JP2006137144A - 光書き込み装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストな簡単に構成でドループの影響を排除することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】ドループ率をa[%]に抑えるよう目標を設定した場合、現時点のLD光量がPiであるとするとドループ率が目標値をオーバーしてしまうので、LDの光量をPaになるよう設定し直せばドループ率を目標値まで下げることができる。光量の調整は、外部から与える電圧値を変化することにより調整可能なLDドライバ61によって行う。外部端子62から入力される外部電圧値を光量がPaになる値に設定する。そしてLD端子に接続するLDドライバ61の端子63より、光量がPaになる電流をLDに供給する。
【選択図】図6

Description

本発明は、光ビームを用いて像担持体上に画像を書き込む光書き込み装置、及び光書き込みにより形成された白黒、カラー画像、または複数色を重ね合わせる画像を記録媒体上に形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ、印刷機などの画像形成装置に関する。
半導体LDの特性としてLDを直流点灯させた場合、その初期のLD発光光量と、その後の発光が安定したとこの光量が若干異なるドループというものがあり、通常このドループの値が大きいほど、初期のLD発光量とその後のLD発光量の差が大きくなる。この特性により、半導体LDを感光体に露光するための素子として使用する画像形成装置においては、例えばベタ画像を印刷した場合、左端の方が右端より濃度が濃くなったりする。かつ、LDのケース温度が高温の時、通常画像形成中に発光させるLDの光量が低い時、またはLDに流すバイアス電流が少ない時などは、ドループ値がより大きくなり、画像上での濃淡が一層目立つようになる。また、一般的に赤色半導体LDのドループ値が高いといわれている。
また、この種の技術として特許文献1および2に開示された発明が公知であり、前者はドループ作成の悪いレーザであっても、より安定した光量制御を可能とし、高品位の画像を得るようにしたもので、後者は画像データに基づいて一主走査での光量を調整してドループ特性を補正し、画像上に濃度差のない画像を得るようにしたものである。
具体的には、特許文献1には、レーザの光量を検出する光検出手段と、1走査中のレーザの第1駆動電流を1走査の間一定に制御する第1制御手段と、1走査中のレーザの第2駆動電流をレーザのオン時間に応じて可変制御する第2制御手段と、画素変調信号に応じて前記第2制御手段によって制御された前記第2駆動電流をオンオフする切替手段とを有し、前記第1制御手段によって制御された第1駆動電流と前記切替手段によってオンオフされた前記第2駆動電流との和でレーザを駆動するレーザ制御手段を備えていることが記載されている。
また、特許文献2には、1つのチップ上に複数のレーザダイオード発光源が配列されたレーザダイオードアレイと、前記各レーザダイオード発光源毎に画像データを生成する画像データ生成手段とを有し、前記画像データに基づいて変調される善意レーザダイオード発光源からのレーザビームを回転他面強によって走査させて感光面上に画像を記録する画像形成装置において、レーザダイオード発光源の光出力を一走査時間内で調整する光出力調整手段を有し、画像データに基づいて当該画像データに対応するレーザダイオード発光源の光出力を調整することが記載されている。
特開平11−291547号公報 特開2002−086793号公報
ところで、前記特許文献1及び2記載の発明では、ドループの特徴を示すLD発光の形態と、印刷する画像データより、ドループの影響を打ち消すようにLDに流す電流を制御している。例えば特許文献1では、前記第1制御手段によって制御された第1駆動電流と前記切替手段によってオンオフされた前記第2駆動電流との和でレーザを駆動するように構成されており、装置が複雑になりコストが上がるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、簡単な構成でドループの影響を排除することができる画像形成装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、レーザダイオードから出射される光ビームの光量を調整する機能を有する制御手段を備え、画像信号に応じて変調された前記光ビームを走査することによって像担持体上に光書き込みを行う光書き込み装置において、形成される画像に濃淡を生み出す原因となる光ビームのドループのドループ値を、光ビームの光量を上げることにより目標値まで下げ、かつその光量が光ビームの絶対最大定格発光量を超えないようにしたことを特徴とする。
