠き14bは、第2環状溝8bと隣り合って形成された環状突出部9(第3環状突出部9c)に、軸受支持装置7の下側(図1の下側)へ位置付けて形成されている。
なお、潤滑剤循環孔14としての切り欠き14aと切り欠き14bの形状、大きさ及び数は、例えば、軸受支持装置7の大きさなどによって任意に設定されるため、ここでは特に限定しない。また、潤滑剤循環孔14としての切り欠き14aと切り欠き14bの形成方法も特に限定されず、例えば、切削加工などにより形成すればよい。
このような構成によれば、ラビリンス1を構成する回転体2が軸受支持装置7に対して軸15とともに回転し、ラビリンス1の径差による円周速度の違いが気圧差を生むことで、大気を軸受支持装置7の外側から内側方向(図1の左右方向から軸受11方向)に向かって流すことができる。この結果、微細化された潤滑剤(潤滑飛沫)は、この気流によって軸受支持装置7の内側(図1の軸受11側)へ押し戻されるため、当該潤滑飛沫が軸受支持装置7の外部(図1の左右方向)へ漏れることを防止することができる。
また、軸受支持装置7には潤滑剤循環孔14(切り欠き14a及び切り欠き14b)が形成されているため、微細化された潤滑剤(潤滑飛沫)がラビリンス1に達した(浸入した)場合であっても、ラビリンス1によって受けた潤滑剤を軸受支持装置7の内部(図1の軸受11寄りの下側部分)10に戻すことができる。
すなわち、微細化された潤滑剤(潤滑飛沫)が、軸受支持装置7の第1環状突出部9aを越えて第1環状溝8aまで達した(浸入した)場合、さらには第2環状突出部9bを越えて第2環状溝8bまで達した(浸入した)場合であっても、当該潤滑飛沫を第1環状溝8a及び第2環状溝8bの底部に形成された切り欠き14aを伝わせ、軸受支持装置7の内部10へ戻して循環させることができるとともに、貯留することができる。
さらにまた、微細化された潤滑剤(潤滑飛沫)が、軸受支持装置7の第3環状突出部9cを越えて第3環状溝8cまで達した(浸入した)場合であっても、当該潤滑飛沫を第3環状突出部9cに形成された切り欠き14bを伝わせ、第2環状溝8bまで戻すことができる。そして、第2環状溝8bまで戻した潤滑飛沫を当該第2環状溝8bの底部に形成された切り欠き14aを伝わせ、軸受支持装置7の内部10へ戻して循環させることができるとともに、貯留することができる。
このように、軸受支持装置7に潤滑剤循環孔14(切り欠き14a及び切り欠き14b)を形成するという簡易な(低コストな)手段によるだけで、微細化された潤滑剤(潤滑飛沫)の軸受支持装置7の外部(図1の左右方向)への漏れ防止効果を格段に向上させることができるとともに、潤滑剤の供給サイクルを長期化することができる。この結果、低コストでありながら、密封装置の密封性能を容易に向上させることができる。
また、軸受支持装置7には、ラビリンス1への潤滑剤の浸入を防止するための潤滑剤浸入防止堰13が少なくとも1つ設けられている。図1に示す構成では、潤滑剤浸入防止堰13は、軸受支持装置7の内側上部(図1の軸受11側の上部)へ位置付けられ、軸受11を挟んで軸15の延出方向の両側(図1の左側と右側)にそれぞれ1つずつ(合計2つ)形成されている。この場合、潤滑剤浸入防止堰13として、軸受支持装置7の内側(図1の軸受11側)の外径部に、所定の長さで連続した突出部13tが、その一例として形成されている。なお、潤滑剤浸入防止堰13の形状、大きさ及び数は、例えば、軸受支持装置7の大きさなどによって任意に設定されるため、ここでは特に限定しない。
このように、軸受支持装置7に潤滑剤浸入防止堰13を形成することで、微細化された潤滑剤(潤滑飛沫)が、軸受支持装置7の内壁上部(図1の軸受11側の内壁の上部)を伝って、その外径部まで達したとしても、当該潤滑飛沫は潤滑剤浸入防止堰13で堰き止められ、当該潤滑飛沫がラビリンス1へ浸入することを防止することができる。
ここで、本発明に係る密封装置(図1)と、従来の密封装置(図3)の密封性能について試験を行い、検証した。当該試験内容及び試験結果について、以下、説明する。
この場合、本発明に係る密封装置(図1)と、従来の密封装置(図3)とをそれぞれ遠心分離機に使用し、同一条件の下で、所定の回転速度で所定の時間だけ当該遠心分離機を運転させた。そして、このときの装置内部からの潤滑剤の漏洩状態を、本発明に係る密封装置(図1)と従来の密封装置(図3)のそれぞれについて測定し、比較した。具体的には、装置の軸の軸径(大径側)を150(mm)とし、当該軸を1分間に2560回転する速度(2560(rpm))で所定時間回転させた。なお、試験中は、試験室内を常温(室温)に保ち、軸(軸受)には、ISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)の粘度グレードがVG36相当の潤滑油を噴出して潤滑した。
この結果、従来の密封装置(図3)では、試験開始後4時間程度経過した時点で、ラビリンスからの潤滑剤(潤滑飛沫)の漏洩が確認された。これに対し、本発明に係る密封装置(図1)では、試験開始後24時間程度経過してもラビリンスからの潤滑剤(潤滑飛沫)の漏洩は確認されなかった。このように、本発明に係る密封装置(図1)によれば、従来の密封装置(図3)と比較して格段に高い密封性能を発揮できることが、上述の試験により確認された。
また、図2に示す本発明の第2実施形態に係る密封装置のように、ラビリンス1には、軸15に固定され、当該ラビリンス1方向(図2の右方向)への潤滑剤の移行を少なくする(ラビリンス1への潤滑剤の浸入を防止する)ためのカバー12を設けることが好ましい。この場合、カバー12は、環状を成す内部が中空の円筒状に形成されており、軸15に固定(例えば、外嵌、接着及び溶接など)される軸固定部12aと、当該軸固定部12aから軸15の延出方向に沿って、軸受11に対して同じ側に(近接して)位置するラビリンス1へ向けて延出するカバー部12bとが設けられている。なお、カバー12のカバー部12bは、当該ラビリンス1の一端部を部分的に覆うように設けられている。
図2に示す構成では、カバー12は、一例として、右側のラビリンス1に設けられており、当該カバー12のカバー部12bの先端と右側のラビリンス1の左端部との間に若干の隙間ができるように構成されている。これにより、カバー12は、そのカバー部12bの先端と右側のラビリンス1の左端部との間に若干の隙間を保った状態で、軸15とともに回転し、潤滑剤が当該ラビリンス1方向(図2の右方向)へ移行(ラビリンス1へ浸入)することを防止している。
なお、カバー12の形状、大きさ及び数は、例えば、ラビリンス1の大きさなどによって任意に設定されるため、ここでは特に限定しない。また、その材質についても特に限定されず、例えば、カバー12としては各種の金属製や樹脂製などのものを選択的に適用することができる。さらに、カバー12の固定位置は特に限定されず、軸15への固定の他、例えば、軸受支持装置7に固定してもよい。この場合、カバー12は回転せず、そのカバー部12bの先端と右側のラビリンス1の左端部との間に若干の隙間を保って静止状態に維持される。なお、カバー12は、左側のラビリンス1に設けてもよく、左右双方のラビリンス1に設けてもよい。
このように、密封装置のラビリンス1にカバー12を設けることで、微細化された潤滑剤(潤滑飛沫)がラビリンス1へ直接接触することを防止することができ、当該潤滑飛沫がラビリンス1へ浸入(ラビリンス1方向(図2の右方向)へ移行)することをさらに有効に防止することができる。
なお、本発明に係る密封装置は、各種の機械装置において潤滑を行う軸受支持装置に用いることができるため、その用途はここでは特に限定しない。また、本発明に係る密封装置の構成は、上述した第1実施形態及び第2実施形態(図1及び図2に示す構成例)には限定されず、例えば、密封装置のラビリンスとしては、本発明の範囲内において、各種のくい違い形のタイプを適用することができる。なお、かかるラビリンスの大きさ(幅)は特に限定しないが、例えば、密封装置が組み込まれる各種の機械装置の大きさなどに応じて、できるだけ小さくすることが好ましい。また、軸受支持装置7の外側上部には、軸受支持装置7の内部と外気との空気の流れを遮断させないようにするため、例えば、図1及び図2に示すようにエアーブリーザ(空気抜き)16を設けることが好ましい。
本発明の第1実施形態に係る密封装置の構成例を示す縦断正面図。 本発明の第2実施形態に係る密封装置の構成例を示す縦断正面図。 従来の密封装置の構成例を示す縦断正面図。
符号の説明
1 ラビリンス
2 回転体
5,8 環状溝
6,9 環状突出部
7 軸受支持装置
12 カバー
13 潤滑剤浸入防止堰
14 潤滑剤循環孔
15 軸

