JP2006137351A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006137351A
JP2006137351A JP2004329830A JP2004329830A JP2006137351A JP 2006137351 A JP2006137351 A JP 2006137351A JP 2004329830 A JP2004329830 A JP 2004329830A JP 2004329830 A JP2004329830 A JP 2004329830A JP 2006137351 A JP2006137351 A JP 2006137351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dampers
worm
steering
sides
electric power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004329830A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Aizawa
寿幸 相澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2004329830A priority Critical patent/JP2006137351A/ja
Publication of JP2006137351A publication Critical patent/JP2006137351A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

【課題】 共振点での増幅を避け、理想的な操蛇性と操舵音を得ること。
【解決手段】 両サイドのダンパー7a,7bの剛性値を異なるものとしている。この時、ダンパー7a,7bは同材質のものを使用している。固有振動数(ω)は、ω=1/2π(K/m)1/2 で表されるので、材質は、同じもののため、固有振動数は、剛性値であるKにより決まる。つまり、剛性値を変えることで、ダンパー7a,7bのもつ固有振動数を両サイドで変化させることができる。両サイドで固有振動数が異なるため、電動モータ5からの強制振動で両ダンパー7a,7bが共振することはなく振動の増幅を抑え理想的な操舵性と操舵音を得ることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関し、詳しくは、そのウォームの両側に設けたダンパーの支持構造を顕著に改良した電動パワーステアリング装置に関する。
自動車の操舵系では、外部動力源を用いて操舵アシストを行わせる、いわゆるパワーステアリング装置が広く採用されている。従来、パワーステアリング装置用の動力源としては、ベーン方式の油圧ポンプが用いられており、この油圧ポンプをエンジンにより駆動するものが多かった。ところが、この種のパワーステアリング装置は、油圧ポンプを常時駆動することによるエンジンの駆動損失が大きい(最大負荷時において、数馬力〜十馬力程度)ため、小排気量の軽自動車等への採用が難しく、比較的大排気量の自動車でも走行燃費が無視できないほど低下することが避けられなかった。
そこで、これらの問題を解決するものとして、電動モータを動力源とする電動パワーステアリング装置(Electric Power Steering、以下EPSと記す)が近年注目されている。EPSには、電動モータの電源に車載バッテリを用いるために直接的なエンジンの駆動損失が無く、電動モータが操舵アシスト時にのみに起動されるために走行燃費の低下も抑えられる他、電子制御が極めて容易に行える等の特長がある。
EPSでは、ステアリングホイールに印加された操舵トルクに対応して、電動モータから補助操舵トルクを発生して、動力伝達機構(ウォーム減速機)により減速して操舵機構の出力軸に伝達するようになっている。
特許文献1に開示してあるように、電動パワーステアリング装置のギヤハウジングには、一対の軸受を介して、ウォームが回転自在に支持してある。ウォームの基端部と、電動モータの駆動軸とは、スプライン嵌合してあり、これにより、ウォームの軸方向の移動を許容している。
ウォームの両鍔部と、一対の軸受の両内輪との間には、ぞれぞれ、一対のダンパーが設けてあり、ウォームには、ダンパーの内径側に、ウォームストッパー部が形成してある。
また、特許文献1では、ウォームの両サイドをダンパーにより支持して、歯打音を減少させる技術が開示してあるが、当該特許文献1では、ダンパーの剛性値については言及しておらず、実際に使われる際には、両サイドのダンパーは、同剛性値のもの、若しくは、両サイド同一品のダンパーが使用されるのが一般的となっている。
特開平11−43062号公報
しかしながら、特許文献1の構造では、ウォームは、ダンパーのフランジ部により規制され、また、ウォームストッパー部とダンパーのフランジ部との間には、若干の隙間があるため、ダンパーが弾性変形することにより、ウォームもその動きに合わせ変位している。つまり、ウォームの動きは、ダンパーの動きに伴うものである。
このとき、電動モータからウォームにアシスト力(F)を与えた時、電動モータからの強制振動がダンパーの持つ固有振動数と一致した場合には、ウォームは、ダンパーの影響を受けるため、ウォーム減速機の周辺が共振し、また、両ダンパーが同一品(同剛性)であれば、共振レベルは更に増幅し、トルク変動が大きくなったり、ウォームとウォームホイールのギヤ歯がぶつかり合うことによって発生する歯打ち音が発生し、操舵感や操舵音について、運転者に不快感を与える恐れがある。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、共振点での増幅を避け、理想的な操蛇性と操舵音を得ることができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に係る電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイールに印加した操舵トルクに対応して、電動モータから補助操舵トルクを発生し、ウォーム減速機により減速して操舵機構の出力軸に伝達する電動パワーステアリング装置に於いて、
前記ウォームは、その両側に設けたダンパーにより支持してあり、
当該両ダンパーは、その固有振動数又は剛性値が互いに相違するように設定してあることを特徴とする。
本発明によれば、ウォームは、その両側に設けたダンパーにより支持してあり、当該両ダンパーは、その固有振動数又は剛性値が互いに相違するように設定してある。即ち、両ダンパーの剛性値を変えることで、各々の固有振動数を異なるものとし、電動モータの強制振動による共振点での増幅を抑え、結果として理想的な操舵性と操舵音を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る電動パワーステアリング装置を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
図2は、図1に示した要部の拡大断面図である。
図1に示すように、ギヤハウジング1には、一対の軸受2a,2bを介して、ウォーム3が回転自在に支持してある。なお、ウォーム3には、ウォームホイール10のギヤ歯が噛合してある。
ウォーム3の基端部4には、雄スプラインが形成してあると共に、雌スプラインが形成してある電動モータ5の凹嵌合駆動軸5aがスプライン嵌合してあり、これにより、ウォーム3の軸方向の移動を許容している。
図2に示すように、ウォーム3の両鍔部6a,6bと、一対の軸受2a,2bの両内輪との間には、ぞれぞれ、一対のダンパー7a,7bが設けてあり、ウォーム3には、ダンパー7a,7bの内径側に、ウォームストッパー部3a,3bが形成してある。
ダンパー7a,7bは、それぞれ、その両側に、フランジ部8a,8bと、フランジ部9a,9bとを有している。ウォームストッパー部3a,3bと、ダンパー7a,7bのフランジ部9a,9bとの間には、図2で円により取り囲んだ部位に、若干の隙間がある。
ウォーム3は、ダンパー7a,7bのフランジ部8a,8b,9a,9bにより規制され、また、ウォームストッパー部3a,3bとダンパー7a,7bのフランジ部9a,9bとの間には、若干の隙間があるため、ダンパー7a,7bが弾性変形することにより、ウォーム3もその動きに合わせ変位している。つまり、ウォーム3の動きは、ダンパー7a,7bの動きに伴うものである。
本実施の形態では、両サイドのダンパー7a,7bの剛性値を異なるものとしている。この時、ダンパー7a,7bは同材質のものを使用している。
固有振動数(ω)は
ω=1/2π(K/m)1/2
で表されるので、材質は、同じもののため、固有振動数は、剛性値であるKにより決まる。
つまり、剛性値を変えることで、ダンパー7a,7bのもつ固有振動数を両サイドで変化させることができる。
両サイドで固有振動数が異なるため、電動モータ5からウォーム3にアシスト力(F)を与えた時、電動モータ5からの強制振動で両ダンパー7a,7bが共振することはなく振動の増幅を抑え理想的な操舵性と操舵音を得ることができる。
以上から、本実施の形態によれば、ウォーム3は、その両側に設けたダンパー7a,7bにより支持してあり、両ダンパー7a,7bは、その固有振動数又は剛性値が互いに相違するように設定してある。即ち、両ダンパー7a,7bの剛性値を変えることで、各々の固有振動数を異なるものとし、電動モータ5の強制振動による共振点での増幅を抑え、結果として理想的な操舵性と操舵音を得ることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。
本発明の実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の縦断面図である。 図1に示した要部の拡大断面図である。
符号の説明
1 ギヤハウジング
2a,2b 軸受
3 ウォーム
3a,3b
4 基端部
5 電動モータ
5a 凹嵌合駆動軸
6a,6b 鍔部
7a,7b ダンパー
8a,8b フランジ部
9a,9b フランジ部
10 ウォームホイール