第2の手段は、レーザダイオードから出射される光ビームの光量を調整する機能を有する制御手段を備え、画像信号に応じて変調された前記光ビームを走査することによって像担持体上に画像を形成する光書き込み装置において、前記光ビームのドループのドループ値が大きくなる領域でレーザダイオードの出力光量を制限することを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段において、光ビームを偏向する手段の光透過効率を最適化し、前記光ビームの光量を上げたときに前記像担持体上での光量を元に戻すことを特徴とする。
第4の手段は、第1の手段において、前記レーザダイオードに供給するバイアス電流を調整する手段を備え、前記バイアス電流を調整する手段により当該バイアス電流を増加させ、前記光ビームのドループを目標値まで下げることを特徴とする。
第5の手段は、第4の手段において、前記バイアス電流を調整する手段は、前記バイアス電流によるレーザダイオードの微弱発光量が画像形成に影響がでない範囲に抑制することを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段において、前記レーザダイオードがドループ値の大きい赤色レーザダイオードからなることを特徴とする。
第7の手段は、第1ないし第6の手段に係る光書き込み装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態において、レーザダイオードは符号60に、光ビームの光量を調整する機能を有する制御手段はLDドライバ61に、像担持体は感光体ドラム6Y,6M,6C,6Kに、バイアス電流を調整する手段はLDドライバ61にそれぞれ対応する。
本発明によれば形成される画像に濃淡を生み出す原因となる光ビームのドループのドループ値を、光ビームの光量を上げることにより目標値まで下げ、かつその光量が光ビームの絶対最大定格発光量を超えないようにしたので、簡単な構成でドループの影響を排除することがてきる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の要部を示す図である。この画像形成装置は、搬送ベルトに沿って画像形成部が並んだ直接方式のタンデムタイプといわれるカラー画像形成装置である。図1に示すようにこのカラー画像形成装置では、異なる色(イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:C、ブラック:K)の画像を形成する画像形成部(画像形成ユニット)が、転写紙1を搬送する搬送ベルト2の搬送方向に沿って一列に配置されている。搬送ベルト2は、その一方が駆動回転する駆動ローラと他方が従動回転する従動ローラである搬送ローラ3、4によって架設されており、搬送ローラ3,4の回転により矢印方向に回転駆動される。搬送ベルト2の下部には、転写紙1が収納された給紙トレイ5が配置されている。収納された転写紙1のうち最上位置にある転写紙は、画像形成時には給紙され、途中レジストセンサ14により各ユニットとのタイミングが取られ、静電吸着によって搬送ベルト2上に吸着される。
吸着された転写紙1は、先ず、第1の画像形成部(イエロー)に搬送され、ここでイエローYの画像形成が行われる。第1の画像形成部(イエロー)は、感光体ドラム6Yと感光体ドラム6Yの周囲に配置された帯電器7Y、露光器8、現像器9Y、感光体クリーナ10Yから構成されている。感光体ドラム6Yの表面は、帯電器7Yで一様に帯電された後、露光器8によりイエローの画像に対応したレーザー光11Yで露光され、静電潜像が形成される。
形成された静電潜像は現像器9Yで現像され、感光体ドラム6Y上にトナー像が形成される。このトナー像は感光体ドラム6Yと搬送ベルト2上の転写紙1と接する位置(転写位置)で転写器12Yによって転写され、転写紙1上に単色(イエロー)の画像が形成される。転写が終わった感光体ドラム6Yは、ドラム表面に残った不要なトナーを感光体クリーナ10Yによってクリーニングされ、次の画像形成に備えることとなる。