Claims (5)

  1. 軸に固定された回転体と、当該回転体と相対し、潤滑剤によって潤滑を行う軸受支持装置との間で、回転体及び軸受支持装置の双方にそれぞれ交互に形成された複数の環状溝と環状突出部とが噛み合って一定の間隔を保つように、矩形状のくい違い形を成すラビリンスが形成された密封装置において、
    ラビリンスのラビリンス径は、軸受支持装置の内側に向かって外側より内側が大きくなるように構成され、軸受支持装置には、ラビリンスによって受けた潤滑剤を当該軸受支持装置の内部へ戻すための潤滑剤循環孔が少なくとも1つ設けられているとともに、ラビリンスへの潤滑剤の浸入を防止するための潤滑剤浸入防止堰が少なくとも1つ設けられていることを特徴とする密封装置。
  2. 潤滑剤循環孔として、環状溝と環状突出部にはそれぞれ切り欠きが形成されており、環状溝の切り欠きは、当該環状溝の底部にその周方向の一部から軸受支持装置の内部までを貫通して形成されているとともに、環状突出部の切り欠きは、当該環状溝の切り欠きよりも軸受支持装置の外側寄りの環状突出部にその周方向の一部を貫通して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
  3. 潤滑剤循環孔としての切り欠きは、環状溝のうち最も軸受寄りに形成された第1環状溝、当該第1環状溝と隣り合って形成された第2環状溝、及び当該第2環状溝と隣り合って形成された環状突出部にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項2に記載の密封装置。
  4. ラビリンスには、当該ラビリンス方向への潤滑剤の移行を少なくするためのカバーが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の密封装置。
  5. カバーは、軸に固定されていることを特徴とする請求項4に記載の密封装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010096288A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Nishihara Environment Technology Inc 回転機器用回転軸支持装置および潤滑油循環システム

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