Claims (1)

  1. ステアリングホイールに印加した操舵トルクに対応して、電動モータから補助操舵トルクを発生し、ウォーム減速機により減速して操舵機構の出力軸に伝達する電動パワーステアリング装置に於いて、
    前記ウォームは、その両側に設けたダンパーにより支持してあり、
    当該両ダンパーは、その固有振動数又は剛性値が互いに相違するように設定してあることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
JP2004329830A 2004-11-12 2004-11-12 電動パワーステアリング装置 Withdrawn JP2006137351A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004329830A JP2006137351A (ja) 2004-11-12 2004-11-12 電動パワーステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004329830A JP2006137351A (ja) 2004-11-12 2004-11-12 電動パワーステアリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006137351A true JP2006137351A (ja) 2006-06-01

Family

ID=36618427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004329830A Withdrawn JP2006137351A (ja) 2004-11-12 2004-11-12 電動パワーステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006137351A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009190480A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Jtekt Corp 車両用操舵装置
CN103328307A (zh) * 2011-02-16 2013-09-25 株式会社捷太格特 车辆用转向操作装置以及车辆用转向操作装置的制造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009190480A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Jtekt Corp 車両用操舵装置
CN103328307A (zh) * 2011-02-16 2013-09-25 株式会社捷太格特 车辆用转向操作装置以及车辆用转向操作装置的制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007186021A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2008247190A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP2007255524A (ja) ウォーム減速機及び電動パワーステアリング装置
JPS6133367A (ja) 電動パワ−ステアリングの動力伝達装置
JP2007303649A (ja) 減速機構及び電動パワーステアリング装置
JP4181475B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2006137351A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2008089038A (ja) 波動歯車装置およびそれを用いた伝達比可変装置
JP4238577B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4715616B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
KR100695450B1 (ko) 웜 기어 유격 보상 장치를 구비한 전동식 동력 보조조향장치
JP3170438U (ja) ウォーム減速機及び電動パワーステアリング装置
JP2008215558A (ja) ウォーム歯車装置及びウォームホイールの製造方法
JP2007186009A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4479403B2 (ja) ウォーム、ウォーム減速機、及び電動パワーステアリング装置
JP2005212559A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2007182176A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5316144B2 (ja) 伝達比可変装置
JP2007302066A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2005112047A (ja) 車両用電動パワーステアリング装置
JP2007112305A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2006290237A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP4085867B2 (ja) ウォーム支持装置及び電動パワーステアリング装置
JP2007191007A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2007099229A (ja) 電動パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071030

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20081031

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761