このように、第1の画像形成部(イエロー)で単色(イエロー)を転写された転写紙1は、搬送ベルト2によって第2の画像形成部(マゼンタ)に搬送される。ここでも、同様に感光体ドラム6M上に形成されたトナー像(マゼンタ)Mは、転写紙上に重ねて転写される。転写紙は、さらに第3の画像形成部(シアン)、第4の画像形成部(ブラック)に搬送され、同様に形成されたトナー像が順次転写されてフルカラーのカラー画像を形成してゆく。第4の画像形成部を通過してカラー画像が形成された転写紙1は、搬送ベルト2から剥離され、定着器13にて定着された後、排紙される。なお、図1では、感光体ドラム6、帯電器7、現像器9、感光体クリーナ10のそれぞれに各色毎の色を示す符号Y,M,C,Kを付して、4色各色の画像形成部が並設されていることを示す。
図2は本実施形態に係る光学ユニットの概略構成を示す平面図である。同図において、LDユニットBK31およびLDユニットY32からの光ビームはシリンダレンズCYL_BK33、CYL_Y34を通り、反射ミラーBK35および反射ミラーY36によってポリゴンミラー37の下方面に入射し、ポリゴンミラー37が回転することにより光ビームを偏向し、fθレンズBKC38およびfθレンズYM39を通り、第1ミラーBK40および第1ミラーY41によって折り返される。一方、LDユニットC42およびLDユニットM43からの光ビームは、CYL_C44およびCYL_M45を通り、ポリゴンミラー37の上方面に入射し、ポリゴンミラー37が回転することにより光ビームを偏向し、fθレンズBKC38およびfθレンズYM39を通り、第1ミラーC46および第1ミラーM47によって折り返される。主走査方向の書き出し位置より上流側にはシリンダミラーCYM_BKC48およびCYM_YM49さらにはセンサBKC50およびセンサYM51が備わっており、fθレンズBKC38およびfθレンズYM39を通った光ビームがCYM_BKC48およびCYM_YM49によって反射集光されて、センサBKC50およびセンサYM51に入射するような構成となっている。これらのセンサは、主走査方向の同期を取るための同期検知センサである。
また、LDユニットBK31およびLDユニットC32からの光ビームでは、共通のCYM_BKC48ならびにセンサBKC50を使用している。LDユニットY32およびLDユニットM43についても同様である。同じセンサに2色の光ビームが入射することとなるので、各色の光ビームのポリゴンミラー37への入射角を異なるようにすることで、それぞれの光ビームがセンサに入射するタイミングを変え、時系列的にパルス列として出力されるようになっている。図からも分かるように、BKとCおよびYとMは逆方向に走査される。
図3にLDのドループの様子を示す。図中の上の信号がLDのOn−Off信号であり、下の信号がOn−Off信号に伴うLDの光量を示している。光量の波形からも分かるように、LDの点灯光量は立上りの時は大きくなり(図中P1)、その後一定の光量(図中P2)に落ち着く。ドループはLD自身の温度が高い時、点灯させるLD光量が小さい時、およびLD待機時(点灯しない時)にLDに流す電流(以下バイアス電流)が小さい時に、より大きくなる傾向があり図4のようになる。また、ドループの大きさを定義する式として、一般的に
ドループ率=(P1−P2)/P2×100 [%]
が使用される。このドループ率が大きければ大きいほど、画像担持体、ここでは感光体ドラム6Y,6M,6C,6Kの画像書込み開始部とそれ以降の部分で濃淡が生じてしまう。
このドループ率を抑える対策として、2つの方法がある。1つはLDの点灯光量をある一定以上の値に設定する方法であり、他の1つは光ビームを感光体の主走査方向に偏向中(画像データ送信中)、LDを発光させない時にLD端子に微弱に流す電流量(バイアス電流)を大きくする方法である。
まず、LDの点灯光量をある一定以上の値に設定する方法について説明する。図5は一般的なLDの光量とドループ率の関係のグラフである。いま、ドループ率を図中のa[%]に抑えるよう目標を設定した場合、現時点のLD光量が図中Piであるとするとドループ率が目標値をオーバーしてしまうので、LDの光量をPaになるよう設定し直せばドループ率を目標値まで下げることができる。光量の調整は、図6(a),(b)に示すように、外部から与える電圧値を変化することにより調整可能なLDドライバ61によって行う。外部端子62から入力される外部電圧値を光量がPaになる値に設定する。そしてLD端子に接続するLDドライバ61の端子63より、光量がPaになる電流がLDに供給される。
ただし、前記のように最初に設定していた光量Piから、ドループ値を考慮した光量Paまで上げると、感光体ドラム6C,6M,6Y,6K上での光量も変わってしまうので、このままで画像を印刷すると濃度が濃くなってしまう。そこで、LDの光量はPaにしたまま、感光体ドラム6C,6M,6Y,6K上の光量を元に戻す方法として、図2に示した光学ユニットのミラー群の透過効率を意図的に落とす方法がある。例えば、現在のミラー群の透過効率がTiだとすると、感光体上の光量を元に戻すには透過率を
Ti×(Pa/Pi)
になるようにすれば良い。透過率を落とす方法としては光学ユニットのミラー群の1つのミラーを選んで、Pa透過率を変化させるコーティングをすれば良い。また、1つのミラーで透過率を変化しきれない場合は、2つ以上のミラーにコーティングをしても良い。
次に2つ目の方法である光ビームを感光体ドラム6C,6M,6Y,6Kの主走査方向に偏向中(画像データ送信中)、LD60を発光させない時にLD端子63に微弱に流す電流量(バイアス電流)を大きくする方法について説明する。バイアス電流を流す様子を図7のタイミングチャートに示す。図7は画像データ信号とLDへの電流65とLD発光量66との関係を示すもので、図中のLD60に流す電流65の電流量がバイアス電流である。図8にLDに流す電流Iとその時の発光量Pの関係を示す。
通常、バイアス電流は図中のLED発光領域内の電流値に設定する。図9に一般的なバイアス電流の量とドループ率の関係を表すグラフを示す。いま、ドループ率を図中a%に抑えるよう目標を設定した場合、もし、現時点のバイアス電流量が図中Ibiであるとドループ率が目標値をオーバーしてしまうので、バイアス電流量をIbaに設定しなおせばドループ率を目標値まで下げることができる。バイアス電流値の設定は図6のLDドライバIC61で行う。まず、LDドライバIC61の機能により図8にあるLED発光領域とLD発光領域の境目の閾値電流Ithを検出する。つぎにLDドライバIC61の外付け抵抗64によりIthより差し引く分Isの値を決定する。Isの値は外付け抵抗64の値に合せて変更する。この実施形態では、Ithから差し引いてIaになるような抵抗値64を外付けする(図6(a))。
ただし、前記のように最初に設定していたバイアス電流Ibiから、ドループ値を考慮したバイアス電流Ibaまで上げると、図8の電流と発光量のグラフで示したように、LDにバイアス電流を流している時の発光量がPbiからPbaに増加してしまう。結果、図7におけるLD発光量を示すグラフのバイアス電流時の発光量66が増加し、感光体ドラム6が若干露光され、不必要なところで薄い画像が印刷される可能性が出てくる。この場合は、LDのLED12の発光領域を拡大した図10で示すように、感光体ドラム6に影響を与えない発光量Pbcの時の電流値Ibcまで下げるように、LDドライバICの外付け抵抗64を変更する。
本実施形態では、感光体への影響から、ドループ値を目標光量まで下げられなかったが、光量を上げて光学ユニットの透過効率を落とすという最初の対策と併用することによって、ドループ値を目標値まで下げることができる。いま、バイアス電流が図10のIbcに設定され、感光体上の光量が、
LD On時=Pi`、
バイアス電流時=Pbi`
とする(図11点線)。この状態からまず、図6のLDドライバ61の端子62の外部電圧を変化させ、感光体の光量をPa`まで上げる。LD60の光量を上げても閾値電流Ithの検知量は変化しないので、バイアス電流点灯時のLD60の発光量は変化しない(図11実線)。次に、光学ユニットの透過効率をコーティングされたレンズを使用することで低下させ、感光体上の光量をPi`に戻す。その状態を図12に示す。この時、LD点灯時の光量はもとの光量に戻るが、バイアス電流時の光量は光学ユニットの透過効率を落とした分だけ減少する(図12実線)。ゆえに、バイアス電流を流す余裕が増え、ドループ値を目標値まで下げることが可能になる。
今までのようにドループ目標値をa[%]にするには、光学ユニットの透過効率は、元々の透過率の(Pbc/Pba)を掛けた数値まで落とし、バイアス電流をIbaまで流すようLDドライバIC61の外付け抵抗64を変更することにより、感光体の光量は図11、図12の元々の光量と同じになり(図中点線)、ドループは目標値a[%]になる。
この事は、最初に光量アップをする方法のみを取った場合にも言え、ドループ値を目標値まで下げるためにアップした光量値が、使用しているLDの絶対最大定格値を超えてしまう場合も、バイアス電流を増やす方法と併用することにより、LDの発光量を絶対最大定格値以内でドループ値を目標値まで下げることが可能となる。
また、以上の対策を取ることにより、一般的にドループ率が高いとされる赤色LDも画像形成装置の感光体書込み用LDとして使用が可能となる。
以上のように本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
1) 光量を上げるとドループ値が低くなる作用を利用し、LDドライバ61によりLD60の光量を上げることにより、ドループが原因の印刷される画像の濃淡ムラを減らすことができる。
2) 1)で感光体2上での光量が大きくなってしまった場合に、光学ユニットの透過率を下げることにより、感光体上の光量を元に戻しているので、画像を光量アップ前の画像濃度に戻すことができる。
3) バイアス電流を上げるとドループ値が低くなる作用を利用し、LDドライバ61によりバイアス電流を増やすことにより、ドループが原因の印刷される画像の濃淡ムラを減らすことができる。
4) 3)で不必要な薄い印刷画像を作ってしまうバイアス電流によるLD60の微弱な発光量を、LDドライバ61でバイアス電流を調整することにより、微弱な発光量を画像に影響しないレベルまで下げ、不必要な薄い印刷画像をなくすことができる。
5) 処理の組み合わせによりドループ値を下げる役割を分担できるので、それぞれに発生する副作用を低減でき、よりドループ値を目標値まで低減する可能性を高くすることができる。
6) ドループ値の高い赤色半導体LDに採用し、ドループ値を画像形成装置として必要な数値まで下げられるので、赤色LDも画像形成装置の画像書込みLDとして使用することが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の要部を示す図である。 本実施形態に係る光学ユニットの概略構成を示す平面図である。 LDのドループの状態を示す特性図である。 LDのドループ発生の問題点を示す図である。 一般的なLDの光量とドループ率の関係を示す特性図である。 LDとそのドライバとを示す回路図である。 本実施形態におけるバイアス電流を流したときの画像データ信号とLDへの電流とLD発光量との関係を示すタイミングチャートである。 本実施形態におけるLDに流す電流Iとその時の発光量Pの関係を示す図である。 一般的なバイアス電流の量とドループ率の関係を表す図である。 LDのLED発光領域を拡大したときの電流値と発光量との関係を示す図である。 LDの光量を上げたときの閾値電流と感光体上の光量との関係を示す図である。 図11の特性に対して光学ユニットの透過効率を変更した(下げた)ときの閾値電流と感光体上の光量との関係を示す図である。
符号の説明
1 転写紙
2 搬送ベルト
3,4 搬送ローラ
5 排紙トレイ
6 感光体ドラム
7 帯電器
8 露光器
9 現像器
10 感光体クリーナ
11 レーザ光
12 転写器
13 定着器
60 LD
61 LDドライバ
62 外部電圧
64 外付け抵抗

Claims (7)

  1. レーザダイオードから出射される光ビームの光量を調整する機能を有する制御手段を備え、画像信号に応じて変調された前記光ビームを走査することによって像担持体上に光書き込みを行う光書き込み装置において、
    形成される画像に濃淡を生み出す原因となる光ビームのドループのドループ値を、光ビームの光量を上げることにより目標値まで下げ、かつその光量が光ビームの絶対最大定格発光量を超えないようにしたことを特徴とする光書き込み装置。
  2. レーザダイオードから出射される光ビームの光量を調整する機能を有する制御手段を備え、画像信号に応じて変調された前記光ビームを走査することによって像担持体上に画像を形成する光書き込み装置において、
    前記光ビームのドループのドループ値が大きくなる領域でレーザダイオードの出力光量を制限することを特徴とする光書き込み装置。
  3. 光ビームを偏向する手段の光透過効率を最適化し、前記光ビームの光量を上げたときに前記像担持体上での光量を元に戻すことを特徴とする請求項1記載の光書き込み装置。
  4. 前記レーザダイオードに供給するバイアス電流を調整する手段を備え、
    前記バイアス電流を調整する手段により当該バイアス電流を増加させ、前記光ビームのドループを目標値まで下げることを特徴とする請求項1記載の光書き込み装置。
  5. 前記バイアス電流を調整する手段は、前記バイアス電流によるレーザダイオードの微弱発光量が画像形成に影響がでない範囲に抑制することを特徴とする請求項4記載の光書き込み装置。
  6. 前記レーザダイオードがドループ値の大きい赤色レーザダイオードからなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の光書き込み装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の光書き込み装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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